JP4725879B2 - 到来方向推定装置 - Google Patents

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この発明は、コヒーレント波の到来方向を推定する到来方向推定装置に関するものである。
非特許文献1は、電気的に指向性を切換可能なアレーアンテナを用いて3個のコヒーレント波の到来方向を推定する到来方向推定方法を開示する。アレーアンテナは、1本の給電素子と、6本の無給電素子とからなり、6本の無給電素子は、給電素子の回りに円形配列される。より具体的には、6本の無給電素子は、給電素子を中心にして正六角形に配置される。また、6本の無給電素子には、可変容量素子であるバラクタダイオードが装荷されており、バラクタダイオードの容量を変えることによってアレーアンテナの指向性が切換えられる。
非特許文献1に開示された到来方向推定方法は、空間平均法(SSP:Spatial Smoothing Preprocessing)と、MUSIC法(MUltiple SIgnal Classification)とを組み合わせた方法である。
すなわち、この到来方向推定方法は、指向性を切換えながらアレーアンテナによって受信された受信信号に基づいて、到来する複数のコヒーレント波間の相関を示す相関行列を空間平均法を施して演算し、その演算した相関行列に固有値分解を施して到来方向を推定する。
具体的には、次の方法によって相関行列が演算される。
アレーアンテナの1本の給電素子と正六角形に配置された6本の無給電素子とからなる7本のアンテナ素子を平行移動可能な菱形からなる複数のサブアレーに分割する。アレーアンテナの1本の給電素子と正六角形に配置された6本の無給電素子とからなる7本のアンテナ素子においては、平行移動可能な菱形のサブアレーは、3対(3つの方向の各々において2個)形成される。
そして、各方向において菱形のサブアレーを順方向に平行移動したときの順方向部分相関行列と、菱形のサブアレーを逆方向に平行移動したときの逆方向部分相関行列とを演算し、さらに、順方向部分相関行列と逆方向部分相関行列との平均を演算して各方向における部分相関行列を演算する。その結果、3つの方向に対して3つの部分相関行列が演算される。
その後、3つの部分相関行列の各々に対して固有値分解を施して3つのMUSICスペクトラムを演算し、その演算した3つのMUSICスペクトラムに平均化処理を施して3つのMUSICスペクトラムを合成する。そして、この合成したMUSICスペクトラムから到来方向を推定する。
また、6本の無給電素子が1本の給電素子の周囲に円形配列されたアレーアンテナにESPRIT(Estimation of Signal Parameters via Rotational Invariance Techniques)法を適用して到来波の到来方向を推定する方法も知られている(非特許文献2)。
平田 明史、タユフェールエディ、青野 智之、山田 寛喜、大平 孝、「エスパアンテナを用いたリアクタンスドメインMUSIC法によるコヒーレント2波の到来方向推定実験」,信学技報,AP2003−24,pp.59−64,May 2003. E. Chu, E. Taillefer, T. Ohira, "Direction-of-Arrival Estimation with a 7-Element Regular-Hexagonal Shaped ESPAR Antenna Employing the ESPRIT Algorithm", IEICE Technical report A.P2003-119, pp. 19-24, Aug. 2003.
しかし、非特許文献2に記載された到来方向推定方法では、6本の無給電素子が給電素子の周囲に円形配列されているため、順方向/逆方向平均法を適用してコヒーレント波の到来方向を推定することが困難であった。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、アンテナ素子が円形配列されている場合にも順方向/逆方向平均法を適用してコヒーレント波の到来方向を推定可能な到来方向推定装置を提供することである。
この発明によれば、L(Lは、正の整数)個のコヒーレント波の到来方向を推定する到来方向推定装置であって、アレーアンテナと、指向性切換手段と、方向推定手段とを備える。アレーアンテナは、1本の給電素子と給電素子の周囲に円形配列されたM(Mは、M+1≧2Lを満たす整数)本の無給電素子とからなるM+1本のアンテナ素子を含む。指向性切換手段は、M本の無給電素子に装荷された可変容量素子の少なくとも1つの容量を変化させてアレーアンテナの指向性を切換える。方向推定手段は、アレーアンテナの指向性が複数の指向性に切換えられたときにアレーアンテナが受信する受信信号に基づいて、M+1本のアンテナ素子を直線配列に変換し、かつ、順方向/逆方向平均法を適用してL個のコヒーレント波の相関を示す第1の相関行列を演算し、その演算した第1の相関行列をM+1本のアンテナ素子が円形配列されたときの平均相関行列に変換し、その変換した平均相関行列に基づいてアレーアンテナを複数のサブアレーに分離したときの複数のサブアレー間の位相差を演算してL個のコヒーレント波の到来方向を推定する。
好ましくは、方向推定手段は、受信信号に基づいてM+1本のアンテナ素子を直線配列に変換したときの第2の相関行列を演算し、その演算した第2の相関行列に順方向/逆方向平均法を適用して第1の相関行列を演算する。
好ましくは、方向推定手段は、受信信号に基づいてM+1本のアンテナ素子が円形配列されたときの第3の相関行列を演算し、その演算した第3の相関行列の要素を変換行列により再配列して第2の相関行列を演算する。
好ましくは、方向推定手段は、第1の相関行列の要素を変換行列を用いてM+1本のアンテナ素子が円形配列されたときの配列に変換することによって第1の相関行列を平均相関行列に変換する。
この発明による到来方向推定装置においては、M+1本のアンテナ素子が円形配列されたアレーアンテナは、その指向性が複数の指向性に切換えられ、L個のコヒーレント波を受信する。そして、方向推定手段は、アレーアンテナが受信した受信信号に基づいて、円形配列されたM+1本のアンテナ素子を直線配列に変換した状態で順方向/逆方向平均法を適用してL個のコヒーレント波の相関を示す第1の相関行列を演算するとともに、その演算した第1の相関行列をM+1本のアンテナ素子が円形配列されたときの平均相関行列に変換し、その変換した平均相関行列にESPRIT法を適用してL個のコヒーレント波の到来方向を推定する。
したがって、この発明によれば、アレーアンテナの複数のアンテナ素子が円形配列されていても、順方向/逆方向平均法を適用してL個のコヒーレント波の到来方向を推定可能である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による到来方向推定装置の概略図である。図1を参照して、この発明の実施の形態による到来方向推定装置100は、アレーアンテナ10と、指向性切換手段20と、方向推定手段30とを備える。
アレーアンテナ10は、アンテナ素子1〜7と、バラクタダイオード11〜16とを含む。アンテナ素子1〜7は、x軸、y軸およびz軸からなるxyz直交座標におけるz軸に沿ってx−y平面(所定平面)に配置される。
図2は、図1に示すx−y平面におけるアンテナ素子1〜7の平面配置図である。図2を参照して、アンテナ素子1〜7は、アンテナ素子1を中心にして円形に配置される。そして、アンテナ素子2〜7は、等間隔に配置される。
再び、図1を参照して、アンテナ素子1は、給電素子であり、アンテナ素子2〜7は、無給電素子である。バラクタダイオード11〜16は、それぞれ、アンテナ素子2〜7と接地ノードとの間に接続される。これによって、無給電素子であるアンテナ素子2〜7には、可変容量素子であるバラクタダイオード11〜16が装荷される。
このように、アレーアンテナ10は、1本の給電素子(アンテナ素子1)と、6本の無給電素子(アンテナ素子2〜7)とからなる7本のアンテナ素子が給電素子を中心にして円形に配列された構造からなる。
指向性切換手段20は、バラクタダイオード11〜16に制御電圧セットCVL1〜CVL6を供給し、アレーアンテナ10の指向性を切換える。バラクタダイオード11〜16は、それぞれ、制御電圧CVL1〜CVL6によって容量(リアクタンス値)が変化する。指向性切換手段20は、各バラクタダイオード11〜16におけるリアクタンス値が“hi”(最大値)または“lo”(最小値)になるように各制御電圧CVL1〜CVL6の電圧値を決定し、制御電圧セットCVL1〜CVL6をバラクタダイオード11〜16へ供給する。
この場合、指向性切換手段20は、バラクタダイオード11〜16におけるリアクタンス値xm1〜xm6のセットxが表1に示すように変化するように制御電圧セットCVL1〜CVL6をバラクタダイオード11〜16へ供給する。
Figure 0004725879
リアクタンス値xm1〜xm6の全てが“hi”であるとき(m=0)、アレーアンテナ10は、全方位に感度があるオムニパターンに近いパターンからなるビームパターンBPM0を有する。また、リアクタンス値xm1が“lo”であり、リアクタンス値xm2〜xm6が“hi”であるとき(m=1)、アレーアンテナ10は、0度の方向に指向性があるビームパターンBPM1を有する。なお、給電素子1から無給電素子2への方向を0度の方向とする(図2参照)。
さらに、リアクタンス値xm2が“lo”であり、リアクタンス値xm1,xm3〜xm6が“hi”であるとき(m=2)、アレーアンテナ10は、60度の方向に指向性があるビームパターンBPM2を有する。
以下、同様にして、各リアクタンス値xm3〜xm6が“lo”であり、それ以外のリアクタンス値が“hi”であるとき(m=3〜6)、アレーアンテナ10は、120度、180度、240度および300度の方向に指向性があるビームパターンBPM3〜BPM6を有する(図2参照)。
このように、指向性切換手段20は、無給電素子であるアンテナ素子2〜7に装荷されたバラクタダイオード11〜16のリアクタンス値xm1〜xm6を変えることによってアレーアンテナ10の指向性を切換える。
方向推定手段30は、アレーアンテナ10の給電素子であるアンテナ素子1と接続され、アレーアンテナ10のビームパターンが図2に示すビームパターンBPM1〜BPM6に切換えられたときの受信信号y(t)をアンテナ素子1から受ける。そして、方向推定手段30は、受信信号y(t)に基づいて、後述する方法によってアレーアンテナ10に到来するコヒーレント波の到来方向を推定する。
この発明においては、図1に示すx−y平面内における方角を示す方位角を有するコヒーレント波を到来方向推定の対象とする。
L(Lは正の整数)個のコヒーレント波がアレーアンテナ10に到来している環境を考える。L個のコヒーレント波がアレーアンテナ10へ到来する場合、リアクタンス値セットx(=xm1〜xm6)で得られる受信信号ベクトル<y>は、次式によって表わされる。
Figure 0004725879
ただし、ベクトル<W>は、等価ウエイト行列であり、ベクトル<A>は、ステアリングベクトルであり、ベクトル<u(t)>は、到来信号ベクトルであり、ベクトル<n(t)>は、熱雑音である。また、Tは、転置を表わす。なお、式(1)において、φ,・・・,φは、給電素子1から無給電素子2への方向を0度とするL個のコヒーレント波の到来方向であり、φ,・・・,φは、給電素子1から無給電素子2への方向を0度とするM本の無給電素子の方位角である。
なお、この明細書においては、表記<A>は、行列AまたはベクトルAを意味する。したがって、表記<y>は、式(1)における行列yを表わす。
そして、式(1)における等価ウエイト行列<W>は、次式によって表される。
Figure 0004725879
式(2)において、行列<Z>は、素子間結合を含めたインピーダンス行列であり、zは、受信機、即ち、到来方向推定装置100の内部インピーダンスであり、ベクトル<u>は、M+1個の要素からなる単位ベクトルである。
方向推定手段30は、指向性切換手段20によってアレーアンテナ10の指向性が順次切換えられたとき、式(1)に示す受信信号ベクトル<y>をアレーアンテナ10のアンテナ素子1から受信し、その受信した受信信号ベクトル<y>に基づいて、後述する方法によってL個のコヒーレント波の到来方向を推定する。
方向推定手段30におけるL個のコヒーレント波の到来方向の推定方法について説明する。
方向推定手段30は、受信信号ベクトル<y>をアレーアンテナ10の給電素子5から受けると、受信信号ベクトル<y>に基づいて、次式によって相関行列<Ryy>を演算する。
Figure 0004725879
なお、Hは、エルミート転置を表す。
その後、方向推定手段30は、相関行列<Ryy>に固有値分解を施して固有値λ(i=1〜M+1)を演算するとともに、(M+1)行×(M+1)列の単位行列<IM+1>を次式によって生成する。
Figure 0004725879
そして、方向推定手段30は、固有値λおよび単位行列<IM+1>を用いてノイズ共分散行列<Rnn>を次式によって演算する。
Figure 0004725879
その後、方向推定手段30は、式(2)によって等価ウエイト行列<W>を演算し、その演算した等価ウエイト行列<W>と、式(3)によって演算した相関行列<Ryy>と、式(5)によって演算したノイズ共分散行列<Rnn>とを次式に代入して相関行列<Rxx>を演算する。
Figure 0004725879
なお、式(6)における”*”は、複素共役を表す。
そして、方向推定手段30は、変換行列<T>を次式によって生成する。
Figure 0004725879
そうすると、方向推定手段30は、式(6)によって演算した相関行列<Rxx>と、式(7)によって生成した変換行列<T>とを次式に代入して相関行列<Rxx>の要素を再配列した相関行列<R(r) xx>を演算する。
Figure 0004725879
その後、方向推定手段30は、次式によって(M+1)行×(M+1)列の交換行列<J>を生成する。
Figure 0004725879
そして、方向推定手段30は、式(8)によって演算した相関行列<R(r) xx>と、式(9)によって生成した交換行列<J>とを次式に代入して相関行列<R(FBA) xx>を演算する。
Figure 0004725879
そうすると、方向推定手段30は、相関行列<R(FBA) xx>にESPRIT法を適用してL個のコヒーレント波の到来方向を推定する。
即ち、方向推定手段30は、相関行列<R(FBA) xx>の固有値e,e,・・・,e,・・・,eM+1を演算し、その演算した固有値e,e,・・・,e,・・・,eM+1から到来波数Lを求める。そして、方向推定手段30は、固有値e,e,・・・,e,・・・,eM+1のうち、到来波数Lに対応する固有値を大きい順に選択して[e,e,・・・,e]からなる信号部分空間Eを演算する。そして、方向推定手段30は、信号部分空間Eに基づいて次式により行列<E>,<E>を作る。
Figure 0004725879
式(11)において、行列<J>および<J>は、選択行列である。
そして、方向推定手段30は、行列<E>,<E>を次式へ代入して行列<Ψ>を演算する。
Figure 0004725879
そうすると、方向推定手段30は、行列<Ψ>に固有値分解を施して固有値φを演算し、その演算した固有値値φを次式へ代入して到来角θを求める。
Figure 0004725879
式(13)において、θref=π/2であり、ω=2πf(fは、例えば、f=2.4GHzである)であり、c=3×10(m/s)であり、Δ=λ/4(7素子の電子制御誘導器アレーアンテナ装置の場合であり、λ=c/fである)であり、Rc(φ)は、固有値φの実部であり、Im(φ)は、固有値φの虚部である。
方向推定手段30は、変換行列<T>を用いて式(8)によって相関行列<Rxx>を再配列し、その再配列した相関行列<R(r) xx>を式(10)に代入して順方向/逆方向平均法によって相関行列を演算する。
このように、変換行列<T>を用いて相関行列<Rxx>を再配列するのは、次の理由による。アレーアンテナ10のアンテナ素子2〜7は、円形配列されているため、このままでは、順方向/逆方向平均法を適用して相関行列を演算できない。したがって、アンテナ素子2〜7の配列を円形配列から直線配列に変換して順方向/逆方向平均法を適用できるようにするために、変換行列<T>を用いて相関行列<Rxx>を再配列するのである。
図3は、アレーアンテナ10の複数のアンテナ素子1〜7の配列を円形配列から直線配列に変換する概念を説明するための図である。また、図4は、複数のアンテナ素子1〜7を直線配列した図である。
変換行列<T>は、上述したように、[e]からなるので、円形に配列されたアンテナ素子1〜7は、アンテナ素子2、アンテナ素子3、アンテナ素子7、アンテナ素子1、アンテナ素子4、アンテナ素子6およびアンテナ素子5の順に直線状に配列されるように、直線配列に変換される(図4参照)。
これは、図3に示すように、最初にアンテナ素子2を選択し、その次に、アンテナ素子3を選択し、その後、順次、アンテナ素子7、アンテナ素子1、アンテナ素子4、アンテナ素子6およびアンテナ素子5を選択して直線状に配列することに相当する。
そして、円形に配列されたアンテナ素子1〜7を直線配列に変換することによって順方向/逆方向平均法を適用できるようになり、式(10)の(<R(r) xx>+<J>・<R(r)* xx>・<J>)/2によって順方向/逆方向平均法を適用して相関行列が演算される。
このように、この発明においては、円形配列されたアンテナ素子1〜7を直線配列に変換して順方向/逆方向平均法を適用し、相関行列を演算することを特徴とする。そして、順方向/逆方向平均法を適用して相関行列を演算することによって縮退したL個のコヒーレント波の分離が可能となり、即ち、相関行列のランクがフルランクに回復し、L個のコヒーレント波の到来方向を推定できる。
順方向/逆方向平均法を適用して相関行列(<R(r) xx>+<J>・<R(r)* xx>・<J>)/2を演算すると、直線配列されたアンテナ素子1〜7を用いた場合の相関行列を円形配列されたアンテナ素子1〜7を用いた場合の相関行列に変換する必要があるので、相関行列(<R(r) xx>+<J>・<R(r)* xx>・<J>)/2に変換行列<T>および変換行列<T>の転置(<T>)を両側から乗算して円形配列されたアンテナ素子1〜7を用いた場合の相関行列<R(FBA) xx>を演算する(式(10)参照)。
したがって、式(8)および(10)を用いることによって、円形配列されたアンテナ素子1〜7を用いた場合においても、順方向/逆方向平均法を適用して相関行列を演算できる。
図5は、L個のコヒーレント波の到来方向を推定する動作を説明するためのフローチャートである。一連の動作が開始されると、方向推定手段30は、アレーアンテナ10のアンテナ素子数M+1=7を設定し、角度θ(k=1〜L)でアレーアンテナ10に到来するコヒーレント波の数Lを3以下に設定する(ステップS1)。
そして、方向推定手段30は、アレーアンテナ10の給電素子1から受信信号<y>,<y>,・・・,<yM+1>を受け、その受けた受信信号<y>,<y>,・・・,<yM+1>を式(1)に代入して受信信号ベクトル<y>を演算する(ステップS2)。
引き続いて、方向推定手段30は、演算した受信信号ベクトル<y>を式(3)に代入して相関行列<Ryy>を演算し(ステップS3)、その演算した相関行列<Ryy>に固有値分解を施して固有値λを演算する(ステップS4)。また、方向推定手段30は、式(4)に示す(M+1)行×(M+1)列の単位行列<IM+1>を生成し(ステップS5)、その生成した単位行列<IM+1>と、ステップS4において演算した固有値λとを式(5)に代入してノイズ共分散行列<Rnn>を演算する(ステップS6)。
その後、方向推定手段30は、式(2)により等価ウエイト行列<W>を演算し(ステップS7)、その演算した等価ウエイト行列<W>、ステップS3において演算した相関行列<Ryy>、およびステップS6において演算したノイズ共分散行列<Rnn>を式(6)に代入して相関行列<Rxx>を演算する(ステップS8)。
なお、式(6)によって相関行列<Rxx>を演算するのは、等価ウエイト行列<W>は、アンテナ素子1〜7間の結合を含むため、そのままでは空間平均法を適用できないので、アンテナ素子1〜7間の結合を打ち消して空間平均法を適用するためである。
ステップS8の後、方向推定手段30は、式(7)により変換行列<T>を生成する(ステップS9)。アンテナ素子数が”7”である場合、変換行列<T>は、次式のようになる。
Figure 0004725879
そして、方向推定手段30は、生成した変換行列<T>と、ステップS8において演算した相関行列<Rxx>とを式(8)に代入して相関行列<Rxx>の要素を変換行列<T>によって再配列し、相関行列<R(r) xx>を演算する(ステップS10)。これによって、順方向/逆方向平均法を適用して相関行列を演算できる。
その後、方向推定手段30は、式(9)に示す(M+1)行×(M+1)列の交換行列<J>を生成し(ステップS11)、その生成した交換行列<J>と、ステップS10において演算した相関行列<R(r) xx>とを式(10)に代入して相関行列<R(FBA) xx>を演算する(ステップS12)。これによって、アンテナ素子1〜7が円形配列されていても、順方向/逆方向平均法を適用した相関行列を演算できる。
そうすると、方向推定手段30は、相関行列<R(FBA) xx>にESPRIT法を適用して到来角θを推定する(ステップS13)。これによって、L(≦3)個のコヒーレント波の到来方向を推定する動作が終了する。
図6は、図5に示すフローチャートのステップS13の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。図5に示すステップS12の後、方向推定手段30は、相関行列<R(FBA) xx>に固有値分解を施して固有値e,e,・・・,e,・・・,eM+1を演算し、その演算した固有値e,e,・・・,e,・・・,eM+1から到来波数Lを求める。そして、方向推定手段30は、固有値e,e,・・・,e,・・・,eM+1のうち、到来波数Lに対応する固有値を大きい順に選択して[e,e,・・・,e]からなる信号部分空間Eを演算する(ステップS131)。
その後、方向推定手段30は、信号部分空間Eに基づいて式(11)により行列<E>,<E>を作る。即ち、方向推定手段30は、信号部分空間Eを次の2つの式によってそれぞれ表される選択行列<J>,<J>によりサブアレーに分離する(ステップS132)。
Figure 0004725879
Figure 0004725879
そして、方向推定手段30は、式(11)により演算した行列<E>,<E>を式(12)に代入して行列<Ψ>を演算し(ステップS133)、その演算した行列<Ψ>の固有値φを演算する(ステップS134)。その後、方向推定手段30は、固有値φを式(13)に代入して到来角θを演算し、その演算した到来角θをL個のコヒーレント波の到来方向と推定する(ステップS135)。これにより、L個のコヒーレント波の到来方向を推定する動作は終了する。
変換行列<T>を用いて相関行列<Rxx>を相関行列<R(r) xx>に変換し(ステップS10参照)、相関行列<R(r) xx>および交換行列<J>(式(9)参照)により(<R(r) xx>+<J>・<R(r)* xx>・<J>)/2を演算すること(ステップS12参照)は、アレーアンテナ10の指向性が複数の指向性に切換えられたときにアレーアンテナ10が受信する受信信号に基づいて、M本のアンテナ素子を直線配列に変換し、かつ、順方向/逆方向平均法を適用してL個のコヒーレント波の相関を示す相関行列を演算することに相当する。
変換行列<T>および相関行列<Rxx>により相関行列<R(r) xx>を演算することは、図3に示すように円形配列されたアンテナ素子1〜7を図4に示すように直線配列に変換し、直線配列されたアンテナ素子1〜7の指向性を複数の指向性に切換えて受信した受信信号ベクトルに基づいて、直線配列されたアンテナ素子1〜7によるL個のコヒーレント波を受信するときの相関行列<R(r) xx>を演算することに相当し、(<R(r) xx>+<J>・<R(r)* xx>・<J>)/2を演算することは、順方向/逆方向平均法を適用して相関行列を演算することに相当するからである。
また、(<R(r) xx>+<J>・<R(r)* xx>・<J>)/2と変換行列<T>とにより相関行列<R(FBA) xx>を演算することは、演算した(<R(r) xx>+<J>・<R(r)* xx>・<J>)/2をM本のアンテナ素子が円形配列されたときの平均相関行列に変換することに相当する。
アンテナ素子1〜7の配列を円形配列から直線配列に変換し、直線配列されたアンテナ素子1〜7によってL個のコヒーレント波を受信するときの相関行列<R(r) xx>を演算するときは、相関行列<Rxx>に左側から変換行列<T>を乗算し、かつ、右側から変換行列<T>の転置(<T>)を乗算するのに対し、相関行列<R(FBA) xx>を演算するときは、相関行列<R(r) xx>を演算する場合と逆に、(<R(r) xx>+<J>・<R(r)* xx>・<J>)/2に左側から変換行列<T>の転置(<T>)を乗算し、かつ、右側から変換行列<T>を乗算するからである。
さらに、図6に示すステップS131〜ステップS135によって到来角θを演算し、L個のコヒーレント波の到来方向を推定することは、平均相関行列(=<R(FBA) xx>)に基づいてアレーアンテナを複数のサブアレーに分離したときの複数のサブアレー間の位相差を演算してL個のコヒーレント波の到来方向を推定することに相当する。
ESPRIT法は、アレーアンテナを複数のサブアレーに分離し、複数のサブアレー間の位相差を演算してL個のコヒーレント波の到来方向を推定することを特徴とするからである。
なお、図5および図6に示す動作は、実際には、CPU(Central Processing Unit)によって実行される。CPUは、図5および図6に示す各ステップを備えるプログラムをROM(Read Only Memory)から読出し、その読出したプログラムを実行して図5および図6に示すフローチャートに従ってL個のコヒーレント波の到来方向を推定する。
アレーアンテナ10の素子数と到来方向を推定可能なコヒーレント波の個数Lとの関係について説明する。
アレーアンテナ10のアンテナ素子数をM+1本とし、サブアレーのアンテナ素子数をK(Kは正の整数)本とした場合、各到来角度θ,θ,・・・,θを正確に推定するには、N=M−K+2≧L(Nはサブアレーの個数)が成立する必要がある。つまり、サブアレーの個数Nがコヒーレント波の個数L以上であることが必要である。L個のコヒーレント波を別個独立に受信可能なサブアレーが存在しないとL個のコヒーレント波の到来角度θ,θ,・・・,θを推定できないからである。
また、ESPRIT法を適用する場合、K≧L+1が成立する必要がある。従って、この2つの不等式が成立するには、M+1=N+K−1≧L+K−1≧2Lが成立する必要がある。
その結果、アンテナ素子数M+1は、予想される到来波数Lの2倍の素子数が必要である。
そうすると、図1に示すアレーアンテナ10は、一般的には、1本の給電素子と、バラクタダイオードが装荷された2L−1本の無給電素子とからなる2L本以上のアンテナ素子を備える。
したがって、アレーアンテナ10は、7本のアンテナ素子1〜7を備える場合に限らず、2L本以上のアンテナ素子を備えていればよい。
上記においては、円形配列された7本のアンテナ素子1〜7を直線配列に変換する場合、アンテナ素子2→アンテナ素子3→アンテナ素子7→アンテナ素子1→アンテナ素子4→アンテナ素子6→アンテナ素子5の順に配列されるようにアンテナ素子1〜7の配列を円形配列から直線配列に変換すると説明したが、この発明においては、これに限らず、(i)アンテナ素子3→アンテナ素子4→アンテナ素子2→アンテナ素子1→アンテナ素子5→アンテナ素子7→アンテナ素子6の順に配列されるようにアンテナ素子1〜7の配列を円形配列から直線配列に変換してもよいし、(ii)アンテナ素子7→アンテナ素子2→アンテナ素子6→アンテナ素子1→アンテナ素子3→アンテナ素子5→アンテナ素子4の順に配列されるようにアンテナ素子1〜7の配列を円形配列から直線配列に変換してもよいし、(iii)アンテナ素子6→アンテナ素子7→アンテナ素子5→アンテナ素子1→アンテナ素子2→アンテナ素子4→アンテナ素子3の順に配列されるようにアンテナ素子1〜7の配列を円形配列から直線配列に変換してもよいし、(iv)アンテナ素子4→アンテナ素子5→アンテナ素子3→アンテナ素子1→アンテナ素子6→アンテナ素子2→アンテナ素子7の順に配列されるようにアンテナ素子1〜7の配列を円形配列から直線配列に変換してもよいし、(v)アンテナ素子5→アンテナ素子6→アンテナ素子4→アンテナ素子1→アンテナ素子7→アンテナ素子3→アンテナ素子2の順に配列されるようにアンテナ素子1〜7の配列を円形配列から直線配列に変換してもよい。
(i)の順序で円形配列を直線配列に変換する場合、変換行列<T>は、[e]からなり、(ii)の順序で円形配列を直線配列に変換する場合、変換行列<T>は、[e]からなり、(iii)の順序で円形配列を直線配列に変換する場合、変換行列<T>は、[e]からなり、(iv)の順序で円形配列を直線配列に変換する場合、変換行列<T>は、[e]からなり、(V)の順序で円形配列を直線配列に変換する場合、変換行列<T>は、[e]からなる。
また、上記以外の順序でアンテナ素子1〜7の円形配列を直線配列に変換してもよく、一般的に、アンテナ素子1〜7が直線状に配列される順序であれば、どのような順序であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、アンテナ素子が円形配列されている場合にも順方向/逆方向平均法を適用してコヒーレント波の到来方向を推定可能な到来方向推定装置に適用される。
この発明の実施の形態による到来方向推定装置の概略図である。 図1に示すx−y平面におけるアンテナ素子の平面配置図である。 アレーアンテナの複数のアンテナ素子の配列を円形配列から直線配列に変換する概念を説明するための図である。 複数のアンテナ素子を直線配列した図である。 L個のコヒーレント波の到来方向を推定する動作を説明するためのフローチャートである。 図5に示すフローチャートのステップS13の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1〜7 アンテナ素子、10 アレーアンテナ、11〜16 バラクタダイオード、20 指向性切換手段、30 方向推定手段、100 到来方向推定装置、BPM0〜BPM6 ビームパターン。

Claims (2)

  1. L(Lは、正の整数)個のコヒーレント波の到来方向を推定する到来方向推定装置であって、
    1本の給電素子と前記給電素子の周囲に円形配列されたM(Mは、M+1≧2Lを満たす整数)本の無給電素子とからなるM+1本のアンテナ素子を含むアレーアンテナと、
    前記M本の無給電素子に装荷された可変容量素子の少なくとも1つの容量を変化させて前記アレーアンテナの指向性を切換える指向性切換手段と、
    前記アレーアンテナの指向性が複数の指向性に切換えられたときに前記アレーアンテナが受信する受信信号に基づいて、前記M+1本のアンテナ素子が円形配列されたときの第1の相関行列を演算し、その演算した第1の相関行列の要素を変換行列により再配列して前記M+1本のアンテナ素子直線配列されたときの第2の相関行列を演算し、その演算した第2の相関行列に順方向/逆方向平均法を適用して前記L個のコヒーレント波の相関を示す第の相関行列を演算し、その演算した第の相関行列を前記M+1本のアンテナ素子が前記円形配列されたときの平均相関行列に変換し、その変換した平均相関行列に基づいて前記アレーアンテナを複数のサブアレーに分離したときの前記複数のサブアレー間の位相差を演算して前記L個のコヒーレント波の到来方向を推定する方向推定手段とを備える到来方向推定装置。
  2. 前記方向推定手段は、前記第の相関行列の要素を前記変換行列を用いて前記M+1本のアンテナ素子が前記円形配列されたときの配列に変換することによって前記第の相関行列を前記平均相関行列に変換する、請求項1に記載の到来方向推定装置。
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