JP4725575B2 - ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ヒートポンプ式給湯装置に関するものである。
ヒートポンプ式給湯装置として、従来から貯湯タンクを備えたものがあり、さらには貯湯タンクを複数個備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、複数(この場合2個)の貯湯タンクと、圧縮機と熱交換器と膨張弁と蒸発器等からなるヒートポンプユニット(ヒートポンプ式加熱源)とを備える。また、貯湯タンクは図8に示すように並設されて、一方が給湯側の貯湯タンク61aとされ、他方が取水側(給水)の貯湯タンク61bとされる。この場合、給湯側の貯湯タンク61aの底部と取水側の貯湯タンク61bの頂部とを連絡配管62で接続している。そして、取水側の貯湯タンク61bの底部にはヒートポンプユニット(図示省略)に温水を供給するために流出配管63が接続され、給湯側の貯湯タンク61aの頂部にはヒートポンプ式加熱源にて加熱された高温水を貯湯タンク61aに流入させる流入配管64が接続されている。なお、流出配管63に循環用ポンプ65が介設されている。また、貯湯タンク61bの底部にはタンク内の温水を排出するための排水管66が接続されている。そして、排水管66には排水栓(排水バルブ)67が介設されている。なお、排水管66には、排水栓67よりも上流側に貯湯タンク61bに水道水を供給するための給水配管68が接続されている。
このように構成されたヒートポンプ式給湯装置では、循環用ポンプ65を駆動すると、取水側の貯湯タンク61bの底部から低温水が流出し、この低温水がヒートポンプ式加熱源にて加熱されて、給湯側の貯湯タンク61aの頂部に流入させることになる。この際、給湯側の貯湯タンク61aの下部の温水が連絡配管62を介して取水側の貯湯タンク61bの上部に流入する。これによって、貯湯タンク61a、61b内に高温の温水が貯めることができる。
また、貯湯タンク61a、61bは外装ケースに収納される。貯湯タンク61a、61bを収納する外装ケース70として、図5に示すように、タンク収納室71と、このタンク収納室71に並設される機械室72とを備えたものがある。すなわち、外装ケース70は、タンク収納室71を有するケース本体73を備え、また、このケース本体73にメンテナンスカバー74を装着することによって、機械室72を形成している。この際、メンテナンスカバー74は、例えば、図6に示すように、前壁75と、この前壁75からそれぞれ連設される側壁76及び側壁77とからなり、ケース本体73にビス止めされる。また、ケース本体73は、前壁80と、後壁81と、側壁82、83と、上壁(天板)84と、底壁85とを備える。なお、図示省略するが、メンテナンスカバー74も上方開口部を塞ぐ上面カバーを備えている。
この際、ケース本体73の前壁80には基板86が突設されている。基板86は、水平壁部86aと、この水平壁部86aの外端縁から垂下される垂下壁部86bとからなり、垂下壁部86bにねじ孔87、87が設けられ、また、ケース本体73の側壁82、83の前壁80側の上下にねじ孔88・・が設けられている。さらに、メンテナンスカバー74の前壁75に、上記垂下壁部86bのねじ孔87、87に対応する貫孔90、90が設けられると共に、側壁76及び側壁77に、上記ケース本体73のねじ孔88・・に対応する貫孔91・・が設けられている。
このため、メンテナンスカバー74を基板86に対して嵌合させて、前壁75の裏面が基板86の垂下壁部86bに当接するようにして、各貫孔90、91を介して、各貫孔90、91に対応するねじ孔87、88にボルト部材92・・を螺着することによって、このメンテナンスカバー74をケース本体73に取付けることができる。ところで、図7に示すように、例えば、建物外壁94と、隣地境界95との間寸法Lが小である狭隘部96に、上記ヒートポンプ式給湯装置を設置する場合、外装ケース70の左右方向長さ(厚さ寸法)が小であるので、図例のように配置することができる。この明細書において、左右方向とは、狭隘部96の長手方向と略直交する方向であって、メンテナンスカバー側(タンク収納室の反対側で機械室側)を前方(又は手前)と呼び、反メンテナンスカバー側(機械室の反対側でタンク収納室側)を後方(又は奥側)と呼ぶ。そして、メンテナンス作業を行う場合には、メンテナンスカバー74を取外すことになる。この場合、前方、及び左右の側方の3方向からのボルト部材92・・を取外す必要がある。
特開平9−310914号公報(図1)
ところで、貯湯タンク61a、61b内の温水の温度が低下しないように、断熱する必要がある。しかしながら、貯湯タンクが1個の一缶式のものに比べて、このように2個の貯湯タンク61a、61bを有す多缶式のものでは、貯湯タンク全体としての表面積が大となって、放熱量が増加して、温度低下が大きくなる。そのため、高性能な断熱仕様が必要となり、全体構成の複雑化及びコスト高を招くことになっていた。特に、機械室72にはメンテナンスカバー74を介して現地配管が接続されるので、メンテナンスカバー74には配管挿通用の貫通孔が設けられ、またメンテナンス時等にはメンテナンスカバー74が取外される。このため、機械室側においては外気が侵入しやすく、機械室72及びその近傍の温度が低下しやすく、給湯側の貯湯タンク61aを機械室72に近設すれば、給湯側の貯湯タンク61a内の湯が冷めやすくなっていた。
また、図7に示すように、狭隘部96に設置すれば、メンテナンスカバー74を取外す場合、上記したように、前方、及び左右の側方の3方向からのボルト部材92・・を取外す必要がある。しかしながら、メンテナンスカバー74の前方に大きなスペースが有するので、前方からのボルト部材92の取外し作業は容易であるが、メンテナンスカバー74の一方の側方(左側方)には建物外壁94が近接し、メンテナンスカバー74の他方の側方(右側方)には隣地境界95が近接しているので、左右の側方からのボルト部材92の取外し作業が行い難いものとなる。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、狭隘部に設置した場合にもメンテナンス性に優れたヒートポンプ式給湯装置を提供することにある。
そこで請求項1のヒートポンプ式給湯装置は、熱源ユニットHが収納される機械室39と、貯湯タンク1a、1bが収納されるタンク収納室37とを並設した外装ケース36を備え、上記機械室39とタンク収納室37との仕切壁40に対してタンク収納室37とは反対側からの係脱を可能としたメンテナンスカバー48を取付けて、このメンテナンスカバー48にて、機械室39を覆い、貯湯タンク1bの底部から温水を流出させて、この温水を上記熱源ユニットHにて沸き上げて貯湯タンク1aの頂部に流入させる沸き上げ運転が可能な給湯装置であって、上記メンテナンスカバー48に係合片53を設け、仕切壁40には、タンク収納室37とは反対側からの上記係合片53の係合と係合解除とが可能な係合孔55を設けたことを特徴としている。
上記請求項1のヒートポンプ式給湯装置では、機械室39を覆うメンテナンスカバー48を、機械室39とタンク収納室37との仕切壁40にタンク収納室37とは反対側からの係脱を可能として取付けるので、左右方向寸法が小である狭隘部にこのヒートポンプ式給湯装置を設置する際にメンテナンスカバーを前方に向けて設置した場合には、側方から作業を行うことなく、前方からメンテナンスカバー48の着脱を行うことができる。なお、メンテナンスカバー48をケース本体38に取付ける場合、メンテナンスカバー48の係合片53を、タンク収納室37とは反対側から仕切壁40の係合孔55に係合させればよい。また、メンテナンスカバー48をケース本体38から取外す場合、メンテナンスカバー48の係合片53を、仕切壁40の係合孔55から外せばよい。このように、左右方向寸法が小である狭隘部にこのヒートポンプ式給湯装置を設置する際にメンテナンスカバーを前方に向けて設置した場合には、側方から作業を行うことなく、前方からメンテナンスカバー48の着脱を行うことができる。
請求項のヒートポンプ式給湯装置は、上記メンテナンスカバー48は、タンク収納室37とは反対側からのみのビス止めを行うことを特徴としている。
上記請求項のヒートポンプ式給湯装置では、メンテナンスカバー48の前方からのみのビス止めを行うので、側方からのビス止めを行わずに済む。
請求項のヒートポンプ式給湯装置は、タンク収納室37に、複数の貯湯タンク1a、1bを並設して収納し、取水側の貯湯タンク1bを機械室側に配置すると共に、給湯側の貯湯タンク1aを反機械室側に配置したことを特徴としている。
上記請求項のヒートポンプ式給湯装置では、取水側の貯湯タンク1bを機械室側に配置すると共に、給湯側の貯湯タンク1aを反機械室側に配置したので、給湯側の貯湯タンク1a内の湯が冷めにくい。すなわち、機械室39にはメンテナンスカバー48を介して現地配管が接続されるので、メンテナンスカバー48には配管挿通用の貫通孔が設けられ、またメンテナンス時等にはメンテナンスカバー48が取外される。このため、機械室側においては外気が侵入しやすく、機械室39及びその近傍の温度が低下しやすい。これに対して、反機械室側には外気が侵入しにくく、この反機械室側に配置される給湯側の貯湯タンク1a近傍の温度の低下を防止することができ、これによって、この貯湯タンク1a内の湯の温度が低下するのを防止している。
請求項1のヒートポンプ式給湯装置によれば、左右方向寸法が小である狭隘部にこのヒートポンプ式給湯装置を設置した場合、側方から作業を行うことなく、メンテナンスカバーの着脱を前方から行うことができる。このため、メンテナンス性の向上を図ることができる。
また、請求項のヒートポンプ式給湯装置によれば、左右方向寸法が小である狭隘部にこのヒートポンプ式給湯装置を設置した場合、メンテナンスカバーをケース本体に取付ける場合、メンテナンスカバーの係合片を、前方から仕切壁の係合孔に係合させればよい。また、メンテナンスカバーをケース本体から取外す場合、メンテナンスカバーの係合片を、仕切壁の係合孔から外せばよい。このため、メンテナンスカバーを簡単に取付けたり、取外したりすることができ、メンテナンスの作業時間の短縮化を図ることができる。
請求項のヒートポンプ式給湯装置によれば、左右方向寸法が小である狭隘部にこのヒートポンプ式給湯装置を設置した場合、側方からのビス止めを行わずに済むので、側方にスペースがない場合においても、メンテナンスカバーの取付作業及び取外作業を確実に行うことができ、しかも、取付状態においては、前方からのビス止めによって、安定した取付状態を維持することができる。
請求項のヒートポンプ式給湯装置によれば、機械室側において外気が侵入して、機械室及びその近傍の温度が低下しても、反機械室側には外気が侵入しにくく、反機械室側に配置される給湯側の貯湯タンク近傍の温度の低下を防止できて、この給湯側の貯湯タンク内の湯の温度が低下するのを防止することができる。このため、高性能の断熱仕様とすることなく、給湯側の貯湯タンクにおいて長時間の高温の湯の確保が可能となり、出湯時(給湯時)に安定して高温の湯を出湯することができ、コスト低減を達成できる。
次に、この発明のヒートポンプ式給湯装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図3はヒートポンプ式給湯装置の要部簡略図である。このヒートポンプ式給湯装置は、給湯側の第1貯湯タンク1aと、取水側の第2貯湯タンク1bを備え、第1貯湯タンク1aの湯を浴槽(図示省略)に供給(給湯)したり、台所やシャワーに供給(給湯)したりすることができる。
この場合、第1貯湯タンク1aの底部と第2貯湯タンク1bの頂部とを連絡配管2で接続している。そして、第2貯湯タンク1bの底部にはヒートポンプ式加熱源を構成する熱源ユニットH(図4参照)に温水を供給するために流出配管3が接続され、第1貯湯タンク1aの頂部には、このヒートポンプ式加熱源にて加熱された高温水を第1貯湯タンク1aに流入させる流入配管4が接続されている。この際、流出配管3に循環用ポンプ5が介設されている。なお、流入配管4は、加熱源側の本体部6と、三方弁7を介して分岐される分岐部8、9とを備え、一方の分岐部8が第1貯湯タンク1aの頂部に接続され、他方の分岐部9が第2貯湯タンク1bの底部に接続されている。
熱源ユニットHは、図4に示すように、圧縮機30と水熱交換器31と膨張弁32と蒸発器33等を順に接続して構成される冷凍サイクル34を備える。そして、流出配管3と流入配管4との間に、上記水熱交換器31にて構成される熱交換路35が形成され、この熱交換路35を貯湯タンク1bからの温水が流れ、この水熱交換器31にて加熱される。
そして、貯湯タンク1a、1bには、図3に示すように、循環用ポンプ12と、熱交換器13にて構成される熱交換路14とが介設されている循環路11が接続されている。すなわち、循環路11は、熱交換路14に貯湯タンク1aの頂部からの湯を供給する流出路15と、熱交換路14から流出した湯を貯湯タンク1bに戻す流入路16とを有する。また、流出路15に循環用ポンプ12が介設されている。
また、図示省略の浴槽には、追い焚き用循環路20が接続されている。すなわち、追い焚き用循環路20は、浴槽に設けられる接続用アダプタを介して接続される往路配管21と復路配管22とを備え、この往路配管21と復路配管22とは、上記熱交換器13にて構成される熱交換路23を介して接続されている。なお、復路配管22には循環用ポンプ24が介設されている。
さらに、第1貯湯タンク1aの底部及び第2貯湯タンク1bの底部には排水路25、26が接続されている。この場合、第2貯湯タンク1b側の排水路26に給水路27が接続される。ところで、貯湯タンク1aの頂部には、出湯路(出湯管)10が連結(接続)されている。出湯路10は、ふろ混合弁17に接続される分岐管18aと、給湯混合弁19に接続され分岐管18bとを備える。ここで、ふろ混合弁17とは、貯湯タンク1aからの湯と、給水路27からの水道水とを混合して、その混合した温水を上記浴槽に給湯するものである。また、給湯混合弁19とは、貯湯タンク1aからの湯と、給水路27からの水道水とを混合して、台所の蛇口や洗面所のシャワー等に給湯するものである。
上記のように構成されたヒートポンプ式給湯装置では、循環用ポンプ5を駆動すると、第2貯湯タンク1bの底部側の温水が流出配管3に流出して矢印Bのようにヒートポンプ式加熱源に供給され、このヒートポンプ式加熱源にて加熱された温水が流入配管4を介して、矢印Bのように第1貯湯タンク1aの頂部に流入する。この際、第1貯湯タンク1aの底部側の温水が連絡配管2を介して第2貯湯タンク1bの頂部側に流入する。このように、第2貯湯タンク1bの底部側の温水が加熱源にて加熱されて第1貯湯タンク1aの頂部に流入する沸き上げ運転を行うことができ、各貯湯タンク1a、1bに高温の湯を貯めることができる。
また、循環用ポンプ12を駆動すると、図1の矢印Aのように、第1貯湯タンク1aの頂部側の高温水が流出路15から熱交換路14に流れ、この熱交換路14から流入路16を介して第2貯湯タンク1bに返流する。すなわち、循環路11内を貯湯タンク1a、1bの湯が循環する。また、追い焚き用循環路20の循環用ポンプ24を駆動すると、浴槽の湯が、矢印Cのように往路配管21から熱交換路13に流れ、この熱交換路23から復路配管22を介して浴槽に返流する。すなわち、追い焚き用循環路20内を浴槽の湯が循環する。そして、循環路11の熱交換路14を流れる第1貯湯タンク1aからの湯と、追い焚き用循環路20の熱交換路23を流れる浴槽からの湯とが熱交換を行って、この浴槽からの湯が加熱されて浴槽に戻る。このため、浴槽の湯の追い焚き運転を行うことができる。
ところで、第1貯湯タンク1aの湯を使用する場合、第1貯湯タンク1aの頂部に接続された出湯路10を介して出湯することになる。この出湯の際には、給水配管26から第2貯湯タンク1bに供給される水道水の水圧によって、出湯路10を介して台所の蛇口や洗面所のシャワー等に給湯される。
そして、上記第1貯湯タンク1aと第2貯湯タンク1bとは、図1に示すように、左右方向方向寸法(厚さ寸法)が小である薄型外装ケース36に収納される。外装ケース36は、貯湯タンク1a、1bを収納するタンク収納室37を有するケース本体38を備え、このケース本体38のタンク収納室37に機械室39(熱源ユニットH等が収納される)が並設されている。すなわち、手前に機械室39が配置され、奥にタンク収納室37が配置される。ケース本体38は、前壁40と、後壁41と、一対の側壁42、43と、上壁(天板)44と、底壁45とを備える。そして、ケース本体38の前壁40には基板46が突設されている。基板46は、水平壁部46aと、この水平壁部46aの外端縁から垂下される垂下壁部46bとからなり、垂下壁部46bにねじ孔47、47が設けられている。
このケース本体38にメンテナンスカバー48を取付けることによって、上記機械室39が形成される。メンテナンスカバー48は、前壁50と、この前壁50からそれぞれ連設される側壁51及び側壁52とからなる。側壁51及び側壁52は、それぞれ本体部51a、52aと折曲部51b、52bとを有する。そして、各折曲部51b、52bの端縁部にそれぞれ上下1対の係合片53、53が連設されている。係合片53は、水平方向部53aと、この水平方向部53aの端部から垂下される上下方向部53bとを有するL字状体からなる。
また、ケース本体38の前壁40(手前の機械室39と奥のタンク収納室37とを仕切る仕切壁)に、上記係合片53・・が係合する係合孔55・・が設けられている。この係合孔55は上下方向に長い矩形孔であって、係合片53に対応して、側壁(左側壁)42側の上下、及び側壁(右側壁)43側の上下にそれぞれ設けられている。この際、図2に示すように、係合片53の厚さ寸法Tを係合孔55の幅寸法Wよりも僅かに小さく設定すると共に、係合片53の上下方向長さを係合孔55の上下方向長さよりも僅かに小さく設定する。そのため、係合片53の係合孔55への挿入が可能となっている。
そして、係合孔55に係合片53を係合させるには、図1の矢印Eに示すように、メンテナンスカバー48を水平方向に沿ってケース本体38の仕切壁40に接近させることによって係合片53を係合孔55に挿入し、挿入後、メンテナンスカバー48を下方に押し下げることによって、上下方向部53bを係合孔55の下端縁に係止させる。すなわち、図2の矢印Fのように、メンテナンスカバー48を水平方向に沿ってケース本体38の仕切壁40に接近させた後、自重でメンテナンスカバー48を押し下げればよい。この係合状態では、上下方向部53bが仕切壁40の裏面側に位置するので、メンテナンスカバー48が前方へ外れない。また、この係合状態から、メンテナンスカバー48を上方へ持ち上げた後、前方へ引張れば、係合片53を係合孔55から引き抜くことができ、このメンテナンスカバー48をケース本体38から取外すことができる。すなわち、側方から作業を行うことなく、前方からのメンテナンスカバー48の係脱が可能である。
このように、係合片53を係合孔55に係止させた状態では、基板46がメンテナンスカバー48内に収納されて、その垂下壁部46bがメンテナンスカバー48の前壁50の内面(裏面)56に当接状となっている。そして、メンテナンスカバー48の前壁50には、垂下壁部46bのねじ孔47、47に対向(対応)する位置に、貫孔57、57が設けられている。このため、貫孔57、57にボルト部材58、58を挿入して、ねじ孔47、47に螺着することによって、このメンテナンスカバー48のケース本体38への取付け作業が終了する。このように、メンテナンスカバー48が装着された状態では、機械室39の左右の側方及び前方を覆うことになる。なお、メンテナンスカバー48も上方開口部を塞ぐ上面カバーを備えている。
また、タンク収納室37には、第1貯湯タンク1aと第2貯湯タンク1bとが収納されるが、この場合、取水側の第2貯湯タンク1bが機械室側に配置され、給湯側の第1貯湯タンク1aが反機械室側に配置される。ところで、機械室39にはメンテナンスカバー48を介して現地配管が接続されるので、メンテナンスカバー48には配管挿通用の貫通孔が設けられ、またメンテナンス時等にはメンテナンスカバー48が取外される。このため、機械室側においては外気が侵入しやすく、機械室39及びその近傍の温度が低下しやすい。これに対して、反機械室側には外気が侵入しにくく、反機械室側に配置した給湯側の貯湯タンク1a近傍の温度の低下を防止することができ、これによって、この貯湯タンク1a内の湯の温度が低下するのを防止している。
上記ヒートポンプ式給湯装置によれば、取水側の貯湯タンク1bを機械室側に配置すると共に、給湯側の貯湯タンク1aを反機械室側に配置したので、給湯側の貯湯タンク1a内の湯が冷めにくい。このため、高性能の断熱仕様とすることなく、給湯側の貯湯タンク1aにおいて長時間の高温の湯の確保が可能となり、出湯時(給湯時)に安定して高温の湯を出湯することができ、コスト低減を達成できる。
また、機械室39の前方及び側方を覆うメンテナンスカバー48を、手前の機械室39と奥のタンク収納室37との仕切壁40に前方からの係脱を可能として取付けるので、側方から作業を行うことなく、メンテナンスカバー48の着脱作業を行うことができる。このため、図7に示すように、左右方向寸法Lが小である狭隘部96にこのヒートポンプ式給湯装置を設置しても、メンテナンスカバー48の着脱作業を行うことができ、メンテナンス性の向上を図ることができる。
さらに、メンテナンスカバー48をケース本体38に取付ける場合、メンテナンスカバー48の係合片53を、前方から仕切壁40の係合孔55に係合させればよい。また、メンテナンスカバー48をケース本体38から取外す場合、メンテナンスカバー48の係合片を、仕切壁40の係合孔55から外せばよい。このため、メンテナンスカバー48を簡単に取付けたり、取外したりすることができ、メンテナンスの作業時間の短縮を図ることができる。
メンテナンスカバー48の前方からのみのビス止めを行うので、左右の側方からのビス止めを行わずに済む。このため、左右方向寸法Lが小である狭隘部96にこのヒートポンプ式給湯装置を設置した場合においても、メンテナンスカバー48の取付作業及び取外作業を確実に行うことができ、しかも、取付状態においては、前方からのビス止めによって、安定した取付状態を維持することができる。
なお、このヒートポンプ式給湯装置では、深夜の電気料金が安く設定されている近年において、深夜に沸き上げ運転を行って、貯湯タンク1a、1bに湯を貯めるようにすることができる。すなわち、大量の湯を深夜に確保することができ、昼間の沸き上げ運転を回避して、ランニングコストの低減を図ることができる。さらに、貯湯タンク1a、1bの湯を使用した浴槽の湯の追い焚き運転が可能であって、この追い焚き運転においても低コスト化を図ることができる。また、貯湯タンクを複数個備えた多缶式の特有の効果(タンク径を小さくすることによる製品幅縮小の効果)、つまり貯湯タンクが1個の一缶式では設置できない狭小地への設置が可能となる等の効果を発揮することができる。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、貯湯タンクの数としては2個限るものではなく、給湯側の貯湯タンク1aと取水側の貯湯タンク1bとの間に、1個又は複数の中間貯湯タンクを配置したものであってもよい。この際、各中間貯湯タンクには、頂部から温水が流入して底部から温水が流出すように連絡配管で連結する。また、上記実施の形態では、前方からのビス止めを2箇所としたが、その数の増減は任意であり、さらには、ビス止めを省略することも可能である。なお、ヒートポンプ式加熱源の冷凍サイクル34の冷媒として、ジクロロジフルオロメタン(R−12)やクロロジフルオロメタン(R−22)や1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−134a)等のような冷媒であっても、炭酸ガス、エチレン、エタン、酸化窒素等の自然系冷媒であってもよい。
この発明のヒートポンプ式給湯装置の外装ケースの実施形態を示す簡略分解図である。 上記外装ケースの要部拡大簡略斜視図である。 上記ヒートポンプ式給湯装置の貯湯タンクの配置を示す簡略図である。 上記ヒートポンプ式給湯装置の熱源ユニットを示す簡略図である。 従来のヒートポンプ式給湯装置の要部簡略図である。 従来のヒートポンプ式給湯装置の外装ケースの要部拡大簡略斜視図である。 従来のヒートポンプ式給湯装置の設置状態を示す簡略平面図である。 従来のヒートポンプ式給湯装置の全体簡略図である。
符号の説明
1a、1b・・貯湯タンク、2・・連絡配管、36・・外装ケース、37・・タンク収納室、39・・機械室、40・・仕切壁、48・・メンテナンスカバー、53・・係合片、55・・係合孔、H・・熱源ユニット

Claims (3)

  1. 熱源ユニット(H)が収納される機械室(39)と、貯湯タンク(1a)(1b)が収納されるタンク収納室(37)とを並設した外装ケース(36)を備え、上記機械室(39)とタンク収納室(37)との仕切壁(40)に対してタンク収納室(37)とは反対側からの係脱を可能としたメンテナンスカバー(48)を取付けて、このメンテナンスカバー(48)にて、機械室(39)を覆い、貯湯タンク(1b)の底部から温水を流出させて、この温水を上記熱源ユニット(H)にて沸き上げて貯湯タンク(1a)の頂部に流入させる沸き上げ運転が可能な給湯装置であって、上記メンテナンスカバー(48)に係合片(53)を設け、仕切壁(40)には、タンク収納室(37)とは反対側からの上記係合片(53)の係合と係合解除とが可能な係合孔(55)を設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  2. 上記メンテナンスカバー(48)は、タンク収納室(37)とは反対側からのみのビス止めを行うことを特徴とする請求項1のヒートポンプ式給湯装置。
  3. タンク収納室(37)に、複数の貯湯タンク(1a)(1b)を並設して収納し、取水側の貯湯タンク(1b)を機械室側に配置すると共に、給湯側の貯湯タンク(1a)を反機械室側に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2のヒートポンプ式給湯装置。
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