JP4723984B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式、静電記録方式、イオノグラフィー、磁気記録方式等の画像形成方式を採用したカラー複写機、カラープリンタ、カラーファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
感光体ドラム等の像担持体あるいは中間転写体上の可視像を用紙(記録媒体)上に転写する転写部材を用いた転写装置および画像形成装置において、用紙が転写部に突入する際に衝撃が発生し、結果的に搬送装置や像担持体または中間転写体に速度変動が発生する。
このような速度変動は転写画像の劣化を招くことがあり、画像品質を確保するためには速度変動を極力抑えなければならない。
像担持体または中間転写体の速度変動を抑制するため、転写部材を揺動可能に支持し、記録媒体が像担持体または中間転写体と転写部材との圧接部へ進行する過程において発生する外力に応じて転写部材を揺動させる可動手段を設けた提案がある(例えば、特許文献1 参照。)。この提案による装置では、像担持体または中間転写体と転写部材との圧接方向に対する揺動方向が常に一定となるように、転写部材の揺動方向を位置決めする位置決め手段を備えるように構成されている。
しかし従来の提案に関わる装置の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、記録媒体が圧接部に突入した際に発生する外力に応じて転写部材が揺動することによって、像担持体または中間転写体の回転負荷が抑制され速度変動が減少することが予想されるが、転写部材が揺動することによって、転写効率が悪化することが予想され、画像劣化の原因となる。
特開2001−265127号公報
本発明は、従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、記録媒体突入の際、転写部材を揺動させることなく記録媒体突入時に発生する像担持体または中間転写体の回転負荷を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明では、トナー画像を形成する手段と、形成されたトナー画像を担持する像担持体または中間転写体と、該像担持体または中間転写体に記録媒体を圧接させ圧接部において前記像担持体上または前記中間転写体上のトナー画像を記録媒体に転写する転写部材と、前記記録媒体を搬送する搬送装置と、を有する画像形成装置において、前記搬送装置は、前記記録媒体を該記録媒体先端が前記圧接部に到達するまでは所定の加速度で搬送させ、前記記録媒体の先端が前記圧接部に到達するタイミングで前記加速度をゼロにして前記記録媒体の速度を等速にする速度制御手段を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は前記記録媒体の厚さが厚いほど前記加速度を大きくすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の画像形成装置において、前記搬送装置上流側に、前記記録媒体の厚さを検知する記録媒体厚さ検知手段を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項に記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記記録媒体の厚さに応じた記録媒体の搬送加速度、搬送初速度、搬送開始タイミングの情報を記憶する記憶装置を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記記録媒体が前記圧接部に突入するように駆動制御する駆動装置、および制御装置を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記記録媒体が前記圧接部に突入した後は、前記記録媒体の搬送速度を、前記像担持体または中間転写体の線速と等しく、もしくはほぼ等しく駆動制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記記録媒体の駆動開始から記録媒体先端の前記圧接部突入までの記録媒体搬送加速度を一定にすることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記像担持体または中間転写体速度に応じた記録媒体の搬送加速度、搬送初速度、搬送開始タイミングの情報を記憶する記憶装置を備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記搬送装置は、弾性体のローラ対で構成されることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の画像形成装置において、前記ローラ対と前記圧接部との間に、前記記録媒体の両面に対し、該記録媒体の移動方向に沿って案内部材を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、
記録媒体が像担持体または中間転写体と転写部材との圧接部に突入した際に、記録媒体に推進力を与えることにより、発生する像担持体または中間転写体の回転負荷を抑制することができる。
記録媒体厚さに応じて記録媒体の搬送加速度を調整することによって、記録媒体厚さに応じた推進力の調整を行なうことができる。
記録媒体厚さに応じて記録媒体の搬送加速度、搬送初速度及び搬送開始タイミングを調整することによって、記録媒体が加速度を持って圧接部に突入し、突入後は記録媒体搬送速度と像担持体又は中間転写体の線速を等しくもしくはほぼ等しくすることができる。
記録媒体の搬送速度が加速された状態で、圧接部に突入することによって、記録媒体の推進力を増加させることができる。
記録媒体が圧接部に突入した後は、記録媒体搬送速度と像担持体または中間転写体の線速を等しく、もしくはほぼ等しくすることによって、記録媒体に正常に像が転写される。
像担持体または中間転写体速度に応じて記録媒体の搬送加速度、搬送初速度及び搬送開始タイミングを調整することによって、記録媒体が加速度を持って上記圧接部に突入し、突入後は記録媒体搬送速度と像担持体又は中間転写との線速をほぼ等しくすることができる。
搬送装置が弾性体のローラ対で構成され、ローラ対と圧接部との間に、記録媒体両面に進行方向へ沿うような案内部材を設けることによって、記録媒体に推進力を付加する時に、記録媒体がたわむことを防ぎ、推進力が損なわれるのを防ぐことができる。
弾性体のローラ対と記録媒体間の摩擦係数を大きくすることによって、記録媒体により大きな推進力が加えられる。
図1は本発明を適用する画像形成装置の中間転写部を示す図である。
同図において符号1は対向ローラ、2は転写ローラ、3は記録紙、20は中間転写ベルト、21は駆動ローラ、22は従動ローラ、23はテンションローラ、24、25は搬送ローラ対、26は、27は圧縮バネ、28は検知センサ、29は案内板をそれぞれ示す。
同図は中間転写部全体を示しており、中間転写ベルト20は駆動ローラ21によって駆動され、駆動ローラ21、従動ローラ22、テンションローラ23、対向ローラ1によって張架されている。一方図示しない給紙部から記録紙3が給紙され、搬送ローラ対24、25でいったん待機する。なお、その途中には記録紙厚さ検知センサ28が具備されている。そして、中間転写ベルト20に画像が転写されると、搬送駆動ローラ25が駆動モータによって駆動され、中間転写ベルト20上のトナー像先端と同期をとって、記録紙3が対向ローラ1と転写ローラ2の圧接部に搬送され、圧縮バネ27による加圧力と図示しない転写バイアスによって、中間転写ベルト20で担持されているトナー像が記録紙3に転写される。
図2は対向ローラと転写ローラとの圧接部に記録紙が突入した際の力学的な力の関係を示した図である。
同図において符号aは力のベクトル、Fは搬送力、Nは垂直抗力、Pは加圧力、Rは摩擦力、ΔTは負荷トルク、θは角度をそれぞれ示す。なお、便宜上同図における左右方向を水平方向と呼び、上下方向を鉛直方向と呼ぶことにする。
各ベクトルの名称、および符号を以下に示す。
a4:対向ローラ負荷トルクΔT
a5:対向ローラ1が記録紙3 から受ける垂直抗力N1
a6:対向ローラ1が記録紙3 から受ける摩擦力 R1
a7:対向ローラ1が転写ローラ2から受ける垂直抗力N3
a8:対向ローラ1が転写ローラ2から受ける摩擦力 R3
a9:加圧力P
a10:転写ローラ2を水平方向固定にするための力
a11:転写ローラ2が対向ローラ1から受ける垂直抗力N3
a12:転写ローラ2が対向ローラ1から受ける摩擦力 R3
a13:転写ローラ2が記録紙3 から受ける垂直抗力N2
a14:転写ローラ2が記録紙3 から受ける摩擦力 R2
a15:記録紙3 が転写ローラ2から受ける垂直抗力N2
a16:記録紙3 が転写ローラ2から受ける摩擦力 R2
a17:記録紙3 が対向ローラ1から受ける垂直抗力N1
a18:記録紙3 が対向ローラ1から受ける摩擦力 R1
a19:搬送力F
なお、本来は対向ローラ1と転写ローラ2の間に中間転写ベルト20が存在するが、中間転写ベルト20は対向ローラ1に固着して滑らないものとして、対向ローラ1と一体で動くものとして考えるため、対向ローラ1と転写ローラ2の圧接部と記録紙3の関係として記述する。対向ローラ1は水平方向、鉛直方向共に固定されており、回転方向にのみ動くことができる。転写ローラ2は水平方向が固定されており、鉛直方向、回転方向に動くことができる。記録紙3は回転方向の動きは考えないものとして、水平、鉛直両方向に動くことができる。
同図により力のつりあいを考えると、式(1)〜式(5)のようになる。
・対向ローラ1の回転方向つりあい
ΔT=r1×(R1+R3) ・・・(1)
転写ローラ2の回転方向つりあい
r2×R3=r2×R2 ・・・(2)
・記録紙3の水平方向つりあい
N1×sinθ1+N2×sinθ2=R1×cosθ1+R2×cosθ2+F
・・・(3)
・記録紙3の鉛直方向つりあい
N1×cosθ1+R1×sinθ1=N2×cosθ2+R2×sinθ2
・・・(4)
・転写ローラ2の鉛直方向つりあい
P=N2×cosθ2+R2×sinθ2+N3 ・・・(5)
ここで転写ローラ2が押し下げられて記録紙3が進行方向に進むために必要なトルクΔTを求める。そのとき対向ローラ1と転写ローラ2が離れるので、
N3=0、R3=0 ・・・(6)
式(1)〜式(6)より
ΔT=P×r1×sin(θ1+θ2)/cosθ2−F×r1×cosθ1
・・・(7)
転写ローラ2を押し下げて記録紙3が搬送方向へ進むために必要なトルクΔTが、負荷変動となって対向ローラ1の線速変動を引き起こし、それがすなわち中間転写ベルト20の線速変動となる。つまり対向ローラ1、中間転写ベルト20、中間転写ベルト20を駆動する駆動ローラ21、駆動ローラ21から駆動源までの剛性、粘性を変えることなくΔTを減らすことができれば、中間転写ベルトの線速変動を減らすことができる。式(7)より、記録紙の推進力であるFを大きくすれば、ΔTを減らすことができる。式(7)は対向ローラ1、転写ローラ2、記録紙3を剛体とみなした場合であるが、弾性体であったとしても定性的な傾向は変わらない。
記録紙の推進力Fを大きくするには、記録紙3を搬送する搬送ローラ対24、25相互の加圧力を大きくし、搬送ローラ対24、25の弾性体と記録紙間の摩擦係数を大きくすることが有効である。また、記録紙3は弾性体であるので、搬送ローラ対で記録紙3に与えられた推進力ができるだけ損なわれずに対向ローラ1と転写ローラ2の圧接部に伝達されるには、できるだけ記録紙3がたわまないようにする必要がある。そのためには、搬送ローラ対24、25と上記圧接部との間に、記録紙3両面に進行方向に沿って案内板29を設け、その案内板29の間隔をできるだけ狭くすることが有効である。また、搬送ローラ対24、25と上記圧接部間を近接させることも有効である。
同図は、静的な力のつりあいのみを考えた場合であるが、実際の現象は動的であり、対向ローラ1、転写ローラ2、記録紙3は所定の速度で駆動されている。動的に考えれば、記録紙3が上記圧接部に突入する際に、一定の速度ではなく加速された状態で記録紙3が上記圧接部に突入した方が、推進力付加としての効果が増す。
図3は本発明の制御回路を示すブロック図である。
同図において符号30はマイクロプロセッサ、31はメモリ、32は駆動モータドライバ、33は駆動モータをそれぞれ示す。
図3において、記録紙厚さ検知センサ28で検知された信号がマイクロプロセッサ30に送られ、後述の図4に詳細を示す速度制御手段としてのマイクロプロセッサ30に内蔵されたプログラムの制御フローに従って、メモリ31から所定のデータを取り込んで、生成された信号が駆動モータドライバ32に送られ、駆動モータ33が駆動されるという構成になっている。
図4はマイクロプロセッサに内蔵するプログラムの制御フローを示す図である。
同図において符号Sは流れのステップを示す。
同図を用いてマイクロプロセッサ30による速度制御手段の制御フローを述べる。
まず制御フローが開始されると、ステップS1でプリント要求の有無をチェックする。プリント要求があれば、ステップS2において、記録紙厚さが記録紙厚さ検知センサ28によって検知され、検知された記録紙3の厚さ情報がマイクロプロセッサ30に送られると、マイクロプロセッサ30はメモリ31にアクセスし、ステップS3において、記録紙3の厚さ情報に応じて記録紙3の先端が上記圧接部に突入する際の記録紙搬送加速度、記録紙搬送初速度、記録紙搬送開始タイミングの情報を取得する。ここでは、記録紙搬送加速度はある一定の値としており、記録紙3の厚さ情報に応じた記録紙搬送加速度、記録紙搬送加速度からあらかじめ算出された記録紙搬送初速度、記録紙搬送開始タイミングの情報がメモリ31に記録されている。取得情報に基づき、ステップS4において駆動源を所定の加速度で駆動する。ステップS5において記録紙先端が圧接部に到達したか否かを時間でチェックし、到達していることが分かれば、ステップS6において、駆動速度を一定速度に切り替えてフローを終了する。
図5は記録紙厚さと搬送速度の関係を示す図である。同図(a)は搬送速度の時間的変化、同図(b)は搬送距離と搬送速度の関係をそれぞれ示す。
同図は、記録紙厚さが普通紙(1点鎖線)、やや厚いとき(破線)、著しく厚いとき(実線)の搬送時間と搬送速度の関係、搬送距離と搬送速度の関係を示している。記録紙厚さが厚いほど記録紙突入時に発生する回転負荷が大きくなるので、記録紙厚さが厚いほど記録紙搬送加速度を大きくする。なお、記録紙厚さ検知センサ28がない場合は、ユーザーがプリントを実行する前に厚紙モード等の設定を行なうことによって代替されるものとする。
ここで再び図4に戻り、ステップS5における、記録紙搬送加速度から記録紙搬送初速度V0、および、搬送ローラ対駆動開始から記録紙先端が上記圧接部に突入するまでの時間Tを算出する方法を述べる。搬送ローラ対と上記圧接部との距離および中間転写ベルトの線速が所定の設計値であるので、記録紙搬送加速度a(一定)、搬送ローラ対と上記圧接部間の距離L、中間転写ベルトの線速Vbとすると、V0、T、a、L、Vbの関係は次式にて表される。
V0+a×T=Vb ・・・(8)
(Vb×T+V0×T)/2=L ・・・(9)
式(8)、(9)より、記録紙搬送初速度V0および、搬送ローラ対駆動開始から記録紙先端が上記圧接部に突入するまでの時間Tはそれぞれ式(10)、式(11)のように算出することができる。
V0=√(Vb−2aL) ・・・(10)
T=2L/{Vb+√(Vb−2aL)} ・・・(11)
いくつかの記録紙厚さに応じた記録紙搬送加速度a、式(10)、式(11)からあらかじめ算出しておいた記録紙搬送初速度V0と搬送ローラ対駆動開始から記録紙先端が上記圧接部に突入するまでの時間Tをメモリ31に記憶させておき、マイクロプロセッサ30のプログラムを実行すれば、記録紙厚さに応じたそれら3つの情報を基に駆動モータドライバ32に指令を出すようになっている。そして、駆動モータドライバ32はその指令に基づき駆動モータを駆動、制御する。また、プリントジョブの種類によって中間転写ベルトの線速Vbがいくつかの異なる数値であっても、Vbがあらかじめ分かっていれば式(10)、式(11)を用いてあらかじめV0、Tを算出してメモリ31に記憶させておけば対応可能である。
搬送ローラ対駆動開始から時間Tが経過すると、記録紙3は加速度aで線速は中間転写ベルトの線速Vbと等しいかほぼ等しい値で上記圧接部に突入することになる。突入後は搬送加速度aを0にして、記録紙3の線速が中間転写ベルトの線速Vbと等しいかほぼ等しい値で維持されるように、マイクロプロセッサ30は駆動モータドライバ32に指令を出し、駆動モータドライバ32はそれに基づき駆動モータ33を駆動、制御する。ここで、「ほぼ等しい」という用語は、原理的には等しい値を目標とするが、製造誤差等による許容誤差範囲で等しくならない場合を含む意味で用いた。要は、記録紙が必要以上にたわまない程度の速度になっていることが肝要である。
図6はフィードバック制御系のブロック線図である。
同図において符号Gcはコントローラ、Mはモータ、1/Sは搬送速度の偏差をそれぞれ示す。
駆動モータドライバ32は、駆動モータ33がDCモータMの場合には、例えばフィードバック制御機能を持つドライバとする。同図に示す制御系では、図5(a)の搬送時間と搬送速度の関係を示す数値を目標値とし、この目標値にモータの回転速度を追従させるようなコントローラGcで構成される。コントローラGcは、例えば比例、積分、微分の調節計などを用いることとする。
このようにして、記録紙厚さに応じて、所定の搬送加速度、搬送初速度、搬送開始タイミングが決定され、記録紙先端が上記圧接部の突入の際は適切な記録紙搬送加速度による推進力が加えられ、突入後は記録紙搬送速度と中間転写ベルトの線速がほぼ等しくなるようにすることができる。
本発明を適用する画像形成装置の中間転写部を示す図である。 対向ローラと転写ローラとの圧接部に記録紙が突入した際の力学的な力の関係を示した図である。 本発明の制御回路を示すブロック図である。 マイクロプロセッサに内蔵するプログラムの制御フローを示す図である。 記録紙厚さと搬送速度の関係を示す図である。 フィードバック制御系のブロック線図である。
符号の説明
1 対向ローラ
2 転写ローラ
3 記録紙
28 検知センサ
30 マイクロプロセッサ
32 駆動モータドライバ
33 駆動モータ

Claims (10)

  1. トナー画像を形成する手段と、形成されたトナー画像を担持する像担持体または中間転写体と、該像担持体または中間転写体に記録媒体を圧接させ圧接部において前記像担持体上または前記中間転写体上のトナー画像を記録媒体に転写する転写部材と、前記記録媒体を搬送する搬送装置と、を有する画像形成装置において、前記搬送装置は、前記記録媒体を該記録媒体先端が前記圧接部に到達するまでは所定の加速度で搬送させ、前記記録媒体の先端が前記圧接部に到達するタイミングで前記加速度をゼロにして前記記録媒体の速度を等速にする速度制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は前記記録媒体の厚さが厚いほど前記加速度を大きくすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記搬送装置上流側に、前記記録媒体の厚さを検知する記録媒体厚さ検知手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項に記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記記録媒体の厚さに応じた記録媒体の搬送加速度、搬送初速度、搬送開始タイミングの情報を記憶する記憶装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記記録媒体が前記圧接部に突入するように駆動制御する駆動装置、および制御装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記記録媒体が前記圧接部に突入した後は、前記記録媒体の搬送速度を、前記像担持体または中間転写体の線速と等しく、もしくはほぼ等しく駆動制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記記録媒体の駆動開始から記録媒体先端の前記圧接部突入までの記録媒体搬送加速度を一定にすることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記速度制御手段は、前記像担持体または中間転写体速度に応じた記録媒体の搬送加速度、搬送初速度、搬送開始タイミングの情報を記憶する記憶装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記搬送装置は、弾性体のローラ対で構成されることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、前記ローラ対と前記圧接部との間に、前記記録媒体の両面に対し、該記録媒体の移動方向に沿って案内部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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