JP4722536B2 - 車両のアライメント管理装置 - Google Patents

車両のアライメント管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4722536B2
JP4722536B2 JP2005121440A JP2005121440A JP4722536B2 JP 4722536 B2 JP4722536 B2 JP 4722536B2 JP 2005121440 A JP2005121440 A JP 2005121440A JP 2005121440 A JP2005121440 A JP 2005121440A JP 4722536 B2 JP4722536 B2 JP 4722536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
caster angle
angle
caster
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005121440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006298112A (ja
Inventor
俊介 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP2005121440A priority Critical patent/JP4722536B2/ja
Publication of JP2006298112A publication Critical patent/JP2006298112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4722536B2 publication Critical patent/JP4722536B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

本発明は、サスペンションのトー角やキャスタ角を観測し、適切に維持させる車両のアライメント管理装置に関する。
一般に、車両のサスペンションにおいて、トー角やキャスタ角は、車両の操縦安定性や回頭性に大きく影響するものであるため、これらアライメントを適切に管理することは重要な事項である。
例えば、特開2003−97915号公報では、サスペンションのアクスルハウジングの内側面にマーカやLEDランプを取り付け、車体下部に設けたステレオカメラでこれらマーカやLEDランプを撮像し、これらマーカやLEDランプの車体に対する位置関係に基づいて、トー角、キャンバ角、又はキャスタ角のアライメントを計測する技術が開示されている。
特開2003−97915号公報
上述の特許文献1によれば、マーカやLEDランプの位置を基準とするキャスタ角やトー角を正確に検出することができ、キャスタ角やトー角を既定値通りに調整することも可能となる。しかしながら、これらキャスタ角やトー角は、あくまでも、マーカやLEDランプの位置を基準とするものであって、アームの歪みや撓み、経年変化によるブッシュのへたり等がある場合、タイヤの位置・姿勢が必ずしも当初の意図した状態とならなく、所望の直進安定性やステアリング操作性が得られないという問題がある。また、タイヤやホイールに製造上の剛性バラツキがある場合には、マーカやLEDランプの位置を基準としてキャスタ角やトー角を調整したとしても、タイヤに作用する横力と共にキングピン軸周りに作用する復元トルクが異なってしまい、所望の直進安定性やステアリング操作性が得られないという問題がある。
更に、上述の特許文献1のようなマーカやLEDランプの位置をステレオカメラで撮像する構成では、特に汚れやすい車体下面で、マーカやLEDランプ、ステレオカメラを適切に維持することが困難であり、更に、スペース、重量、コスト的にも大変不利になるという問題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、スペース、重量、コスト的にも優れ、真の直進安定性やステアリング操作性の観点から適切なサスペンションのアライメント管理が可能な車両のアライメント管理装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載され車輪に作用する前後力を検出する車輪前後力検出手段と、車両に搭載され車輪に作用する横力を検出する車輪横力検出手段と、車両が直進状態の際に、上記車輪に作用する横力に基づき上記車輪のトー角を演算するトー角演算手段と、上記車輪に前後力が作用していない場合に、上記車輪に作用する横力に基づき上記車輪のキャスタ角を演算するキャスタ角演算手段とを備えたことを特徴としている。
本発明による車両のアライメント管理装置によれば、簡単な構成で、スペース、重量、コスト的にも優れ、真の直進安定性やステアリング操作性の観点から適切なサスペンションのアライメント管理が可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図8は本発明の実施の一形態を示し、図1は車両の前輪操舵系に設けたアライメント管理装置の全体構成図、図2は制御部の機能ブロック図、図3は車輪のキングピン周りに発生する復元モーメントの特性マップの説明図、図4はアライメント管理プログラムのフローチャート、図5はトー角異常判定処理ルーチンのフローチャート、図6はトー角調整制御ルーチンのフローチャート、図7はキャスタ角異常判定処理ルーチンのフローチャート、図8はキャスタ角調整制御ルーチンのフローチャートである。
図1において、符号1はステアリングギヤボックスを示し、このステアリングギヤボックス1から左前輪2Lに向けてタイロッド3Lが延出される一方、右前輪2Rに向けてタイロッド3Rが延出されている。
タイロッド3L,3Rのタイロッドエンドは、ナックルアーム4L,4Rを介して、それぞれの側の車輪2L,2Rを回転自在に支持するアクスルハウジング5L,5Rと連結されている。
アクスルハウジング5L,5Rからは、略斜め上方に向けてストラット軸6L,6Rが延出固定されており、従って、車輪2L,2Rのキャスタ角θcfl,θcfrは、それぞれストラット軸6L,6Rの前後方向の傾きで規定されている。
タイロッド3L,3Rの中途部には、電動モータ(左前輪トー角調整用モータ7L,右前輪トー角調整用モータ7R)を回転させることにより、それぞれの側のタイロッド3L,3Rの長さを可変自在な長さ可変部8L,8Rが設けられており、この長さ可変部8L,8Rによるタイロッド長さの可変により、それぞれの車輪2L,2Rのトー角θtfl,θtfrが可変される。
左前輪トー角調整用モータ7L、及び、右前輪トー角調整用モータ7Rは、左前輪トー角調整用モータ駆動部9L、及び、右前輪トー角調整用モータ駆動部9Rにより駆動され、この左前輪トー角調整用モータ駆動部9L、及び、右前輪トー角調整用モータ駆動部9Rに対する駆動信号は、制御部40から出力される。
また、それぞれストラット軸6L,6Rの上方には、電動モータ(左前輪キャスタ角調整用モータ10L,右前輪キャスタ角調整用モータ10R)を回転させることにより、それぞれの側のストラット軸6L,6Rの傾きを前後方向に調整自在な傾き調整アクチュエータ11L,11Rが設けられており、この傾き調整アクチュエータ11L,11Rによるストラット軸6L,6Rの傾きの調整により、それぞれの車輪2L,2Rのキャスタ角θcfl,θcfrが可変される。
左前輪キャスタ角調整用モータ10L、及び、右前輪キャスタ角調整用モータ10Rは、左前輪キャスタ角調整用モータ駆動部12L、及び、右前輪キャスタ角調整用モータ駆動部12Rにより駆動され、この左前輪キャスタ角調整用モータ駆動部12L、及び、右前輪キャスタ角調整用モータ駆動部12Rに対する駆動信号は、制御部40から出力される。
車両には、車速Vを検出する車速センサ21、ハンドル角θHを検出するハンドル角センサ22、アクスルハウジング5L,5Rに埋設されて、車輪2L,2Rに作用する力を検出するタイヤ力検出センサ23L,23Rが設けられており、これらセンサからの検出信号は、制御部40に入力される。
タイヤ力検出センサ23L,23Rは、車輪横力検出手段としてのものであり、例えば、特開平9−2240号公報に開示されるセンサであり、車輪2L,2Rに作用する前後方向(以下、x方向)、及び、横方向(以下、y方向)の各力をそれぞれのアクスルハウジング5L,5Rに生じる変位量に基づき検出するものである。具体的には、タイヤ力検出センサ23Lでは車輪2Lに作用する前後力Fflx,車輪2Lに作用する横力Fflyを検出し、タイヤ力検出センサ23Rでは車輪2Rに作用する前後力Ffrx,車輪2Rに作用する横力Ffryを検出して、それぞれ制御部40に入力する。
制御部40は、上述の車速V、ハンドル角θH、タイヤ力Fflx,Ffly,Ffrx,Ffryが入力される。そして、車両が直進走行状態の場合には、左前輪2Lのトー角θtfl、及び、右前輪2Rのトー角θtfrを演算し、これらの異常判定を行い、異常がある場合には、インストルメントパネルに配設された、左前輪トー角異常警報LED31、右前輪トー角異常警報LED32、トー角差異常警報LED33の何れかを点灯或いは点滅させて報知する。また、常に、演算されたトー角θtfl,トー角θtfrを、予め設定しておいた目標とするトー角θt0fl,θt0frと比較して、これらの間にずれが生じないように、左前輪トー角調整用モータ駆動部9L、及び、右前輪トー角調整用モータ駆動部9Rに対し信号を出力して調整を行う。同様に、制御部40は、車輪2L,2Rに前後力が作用していない場合、左前輪2Lのキャスタ角θcfl、及び、右前輪2Rのキャスタ角θcfrを演算し、これらの異常判定を行い、異常がある場合には、左前輪キャスタ角異常警報LED34、右前輪キャスタ角異常警報LED35、キャスタ角差異常警報LED36の何れかを点灯或いは点滅させて報知する。また、常に、演算されたキャスタ角θcfl,キャスタ角θcfrを、予め設定しておいた目標とするキャスタ角θc0fl,θc0frと比較して、これらの間にずれが生じないように、左前輪キャスタ角調整用モータ駆動部12L、及び、右前輪キャスタ角調整用モータ駆動部12Rに対し信号を出力して調整を行う。
すなわち、図2に示すように、制御部40は、直進判定部40a、タイヤ前後力判定部40b、トー角演算部40c、トー角異常判定部40d、トー角調整制御部40e、キャスタ角演算部40f、キャスタ角異常判定部40g、キャスタ角調整制御部40hから主要に構成されている。
直進判定部40aは、ハンドル角センサ22からハンドル角θHが入力され、例えば、ハンドル角θHから求められる操舵角δfが、0に近い値(例えば、0.57度未満)の場合、車両は直進走行状態と判定し、それ以外は転舵走行状態と判定して、判定結果をタイヤ前後力判定部40b、トー角演算部40cに出力する。
タイヤ前後力判定部40bは、タイヤ力検出センサ23L,23Rから車輪2L,2Rに作用する前後力Fflx,Ffrxが入力され、直進判定部40aから直進判定の判定結果が入力される。
そして、直進判定部40aから転舵走行状態との判定結果が出力されている際に、左車輪2L、或いは、右車輪2Rに、前後力が作用しているか否か判定し、判定結果をキャスタ角演算部40fに出力する。
トー角演算部40cは、タイヤ力検出センサ23L,23Rから車輪2L,2Rに作用する横力Ffly,Ffryが入力され、直進判定部40aから直進判定の判定結果が入力される。
そして、直進判定部40aから直進走行状態との判定結果が出力されている際に、以下の(1)式、及び、(2)式により、左前輪2Lのトー角θtfl,右前輪2Rのトー角θtfrを演算し、トー角異常判定部40d、トー角調整制御部40eに出力する。
θtfl=Ffly/Kfl …(1)
θtfr=Ffry/Kfr …(2)
ここで、Kfl、Kfrは定数。
すなわち、車両において、横すべり角βが小さく、tanβ≒βとみなせる範囲を考え、横すべり角βの2次以上の項を無視すれば、横すべり角βに対するコーナリングフォースFは、Kをコーナリングパワーとすると、以下の(3)式で与えられる。
F≒K・β …(3)
横すべり角βが小さい時、コーナリングフォースFはタイヤの横力Ffly,Ffryと略等しいとみなせる。また、直進走行状態においては、横すべり角βは、車輪のトー角θtfl,θtfrとなることから、これらを(3)式に代入することにより、前述の(1)式、及び、(2)式が得られるのである。このように、トー角演算部40cは、トー角演算手段として設けられている。
トー角異常判定部40dは、トー角演算部40cから、トー角θtfl,θtfrが入力される。そして、トー角θtfl,θtfrのそれぞれについて、予め設定しておいた範囲内(α<θtfl<β,α<θtfr<β:α、βは定数)にあるか否か判定し、この範囲内にない場合にはそれぞれに対応したLED、すなわち、左前輪トー角異常警報LED31、又は、右前輪トー角異常警報LED32を点灯或いは点滅させて異常を報知する。また、トー角θtflとトー角θtfrとの差が許容値a(設定値)より大きい場合にも異常と判定して、トー角差異常警報LED33を点灯或いは点滅させて異常を報知する。すなわち、トー角異常判定部40dは、第1のトー角異常判定手段、及び、第2のトー角異常判定手段として設けられている。
トー角調整制御部40eは、トー角演算部40cからトー角θtfl,θtfrが入力される。そして、予め設定しておいた目標トー角θt0fl,θt0frと比較し、この目標トー角θt0fl,θt0frとの偏差Δθtfl(=θt0fl−θtfl),Δθtfr(=θt0fr−θtfr)が0になるような制御電流Itfl,Itfrを、例えば、以下の(4)式、(5)式により求め、左前輪トー角調整用モータ駆動部9L、或いは、右前輪トー角調整用モータ駆動部9Rに対し信号を出力して調整を行う。
Itfl=ktp・Δθtfl+kti・∫(Δθtfl)dt+ktd・(dΔθtfl/dt)
…(4)
Itfr=ktp・Δθtfr+kti・∫(Δθtfr)dt+ktd・(dΔθtfr/dt)
…(5)
ここで、ktp,kti,ktdは定数。
このように、トー角調整制御部40eは、目標トー角設定手段及びトー角調整手段として設けられている。尚、本実施の形態では、目標トー角θt0fl,θt0frは予め設定されている一定値であり、その他、車両の走行状態に応じてマップ等により設定するものであっても良い。
キャスタ角演算部40fは、車速センサ21から車速Vが、ハンドル角センサ22からハンドル角θHが、タイヤ力検出センサ23L,23Rから車輪2L,2Rに作用する横力Ffly,Ffryが、タイヤ前後力判定部40bから左車輪2L、或いは、右車輪2Rに前後力が作用しているか否かの判定結果が入力される。
そして、タイヤ前後力判定部40bから左車輪2L、或いは、右車輪2Rに前後力が作用していないとの判定結果が出力されている際に、以下の(6)式、及び、(7)式により、キャスタ角θcfl,θcfrを演算し、キャスタ角異常判定部40g、キャスタ角調整制御部40hに出力する。
θcfl=Mfl/(Ffly・rfl) …(6)
θcfr=Mfr/(Ffry・rfr) …(7)
ここで、Mfl,Mfrは左車輪2L及び右車輪2Rのキングピン周りの復元モーメント(後述の如くマップ参照にて設定)、rfl,rfrは左車輪2L及び右車輪2Rのタイヤ半径である。
すなわち、各輪のキングピン周りの復元モーメントMは、タイヤに作用する横力Fyと、キングピンの延長線が地面と交わる点とタイヤの接地点との距離であるキャスタトレールecと、横力Fyの着力点とタイヤ中心を通る垂直軸との距離であるニューマティックトレールenと、キャスタ角θcを用いて、以下の(8)式により表される。
M=Fy・(en+ec)・cosθc …(8)
ここで、
en=(r・Fx)/W …(9)
rはタイヤ半径、Fxはタイヤ前後力、Wはタイヤ接地荷重。
ec=r・sinθc …(10)
である。
(9)式より、タイヤに前後力Fxが作用していない場合(Fx=0の場合)、en=0となり、以下の(11)式のようになって、復元モーメントMは、接地荷重や前後力Fxの影響を受けない値となる。
M=Fy・ec・cosθc
=Fy・r・sinθc・cosθc …(11)
更に、θcが小さい場合には、sinθc≒θc、cosθc≒1であるから、(11)式は、以下の(12)式のようになり、この(12)式から、(13)式を得るのである。
M=Fy・r・θc …(12)
θc=M/(Fy・r) …(13)
こうして、復元モーメントMを、当初、実験、計算等により求めた値として、例えば、図3に示すような、ハンドル角から求められる操舵角δfと車速Vの関数としてマップ等に設定しておき、このマップから求められる復元モーメントMとタイヤに作用する横力Fyとを求めることにより、キャスタ角θcを演算することが可能となっている。そして、上述の(13)式を、左車輪2Lと右車輪2Rとに別々に適用することで、前述の(6)式、(7)式が得られるのである。尚、本実施の形態においては、(11)式において、sinθc≒θc、cosθc≒1を仮定した場合で演算するようになっているが、キャスタ角θcに対するsinθc・cosθcの値を予め求めておき、この値とM/(Fy・r)とを比較することで、キャスタ角θcを求めるようにしても良い。
キャスタ角異常判定部40gは、キャスタ角演算部40fから、キャスタ角θcfl,θcfrが入力される。そして、キャスタ角θcfl,θcfrのそれぞれについて、予め設定しておいた範囲内(γ<θcfl<ε,γ<θcfr<ε:γ、εは定数)にあるか否か判定し、この範囲内にない場合にはそれぞれに対応したLED、すなわち、左前輪キャスタ角異常警報LED34、又は、右前輪キャスタ角異常警報LED35を点灯或いは点滅させて異常を報知する。また、キャスタ角θcflとキャスタ角θcfrとの差が許容値b(設定値)より大きい場合にも異常と判定して、キャスタ角差異常警報LED36を点灯或いは点滅させて異常を報知する。すなわち、キャスタ角異常判定部40gは、第1のキャスタ角異常判定手段、及び、第2のキャスタ角異常判定手段として設けられている。
キャスタ角調整制御部40hは、キャスタ角演算部40fからキャスタ角θcfl,θcfrが入力される。そして、予め設定しておいた目標キャスタ角θc0fl,θc0frと比較し、この目標キャスタ角θc0fl,θc0frとの偏差Δθcfl(=θc0fl−θcfl),Δθcfr(=θc0fr−θcfr)が0になるような制御電流Icfl,Icfrを、例えば、以下の(14)式、(15)式により求め、左前輪キャスタ角調整用モータ駆動部12L、或いは、右前輪キャスタ角調整用モータ駆動部12Rに対し信号を出力して調整を行う。
Icfl=kcp・Δθcfl+kci・∫(Δθcfl)dt+kcd・(dΔθcfl/dt)
…(14)
Icfr=kcp・Δθcfr+kci・∫(Δθcfr)dt+kcd・(dΔθcfr/dt)
…(15)
ここで、kcp,kci,kcdは定数。
このように、キャスタ角調整制御部40hは、目標キャスタ角設定手段及びキャスタ角調整手段として設けられている。尚、本実施の形態では、この目標キャスタ角θc0fl,θc0frは予め設定されている一定値であり、その他、車両の走行状態に応じてマップ等により設定するものであっても良い。
次に、制御部40で実行されるアライメント管理プログラムを、図4のフローチャートで説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で必要パラメータ、すなわち、車速センサ21から車速Vを、ハンドル角センサ22からハンドル角θHを、タイヤ力検出センサ23L,23Rから車輪2L,2Rに作用する前後,横方向の力Fflx,Ffly,Ffrx,Ffryを読み込む。
次に、S102に進み、直進判定部40aにおいて、車両が直進走行状態か否か判定し、直進走行状態の場合には、S103に進んで、トー角演算部40cにおいて、前述の(1)式、及び、(2)式により、トー角θtfl,θtfrを演算する。
その後、S104に進み、トー角異常判定部40dにおいて、以下の図5に示すフローチャートに従って、トー角異常判定処理を実行する。
このトー角異常判定処理は、まず、S201で、左車輪2Lのトー角θtflが予め設定しておいた範囲内(α<θtfl<β)か否か判定し、範囲外の場合にはS202に進み、左前輪トー角異常警報LED31を点灯或いは点滅させることにより左前輪トー角異常警報を実行する。逆に、範囲内の場合にはS203に進み、左前輪トー角異常警報を解除する(既に警報が実行されている場合には警報解除、警報が実行されていない場合にはそのままとする)。
S202で警報実行処理、或いは、S203で警報解除処理を実行した後は、S204に進み、右車輪2Rのトー角θtfrが予め設定しておいた範囲内(α<θtfr<β)か否か判定し、範囲外の場合にはS205に進み、右前輪トー角異常警報LED32を点灯或いは点滅させることにより右前輪トー角異常警報を実行する。逆に、範囲内の場合にはS206に進み、右前輪トー角異常警報を解除する(既に警報が実行されている場合には警報解除、警報が実行されていない場合にはそのままとする)。
S205で警報実行処理、或いは、S206で警報解除処理を実行した後は、S207に進み、トー角θtflとトー角θtfrとの差(絶対値)が許容値a(設定値)より大きいか否か判定し、許容値aよりも大きい場合には、S208に進んで、トー角差異常警報LED33を点灯或いは点滅させて異常を報知してルーチンを抜ける。逆に、トー角θtflとトー角θtfrとの差(絶対値)が許容値a以内の場合には、S209に進んで、トー角差異常警報を解除し(既に警報が実行されている場合には警報解除、警報が実行されていない場合にはそのままとし)、ルーチンを抜ける。
図4のフローチャートのS104でトー角異常判定処理を実行した後は、S105に進み、トー角調整制御部40eにおいて、以下の図6に示すフローチャートに従って、トー角調整制御を実行する。
このトー角調整制御は、まず、S301で目標トー角θt0fl,θt0frを設定する。尚、本実施の形態では、この目標トー角θt0fl,θt0frは予め設定されている一定値であり、その他、車両の走行状態に応じてマップ等により設定するものであっても良い。
次に、S302に進み、トー角θtfl,θtfrと目標トー角θt0fl,θt0frとの偏差Δθtfl(=θt0fl−θtfl),Δθtfr(=θt0fr−θtfr)を演算する。
次いで、S303に進み、前述の(4)式、(5)式により、トー角偏差Δθtfl,Δθtfrが0になるような制御電流Itfl,Itfrを演算する。
そして、S304に進んで、この制御電流Itfl,Itfrを、左前輪トー角調整用モータ駆動部9L、右前輪トー角調整用モータ駆動部9Rに出力してルーチンを抜ける。
このように、図4のフローチャートのS105でトー角調整制御を実行した後は、プログラムを抜ける。
一方、前述のS102で直進走行状態ではないと判定した場合は、S106に進み、タイヤ前後力判定部40bにおいて、タイヤ前後力が作用しているか否か判定し、タイヤ前後力が作用している場合には、そのままプログラムを抜ける。
また、タイヤ前後力が作用していないと判定した場合には、S107に進み、キャスタ角演算部40fにおいて、前述の(6)式、及び、(7)式により、キャスタ角θcfl,θcfrを演算する。
その後、S108に進み、キャスタ角異常判定部40gにおいて、以下の図7に示すフローチャートに従って、キャスタ角異常判定処理を実行する。
このキャスタ角異常判定処理は、まず、S401で、左車輪2Lのキャスタ角θcflが予め設定しておいた範囲内(γ<θcfl<ε)か否か判定し、範囲外の場合にはS402に進み、左前輪キャスタ角異常警報LED34を点灯或いは点滅させることにより左前輪キャスタ角異常警報を実行する。逆に、範囲内の場合にはS403に進み、左前輪キャスタ角異常警報を解除する(既に警報が実行されている場合には警報解除、警報が実行されていない場合にはそのままとする)。
S402で警報実行処理、或いは、S403で警報解除処理を実行した後は、S404に進み、右車輪2Rのキャスタ角θcfrが予め設定しておいた範囲内(γ<θcfr<ε)か否か判定し、範囲外の場合にはS405に進み、右前輪キャスタ角異常警報LED35を点灯或いは点滅させることにより右前輪キャスタ角異常警報を実行する。逆に、範囲内の場合にはS406に進み、右前輪キャスタ角異常警報を解除する(既に警報が実行されている場合には警報解除、警報が実行されていない場合にはそのままとする)。
S405で警報実行処理、或いは、S406で警報解除処理を実行した後は、S407に進み、キャスタ角θcflとキャスタ角θcfrとの差(絶対値)が許容値b(設定値)より大きいか否か判定し、許容値bよりも大きい場合には、S408に進んで、キャスタ角差異常警報LED36を点灯或いは点滅させて異常を報知してルーチンを抜ける。逆に、キャスタ角θcflとキャスタ角θcfrとの差(絶対値)が許容値b以内の場合には、S409に進んで、キャスタ角差異常警報を解除し(既に警報が実行されている場合には警報解除、警報が実行されていない場合にはそのままとし)、ルーチンを抜ける。
図4のフローチャートのS108でキャスタ角異常判定処理を実行した後は、S109に進み、キャスタ角調整制御部40hにおいて、以下の図8に示すフローチャートに従って、キャスタ角調整制御を実行する。
このキャスタ角調整制御は、まず、S501で目標キャスタ角θc0fl,θc0frを設定する。尚、本実施の形態では、この目標キャスタ角θc0fl,θc0frは予め設定されている一定値であり、その他、車両の走行状態に応じてマップ等により設定するものであっても良い。
次に、S502に進み、キャスタ角θcfl,θcfrと目標キャスタ角θc0fl,θc0frとの偏差Δθcfl(=θc0fl−θcfl),Δθcfr(=θc0fr−θcfr)を演算する。
次いで、S503に進み、前述の(14)式、(15)式により、キャスタ角偏差Δθcfl,Δθcfrが0になるような制御電流Icfl,Icfrを演算する。
そして、S504に進んで、この制御電流Icfl,Icfrを、左前輪キャスタ角調整用モータ駆動部9L、右前輪キャスタ角調整用モータ駆動部9Rに出力してルーチンを抜ける。
このように、図4のフローチャートのS109でキャスタ角調整制御を実行した後は、プログラムを抜ける。
このように、本発明の実施の形態によれば、基本的に、タイヤ力検出センサ23L,23Rから得られる車輪2L,2Rに作用する横力Ffly,Ffryを基にサスペンションのトー角とキャスタ角とを観測できるようにしているので、構成も簡単で、スペース、重量、コスト的にも優れている。また、この車輪2L,2Rに作用する横力Ffly,Ffryは、車両の直進安定性やステアリング操作性に直接影響を及ぼすものであるため、この車両の直進安定性やステアリング操作性を考慮した精度の良いトー角とキャスタ角とが推定できる。そして、観測したトー角とキャスタ角を基に警報やアライメント調整を行って、車両の直進安定性やステアリング操作性を常に適切に調整維持することが可能となっている。
尚、本実施の形態では、トー角とキャスタ角の両方を求める構成となっているが、どちらかのみ求める構成であっても良い。また、本実施の形態では、警報のみならず調整も行える構成となっているが、警報のみ、或いは、調整のみ行う構成であっても良い。更に、本実施の形態では、前輪側に適用した例で説明しているが、後輪側についても同様の考え方で適用することが可能である。
車両の前輪操舵系に設けたアライメント管理装置の全体構成図 制御部の機能ブロック図 車輪のキングピン周りに発生する復元モーメントの特性マップの説明図 アライメント管理プログラムのフローチャート トー角異常判定処理ルーチンのフローチャート トー角調整制御ルーチンのフローチャート キャスタ角異常判定処理ルーチンのフローチャート キャスタ角調整制御ルーチンのフローチャート
符号の説明
1 ステアリングギヤボックス
2L,2R 車輪
3L,3R タイロッド
5L,5R アクスルハウジング
6L,6R ストラット軸
7L,7R 前輪トー角調整用モータ
8L,8R 長さ可変部
9L,9R 前輪トー角調整用モータ駆動部
10L,10R 前輪キャスタ角調整用モータ
11L,11R 傾き調整アクチュエータ
12L,12R 前輪キャスタ角調整用モータ駆動部
21 車速センサ
22 ハンドル角センサ
23L,23R タイヤ力検出センサ(車輪横力検出手段)
31 左前輪トー角異常警報LED
32 右前輪トー角異常警報LED
33 トー角差異常警報LED
34 左前輪キャスタ角異常警報LED
35 右前輪キャスタ角異常警報LED
36 キャスタ角差異常警報LED
40 制御部
40a 直進判定部
40b タイヤ前後力判定部
40c トー角演算部(トー角演算手段)
40d トー角異常判定部(第1のトー角異常判定手段、第2のトー角異常判定手段)
40e トー角調整制御部(目標トー角設定手段、トー角調整手段)
40f キャスタ角演算部(キャスタ角演算手段)
40g キャスタ角異常判定部(第1のキャスタ角異常判定手段、第2のキャスタ角異常判定手段)
40h キャスタ角調整制御部(目標キャスタ角設定手段、キャスタ角調整手段)

Claims (6)

  1. 車両に搭載され車輪に作用する前後力を検出する車輪前後力検出手段と、
    車両に搭載され車輪に作用する横力を検出する車輪横力検出手段と、
    上記車輪に前後力が作用していない場合に、上記車輪に作用する横力に基づき上記車輪のキャスタ角を演算するキャスタ角演算手段と、
    を備えたことを特徴とする車両のアライメント管理装置。
  2. 上記キャスタ角演算手段で演算したキャスタ角が、予め設定しておいた範囲内にない場合に上記キャスタ角を異常と判定する第1のキャスタ角異常判定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両のアライメント管理装置。
  3. 上記キャスタ角演算手段は、前輪側と後輪側の少なくとも一方の左右両輪に設けられるものであって、
    左輪のキャスタ角と右輪のキャスタ角との差が予め設定しておいた値を超える場合にキャスタ角が異常と判定する第2のキャスタ角異常判定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両のアライメント管理装置。
  4. 上記車輪の目標とするキャスタ角を設定する目標キャスタ角設定手段と、
    上記キャスタ角演算手段で演算したキャスタ角と上記目標とするキャスタ角とを比較して、上記演算したキャスタ角が上記目標とするキャスタ角になるように調整するキャスタ角調整手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の車両のアライメント管理装置。
  5. 車両に搭載され車輪に作用する前後力を検出する車輪前後力検出手段と、
    車両に搭載され車輪に作用する横力を検出する車輪横力検出手段と、
    車両が直進状態の際に、上記車輪に作用する横力に基づき上記車輪のトー角を演算するトー角演算手段と、
    上記車輪に前後力が作用していない場合に、上記車輪に作用する横力に基づき上記車輪のキャスタ角を演算するキャスタ角演算手段と、
    を備えたことを特徴とする車両のアライメント管理装置。
  6. 上記車輪横力検出手段は、アクスルハウジングに生じる変位量に基づいて上記車輪に作用する横力を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の車両のアライメント管理装置。
JP2005121440A 2005-04-19 2005-04-19 車両のアライメント管理装置 Active JP4722536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005121440A JP4722536B2 (ja) 2005-04-19 2005-04-19 車両のアライメント管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005121440A JP4722536B2 (ja) 2005-04-19 2005-04-19 車両のアライメント管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006298112A JP2006298112A (ja) 2006-11-02
JP4722536B2 true JP4722536B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=37466715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005121440A Active JP4722536B2 (ja) 2005-04-19 2005-04-19 車両のアライメント管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4722536B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4935203B2 (ja) * 2006-06-23 2012-05-23 日本精工株式会社 車輪のトー異常検知装置
JP5043613B2 (ja) * 2007-11-29 2012-10-10 本田技研工業株式会社 車輪状態を検出するトー角可変制御式車両
WO2011077669A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 本田技研工業株式会社 車両の後輪トー角制御装置
JP6579377B2 (ja) * 2015-11-30 2019-09-25 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
JP6997568B2 (ja) * 2017-09-22 2022-01-17 Ntn株式会社 ステアリングシステム
KR102409844B1 (ko) * 2021-12-31 2022-06-22 한국자동차연구원 차량 자가 휠 정렬 모듈 및 그 방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01172005A (ja) * 1987-12-26 1989-07-06 Mazda Motor Corp 車両のト−角調整方法
JPH05213028A (ja) * 1992-01-31 1993-08-24 Mitsubishi Motors Corp 車両用キャスタ角制御装置
JPH06127243A (ja) * 1992-10-14 1994-05-10 Mitsubishi Motors Corp 車両用サスペンション装置のアライメント制御方法
WO2004089664A1 (ja) * 2003-04-01 2004-10-21 Bridgestone Corporation 車両状態解析システム、車両、及び車両状態管理システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2841774B2 (ja) * 1990-07-31 1998-12-24 三菱自動車工業株式会社 車両用キャスタ角制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01172005A (ja) * 1987-12-26 1989-07-06 Mazda Motor Corp 車両のト−角調整方法
JPH05213028A (ja) * 1992-01-31 1993-08-24 Mitsubishi Motors Corp 車両用キャスタ角制御装置
JPH06127243A (ja) * 1992-10-14 1994-05-10 Mitsubishi Motors Corp 車両用サスペンション装置のアライメント制御方法
WO2004089664A1 (ja) * 2003-04-01 2004-10-21 Bridgestone Corporation 車両状態解析システム、車両、及び車両状態管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006298112A (ja) 2006-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5432990B2 (ja) 後輪トー角制御装置および後輪トー角制御装置における電動アクチュエータの基準位置較正方法
JP4389993B2 (ja) 車両のステアリング装置
JP4722536B2 (ja) 車両のアライメント管理装置
US8364350B2 (en) Steering system for rear wheels of vehicle
US10144438B2 (en) Traveling bogie and track-type vehicle
US8186477B2 (en) Rear-wheel steering vehicle
JP4539866B2 (ja) 転舵装置
KR102274120B1 (ko) 후륜 조향 시스템의 제어 장치 및 방법
JP4591237B2 (ja) 車両のステアリング装置
JP2010234935A (ja) 車両の後輪トー角制御装置
JP2009234518A (ja) アライメント角可変車両
JP6152743B2 (ja) トレーラロール状態報知装置
JP2012096599A (ja) 車輪角度調整装置
JP5131681B2 (ja) 車両の後輪トー角可変制御装置
JP2007168698A (ja) 転舵装置
JP5303333B2 (ja) 車両の後輪操舵制御装置
JP2010234819A (ja) 車両の後輪操舵制御装置
JP2007308038A (ja) 車両の操舵角度検出装置
JP2009132239A (ja) 車輪状態を検出するトー角可変制御式車両
JP5313760B2 (ja) 後輪トー角制御装置および電動アクチュエータの基準作動量設定方法
JP2023028001A (ja) ステアリングシステム
JP2006240413A (ja) 車両操舵装置
JP2013212732A (ja) 車両
JP2010184509A (ja) 後輪操舵装置
JP6152742B2 (ja) トレーラロール状態報知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4722536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250