JPH01172005A - 車両のト−角調整方法 - Google Patents

車両のト−角調整方法

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JPH01172005A
JPH01172005A JP62330466A JP33046687A JPH01172005A JP H01172005 A JPH01172005 A JP H01172005A JP 62330466 A JP62330466 A JP 62330466A JP 33046687 A JP33046687 A JP 33046687A JP H01172005 A JPH01172005 A JP H01172005A
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JP
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angle
toe angle
toe
wheel
adjustment
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Application number
JP62330466A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Hironobu Koda
甲田 博信
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Priority to US07/277,346 priority patent/US5027275A/en
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Priority to EP88119981A priority patent/EP0319837B1/en
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    • G01M17/06Steering behaviour; Rolling behaviour
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    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
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    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両のトー角調整方法に関する。
(従来技術) 車両の組立工程においては、その下流端にトー1   
  ・ 角チェック工程が設けられて、車両の直進方向に対する
車輪の傾き角、つまり一角の最終的な調整が行なわれる
。ここに、車輪のトー角調整はそれに先立って行なわれ
るトー角測定の結果に基づいてなされ、このトー角測定
としては、いわゆるダイナミックトーテスタを用いて、
車輪をドラム上で回転させながら各車輪のサイドフォー
スから演算によりトー角を求める手法や、特開昭57−
100307号公報に見られるように、静止する車輪の
外側面に測定板を当接させて、この測定板の傾き角から
直接的にトー角を求める手法が知られている。
ところで、従来のトー角調整のやり方は、デイスプレー
に表示されるトー角調整値を見て、作業者が各車輪のト
ー角を調整することとされているが1.このデイスプレ
ーに表示されるトー角調整値は、車輪のトー角測定装置
、つまりタイヤ角度の測定装置を基準に求めるようにさ
れていた。
このため、前輪のトー角調整にあっては、前輪を操舵す
るハンドルを完全に中立位置に修正した後に前輪のトー
角調整を行なう必要があった。
しかし、このようにトー角調整の際にハンドルを中立位
置に修正するというのは、いかにも手間のかかるもので
あり、また、トー角調整作業の迅速さに欠けることにな
る。
そこで、本発明の目的は、トー角調整の際のハンドルの
修正を不用とするようにした車両のトー角調整方法を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)上記技術的課題
を達成すべく、本発明にあっては、 タイヤ角度を検出して車両のトー角を調整する方法を前
提として、 後輪のトー角を調整した後に、該各後輪の調整後のタイ
ヤ角度から車両の直進方向を表わす合成角を求めると共
に、前輪を操舵するハンドルの切れ角から各前輪の転舵
角を検出し、 各前輪のトー角調整量を求める際に、各前輪の測定タイ
ヤ角度から前記各転舵角を除去する補fを加えて、該補
正後の各タイヤ角度と前記合成角とから各トー角調g是
を求めるようにしである。
すなわち、本発明にあっては、前輪のタイヤ角度から前
輪転舵角の影響を除去して前輪の中立位置を求め、この
中立位置におけるタイヤ角度が車両の直進方向からどの
くらい振れているか(タイヤの傾き角)によって、前輪
のトー角調整値を得るようにしである。この車両の直進
方向は後輪の1・−角を合成することによって求められ
るものである。
したがって、本発明によれば、例えハンドルが切られて
いる状態であっても前輪のトー角調整値を求めることが
可能とされる。また、少なくとも、前輪のトー角調整値
は、後輪で決定される車両の直進方向を基準として算定
されるため、トー角調整値としては好ましいものが得ら
れることとなる。
(以下余白) (実施例) 以下、本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
第1図、第2図は、自動車組立最終−J二程に設けられ
たトー角調整ステーションSを示すもので、該ステーシ
ョンSには、自動車lの車輪2の受台をなす載置台3と
、各車輪2のトー角等の測定を行なうトー角測定装置4
とが設けられている。また、前記ステーションSのピッ
)Pには、トー角調整装置5が設けられ、このトー角調
整装置5は、ここでは、各車輪2毎に合計4台設置され
て、上記トー角測定装置4によるトー角実測値が設定ト
ー角と異なるときには、トー角調整装置5によって各車
輪2毎にトー角調整がなされるようになっている。尚、
図において、右前輪に関するものにはrFRJを付し、
同様に、左前輪に関するものにはrFLJを付し、右後
輪にtyJするものにはrRRJを付し、左後輪に関す
るものにはlLJを付して識別しである。また、以下の
説明において、特に必要があるときには、前輪用にはI
’Fjを、後輪にはf R、iを付して総称し、各要素
を総称するときには、数字のみの参照符合を用いて説明
を加えることとする。次に説明の都合−ヒ、上記トー角
測疋装置4及びトー角調整装置5等を説明するに先立っ
て、各車輪2に設けられているトー角調整機a6につい
て説明する。
トー角調整機構6(第3図、第4図) 第3図は後輪用サスペンション7を示すもので、このサ
スペンション7はスイングアーム式とされて、その車輪
支持部材701の構成要素である後ラテラルリンク70
2には後輪2Rのトー角を調整可能とするトー角調整機
構6が設けられている。以下に、より具体的に説明する
図中、符合703はサブフレームで、サブフレーム70
3は車体に固定されて、車幅方向に延び、その右@部及
び左端部には、上記車輪支持部材701を介して、後輪
2Rが上下動可能に保持されている。該車輪支持部材7
01は、はぼ車幅方向に延びる前ラテラルリンク704
及び上記後ラテラルリンク702並びに車体前後方向に
延び゛     6 るホイールサポート部材としての連結リンク705と、
を有(7ている。上記前ラテラルリンク704と上記後
ラテラルリンク702とは、後ラテラルリンク702を
後方にして車体前後方向に並んで配設され、これら要素
702.704け、その内端?A(車体内方側の端部)
が上記サブフレーム703に対して回動自在に連結され
、外端部(車体外方側の端部)が−上記連結リンク70
5に対して回動自在に連結されている。すなわち、前ラ
テラルリンク704の外端部は連結リンク705の前端
部に連結され、少ラテラルリンク702の外端部は連結
リンク705の後端部に連結されている。そして、連結
リンク705は車体外方に延びるキングピン705aを
有し、後輪2Rは、このキングピン705aに対して回
転自在に保持されるようになっている。また、サスペン
ション7には、車体前後方向に延びる左右一対のトーシ
ョンロッド706が設けられ、各トーショ〉′ロッド7
06は、その前端が車体に対して回動自在に連結され 
後端が−J−記連結リンす705に回動自在に連結され
て、このトーションロッド706によって上記車輪支持
部材701の車体前後方向の剛性が確保されている。
前記トー角調整機構6は、後ラテラルリンク702の長
さ方向はぼ中央に設けられ、該トー角調整機構7は、ト
ー角調整ロッド601と、六角ナー、トからなるロック
ナツト602と、から概略構成されている。すなわち、
後ラテラルリンク702は、第4図に示すように、内リ
ンク702a(車体内方側リンク)と外リンク702b
(車体外方側リンク)とに半割され、これらリンク70
2a、702bとの間に上記トー角調整ロッド601が
配設されている。そして、トー角調整ロッド601には
、その両端部に、相対的に逆方向にねじ切りされたねじ
部601aが形成され、これらねじ部601aに対応し
て上記リンク702a、702bの対向端部には雌ねじ
部702c(外リンク702bについては図示を省略し
である)が形成され、トー角調整ロッド601とリンク
702a、702bとは螺合結合されている。
なお、トー角調整ロッド601の外端部が螺合する外リ
ンク702bの雌ねじ部はナツト702dによって構成
されており、該ナツト702dは外リンク702bに固
着されている。上記ロックナツト602はトー角調整ロ
ッド601の外端部側ねじ部702cに螺合され、この
ロックナツト602が上記ナツト702dに圧接するこ
とによってトー角調整ロッド601の回転をロックする
ようになっている。
以−りの!Ih戒により、ロックナツト602を緩めて
、トー角調整ロッド601をその軸線回りに回転させる
ことにより内リンク702aと外リンク702bとが接
近あるいは離反し、この結果後ラテラルリンク702の
長さ寸法が短縮あるいは伸長することとなる。そして、
この後ラテラルリンク702の長さ寸法が変化するとい
うことは、とりもなおさず後輪2Rのトー角が変化する
ということであり、後ラテラルリンク702が短縮した
ときにはトー角がトーアウト方向に調整され、逆に後ラ
テラルリンク702が伸長したときにはト一角がトーイ
ン方向に調整されることとなる。
以上、後輪2R側のトー角調整機構6について説明した
が、前輪2Fについては転舵機構の一構成要素であるタ
イロッドにトー角調整機構が設けられ、この前輪側トー
角調整機構は上記後輪側トー角調整機構6と同一の構成
からなるため、図示及びその説明を省略する。
載置台3(第1図、第5図乃至第12図)載置台3は、
第5図等にも示すように、フレーム301を有し、フレ
ーム301の上面には第7 。
図、第9図に示すように、同一円周上に複数のベアリン
グ302が設けられ、このベアリング302に転勤自在
に設けられたポール302a上にターンテーブル303
が配設されている。ターンテーブル303は車輪2を直
接支持するもので、前輪用ターンテーブル303Fと、
後輪用ターンテーブル303Rとは若干構成上の差異が
あるため、先ず、前輪用ターンテーブル303F (第
7図乃至第9図)を説明した後に、後輪用ターンテーブ
ル303R(第10図)について説明する。
前輪用ターンテーブル303Fには、その上面に、前輪
2Fの前後動を規制するストー/パ304と、前輪2F
の内側面に当接するガイド板305とが設けられている
。そして、前輪用ターンテーブル303Fは、第8図に
示すように、下方に延びる回転軸306を有し、当該回
転軸306の下端には、エンコーダ307が設けられて
、このエンコーダ307によって後輪用ターンテーブル
303Fの回転角が検出されるようになっている。
また、上記回転軸306には、その上下方向中央部に、
第9図に示すように、横断面矩形の異形部306aが設
けられ、この異形部306aは、軸回転規制板307に
よって挟み込まれるようになっている。すなわち、軸回
転規制板307は、上記回転軸306を挟んで前後に3
07aと307bとに2つ設けられ、これら、軸回転規
制板307は、夫々、回転軸306との対向端に前記異
形部306aに対応する切欠部307Cを有している。
そして、軸回転規制板307は、フレーム301に前後
動自在に設けられ、この軸回転規制板307の一端はア
ーム308の上端に連結されている。アーム308は、
−の軸回転規制板307a用のアーム308aと他の軸
回転規制板307b用のアーム308bとに2つ設けら
れている。これらアーム308は上下方向に延び、その
中央部がアーム301に回転自在に取付けられ、アーム
308の上端はアーム308a、308b間に架設され
たシリンダ309に連結されている。
これによりシリンダ309が伸長したときには、2つの
軸回転規制板307が互いに近接し、前記回転軸306
をクランプするようになっている。そして、このように
回転軸306が軸回転規制板307によって保持された
ときには、ターンテーブル303Fは前記ストッパ30
4を前後に位置する状態に保持されるようになっている
。逆にシリンダ309が短縮したときには、2つの軸回
転規制板307が互いに離反動し、前記回転軸306の
クランプが解除される。そして、このように回転軸30
6のクランプ解除がなされたときには、回転軸306の
回転及び前後左右動が許容されることとなる。すなわち
、前輪用ターンテーブル303Fはフルフロートの状態
となる。
前記フレーム301には、また、前輪用ターンテーブル
303Fを挟んで前後に搬送台310が設けられ、この
搬送台310によって車輪2Fのターンテーブル303
Fに対する乗り降りが円滑になされるようになっている
他方、後輪用ターンテーブル303Rは、後輪用フレー
ム320の上面に設けられ、基本的には、上記前輪用タ
ーンテーブル303Fと同様の構成とされている。した
がって該前輪用ターンテーブル303Fと同一の要素に
は同一の参照符号を付すことによりその説明を省略し、
以下に前輪用ターンテーブル303Fと異なる点につい
てのみ説明を加えることとする。
第10図に示すように、後輪用ターンテープ303Rは
、前記前輪用ターンテーブル303Fと同様に、下方に
延びる回転軸321を有し、該回転軸321の下端部に
横断面矩形の異形部321aが設けられて、この異形部
321aを軸回転規制板307によって挟み込むように
なっている1、つまり後輪用ターンテーブル303Rに
は前輪用ターンテーブル307Fのようにエンコーダ3
07が設けられていない。そして、軸回転規制板307
は、ここでは、スプリング322によって常時307a
と307bとが離間する方向に付勢され、−のiNh回
転規制板307aは−のシリンダ323に連結され、他
の軸回転規制板307bは他のシリンダ324に連結さ
れて、両シリンダ323,324が共に伸長することに
よって、2つの軸回転規制板307が互いに接近し、前
記回転軸321をクランプするようになっている。そし
て、このように回転軸321が軸回転規制板307によ
って保持されたときには、後輪用ターンテーブル303
Rはそのストッパ304を前後に位置する状態に保持さ
れる。逆にシリンダ307が短縮したときには、前記ス
プリング322の助勢力を受けて2つの軸回転規制板3
07が互いに離反動し、前記回転軸321のクランプが
解除される。このようにして回転軸321のクランプ解
除かなされたときには、回転軸321の回転及び前後左
右動が許容されることとなる。すなわち、後輪用ターン
テーブル303Rは、フルフロー )・の状態となる。
尚、この後輪用のターンテーブル303Rは、図示を省
略したが、例えばサーボモータ等の駆動手段によって車
体前後方向に移動LQ能とされ、後輪用ターンテーブル
303Rを移動させることによって、前輪用ターンテー
ブル303Fとの間隔を車種に対応して調整するように
なっている。
載置台3には、また、前輪用ターンテーブル303Fあ
るいは後輪用ターンテーブル303Hの後方に、夫々、
ガイド装置330が設けられ、また、両り−ノテーブル
303F、303Hに挟まれたガイド装置303の前方
及び後方には、リフタ331が設けられている。
上記ガイド装置330は、第1図及び第11図に示すよ
うに、前後方向に延びる左右一対のガイ1休332を有
し、これらガイド体322はフレーム333J:に車幅
方向(左右方向)に移動自在となっている。ガイド体3
32は前後方向に延びる案内溝(+V輪定走行路332
aを有し、ガイド体332の後端には後方に向けて拡開
する案内板334が取付けられている。両ガイド体33
2は、その外側にアーム335が回転自在に取付けられ
、−のアーム335aと他のアーム335bとは第1の
連結ロッド336によって連結されている。また、−の
アーム335aは図示の如く第2の連結ロッド337に
より−のガイド体332aに連結され、他のアーム33
5bはその他端部が第3の連結ロフト338によって他
のガイド体332bに連結されている。上記第1の連結
ロッド336はシリンダ(図示せず)等により車幅方向
に駆動されるようになっており、この第1の連結ロッド
336の移動により両ガイド体332は車幅方向に相対
向に離間接近される。これにより車種毎に異なるトレッ
ドの合わせて両ガイド体332の間隔調整をなし得るよ
うにされている。
前記リフタ331は、第12図にも示すように、フレー
ム340と、このフレーム340に固設されて上下に延
びるシリンダ341とからなり、このシリンダ341の
ロッド341aは上方に突出自在とされ、ロッド341
aの上端にはヘッド342が取イづけられて このヘッ
ド342には車体のサイドシル(図示省略)を受は入れ
る受溝342aが形成されている。このため、シリンダ
341が上方に伸長するとヘッド342の受溝342a
に車体のサイドシルが受は入れられ、リフタ331によ
って車体の保持がなされるようになっている。これによ
りフルフロート式ターンテーブル303に載置された車
体が外力によって変動しないようにされている。尚、リ
フタ331は車体を若干持ちLげた状態で車体を保持す
るようになっており、これにより車輪2に加わる車体重
量を小さくするようにしてタイヤの変形を抑えると共に
、ターンテーブル303−、の荷重を小さなものにして
ターンテーブル303の回転をスムーズに行なわせるこ
とができるようにしている。
各トー角測定装置(センサユニット)4は、第13図に
も示すように、測定板401を有し、この測定板401
は車輪2の外側面に当接されるようになっている。すな
わち、各トー角測定装置4には駆動手段402が付設さ
れて、この駆動手段402によって車幅方向(第13図
に示す矢印方向)に移動可能とされ、ステーションSに
自動車lがセットされたときには、トー角測定装置4は
その測定板401が車輪2に当接するまでトレッド内力
側へ移動されて、測定板401の傾き角によってトー角
、キャンバ角、あるいは前輪2Fにあっては転舵角等の
検出がなされるようになっている。なお、この装置4は
、第1図に示すように、検査対象となる車両にフェイル
信号等を送出する信号送出手段403および該装置4に
よって測定されたトー角を予め設定された基本特定と比
較する比較検査手段404を有している。このため、比
較検査手段404には前後輪の転舵角測定値が入力され
るライン404a〜404dが接続され、信号送出手段
403には車両のコントローラ(図示省略)と接続され
るコネクタ403bを有したライン403aが接続され
ている。以下、上記信号送出手段403、比較検出手段
404等を総称するときにはコントロールユニットUと
いう第14図乃至第16図はトー角測定装置4乃至上記
駆動手段402の詳細を示す図である。
トー角測定装置4は、そのフレーム405からトレッド
内方側に向けて延びる支持シャフト406を有し、該支
持シャフト406の先端にボールジゴイント407を介
して前記測定板401が取付けられている。また該測定
板401とフレーム405との間には、圧縮スプリング
408、引張りスプリング409、リンク410が架設
されて、測定板401に外力が作用し゛ないときには、
該測定板401が垂直且つ前後方向に延びる車体中心軸
との平行状態をとるようにされている。他方、測定板4
01に外力が作用したとき、つまり車輪2の前後方向の
傾き角あるいは上下方向の傾き角等に応じて、測定板4
01は支持シャフト406を中心に車輪2の傾き角を反
映した揺動をなすことになる。この測定板401の傾き
角を検出すべく、フレーム405には、支持シャツ)4
06を挟んで前後に設けられた2つの変位測定器410
a、410b (第15図参照)と、また支持シャフト
406の上方に設けられた変位測定器410c (第1
4図参照)との3つの変位測定器(センサ)410が設
けられて、各変位測定器4ioは、夫々、測定板401
の背面に向けて延びる検出ロッド410dを有している
。前記支持シャフト406は圧縮バネ406dによって
伸縮可能とされ、(第14図参照)、また検出ロッド4
10dは圧縮バネ410eによって伸縮可能とされてい
る(第17図参照)。検出ロッド410は、測定板40
1が車輪2の外側面に当接されたときには、測定板40
1に固設された当接塵401aと衝合するようになって
おり、測定板401が傾斜している場合には各検出ロッ
ド410dの進退方向の移動量e変位測定器410内で
の前後の移動量)に差が生じることから、この差に基づ
いてトー角、転舵角、キャンバ角等の検出がなされる。
具体的には、支持シャフト406を挟んで等間隔(S/
2)をもって前後に配された変位測定器410a、41
0b(7)検出ロッド410dの変位量の差から車輪2
の前後方向の傾き角θ(以下、タイヤ角度ともいう)の
測定がなされ、このタイヤ角度θに基づいてトー角、転
舵角が測定される。
すなわち、該タイヤ角度θは以下の式に基づいて算出さ
れる。尚、下記の式においては、上記変位量に変えて検
出ロッド410dの絶対長さで表わしである(第17図
参照)。
tanθ= (A a−B a) /Sここに、 θ:タイヤ角度 Aa:検出ロッド410d (変位測定器410 a) Ba:検出ロッド410d (変位測定器410 d) S:変位測定器410aと410bとの間隔他方キャン
バ角(車輪2の上下方向の傾き角)にあっては、上記両
変位量の平均値と支持シャフト406の上方に配された
変位測定器410cの変位量とから求められる。勿論、
トー角および転舵角の測定を行なうだけであれば、上記
2個の変位測定器410a、410bを設けるだけで足
りる。
上記トー角測定装置4はスライドテーブル420に固定
され、このスライドテーブル420は基台421に対し
て車幅方向に移動自在とされている。すなわち、基台4
21には、車幅方向に延びる2本のガイドロッド422
が設けられ、上記スライドテーブル420はこのガイド
ロッド422に案内されて移動するようになっている。
そして、基台421にはカイトロッド422に平行に、
つまり車幅方向に延びるねじ棒425が回転自在に設け
られ、このねじ棒425はスライドテーブル420のね
じブツシュ426に螺合されて、ねじ#425の回転動
によってスライドテーブル420の駆動がなされるよう
になっており、このねじ棒425はその一端がサーボモ
ータ430に連結されている。スライドテーブル420
の移動量は2つのリミットスイッチ431,432によ
って行なわれる。すなわち、リミットスイッチ431.
432の作動によってサーボモータ430の駆動制御が
なされるようになっている。これにより、トー角測定装
置4はその測定板401が車輪2と当接する作動位置と
、測定401が車輪2から離間した非作動位置をとりう
るようにされている。尚、後輪用のトー角測足装置4R
は、その基台421が例えばサーボモータ等の駆動手段
によって車体前後方向に移動可能とされ、後輪用トー角
測定装置4Rを移動させることによって、前輪用トー角
測定装置i4Fとの間隔を車種に応じて調整するように
なっている。
(以下余白) トー角調整装置5(第18図乃至第24図)トー角調整
装M5は、第18図、第19図に示すように、上下に延
びる主アーム501を有し、この主アーム501は板状
部材から構成されて、その−側には第1の揺動アーム5
02が設けられ、他側には第2の揺動アーム503が設
けられている。第1の揺動アーム502と第2の揺動ア
ーム503とは、共に上記主アーム501に沿って」―
下に延びる板状部材から構成され、第1の可動アーム5
02には前記トー角調整ロッド601をクランプする第
1のクランプ手段504が設けられ、第2の揺動アーム
503には前記ロックナツト602をクランプする第2
のクランプ手段505が設けられている。
上記第1のクランプ手段504は、第21図に示すよう
に、上下一対の握持部材506を備え、該握持部材50
6は上記第1の揺動アーム502の上端部に配設されて
いる。この一対の握持部材506はその中央部において
ピン507回りに相対回転可能とされ、該ピン507は
第1の可動アーム502に固定されている(第20図参
照)。また握持部材506は、ビン507を挟んでその
一端部()、端部)にトー角調整ロッド601を握持す
る握持部506aが設けられ、この握持部506aが開
閉することによって、トー角調整ロッド601のクラン
プ、アンクランプがなされるようになっている。他方、
握持部材506の他端部(下端部)には一対のローラ5
08が設けられ、これらローラ508の間には、くさび
部材509が進退動可能に配設されている。すなわち、
くさび部材509は第1の揺動アーム502の延び方向
に沿って上下に移動可能とされ、このくさび部材509
がローラ508間に進入したときには、握持部材506
の上端部が相対的に接近し、上記握持部506aによる
トー角調整ロッド601のクランプがなされる。尚、−
h記ピン507と握持部材506との間には、図示を省
略したバネが設けられて、くさび部材509がローラ5
08間から退出したときに上記バネの付勢力によって、
握持部材506の上端部の相対的な離反動、つまりL記
握持部506aによる1・−角調整ロッド601のクラ
ンプが解除されるようになっている(トー角調整ロッ6
01のアンクランプ)。上記くyび部材509はシリン
ダ510(第1のシリンダ)により駆動されるようにな
っており、該シリンダ510は上記第1の揺動アーム5
02の下端部に配設されて、シリンダ510のピストン
ロッド510aの先端がト記くさび部材509に連結さ
れている(第2j図参照)。これによりピストンロッド
510aが伸長するに従ってくさび部材509が上記ロ
ーラ508間に深く進入し、逆にピストンロッド510
aが短縮するに従ってくさび部材509が上記ローラ5
08間から退出することとなる。
前記第2のクランプ手段505は、上記第1のクランプ
手段504と同様に、上下一対の握持部材521(第2
の握持部材)を備え、該握持部材521は前記第2の揺
動アーム503の上端部に配設されている。この一対の
握持部材521は、第22図に示すように、その中央部
においてピン522(第2のピン)回りに相対回転可能
とされ、該ピン522は第2の揺動アーム503に固定
されている(第20図参照)。上記握持部材421は、
ピン522を挟んでその一端部(上端部)にロックナツ
ト602を握持する握持部521aが設けられ、この握
持部521aが開閉することによって、口・ンクナット
602のクランプ、アンクランプがなされるようになっ
ている。他方、握持部材521の他端部(下端部)には
一対のローラ523(第2のσ−ラ)が設けられ、これ
らローラ523の間には、第1のクランプ手段504と
同様に、くさび部材524(第2のくさび部材)が進退
動可能に配設されている。すなわち、くさび部材524
は第2の揺動アーム503の延び方向に沿って上下に移
動可能とされ、このくさび部材524がローラ423間
に進入したときには、握持部材521の上端部が相対的
に接近し、上記握持部521aによるロックナツト60
2のクランプがなされる。尚、」−記ピン522と握持
部材521との間には、上記第1のクランプ手段504
と同様に、図示を省略したバネが設けられて、くさび部
材524がローラ523間から退出したときに」;記バ
ネの付勢力によって、握持部材521の上端部の相対的
な離反動、つまり上記握持部521aによるロックナツ
ト602のクランプが解除されるようになっている(ロ
ックナツト602のアンクランプ)。上記くさび部材5
24はシリンダ525(第2のシリンダ)により駆動さ
れるようになっており、該シリンダ525は上記第2の
揺動アーム503の下端部に配設されて、シリンダ52
5のピストンロッド525aの先端が上記くさび部材5
24に連結されている(第20図参照)。これによりピ
ストンロッド525aが伸長するに従ってくさび部材5
24が上記ローラ523間に深く進入し、逆にピストン
ロッド525aが短縮するに従ってくさび部材524が
上記ローラ523間から退出することとなる。
前記主アーム501は、その上端部に、前記第1のクラ
ンプ手段504及び第2のクランプ手段505よりも長
く延びたガイド部材530が固設され、このガイド部材
530には、先端に向かうに従って徐々に拡開し、前記
トー角調整ロッド601を受は入れるガイド部530a
が形成されている。
この主アーム501に対する上記第1、第2の揺動アー
ム502,503の保持は、上記ガイド部材530と前
記第1の把持部材506との間及びガイド部材530と
前記第2の把持部材521との間に配設された保持板5
31.532によって行なわれるようになっている(第
20図参照)。すなわち、第1の揺動アーム502とそ
の把持部材506との間には該第1の揺動アーム502
の上端に向けて凹とする溝502aが形成され、他方保
持板531は、主アーム501にボルト固定されて、こ
の保持板531の下端部531aが前記溝502aに侵
入する形で配置されている。そして、この保持板531
の下端部531aと溝502aとの当接面は、前記トー
各調整ロッド701の軸線を中心とする円弧面とされ、
該円弧面によって第1の揺動アーム502は主アーム5
01に対して相対回転可能とされている。同様に、第2
の揺動アーム503にも溝503aが形成され、上記保
持板532はその下端部532aが当該溝503aに侵
入する形で配置されて、保持板532の下端部532a
と1IJ503 aとの当接面は、ロックナツト602
 (トー角調整ロッド601)の軸線を中心とする円弧
面とされている。
そして、主アーム501の下端部には、第18図に示す
ように、その−側面に第1のブラケット535が設けら
れ、他側面には第2のブラケット536が設けられてい
る。第2のブラケット536には、I?jJINに示す
ように、第3のシリンダ537が揺動自在に取り付けら
れて、第3のシリンダ537は、そのピストンロッド5
37aの先端が前記第2の揺動アーム503の下端部に
回動自在に連結されている。尚、第18図は、トー角調
整装M4を第2のクランプ手段505側から見た側面図
である関係上、第3のシリンダ537の取り付は状態を
図示しであるが、上記第1のブラケット535に関して
も同様にシリンダ538(第19図参照)が揺動自在に
取り付けられ、そのピストンロッドの先端が前記第1の
揺動アーム502の下端部に回動自在に連結されている
。これにより、第4のシリンダ538の伸長あるいは短
縮によって前記第1の揺動アーム502はトー角調整ロ
ッド601の軸線を中心として揺動し、トー角調整ロッ
ド601の回転がなされることとなる。
また第3のシリンダ537の伸長あるいは短縮によって
前記第2の揺動アーム503はロックナツト602の軸
線を中心として揺動し、ロックナツト602の回転がな
されることとなる。
また、上記第4のシリンダ538つまりトー角調整ロッ
ド601用の揺動アーム502を駆動するシリンダには
、その作動速度を高速と低速とに切換えるシリンダ速度
変更手段540が付設され(第19図参照)、このシリ
ンダ速度変更手段540は、コントロールユニットUか
らの信号によって制御されるようになっている。
主アーム501は、また、その台座をなすスライドテー
ブル550に対して前後動(上下動)可能に取り付けら
れている。すなわち、スライドテーブル550は上下に
延び、モの上面には前後に延びるガイドレール551が
敷設されて、主アーム501はこのガイドレール551
に案内されて移動可能とされている。そして、スライド
テーブル550にはその下端に第5のシリンダ552が
固設され、この第5のシリンダ552(共通シリンダ)
のピストンロッド552aの先端は、主アーム501の
後端(下端)に連結されて、該第5のシリンダ552の
伸長あるいは短縮によって主アーム501の上下の移動
がなされ、第5のシリンダ552が伸長したときには(
第18図の状態)、主アーム501が作動位置をとり、
逆に第5のシリンダ552が短縮したときには、主アー
ム501が非作動位置をとるようになっている。また、
この第5のシリンダ552と主アーム501との連結部
には、以下に詳述するズレ吸収機構555が設けられて
いる。
ズレ吸収機構555は、第23図に示すように、主アー
ム501の下端面に固設されたケーシング556を有し
、該ケーシング556は上下に延びる筒形状とされて、
その下端壁には透孔556aが設けられ、該透孔556
aを通って前記ピストンロッド552a (第5のシリ
ンダ552)の先端部がケーシング556内に侵入し、
ピストンロッド552aの侵入端部には鍔部552bが
形成されて、この鍔部552bとケーシング556の土
壁内面との間には圧縮バネ557が介設されている。こ
れにより、主アーム501が作動位置をとったときに、
例えトー角調整ロッド601が所定位置からL下にズし
ていたとしても、そのズレは当該ズレ吸収機構555に
よって吸収されることとなる。トー角調整ロッド601
の上記ズレの原因としては、車輪2の空気圧、タイヤサ
イズの違い等がある。したがって、車輪2の空気圧等の
バラツキによって、トー角調整ロッド601が上下に変
位していたとしても、第1のクランプ手段504、第2
のクランプ手段505によるトー角調整ロッド601あ
るいはロックナ・ント602のクランプが確実になされ
ることになる。
また上記スライドテーブル550は基台570に対して
横方向(トー角調整ロッド601の延び方向)に移動可
能とされている。すなわち、基台570には横方向に延
びる第2のガイレール571が敷設され、スライドテー
ブル550はこの第2のガイドレール571に案内され
て移動可能とされている。そして、スライドテーブル5
50は、基台570に配設された第6のシリンダ572
に連結されて、該第6のシリンダ572の伸長あるいは
短縮によってスライドテーブル550の横方向の移動、
つまりトー角調整ロッド601の延び方向の移動がなさ
れ、第6のシリンダ572が伸長したときにはスライド
テーブル550が車幅方向外方側に変位して第2のクラ
ンプ手段505がロックナツト602をクランプする作
動位置をとり、第6のシリンダ572が短縮したときに
はスライドテーブル550が車幅方向内方側に変位して
第2のクランプ手段505がロックナツト602の側方
に位置する待機位置をとるようになっている。また第6
のシリンダ572とスライドテーブル550との連結部
には、以下に詳述する抑圧機構580が設けられて、上
記第6のシリンダ572が伸長したにもかかわらず第2
のクランプ手段505がロックナツト602との引っ掛
かりによってうま〈握持位置をとることができない場合
の補償が図られている。
抑圧機構480は、第24図に示すように、基本的は圧
縮バネ581によって構成されている。
以下に、第6のシリンダ572とスライドテーブル55
0との連結について詳しく説明する。先ず、基台570
には、トー角調整ロッド601の延び方向内端部側端、
つまり車幅方向内方側端に起立板573が設けられて、
該起立板573に前記第6のシリンダ572が固定され
ている。この第6のシリンダ572のピストンロッド5
72aは、上記起立板573の透孔573aを通って型
幅方向外方に向けて延出されている。他方、スライドテ
ーブル550にはその側部に第2の起立板550aが設
けられ、この第2の起立板550aに第2の透孔550
bが設けられている。そして、上記第6のシリンダ57
2のピストンロッド572aはその先端部が上記第2の
透孔550bに挿通され、ピストンロッド572aの挿
通端には鍔部572bが設けられて、該鍔部572bは
第2の起立板550aを受止するストッパの機能を有し
ている。またピストンロー、ド572aには、その中間
部に拡径部572cが設けられ、この拡径部572Cと
上記第2の起立板550aとの間に、前記圧縮バネ58
1が配設されている。
このような抑圧機構580の構成により、第6のシリン
ダ572のピストンロッド572aが伸長し、スライド
テーブル550を作動位置に移動させるとしたとき、第
2のクランプ手段505の握持部材521がロックナツ
ト602にうまく嵌り込まないで、第2のクランプ手段
505(第1のクランプ手段504を含む)が所定の作
動位置まで移動できないという状態が発生したときに、
上記圧縮バネ581がスライドテーブル550を介して
第2のクランプ手段505をその握持位置方向に付勢す
ることとなる。この問題は、作動位置をとるときにスラ
イドテーブル550がトー角調整ロッド601側からロ
ックナラl−602側に向けて移動することによるもの
である。そして、このような圧縮バネ581によって付
勢された第2のクランプ手段505(第2の揺動アーム
503)は、これを揺動させることによってロックナツ
ト602の握持が可能となる(握持位置への移動の確保
)。
1・−角・整(第25図乃至第36図)トー角調整の概
要を説明すると、トー角調整は後輪2R側を先行して行
なった後に前輪2Fのトー角調整を行なうようにしであ
る。そして、後輪2Rのトー角調整はトー角調整装置4
の基準線B−L(第17図、第25図参照)を基準にし
て行なわれる。すなわち、前後方向に延びる車体lの中
心線を無視する形で後輪2Rのトー角調整がなされるよ
うになっている。他方前輪2Fのトー角調整は後輪2R
で決定される合成角の仮想直線IeLr(第25図参照
)を基準にして行なわれる。この後輪2Hの合成角につ
いては後述する。
そして、仮りにハンドル8が切られている状態にあると
きには、ハンドル8を中立位置に修正することなく、ハ
ンドル8が切られている状態のままで、前輪2Fのトー
角調整が行なわれるようになっている。すなわち、トー
角調整装置4の基準線BφLを基準にした前輪2Fのタ
イヤ角度測定値からハンドル8の切れ角δに対応する前
輪の各転舵角θFR’、θFL’の影響を除去し、これ
によって前輪2Fの中立位置、すなわちハンドル8が中
立位置にあるときの位置を求めた後、この中立位置と上
記後輪2Hの合成角仮想直線l−Lrとから、つまり合
成角想直線工・Lrを基準に前輪2Fのトー角調整量を
求めるようにしである。
ここに、上記後輪合成角は以下の式で定義される。
尚、上記式において右後輪2RRのタイヤ角度θRRと
左後輪2RLのタイヤ角度θRLとは、いずれか一方を
十にし、他方を一符号として表わされたものをいう。
また、ハンドル8の切れ角δの検出は、第26図に示す
切れ角検出手段9によって行なわれる。
ハンドル切れ角検出手段9について説明すると、その本
体900には、左右に延びる一対のアーム901が設け
られ、右アーム901aの内端部と左アーム901bの
内端部とには、夫々、互いに噛み合う歯車902が一体
に設けられ、該歯車902は本体900に対して回転自
在に軸支されて、両アーム901はその内端部を中心に
等角度に揺動自在とされている。そして、各アーム90
■の外端部にはビン903が植設され、このピン903
はハンドル8のステ一部8aに係止されるようになって
いる。また、本体900と上記アーム901との間には
引張りバネ904が張設yれ、アーム901の揺動規制
はアーム901に固設されたビン905と本体900に
設けられたガイド部906との協働によってなされるよ
うになっている。そして、本体900には、上記両アー
ム901の交点を通る鉛直線上に、角度センサ910と
、ハンドル8のホイール部8bに係止される保持ピン9
11とが設けられて、この保持ビン911と一ト記アー
ム901のピン903との協働によって、切れ角検出手
段9のハンドル8に対する装着がなされるようになって
いる。
前記角度センサ910は、直線変位用の磁気抵抗素子を
用い、マグネットと振子との組合わせで、鉛直からの傾
斜角を無接触に電圧に変換するセンサから構成され、こ
の角度センサ910によって検出されたハンドル切れ角
δはコントロールユニットUに入力される。
以上のことを前提として、トー角調整を、第28図以後
のフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
メインルーチン(第28図) 初期化(Sl)の後、先ずステップS2(以下、ステッ
プ番号についてはrSJと略記する)において、トー角
調整ステーションSに進入する車輌の種類の判別がなさ
れる。ここに、車輌の判別には、パワーステアリング付
車輌と、パワーステアリングが付設されていない車輌と
の識別も加えて行なわれる。そして、このステージ5ン
Sに進入する車種に応じて、後輪用ターンテーブル30
3R及び後輪用トー角測定装置4Rとが車体の前後方向
に適宜移動され、前輪用ターノテーブル303F及び前
輪用トー角測定装置4Fとの間隔が当該車種に応じた間
隔に調整される(S3)。
そして、車輌がステーションSに進入し、車輌の進行停
fトを待って、トー角測定装置4による車輪2のタイヤ
角度θの測定が開始される(S4乃至38)。すなわち
、先ずトー角測定装置4は、その測定板401が各車輪
2と当接するまでトレッド内方側に移動され、このトー
角測定装置4による第1回目の測定結果(Aal 、B
bl )により各車輪2のタイヤ角度Oの算出がなされ
る(S9)。
そして、SIOで後輪2Rの合成角を求めた後、第37
図に示すテーブルからノ\ンドル8の切れ角δに対応す
る前輪2Fの各転舵角0FR1′θFL’を設定すると
共に、前記前輪2Fのタイヤ角度θを前輪転舵角θFR
’、θFL’によって補止しくタイヤ角度0から前輪転
舵角θFR′、θFL’の影響を除去)、補正後のタイ
ヤ角度0に基づいて前輪2Fの合成角の算出がなされる
。(S11.512)。
ここに、前輪2Fの合成角は以下の式で算出される。
尚、右前輪タイヤ角θFRど左前輪タイヤ角θFLとは
、いずれか一方を十符号とし、他方を一符号として表わ
されたものをいう。
次の513では、前輪2Fおよび後輪2Hの1−角が求
められる。ここで、前輪2Fのトー角は、前記後輪2R
の合成角の仮想直線I 会Lr(第25図参照)を基準
に、該仮想直線■・Lrに対する前輪2Fの転舵角θF
L’、OFR’の影響を除去したタイヤ角度とされて、
この前輪2Fの1・−角と後輪2Hのと一角とはデイス
プレー表示される(S L 4)。ここに、後輪2Rの
トー角は基準線B、Lを基準に、該基準線B、Lに対す
る後輪2Rの傾き角つまり、前記タイヤ角度θとされる
。そして、515において、後輪2Hの合成角(合成角
の仮想直線■・Lr)に対する前輪2Fの合成角(合成
角の仮想直線■・Lf)のずれ角α(オフセット量)の
演算がなされた後(第27図参照)、各車輪2のトー角
はトーイン量に変換されて(S 16) 、これら数値
は作業渚の視認のために、基準値(第35図参照)と共
にデイスプレー表示される(S 17)。
また、次のS18においては、上記トーイン量及びオフ
セット量αが設定基準値(第35図参照)の範囲内にあ
るかの判別によって、トー角調整の要否が判別される。
これら各車輪2のトーイン掛及びオフセット量αが全て
基準値の範囲にあるとぎには、トー角調整が不要である
として、ステーションSから車輌が退出され(S 19
) 、他方トーイン量及びオフセット量αの少なくとも
いずれかが基準値の範囲から外れているときにはトー角
調整が必要であるとして、トー角調整装置4の零点調整
(S 20)の後にトー角調整がなされる(S21)。
トー角測定装置491点調整ルー±2 (第34図) トー角測定装置4の前後方向に配設された2つの変位測
定器410、つまり支持シャツi 406を挟んでその
前方に位置する変位測定器410a(フローチャートに
おいてセンサAを記す)と後方に位置する変位測定器4
xob (フローチャー1・においては、センサBと記
す)とにおいて、前側変位測定器410aの最初の測定
値Aalを所定の値AOに置き換え、他方後側変位測定
器41Obの最初の測定値Bblを所定の値BOに置き
換えることにより、各変位測定器410a、410bの
零点調整が行なわれる(S 22)。そして、次の32
3においてフラグIのセットがなされる。ここに、フラ
グI=1は各変位測定器41Oa、410bの零点調整
が完了したことを意味する。
(以下余白) ■ルーチン(第29図乃至第33図1理上前輪2Fの1
−角調整に先立って後輪2Rのトー角調整を行なう関係
」−1先ずS30において後輪2Rのトー角が適切であ
るか否かの判別がなされ、後輪2Rのトー角調整を必要
とするときには、S31以後のステップに進む・ 後輪2Rのトー角調整においては、先ずl・−角調整装
置5Rの作動位置へのセットから開始される(S31.
532)。ここで、第1のクラップ手段504と第2の
クランプ手段505との作動位置と把持位置へのセット
は、先ず第5のシリンダ552が伸長されて、主アーム
501が作動位置まで移動される。このとき、第1のク
ランプ手段504、第2のクランプ手段505は共に、
開放状態におかれる。また、スライドテーブル550は
待機位置におかれている(第6のシリンダ572が短縮
状態にある)。次に、第1のクランプ手段504と第2
のクランプ手段505は、若干量いた状態になるまで、
その握持部材506.521の閉し動作がなされる(く
さび部材509、524の進入動)。そして、その後、
上記第6のシリンダ572の伸長がなされ、スライドテ
ーブル550の作動位置への移動がなされる。この際、
第6のシリンダ572の伸長が完了した段階で、上記第
3のシリンダ537は若干伸長され、第2のアーム50
3の揺動がなされる。この第2のアーム503の揺動と
前記押圧機構580との協働によって第2のクランプ手
段505はロックナラ)602を握持する握持位置をと
ることが約束され、第1のクランプ手段504と第2の
クランプ手段505のセットが完了する(332)。
次に、トー角調整に必要とされる目標値は、第35図に
示す前記基準値テーブルから該当する車種の基準値に基
づいて、その上限値と下限値との平均を目標調整値とし
て設定される(S 33)。
これを式で表わせば、下記のとおりである。
乙 次の334から336は本発明の他の実施例をも考慮し
たものとなっている。すなわち、右後輪2RRと左後輪
2RLとのうち、−輪だけにトー角調整機構6を設けた
場合には、S35に移行するようになっている。本実施
例では、左右両後輪2Rの夫々にトー角調整機構6が設
けられている関係上、S36へ進んで、各後輪2Rの必
要トー角調整量(目標調整量)の算出がなされる。この
目標調整量の算出は、上記目標調整値に対する現在のタ
イヤ角度の偏差をもってなされる。そして、この目標調
整量はトー角調整ロッド701のねじピッチとの関係か
らトー角調整ロッド701の必要回転角度に置き換えら
れ(S37.338)、このトー角調整ロッド601の
必要回転角度に基づいて第1の揺動アーム502のスト
ローク数が算出される(S 39)。すなわち、第1の
揺動アーム502のストローク量ときのトー角調整ロッ
ドの回転角度 である。
上記式に基づく第1の揺動アーム502のストローク数
計算において、余りが表われたときには(540)、第
1の揺動アーム502のフルストロークによるトー角調
整に加えて、その微調整が必要であることから、次の3
41においてフラグF1のセットがなされる。ここにフ
ラグF1=1はトー角微調整が必要であることを意味す
る。
実際のトー角調整は、先ずトー角の調整方向、つまりト
ー角調整ロッド601の短縮か伸長か(トー角調整ロッ
ド601の回転方向)に応じて、第1の揺動アーム50
2を揺動させる第4のシリンダ538の初期セットがな
される(S42.43)。すなわち、トー角調整ロッド
601の回転方向に応じて第4のシリンダ538はスト
ローク端まで短縮あるいは伸長がなされ、その後第1の
クランプ手段504によるトー角調整ロッド601のク
ランプが行なわれる。次に、344において、フラグF
3の判別がなされる。ここにフラグF3は、後述するよ
うに、トー角再調整の要否を意味するものである。初期
段階ではフラグF3=0であることから345へ進んで
、第2のクラブ手段505によるロックナツト702の
アンロックがなされる。すなわちS45のステップでは
、第2のクランプ手段505によるaツクナラ) 70
’2のクランプとアンロックとがなされる。これにより
トー角調整ロッド701の回転が可能となる。他方、上
記S44においてrYES」のときにはS46へ移行し
てフラグF3がリセットされる。
そして、次のステップS47では、第1の揺動アーム5
02のフルストロークの要否が、上記ストローク数が1
以上であるか否かによって判別され、ストローク数の算
出結果が1以上であるときには、S48において第4の
シリンダ538のフルストローク作動によるトー角調整
ロッド601の回転が行なわれる。第33図は上記第4
のシリンダ538のフルストローク作動制御の詳細を示
すもので、先ずシリンダ速度変更手段540を高速態様
に変更したうえで、第4のシリンダ538をフルストロ
ークさせ(549)、その後第1のクランプ手段504
によるトー角調整ロッド701のクランプの解除がなさ
れる(S 50)。そして、その後第4のシリンダ53
8のりセラ) (S5工)、再度の第1のクランプ手段
504によるトー角調整ロッド701のクランプがなさ
れる(S 52)。
上記第4のシリンダ538のフルストローク作動は、所
定回数だけ繰り返される(S 56)こととなるが、各
フルストローク作動完了と共にトー角測定装置4の異常
の検出がなされる(S55)。この異常検出については
、説明の都合E、後に詳しく説明する(第34図)。
トー角調整において、更に微調整が必要な場合、S57
.358を経てフラグF、をリセー、トした後、1・−
角調整の微調整が行なわれる。ト−角の微調整は、前記
シリンダ速度変更手段540(第19図参照)を低速態
様としたうえで、ここでは、調整タイヤ角度θ′を測定
しつつ、トーイン量が目標調整値となるまで第4のシリ
ンダ538をゆっくりと作動させることにより行なわれ
る(S59乃至562)。このトー角の微調整が完了し
た後は第2のクラップ手段505によってロックナツト
702をロックした後、トー角調整装置5の非作動位置
へのリセットがなされる(S63乃至565)。
他方、トー角調整において、フルストローク作動を必要
としないときには、S47から366へ移行して、トー
角測定装置4の異常検出(SS7)を加えつつ、上記ト
ー角微調整と同様の手法により調整タイヤ角度θ′を見
ながら第4のシリンダ538をゆっくりと作動させつつ
、トー角の微調整がなされる。
また、トー角の#に調整を必要としないときには、S5
7からS68へ移行して、トー角調整の適否を判別した
後(S68乃至570)、仮りに不適であるならば57
1でフラグF3をセットした後にS34へ移行して再度
のトー角調整が施される。ここにフラグF3=1は再度
のトー角調整であることを意味する。
以上のようにして後輪2Rのトー角調整が完了したこと
、あるいは後輪2Rのトー角調整が当初から不要である
ことを前提として、前輪2Fのトー角調整がなされる。
前輪2Fのトー角調整は、S80以後の各ステップを経
ることによりなされるが、トー角調整装置4の作動に関
しては前記後輪2Hのときと基本的には同様とされてい
ることから、その詳細なる説明は省略し、前輪2Fのト
ー角調整の特徴部分について説明を加えることとする。
前輪2Fのトー角調整は、調整後の後輪2Hの合成角で
得られる仮想直線I*Lrを基準として行なわれる(S
82乃至586)。また、後輪転舵角θFL’、  θ
FR’の影響を除去して、前輪2Fの目標調整量の算出
がなされる(S85)。
また、前輪2Fのトー角調整において、S97に見られ
る前輪側トー角調整ロッド回転用シリング538のフル
ストローク作動は、後輪2Rの場合と同一に前記シリン
ダ速度変更手段540を高速態様としたうえで、第33
図に示すステップ順で行なわれる。
以上のようにして、前輪2Fのトー角を目標調整値とし
た後、調整後の前輪2Fのトー角(後輪2Fの合成角の
基準線工φLr基準)に基づいて前輪2Fの合成角I−
Lf(第27図参照)を求め、後輪2Hの合成角とのオ
フセット量αの算出がなされる(3106)。そして、
オフセット量αが第35図に示す所定のオフセット量α
の範囲内から外れているときには、調整不良として、5
107から5115.5116へ進んで、その旨のデイ
スプレ表示がなされる。
」−角測定装置4の異常検出ルーチン (第34図) トー角測定装置4の異常は、以下のことを前提として検
出するようにしである。
すなわち、I・−角調整に基づくタイヤ角度の変化Δ0
は車体前後方向に配設された2つの変位測定器410、
つまり410a (センサA)と41ob(センサB)
とで検出されることとなる。そして、これら変位測定器
410aと410bとは、支持シャフト406から等間
隔(S/2)に配設されていることから、−の変位測定
器410aの変位検出量(An−Ao)と他の変位測定
器410bの変位検出量(Bn−B□)とは、その絶対
値が等しいはずであり、仮りにその絶対値が異なるとす
れば少なくともいずれか一方の変位測定器410が異常
作動にあると推察し得る。次に、この異常作動の発生す
る確率は、変位測定器410の検出ロッド410dが伸
長方向に変位す   ′るときの方が、短縮方向に変位
するときに比べて大きい。つまり変位測定器410の検
出ロッド410dは、圧縮バネ410eの付勢力で伸長
する構成となっているため戻り誤差の入る可能性が大き
い。このため、変位測定器410の異常が検出されたと
きには、トー角調整に伴って短縮する方の変位測定器4
10の検出値に基づいてトー角調整角θ′を求めるよう
にしである。
以上を前提として、第34図に示すフローチャートに基
づいて詳細に説明する。
先ず、逐次検出されるAn、Bnから検出ロッド410
dの変位量(An−Ao)と(Bn−Bo)との和が許
容誤差(C)範囲にあるか否かによって角変位測定器4
10a、410bの正常、異常の判別がなされる(S 
121)。ここに、An、Bnはトレッド内方側の変化
には十符号を用いることとしである。
そして、異常であるときには、5122へ進んで、An
、Bnの変化方向が変位測定器410の短縮方向にある
方の測定結果のみに基づいてトー角調整タイヤ角θ′の
演算がなされ(S123乃至5126)、該調整タイヤ
角θ′の表示及び伸長側の変位測定器410の異常表示
がなされる(S127乃至5130)。
勿論、角変位測定器410が共に伸長するという測定結
果が表われたときには、両者410共に異常であるとし
て、その旨の表示(S 131)、続いて測定装置4の
作動停止がなされる(S132)。
また、5121において正常であると判別されたときに
は、角変位測定器410a、410bの測定結果に基づ
いて調整タイヤ角θ′が算出され(S133)、該調整
タイヤ角θ′の表示がなされる(S 134)。
変形例(第29図835) 後輪2Rのトー角調整機構6については、右後輪2RR
あるいは左後輪2RLのいずれか一方にのみトー角調整
機構6を設けるようにしてもよい。
この場合、第29図に示すフローチャートにおいて、3
34から835へ進んで、−輪による目標調整量が算出
されて、S37へと進む。
この変形例によれば、後輪合成角に基づいて前輪2Fの
トー角が調整されるため、車両の直進方向は、後輪2R
の合成角による仮葱直線IaLrということになる。し
たがって、前後方向の車両の中心線と車両の直進方向と
は必ずしも一致しないものの、実際上の走行には、支障
を及ぼすことはない。したがって、左右の両後輪2Rを
共にトー角調整するものに比べてトー角調整装置5の設
置台数を一台少なくすることが可能となる。
以上、本発明の詳細な説明したが、これら実施例によれ
ば、前輪2Fのトー角調整において、ハンドル切れ角δ
に対応する前輪転舵角θFR′、θFL’が補正要素と
して付加されているため、ハンドル8を中立位置に修正
することなく前輪2Fのトー角調整が可能となる。この
ことは実施例においてみられるように、トー角講整の完
全自動化が可能であることを意味するものでもある。ま
た、前輪2Fのトー角調整は調整後の後輪2Rのトー角
の合成角、つまり後輪2Rで決定される車両の直進方向
を基準になされるため、前輪2Fのトー角調整は当該車
両にとってより好ましい形態でなされることとなる。つ
まり、前輪2Fのトー角調整を後輪2Hの合成角という
当該車両のもつ絶対的基準に基づいてなされるため、前
輪トー角調整値としては好ましいものが得られる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、 ハンドルを中立位置に修正することなく前輪のトー角調
整が可悌となる。このため1作業者が手作業でトー角調
整する場合には、トー角調整作業を迅速に行なうことが
できる。また、トー角調整の完全自動化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はトー角調整ステーションの平面図、第2図はト
ー角調整ステーションの概略正面図、 第3図はトー角調整機構が付設された後輪サスペンショ
ンの平面図、 第4図はトー角調整機構を拡大して示す部分断面図、 第5図は第1図のV−V断面図、 第6図はフルフロート式のターンテーブル及びこれに付
設されたトー角測定装置の平面図、第7図は第6図の■
−酊断面図、 第8図は第7図の■−■断面図、 第9図はターンテーブルの部分縦断面図。 第10図はターンテーブルの側面図、 第11図はターンテーブルに車輪を導くガイド装置の平
面図、 第12図はトー角調整ステーションに誘導された車両を
若干持ち上げるリフタを示し、第1図の■−店断面図、 第13図はトー角調整ステーションに設置されたトー角
測定装置のレイアウトの概略図、第14図はトー′角測
定装置の断面図、第15図はトー角測定装置の要部を示
す部分断面図、 第16図はトー角測定装置の正面図、 第17図はl・−角測定装置の測定板をタイヤの側面に
当接した状態を示す要部拡大部分断面図、 第18図はトー角調整装置の側面図、 第19図はトー角調整装置を丘から見た平面図、 第20図は第18図に示すXX−XX断面図、第21図
は1・−角調整ロッドのクランプ手段を部分的に示す側
面図、 第22図はトー角調整ロッドのロックナツトのクランプ
手段を部分的に示す側面図、 第23図はトー角調整装置に付設されたずれ吸収機構を
示す部分断面図、 第24図はトー角調整装置に付設された押片機構を示す
部分断面図、 第25図は前輪のトー各調整におけるノ\ンドル切れ色
補正の説明図、 第26図はハンドルの切れ角検出手段の正面図、 第27図は実施例のトー角の基準を示す説明図、 第28図乃至第34図はトー角調整制御の一例を示すフ
ローチャート、 第35図はトー角調整制御に用いられる基準値のテーブ
ル、 第36図はハンドル切れ角に対する前輪転舵角のテーブ
ル。 2F=前輪 2R:後輪 4ニド−角測定装置 5ニド−角調整装置 8:ハンドル δ:ハンドル切れ角 θFR’、θFL’:前輪転舵角 U:コントロールユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤ角度を検出して車両のトー角を調整する方
    法において、 後輪のトー角を調整した後に、該各後輪の調整後のタイ
    ヤ角度から車両の直進方向を表わす合成角を求めると共
    に、前輪を操舵するハンドルの切れ角から各前輪の転舵
    角を検出し、 各前輪のトー角調整量を求める際に、各前輪の測定タイ
    ヤ角度から前記各転舵角を除去する補正を加えて、該補
    正後の各タイヤ角度と前記合成角とから各トー角調整量
    を求めるようにした、ことを特徴とする車両のトー角調
    整方法。
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US07/277,346 US5027275A (en) 1987-11-30 1988-11-29 Method for toe angle adjustment for a vehicle and a toe angle adjusting apparatus therefor
DE88119981T DE3887479T2 (de) 1987-11-30 1988-11-30 Verfahren zur Einstellung des Vorspurwinkels und Vorrichtung zur Vorspurwinkeleinstellung.
EP88119981A EP0319837B1 (en) 1987-11-30 1988-11-30 A method for toe angle adjustment and a toe angle adjusting apparatus

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