JP4722201B2 - アンカーフレーム - Google Patents

アンカーフレーム Download PDF

Info

Publication number
JP4722201B2
JP4722201B2 JP2009154649A JP2009154649A JP4722201B2 JP 4722201 B2 JP4722201 B2 JP 4722201B2 JP 2009154649 A JP2009154649 A JP 2009154649A JP 2009154649 A JP2009154649 A JP 2009154649A JP 4722201 B2 JP4722201 B2 JP 4722201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower member
anchor
anchor bolt
fixing
bolt insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009154649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011012388A (ja
Inventor
出 橋詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Act KK
Original Assignee
Act KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Act KK filed Critical Act KK
Priority to JP2009154649A priority Critical patent/JP4722201B2/ja
Publication of JP2011012388A publication Critical patent/JP2011012388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4722201B2 publication Critical patent/JP4722201B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Description

この発明は、たとえば鉄骨建築や看板、信号機など、高さの高い構造物の基礎にアンカーボルトを設置するときに使用されるアンカーフレームに関する。
アンカーフレームとしては、下記特許文献1に開示されているようなものが知られている。このアンカーフレームは、捨てコンクリートの上に固着される枠状のベースと、このベース上に立設される複数本の竪杆を有し、この竪杆の上部には、枝状に横方向に突出する固定部材が設けられている。そして、この固定部材にアンカーボルトが立設される。つまり、竪杆とアンカーボルトが固定部を介して、平行に並んだ部分を有する構造である。
このため、アンカーフレーム設置後に行われる配筋に際して、横筋が固定部材等に当たり、配筋作業がしにくい。
また、アンカーフレームを構成する部材と鉄筋の間に狭いところができて、コンクリートを入れるためのあきを確保できないおそれもある。
さらに、引き抜き耐力を得るために、前記アンカーボルトの下端に、定着座金を固定しなければならない。
さらにまた、前記ベースは、捨てコンクリートの上に面接触させるような状態で固着するので、捨てコンクリートに不陸があったりした場合には、水平を出して固定する作業が煩雑である。このため、竪杆やアンカーボルトを鉛直上向きに真っ直ぐに立てる作業が難しいことがある。下記引用文献2に開示されている装置においても同様で、捨てコンクリートの上に下端の部材(第1の治具)の底面部を面接触状態で固定するので、アンカーボルトを鉛直上向きにすることが困難な場合がある。
下記引用文献3に開示されているように、下端の部材(支持部材)を複数設けるとともに、その形状を特異なものとすることによって、上記の問題点は解消し得る。しかし、支持部材の構造ゆえに、製造コストの点で難点がある。
特許第2832708号公報 特開2008−81980号公報 特開2008−291438号公報
そこで、この発明は、配筋作業がし易く、必要なあきも確保でき、これまで不可欠であった定着座金が不要で、捨てコンクリートの状態にかかわらずアンカーボルトを真っ直ぐに立てることができるようにすることを主たる目的とする。
そのための手段は、複数本のアンカーボルトを下部材と上部材で立設するアンカーフレームであって、前記下部材に前記アンカーボルトの下端部を挿通する複数のアンカーボルト挿通孔が形成されるとともに、このアンカーボルト挿通孔とは別に、設置面の上に固定する固定脚を挿通して固定する複数の固定孔が形成され、該固定孔が下部材の水平方向での相対移動を許容する大きさに形成され、前記固定脚には、下部材の水平位置及び垂直位置を固定する固定手段が備えられ、前記下部材を前記設置面から浮かせて固定可能にし、前記アンカーボルト挿通孔と固定孔が、下部材の中心から放射状に延びる仮想直線上に並設されたたアンカーフレームであることを特徴とする。
アンカーフレームの設置にあたっては、まず、下部材を固定孔と固定脚と固定手段を用いて所定の位置に水平に固定する。このとき、あきに相当する十分なスペースを設置面と下部材との間に作るように浮かせる。このあと、アンカーボルトの下端部をアンカーボルト挿通孔に固定し、続いてアンカーボルトの上端部に上部材を固定する。
以上のように、この発明によれば、垂直に延びる部分にはアンカーボルトがあるのみで、配筋作業がし易い。このため、必要なあきも十分に確保できる。また、下部材を設置面に面接触させるような固定ではなく浮かして固定するので、捨てコンクリートの状態にかかわらずアンカーボルトを真っ直ぐに立てることができる。しかも、下部材が従来の定着座金の役割を果たし、引き抜き耐力が高い。別途に部材を取り付けるわけでもないので、作業性も良好である。さらに、下部材は簡素な構造でよいので、製造コストを抑えることもできる。
アンカーフレームの斜視図。 下部材の一部破断斜視図。 アンカーフレームの固定状態を示す要部の断面図。 アンカーフレームの上部の斜視図。 アンカーフレーム設置前の設置面の斜視図。 下部材の固定前の状態を示す斜視図。 下部材の固定作業を示す斜視図。 下部材の固定状態とアンカーボルトの固定状態を示す斜視図。 基礎上部の断面図。 鉄骨柱固定前の状態の断面図。 鉄骨柱の固定状態の断面図。 アンカーボルトを12本にしたアンカーフレームの斜視図。 他の例に係るアンカーフレームの斜視図。 図13のアンカーフレームの下部材の一部破断斜視図。 他の例に係る下部材の平面図。 他の例に係るアンカーフレームの斜視図。 図16のアンカーフレームの下部材の一部破断斜視図。 他の例に係るアンカーフレームの斜視図。 他の例に係る下部材の分解斜視図。 他の例に係る下部材の構造説明図。 他の例に係る下部材の平面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、建築や看板などの高さが高い構造物のための各種の基礎に用いられるアンカーフレーム11の斜視図であり、この図に示すアンカーフレーム11は、複数本のアンカーボルト21と、これらアンカーボルト21の下端部を支持する1個の下部材31と、前記複数本のアンカーボルト21の上端部に固定される1個の上部材41と、前記下部材31を設置面51から浮かせた状態で設置面51上に固定する固定脚61および固定手段62を有する。
アンカーボルト21には、異形鉄筋の上下両端部に雄ねじ22,23を形成したものを使用する。アンカーボルト21の長さは、形成する基礎X(図9、図10、図11参照)の高さに応じて適宜設定され、アンカーボルト21の上端面24には、中心を示すための十字線からなる目印25が設けられている。また、アンカーボルト21の前記雄ねじ部22,23には、前記下部材及び上部材の固定のために2個ずつの締め付けナット26,27を備える。
前記下部材31は、図2に示したように、1枚の金属板材で構成されている。形状は、略方形枠状をなし、周囲における4辺の外周片32と、これらのうち相対向するもの同士を内部で連結するように十字型に形成された内部片33とを有する。これらにより、水平方向に広がる面を有することになる。そして、これら外周片32と内部片33の間には、略方形状をなす4個の窓部34が形成される。この窓部34は、コンクリートが十分に入り込む大きさに形成されている。
そして、四隅部分、すなわち前記各外周片32の交差部分と、各外周片の長手方向の中間部との合計8箇所に、前記アンカーボルト21の下端部の雄ねじ22を螺合するアンカーボルト挿通孔35が形成されている。
また、中央、すなわち前記内部片33の中央に、固定孔36が形成され、同じ固定孔36が、中央の固定孔36から放射状に延びて前記四隅のアンカーボルト挿通孔35を通る直線上であってアンカーボルト挿通孔35よりも外側に形成されている。この関係上、前記外周片32で構成される四隅部分は、平面視円弧状に外に膨出させている。これらの固定孔36は、前記固定脚61の径よりも大径に形成され、下部材31の水平方向での移動を許容する。
さらに、外周片32および内部片33には、それぞれの各部の長手方向に長い補強リブ37が形成され、下部材31の強度を高めるようにしている。
前記固定孔36は、前記設置面51に対して下部材31を固定するためのもので、図3に示したように、設置面51に立設された丸棒状をなすイモネジからなる前記固定脚61に挿嵌される。固定孔36の大きさは、固定脚61の外径よりも大きく形成され、下部材31の水平方向での相対移動を許容する。固定脚61に挿嵌された下部材31の固定孔部分は、上下2個の調整用締め付けナット62aからなる前記固定手段62で挟み込まれて固定される。固定脚61は、設置面51に埋め込まれたナットアンカー52に螺合して立設状態に固定するものである。
前記上部材41も1枚の金属板で構成され、概略形状は前記下部材31と同一である。ただし、前記固定孔36と補強リブ37は不要であるので有しない。また、図4に示したように、内部片33の中央には、厚み方向に貫通する取り付け孔42が形成されている。この取り付け孔42は、アンカーボルト21に固定する鉄骨柱Y等(図10、図11参照)を支持するレベル出し用ボルト71を固定するためのものである。図中、43はアンカーボルト挿通孔、44は中間位置を示す目印である。
レベル出し用ボルト71は、上端に半球状の頭部72を有し、その下にねじ部73を有したねじ部材からなる。頭部には十字の切り込み72aが形成されている。切り込み72aは、回転とレベル出しのためのものである。また、レベル出し用ボルト71を保持するために、前記取り付け孔42に挿通したレベル出し用ボルト71のねじ部73に螺合する雌ねじ74aを有するナット部材74が備えられる。つまり、レベル出し用ボルト71とナット部材74で上部材41を挟み込む。ナット部材74は、下端に鍔部74bを有しており、基礎X内に埋め殺しにされる。また、ナット部材74の上端面が、形成する基礎Xの天場を示す。
このような各部材から構成されるアンカーフレーム11は、次のように使用される。
まず、設置面51(捨てコンクリート)の上の据付箇所に、図5に示したように墨出しをする。芯墨53は、据付箇所の中央と、アンカーボルト21を立設する位置と、ナットアンカー52を固定する位置に直線の交点ができるように行う。そして、ナットアンカー52を固定すべき位置に、下穴54をあけ、ナットアンカー52を固定する。
続いて、図6に示したように下部材31のアンカーボルト挿通孔35のうちの四隅部分の4箇所に、アンカーボルト挿通孔35に螺合可能な先鋭のねじ部材55を螺合する。ねじ部材55の先端位置が、芯墨53上の所定位置に当たるようにすると共に、下部材31の高さを所定の高さにする。所定の高さH(図3参照)とは、形成する基礎Xのコンクリートが十分に入り込む隙間ができる高さである。また、このとき、下部材31の水平方向での位置を正確に決めるとともに、水準器を用いて水平を出す。
次に、図7に示したように、下部材31の固定孔36を通して前記ナットアンカー52に固定脚61を螺合する。このとき、固定脚61における下部材31より下に出る部分は調整用締め付けナット62aを螺合し、長手方向における所定位置、つまり前述のように下部材31を浮かせた状態に保持する位置に、調整用締め付けナット62aを位置させる。そして、固定脚61に対して上から別の調整用締め付けナット62aを螺合し、強固に固定する。このとき、下部材31の水平方向での位置を正確に決めるとともに、水準器を用いて水平であることを確認する。
強固に固定した後、図7に示したように、ねじ部材55を外す。前記ねじ部材55によって、アンカーボルト挿通孔35の位置が正確になり、しかも、設置面51の状態にかかわらず、下部材31は水平になって所定高さHに浮いた状態になっている。
この後、図8に示したように、4本のアンカーボルト21の下端部の雄ねじ22に前記1個の締め付けナット26を螺合して、下部材31のアンカーボルト挿通孔35に螺合し、下に突出したアンカーボルト21の下端部の雄ねじ22に、別の締め付けナット27を螺合して、図3に示したように、下部材31のアンカーボルト挿通孔35を挟み込むようにして固定する。図3では、アンカーボルト21の下端面28を設置面51に接触させた状態を示したが、浮かせてもよい。
また、アンカーボルトの固定に際しては、アンカーボルト21の上端面24の高さが所定高さになるように調整する。
最後に、図4に示したように、4本のアンカーボルト21の上端部の雄ねじ部23に上部材41を固定する。この場合も、所定の高さにおいて水平を出す。上部材41の固定は、下部材31の場合と同様に、2個の締め付けナット26,27で挟み込むようにして行う。
トランシット等を用いて、複数本のアンカーボルト21の通りを見るとともに、水準器や図1に仮想線で示したような下げ振り81を用いてアンカーボルト21の鉛直性を見る。そして、鉛直性が得られたことを確認し、必要ならば再度調整を行う。
また、上部材41の中央の取り付け孔42には、前記レベル出し用ボルト71とナット部材74を固定する。つまり、レベル出し用ボルト71を上部材41の取り付け孔42に上から差し込むとともに、上部材41の下に突出したレベル出し用ボルト71のねじ部73にナット部材74を螺合して上部材41を上下に挟み込む。
このようにしてアンカーフレーム11を据え付けた後、コンクリートの打設を行い、基礎Xを形成する。基礎Xは、図9に示したように上部材41の下面まで、換言すればナット部材74の上端面の高さまで形成する。そして、図10に示したように、上部材41を外し、レベル出し用ボルト71を回転してその頭部72を所定高さに設定してから、図11に示したように、鉄骨柱Yなどを固定し、その下にグラウトまたはモルタルZを充填する。
以下、他の例について説明する。この説明において、前述の構成と同一又は同等の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図12は、8本のアンカーボルト21を備えたアンカーフレーム11の斜視図である。すなわち、下部材31と上部材41のすべてのアンカーボルト挿通孔35,43にアンカーボルト21を保持した例である。固定する鉄骨柱Yなどの形態に応じて、このように対応できる。
図13は、下部材31と上部材41の形態を異にしたアンカーフレーム11の斜視図である。
このアンカーフレーム11の下部材31は、図14に示したように方形枠状に形成され、中央には方形状をなす1個の窓部34を有する。四角く連結された外周片32の四隅部と、各外周片32の中間部には、合計8個の前記アンカーボルト挿通孔35が形成されている。また、四隅部のアンカーボルト挿通孔35の外側であって、対角線上には、前記固定孔36が形成されている。また、各固定孔36の外側であって、対角線上には、貫通孔38が形成されている。この貫通孔38は、釘状のピン56(図13参照)を通す孔であって、ピン56を通すことによって、芯墨53上での正確な位置合わせに資する。
上部材41については、図13に示したように略方形枠状をなし、中央に前記レベル出し用ボルト71を取り付けるための取り付け孔42を形成すべく、一方向に延びる短冊状の連結片45が形成されている。前記アンカーボルト挿通孔35は、下部材31と同様に8個有する。
図15は、図13に示したアンカーフレーム11の下部材31の他の例を示す平面図である。すなわち、下部材31の四隅部分に形成するアンカーボルト挿通孔35が2個ずつ形成されている。図13(a)の下部材31は、四隅部分のみで合計8個のアンカーボルト挿通孔35が形成されている。図13(b)の下部材31は、四隅部分と、これらを繋ぐ直線上の中間部の、合計12箇所にアンカーボルト挿通孔35が形成されている。
図16は、下部材31と上部材41の形態を異にしたアンカーフレーム11の斜視図である。
このアンカーフレーム11の下部材31は、図17にも示したように、平面視十字状をなす。つまり、中央の基部39aから四方に4本の延長片39bを有する形状である。そして、これら延長片39bの遊端部39cに、前記アンカーボルト挿通孔35が形成されている。
アンカーボルト挿通孔35の遊端側には前記固定孔36と貫通孔38が形成されている。また、中央の前記基部39aの中央にも前記固定孔36が形成されている。
前記上部材41も下部材31と同様の形状であるが、前記固定孔36補強リブ37と貫通孔38を有しない。一方、レベル出し用ボルト71を固定する取り付け孔42は有する。
上部材41については、図18に示したように、前述のような方形状のものを使用することもできる。この場合には、下げ振り81での位置合わせがより正確に行える。
図19は、図16に示したアンカーフレーム11を、4本のアンカーボルト21を備えるものから8本のアンカーボルト21を備えるものに変更するための補助部材91を備えた下部材31の分解斜視図である。補助部材91は、十字状をなす下部材31の延長片39bの遊端部39c間に掛け渡されるもので、この補助部材91における下部材31のアンカーボルト挿通孔35に対応する部位と、これらの間の部位に、アンカーボルト挿通孔92を有する。
すなわち、下部材31を設置面51上に正しく位置合わせした後、4本の補助部材91における両端部のアンカーボルト挿通孔92と下部材31の本体部分のアンカーボルト挿通孔35を合わせながらアンカーボルト21の下端部を固定する。そして、補助部材91の長手方向中間部のアンカーボルト挿通孔92にもアンカーボルト21の下端部を固定する。このあとは、例えば図8に示したように8個のアンカーボルト挿通孔43を有する上部材41を固定することで、アンカーフレーム11は完成する。
図20は、図19に示した下部材31の変形例を示す斜視図と平面図である。すなわち、図20(b)に示したように、下部材31の延長片39bの遊端部39cに、補助部材91の長手方向と直交する方向に延びる端縁39dが形成されている。換言すれば、図19に示した下部材31の延長片39bの遊端部39cの面積を広くして、相互に直角をなす端縁39dを形成した形状である。一方、補助部材91は、短冊状をなし、図20(a)に示したように長手方向の両端部に、上に高くなる段部93を有し、この段部93の先に前記アンカーボルト挿通孔92を有する。つまり、前記段部93が下部材31の端縁39dに当たり、各部材の位置関係が強固に固定され、一体性が高まる。図20中、94は補強リブである。
図21は、図20に示した下部材31の変形例を示す平面図である。この下部材31は、各延長片39bの遊端部39cに、2個ずつの前記アンカーボルト挿通孔35を有する。そして、必要に応じて、図19、図20に例示したような補助部材91を取り付ける。補助部材91を取り付けることにより、12本のアンカーボルト21を立設することができる。
なお、以上の各補助部材91では、長手方向の中間位置における1箇所にアンカーボルト挿通孔92を形成した例を示したが、複数設けることもできる。
以上のような構成のアンカーフレーム11は、設置面51上の所定位置に、下部材31を正しく、しかも水平に固定した後、アンカーボルト21を立てるので、設置面51に不陸があるなどした場合であっても、アンカーボルト21を正確な位置に鉛直上向きに正しく立てることができる。
また、垂直に延びるのはアンカーボルト21のみであるので、横筋などの配筋作業に際して邪魔になるものがなく、作業がし易い。しかも、コンクリートの打設に必要なあきを確保することも確実にでき、強固な基礎を形成できる。
さらに、アンカーフレームの下部材は、板状に形成され設置面から浮かして設置されるので、コンクリートが下部材の下方にも入り込み、他に定着座金のような部材を用いずとも、アンカーボルトに異形鉄筋を用いたことと相俟って、引き抜き耐力の高いアンカーとすることができる。別の部材の取り付けが不要なぶん、作業も簡単である。
また、下部材と上部材は板状であるので、製造は容易であり、嵩張らずに梱包することもできる。さらに前述のように現場での組立ても容易である。このため、製造から流通、施工におけるコストを低減できる。
この発明の構成と、前記の一形態の構成との対応において、
この発明における下部材の四隅部分をつなぐ直線部分は、前記の外周片32に他対応するも、
この発明は、前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の形態を採用することもできる。
たとえば、前記下部材のうち方形枠状をなす形態のものでも、複数の部材で構成することができる。この場合、各部材の位置関係を調節できるようにすれば、アンカーボルトを立てる間隔を調節することができる。
11…アンカーフレーム
21…アンカーボルト
31…下部材
32…外周片
35…アンカーボルト挿通孔
36…固定孔
39b…延長片
39c…遊端部
41…上部材
51…設置面
61…固定脚
62…固定手段
91…補助部材
92…アンカーボルト挿通孔

Claims (6)

  1. 複数本のアンカーボルトを下部材と上部材で立設するアンカーフレームであって、
    前記下部材に前記アンカーボルトの下端部を挿通する複数のアンカーボルト挿通孔が形成されるとともに、
    このアンカーボルト挿通孔とは別に、設置面の上に固定する固定脚を挿通して固定する複数の固定孔が形成され、
    該固定孔が下部材の水平方向での相対移動を許容する大きさに形成され、
    前記固定脚には、下部材の水平位置及び垂直位置を固定する固定手段が備えられ、
    前記下部材を前記設置面から浮かせて固定可能にし
    前記アンカーボルト挿通孔と固定孔が、下部材の中心から放射状に延びる仮想直線上に並設された
    アンカーフレーム。
  2. 前記下部材が方形枠状をなす1枚の板材で形成され、四隅部分に前記アンカーボルト挿通孔が形成された
    請求項1に記載のアンカーフレーム。
  3. 前記下部材の四隅部分をつなぐ直線部分における中間部分に、前記アンカーボルト挿通孔が形成された
    請求項に記載のアンカーフレーム。
  4. 前記下部材が平面視十字状に形成され、十字状の延びる4枚の各延長片の遊端部に、前記アンカーボルト挿通孔が形成された
    請求項に記載のアンカーフレーム。
  5. 前記下部材の中央に、前記固定孔が形成された
    請求項に記載のアンカーフレーム。
  6. 前記延長片の遊端部間に掛け渡される補助部材を備え、
    該補助部材における下部材のアンカーボルト挿通孔に対応する部位と、これらの間の部位に、前記アンカーボルト挿通孔が形成された
    請求項に記載のアンカーフレーム。
JP2009154649A 2009-06-30 2009-06-30 アンカーフレーム Active JP4722201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009154649A JP4722201B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 アンカーフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009154649A JP4722201B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 アンカーフレーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011012388A JP2011012388A (ja) 2011-01-20
JP4722201B2 true JP4722201B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=43591554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009154649A Active JP4722201B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 アンカーフレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4722201B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210149305A (ko) * 2020-06-02 2021-12-09 김종섭 콘크리트 타설용 앵커볼트

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5620839B2 (ja) * 2011-02-04 2014-11-05 川田工業株式会社 アンカーフレーム及びそれを用いた基礎構造体の構築工法
KR101254457B1 (ko) * 2012-03-20 2013-04-12 김종훈 앵커 볼트 정렬 장치 및 그를 이용한 수직 빔 지지 구조물
CN107806110A (zh) * 2017-10-31 2018-03-16 天津华电北宸分布式能源有限公司 一种高度可调的地脚螺栓定位装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713416B2 (ja) * 1992-03-30 1995-02-15 大和ハウス工業株式会社 アンカーフレーム位置決め具
JP2004019303A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Sadao Yoshida アンカーボルト固定装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713416B2 (ja) * 1992-03-30 1995-02-15 大和ハウス工業株式会社 アンカーフレーム位置決め具
JP2004019303A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Sadao Yoshida アンカーボルト固定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210149305A (ko) * 2020-06-02 2021-12-09 김종섭 콘크리트 타설용 앵커볼트
KR102442705B1 (ko) * 2020-06-02 2022-09-13 김종섭 콘크리트 타설용 앵커볼트

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011012388A (ja) 2011-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101198268B1 (ko) 클린룸의 바닥 고정 구조 및 이를 이용한 클린룸의 억세스플로어의 설치방법
JP4722201B2 (ja) アンカーフレーム
CN101280560B (zh) 格构柱组件及其安装方法
KR20060019602A (ko) 스윙식 앵커볼트에 의한 기초로의 앵커볼트의 정밀위치결정법
JP5961778B1 (ja) アンカーボルトの設置架台
JPH05214731A (ja) 柱脚固定装置
JP4915653B2 (ja) アンカーボルトの位置出し治具
JP6632290B2 (ja) 鋼製柱の脚部構造及び鋼製柱脚部の施工方法
JP4669955B2 (ja) アンカーフレーム
JP4721913B2 (ja) 木造建築用アンカーパック、及びこれを用いた木造建築構造
JPH01278620A (ja) アンカーボルトの設置工法とそれに使用するアンカーボルト支持装置
JP4313431B1 (ja) 箱抜用型枠支持装置およびその設置方法
KR200418142Y1 (ko) 커튼월 고정장치
JP2004019303A (ja) アンカーボルト固定装置
WO2022254533A1 (ja) アンカー支持具および基礎の型枠セット
JP7192153B1 (ja) アンカーボルトの施工方法、および、レベル調整部材
JP7274992B2 (ja) アンカーボルト固定治具及びアンカーフレーム
KR100458945B1 (ko) 피시빔교용 가설브래킷 및 그 설치방법
KR200329513Y1 (ko) 매설용 앵커볼트 고정구
JPH10184011A (ja) アンカーボルト設置金具セット
JP4774268B2 (ja) 柱脚金物
JP2004036103A (ja) アンカーフレーム及びその固定方法
JP2023006769A (ja) 位置確認治具、基礎施工治具及び基礎施工方法
JP2006342533A (ja) アンカーボルト位置決め装置
JP2002180474A (ja) シース管保持治具

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4722201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250