JP4720629B2 - 回転センサ装置 - Google Patents
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Description
の流動性のある接着剤の上のセンサチップに引っ張り方向または圧縮方向の力が生じてもセンサチップの移動は規制される。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態における回転センサ装置1の斜視図である。図2(a)は回転センサ装置1の平面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A線での縦断面図である。
図2において、回転センサ装置1は、歯45aを有するロータ45に対し接近して配置されている。詳しくは、センサチップ25と所定間隔をおいて被検出対象としてのロータ45が配置されている。そして、ロータ45の回転に伴いベクトル(磁界B)の向きが変わるがそのベクトルの向きの変化(バイアス磁界の変化)をセンサチップ25の磁気抵抗素子25a,25bにおいて抵抗値変化として検出する。この抵抗値変化はICチップ30において増幅やノイズ除去等の処理を行った後に外部に送られる。このようにして、センサチップ25の近傍にて検出対象とするロータ(磁性体)45が回転するときにバイアス磁石10から付与されるバイアス磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化を磁気抵抗素子25a,25bの抵抗値変化として感知してロータ45の回転を検出する。
チップ保持部材20の平坦面20aにセンサチップ25を接着剤26にて固定する際に、チップ保持部材20の平坦面20aに、硬化前の流動性のある接着剤を塗布し、この硬化前の接着剤の上にセンサチップ25を載せ、即ち、硬化前の流動性のある接着剤を介在してセンサチップ25を配置し、硬化させて固定する。このとき、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の下面よりも広い接着剤配置領域(塗布領域)の縁において、センサチップ25の配置領域の中心に対して点対称に形成した段差51a〜51dにより、硬化前の流動性のある接着剤の上のセンサチップ25には引っ張り方向または圧縮方向の力がセンサチップ25の配置領域を中心にして対称に生じて、センサチップ25を移動させようとする力は相殺されセンサチップ25の移動は規制される。
図3に示すように、チップ保持部材20の平坦面20aにおいて四角形の接着剤配置領域(塗布領域)の縁に沿ってリング状の溝55を形成して、このリング状の溝55により接着剤配置領域(塗布領域)の縁に段差56を形成してもよい。このように、溝55は、四角形状をなすセンサチップ25の環状の辺に対応するように環状に形成されている構成としてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図2に示した第1実施形態での溝50a,50b,50c,50dに代わり、図6に示す本実施形態では突起60a,60b,60c,60dを用いている。
チップ保持部材20の平坦面20aにセンサチップ25を接着剤26にて固定する際に、チップ保持部材20の平坦面20aに、硬化前の流動性のある接着剤を介在してセンサチップ25を配置し硬化させて固定する。このとき、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の下面よりも広い接着剤配置領域の縁において、センサチップ25の配置領域の中心に対して点対称に形成した段差61a〜61dにより、硬化前の流動性のある接着剤の上のセンサチップ25には引っ張り方向または圧縮方向の力がセンサチップ25の配置領域を中心にして対称に生じて、センサチップ25を移動させようとする力は相殺され、センサチップ25の移動は規制される。
図7に示すように、チップ保持部材20の平坦面20aにおいて四角形の接着剤配置領域の縁に沿ってリング状の突起65を形成して、このリング状の突起65により接着剤配置領域の縁に段差66を形成してもよい。このように、突起65は、四角形状をなすセンサチップ25の環状の辺に対応するように環状に形成されていてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図2に示した第1実施形態での溝50a,50b,50c,50dに代わり、図10に示す本実施形態ではセンサチップ25の接着剤配置領域に凹部70が形成されており、これによりセンサチップ25の配置箇所およびその周辺よりもその外周側を高くして段差71を形成している。つまり、段差71を、チップ保持部材20の平坦面20aにおける接着剤配置領域の周りを高くすることにより形成している。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図2に示した第1実施形態での溝50a,50b,50c,50dに代わり、図11に示す本実施形態ではチップのストッパ80を用いている。つまり、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の配置領域の縁において、センサチップ25の配置領域の中心(図11(a)での符号o)に対して点対称に、センサチップ25の側面が接して位置決めされるストッパ80が形成されている。位置決め用ストッパ80は円柱状をなしている。ストッパ80の配置について、図11ではチップ25の各角部において一辺当たり1個の円柱状ストッパ80を配置している(1つの角に2つの円柱状ストッパ80を配している)。
チップ保持部材20の平坦面20aにセンサチップ25を接着剤26にて固定する際に、チップ保持部材20の平坦面20aに、硬化前の流動性のある接着剤を介在してセンサチップ25を配置し硬化させて固定する。このとき、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の配置領域の縁において、センサチップ25の配置領域の中心に対して点対称に形成したストッパ80により、センサチップ25の側面が接して位置決めされ、硬化前の流動性のある接着剤の上のセンサチップ25に引っ張り方向または圧縮方向の力が生じてもセンサチップ25の移動は規制される。また、ストッパ80の設置に伴う表面張力によりチップ25が引き寄せられることでチップ25の移動が制御できる。
(参考例)
次に、参考例を、第4の実施形態との相違点を中心に説明する。
図11に示した第4実施形態でのストッパ80に代わり、図12に示す本参考例ではほぼチップ寸法の凹部(90)が形成され、これによりセンサチップ25の配置箇所よりもその外周側を高くしてストッパ90としている。つまり、位置決め用ストッパ90を、チップ保持部材20の平坦面20aにおけるセンサチップ25の配置領域の周りを高くすることにより形成している。
Claims (11)
- 平坦面(20a)を有するチップ保持部材(20)と、
前記チップ保持部材(20)の平坦面(20a)において接着剤(26)にて固定されたセンサチップ(25)と、
前記チップ保持部材(20)に連結され、前記センサチップ(25)にバイアス磁界(B)を付与するバイアス磁石(10)と、
を備え、
センサチップ(25)と所定間隔をおいて配置された被検出対象(45)の回転に伴う前記バイアス磁界の変化をセンサチップ(25)の感磁素子(25a,25b)にて検出する回転センサ装置であって、
前記チップ保持部材(20)の平坦面(20a)における、センサチップ(25)の下面よりも広い接着剤配置領域の縁において、センサチップ(25)の配置領域の中心に対して点対称に段差(51a〜51d,56,61a〜61d,66,71)を形成したことを特徴とする回転センサ装置。 - 前記段差(51a〜51d,56)を、チップ保持部材(20)の平坦面(20a)から窪んだ溝(50a〜50d,55)にて形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転センサ装置。
- 前記溝(50a〜50d)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の4つの各辺に対応するように4つ形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の回転センサ装置。
- 前記溝(55)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の環状の辺に対応するように環状に形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の回転センサ装置。
- 前記溝(50a〜50d)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の回転センサ装置。
- 前記段差(61a〜61d,66)を、チップ保持部材(20)の平坦面(20a)から
突出する突起(60a〜60d,65)にて形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転センサ装置。 - 前記突起(60a〜60d)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の4つの各辺に対応するように4つ形成されてなることを特徴とする請求項6に記載の回転センサ装置。
- 前記突起(65)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の環状の辺に対応するように環状に形成されてなることを特徴とする請求項6に記載の回転センサ装置。
- 前記突起(60a〜60d)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されてなることを特徴とする請求項6に記載の回転センサ装置。
- 前記段差(71)を、チップ保持部材(20)の平坦面(20a)における接着剤配置領域の周りを高くすることにより形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転センサ装置。
- 平坦面(20a)を有するチップ保持部材(20)と、
前記チップ保持部材(20)の平坦面(20a)において接着剤(26)にて固定されたセンサチップ(25)と、
前記チップ保持部材(20)に連結され、前記センサチップ(25)にバイアス磁界(B)を付与するバイアス磁石(10)と、
を備え、
センサチップ(25)と所定間隔をおいて配置された被検出対象(45)の回転に伴う前記バイアス磁界の変化をセンサチップ(25)の感磁素子(25a,25b)にて検出する回転センサ装置であって、
前記チップ保持部材(20)の平坦面(20a)における、センサチップ(25)の配置領域の縁において、センサチップ(25)の配置領域の中心に対して点対称に、センサチップ(25)の側面が接して位置決めされる円柱状のストッパ(80)を形成したことを特徴とする回転センサ装置。
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