JP4720629B2 - 回転センサ装置 - Google Patents

回転センサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4720629B2
JP4720629B2 JP2006158393A JP2006158393A JP4720629B2 JP 4720629 B2 JP4720629 B2 JP 4720629B2 JP 2006158393 A JP2006158393 A JP 2006158393A JP 2006158393 A JP2006158393 A JP 2006158393A JP 4720629 B2 JP4720629 B2 JP 4720629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
sensor chip
holding member
sensor
flat surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006158393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007327820A (ja
Inventor
紀博 車戸
陽一 奥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006158393A priority Critical patent/JP4720629B2/ja
Publication of JP2007327820A publication Critical patent/JP2007327820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4720629B2 publication Critical patent/JP4720629B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

本発明は、回転センサ装置に関するものである。
回転センサ装置として、ロータに対しシリコンセンサチップ(ベアチップ)を接近して配置し、シリコンセンサチップの感磁素子を用いて磁界の変化からロータの回転を検出す方式が知られている(例えば特許文献1等)。
特開平7−113811号公報
樹脂製チップ保持部材の平坦面にチップを配置する場合、チップをできる限り樹脂製チップ保持部材の平坦面に対し精度良く接着剤にて貼り付ける必要がある。しかし、回転センサ装置では、チップをできる限り検出対象であるロータに近づけるためチップの少なくとも1辺は樹脂製チップ保持部材の平坦面での段差に近いことが多い。そのため、樹脂製チップ保持部材の平坦面に硬化前の接着剤を塗布した後にその上にチップを載せた時に表面張力の釣り合いがとれずチップが流れてしまい定位置にチップが固定できないという問題があった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであり、その目的は、チップ保持部材の平坦面にセンサチップを接着固定した回転センサ装置においてチップ保持部材の平坦面に対するセンサチップの配置位置精度(マウント精度)を向上させることにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、チップ保持部材の平坦面における、センサチップの下面よりも広い接着剤配置領域の縁において、センサチップの配置領域の中心に対して点対称に段差を形成したことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、チップ保持部材の平坦面にセンサチップを接着剤にて固定する際に、チップ保持部材の平坦面に、硬化前の流動性のある接着剤を介在してセンサチップを配置し硬化させて固定するが、このとき、チップ保持部材の平坦面における、センサチップの下面よりも広い接着剤配置領域の縁において、センサチップの配置領域の中心に対して点対称に形成した段差により、硬化前の流動性のある接着剤の上のセンサチップには引っ張り方向または圧縮方向の力がセンサチップの配置領域を中心にして対称に生じて、センサチップを移動させようとする力は相殺されセンサチップの移動は規制される。
その結果、チップ保持部材の平坦面にセンサチップを接着固定した回転センサ装置においてチップ保持部材の平坦面に対するセンサチップの配置位置精度(マウント精度)を向上させることができることとなる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の回転センサ装置において前記段差を、チップ保持部材の平坦面から窪んだ溝にて形成してもよく、この場合、請求項3に記載のように、前記溝は、四角形状をなすセンサチップの4つの各辺に対応するように4つ形成されてなるものとしても、請求項4に記載のように、前記溝は、四角形状をなすセンサチップの環状の辺に対応するように環状に形成されてなるものとしても、請求項5に記載のように、前記溝は、四角形状をなすセンサチップの4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されてなるものとしてもよい。
請求項6に記載のように、請求項1に記載の回転センサ装置において前記段差を、チップ保持部材の平坦面から突出する突起にて形成してもよく、この場合、請求項7に記載のように、前記突起は、四角形状をなすセンサチップの4つの各辺に対応するように4つ形成されてなるものとしても、請求項8に記載のように、前記突起は、四角形状をなすセンサチップの環状の辺に対応するように環状に形成されてなるものとしても、請求項9に記載のように、前記突起は、四角形状をなすセンサチップの4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されてなるものとしてもよい。
請求項10に記載のように、請求項1に記載の回転センサ装置において前記段差を、チップ保持部材の平坦面における接着剤配置領域の周りを高くすることにより形成してもよい。
請求項11に記載の発明では、チップ保持部材の平坦面における、センサチップの配置領域の縁において、センサチップの配置領域の中心に対して点対称に、センサチップの側面が接して位置決めされる円柱状のストッパを形成したことを要旨とする。
請求項11に記載の発明によれば、チップ保持部材の平坦面にセンサチップを接着剤にて固定する際に、チップ保持部材の平坦面に、硬化前の流動性のある接着剤を介在してセンサチップを配置し硬化させて固定するが、このとき、チップ保持部材の平坦面における、センサチップの配置領域の縁において、センサチップの配置領域の中心に対して点対称に形成した円柱状のストッパにより、センサチップの側面が接して位置決めされ、硬化前
の流動性のある接着剤の上のセンサチップに引っ張り方向または圧縮方向の力が生じてもセンサチップの移動は規制される。
その結果、チップ保持部材の平坦面にセンサチップを接着固定した回転センサ装置においてチップ保持部材の平坦面に対するセンサチップの配置位置精度(マウント精度)を向上させることができることとなる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態における回転センサ装置1の斜視図である。図2(a)は回転センサ装置1の平面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A線での縦断面図である。
回転センサ装置1は、図1に示すように、バイアス磁石10とチップ保持部材20を具備している。バイアス磁石10は円板状をなし、中央部には貫通孔11(図2(a)参照)が形成されている。チップ保持部材20は樹脂よりなり、平板状をなしている。バイアス磁石10の貫通孔11にチップ保持部材20の一端部が嵌入され、バイアス磁石10はチップ保持部材20に連結されている。
樹脂製基板であるチップ保持部材20においてその一方の面(上面)が平坦面20aとなっており、この面20aにセンサチップ(ベアチップ)25とICチップ30とが搭載(マウント)されている。センサチップ25はチップ保持部材20の先端側に設置されている。センサチップ25には感磁素子としての磁気抵抗素子25a,25bが形成されている。センサチップ25とICチップ30とがボンディングワイヤ40にて電気的に接続されている。チップ保持部材20の上面(平坦面20a)にリードフレーム35が設けられ、ICチップ30とリードフレーム35とがボンディングワイヤ41にて電気的に接続されている。また、リードフレーム35を通してICチップ30(センサチップ25)と外部機器とを電気的に接続することができるようになっている。
図2(a)に示すように、バイアス磁石10は、チップ保持部材20に搭載したセンサチップ25(磁気抵抗素子25a,25b)にバイアス磁界(B)を付与する。
図2において、回転センサ装置1は、歯45aを有するロータ45に対し接近して配置されている。詳しくは、センサチップ25と所定間隔をおいて被検出対象としてのロータ45が配置されている。そして、ロータ45の回転に伴いベクトル(磁界B)の向きが変わるがそのベクトルの向きの変化(バイアス磁界の変化)をセンサチップ25の磁気抵抗素子25a,25bにおいて抵抗値変化として検出する。この抵抗値変化はICチップ30において増幅やノイズ除去等の処理を行った後に外部に送られる。このようにして、センサチップ25の近傍にて検出対象とするロータ(磁性体)45が回転するときにバイアス磁石10から付与されるバイアス磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化を磁気抵抗素子25a,25bの抵抗値変化として感知してロータ45の回転を検出する。
本実施形態においては、四角形のセンサチップ(ベアチップ)25はチップ保持部材(樹脂基板)20の平坦面20aにおいて接着剤26にて固定されている。接着剤配置領域(塗布領域)はセンサチップ25の下面よりも広くなっている。チップ保持部材20の平坦面20aでの接着剤配置領域(塗布領域)の縁において、平坦面20aから窪んだ溝50a,50b,50c,50dが形成されている。この溝50a,50b,50c,50dは、所定幅を有し、かつ直線的に延びている。各溝50a,50b,50c,50dはセンサチップ25の側面から等距離だけ離れた位置においてチップ側面と平行に延びており、溝(50a〜50d)は、四角形状をなすセンサチップ25の4つの各辺に対応するように4つ形成されていることになる。この溝50a,50b,50c,50dにより接着剤配置領域(塗布領域)の縁に段差51a〜51dが形成されている。
このようにして、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の下面よりも広い接着剤配置領域(塗布領域)の縁において、センサチップ25の配置領域の中心(図2(a)での符号o)に対して点対称に、段差51a〜51dが形成されている。
次に、センサチップ25の取付工程について説明する。
チップ保持部材20の平坦面20aにセンサチップ25を接着剤26にて固定する際に、チップ保持部材20の平坦面20aに、硬化前の流動性のある接着剤を塗布し、この硬化前の接着剤の上にセンサチップ25を載せ、即ち、硬化前の流動性のある接着剤を介在してセンサチップ25を配置し、硬化させて固定する。このとき、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の下面よりも広い接着剤配置領域(塗布領域)の縁において、センサチップ25の配置領域の中心に対して点対称に形成した段差51a〜51dにより、硬化前の流動性のある接着剤の上のセンサチップ25には引っ張り方向または圧縮方向の力がセンサチップ25の配置領域を中心にして対称に生じて、センサチップ25を移動させようとする力は相殺されセンサチップ25の移動は規制される。
図15を用いて説明すると、(a)はチップ25の片側にのみ溝150がある場合を示し、(b)はチップ25の両側に溝150,151がある場合を示す。図15において、力Fは、表面張力によりセンサチップ25の受ける力である。図15(a)に比べ硬化前の接着剤における流動性や表面張力を考慮して図15(b)のようにチップ周囲を溝で囲み、溝による段差形状を利用して、接着剤に発生する表面張力を釣り合わせてチップ25を定位置に固定することができる。
つまり、図13のようにセンサチップ25の一辺に対応する溝100が形成されている場合に比べ、図2では、セルフアライン的にセンサチップ25の貼り付け位置を定めることができる。即ち、四角形のセンサチップ25における4辺に加わる表面張力を均等にする(釣り合わせる)ことにより、チップ25のマウント位置を定位置に固定することができる。
このようにして、チップ保持部材20の平坦面20aにセンサチップ25を接着固定した回転センサ装置においてチップ保持部材20の平坦面20aに対するセンサチップ25の配置位置精度(マウント精度)を向上させることができる。
次に、図3,4,5を用いて変形例を説明する。
図3に示すように、チップ保持部材20の平坦面20aにおいて四角形の接着剤配置領域(塗布領域)の縁に沿ってリング状の溝55を形成して、このリング状の溝55により接着剤配置領域(塗布領域)の縁に段差56を形成してもよい。このように、溝55は、四角形状をなすセンサチップ25の環状の辺に対応するように環状に形成されている構成としてもよい。
図2や図3では4辺方向にかかる表面張力を均等に釣り合わせるようにしたが、図4,5では2辺方向にかかる表面張力を均等に釣り合わせるようにしている。詳しくは、図4に示すように、チップ保持部材20の平坦面20aにおいて四角形の接着剤配置領域(塗布領域)の縁に溝50c,50dを形成し、この溝50c,50dは四角形のセンサチップ25の対向する辺に平行に延びている。溝50c,50dにより接着剤配置領域(塗布領域)の縁に段差51c,51dが形成されている。このように、溝(50c,50d)は、四角形状をなすセンサチップ25の4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されていてもよい。
図5に示すように、図4に比べて他の対向する辺について溝50a,50b(段差51a,51b)を形成してもよい。即ち、チップ保持部材20の平坦面20aにおいて四角形の接着剤配置領域(塗布領域)の縁に溝50a,50bを形成し、この溝50a,50bは四角形のセンサチップ25の対向する辺に平行に延びている。溝50a,50bにより接着剤配置領域(塗布領域)の縁に段差51a,51bが形成されている。このように、溝(50a,50b)は、四角形状をなすセンサチップ25の4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されていてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図6(a)は、本実施形態における回転センサ装置1の平面図であり、図6(b)は図6(a)のA−A線での縦断面図である。
図2に示した第1実施形態での溝50a,50b,50c,50dに代わり、図6に示す本実施形態では突起60a,60b,60c,60dを用いている。
つまり、チップ保持部材20の平坦面20aでの接着剤配置領域の縁において、平坦面20aから突出する突起60a,60b,60c,60dが形成されている。この突起60a,60b,60c,60dは、所定幅を有し、かつ直線的に延びている。各突起60a,60b,60c,60dはセンサチップ25の側面から等距離だけ離れた位置においてチップ側面と平行に延びており、突起(60a〜60d)は、四角形状をなすセンサチップ25の4つの各辺に対応するように4つ形成されていることになる。この突起60a,60b,60c,60dにより接着剤配置領域の縁に段差61a〜61dが形成されている。
次に、センサチップ25の取付工程について説明する。
チップ保持部材20の平坦面20aにセンサチップ25を接着剤26にて固定する際に、チップ保持部材20の平坦面20aに、硬化前の流動性のある接着剤を介在してセンサチップ25を配置し硬化させて固定する。このとき、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の下面よりも広い接着剤配置領域の縁において、センサチップ25の配置領域の中心に対して点対称に形成した段差61a〜61dにより、硬化前の流動性のある接着剤の上のセンサチップ25には引っ張り方向または圧縮方向の力がセンサチップ25の配置領域を中心にして対称に生じて、センサチップ25を移動させようとする力は相殺され、センサチップ25の移動は規制される。
図16を用いて説明すると、(a)はチップ25の片側にのみ突起(段差160)がある場合を示し、(b)はチップ25の両側に突起(段差160,161)がある場合を示す。図16において、力Fはセンサチップ25の受ける力である。図16(a)に比べ図16(b)のようにチップ周囲を突起で囲み、突起による段差形状を利用して、接着剤に発生する表面張力Fを釣り合わせて(図16(a)に比べチップ25を段差面側へ引き寄せることにより)チップ25を定位置に固定することができる。
つまり、図14のようにセンサチップ25の一辺に対応する突起110が形成されている場合に比べ、図6では、セルフアライン的にセンサチップ25の貼り付け位置を定めることができる。即ち、四角形のセンサチップ25における4辺に加わる表面張力を均等にする(釣り合わせる)ことにより、チップ25のマウント位置を定位置に固定することができる。
次に、図7,8,9を用いて変形例を説明する。
図7に示すように、チップ保持部材20の平坦面20aにおいて四角形の接着剤配置領域の縁に沿ってリング状の突起65を形成して、このリング状の突起65により接着剤配置領域の縁に段差66を形成してもよい。このように、突起65は、四角形状をなすセンサチップ25の環状の辺に対応するように環状に形成されていてもよい。
図6や図7では4辺方向にかかる表面張力を均等に釣り合わせるようにしたが、図8,9では2辺方向にかかる表面張力を均等に釣り合わせるようにしている。詳しくは、図8に示すように、チップ保持部材20の平坦面20aにおいて四角形の接着剤配置領域の縁に突起60c,60dを形成し、この突起60c,60dは四角形のセンサチップ25の対向する辺に平行に延びている。突起60c,60dにより接着剤配置領域の縁に段差61c,61dが形成されている。このように、突起(60c,60d)は、四角形状をなすセンサチップ25の4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されていてもよい。
図9に示すように、図8に比べて他の対向する辺について突起60a,60b(段差61a,61b)を形成してもよい。即ち、チップ保持部材20の平坦面20aにおいて四角形の接着剤配置領域の縁に突起60a,60bを形成し、この突起60a,60bは四角形のセンサチップ25の対向する辺に平行に延びている。突起60a,60bにより接着剤配置領域の縁に段差61a,61bが形成されている。このように、突起(60a,60b)は、四角形状をなすセンサチップ25の4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されていてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図10(a)は、本実施形態における回転センサ装置1の平面図であり、図10(b)は図10(a)のA−A線での縦断面図である。
図2に示した第1実施形態での溝50a,50b,50c,50dに代わり、図10に示す本実施形態ではセンサチップ25の接着剤配置領域に凹部70が形成されており、これによりセンサチップ25の配置箇所およびその周辺よりもその外周側を高くして段差71を形成している。つまり、段差71を、チップ保持部材20の平坦面20aにおける接着剤配置領域の周りを高くすることにより形成している。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図11(a)は、本実施形態における回転センサ装置1の平面図であり、図11(b)は図11(a)のA−A線での縦断面図である。
図2に示した第1実施形態での溝50a,50b,50c,50dに代わり、図11に示す本実施形態ではチップのストッパ80を用いている。つまり、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の配置領域の縁において、センサチップ25の配置領域の中心(図11(a)での符号o)に対して点対称に、センサチップ25の側面が接して位置決めされるストッパ80が形成されている。位置決め用ストッパ80は円柱状をなしている。ストッパ80の配置について、図11ではチップ25の各角部において一辺当たり1個の円柱状ストッパ80を配置している(1つの角に2つの円柱状ストッパ80を配している)。
次に、センサチップ25の取付工程について説明する。
チップ保持部材20の平坦面20aにセンサチップ25を接着剤26にて固定する際に、チップ保持部材20の平坦面20aに、硬化前の流動性のある接着剤を介在してセンサチップ25を配置し硬化させて固定する。このとき、チップ保持部材20の平坦面20aにおける、センサチップ25の配置領域の縁において、センサチップ25の配置領域の中心に対して点対称に形成したストッパ80により、センサチップ25の側面が接して位置決めされ、硬化前の流動性のある接着剤の上のセンサチップ25に引っ張り方向または圧縮方向の力が生じてもセンサチップ25の移動は規制される。また、ストッパ80の設置に伴う表面張力によりチップ25が引き寄せられることでチップ25の移動が制御できる。
その結果、チップ保持部材20の平坦面20aにセンサチップ25を接着固定した回転センサ装置においてチップ保持部材20の平坦面20aに対するセンサチップ25の配置位置精度(マウント精度)を向上させることができる。
参考例
次に、参考例を、第4の実施形態との相違点を中心に説明する。
図12(a)は、本参考例における回転センサ装置1の平面図であり、図12(b)は図12(a)のA−A線での縦断面図である。
図11に示した第4実施形態でのストッパ80に代わり、図12に示す本参考例ではほぼチップ寸法の凹部(90)が形成され、これによりセンサチップ25の配置箇所よりもその外周側を高くしてストッパ90としている。つまり、位置決め用ストッパ90を、チップ保持部材20の平坦面20aにおけるセンサチップ25の配置領域の周りを高くすることにより形成している。
第1の実施形態における回転センサ装置の斜視図。 (a)は回転センサ装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 変形例における回転センサ装置の平面図。 変形例における回転センサ装置の平面図。 変形例における回転センサ装置の平面図。 (a)は第2の実施形態における回転センサ装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 変形例における回転センサ装置の平面図。 変形例における回転センサ装置の平面図。 変形例における回転センサ装置の平面図。 (a)は第3の実施形態における回転センサ装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 (a)は第4の実施形態における回転センサ装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 (a)は参考例における回転センサ装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 (a)は比較のための回転センサ装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 (a)は比較のための回転センサ装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 (a),(b)は平坦面でのチップの挙動を説明するための縦断面図。 (a),(b)は平坦面でのチップの挙動を説明するための縦断面図。
符号の説明
10…バイアス磁石、20…チップ保持部材、20a…平坦面、25…センサチップ、25a…磁気抵抗素子、25b…磁気抵抗素子、26…接着剤、50a〜50d…溝、51a〜51d…段差、55…溝、56…段差、60a〜60d…突起、61a〜61d…段差、65…突起、66…段差、71…段差、80…位置決め用ストッパ、90…位置決め用ストッパ。

Claims (11)

  1. 平坦面(20a)を有するチップ保持部材(20)と、
    前記チップ保持部材(20)の平坦面(20a)において接着剤(26)にて固定されたセンサチップ(25)と、
    前記チップ保持部材(20)に連結され、前記センサチップ(25)にバイアス磁界(B)を付与するバイアス磁石(10)と、
    を備え、
    センサチップ(25)と所定間隔をおいて配置された被検出対象(45)の回転に伴う前記バイアス磁界の変化をセンサチップ(25)の感磁素子(25a,25b)にて検出する回転センサ装置であって、
    前記チップ保持部材(20)の平坦面(20a)における、センサチップ(25)の下面よりも広い接着剤配置領域の縁において、センサチップ(25)の配置領域の中心に対して点対称に段差(51a〜51d,56,61a〜61d,66,71)を形成したことを特徴とする回転センサ装置。
  2. 前記段差(51a〜51d,56)を、チップ保持部材(20)の平坦面(20a)から窪んだ溝(50a〜50d,55)にて形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転センサ装置。
  3. 前記溝(50a〜50d)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の4つの各辺に対応するように4つ形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の回転センサ装置。
  4. 前記溝(55)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の環状の辺に対応するように環状に形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の回転センサ装置。
  5. 前記溝(50a〜50d)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の回転センサ装置。
  6. 前記段差(61a〜61d,66)を、チップ保持部材(20)の平坦面(20a)から
    突出する突起(60a〜60d,65)にて形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転センサ装置。
  7. 前記突起(60a〜60d)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の4つの各辺に対応するように4つ形成されてなることを特徴とする請求項6に記載の回転センサ装置。
  8. 前記突起(65)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の環状の辺に対応するように環状に形成されてなることを特徴とする請求項6に記載の回転センサ装置。
  9. 前記突起(60a〜60d)は、四角形状をなすセンサチップ(25)の4つの辺のうちの対向する2つの辺に対応するように2つ形成されてなることを特徴とする請求項6に記載の回転センサ装置。
  10. 前記段差(71)を、チップ保持部材(20)の平坦面(20a)における接着剤配置領域の周りを高くすることにより形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転センサ装置。
  11. 平坦面(20a)を有するチップ保持部材(20)と、
    前記チップ保持部材(20)の平坦面(20a)において接着剤(26)にて固定されたセンサチップ(25)と、
    前記チップ保持部材(20)に連結され、前記センサチップ(25)にバイアス磁界(B)を付与するバイアス磁石(10)と、
    を備え、
    センサチップ(25)と所定間隔をおいて配置された被検出対象(45)の回転に伴う前記バイアス磁界の変化をセンサチップ(25)の感磁素子(25a,25b)にて検出する回転センサ装置であって、
    前記チップ保持部材(20)の平坦面(20a)における、センサチップ(25)の配置領域の縁において、センサチップ(25)の配置領域の中心に対して点対称に、センサチップ(25)の側面が接して位置決めされる円柱状のストッパ(80)を形成したことを特徴とする回転センサ装置。
JP2006158393A 2006-06-07 2006-06-07 回転センサ装置 Expired - Fee Related JP4720629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006158393A JP4720629B2 (ja) 2006-06-07 2006-06-07 回転センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006158393A JP4720629B2 (ja) 2006-06-07 2006-06-07 回転センサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007327820A JP2007327820A (ja) 2007-12-20
JP4720629B2 true JP4720629B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=38928388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006158393A Expired - Fee Related JP4720629B2 (ja) 2006-06-07 2006-06-07 回転センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4720629B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013011528A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Denso Corp 回転検出装置
JP6104624B2 (ja) * 2013-02-06 2017-03-29 パイオニア株式会社 半導体デバイスの製造方法および半導体デバイス
JP6809442B2 (ja) * 2017-11-27 2021-01-06 Tdk株式会社 センサシステム、センサモジュールおよびセンサシステムの実装方法
JP2019215269A (ja) 2018-06-13 2019-12-19 セイコーエプソン株式会社 物理量センサー、複合センサー、慣性計測ユニット、移動体測位装置、携帯型電子機器、電子機器、移動体、走行支援システム、および表示装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01250084A (ja) * 1987-12-25 1989-10-05 Toyo Commun Equip Co Ltd 磁気センサ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113811A (ja) * 1993-10-15 1995-05-02 Nippondenso Co Ltd 磁気センサ
JP2003114138A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Yaskawa Electric Corp エンコーダ
JP4221578B2 (ja) * 2003-03-31 2009-02-12 株式会社デンソー 磁気検出装置
JP4453520B2 (ja) * 2004-11-02 2010-04-21 株式会社デンソー 回転検出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01250084A (ja) * 1987-12-25 1989-10-05 Toyo Commun Equip Co Ltd 磁気センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007327820A (ja) 2007-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5330930B2 (ja) 磁気式回転検出装置およびその製造方法
CN105988091B (zh) 半导体装置
JP5165963B2 (ja) 磁気センサ及びその製造方法
JP4720629B2 (ja) 回転センサ装置
US8189290B2 (en) Spindle motor and disk drive apparatus using the same
US20090295381A1 (en) Magnetic sensor integrated circuit device and method
US9664576B2 (en) Load detector and electronic unit using the same
JP5396138B2 (ja) ディスク装置用サスペンションおよびその製造方法
JP2009264820A (ja) 慣性力センサ
US8860406B2 (en) Magnetic encoder having thin detection surface
JP2003037312A (ja) 応力センサー
JP2007263951A (ja) 磁気センサ
JP5240276B2 (ja) 磁気センサ
JP2011043345A (ja) 磁気式回転検出装置
JP5976261B1 (ja) 回転角検出装置
JP5240429B2 (ja) 磁気式エンコーダ
JP2006194712A (ja) 慣性センサ
JP5555974B2 (ja) 圧電デバイスとこれを用いた電子機器、及び自動車
JP2011022035A (ja) 磁気センサ
WO2012137544A1 (ja) 磁気センサ
JP4723527B2 (ja) 磁気センサユニット及び磁気式ロータリエンコーダ
JP5445384B2 (ja) 空気流量測定装置
JP4967852B2 (ja) 磁気式エンコーダ及びモータ
JP5018113B2 (ja) センサ付き軸受
JP4393323B2 (ja) 半導体圧力センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees