JP4719591B2 - 車両用サスペンション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用サスペンション装置に関する。
図11は従来の一般的なダブルウイッシュボーン式サスペンション装置を示すもので、車輪01を回転自在に支持するナックル02が、アッパーアーム03およびロアアーム04を介して車体05に連結され、ロアアーム04および車体05がダンパー06で連結される。
またアッパーコントロールアームおよびロアコントロールアームを備えたダブルウイッシュボーン式サスペンション装置において、アッパーコントロールアームを車幅方向外側の第1コントロールアームと車幅方向内側の第2コントロールアームとに分割し、ロアコントロールアームに中間部を連結したキャンバーコントロールアームの一端を前記第1コントロールアームに連結するとともに、他端をダンパー(ストラットアセンブリ)の下端に連結したものが、下記特許文献1により公知である。
米国特許第5620199号明細書
ところで、図11に示す従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置は、車輪01の上下ストローク(ホイールストローク)とダンパー06(およびダンパー06に設けたサスペンションばね)のストロークとが比例関係にあるため、ホイールストロークが小さい領域でホイール端ばねレート(車輪のストロークに対するサスペンションばねのばねレート)およびダンパー06の減衰力を小さくして乗り心地を高めようとすると、ホイールストロークが大きい領域でホイール端ばねレートおよびダンパー06の減衰力が不足するため、旋回時の車体のロール量が増加して操縦安定性が低下する問題があった。そこで、ホイールストロークが大きい領域でホイール端ばねレートおよびダンパー06の減衰力を大きくして操縦安定性を高めようとすると、ホイールストロークが小さい領域でホイール端ばねレートおよびダンパー06の減衰力が過剰になるため、乗り心地が低下する問題があった。このように、従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置では、乗り心地および操縦安定性の両立が困難であった。
また従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置は、図12に示すように、アッパーアーム03を正面視で車体内下方に傾斜した配置にすると、バンプ時にキャンバー角をネガティブ方向に変化させることができる。しかしながら、車輪の瞬間回転中心が車体内側にあると、旋回外輪のコーナリングフォースよって上向きの荷重が作用し、車体がジャッキアップしてしまう問題がある。
一方、図13に示すように、アッパーアーム03を正面視で車体内上方に傾斜した配置にすると、バンプ時にキャンバー角がポジティブ方向に変化してしまう問題がある。しかしながら、車輪の瞬間回転中心を車体外側に設定することができるので、旋回外輪のコーナリングフォースよって下向きの荷重を作用させ、車体をジャッキダウンすることができる。
従って、従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置は、高速旋回時にネガティブなキャンバー角と車体のジャッキダウンとを両立させることができず、走行安定性が低下する問題があった。
また上記特許文献1に記載されたものは、ネガティブなキャンバー角と車体のジャッキダウンとを両立させることができるが、アッパーコントロールアームが車幅方向に直列に連結された第1コントロールアームおよび第2コントロールアームに分割されているので、サスペンション装置の車幅方向寸法が大型化するだけでなく、ダンパーの配置が制約されてしまう問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ホイールストロークに対するダンパーストロークの比率を任意に設定可能な車両用サスペンション装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車輪を回転自在に支持するナックルと、前記ナックルを車体に連結するサスペンションアームと、前記サスペンションアームに第1連結点で連結されたロッカーリンクと、前記ロッカーリンクの第2連結点を前記ナックルに連結するキャンバーコントロールアームと、前記ロッカーリンクの第3連結点を車体に連結するロッカーアームと、前記ロッカーリンクの第4連結点を車体に連結するダンパーとを備え、前記第3連結点は、前記第1連結点よりも高位置で且つ車幅方向内方側に配置されると共に、前記ロッカーアームの車体側の連結点よりも高位置で且つ車幅方向外方側に配置され、前記第1連結点は、前記ダンパーの軸線が前記サスペンションアームと交わる点よりも車幅方向内方側に配置されることを特徴とする車両用サスペンション装置が提案される。
、実施の形態のロアアーム16は本発明のサスペンションアームに対応し、実施の形態のゴムブッシュジョイント18,19,22,25はそれぞれ本発明第1連結点〜第4連結点に対応する。
請求項1の構成によれば、一端を車体に連結したダンパーの他端を直接サスペンションアームに連結することなく、その他端をサスペンションアームに揺動可能に連結したロッカーリンクに連結し、そのロッカーリンクをキャンバーコントロールアームを介してナックルに連結するとともにロッカーアームを介して車体に連結し、ロッカーリンクのロッカーアームとの連結点をサスペンションアームとの連結点よりも高位置で且つ車幅方向内方側に配置すると共に、ロッカーアームの車体側の連結点よりも高位置で且つ車幅方向外方側に配置し、また前記サスペンションアームとの連結点を、ダンパーの軸線がサスペンションアームと交わる点よりも車幅方向車体側に配置したので、車輪の上下動に伴ってサスペンションアームが上下揺動する際に、ロッカーリンクがサスペンションアームと同方向に揺動してダンパーを伸縮させることで、ホイールストロークに対するダンパーストロークの関係が非線形になる。
その結果、ホイールストロークが小さい領域では、ホイールストロークの増加量に対するダンパーの圧縮量が小さくなり、かつサスペンションばねが柔らかくなることで、乗り心地を高めることができる一方、ホイールストロークが大きい領域では、ホイールストロークの増加量に対するダンパーの圧縮量が大きくなり、かつサスペンションばねが固くなることで、旋回時における車体のロールを抑制して操縦安定性を高め、結果として乗り心地の向上と操縦安定性能の向上とを両立させることができる。
しかも、車体のロールセンタの高さを路面よりも低い位置に設定することができるので、車両の旋回時に車体を路面に押し付けるジャッキダウン力を発生させて車両挙動を安定させるとともに、バンプした車輪にネガティブキャンバーを発生させて旋回時の車両挙動を安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態および参考形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の第1の参考形態を、図7〜図9は本発明の実施の形態を示すもので、図1はサスペンション装置の斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はサスペンション装置のスケルトン図、図4はホイールストロークに対するダンパーストロークの関係を示すグラフ、図5はホイールストロークに対するレバー比の関係を示すグラフ、図6はホイールストロークに対するホイール端ばねレートの関係を示すグラフ、図7はロールセンター高とジャッキダウン力(ジャッキアップ力)との関係を説明する図、図8は本発明によりジャッキダウン力が得られる理由を説明する図、図9は本発明によりネガティブキャンバーが得られる理由を説明する図である。
図1〜図3に示すように、前輪用のサスペンション装置Sは、車輪Wを回転自在に支持するナックル11と、ナックル11の下端にボールジョイント12を介して車幅方向外端が連結されるとともに、車幅方向内端が車体13に一対のゴムブッシュジョイント14,15を介して連結されるA型アームよりなるロアアーム16を備える。
概ね逆三角形状のロッカーリンク17の下端の第1連結点が、ゴムブッシュジョイント18を介してロアアーム16の車幅方向中間部に連結される。ロッカーリンク17の上部の車幅方向外端の第2連結点が、ゴムブッシュジョイント19を介してキャンバーコントロールアーム20の車幅方向内端に連結され、そのキャンバーコントロールアーム20の車幅方向外端がボールジョイント21を介してナックル11の上端に連結される。
ロッカーリンク17の上部の車幅方向内端の第3連結点が、ゴムブッシュジョイント22を介してロッカーアーム23の車幅方向外端に連結され、そのロッカーアーム23の車幅方向内端がゴムブッシュジョイント24を介して車体13に連結される。ロッカーリンク17の上部の車幅方向中間部の第4連結点が、ゴムブッシュジョイント25を介してダンパー26の下端に連結され、そのダンパー26の上端の車体固定部27が車体13に固定される。ダンパー26の外周には、ダンパー26と共に伸縮するサスペンションばね28(図1参照)が配置される。
ロッカーリンク17の第3連結点22は第1連結点18よりも高位置で且つ車幅方向内方側に配置され、また第1連結点18はダンパー26の軸線がロアアーム16と交わる点よりも車幅方向内方側に配置されている。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の参考形態の作用について説明する。
図3から明らかなように、第1の参考形態のサスペンション装置Sはダンパー26の下端が直接ロアアーム16に連結されておらず、ロアアーム16にゴムブッシュジョイント18で連結されたロッカーリンク17に連結されている。従って、車輪Wの上下動に伴ってロアアーム16が上下揺動すると、キャンバーコントロールアーム20を介してナックル11に連結され、かつロッカーアーム23を介して車体13に連結されたロッカーリンク17がゴムブッシュジョイント18まわりに揺動することで、このロッカーリンク17と車体13との間に配置されたダンパー26のストロークが、車輪Wのストロークに対して非線形な関係になる。
即ち、図4のグラフに示すように、ホイールストロークに対するダンパーストロークの関係が従来は殆ど線型であったのに対し、第1の参考形態では非線形になる。具体的には、ホイールストロークが中立位置付近の小さい領域では、ホイールストロークの増加量に対するダンパーストロークの増加量が小さいが、ホイールストロークが大きい領域では、ホイールストロークの増加量に対するダンパーストロークの増加量が大きくなる。
言い換えると、図5のグラフに示すように、ホイールストロークが中立位置から増加していくと、ホイールストロークの増加量に対するダンパーストロークの増加量の比であるレバー比が次第に増加する。このことは、ホイールストロークが小さい領域では、ホイールストロークの増加量に対するダンパーストロークの増加量が小さいためにダンパー26の圧縮量が小さいが、ホイールストロークが大きい領域では、ホイールストロークの増加量に対するダンパーストロークの増加量が大きいためにダンパー26の圧縮量が大きくなることを示している。
また図6のグラフに示すように、ホイールストロークが中立位置から増加していくと、ホイール端ばねレートが次第に増加する。このことは、ホイールストロークが小さい領域ではサスペンションばねが柔らかく、ホイールストロークが大きい領域ではサスペンションばねが硬くなることを示している。
このように、ホイールストロークが小さい領域では、ホイールストロークの増加量に対するダンパー22の圧縮量が小さくなり、かつサスペンションばねが柔らかくなることで、乗り心地を高めることができる。一方、ホイールストロークが大きい領域では、ホイールストロークの増加量に対するダンパー26の圧縮量が大きくなり、かつサスペンションばねが固くなることで、旋回時における車体のロールを抑制して操縦安定性を高めることができる。しかして、本参考形態によれば、乗り心地の向上と操縦安定性能の向上とを両立させることができる。
次に、上記第1の参考形態の発展形態である本発明の実施の形態を説明する。
本発明の実施の形態は、第1の参考形態において、ロッカーリンク17の第3連結点22を、ロッカーアーム23の車体側の連結点よりも高位置で且つ車幅方向外方側に配置したものである。
次に実施の形態の作用を説明する。
図7は、左旋回する車両の右車輪Wを車体後方から見た図であって、旋回外輪となる右車輪Wには大きな接地荷重が作用するため、路面から車幅方向内向きの大きな横力Fが入力する。このとき、車体のロールセンターが高い位置Aにある場合には、車輪Wの接地点とロールセンターAとを結ぶ直線が路面と成す角度をθAとすると、FtanθAで表される大きなジャッキアップ力が作用して車体を路面から浮き上がらせようとする。
ロールセンターの高さが前記Aよりも低いBの位置にある場合には、車輪Wの接地点とロールセンターBとを結ぶ直線が路面と成す角度θBが前記θAよりも小さくなるため、ジャッキアップ力FtanθBもそれに応じて小さくなる。しかしながら、ロールセンターが路面よりも高い位置にある限りジャッキアップ力が発生してしまい、ジャッキダウン力を発生させることはできない。
一方、ロールセンターの高さが路面よりも低いCの位置にある場合には、車輪Wの接地点とロールセンターCとを結ぶ直線が路面と成す角度をθCとすると、−FtanθCで表されるジャッキダウン力が作用し、車体を路面に押し付けて車両挙動を安定させることができる。
図8(B)は従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置を備えた車両が左旋回している状態を車体後方から見た図である。この場合、旋回外輪である右車輪Wに左向きの大きな横力Foが入力し、旋回内輪である左車輪Wに左向きの小さな横力Fiが入力する。旋回外輪である右車輪Wのロールセンターは路面より高くなるために大きい横力Foに応じた大きなジャッキアップ力Fupが作用し、旋回内輪である左車輪Wのロールセンターも路面より高くなるために小さい横力Fiに応じた小さいジャッキダウン力Fdnが作用する。従って、ジャッキアップ力Fupおよびジャッキダウン力Fdnの総和はジャッキアップ力となり、車両挙動を不安定にする可能性がある。
図8(A)は本実施の形態のサスペンション装置Sを備えた車両が左旋回している状態を車体後方から見た図である。この場合にも、旋回外輪である右車輪Wに左向きの大きな横力Foが入力し、旋回内輪である左車輪Wに左向きの小さな横力Fiが入力する。しかしながら、旋回外輪である右車輪Wのロールセンターは路面より低くなるために大きい横力Foに応じた大きなジャッキダウン力Fdnが作用し、旋回内輪である左車輪Wのロールセンターも路面より低くなるために小さい横力Fiに応じた小さいジャッキアップ力Fupが作用する。従って、ジャッキアップ力Fupおよびジャッキダウン力Fdnの総和はジャッキダウン力となり、車両挙動を安定させることができる。
ところで、車両の旋回時に旋回外輪のキャンバー角が増加すると(つまりポジティブな対地キャンバーになると)、キャンバースラストがタイヤのコーナリングフォースと逆方向に作用するために、車体に作用する遠心力に対抗するコーナリングフォースが減少して旋回性能が低下する。従って、車両の旋回時に車体が遠心力で旋回方向外側に傾いて旋回外輪がニュートラル位置から上方にバンプしたときに、旋回外輪のキャンバー角を負値(いわゆるネガティブキャンバー)に維持することが望ましい。
図9(B)は従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置を備えた車両の車輪Wがニートラル位置からバンプおよびリバウンドしたときの軌跡を示すものである。同図から明らかなように、車輪Wがニートラル位置からバンプしたとき、そのキャンバー角はネガティブ方向(左右の車輪が「ハ」字状の開く方向)に角度α1だけ変化する。
図9(A)は本実施の形態のサスペンション装置Sを備えた車両の車輪Wがニートラル位置からバンプおよびリバウンドしたときの軌跡を示すものである。同図から明らかなように、車輪がニートラル位置からバンプしたとき、そのキャンバー角はネガティブ方向に角度α2だけ変化し、その角度α2は従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置の角度α1よりも大きくなる。
このように、本実施の形態のサスペンション装置Sによれば、車輪Wがバンプしたときにネガティブキャンバーを強めることができるので、旋回中の車両挙動を安定させることができる。
次に、図10に基づいて本発明の第2の参考形態を説明する。
前輪用のサスペンション装置Sは、車輪Wを回転自在に支持するナックル31と、ナックル11の下端にボールジョイント32を介して上端が連結されたナックルアーム33と、ナックルアーム33の下端にゴムブッシュジョイント34を介して車幅方向外端が連結されるとともに、車幅方向内端が車体35にゴムブッシュジョイント36を介して連結されるロアアーム37と、ナックル31の上端にボールジョイント38を介して車幅方向外端が連結されるとともに、車幅方向内端が車体35にゴムブッシュジョイント39を介して連結されるアッパーアーム40とを備える。
概ね三角形状のロッカーリンク41の上端の第1連結点が、ゴムブッシュジョイント42を介してロアアーム37の車幅方向中間部に連結される。ロッカーリンク17の下部の車幅方向外端の第2連結点が、ゴムブッシュジョイント43を介してキャンバーコントロールアーム44の車幅方向内端に連結され、そのキャンバーコントロールアーム44の車幅方向外端がゴムブッシュジョイント45を介してナックルアーム33の上下方向中間部に連結される。
ロッカーリンク41の下部の車幅方向内端の第3連結点が、ゴムブッシュジョイント46を介してロッカーアーム47の車幅方向外端に連結され、そのロッカーアーム47の車幅方向内端がゴムブッシュジョイント48を介して車体35に連結される。ロッカーリンク41の略中央の第4連結点が、ゴムブッシュジョイント49を介してダンパー50の下端に連結され、そのダンパー50の上端の車体固定部51が車体35に固定される。ダンパー50の外周には、ダンパー50と共に伸縮するサスペンションばね(図示せず)が配置される。
参考形態のサスペンション装置Sはダンパー50の下端が直接ロアアーム37に連結されておらず、ロアアーム37にゴムブッシュジョイント42で連結されたロッカーリンク41に連結されている。従って、車輪Wの上下動に伴ってロアアーム37が上下揺動すると、キャンバーコントロールアーム44を介してナックルアーム33に連結され、かつロッカーアーム47を介して車体35に連結されたロッカーリンク41がゴムブッシュジョイント42まわりに揺動することで、このロッカーリンク41と車体35との間に配置されたダンパー50のストロークが車輪Wのストロークに対して非線形な関係となり、実施の形態と同様の作用効果を達成することができる。
また旋回時に車体にジャッキダウン力を発生させる作用効果とおよびバンプする車輪Wにネガティブキャンバーを発生させる作用効果も、実施の形態と同様に達成することができる。
以上、本発明の実施の形態および参考形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
第1の参考形態に係るサスペンション装置の斜視図 図1の2−2線拡大断面図 サスペンション装置のスケルトン図 ホイールストロークに対するダンパーストロークの関係を示すグラフ ホイールストロークに対するレバー比の関係を示すグラフ ホイールストロークに対するホイール端ばねレートの関係を示すグラフ 第1の参考形態に係るサスペンション装置の、ロールセンター高とジャッキダウン力(ジャッキアップ力)との関係を説明する図 本発明の実施の形態によりジャッキダウン力が得られる理由を説明する図 本発明の実施の形態によりネガティブキャンバーが得られる理由を説明する図 第2の参考形態に係るサスペンション装置のスケルトン図 従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置のスケルトン図 従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置の正面図(ネガティブキャンバーおよびジャッキアップが発生する場合) 従来のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置の正面図(ポジティブキャンバーおよびジャッキダウンが発生する場合)
11 ナックル
13 車体
16 ロアアーム(サスペンションアーム)
17 ロッカーリンク
18 ゴムブッシュジョイント(第1連結点)
19 ゴムブッシュジョイント(第2連結点)
20 キャンバーコントロールアーム
22 ゴムブッシュジョイント(第3連結点)
23 ロッカーアーム
25 ゴムブッシュジョイント(第4連結点)
26 ダンパー
31 ナックル
35 車体
37 ロアアーム(サスペンションアーム)
41 ロッカーリンク
42 ゴムブッシュジョイント(第1連結点)
43 ゴムブッシュジョイント(第2連結点)
44 キャンバーコントロールアーム
46 ゴムブッシュジョイント(第3連結点)
47 ロッカーアーム
49 ゴムブッシュジョイント(第4連結点)
50 ダンパー
W 車輪

Claims (1)

  1. 車輪(W)を回転自在に支持するナックル(11)と、
    前記ナックル(11)を車体(13)に連結するサスペンションアーム(16)と、
    前記サスペンションアーム(16)に第1連結点(18)で連結されたロッカーリンク(17)と、
    前記ロッカーリンク(17)の第2連結点(19)を前記ナックル(11)に連結するキャンバーコントロールアーム(20)と、
    前記ロッカーリンク(17)の第3連結点(22)を車体(13)に連結するロッカーアーム(23)と、
    前記ロッカーリンク(17)の第4連結点(25)を車体(13)に連結するダンパー(26)とを備え
    前記第3連結点(22)は、前記第1連結点(18)よりも高位置で且つ車幅方向内方側に配置されると共に、前記ロッカーアーム(23)の車体側の連結点よりも高位置で且つ車幅方向外方側に配置され、前記第1連結点(18)は、前記ダンパー(26)の軸線が前記サスペンションアーム(16)と交わる点よりも車幅方向内方側に配置されることを特徴とする車両用サスペンション装置。
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