JP4719581B2 - 通気孔を有する鼻隠し - Google Patents

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本発明は、屋根裏の換気が可能で、また、火災時には屋根裏への火炎の侵入を防止することのできる通気孔を有する鼻隠しに関する。
鼻隠しは、通常、軒先の垂木の端部を隠すために、軒先部材に取り付けるものであるが、軒天井によって屋根裏への空気の流通が遮られるため、換気性が悪くなる。このため、鼻隠しを、軒先部材の下端部から軒天井の先端部までを覆う上部材と、この上部材の下方から軒先部材の前面までを覆う下部材と、これらの間に介在される中間部材とで構成し、前記下部材の前記軒先部材の下方を覆う水平部に複数の通気孔を形成して、屋根裏の換気を図るとともに、前記通気孔に隣接して形成された前記下部材の折曲水平部に熱発泡材を取り付け、火災時にはこの熱発泡材が発泡して通気路を遮断し、屋根裏への火炎の侵入を防止するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3146130号公報
しかし、上述の鼻隠しでは、軒先部材の下方を覆う水平部に複数の通気孔を形成するとともに、該通気孔に隣接して形成された折曲水平部に熱発泡材が取り付けられていることから、火災時に発生する火炎や高温の煙によって、素早く熱発泡材を発泡させることが難しかった。すなわち、通気孔は軒天井の下面より下方に突出した下部材の下面に設けられているため、軒天井の下面を伝って上昇する火炎等が通気孔に侵入し難く、該通気孔に隣接する折曲水平部に配設された熱発泡材が発泡し難いということがあった。
そこで本発明は、火災時に、火炎や高温の煙が鼻隠しに設けた通気孔に容易に侵入し、いち早く熱発泡材を発泡させて通気路を遮断することのできる通気孔を有する鼻隠しを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため本発明は、軒先部材30の前面を被覆する固定板11と、固定板11から上方に突出し、先端側を下方に傾斜して屈曲させ、水切り32の下端側を係止する係止片12と、固定板11から下方に突出する下部前壁13と、下部前壁13から家屋側に延出する底壁14と、底壁14から家屋の屋根裏側に延出される下部後壁15と、下部後壁15に連続して野路板33に固定される支持片16とを備え、下部後壁15の下方に、底壁14から傾斜して家屋側へ立ち上がる傾斜部17を形成するとともに、該傾斜部17の後端を上方に立ち上げて軒天井34の前端が挿入される凹状部22を形成し、前記傾斜部17に複数の通気孔18を設けるとともに、前記底壁14上面から支持部材20を立ち上げて、その上端の前記凹状部22の裏面との間に通気路19を形成する位置に支持部20aを設け、該支持部20aの通気路19側に熱発泡材21を固定したことを特徴としている。
本発明は上述のように、鼻隠しの底壁から家屋側へ傾斜して立ち上がる傾斜部を形成すると共に、該傾斜部の後端を上方に立ち上げて軒天井の前端が挿入される凹状部を形成し、前記傾斜部に複数の通気孔を設けたので、軒天井の下面を伝って上昇する火炎等は容易に通気孔に侵入する。また、鼻隠しの底壁上面から支持部材を立ち上げてその上端に支持部を設け、該支持部を前記凹状部の裏面と対向して所定幅の通気路を形成する位置に設けるとともに、該支持部の通気路側に熱発泡材を固定したので、通気孔から通気路に侵入した火炎等が、いち早く熱発泡材と接触して発泡させ、支持部と傾斜部及び凹状部の裏面との間の通気路を遮断することができる。
以下、本発明の一形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1及び図2は本発明の一形態例を示すもので図1は鼻隠しを軒先部材に取り付けた状態を示す断面図、図2は鼻隠しを軒先部材に取り付けた状態の要部拡大断面図である。
鼻隠し10は、長尺の塩化ビニール鋼板を折り曲げ加工したものであり、軒先部材30の端部を隠すために、軒先部材30の前面に取り付けられるもので、複数の釘31やねじを用いて、固定板11が前記軒先部材30の前面に取り付けられる。前記固定板11の上端には、軒先側に水平に突出してから下方に屈曲して傾斜する係止片12が設けられており、該係止片12の先端側が水切り32の下端側と係止している。
前記固定板11の下方には、軒先部材30の前方及び下方に突出する下部前壁13と、該下部前壁13から家屋側(後方)に延出する底壁14が設けられており、下部前壁13と軒樋40の後側壁との間に隙間ができないように接近するとともに、底壁14と軒樋40の底面とがほぼ面一となるように形成されている。底壁14の後端は、家屋の屋根裏側に延出される下部後壁15と、該下部後壁15に連続して、屋根裏部材の野路板33の上面に釘31やねじを用いて下方から垂木に固定される支持片16とを備えている。
前記下部後壁15の下方には、底壁14の後端部から、家屋側へ傾斜して立ち上がる傾斜部17が形成されるとともに、該傾斜部17に複数の通気孔18が設けれている。尚、通気孔18に防虫ネットを張っておくと、屋根裏に害虫が侵入するのを防止することができる。傾斜部17の後端は上方に立ち上げられて凹状部22が形成されており、該凹状部22に石膏ボード等の耐火部材で形成された軒天井34の前端が挿入されている。底壁14の上面には、支持部材20が立ち上げられており、該支持部材20の上端に支持部20aが設けられている。支持部20aは前記凹状部22の裏面と対向する位置に設けられており、該支持部20aと傾斜部17及び凹状部22の裏面との間に所定幅の通気路19が形成され、支持部20aの通気路19側に熱発泡材21が装着されている。
前記固定板11の前面には、釘31やねじを用いて保持具5が固定されている。保持具5は方形状平板の上端部を前面側及び下方に折り曲げると共に、下端部を前面側及び上方に折り曲げることによって、その上下に相対向する係止溝51が設けられている。この保持具5の上下各々の係止溝51、51に軒樋吊具41の固定板42が装着されている。軒樋吊具41の先端及び後端には、軒樋40の耳部を吊り下げ保持する耳抱持部が設けられており、先端側下部から軒樋40の底面近傍まで支持棒43が垂下している。支持棒43は台風等の際に、軒樋40の変形・破損を防止するものである。
軒樋吊具41の中央部上面には、上方に立ち上がる高さ調整桿44が設けられており、該高さ調整桿44の上端に軒樋40の上面に沿って連続する受皿45が配設されている。受皿45の底部には多数の貫通孔が設けられており、落ち葉等が軒樋40に落下するのを防止すると共に、屋根から落下する雨水の落下速度を減勢して軒樋外に飛び跳ねるのを防止するものである。
上述のように形成された鼻隠し10は、図1及び図2の矢印に示すように、平常時には複数の通気孔18から取り入れられた空気が、通気路19を通って屋根裏空間へ流れ、屋根裏が換気されるようになっている。また、火災発生時には、複数の通気孔18が、底壁14の後端部から家屋側へ傾斜して立ち上がる傾斜部17に設けられているので、家屋側から発生する火炎や高温の煙が軒天井34の下面を伝わって通気孔18から通気路19に侵入し易く、通気孔18の近傍に対向配置された熱発泡材21が素早く加熱されて発泡し、発泡して膨張した熱発泡材21が通気路19を遮断するので、通気路19から屋根裏へ火が回ることを効果的に防止することができる。
なお、本形態例では鼻隠しを塩化ビニール鋼板で形成したが、本発明はこれに限るものではなく、鋼板,アルミ板,ステンレス鋼板,銅板,トタン板等で形成するものでも差し支えない。また、熱発泡材はアミノ系樹脂等を主成分とするものや、膨張性グラファイト等任意の材料で構成すれば良い。
本発明の一形態例を示す鼻隠しを軒先部材に取り付けた状態を示す断面図である。 同じく鼻隠しを軒先部材に取り付けた状態を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
10…鼻隠し、11…固定板、12…係止片、13…下部前壁、14…底壁、15…下部後壁、16…支持片、17…傾斜部、18…通気孔、19…通気路、20…支持部材、20a…支持部、21…熱発泡材、22…凹状部、30…軒先部材、31…釘、32…水切り、33…野路板、34…軒天井、40…雨樋、41…軒樋吊具、42…固定板、43…支持棒

Claims (1)

  1. 軒先部材(30)の前面を被覆する固定板(11)と、固定板(11)から上方に突出し、先端側を下方に傾斜して屈曲させ、水切り(32)の下端側を係止する係止片(12)と、固定板(11)から下方に突出する下部前壁(13)と、下部前壁(13)から家屋側に延出する底壁(14)と、底壁(14)から家屋の屋根裏側に延出される下部後壁(15)と、下部後壁(15)に連続して野路板(33)に固定される支持片(16)とを備え、下部後壁(15)の下方に、底壁(14)から傾斜して家屋側へ立ち上がる傾斜部(17)を形成するとともに、該傾斜部(17)の後端を上方に立ち上げて軒天井(34)の前端が挿入される凹状部(22)を形成し、前記傾斜部(17)に複数の通気孔(18)を設けるとともに、前記底壁(14)上面から支持部材(20)を立ち上げて、その上端の前記凹状部(22)の裏面との間に通気路(19)を形成する位置に、支持部(20a)を設け、該支持部(20a)の通気路(19)側に熱発泡材(21)を固定したことを特徴とする通気孔を有する鼻隠し。
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