JP4171312B2 - 防火換気装置及び棟部の防火換気構造 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は建物の軒天井、換気棟等の所定場所に用いられる防火換気装置、或はこの防火換気装置を棟部に取付けて構成した棟部の防火換気構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の建築物においては、建築物の寿命の向上を図るために、建物の頂部に換気棟部材を設置し、小屋裏に溜った湿気等を外部に放出することが出来る工法が採用されている例がある。
【0003】
そして、火災時の対策として、例えば後述の特許文献1或は特許文献2に例示するように、火災が発生した際の熱気、煙、火炎が屋内或いは屋外に容易に侵入または放出させない手段として、換気棟の換気通路内に、火災時の熱によって膨張する不燃性体積膨張材を装着して構成した発明が既に開発されている。
【0004】
【特許文献1】
特許第3240922号公報
【特許文献2】
特開平10−80499号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、前述の特許文献1に於ては、換気棟本体の通気路内にそのまま発泡材を設けて支持しているために、換気棟本体の材質を火災時の高温に充分に耐えることが出来る高温溶融点を持つ材料、例えばスチール、ステンレス等の材料を用いて製作しなければならない問題があった。
【0006】
前記換気棟本体の材質を加工が容易な低温溶融点のアルミニウム等で製造すると、火災の際に換気棟本体が損傷し、そこから熱気、煙、火炎が漏れたり、換気棟本体が支持している発泡材が下落してしまう等の問題があった。さらに換気棟本体が極めて複雑な構造であり、製造と棟への取付けが煩雑である等の問題があった。
【0007】
また、前述の特許文献1に於ては、換気棟本体に特に防水性が要求されるために、止水材としてゴム系パッキンが換気棟本体の周辺に取付けられる場合が多かった。特に換気棟本体の両端部の止水、換気棟本体と屋根材との隙間にパッキンが用いられるために、これ等のパッキンの材料についても不燃性のものを採用しなければならない等の問題があった。
【0008】
前記特許文献2の場合には、屋根の両棟部の上縁に取付けられた上部フレームと下部フレームとを複雑な形状に折曲げて換気用空気通路を形成すると共に、この換気用空気通路内に不燃性体積膨張材を固着しなければならないので、作業が煩雑である問題があった。また、換気面積を大きくとる場合には、換気用空気通路を広げなければならないので、火災時に不燃性体積膨張材が発泡して膨張した時に、不燃性体積膨張材が折れ曲ったり、或は換気用空気通路から脱落する恐れがある等の問題もあった。
【0009】
本発明に係る防火換気装置は、前述の従来の多くの問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、上部に通気孔を有する断面コ字形上部フレームと、通気孔を有する下部フレームとを組合せると共に、これ等の間に不燃性体積膨張材を介在させることによって構成した構造が極めて単純で、かつ棟への取付施工も簡単な防火換気装置と、これを用いた棟部の防火換気構造に関するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る防火換気装置は前述の問題点を根本的に改善した発明であって、その第1発明の要旨は、所定の間隔を保って起立された左右両側板(5)の上縁に複数の通気孔(6)を有する上板(7)を一体的に設けてなる断面コ字形上部フレーム(2)と、前記上部フレーム(2)内に形成される換気通路( 12 )の下部に挿入固定された複数の通気孔(6)を有する下板(9)を有し、該下板(9)の両側縁(9a ) がそれぞれ下方に直角に折り曲げられた下部フレーム( 3 )と、前記上部フレーム(2)の複数の通気孔(6)と前記下部フレーム( 3 )の複数の通気孔(6)との間に封じ込めて前記上部フレーム(2)の側板(5)の内面に取り付けた不燃性体積膨張材(4)とを有し、前記下部フレーム ( 3 ) を前記下板(9)の両側縁(9a ) を下方に向けた状態で前記上部フレーム(2)の下部開口部から挿入して該下部フレーム ( 3 ) の下板(9)を前記不燃性体積膨張材(4)の下 面に当接し、前記下板(9)の両側縁(9a ) をビス( 10 )を介して前記側板(5)に取付固定し、前記不燃性体積膨張材(4)が発泡する際に該不燃性体積膨張材(4)が上下に設けられた前記複数の通気孔(6)内に食い込みながら発泡することを特徴とする防火換気装置である。
【0011】
前述の第1発明に於ては、前述のように左右両側板の上縁に通気孔を有する上板を一体的に設けて断面コ字形上部フレームを形成したので、上部フレームをプレス等の加工で一体成形することが出来る。かつこの上部フレームの中に換気通路とこれに連通する通気孔を簡単に構成することが出来る。
【0012】
また、前述上部フレームの下部に通気孔付き下板を有する下部フレームを挿入固定し、かつ該上部フレームと下部フレームとの間に不燃性体積膨張材を介在させることによって防火換気装置を構成したので、組立構成が極めて容易で、かつ不燃性体積膨張材を換気通路の内側壁等に簡単に取付けて安定した状態で封じ込めることが出来る。
【0013】
前述のように、上部フレームの下部に下部フレームを挿入固定するので、防火換気装置の断面剛性を高め全体として丈夫な装置を構成することが出来る。火災時にも装置が変形したり、或は換気通路が狹ったり、或は広くなったりすることがない。従って、本発明の防火換気装置は、軒天井、外壁の換気口、換気棟等の建物の所望の場所に設置して使用することが出来る。
【0014】
不燃性体積膨張材は前述のように、上部フレームと下部フレームとの間に封じ込めて取付けたので、火災時にはこれ等の上部フレームと下部フレームとの間で制約されながら発泡密度を高めることが出来、これによって遮炎、遮熱、遮煙に於て極めて効果的な防火装置を構成することが出来る。かつ、不燃性体積膨張材が膨張した際には、不燃性体積膨張材が上下に設けられた通気孔内に食い込みながら発泡するので、不燃性体積膨張材の発泡方向を正しくガイドし、さらに不燃性体積膨張材が火災時に吹き飛んだり、或は脱落することを完全に防止出来る。
【0015】
本発明に係る第2発明の要旨は、前記上部フレーム(2)の左右両側板(5)の下縁或は下部フレーム( 3 )の両側縁(9a )に夫々に斜め下向に傾斜したフレームフィン(8)を一体的に取付けて構成したことを特徴とした請求項1の防火換気装置である。
【0016】
前述の第2発明に於ては、斜め下向に傾斜したフレームフィンを防火換気装置の上部フレームの左右両側板或は下部フレームの両側縁に夫々取付けたので、このフレームフィンを屋根の左右棟部の頂部に接続することによって、防火換気装置を棟部に極めて簡単に取付けることが出来る。また、この左右のフレームフィンは両側板に対する傾斜角度を自由に変えることが出来るので、防火換気装置を棟部に取付ける際に、その取付位置を自由に選択することが出来る。
【0017】
本発明に係る棟部の防火換気構造の要旨は、上面に複数の通気孔(6)を有しかつ内部に換気通路( 12 )を有しさらに両下縁にフレームフィン(8)を有する断面コ字形上部フレーム(2)の下部に複数の通気孔(6)を有する下板(9)を有する下部フレーム( 3 )を挿入固定すると共に前記換気通路( 12 )の上下に設けられた前記複数の通気孔(6)の間に封じ込めて取り付けた不燃性体積膨張材(4)を有する防火換気装置(1)を屋根裏の換気棟内に配置し、かつ前記上部フレーム(2)の左右のフレームフィン(8)を夫々屋根の左右棟部の頂部に接続し、前記下板(9)の両側縁(9a ) がそれぞれ下方に直角に折り曲げられ、前記不燃性体積膨張材(4)は前記上部フレーム(2)の側板(5)の内面に取り付けられ、前記下部フレーム ( 3 ) を前記下板(9)の両側縁(9a ) を下方に向けた状態で前記上部フレーム(2)の下部開口部から挿入して該下部フレーム ( 3 ) の下 板(9)を前記不燃性体積膨張材(4)の下面に当接し、前記下板(9)の両側縁(9a ) をビス( 10 )を介して前記側板(5)に取付固定され、前記不燃性体積膨張材(4)が発泡する際に該不燃性体積膨張材(4)が上下に設けられた前記複数の通気孔(6)内に食い込みながら発泡することを特徴とした棟部の防火換気構造である。
【0018】
前述の棟部の防火換気構造に於ては、前述のような構造を有する防火換気装置を屋根裏の換気棟内に配置し、かつ上部フレームに設けた左右のフレームフィンを夫々屋根の左右棟部の頂部に取付けたので、極めて簡単な施工で棟部に防火換気構造を構築することが出来る。また、防火換気構造の要部は、棟本体とは別体で構成されるので、棟本体を構成する材料は特に防火上の制約に限定されることなく選択して構築することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
図により本発明の一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明の防火換気装置の要部の斜視図、図2は図1の防火換気装置の構成部品の斜視図、図3は図1の防火換気装置の組立途中説明図、図4は図1の防火換気装置の断面説明図、図5は本発明に係る棟部の防火換気構造の断面図、図6は他例の防火換気装置の断面図及び火炎時の状態を示す断面説明図である。
【0020】
図1乃至図4(a)、(b)に於て、本発明に係る防火換気装置を具体的に説明すると次の通りである。1は本発明に係る防火換気装置であって、特に図2に示す如く、上部フレーム2と下部フレーム3と不燃性体積膨張材4とより構成されている。
【0021】
前記上部フレーム2は、所定の間隔を保って平行に起立された左右の側板5とこれ等の上縁に水平に取付けられた多数の通気孔6を有する上板7とより構成されている。前記左右の側板5の下縁には斜め下向に傾斜したフレームフィン8が一体的に連設されている。
【0022】
前記下部フレーム3は、多数の通気孔6を有する下板9より形成されている。この下板9の両側縁9aは夫々下方に直角に折曲げられている。前記不燃性体積膨張材4については、前記特許文献2等に於ても説明しているので、その構成については省略する。本発明に於ては、前記上部フレーム2の側板5の内面に固着し得るように構成されている。
【0023】
本発明に係る防火換気装置の組立構成に当っては、上部フレーム2の左右の側板5の内面に夫々不燃性体積膨張材4を当接し、かつ上板7の通気孔6の内縁に突設された爪7aを下方に折曲げることによって不燃性体積膨張材4を側板5に固着する。次に下部フレーム3を上部フレーム2の下部開口部より挿入し、下部フレーム3の下板9を不燃性体積膨張材4の下面に当接した後に、下板9の両側縁9aをビス10を介して側板5に取付固定する。
【0024】
さらに、上部フレーム2と下部フレーム3との端部をエンドキャップ11で囲むようにして、これをビス10で取付固定して防火換気装置1の組立を完成する。図中12は、上部フレーム2内に形成された換気通路であって、上部フレーム2或は下部フレーム3に夫々設けられた通気孔6より流入した空気を反対側に流通することが出来る役割をしている。
【0025】
また、この換気通路12内に取付けた不燃性体積膨張材4が火災で膨張した際には、不燃性体積膨張材4で換気通路12内を完全に遮閉することが出来るように構成されている。かつ上部フレーム2に取付けられたフレームフィン8は、特に図4(b)に例示する如く、必要に応じて側板5に対する傾斜角度を自在に変更することが出来るように構成されている。
【0026】
続いて、図5に於て、本発明に係る棟部の防火換気構造13について説明すると次の通りである。棟部の防火換気構造13を構成するに当っては、図に示す如く、前述のように構成された防火換気装置1を屋根14の頂部に形成された換気棟15の裏側の所定位置に配置し、かつ防火換気装置1に設けられたフレームフィン8を所定の角度に折り曲げながら、その先端部を屋根14の棟部先端16に固定することによって構成することが出来る。
【0027】
前述の実施例に於ては、防火換気装置1の換気通路12の両側に不燃性体積膨張材4を取付けて構成したが、この換気通路12の面積がそれ程大きくない場合には、図6(a)に例示する如く、換気通路12の片側のみに不燃性体積膨張材4を取付けて構成することも可能である。また、前記実施例に於ては、フレームフィン8を上部フレーム2に取付けたが、フレームフィン8は下部フレーム3に取付けて構成することも可能である。
【0028】
本発明に係る防火換気装置1或は棟部の防火換気構造13に於ては、前述の如く、上部フレーム2の換気通路12に不燃性体積膨張材4が取付けられ、かつ換気通路12の上下に夫々通気孔6を有する上板7と下板9とが配置されているので、火災が発生した際には、図6(b)に例示する如く、不燃性体積膨張材4が徐々に発泡しながら通気孔内に食い込みながら発泡させることが出来る。
【0029】
従って、不燃性体積膨張材4の発泡方向を正しく導くことが出来、これによって不燃性体積膨張材4が火災時に吹き飛んだり、或は換気通路12から脱落することを防止出来る。その為に、火災時には高密度で発泡した不燃性体積膨張材4によって換気通路12を完全に密閉し、遮炎、遮熱、遮煙を達成することが出来る。
【0030】
【発明の効果】
本発明の防火換気装置に於ては、前述のように左右両側板の上縁に通気孔を有する上板を一体的に設けて断面コ字形上部フレームを形成したので、上部フレームをプレス等の加工で一体成形することが出来る効果を有している。かつこの上部フレームの中に換気通路とこれに連通する通気孔を簡単に構成することが出来る効果を有している。
【0031】
また、本発明に於いては、前述上部フレームの下部に通気孔付き下板を有する下部フレームを挿入固定し、かつ該上部フレームと下部フレームとの間に不燃性体積膨張材を介在させることによって防火換気装置を構成したので、組立構成が極めて容易で、かつ不燃性体積膨張材を換気通路の内側壁等に簡単に取付けて安定した状態で封じ込めることが出来る効果も有している。
【0032】
前述のように、上部フレームの下部に下部フレームを挿入固定するので、防火換気装置の断面剛性を高め全体として丈夫な装置を構成することが出来る効果を有している。火災時にも装置が変形したり、或は換気通路が狹かったり、或は広くなったりすることがない。従って、本発明の防火換気装置は、軒天井、外壁の換気口、換気棟等の建物の所望の場所に設置して使用することが出来る効果も有している。
【0033】
不燃性体積膨張材は前述のように、上部フレームと下部フレームとの間に封じ込めて取付けたので、火災時にはこれ等の上部フレームと下部フレームとの間で制約されながら発泡密度を高めることが出来、これによって遮炎、遮熱、遮煙に於て極めて効果的な防火装置を構成することが出来る効果を有している。かつ、不燃性体積膨張材が膨張した際には、不燃性体積膨張材が上下に設けられた通気孔内に食い込みながら発泡するので、不燃性体積膨張材の発泡方向を正しくガイドし、さらに不燃性体積膨張材が火災時に吹き飛んだり、或は脱落することを完全に防止出来る効果を有している。
【0034】
本発明に於いて、斜め下向に傾斜したフレームフィンを防火換気装置の上部フレームの左右両側板に夫々取付けた場合には、このフレームフィンを屋根の左右棟部の頂部に接続することによって、防火換気装置を棟部に極めて簡単に取付けることが出来る効果を有している。また、この左右のフレームフィンは傾斜角度を自由に変えることが出来るので、防火換気装置を棟部に取付ける際に、その取付位置を自由に選択することが出来る効果も有している。
【0035】
本発明の棟部の防火換気構造に於ては、前述のような構造を有する防火換気装置を屋根裏の換気棟内に配置し、かつ上部フレームに設けた左右のフレームフィンを夫々屋根の左右棟部の頂部に取付けたので、極めて簡単な施工で棟部に防火換気構造を構築することが出来る効果を有している。また、防火換気構造の要部は、棟本体とは別体で構成されるので、棟本体を構成する材料は特に防火上の制約に限定されることなく選択して構築することが出来る効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の防火換気装置の要部の斜視図である。
【図2】 図2は図1の防火換気装置の構成部品の斜視図である。
【図3】 図3は図1の防火換気装置の組立途中説明図である。
【図4】 図4は図1の防火換気装置の断面説明図である。
【図5】 図5は本発明に係る棟部の防火換気構造の断面図である。
【図6】 図6は他例の防火換気装置の断面図及び火炎時の状態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1…防火換気装置
2…上部フレーム
3…下部フレーム
4…不燃性体積膨張材
5…側板
6…通気孔
7…上板
7a…爪
8…フレームフィン
9…下板
9a…両側縁
10…ビス
11…エンドキャップ
12…換気通路
13…棟部の防火換気構造
14…屋根
15…換気棟
16…棟部先端
Claims (3)
- 所定の間隔を保って起立された左右両側板(5)の上縁に複数の通気孔(6)を有する上板(7)を一体的に設けてなる断面コ字形上部フレーム(2)と、
前記上部フレーム(2)内に形成される換気通路( 12 )の下部に挿入固定された複数の通気孔(6)を有する下板(9)を有し、該下板(9)の両側縁(9a ) がそれぞれ下方に直角に折り曲げられた下部フレーム( 3 )と、
前記上部フレーム(2)の複数の通気孔(6)と前記下部フレーム( 3 )の複数の通気孔(6)との間に封じ込めて前記上部フレーム(2)の側板(5)の内面に取り付けた不燃性体積膨張材(4)と、
を有し、
前記下部フレーム ( 3 ) を前記下板(9)の両側縁(9a ) を下方に向けた状態で前記上部フレーム(2)の下部開口部から挿入して該下部フレーム ( 3 ) の下板(9)を前記不燃性体積膨張材(4)の下面に当接し、前記下板(9)の両側縁(9a ) をビス( 10 )を介して前記側板(5)に取付固定し、
前記不燃性体積膨張材(4)が発泡する際に該不燃性体積膨張材(4)が上下に設けられた前記複数の通気孔(6)内に食い込みながら発泡することを特徴とする防火換気装置。 - 前記上部フレーム(2)の左右両側板(5)の下縁或は下部フレーム( 3 )の両側縁(9a )に夫々に斜め下向に傾斜したフレームフィン(8)を一体的に取付けて構成したことを特徴とした請求項1の防火換気装置。
- 上面に複数の通気孔(6)を有しかつ内部に換気通路( 12 )を有しさらに両下縁にフレームフィン(8)を有する断面コ字形上部フレーム(2)の下部に複数の通気孔(6)を有する下板(9)を有する下部フレーム( 3 )を挿入固定すると共に前記換気通路( 12 )の上下に設けられた前記複数の通気孔(6)の間に封じ込めて取り付けた不燃性体積膨張材(4)を有する防火換気装置(1)を屋根裏の換気棟内に配置し、かつ前記上部フレーム(2)の左右のフレームフィン(8)を夫々屋根の左右棟部の頂部に接続し、
前記下板(9)の両側縁(9a ) がそれぞれ下方に直角に折り曲げられ、前記不燃性体積膨張材(4)は前記上部フレーム(2)の側板(5)の内面に取り付けられ、
前記下部フレーム ( 3 ) を前記下板(9)の両側縁(9a ) を下方に向けた状態で前記上部フレーム(2)の下部開口部から挿入して該下部フレーム ( 3 ) の下板(9)を前記不燃性体積膨張材(4)の下面に当接し、前記下板(9)の両側縁(9a ) をビス( 10 )を介して前記側板(5)に取付固定され、
前記不燃性体積膨張材(4)が発泡する際に該不燃性体積膨張材(4)が上下に設けられた前記複数の通気孔(6)内に食い込みながら発泡することを特徴とした棟部の防火換気構造。
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