JPH1080500A - 棟のヒューズ付防火換気構造 - Google Patents
棟のヒューズ付防火換気構造Info
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- JPH1080500A JPH1080500A JP23890396A JP23890396A JPH1080500A JP H1080500 A JPH1080500 A JP H1080500A JP 23890396 A JP23890396 A JP 23890396A JP 23890396 A JP23890396 A JP 23890396A JP H1080500 A JPH1080500 A JP H1080500A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】建物の頂部に設けられる換気棟に於いて、火災
時に熱風や火炎が屋内に或いは屋外に容易に侵入或いは
放出させない為の棟の防火ヒューズ付換気構造である。 【解決手段】屋根１の頂部に換気棟３を設け、この換気
棟３内に屋内の小屋裏２と屋外に通じる換気用空気通路
８を形成し、通気口１２を夫々有する下部ダンパー１０
と上部ダンパー１１とを摺動自在に積層して組合せると
共に、これ等の相互間に取付けられた引張バネ１３と温
度ヒューズ１４とを火災時の高温度で前記上下部ダンパ
ー１０，１１の通気口１２を自動的に閉鎖し得る防火ダ
ンパー９を、前記換気用空気通路８に設けて構成した棟
のヒューズ付防火換気構造。
時に熱風や火炎が屋内に或いは屋外に容易に侵入或いは
放出させない為の棟の防火ヒューズ付換気構造である。 【解決手段】屋根１の頂部に換気棟３を設け、この換気
棟３内に屋内の小屋裏２と屋外に通じる換気用空気通路
８を形成し、通気口１２を夫々有する下部ダンパー１０
と上部ダンパー１１とを摺動自在に積層して組合せると
共に、これ等の相互間に取付けられた引張バネ１３と温
度ヒューズ１４とを火災時の高温度で前記上下部ダンパ
ー１０，１１の通気口１２を自動的に閉鎖し得る防火ダ
ンパー９を、前記換気用空気通路８に設けて構成した棟
のヒューズ付防火換気構造。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は棟のヒューズ付防火
換気構造に係り、特に火災時に棟の換気用空気通路を遮
断させることによって、屋内或いは屋外からの火炎の通
過を防止して火災を遮断することが出来る棟ヒューズ付
の防火換気構造に関するものである。
換気構造に係り、特に火災時に棟の換気用空気通路を遮
断させることによって、屋内或いは屋外からの火炎の通
過を防止して火災を遮断することが出来る棟ヒューズ付
の防火換気構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の棟の換気を目的とした換
気構造の公知技術としては、例えば実開昭６２ー７１２
０９号公報（第１公知技術）、特開昭６２ー１４６３４
８号公報（第２公知技術）及び特開平３ー３６３５４号
公報（第３公知技術）が知られている。
気構造の公知技術としては、例えば実開昭６２ー７１２
０９号公報（第１公知技術）、特開昭６２ー１４６３４
８号公報（第２公知技術）及び特開平３ー３６３５４号
公報（第３公知技術）が知られている。
【０００３】前記第１公知技術は、防水パッキンを換気
用開口の棟長手方向に添って両側の屋根面に配して防水
をすると共に、上水切板と下水切板との棟軒方向の端部
に排水用間隙を形成した換気棟に関する技術である。
用開口の棟長手方向に添って両側の屋根面に配して防水
をすると共に、上水切板と下水切板との棟軒方向の端部
に排水用間隙を形成した換気棟に関する技術である。
【０００４】また、第２公知技術は、複数の通気口が穿
設された固定開閉板と摺動開閉板とを摺動自在に積層
し、かつこれ等を固定開閉板と摺動開閉板との間に形状
記憶合金を介在せしめ、冬季或いは夏季等に於いて外気
或いは屋内側の温度が上昇したり、或いは下がったりし
た場合に、前記形状記憶合金の作用で温度変化に対応し
て摺動開閉板を自動的に摺動し、これによってこれ等の
開閉板に設けられた通気口を合致させて開いたり、或い
は閉じたりして棟の換気を自動的に調節することが出来
るようにした換気装置である。
設された固定開閉板と摺動開閉板とを摺動自在に積層
し、かつこれ等を固定開閉板と摺動開閉板との間に形状
記憶合金を介在せしめ、冬季或いは夏季等に於いて外気
或いは屋内側の温度が上昇したり、或いは下がったりし
た場合に、前記形状記憶合金の作用で温度変化に対応し
て摺動開閉板を自動的に摺動し、これによってこれ等の
開閉板に設けられた通気口を合致させて開いたり、或い
は閉じたりして棟の換気を自動的に調節することが出来
るようにした換気装置である。
【０００５】更に、第３公知技術は、棟の換気通路に風
止め板、雨止め板、形状記憶合金の変形によって作動す
る閉塞板等を所定の間隔を保って予め吊下げておき、強
風の時或いは外気の温度が低くなった時に、これ等の風
止め板等が棟の換気通路を閉鎖するようにした換気装置
である。
止め板、雨止め板、形状記憶合金の変形によって作動す
る閉塞板等を所定の間隔を保って予め吊下げておき、強
風の時或いは外気の温度が低くなった時に、これ等の風
止め板等が棟の換気通路を閉鎖するようにした換気装置
である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の第１公
知技術乃至第３公知技術は、いずれも火災等が発生して
急激な温度が上昇した際に、換気通路を完全に閉鎖し、
屋内或いは屋外からの火炎、熱風、有害ガス等がこの換
気通路に侵入することを防止し得る構造ではなく、火災
等には役に立たない問題があった。
知技術乃至第３公知技術は、いずれも火災等が発生して
急激な温度が上昇した際に、換気通路を完全に閉鎖し、
屋内或いは屋外からの火炎、熱風、有害ガス等がこの換
気通路に侵入することを防止し得る構造ではなく、火災
等には役に立たない問題があった。
【０００７】本発明に係る棟の防火換気構造は、前述の
従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であっ
て、特に下部ダンパーと上部ダンパーとを摺動自在に組
合せると共に、これ等の間に温度ヒューズと引張バネと
を介して火災時の高温度で通気口を閉鎖し得るようにし
た防火ダンパーを換気棟の換気用空気通路に設け、これ
によって火災時に防火ダンパーが自動的に換気用空気通
路を閉鎖し得るようにした防火換気構造の技術を提供す
るものである。
従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であっ
て、特に下部ダンパーと上部ダンパーとを摺動自在に組
合せると共に、これ等の間に温度ヒューズと引張バネと
を介して火災時の高温度で通気口を閉鎖し得るようにし
た防火ダンパーを換気棟の換気用空気通路に設け、これ
によって火災時に防火ダンパーが自動的に換気用空気通
路を閉鎖し得るようにした防火換気構造の技術を提供す
るものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る棟のヒュー
ズ付防火換気構造は、前述の従来の問題点を根本的に改
善した発明であって、その第１発明の要旨は、建物の屋
根頂部に設けられて屋根裏の換気をすることが出来る換
気棟に於いて、該換気棟内に屋内及び屋外に通じる換気
用空気通路を形成し、かつ夫々が通気口を有する下部ダ
ンパーと上部ダンパーとを摺動自在に積層して組合せる
と共にこれ等の相互間に温度ヒューズと引張バネとを取
付けてなる火災時の高温度で前記通気口を相互に閉鎖し
得る防火ダンパーを前記換気用空気通路に設けて構成し
たことを特徴とした棟のヒューズ付防火換気構造であ
る。
ズ付防火換気構造は、前述の従来の問題点を根本的に改
善した発明であって、その第１発明の要旨は、建物の屋
根頂部に設けられて屋根裏の換気をすることが出来る換
気棟に於いて、該換気棟内に屋内及び屋外に通じる換気
用空気通路を形成し、かつ夫々が通気口を有する下部ダ
ンパーと上部ダンパーとを摺動自在に積層して組合せる
と共にこれ等の相互間に温度ヒューズと引張バネとを取
付けてなる火災時の高温度で前記通気口を相互に閉鎖し
得る防火ダンパーを前記換気用空気通路に設けて構成し
たことを特徴とした棟のヒューズ付防火換気構造であ
る。
【０００９】また、本発明の第２発明の要旨は、前記換
気用空気通路の上縁に前記防火ダンパーを取付けると共
に、該防火ダンパーの上部ダンパーはストッパー部材を
介して下部ダンパーに摺動自在に係合して構成したこと
を特徴とした第１発明の棟のヒューズ付防火換気構造で
ある。更に本発明の第３発明の要旨は、前記防火ダンパ
ーの両端部にエンドキャップを設けて構成したことを特
徴とした第１発明或いは第２発明の棟のヒューズ付防火
換気構造である。
気用空気通路の上縁に前記防火ダンパーを取付けると共
に、該防火ダンパーの上部ダンパーはストッパー部材を
介して下部ダンパーに摺動自在に係合して構成したこと
を特徴とした第１発明の棟のヒューズ付防火換気構造で
ある。更に本発明の第３発明の要旨は、前記防火ダンパ
ーの両端部にエンドキャップを設けて構成したことを特
徴とした第１発明或いは第２発明の棟のヒューズ付防火
換気構造である。
【００１０】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る棟のヒュー
ズ付防火換気構造の一実施例を具体的に説明すると、図
１は本発明に係る防火換気構造の要部を示す縦断面説明
図、図２は図１の防火換気構造に使用される主要部品の
説明図、図３（Ａ），（Ｂ）は夫々図１の防火換気構造
の要部の組立構成を示す斜視説明図、図４は他例の防火
換気構造の要部を示す縦断面説明図である。
ズ付防火換気構造の一実施例を具体的に説明すると、図
１は本発明に係る防火換気構造の要部を示す縦断面説明
図、図２は図１の防火換気構造に使用される主要部品の
説明図、図３（Ａ），（Ｂ）は夫々図１の防火換気構造
の要部の組立構成を示す斜視説明図、図４は他例の防火
換気構造の要部を示す縦断面説明図である。
【００１１】図１乃至図３に於いて、１は建物の屋根で
あって、その頂部には屋根裏２の換気をするための換気
棟３が構成されている。屋根１の左右の棟部４は垂木
（図示せず）上に野地板５、アスファルトルーフィング
６、平板瓦７が下方から上方に順に積層されて形成され
ている。また、左右の棟部４の相互間及び前記換気棟３
内には、屋内及び屋外に通じる換気用空気通路８が設け
られている。
あって、その頂部には屋根裏２の換気をするための換気
棟３が構成されている。屋根１の左右の棟部４は垂木
（図示せず）上に野地板５、アスファルトルーフィング
６、平板瓦７が下方から上方に順に積層されて形成され
ている。また、左右の棟部４の相互間及び前記換気棟３
内には、屋内及び屋外に通じる換気用空気通路８が設け
られている。
【００１２】次に９は防火ダンパーであって、下部がス
カート状に左右に広がった下部ダンパー１０とこの下部
ダンパー１０の上面に摺動自在に取付けることが出来る
上部ダンパー１１とより構成されている。これ等の上下
部ダンパー１０，１１の上面には夫々複数の通気口１２
が所定の間隔を保って等間隔に穿設されている。
カート状に左右に広がった下部ダンパー１０とこの下部
ダンパー１０の上面に摺動自在に取付けることが出来る
上部ダンパー１１とより構成されている。これ等の上下
部ダンパー１０，１１の上面には夫々複数の通気口１２
が所定の間隔を保って等間隔に穿設されている。
【００１３】前記防火ダンパー９の内の下部ダンパー１
０は、その下方のスカート状に広がった部分が野地板５
と平板瓦７との間に挟持されて左右の棟部４に取付固定
されいる。このように左右の棟部４にまたがって換気用
空気通路８内に取付け固定された下部ダンパー１０の上
面には、上部ダンパー１１が長軸方向に摺動し得る如く
積層されて取付けられている。
０は、その下方のスカート状に広がった部分が野地板５
と平板瓦７との間に挟持されて左右の棟部４に取付固定
されいる。このように左右の棟部４にまたがって換気用
空気通路８内に取付け固定された下部ダンパー１０の上
面には、上部ダンパー１１が長軸方向に摺動し得る如く
積層されて取付けられている。
【００１４】また、上部ダンパー１１の両端部は夫々特
に図２に明らかな如く、引張バネ１３或いは温度ヒュー
ズ１４を介して下部ダンパー１０に連結されている。上
下部ダンパー１０，１１は、通常の状態に於いては、両
者の通気口１２が合致しており、従って屋根裏２から換
気用空気通路８を通って換気棟３に空気が流出する状態
であり、火災時等に温度が上昇した場合には、温度ヒュ
ーズ１４内のヒューズが溶解して切断され、引張バネ１
３の作用で上部ダンパー１１が、下部ダンパー１０に添
って一定の距離だけ摺動し、これによって上下部ダンパ
ー１０，１１に設けられた通気口１２を全て自動的に閉
鎖し得るように構成されている。
に図２に明らかな如く、引張バネ１３或いは温度ヒュー
ズ１４を介して下部ダンパー１０に連結されている。上
下部ダンパー１０，１１は、通常の状態に於いては、両
者の通気口１２が合致しており、従って屋根裏２から換
気用空気通路８を通って換気棟３に空気が流出する状態
であり、火災時等に温度が上昇した場合には、温度ヒュ
ーズ１４内のヒューズが溶解して切断され、引張バネ１
３の作用で上部ダンパー１１が、下部ダンパー１０に添
って一定の距離だけ摺動し、これによって上下部ダンパ
ー１０，１１に設けられた通気口１２を全て自動的に閉
鎖し得るように構成されている。
【００１５】前述のように上下部ダンパー１０，１１は
摺動自在に組立てられているが、更に特に図１に明らか
な如く、上部ダンパー１１はストッパー部材１５を介し
て下部ダンパー１０に係止されている。このようにスト
ッパー部材１５で上部ダンパー１１を下部ダンパー１０
に係止する理由は、火災時等の上昇気流によって上部ダ
ンパー１１が吹き上がることを防止するためである。
摺動自在に組立てられているが、更に特に図１に明らか
な如く、上部ダンパー１１はストッパー部材１５を介し
て下部ダンパー１０に係止されている。このようにスト
ッパー部材１５で上部ダンパー１１を下部ダンパー１０
に係止する理由は、火災時等の上昇気流によって上部ダ
ンパー１１が吹き上がることを防止するためである。
【００１６】１６はエンドキャップであって、防火ダン
パー９の両端部に取付けられており、この両端部から防
火ダンパー９及び換気用空気通路８内に火炎、熱風、有
害ガス等が流出或いは流入することを防止している。
パー９の両端部に取付けられており、この両端部から防
火ダンパー９及び換気用空気通路８内に火炎、熱風、有
害ガス等が流出或いは流入することを防止している。
【００１７】上述の構造を有する防火換気構造は、平板
瓦を葺いた洋風屋根に於いてのみでなく、図４に示す如
き、和瓦２８を葺いた和風式屋根においても和瓦用換気
棟１７にも利用することが出来る。即ち、図４に於い
て、左右の棟部４の間に設けられた換気用空気通路８に
は防火ダンパー９が取付けられており、かつ防火ダンパ
ー９の上方両側にはストッパーを兼用した土留板１８が
起立されており、土留板１８の外側には南蛮土１９が充
填されて和瓦２８が固定されている。更にこれ等の上方
には、頂部に換気口を持つ換気面戸２０、換気のし２
１、補強材２２、三段のし２３、丸瓦２４及び瓦釘２５
が設けられて瓦取付換気棟が構成されている。図中２６
は棟木、２７は垂木である。
瓦を葺いた洋風屋根に於いてのみでなく、図４に示す如
き、和瓦２８を葺いた和風式屋根においても和瓦用換気
棟１７にも利用することが出来る。即ち、図４に於い
て、左右の棟部４の間に設けられた換気用空気通路８に
は防火ダンパー９が取付けられており、かつ防火ダンパ
ー９の上方両側にはストッパーを兼用した土留板１８が
起立されており、土留板１８の外側には南蛮土１９が充
填されて和瓦２８が固定されている。更にこれ等の上方
には、頂部に換気口を持つ換気面戸２０、換気のし２
１、補強材２２、三段のし２３、丸瓦２４及び瓦釘２５
が設けられて瓦取付換気棟が構成されている。図中２６
は棟木、２７は垂木である。
【００１８】本発明に係る防火ダンパー９を開いた防火
換気構造は、上述の構造を有するので、屋内或いは屋外
で火災が発生した場合に、防火ダンパー９の周りの温度
が火炎や熱風等の温度で例えば１５０℃以上に達する
と、防火ダンパー９に取付けられた温度ヒューズ１４が
切断され、引張バネ１３の作用で上部ダンパー１１が自
動的に一定距離だげ摺動し、下部ダンパー１０の通気口
１２を上部ダンパー１１で完全に閉鎖し、これによって
換気用空気通路８を通って火炎、熱風、有害ガスが屋内
に侵入したり、或いは屋外に排出されることを防止出来
る。
換気構造は、上述の構造を有するので、屋内或いは屋外
で火災が発生した場合に、防火ダンパー９の周りの温度
が火炎や熱風等の温度で例えば１５０℃以上に達する
と、防火ダンパー９に取付けられた温度ヒューズ１４が
切断され、引張バネ１３の作用で上部ダンパー１１が自
動的に一定距離だげ摺動し、下部ダンパー１０の通気口
１２を上部ダンパー１１で完全に閉鎖し、これによって
換気用空気通路８を通って火炎、熱風、有害ガスが屋内
に侵入したり、或いは屋外に排出されることを防止出来
る。
【００１９】
【発明の効果】本発明に係る棟のヒューズ付防火換気構
造は、上述の構造と作用とを有するので、次のような多
大な効果を有している。
造は、上述の構造と作用とを有するので、次のような多
大な効果を有している。
【００２０】（１）棟の換気構造内に屋内及び屋外に通
じる換気用空気通路を形成すると共に、この換気用空気
通路内に防火ダンパーを設けたので、火災が発生した際
には、防火ダンパーの作用で該換気用空気通路を完全に
閉鎖することが出来る。（２）防火ダンパーは夫々通気
口が穿設された下部ダンパーと上部ダンパーとを摺動自
在に組合せると共に、両者間に温度ヒューズと引張バネ
とを設けたので、火災が発生して温度が一定の高温にな
った際に、上下部ダンパーの通気口を自動的に閉鎖する
ことが出来る。
じる換気用空気通路を形成すると共に、この換気用空気
通路内に防火ダンパーを設けたので、火災が発生した際
には、防火ダンパーの作用で該換気用空気通路を完全に
閉鎖することが出来る。（２）防火ダンパーは夫々通気
口が穿設された下部ダンパーと上部ダンパーとを摺動自
在に組合せると共に、両者間に温度ヒューズと引張バネ
とを設けたので、火災が発生して温度が一定の高温にな
った際に、上下部ダンパーの通気口を自動的に閉鎖する
ことが出来る。
【００２１】（３）工場等で予め精度良く製作された防
火ダンパーを換気棟の換気用空気通路に取付ければ良い
ので、現場作業を極めて容易にすると共に、精度の良い
防火換気構造を構成することが出来る。（４）従って、
火災が発生した際には、火炎、熱風、有害ガス等がこの
換気用空気通路を通って、屋内側或いは屋外側に侵入或
いは放出されることを防止出来る。
火ダンパーを換気棟の換気用空気通路に取付ければ良い
ので、現場作業を極めて容易にすると共に、精度の良い
防火換気構造を構成することが出来る。（４）従って、
火災が発生した際には、火炎、熱風、有害ガス等がこの
換気用空気通路を通って、屋内側或いは屋外側に侵入或
いは放出されることを防止出来る。
【００２２】（５）防火ダンパーの上部ダンパーをスト
ッパー部材を介して下部ダンパーに摺動自在に係止した
場合には、火災時等の上昇気流で上部ダンパーが吹き上
がることを防止出来る。（６）防火ダンパーの両端部に
エンドキャップを嵌着した場合には、棟の両端部側から
火炎、熱風、有害ガス等が換気用空気通路を通過するこ
とを完全に防止出来る。
ッパー部材を介して下部ダンパーに摺動自在に係止した
場合には、火災時等の上昇気流で上部ダンパーが吹き上
がることを防止出来る。（６）防火ダンパーの両端部に
エンドキャップを嵌着した場合には、棟の両端部側から
火炎、熱風、有害ガス等が換気用空気通路を通過するこ
とを完全に防止出来る。
【図１】本発明に係る防火換気構造の要部を示す縦断面
説明図である。
説明図である。
【図２】図１の防火換気構造に使用される主要部品の説
明図である。
明図である。
【図３】図３（Ａ），（Ｂ）は夫々図１の防火換気構造
の要部の組立構成を示す斜視説明図である。
の要部の組立構成を示す斜視説明図である。
【図４】他例の防火換気構造の要部を示す縦断面説明図
である。
である。
１ 屋根 ２ 屋根裏 ３ 換気棟 ４ 棟部 ５ 野地板 ６ アスファ
ストルーフィング ７ 平板瓦 ８ 換気用空
気通路 ９ 防火ダンパー 10 下部ダン
パー 11 上部ダンパー 12 通気口 13 引張バネ 14 温度ヒュ
ーズ 15 ストッパー部材 16 エンドキ
ャップ 17 和瓦用換気棟 18 土留板 19 南蛮土 20 換気面戸 21 換気のし 22 補強材 23 三段のし 24 丸瓦 25 瓦釘 26 棟木 27 垂木 28 和瓦
ストルーフィング ７ 平板瓦 ８ 換気用空
気通路 ９ 防火ダンパー 10 下部ダン
パー 11 上部ダンパー 12 通気口 13 引張バネ 14 温度ヒュ
ーズ 15 ストッパー部材 16 エンドキ
ャップ 17 和瓦用換気棟 18 土留板 19 南蛮土 20 換気面戸 21 換気のし 22 補強材 23 三段のし 24 丸瓦 25 瓦釘 26 棟木 27 垂木 28 和瓦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｄ 13/16 Ｅ０４Ｄ 13/16 Ｍ Ｆ２４Ｆ 7/02 Ｆ２４Ｆ 7/02 Ｃ (72)発明者 菅 原 譲 東京都台東区下谷２ー20ー５ 日本化学産 業株式会社内 (72)発明者 井 上 眞 也 大阪府大阪市中央区北浜四丁目７番28号 住友林業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】建物の屋根頂部に設けられて屋根裏の換気
をすることが出来る換気棟に於いて、該換気棟内に屋内
及び屋外に通じる換気用空気通路を形成し、かつ夫々が
通気口を有する下部ダンパーと上部ダンパーとを摺動自
在に積層して組合せると共にこれ等の相互間に温度ヒュ
ーズと引張バネとを取付けてなる防火ダンパーを前記換
気用空気通路に設けて構成したことを特徴とした棟のヒ
ューズ付防火換気構造。 - 【請求項２】前記換気用空気通路の上縁に前記防火ダン
パーを取付けると共に、該防火ダンパーの上部ダンパー
はストッパー部材を介して下部ダンパーに摺動自在に係
合して構成されていることを特徴とした請求項１の棟の
ヒューズ付防火換気構造。 - 【請求項３】前記防火ダンパーの両端部にエンドキャッ
プを設けて構成したことを特徴とした請求項１或いは請
求項２の棟のヒューズ付防火換気構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23890396A JPH1080500A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 棟のヒューズ付防火換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23890396A JPH1080500A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 棟のヒューズ付防火換気構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080500A true JPH1080500A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17036990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23890396A Pending JPH1080500A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 棟のヒューズ付防火換気構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1080500A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11342219A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-14 | Mitsubishi Chemical Corp | 通気層防炎シャッタ及び通気層防炎構造 |
| JPH11342218A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-14 | Mitsubishi Chemical Corp | 通気層防炎シャッタ及び通気層防炎構造 |
| JP2004225418A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd | 防火換気装置及び棟部の防火換気構造 |
| KR20050074365A (ko) * | 2005-06-10 | 2005-07-18 | 윤정덕 | 축사용 캐노피의 환기조절장치 |
| JP2006095076A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 屋根の換気構造 |
| US11154736B2 (en) | 2015-12-14 | 2021-10-26 | Coopers Fire Limited | Fire or smoke barrier |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP23890396A patent/JPH1080500A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH11342219A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-14 | Mitsubishi Chemical Corp | 通気層防炎シャッタ及び通気層防炎構造 |
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