JP4719576B2 - 真空遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は真空遮断器に係り、特に、可動電極から電流を取り出すフレキシブル導体の接続構造を改良した真空遮断器に関する。
真空遮断器等では、電流を通電しながら動作できる構造が必要であり、従来からフレキシブル導体が用いられている。特許文献1には、フレキシブル導体の通電方向を真空バルブの可動軸に対して対称に複数対配置した真空遮断器が示されている。また特許文献2には、可動通電軸に固定されたカップリングの両側にフレキシブル導体を接続し、フレキシブル導体が接続される端子導体を絶縁枠の両面に固定することが記載されている
特開昭58−155612号公報 特開平8−222094号公報
フレキシブル導体では、通電電流に対する面積の確保と電磁反発力による変形の防止が必要になる。通電電流が大きいほど通電面積が必要になり、電磁反発力も大きくなる。しかし、従来技術には係る課題を同時的に解決する提案は見られない。
本発明の目的は、従来技術の状況に鑑み、通電面積を確保すると共に電磁反発力を低減できる真空遮断器を提供することにある。
本発明の真空遮断器は、上記目的を達成するために、固定電極及び可動電極を持つ真空バルブと、前記可動電極に結合され前記真空バルブの外延で操作装置に連結される可動電極棒と、該可動電極棒を含む絶縁容器または絶縁架台と、前記可動電極棒と前記絶縁容器または絶縁架台間に跨って配設されるフレキシブル導体とを備えた真空遮断器において、前記フレキシブル導体は複数本に分けられ、前記可動電極棒に沿って固定されると共に、その下端部をL字状に曲げて前記絶縁容器に設けた端子部に接続して成り、かつ、前記可動電極棒に沿って固定される該可動電極棒との密着部の長さ(L4)を長く、前記端子部に接続する接続部の長さ(L3)短くし、前記フレキシブル導体の平面部の長さ(L1)が、前記フレキシブル導体と密着する前記可動電極棒の辺の長さ(L2)より長いことを特徴とする。
本発明によれば、複数本に分けられ対称配置されたフレキシブル導体を流れる電流密度が増大できるとともに、L字状のフレキシブル導体を流れる磁界によって対面フレキシブル導体には可動電極棒側に押し付けられる電磁力が作用するので、フレキシブル導体の変形が防止でき、真空遮断器の信頼性を向上できる効果がある。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明を適用する真空遮断器の一相分の全体を示す構成図である。真空遮断器は図左側の遮断部と図右側の操作部からなる。遮断部側は固定電極と可動電極を持つ真空バルブ1と、可動電極と一体に動作する可動ロッド(可動電極棒)2と、可動電極を操作する絶縁操作ロッドを絶縁架台10に設置している。真空バルブ1の固定電極は上部導体7を介して主回路端子である上コンタクタ4に接続され、真空バルブ1の可動電極は、可動ロッド2、フレキシブル導体6および下部導体8を介して主回路端子である下コンタクタ5に接続されている。操作部側は操作機構部12と、その動作を受ける遮断ばね13などがケース15内に配置され、遮断部側の操作をベース16内に配置されている回転レバー11と連結ロッド9を介して絶縁操作ロッド3に伝える構成となっている。
図3は、三相配置のフレキシブル導体の構成図で、(a)は本発明の実施例図、(b)は従来図である。
従来のフレキシブル導体6は三相並置し、(b)のように可動軸に対して対称配置され、可動ロッド2からの電流を2つに分流(両側通電)して下部導体8に流している。フレキシブル導体6は、平板を積層した構造であり、フレキシブル導体6に他相からの電磁力を繰り返し受けると変形し、ついには部分的な折損を生じてしまう。(b)では、フレキシブル導体に対し、常にフレキシブル導体6が潰れる方向の電磁力他相から受け、フレキシブル導体6の上下が接触する恐れがあった。フレキシブル導体6の上下が接触すると、一部の電流の通電経路が接触部を介するようになるため、接触部で発熱を起こし火災に至る恐れがある。また、フレキシブル導体6を締め付けるためのボルトが、熱応力による緩み(クリープ)を生じ、この結果、フレキシブル導体6にバラけが生じる恐れがある。フレキシブル導体6にバラけが発生することで、フレキシブル導体の抵抗が大きくなり、発熱量が増加してしまい火災至る恐れがある。なお、(a)は、本発明の一実施例による三相配置のフレキシブル導体6の構成であり、詳細な説明は後述する。
図1は本発明の一実施例によるフレキシブル導体を配置した真空遮断器の要部断面図である。フレキシブル導体6は、複数本(図では2本)に分けられ、可動ロッド2に沿って固定されると共にその下端部をL字状に曲げて下部導体8と接続している。フレキシブル導体6は複数の素線(板)からなる複数の層で形成され、フレキシブル導体6を流れる通電電流に応じて層数を定めている。フレキシブル導体6は可動ロッド2に締め付けボルト17で固定され、その下端部がL字状に曲がる等の変形防止構造により構成されている。
図4はフレキシブル導体の変形防止構造を示し、上部が平面図、下部が側面図である。
可動ロッド2には六角ロッドが用いられ、その一つの対向面の各々にフレキシブル導体6を配置し、貫通する締め付けボルト17により両側のフレキシブル導体6を同時に締め付けている。締め付けボルト17に六角ボルトを用いることで、フレキシブル導体6との接触面積が増し、積層するフレキシブル導体の数を減少できる。また、締め付けボルト17は、締め付け時は張力により弾性伸びの状態にあるので、締め付けボルト17の熱が上昇しても熱伸を生じることがなく、フレキシブル導体6はバラケ生じない。この例では、締め付けボルト17を2本設けているが、1本であってもよい。
フレキシブル導体6は、6角の可動ロッド2に沿って下側に伸びる密着部61と、密着部61の下端で外方に屈曲する屈曲部62と、屈曲後に下部導体8と接続する平坦な接続部63からなるL字状である。密着部61の長さL4は長くし、接続部63の長さL3は短くしている。また、フレキシブル導体の平面部の長さL1は、図示のように、可動ロッド2の六角部の辺の長さL2や接続部63の長さL3より十分に大きくしている。これによりフレキシブル導体6の下側に伸びる密着部61と下部導体8と接続する平坦な接続部63の接触面積を同一とすることが出来、通電面積を確保することが出来る。
図5はフレキシブル導体の変形を抑制する導電板の構成を示す。フレキシブル導体6の両面には、フレキシブル導体6の変形を抑えるための導電板18,19を、フレキシブル導体面に密着して設け、締め付けボルト17により締め付けている。内側の導電板18は例えばCuで構成され、屈曲部62の下部と同等以上の長さを有している。これは屈曲部62近傍の電磁力による変形を防止するためで、導電板18は少なくとも屈曲部62近傍までの長さが必要である。外側の導電板19は例えばSUSで構成され、その長さは接続部63の上面よりやや上である。導電板18は短すぎると、フレキシブル導体6が駆動時にバラケを生じる。また、導電板19は長すぎると駆動時に折曲し、短すぎるとフレキシブル導体6がバラケを生じる。本実施例の金属板によれば、フレキシブル導体の変形やバラケを抑制でき、かつ良好な接触構造を得ることができる。
このように構成されたフレキシブル導体の変形防止構造は、図3(a)のように三相配置される。従来に比べ、フレキシブル導体の相間の距離が大きくなるので、他相からの電磁反発力は大幅に減少する。すなわち、対面するフレキシブル導体の作る磁界によって、フレキシブル導体には常に可動ロッド側に押し付けられる電磁力が作用するので、基本的には変形が生じない。
本発明の一実施例による真空遮断器の要部断面図。 本発明を適用する真空遮断器の全体構成図。 フレキシブル導体の三相の配置図。 フレキシブル導体近傍の詳細構成図。 フレキシブル導体と導電板の配置図。
符号の説明
1…真空バルブ、2…可動ロッド、3…絶縁操作ロッド、4…上コンタクト、5…下コンタクト、6…フレキシブル導体、61…密着部、62…屈曲部、63…端子部、7…上部導体、8…下部導体、9…連結ロッド、11…回転レバー、12…操作機構部、13…遮断ばね、17…締め付けボルト、18,19…導電板。

Claims (6)

  1. 固定電極及び可動電極を持つ真空バルブと、前記可動電極に結合され前記真空バルブの外延で操作装置に連結される可動電極棒と、該可動電極棒を含む絶縁容器または絶縁架台と、前記可動電極棒と前記絶縁容器または絶縁架台間に跨って配設されるフレキシブル導体とを備えた真空遮断器において、
    前記フレキシブル導体は複数本に分けられ、該フレキシブル導体が対向して前記可動電極棒に沿って固定されると共に、その下端部をL字状に曲げて前記絶縁容器に設けた端子部に接続して成り、かつ、前記可動電極棒に沿って固定される該可動電極棒との密着部の長さ(L4)を長く、前記端子部に接続する接続部の長さ(L3)短くし、前記フレキシブル導体の平面部の長さ(L1)が、前記フレキシブル導体と密着する前記可動電極棒の辺の長さ(L2)より長いことを特徴とする真空遮断器。
  2. 請求項1に記載の真空遮断器において、
    前記フレキシブル導体は、複数の素線(板)からなる複数の層で形成され、該フレキシブル導体を流れる通電電流に応じてその層数が定められていることを特徴とする真空遮断器。
  3. 請求項1または2に記載の真空遮断器において、
    前記フレキシブル導体は、前記可動電極棒を挟んで相対し、該フレキシブル導体と可動電極棒を貫通する締め付けボルトによって締め付けられていることを特徴とする真空遮断器。
  4. 請求項3に記載の真空遮断器において、
    前記締め付けボルトは角ボルトであり、その相対する面に前記フレキシブル導体配設されていることを特徴とする真空遮断器。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の真空遮断器において、
    前記フレキシブル導体は、その両面に導電板が配設され、この導電板を介して前記可動電極棒に固定されていることを特徴とする真空遮断器。
  6. 請求項5に記載の真空遮断器において、
    前記導電板は、その一方は前記フレキシブル導体の曲部と同等以上、他方は前記曲部より短く形成されていることを特徴とする真空遮断器。
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