JP4715080B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クロック信号のパルス数をカウントし、位相が同期した二つの同値のカウント値を出力する位相同期回路に関し、詳しくは、外乱等により乱された二つのカウント値の位相関係を回復させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話用の音源LSIには、メロディー音を発生するための音源コアと、DTMFトーン(DTMF:Dual Tone Multiplexed Frequency)を発生するためのDTMFコアと、これらのコアを駆動するためのタイミングジェネレータ(TG)を一体的に内蔵したものがある。この種の音源LSIでは、タイミングジェネレータがクロック信号をカウントし、そのカウント値を各コアに供給することにより、各コアを駆動制御している。これらコアに供給すべきカウント値を生成するため、タイミングジェネレータには2つのカウンタが内蔵されている。また、この種の音源LSIでは、音源コア及びDTMFコアの各出力を適切なタイミングで時分割して出力することにより、これらコアの出力を1つの信号に合成している。このため、各コアの出力のタイミングを予め整合させておく必要があり、従って各コアに供給されるカウント値の位相を同期させている。
【0003】
ところで、上述の各コアに供給されるカウント値の位相が外乱等により乱れ、これらの位相が同期しなくなる場合がある。この場合、各コアの出力のタイミングにずれを生じ、各出力を1つの信号に合成する際に不適切なタイミングで時分割が行われ、最終的に合成された信号の品質が低下することになる。このようなカウント値の位相のずれを修正するための従来技術として、カウンタのクロック周期を制御することにより各カウンタ値の位相差をゼロとする技術が知られている(特許文献1参照)。この従来技術では、2つのカウント値に位相差が発生した場合、分周したパルスで一方のカウンタを駆動することによりカウンタ値の位相差をなくしている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭55−124075号公報(第2頁右上欄、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術によれば、各カウント値の位相が同期した状態からずれた場合に、その位相を元の同期した状態に回復させることはできるものの、2つのカウンタを静止状態から起動した際に生じるカウント値の位相のずれを防止することはできず、カウント値の位相がずれた状態で各カウンタがそれぞれ起動する。従って、この従来技術を上述の音源LSIのタイミングジェネレータに適用した場合、2つのカウンタを起動した直後の一定期間、各カウンタの出力の時分割が適切に行われなくなり、これら出力を合成して得られる信号の品質が低下する虞がある。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、起動時に位相がずれたカウント値の出力を防止することができ、しかも、外乱等により乱れたカウント値の位相関係を回復させることが可能な位相同期回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。
即ち、この発明に係る半導体装置は、クロック信号を入力して該クロック信号のパルス数をカウントし、互いに位相が同期した同値の第1及び第2のカウント値を出力する位相同期回路と、前記第1のカウント値に基づくクロック信号に応じて所定動作を行う第1の回路コアと、前記第2のカウント値に基づくクロック信号に応じて所定動作を行う第2の回路コアと、前記第1の回路コアから出力される信号と前記第2の回路コアから出力される信号とを合成する合成部と、を含む半導体装置であって、前記位相同期回路は、第1の制御信号に基づき起動し、前記クロック信号のパルス数をカウントして前記第1のカウント値を得る第1のカウンタ部と、前記第1の制御信号とは異なる外部から供給される第2の制御信号に基づき起動し、前記クロック信号のパルス数をカウントして前記第2のカウント値を得る第2のカウンタ部と、前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とが不一致の場合に前記第1の制御信号を非活性レベルにして前記第1のカウンタ部のカウント値の歩進を停止させる制御部と、を備える。
【0008】
この構成によれば、第1のカウンタのカウント値と第2のカウンタのカウント値とが不一致であれば、何れか一方のカウンタのカウント値の歩進が停止される。従って、起動の際、仮に各カウンタのカウント値が不一致であれば、他方のカウンタのみが起動し、カウント値を出力する。そして、このカウント値が一方の停止状態にあるカウント値に到達すると、これらカウント値が一致し、一方のカウント値が他方のカウント値と同期して歩進する。従って、起動時に位相がずれたカウント値の出力を防止することが可能になる。
【0009】
上記半導体装置において、例えば、前記合成部は、前記第1の回路コアから出力される信号と前記第2の回路コアから出力される信号とを時分割で合成することを特徴とする。
また、例えば、前記第1の回路コアと前記第2の回路コアは、一方が音源コアであり他方がDTMFコアであることを特徴とする。
また、例えば、前記第1及び第2のカウンタ部は、カウント値の各ビットに対応する従属接続された加算器と、前記各加算器の出力をそれぞれ格納するフリップフロップと、を有し、前記各加算器は、入力されたキャリーと該加算器に対応する前記フリップフロップの出力とを加算して加算結果を該フリップフロップに出力し、前記制御部、前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とを比較し、カウント値が一致の場合、前記第1の制御信号を活性レベルとする出力信号を出力し、カウント値が不一致の場合、前記第1の制御信号を非活性レベルとする出力信号を出力する比較器(例えば後述する比較器30に相当する構成要素)と、前記比較器の出力信号を入力し、前記第1カウンタ部前記加算器であってカウント値の最下位ビットに対応する加算器のキャリーを生成して該加算器に供給するゲート回路(例えば後述するゲート回路40に相当する構成要素)と、を有することを特徴とする。
また、例えば、前記第1及び第2のカウンタ部がフリーラン・カウンタ(Free Run Counter)であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係る位相同期回路の構成を概略的に示すブロック図である。この位相同期回路は、クロック信号CLKを入力して該クロック信号のパルス数をカウントし、互いに位相が同期した同値の第1及び第2のカウント値CNT1,CNT2を出力するものであって、カウンタ10,20、比較器30、ゲート回路40を備えて構成される。ここで、カウンタ10,20はいわゆるフリーラン・カウンタであり、これらカウンタ10,20の各クロック入力部には、クロック信号CLKが共通に入力されると共に、各リセット入力部にはリセット信号RSTが入力される。クロック信号CLKは、外部から入力されるもので、例えば、この位相同期回路が組み込まれたデバイスを搭載するシステムで生成されるものである。
【0011】
カウンタ20には、この位相同期回路が組み込まれたデバイスを制御する外部のCPUからカウントイネーブル信号CE2が供給され、このカウントイネーブル信号CE2がハイレベルになると、カウンタ20がカウント動作を開始してカウント値CNT2を出力する。一方、カウンタ10には、ゲート回路40から、カウントイネーブル信号CE3が供給され、このカウントイネーブル信号CE3がハイレベルになると、カウンタ10がカウントを開始してカウント値CNT1を出力する。これらカウンタ10,20の出力であるカウント値CNT1,CNT2は、比較器30に入力され、この比較器30の比較結果を表す信号CMPはゲート回路40に入力される。この比較結果である信号CMPは、カウント値CNT1とCNT2とが一致する場合にハイレベルとなり、不一致の場合にロウレベルとなる。ゲート回路40は、論理積ゲート回路であり、上述の信号CMPと、外部のCPUからのカウントイネーブル信号CE1と、上述のカウンタ20に入力されるカウントイネーブル信号CE2とを入力し、これらの論理積を演算してカウントイネーブル信号CE3をカウンタ10に出力する。カウント値CNT1とCNT2とが一致し且つカウントイネーブル信号CE1がハイレベルの場合にカウンタ10がカウント動作を行い、これによって、カウント値CNT1とCNT2とが同期した状態となる。
【0012】
図2に、カウンタ10の構成例を示す。
このカウントタ10の構成例は、カウント値CNT1が3ビットのデータで表現される場合のものであり、同図に示すように、従属接続された加算器101〜103、および加算器の各出力を格納するためのフリップフロップ111〜113から構成される。加算器101,102,103は、入力(x)とキャリー入力(Ci)とを加算し、加算結果(s)とキャリー出力(Co)を出力するものである。ここで、加算器101およびフリップフロップ111は、カウント値CNT1の最下位ビット(LSB)を演算するものであり、加算器101の加算結果(s)はフリップフロップ111に与えられ、このフリップフロップ111の出力は加算器101の入力部(x)に戻される。また、加算器102およびフリップフロップ112は、カウント値CNT1の2ビット目を演算するものであり、加算器102の加算結果(s)はフリップフロップ112に与えられ、このフリップフロップ112の出力は加算器102の入力部(x)に戻される。
【0013】
さらに、加算器103およびフリップフロップ113は、カウント値CNT1の最上位ビット(MSB)を演算するものであり、加算器103の加算結果(s)はフリップフロップ113に与えられ、このフリップフロップ113の出力は加算器103の入力部(x)に戻される。また、加算器101のキャリー入力部(Ci)には上述のカウントイネーブル信号CE3が入力され、この全加算器101のキャリー出力部(Co)は後段の加算器102のキャリー入力部(Ci)に接続され、この加算器102のキャリー出力部(Co)はその後段の加算器103のキャリー入力部(Ci)に接続される。フリップフロップ111,112,113は、クロック信号CLKによって動作する。例えば、クロック信号CLKの立ち上がりで加算器の出力を取り込んで出力する。以上によりカウンタ10が構成される。
【0014】
このカウンタ10によれば、カウントイネーブル信号CE3が「1」になると、加算器101〜103がそれまでフリップフロップ111〜113に格納されていた前のカウント値に「1」を加算し、この加算結果を新たにカウント値CNT1としてフリップフロップ111〜113に格納する。これにより、カウントイネーブル信号CE3が「1」になる度にカウント値CNT1が「1」だけ歩進し、クロック信号CLKのパルス数がカウントされることになる。なお、カウンタ20の構成も上述のカウンタ10と同様である。
【0015】
次に、この実施形態の動作を説明する。
先ず、図3を参照して、起動時の動作を説明する。
ここでは、説明を簡略化するため、外部から供給されるカウントイネーブル信号CE2を予めハイレベル「H」に固定しておき、このカウントイネーブル信号CE2に基づきカウンタ20が予め起動された状態にあるものとする。この状態では、カウンタ20はクロック信号CLKのパルス数をカウントし、このカウンタ20のカウント値CNT2が値「0」〜「7」を巡回するように歩進している状態にある。また、カウントイネーブル信号CE1はロウレベルにあり、これを入力するカウンタ10のカウント値CNT1は、リセット信号RSTにより「0」に初期化された状態にある。
【0016】
上述の状態から、時刻t1で、カウントイネーブル信号CE1がハイレベルに遷移すると、ゲート回路40から出力されるカウントイネーブル信号CE3の信号レベルが、比較器30から出力される信号CMPの信号レベルに応じたものになる。時刻t1ではカウント値CNT1とカウント値CNT2とが一致していないから、これらカウント値を比較する比較器30は、信号CMPとしてロウレベルを出力した状態となっている。時刻t2に至り、カウント値CNT2がカウント値CNT1と同じ値「0」になると、これらカウント値が一致し、比較器30は信号CMPとしてハイレベルを出力する。これを受けて、ゲート回路40がカウントイネーブル信号CE3としてハイレベルをカウンタ10に出力する。そして、このカウントイネーブル信号CE3を受けてカウンタ10が起動し、時刻t3からカウントを開始する。このとき、時刻t3では、同一のクロック信号CLKに基づきカウンタ20のカウント値CNT2も同位相で歩進するから、これ以降、カウント値CNT1とカウント値CNT2は、その位相が同期した状態で歩進する。
【0017】
上述のように、起動時には、時刻t3以前はカウント値CNT2のみが歩進し、カウント値CNT1は固定された状態にあり、この場合、これらカウント値を入力する外部装置は例えば停止状態とされる。また、時刻t3以降は、カウント値CNT1とカウント値CNT2は、位相が同期した状態で歩進する。従って、起動時において位相のずれが発生せず、同位相でカウント値CNT1,CNT2が出力されることになる。以上で起動時の動作を説明した。
【0018】
次に、図4を参照して、外乱によりカウント値CNT1とカウント値CNT2との位相が同期した状態になくなった場合を説明する。
ここでは、初期状態では、カウントイネーブル信号CE1,CE2がハイレベルに固定されてカウンタ10,20の双方が起動された状態にあり、しかもカウント値CNT1とカウント値CNT2の位相が同期した状態にあるものとする。従って比較器30から出力される信号CMPはハイレベルにある。
この状態から、時刻t11〜t12の期間において、外乱によりカウント値CNT1,CNT2の各値が不安定になり、これらカウント値の位相が同期した状態になくなると、比較器30から出力される信号CMPがロウレベルになる。
【0019】
ロウレベルの信号CMPを入力するゲート回路40は、カウントイネーブル信号CE3としてロウレベルをカウンタ10に出力し、カウント値CNT1の歩進を停止させる。即ち、比較器30は、カウント値CNT1とカウント値CNT2とが不一致の場合、カウンタ10,20のうち、一方のカウンタ10のカウント値CNT1の歩進を停止させる。図4に示す例では、外乱が消失した時刻t12の後、カウント値CNT1が「3」で停止している。これに対し、カウンタ20はそのままカウントを継続し、カウント値CNT2が歩進する。図4に示す例では、時刻t12の後、カウント値CNT2は、「2」から歩進している。
【0020】
そして、時刻t13において、カウント値CNT2が停止状態のカウントCNT1と同値になり、これらカウント値が一致すると、比較器30から出力される信号CMPがハイレベルになり、これを入力するゲート回路40から出力されるカウントイネーブル信号CE3もハイレベルになる。このカウントイネーブル信号CE3を受けてカウンタ10が時刻t14からカウントを再開し、カウント値CNT1を歩進させる。図4に示す例では、時刻t14の後、カウント値CNT2は、カウント値CNT2の位相に同期して「4」から歩進している。
【0021】
ここで、仮に、外乱の後、カウント値CNT1を停止させずに、そのまま歩進させるものとした場合、図4に示す例では、カウント値CNT1がカウント値CNT2よりも常に「1」だけ進み、これらカウント値の位相が1周期分だけずれた状態に保持され、これらの位相関係は回復しない。これに対し、この実施形態によれば、カウント値が一致しない場合に、一方のカウンタ10のカウント値CNT1の歩進を停止させ、巡回する他方のカウンタ20のカウント値CNT2が停止状態のカウント値CNT1に達した時点でカウンタ10のカウントを再開させることにより、その後の2つのカウント値CNT1,CNT2の位相を一致させている。以上により、外乱を受けた場合の動作を説明した。
【0022】
次に、図5を参照して、この実施形態に係る位相同期回路の適用例を説明する。図5に示す例は、携帯電話用の音源LSIであり、インタフェース200、レジスタ201、タイミングジェネレータ203、音源コア204、DTMFコア205、時分割処理部206、D/A変換器(DAC)207から構成される。この内、タイミングジェネレータ203は、上述の図1に示したものと同様の位相同期回路203Aを内蔵したもので、この位相同期回路203Aが出力する上述のカウント値CNT1,CNT2からクロックCK1,CK2を出力する。例えば、カウント値CNT1,CNT2の各LSBを使えば、クロック信号CLKを2分の1に分周したものがクロックCK1,CK2となる。また、組み合わせ回路を使って、音源コア204およびDTMFコア205に必要なクロック信号を出力する。ただし、この組み合わせ回路は、タイミングジェネレータ203の内部に設ける必要はなく、その後段に設けてもよい。これらクロックCK1,CK2はそれぞれ音源コア204およびDTMFコアに入力され、各コアはこのクロックCK1,CK2に基づき所定の処理動作を行い信号S1,S2を出力する。これら各コアから出力される信号S1,S2は時分割処理部206に入力され、適切なタイミングで時分割されて1つの信号S3に合成される。この合成された信号S3はD/A変換器207でアナログ信号に変換され、図示しない外部のスピーカ等の放音手段を駆動する。
【0023】
音源コア204は、着信時における着信音(例えばメロディ音)を発生するもので、消費電力が比較的大きい。これに対し、DTMFコア205は、発呼時におけるダイヤルトーンを発生するもので、回路規模が小さく低消費電力である。携帯電話においては、待機時に電池の消費を減らす必要上、音源コア204とDTMFコア205とを共に動作を停止させる使用方が一般的である(CE1,CE2が共にロウレベル)。また、使用状態において、DTMFコア205については、発呼時に動作状態となる必要があるが(CE2がハイレベル)、音源コア204については、発音が必要となるまでは休止状態(CE1がロウレベル)を維持する使い方が一般的である。すなわち、動作時には、まず、カウントイネーブル信号CE2がハイレベルになり、その後、必要に応じてカウントイネーブル信号CE1がハイレベルに制御される。
【0024】
ここで、タイミングジェネレータ203を起動する際には、上述のように、クロックCK2(カウント値CNT2)が巡回してクロックCK1(カウント値CNT1)と一致するまで、クロックCK1の値は固定され、カウント値が一致した場合は同期するので、これらクロックの位相は一定に維持される。従って、音源コア204の出力S1とDTMFコア205の出力S2は同期して出力されることになる。このため、時分割処理部206では、実質的にクロックCK2に基づく信号S1と信号S2のみから信号S3を合成することになり、従ってこれらクロックの位相のずれが信号S3の品質に反映されることがなくなり、この信号の品質を維持することができる。また、外乱が発生した場合には、位相が一致するまでクロックCK1が停止状態とされ、その後、位相が一致した状態で双方のクロックCK1,CK2が発生されるので、位相が乱されても、元の位相状態に回復する。従って、その後の時分割処理部206での処理が適切なタイミングで行われることになり、信号S3の品質も回復することになる。
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、第1のカウント値と第2のカウント値とが不一致の場合に第1及び第2のカウンタ部の何れか一方のカウント値の歩進を停止させるようにしたので、起動時に位相がずれたカウント値の出力を防止することができ、しかも、外乱等によりずれたカウント値の位相関係を回復させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態に係る位相同期回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施形態に係るカウンタの構成例を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施形態に係る位相同期回路の動作(起動時)を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施形態に係る位相同期回路の動作(外乱発生時)を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施形態に係る位相同期回路の適用例を説明するための図である。
【符号の説明】
10,20;カウンタ、30;比較器、40;ゲート回路(AND)、101〜103;全加算器、111〜113;フリップフロップ、203A;位相同期回路。

Claims (5)

  1. クロック信号を入力して該クロック信号のパルス数をカウントし、互いに位相が同期した同値の第1及び第2のカウント値を出力する位相同期回路と、前記第1のカウント値に基づくクロック信号に応じて所定動作を行う第1の回路コアと、前記第2のカウント値に基づくクロック信号に応じて所定動作を行う第2の回路コアと、前記第1の回路コアから出力される信号と前記第2の回路コアから出力される信号とを合成する合成部と、を含む半導体装置であって、
    前記位相同期回路は、
    第1の制御信号に基づき起動し、前記クロック信号のパルス数をカウントして前記第1のカウント値を得る第1のカウンタ部と、
    前記第1の制御信号とは異なる外部から供給される第2の制御信号に基づき起動し、前記クロック信号のパルス数をカウントして前記第2のカウント値を得る第2のカウンタ部と、
    前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とが不一致の場合に前記第1の制御信号を非活性レベルにして前記第1のカウンタ部のカウント値の歩進を停止させる制御部と、を備えた
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記合成部は、前記第1の回路コアから出力される信号と前記第2の回路コアから出力される信号とを時分割で合成することを特徴とする請求項1に記載された半導体装置。
  3. 前記第1の回路コアと前記第2の回路コアは、一方が音源コアであり他方がDTMFコアであることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載された半導体装置。
  4. 前記第1及び第2のカウンタ部は、
    カウント値の各ビットに対応する従属接続された加算器と、
    前記各加算器の出力をそれぞれ格納するフリップフロップと、
    を有し、
    前記各加算器は、入力されたキャリーと該加算器に対応する前記フリップフロップの出力とを加算して加算結果を該フリップフロップに出力し、
    前記制御部は、
    前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とを比較し、カウント値が一致の場合、前記第1の制御信号を活性レベルとする出力信号を出力し、カウント値が不一致の場合、前記第1の制御信号を非活性レベルとする出力信号を出力する比較器と、
    前記比較器の出力信号を入力し、前記第1カウンタ部前記加算器であってカウント値の最下位ビットに対応する加算器のキャリーを生成して該加算器に供給するゲート回路と、
    を有することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載された半導体装置。
  5. 前記第1及び第2のカウンタ部がフリーラン・カウンタであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載された半導体装置。
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