JPH11338572A - クロック生成器 - Google Patents

クロック生成器

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Publication number
JPH11338572A
JPH11338572A JP10141821A JP14182198A JPH11338572A JP H11338572 A JPH11338572 A JP H11338572A JP 10141821 A JP10141821 A JP 10141821A JP 14182198 A JP14182198 A JP 14182198A JP H11338572 A JPH11338572 A JP H11338572A
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JP
Japan
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frequency
ring oscillator
speed clock
clock
ring
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Application number
JP10141821A
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English (en)
Inventor
Masahide Koike
正英 小池
Takamori Terada
孝守 寺田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH11338572A publication Critical patent/JPH11338572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振器は高い精度が必要とされ、半導体基板
上にこれを形成する技術は未だ開発されていないという
問題点があった。 【解決手段】 電子システムの時計を駆動するための低
速クロックを生成する発振器1と、半導体基板5A上に
形成され、前記電子システムの主電源がONすると高速
クロックを生成し前記電子システムへ出力するリングオ
シレータ3と、前記半導体基板5A上に形成され、前記
低速クロック及び前記高速クロックの比較に基づいて前
記高速クロックを補正するためのリングオシレータ発振
周波数補正指示値を出力する周波数比較器2とを備え、
前記リングオシレータ3は、前記周波数比較器から出力
されたリングオシレータ発振周波数補正指示値に基づき
周波数補正された高速クロックを出力する。 【効果】 半導体基板外の発振器を2つから1つへ減ら
すことができ、電子システムの小型化、省電力化、組立
コストの削減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板上に
形成されたクロック生成器に関し、特に、消費電力が少
なく、かつ精度の高いクロック生成器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック生成器について図面を参
照しながら説明する。図11は、従来のクロック生成器
の構成を示す図である。
【0003】図11に示すクロック生成器は、携帯電話
や携帯情報端末のような携帯電子システムに使用され
る。図11において、半導体基板5上にCMOS論理回
路6により電子システムを構成する論理回路4が形成さ
れ、また半導体基板5外に発振器1、及び発振器7が接
続されている。
【0004】つぎに、前述した従来のクロック生成器の
動作について説明する。発振器1により時計の駆動、あ
るいは低消費電力モードのための低い周波数のクロック
を生成し、またp1’=H(ハイレベル)のとき、発振
器7により通常動作のための高い周波数のクロックを生
成し、電子システムを構成する論理回路4を駆動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話や携帯情報端
末は、手軽に持ち運べる必要があるため小型化が求めら
れる。また、携帯電話や携帯情報端末は、通常、電池か
ら駆動用エネルギーを得ている一方で長時間使用できる
必要があるため、省電力化が求められる。
【0006】上述したような従来のクロック生成器で
は、電子システムを構成する論理回路4が、半導体の集
積技術の進展により半導体基板5上に形成され、システ
ムの小型化、省電力化、組立(実装)コストの削減を図
っている。
【0007】しかし、前記の発振器1、発振器7は高い
精度が必要とされ、半導体基板5上にこれを形成する技
術は未だ開発されていないという問題点があった。
【0008】このことは、電子システムの小型化の妨げ
となっており、また消費電力を大きくしており、また、
実装コストの削減の妨げとなっているという問題点があ
った。
【0009】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、電子システムの小型化、省電力
化、組立コストの削減をすることができるクロック生成
器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るクロック
生成器は、電子システムの時計を駆動するための低速ク
ロックを生成する発振器と、半導体基板上に形成され、
前記電子システムの主電源がONすると高速クロックを
生成し前記電子システムへ出力するリングオシレータ
と、前記半導体基板上に形成され、前記低速クロック及
び前記高速クロックの比較に基づいて前記高速クロック
を補正するためのリングオシレータ発振周波数補正指示
値を出力する周波数比較器とを備え、前記リングオシレ
ータは、前記周波数比較器から出力されたリングオシレ
ータ発振周波数補正指示値に基づき周波数補正された高
速クロックを出力するものである。
【0011】また、この発明に係るクロック生成器は、
前記リングオシレータが、前記周波数比較器からの前記
リングオシレータ発振周波数補正指示値をインバータの
バックゲート電圧に変換して出力するD/Aコンバータ
と、奇数個のインバータがリング状にカスケードに接続
され、前記バックゲート電圧により周波数補正された高
速クロックを発振するインバータ回路とを含むものであ
る。
【0012】また、この発明に係るクロック生成器は、
前記リングオシレータが、前記周波数比較器からの前記
リングオシレータ発振周波数補正指示値をインバータの
電源電圧に変換して出力するD/Aコンバータと、奇数
個のインバータがリング状にカスケードに接続され、前
記電源電圧により周波数補正された高速クロックを発振
するインバータ回路とを含むものである。
【0013】また、この発明に係るクロック生成器は、
前記リングオシレータが、前記周波数比較器からの前記
リングオシレータ発振周波数補正指示値をインバータ及
び遅延素子のバックゲート電圧に変換して出力するD/
Aコンバータと、1個のインバータと複数の遅延素子が
リング状にカスケードに接続され、前記バックゲート電
圧により周波数補正された高速クロックを発振するイン
バータ回路とを含むものである。
【0014】また、この発明に係るクロック生成器は、
前記リングオシレータが、奇数個のインバータがリング
状にカスケードに接続され、高速クロックを発振するイ
ンバータ回路と、前記インバータ回路に接続され、複数
のインバータがカスケードに接続された周波数補正用イ
ンバータ回路と、前記周波数比較器からの前記リングオ
シレータ発振周波数補正指示値により前記周波数補正用
インバータ回路のタップを選択することにより前記イン
バータ回路の発振周波数を補正するセレクタとを含むも
のである。
【0015】また、この発明に係るクロック生成器は、
前記リングオシレータが、奇数個のインバータがリング
状にカスケードに接続され、高速クロックを発振するイ
ンバータ回路と、前記周波数比較器からの前記リングオ
シレータ発振周波数補正指示値により指定された分周比
で前記インバータ回路の出力を分周する可変分周器とを
含むものである。
【0016】さらに、この発明に係るクロック生成器
は、前記周波数比較器が、前記電子システムの主電源が
ONすると前記低速クロックに基づき周波数測定タイミ
ングを出力する制御信号生成器と、前記周波数測定タイ
ミングがハイレベルのとき前記高速クロックをカウント
するカウンタと、前記カウンタのカウント値により前記
リングオシレータの周波数偏差を補正するためのリング
オシレータ発振周波数補正指示値を出力する補正値テー
ブルとを含むものである。
【0017】またさらに、この発明に係るクロック生成
器は、前記リングオシレータ及び前記周波数比較器が、
CMOS論理回路により形成されているものである。
【0018】またさらに、この発明に係るクロック生成
器は、前記リングオシレータ及び前記周波数比較器が、
バイポーラトランジスタ論理回路により形成されている
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るクロック生成器について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るク
ロック生成器の構成を示す図である。なお、各図中、同
一符号は同一又は相当部分を示す。
【0020】図1において、半導体基板5A上に、CM
OS論理回路6Aにより周波数比較器2、リングオシレ
ータ3、及び電子システムを構成する論理回路4Aが形
成され、また、半導体基板5A外に発振器1が接続され
ている。
【0021】図2は、前記リングオシレータ3の内部構
成を示す図である。同図において、リングオシレータ3
は、D/Aコンバータ31と、AND回路32と、奇数
個のインバータ33と、出力インバータ34とから構成
される。
【0022】図3は、前記周波数比較器2の内部構成を
示す図である。同図において、周波数比較器2は、制御
信号生成器21と、カウンタ22と、補正値テーブル2
3と、記憶素子24とにより構成される。
【0023】つぎに、前述した実施の形態1に係るクロ
ック生成器の動作について図面を参照しながら説明す
る。図4は、この発明の実施の形態1に係るクロック生
成器のクロック生成開始時の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【0024】発振器1は、電子システムの主電源がOF
Fのときにもクロックclk1を生成している。このク
ロックclk1は、電子システムの時計を駆動するため
の低速クロックである。
【0025】主電源ONの後、電子システムが高速クロ
ックを必要とするとき、図4に示すように、電子システ
ムを構成する論理回路4Aの出力p1がL(ハイレベ
ル)→H(ハイレベル)へ変化し、リングオシレータ3
は、前記奇数個のインバータ33により高速クロックc
lk2を出力開始する。なお、出力インバータ34は発
振OFF時に高速クロックclk2へLを出力するため
のものである。
【0026】また、図3に示すように、論理回路4Aの
出力p1、及び低速クロックclk1により、周波数比
較器2内の制御信号生成器21は、周波数測定タイミン
グceをカウンタ22へ出力する。
【0027】周波数測定タイミングce=Hのとき、カ
ウンタ22は、カウントアップ可能状態となり、高速ク
ロックclk2によりカウントアップし、カウント値c
nを補正値テーブル23へ出力する。
【0028】周波数測定タイミングce=Hの期間はあ
る決められた長さであるため、カウンタ22のカウント
値cnは、高速クロックclk2のリングオシレータ3
の周波数偏差により変化する。
【0029】補正値テーブル23は、カウンタ22のカ
ウント値cnにより周波数偏差を補正するためのリング
オシレータ発振周波数補正指示値(ディジタル値)v0
を選択し記憶素子24へ出力する。
【0030】記憶素子24は、制御信号生成器21の出
力me(周波数比較完了パルス)により、保持している
出力v1(リングオシレータ発振周波数補正指示値)の
値をv0に変更し、v1を出力する。
【0031】リングオシレータ3内のD/Aコンバータ
31は、周波数比較器2からの出力v1によりD/A変
換を行い、バックゲート電圧v2(アナログ値)を出力
する。奇数個のインバータ33は、バックゲート電圧v
2により、スイッチング周波数が変化し、これによりリ
ングオシレータ3は周波数補正されたクロックclk2
を出力する。
【0032】次に、周波数比較器2内の制御信号生成器
21は、図4に示すように、出力flg=Hを出力す
る。電子システムを構成する論理回路4Aは、この出力
flgにより高速クロックclk2の周波数補正完了を
検出し、高速クロックclk2駆動による高速動作を開
始する。
【0033】図5は、本実施の形態1に係るクロック生
成器のクロック生成停止時の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【0034】電子システムに高速クロックが不要となっ
たとき、システムは高速クロックclk2駆動による動
作を停止し、その後、電子システムを構成する論理回路
4Aの出力p1をH→Lへ変化させ、リングオシレータ
3は高速クロックclk2を出力停止する。
【0035】また、電子システムを構成する論理回路4
Aの出力p1により、周波数比較器2内の制御信号生成
器21は、図5に示すように、周波数補正完了信号fl
g=Lを出力し、次の高速動作のとき、電子システムを
構成する論理回路4Aが周波数補正完了を待たず高速ク
ロックclk2を使用することを防ぐ。
【0036】以上の構成及び動作により、高速クロック
clk2が半導体基板5A上にて生成されるため、半導
体基板5Aの外にある発振器を2つから1つ減らすこと
ができ、電子システムの小型化効果、省電力化効果、組
立コストを削減する効果がある。
【0037】すなわち、この発明の実施の形態1は、携
帯電話、携帯情報端末等の電子システムを構成する論理
回路を駆動するクロックの発振器に関するもので、電子
システムの小型化、省電力化、組立(実装)コスト削減
を目的とし、電子システムを構成する論理回路を形成す
る半導体基板上にリングオシレータによるクロック生成
器を形成し、半導体基板外の発振器を減らした構成とし
たものである。
【0038】携帯電話や携帯情報端末のような携帯電子
システムにおいては、システムを構成する論理回路の駆
動用クロックの発生手段として、従来、2つの発振器を
含む。半導体の集積技術の進展にともない、電子システ
ムを構成する論理回路を大規模集積回路内(LSI)の
半導体基板上に形成し、システムの小型化、省電力化、
実装コストの削減を図っているが、前記2つの発振器は
LSIとは独立した2つの部品(水晶発振器)として搭
載されている。このことは、電子システムの小型化の妨
げとなっており、また消費電力を大きくしており、また
実装コストの削減の妨げとなっていた。
【0039】そこで、電子システムを構成する論理回路
(もしくはその一部分)を含むLSI内の半導体基板上
に発振周波数補正手段を備えたリングオシレータによる
クロック生成器を形成することにより半導体基板外の発
振器を2つから1つへ減らし電子システムの小型化、省
電力化、組立コスト削減の効果を得る。
【0040】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係るクロック生成器について図面を参照しながら説明す
る。図6は、この発明の実施の形態2に係るクロック生
成器の構成を示す図である。
【0041】上記の実施の形態1におけるCMOS論理
回路6Aの代わりに、この実施の形態2では、図6に示
すように、バイポーラトランジスタ論理回路6Bにより
形成した構成であり、実施の形態1と同様の効果を得る
ことができる。また、システムが高速動作を必要とする
とき、この実施の形態2が有利となる。
【0042】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係るクロック生成器について図面を参照しながら説明す
る。図7は、この発明の実施の形態3に係るクロック生
成器のリングオシレータの構成を示す図である。
【0043】上記の実施の形態1におけるリングオシレ
ータ3の代わりに、この実施の形態3では、図7に示す
リングオシレータ3Aに置き換えた構成とする。このリ
ングオシレータ3Aは、図2で示されるリングオシレー
タ3において奇数個のインバータ33のバックゲートへ
接続されていたD/Aコンバータ31の出力が、奇数個
のインバータ33の電源へ接続された構成である。
【0044】次に、この実施の形態3の動作について説
明する。周波数比較器2によりリングオシレータ発振周
波数補正指示値v1を出力するところまでは上記の実施
の形態1と同様である。
【0045】リングオシレータ3A内のD/Aコンバー
タ31は、周波数比較器2からの出力v1によりD/A
変換を行い、電源電圧(アナログ値)v2’を出力す
る。奇数個のインバータ33の電源電圧はv2’によ
り、スイッチング周波数が変化し、これによりリングオ
シレータ3Aは、周波数補正された高速クロックclk
2を出力する。以降の動作は実施の形態1と同様であ
る。
【0046】以上の構成、動作により実施の形態1と同
様の効果を得ることができる。また、バックゲート電圧
が電子システムを構成する論理回路と同じもので済む効
果を得ることができる。
【0047】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係るクロック生成器について図面を参照しながら説明す
る。図8は、この発明の実施の形態4に係るクロック生
成器のリングオシレータの構成を示す図である。
【0048】上記の実施の形態1におけるリングオシレ
ータ3の代わりに、この実施の形態4では、図8で示さ
れる1個のインバータ33と複数の遅延素子38による
リングオシレータ3Bで置き換えたもので、実施の形態
1と同様の効果を得ることができる。
【0049】また、上記の実施の形態1の場合、奇数個
のインバータ33を構成するインバータの数は2個単位
でしか増減できないのに対し、この実施の形態4の場
合、1個のインバータ33と複数の遅延素子38を構成
する遅延素子の数は1個単位で増減できる効果を得られ
る。
【0050】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係るクロック生成器について図面を参照しながら説明す
る。図9は、この発明の実施の形態5に係るクロック生
成器のリングオシレータの構成を示す図である。
【0051】上記の実施の形態1におけるリングオシレ
ータ3の代わりに、この実施の形態5では、図9で示さ
れるリングオシレータ3Cに置き換えた構成とする。こ
のリングオシレータ3Cは、AND回路32と、奇数個
のインバータ33と、出力インバータ34と、周波数補
正用インバータ35と、セレクタ36とから構成され
る。
【0052】次に、この実施の形態5の動作について説
明する。周波数比較器2によりリングオシレータ発振周
波数補正指示値v1を出力するところまでは上記の実施
の形態1と同様である。リングオシレータ3C内のセレ
クタ36は、周波数比較器2からの出力v1により周波
数補正用インバータ35のタップを選択することによ
り、リングオシレータ3Cの遅延量を変え発振周波数を
補正する。これにより、リングオシレータ3Cは、周波
数補正された高速クロックclk2を出力する。以降の
動作は実施の形態1と同様である。
【0053】以上の構成、動作により実施の形態1と同
様の効果を得ることができる。実施の形態1の場合のD
/Aコンバータ31が不要な為、その分の小型化効果が
得られる。
【0054】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係るクロック生成器について図面を参照しながら説明す
る。図10は、この発明の実施の形態6に係るクロック
生成器のリングオシレータの構成を示す図である。
【0055】上記の実施の形態1におけるリングオシレ
ータ3の代わりに、この実施の形態6では図10で示さ
れるリングオシレータ3Dに置き換えた構成とする。こ
のリングオシレータ3Dは、AND回路32と、奇数個
のインバータ33と、出力インバータ34と、可変分周
器37とから構成される。
【0056】次に、この実施の形態6の動作について説
明する。周波数比較器2によりリングオシレータ発振周
波数補正指示値v1を出力するところまでは実施の形態
1と同様である。リングオシレータ3D内の可変分周器
37は、周波数比較器2から出力v1により指定された
分周比にて出力インバータ34の出力を分周することに
より、高速クロックclk2の周波数を補正する。これ
により、リングオシレータ3Dは、周波数補正された高
速クロックclk2を出力する。以降の動作は、実施の
形態1と同様である。
【0057】以上の構成、動作により実施の形態1と同
様の効果を得ることができる。また、実施の形態1の場
合のD/Aコンバータ31が不要な為、その分の小型化
効果が得られる。さらに、奇数個のインバータ33を構
成するインバータの数を減らすことにより、周波数補正
の精度を高める効果を得られる。
【0058】
【発明の効果】この発明に係るクロック生成器は、以上
説明したとおり、電子システムの時計を駆動するための
低速クロックを生成する発振器と、半導体基板上に形成
され、前記電子システムの主電源がONすると高速クロ
ックを生成し前記電子システムへ出力するリングオシレ
ータと、前記半導体基板上に形成され、前記低速クロッ
ク及び前記高速クロックの比較に基づいて前記高速クロ
ックを補正するためのリングオシレータ発振周波数補正
指示値を出力する周波数比較器とを備え、前記リングオ
シレータは、前記周波数比較器から出力されたリングオ
シレータ発振周波数補正指示値に基づき周波数補正され
た高速クロックを出力するので、半導体基板外の発振器
を2つから1つへ減らすことができ、電子システムの小
型化、省電力化、組立コストの削減を図ることができる
という効果を奏する。
【0059】また、この発明に係るクロック生成器は、
以上説明したとおり、前記リングオシレータが、前記周
波数比較器からの前記リングオシレータ発振周波数補正
指示値をインバータのバックゲート電圧に変換して出力
するD/Aコンバータと、奇数個のインバータがリング
状にカスケードに接続され、前記バックゲート電圧によ
り周波数補正された高速クロックを発振するインバータ
回路とを含むので、半導体基板外の発振器を2つから1
つへ減らすことができ、電子システムの小型化、省電力
化、組立コストの削減を図ることができるという効果を
奏する。
【0060】また、この発明に係るクロック生成器は、
以上説明したとおり、前記リングオシレータが、前記周
波数比較器からの前記リングオシレータ発振周波数補正
指示値をインバータの電源電圧に変換して出力するD/
Aコンバータと、奇数個のインバータがリング状にカス
ケードに接続され、前記電源電圧により周波数補正され
た高速クロックを発振するインバータ回路とを含むの
で、半導体基板外の発振器を2つから1つへ減らすこと
ができ、電子システムの小型化、省電力化、組立コスト
の削減を図ることができるという効果を奏する。
【0061】また、この発明に係るクロック生成器は、
以上説明したとおり、前記リングオシレータが、前記周
波数比較器からの前記リングオシレータ発振周波数補正
指示値をインバータ及び遅延素子のバックゲート電圧に
変換して出力するD/Aコンバータと、1個のインバー
タと複数の遅延素子がリング状にカスケードに接続さ
れ、前記バックゲート電圧により周波数補正された高速
クロックを発振するインバータ回路とを含むので、半導
体基板外の発振器を2つから1つへ減らすことができ、
電子システムの小型化、省電力化、組立コストの削減を
図ることができるという効果を奏する。
【0062】また、この発明に係るクロック生成器は、
以上説明したとおり、前記リングオシレータが、奇数個
のインバータがリング状にカスケードに接続され、高速
クロックを発振するインバータ回路と、前記インバータ
回路に接続され、複数のインバータがカスケードに接続
された周波数補正用インバータ回路と、前記周波数比較
器からの前記リングオシレータ発振周波数補正指示値に
より前記周波数補正用インバータ回路のタップを選択す
ることにより前記インバータ回路の発振周波数を補正す
るセレクタとを含むので、半導体基板外の発振器を2つ
から1つへ減らすことができ、電子システムの小型化、
省電力化、組立コストの削減を図ることができるという
効果を奏する。
【0063】また、この発明に係るクロック生成器は、
以上説明したとおり、前記リングオシレータが、奇数個
のインバータがリング状にカスケードに接続され、高速
クロックを発振するインバータ回路と、前記周波数比較
器からの前記リングオシレータ発振周波数補正指示値に
より指定された分周比で前記インバータ回路の出力を分
周する可変分周器とを含むので、半導体基板外の発振器
を2つから1つへ減らすことができ、電子システムの小
型化、省電力化、組立コストの削減を図ることができる
という効果を奏する。
【0064】さらに、この発明に係るクロック生成器
は、以上説明したとおり、前記周波数比較器が、前記電
子システムの主電源がONすると前記低速クロックに基
づき周波数測定タイミングを出力する制御信号生成器
と、前記周波数測定タイミングがハイレベルのとき前記
高速クロックをカウントするカウンタと、前記カウンタ
のカウント値により前記リングオシレータの周波数偏差
を補正するためのリングオシレータ発振周波数補正指示
値を出力する補正値テーブルとを含むので、半導体基板
外の発振器を2つから1つへ減らすことができ、電子シ
ステムの小型化、省電力化、組立コストの削減を図るこ
とができるという効果を奏する。
【0065】またさらに、この発明に係るクロック生成
器は、以上説明したとおり、前記リングオシレータ及び
前記周波数比較器が、CMOS論理回路により形成され
ているので、半導体基板外の発振器を2つから1つへ減
らすことができ、電子システムの小型化、省電力化、組
立コストの削減を図ることができるという効果を奏す
る。
【0066】またさらに、この発明に係るクロック生成
器は、以上説明したとおり、前記リングオシレータ及び
前記周波数比較器が、バイポーラトランジスタ論理回路
により形成されているので、半導体基板外の発振器を2
つから1つへ減らすことができ、電子システムの小型
化、省電力化、組立コストの削減を図ることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るクロック生成
器の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るクロック生成
器のリングオシレータの構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るクロック生成
器の周波数比較器の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るクロック生成
器の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1に係るクロック生成
器の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るクロック生成
器のリングオシレータの構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係るクロック生成
器のリングオシレータの構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係るクロック生成
器のリングオシレータの構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態5に係るクロック生成
器のリングオシレータの構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態6に係るクロック生
成器のリングオシレータの構成を示す図である。
【図11】 従来のクロック生成器の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 発振器、2 周波数比較器、3、3A、3B、3
C、3D リングオシレータ、4A 電子システムを構
成する論理回路、5A、5B 半導体基板、6ACMO
S論理回路、6B バイポーラトランジスタ論理回路、
21 制御信号生成器、22 カウンタ、23 補正値
テーブル、24 記憶素子、31 D/Aコンバータ、
32 AND回路、33 インバータ、34 出力イン
バータ、35 周波数補正用インバータ、36 セレク
タ、37 可変分周器、38 遅延素子。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子システムの時計を駆動するための低
    速クロックを生成する発振器と、 半導体基板上に形成され、前記電子システムの主電源が
    ONすると高速クロックを生成し前記電子システムへ出
    力するリングオシレータと、 前記半導体基板上に形成され、前記低速クロック及び前
    記高速クロックの比較に基づいて前記高速クロックを補
    正するためのリングオシレータ発振周波数補正指示値を
    出力する周波数比較器とを備え、 前記リングオシレータは、前記周波数比較器から出力さ
    れたリングオシレータ発振周波数補正指示値に基づき周
    波数補正された高速クロックを出力することを特徴とす
    るクロック生成器。
  2. 【請求項2】 前記リングオシレータは、 前記周波数比較器からの前記リングオシレータ発振周波
    数補正指示値をインバータのバックゲート電圧に変換し
    て出力するD/Aコンバータと、 奇数個のインバータがリング状にカスケードに接続さ
    れ、前記バックゲート電圧により周波数補正された高速
    クロックを発振するインバータ回路とを含むことを特徴
    とする請求項1記載のクロック生成器。
  3. 【請求項3】 前記リングオシレータは、 前記周波数比較器からの前記リングオシレータ発振周波
    数補正指示値をインバータの電源電圧に変換して出力す
    るD/Aコンバータと、 奇数個のインバータがリング状にカスケードに接続さ
    れ、前記電源電圧により周波数補正された高速クロック
    を発振するインバータ回路とを含むことを特徴とする請
    求項1記載のクロック生成器。
  4. 【請求項4】 前記リングオシレータは、 前記周波数比較器からの前記リングオシレータ発振周波
    数補正指示値をインバータ及び遅延素子のバックゲート
    電圧に変換して出力するD/Aコンバータと、 1個のインバータと複数の遅延素子がリング状にカスケ
    ードに接続され、前記バックゲート電圧により周波数補
    正された高速クロックを発振するインバータ回路とを含
    むことを特徴とする請求項1記載のクロック生成器。
  5. 【請求項5】 前記リングオシレータは、 奇数個のインバータがリング状にカスケードに接続さ
    れ、高速クロックを発振するインバータ回路と、 前記インバータ回路に接続され、複数のインバータがカ
    スケードに接続された周波数補正用インバータ回路と、 前記周波数比較器からの前記リングオシレータ発振周波
    数補正指示値により前記周波数補正用インバータ回路の
    タップを選択することにより前記インバータ回路の発振
    周波数を補正するセレクタとを含むことを特徴とする請
    求項1記載のクロック生成器。
  6. 【請求項6】 前記リングオシレータは、 奇数個のインバータがリング状にカスケードに接続さ
    れ、高速クロックを発振するインバータ回路と、 前記周波数比較器からの前記リングオシレータ発振周波
    数補正指示値により指定された分周比で前記インバータ
    回路の出力を分周する可変分周器とを含むことを特徴と
    する請求項1記載のクロック生成器。
  7. 【請求項7】 前記周波数比較器は、 前記電子システムの主電源がONすると前記低速クロッ
    クに基づき周波数測定タイミングを出力する制御信号生
    成器と、 前記周波数測定タイミングがハイレベルのとき前記高速
    クロックをカウントするカウンタと、 前記カウンタのカウント値により前記リングオシレータ
    の周波数偏差を補正するためのリングオシレータ発振周
    波数補正指示値を出力する補正値テーブルとを含むこと
    を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記
    載のクロック生成器。
  8. 【請求項8】 前記リングオシレータ及び前記周波数比
    較器は、CMOS論理回路により形成されていることを
    特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載
    のクロック生成器。
  9. 【請求項9】 前記リングオシレータ及び前記周波数比
    較器は、バイポーラトランジスタ論理回路により形成さ
    れていることを特徴とする請求項1から請求項7までの
    いずれかに記載のクロック生成器。
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