JP4714471B2 - カメラの防振機構 - Google Patents

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Description

本発明はカメラの防振機構に関する。
従来、カメラには使用者の手ぶれ等に起因する像振れを補正する像振れ補正機構が搭載されたものがある。像振れ補正機構では、まず、カメラに設けられたジャイロ等のセンサでカメラの振れが検出される。そして、この検出結果に基づいて、撮影光学系の一部を構成する補正光学系若しくはCCD等の撮像素子を動かしたり、撮像素子から得られる画像信号に処理を施すことによりカメラの振れを相殺し、像振れを補正する。
特開平2−238429号公報
ところが、これらの像振れ補正では、カメラ自体の振れが抑制されるわけではない。従って、カメラを保持する使用者の熟練度や、カメラ本体に装着されるレンズ鏡胴やアクセサリの重量の違いなどの要因により生じる様々な振れの態様に対応することは極めて困難である。
本発明は、以上の問題を解決するものであり、使用者の個人差やカメラ本体に装着されるレンズ鏡胴・アクセサリの違いにより生じる様々な振れにも対応可能な防振機構を提供することを目的とする。
本発明に係るカメラの防振機構は、カメラの振れを検出するための振れ検出手段と、カメラに対し所定方向の推力を付与する推力付与手段と、振れ検出手段の検出結果と、カメラの支持の態様とに基づいて、振れが相殺されるよう推力付与手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
好ましくは、推力付与手段は、カメラの光軸に垂直な平面に沿った第1の軸方向に移動可能なウエイトを具備する第1ウエイト部材と、平面において第1の軸方向と交差する第2の軸方向に移動可能になウエイトを具備する第2ウエイト部材とを有する。
推力付与手段をカメラのカメラ本体にのみ設けられる構成としてもよい。その場合、好ましくは、カメラ本体において、一対の第1方向ウエイト部材が光軸を挟んで第2の軸方向に沿って配設され、一対の第2方向ウエイト部材が光軸を挟んで第1の軸方向に沿って配設されるてもよい。
推力付与手段をカメラのカメラ本体と、このカメラ本体に着脱自在に取り付けられるレンズ鏡胴の両方に設けられる構成としてもよい。その場合、好ましくは、カメラ本体において、一対の第1方向ウエイト部材が光軸を挟んで第2の軸方向に沿って配設され、一対の第2方向ウエイト部材が光軸を挟んで第1の軸方向に沿って配設され、レンズ鏡胴において、一対の第1方向ウエイト部材が光軸を挟んで第2の軸方向に沿って配設され、一対の第2方向ウエイト部材が光軸を挟んで第1の軸方向に沿って配設されてもよい。
好ましくは、カメラ本体に配設される第1方向ウエイト部材及び第2方向ウエイト部材は、光軸に沿った方向において、カメラ本体の中心を挟んで振れ検出手段の反対側に配置される。
例えば、第1及び第2ウエイト部材のウエイトは永久磁石であり、第1方向ウエイト部材及び第2方向ウエイト部材は、当該永久磁石を移動させる電磁力を発生する電磁力発生部材を備えるものでもよい。
好ましくは、上述の制御手段は、カメラの支持手段の種別と当該支持手段によるカメラの支持位置とに基づいて推力付与手段を制御する。
好ましくは、制御手段は、カメラ本体にのみ一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材が配設される場合において、カメラ本体の支持位置が振れ検出手段とカメラ本体内の一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材との間に位置するとき、振れ検出手段により検出される振れの方向と同方向にカメラ本体内の一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動し、カメラ本体の支持位置がレンズ鏡胴に位置するとき、振れの方向と逆方向にカメラ本体内の一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動する。
好ましくは、制御手段は、カメラ本体及びレンズ鏡胴の双方に一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材が配設される場合において、カメラ本体が振れ検出手段とカメラ本体内の一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材との間で使用者の手により支持されているとき、振れ検出手段により検出される振れの方向と同方向にカメラ本体及び前記レンズ鏡胴の一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動し、レンズ鏡胴がレンズ鏡胴内の一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材とカメラ本体との間で使用者の手により支持されているとき、振れ検出手段により検出される振れの方向と逆方向にカメラボディの一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動し、当該振れの方向と同方向にレンズ鏡胴の一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動する。
好ましくは、制御手段は、カメラ本体及びレンズ鏡胴の双方に一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材が配設される場合において、カメラ本体が振れ検出手段とカメラ本体内の一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材との間で三脚により支持されているとき、振れ検出手段により検出される振れの方向と同方向にレンズ鏡胴内の一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動し、レンズ鏡胴がカメラ本体とレンズ鏡胴内の一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材との間で三脚により支持されているとき、振れ検出手段により検出される振れの方向と逆方向にカメラ本体内の一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動し、当該振れの方向と同方向にレンズ鏡胴内の一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動し、レンズ鏡胴がレンズ鏡胴内の一対の第1方向ウエイト部材及び一対の第2方向ウエイト部材の近傍で三脚により支持されているとき、振れ検出手段により検出される振れの方向と逆方向にカメラ本体内の一対の第1方向ウエイト部材及び/または一対の第2方向ウエイト部材を駆動する。
好ましくは、推力付与手段を所定方向に推力を発生するよう駆動させ、この駆動により得られる振れ検出手段の出力結果に基づいて、支持手段の種別と支持位置とを判別する判別手段を備えていてもよい。
判別手段は、推力付与手段により推力を発生させたとき、振れ検出手段により検出されるカメラの振れの振幅が第1の閾値より大きい場合、カメラは使用者の手により支持されていると判断し、当該振幅が第1の閾値より小さい場合、カメラは三脚により支持されていると判断する。
判別手段は、推力付与手段により推力を発生させたとき、振れ検出手段により検出される振れの方向と推力の方向が逆方向の場合、支持位置が振れ検出手段と推力付与手段との間に位置すると判断し、振れの方向と推力の方向が同方向のとき、支持位置がレンズ鏡胴に位置すると判断する。
判別手段は、カメラ本体内の推力付与手段とレンズ鏡胴内の推力付与手段に互いに逆方向の推力を発生させたとき、振れ検出手段により検出される振れの大きさが第2の閾値より小さい場合、支持位置がカメラ本体内の推力付与手段と振れ検出手段との間に位置すると判断し、当該振れの大きさが第2の閾値より大きい場合、支持位置がレンズ鏡胴内の推力付与手段とカメラ本体との間に位置すると判断する。
判別手段は、カメラ本体内の推力付与手段とレンズ鏡胴内の推力付与手段に互いに逆方向の推力を発生させたとき、振れ検出手段により検出される振れの大きさが第2の閾値より小さい場合、支持位置がカメラ本体内の推力付与手段と振れ検出手段との間に位置すると判断し、当該振れの大きさが第2の閾値より大きく、かつ当該振れの振幅がカメラ本体内の推力付与手段による推力の振幅より大きい場合、支持位置がレンズ鏡胴内の推力付与手段とカメラ本体内の推力付与手段との間に位置すると判断し、当該振れの大きさが第2の閾値より大きく、かつ当該振れの振幅がカメラ本体内の推力付与手段による推力の振幅と略等しい場合、支持位置がレンズ鏡胴内の推力付与手段の近傍に位置すると判断する。
以上のように、本発明によれば、カメラ自体の振れが抑制される。従って、使用者の熟練度やカメラ本体に取り付けられるレンズ鏡胴の特性等に左右されず、安定した防振処理が可能となる。
また、本実施形態では、推力付与手段を駆動することによりカメラの支持位置を判別している。換言すると、防止処理のための推力付与手段を支持位置判別に兼用している。従って、支持位置を判別するための特別な機構を搭載する必要がなく、部品点数の増加やコストの高騰を抑制することができる。
図1は本発明に係る実施形態が適用されるカメラシステムのカメラ本体の斜視図、図2は同カメラ本体の内部構成の一部を正面から示す図である。尚、本実施形態において、「X軸」はカメラ光軸OPに垂直な面上においてカメラ本体10の横方向に沿って延びる軸であり、「Y軸」とはカメラ光軸OPに垂直な面上においてカメラ本体10の縦方向に沿って延びる軸であり、X軸とY軸は互いに直交する。
カメラ本体10内にはジャイロセンサ40X、40Yと、ボディウエイト部材13、14、15、16が配設される。ジャイロセンサ40Xは、Y軸周りのカメラ本体10の振れを検出するため、その軸心がY軸に沿うよう配設される。ジャイロセンサ40Yは、X軸周りのカメラ本体10の振れを検出するため、その軸心がX軸に沿うよう配設される。すなわち、ジャイロセンサ40Xの出力を積分することにより、X軸に沿った方向におけるカメラ本体10の変位が演算され、ジャイロセンサ40Yの出力を積分することにより、Y軸に沿った方向におけるカメラ本体10の変位が演算される。
ボディウエイト部材13は螺旋状に形成された電磁コイル13Aと、電磁コイル13Aの内部に配設される永久磁石13Bとを有する。電磁コイル13Aはカメラ本体10の内部に所定の機構により固定される。電磁コイル13Aに電流を流すことにより、電磁力が発生し、永久磁石13BはX軸に沿って移動される。ボディウエイト部材14も同様の構成を有し、その永久磁石14BはX軸に沿って移動可能である。図2に示されるように、ボディウエイト部材13、14は全体としてX軸と平行に配設され、かつカメラ光軸OPを挟んで対称な位置に配設される。また、ボディウエイト部材15、16も同様の構成を有し、永久磁石15B、16BはY軸に沿って移動可能である。ボディウエイト部材15、16は全体としてY軸と平行に配設され、かつカメラ光軸OPを挟んで対称な位置に配設される。
図3はカメラ本体10に着脱自在に取り付けられるレンズ鏡胴100の斜視図、図4はレンズ鏡胴100の内部構成の一部を正面から示す図である。レンズ鏡胴100内にはレンズウエイト部材113、114、115、116が配設される。これらのレンズウエイト部材は上述のカメラ本体10内のボディウエイト部材と同様の構成を有する。レンズウエイト部材113、114は全体としてX軸と平行に配設され、かつカメラ光軸OPを挟んで対称な位置に配設され、それぞれの永久磁石113B、114BはX軸に沿って移動可能である。レンズウエイト部材115、116は全体としてY軸と平行に配設され、かつカメラ光軸OPを挟んで対称な位置に配設され、それぞれの永久磁石115B、116BはY軸に沿って移動可能である。また、図3に示すように、レンズウエイト部材113乃至116は、レンズ鏡胴100の先端部近傍に配置される。
尚、これらのボディウエイト部材13乃至16、レンズウエイト部材113乃至116には、例えばスピーカ等に用いられる周知のボイスコイルモータと同様の構成のものを用いてもよい。
図5はカメラシステム1のブロック図である。電源スイッチSWMAINはデジタルカメラ1のカメラ本体10の筐体に設けられた電源ボタン(図示せず)の操作によりオン・オフが制御される。電源スイッチSWMAINがオンするとカメラ本体10内に装着される電池(図示せず)から、カメラ本体10のカメラCPU11、レンズ鏡胴100のレンズCPU111、及び各回路等に電力が供給される。カメラCPU11とレンズCPU111は接続されており、各種データの送受信が行われる。
測光スイッチSWSは筐体のシャッターボタン(図示せず)が半押しされるとオンする。測光スイッチSWSがオンすると、カメラCPU11は測光処理及び測距処理を実行する。すなわち、測光装置12からの入力に基づいて露光値を演算し、この露光値に基づき撮影に必要となる絞り値、シャッタースピード、及び撮像素子20の電荷蓄積時間を演算する。また、測距装置13からの入力に基づいてフォーカシングレンズ(図示せず)の駆動量を演算し、フォーカス駆動回路21に制御信号を出力する。それに応じてフォーカス駆動回路21からフォーカシングレンズへ駆動信号が出力される。
レリーズスイッチSWRはシャッターボタンが全押しされるとオンする。レリーズスイッチSWRがオンすると、測光処理で算出した絞り値に応じて絞り駆動機構(図示せず)及びシャッター(図示せず)の駆動量がカメラCPU11により演算される。演算結果に基づいてカメラCPU11から絞り駆動回路22及びシャッター駆動回路23へ制御信号が出力される。絞り駆動回路22から駆動信号が絞り駆動機構(図示せず)へ出力され、それにより絞り駆動機構が駆動される。絞り駆動機構が駆動されるとその動きは絞り(図示せず)に伝達され、絞りの開口径が所定の大きさに定められる。また、シャッター駆動回路23から駆動信号がシャッターへ出力され、それによりシャッターが所定時間開放される。以上の制御により撮影レンズ(図示せず)を通過した光が撮像素子20の受光面に入射する。
手ぶれスイッチSWTは、カメラ本体10の筐体の所定位置に配設された手ぶれモード機能ボタン(図示せず)と連動してオンオフするスイッチである。使用者により手ぶれモード機能ボタンが押されると、手ぶれスイッチSWTはオンし、防振処理が実行されながら撮影が行われる。尚、防振処理については後述する。
また、上述の電荷蓄積時間に基づいて撮像素子駆動回路24へ制御信号が出力され、撮像素子駆動回路24から撮像素子20へ駆動信号が出力される。撮像素子20は、受光領域に結像された被写体の光学像を光電変換し、アナログ画像信号を出力する。アナログ画像信号はA/D変換回路25でデジタル画像信号へ変換され、カメラCPU11へ入力される。
デジタル画像信号はカメラCPU11の制御に基づいて所定の画像処理が施される。DRAM30には、画像処理の過程において画像データが一時的に格納される。所定の画像処理が施された画像データは、カメラ本体の背面に設けられたLCD31に表示される。
EEPROM32には、カメラを動かすための各種プログラム等が格納される。また、被写体の光量が不十分なときは、カメラCPU11からフラッシュ回路33へ駆動信号が出力され、ストロボ(図示せず)からフラッシュ光が供給される。
X軸ジャイロセンサ出力系統のX軸ジャイロセンサ40Xは、カメラ光軸OPに垂直な面上のY軸周りの回転角速度に比例した電圧を出力する。X軸ジャイロセンサ40XはLPF(ローパスフィルタ)41Xに接続されており、X軸ジャイロセンサ40Xの出力電圧からノイズが除去される。LPF41Xの出力電圧の入力先はスイッチ42XによりカメラCPU11あるいは手ぶれ補正演算回路50のいずれかに切り替えられる。
Y軸ジャイロセンサ出力系統のY軸ジャイロセンサ40Yは、カメラ光軸OPに垂直な面上のX軸周りの回転角速度に比例した電圧を出力する。Y軸ジャイロセンサ40YはLPF41Yを介して切換スイッチ42Yに接続されており、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力電圧からノイズが除去される。LPF41Yの出力電圧の入力先はスイッチ42YによりカメラCPU11あるいは手ぶれ補正演算回路50のいずれかに切り替えられる。
X軸ジャイロセンサ40X、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力が三脚の使用・不使用の検出、カメラ本体10、レンズ鏡胴100の支持位置の検出等に用いられるとき、スイッチ42X、42YはカメラCPU11に接続され、手ぶれ補正に用いられるとき、スイッチ42X、42Yは手ぶれ補正演算回路50に接続される。
LPF41Xによりノイズが除去されたX軸ジャイロセンサ40Xの出力電圧、及びLPF41Yによりノイズが除去されたY軸ジャイロセンサ40Yの出力電圧が手ぶれ補正演算回路50に印可されると、手ぶれ補正演算回路50では、入力電圧に基づいてX軸及びY軸周りの角速度の積分処理が行われる。その結果、カメラ本体10の所定のX軸及びY軸周りの変位、すなわち位置情報の変化が演算される。これにより、カメラ本体10のX軸及びY軸周りのぶれ方向とぶれ量が算出される。
さらに、手ぶれ補正演算回路50では、カメラ本体10のX軸及びY軸周りのぶれ方向及びぶれ量と、カメラ本体10またはレンズ鏡胴100の支持位置とに基づいて、カメラ本体10のぶれが相殺されるよう、ボディウエイト部材13乃至16、レンズウエイト部材113乃至116の駆動方向及び駆動量が算出される。ボディウエイト部材13乃至16の駆動方向及び駆動量はボディウエイト部材駆動機構60に出力される。レンズウエイト部材113乃至116の駆動方向及び駆動量はレンズ鏡胴100のレンズウエイト部材駆動機構120へ送られる。すなわち、各駆動機構に対し、それぞれ対応するウエイト部材の電磁コイルに流す電流の量と向きを指示する指令信号が出力される。これにより、各ウエイト部材の電磁コイルに電流が流され、永久磁石が駆動され、カメラ本体10、レンズ鏡胴100に推力が付与される。
以上のように、本実施形態では、各ウエイト部材を適宜駆動し、カメラ本体10、レンズ鏡胴100に推力を与えることにより、手ぶれ等に起因するカメラ本体10、レンズ鏡胴100の変位が相殺される。その結果、撮像素子20により得られる画像に像振れが発生するのが防止される。
図6乃至図9は、本実施形態における防振処理の処理手順を示すフローチャートである。ステップS100で手ぶれモード機能ボタンが押され、手ぶれスイッチSWTがオンになったことが確認されたらステップS102へ進む。ステップS102では、レンズデータ送付を指示する制御信号がカメラCPU11からレンズCPU111へを送られる。その結果、レンズデータが取得される。本実施形態においてレンズデータには、レンズ鏡胴100にレンズウエイト部材113乃至116が設けられているか否かについての情報が含まれる。次いでステップS104において、レンズウエイト部材113乃至116が設けられていないことが確認されたら、ステップS106へ進む。
以降の説明では、Y軸方向における防振処理を例にとって説明する。ステップS106では、ボディウエイト部材15及び16の電磁コイル15A、16Aに所定の電流が流され、永久磁石15B、16Bが縦方向に所定の駆動量で駆動される。次いでステップS108において、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値が第1の閾値と比較される。永久磁石15B、16Bが駆動されると、カメラ本体10に対し上方向の推力が付与され、カメラ全体(カメラ本体10及びレンズ鏡胴100)の重量バランスが変化する。その結果、Y軸ジャイロセンサ40Yにより、重量バランスの変化に応じてカメラ本体10の変位が検出される。このとき、使用者が手でカメラ本体10等を保持しているのか、カメラ本体10等が三脚により固定されているのかにより、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値は異なる。以降、ボディウエイト部材15、16の駆動と言うときは、電磁コイル15A、16Aに電流を流し、永久磁石15B、16Bを移動させることを指す。
カメラ本体10等が使用者により保持されている場合、カメラ本体10が支持される支点の位置は、狭い範囲には特定されない。従って、ボディウエイト部材15、16を駆動した場合のY軸ジャイロセンサ40Yの出力の振幅は相対的に小さい。これに対し、カメラ本体10等が三脚により固定されている場合、その支持点は三脚ネジの位置に特定される。従って、ボディウエイト部材15、16を駆動した場合のY軸ジャイロセンサ40Yの出力の振幅は、相対的に大きい。第1の閾値は、カメラ本体10等が手で保持されているのか、三脚で支持されているのか、判別できるレベルに設定される。すなわち、ボディウエイト部材15、16を駆動したときにY軸ジャイロセンサ40Yの出力の振幅が第1の閾値より大きければ三脚による支持と判断し、第1の閾値より小さければ手による保持と判断して問題ないよう、第1の閾値は設定される。
以上より、ステップS108において、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値が上述の第1の閾値より小さいことが確認されたらステップS110へ進む。ステップS110では、三脚無しのフラグが立てられる。次いでステップS112へ進む。上述のように、カメラ本体10等が手で保持されているとき、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力の振幅は、相対的に小さい。従って、ステップS112では、以降の防振処理に備えてY軸ジャイロセンサ40Yの出力値の感度を向上させる処理が行われる。
次いで、ステップS114へ進み、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力が示すカメラ本体10の振れの位相が、ステップS106で駆動したボディウエイト部材15、16の駆動の位相と比較され、カメラ本体10の変位の方向がボディウエイト部材15、16の駆動方向の逆方向であるか否かがチェックされる。カメラ本体10の振れの位相がボディウエイト部材15、16の駆動の位相とは逆位相であることが確認されたら(ステップS114でYES)、ステップS116へ進む。ステップS116において、実際に発生する手ぶれに備えるべくボディウエイト部材15、16の駆動が停止された後、ステップS118へ進む。一方、ステップS114において、カメラ本体10の振れの位相がボディウエイト部材15、16の振動の位相と同位相であることが確認されたら(ステップS114でNO)、ステップS120へ進む。ステップS120において、実際に発生する手ぶれに備えるべくボディウエイト部材15、16の駆動が停止された後、ステップS122へ進む。
ボディウエイト部材15、16の駆動の位相とカメラ本体10の変位の位相が逆位相である場合(ボディウエイト部材15、16の駆動方向とカメラ本体10の変位の方向が逆方向である場合)とは、図10の(1)に示すように、使用者の手によるカメラの支持位置がボディウエイト部材15、16とY軸ジャイロセンサ40Yとの間に位置していると判断できる。この相対的位置関係において、Y軸ジャイロセンサ40Yにより手ぶれが検出されたら、その出力における振れの方向と同方向に永久磁石15B、16Bを駆動させることにより、カメラ本体10のY軸方向の振動を防止することができる。従って、ステップS118では、ボディウエイト部材15、16をY軸ジャイロセンサ40Yが検出するぶれの方向と同方向に駆動することを指示する制御信号が手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
ボディウエイト部材15、16の駆動の位相とカメラ本体10の変位の位相が同位相である場合(ボディウエイト部材15、16の駆動方向とカメラ本体10の変位の方向が同方向である場合)とは、図10の(2)に示すように、使用者の手によるカメラの支持位置がボディウエイト部材15、16より前、すなわちレンズ鏡胴100に位置していると判断できる。この相対的位置関係において、Y軸ジャイロセンサ40Yにより手ぶれが検出されたら、その出力における振幅の位相とは逆位相でボディウエイト部材15、16を駆動させれば、Y軸方向の手ぶれが相殺されカメラ本体10の振動を防止することができる。従って、ステップS122では、ボディウエイト部材15、16をY軸ジャイロセンサ40Yが検出するぶれの方向とは逆方向に駆動することを指示する制御信号が手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
ステップS118若しくはS122の処理が終了したら、図9のステップS200へ進む。ステップS200では、カメラCPU11からの制御信号に基づいて、手ぶれ補正演算回路50で永久磁石15B、16Bの駆動方向及び駆動量が演算され、ボディウエイト部材駆動機構60へ出力される。駆動方向は上述のステップS118若しくはS122の処理で決定された方向である。これによりボディウエイト部材15、16の永久磁石15B、16Bが移動され、手ぶれに起因する像振れが防止される。
一方、図6のステップS108で、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力の振幅が上述の第1の閾値より大きいことが確認されたら、図7のステップS124へ進む。ステップS124では、三脚有りのフラグが立てられる。次いでステップS126へ進む。ステップS126では、ステップS114と同様、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力が示すカメラ本体10の振れの位相が、ステップS106で駆動したボディウエイト部材15、16の駆動の位相と比較され、カメラ本体10の変位の方向が永久磁石15B、16Bの移動方向の逆方向であるか否かがチェックされる。カメラ本体10の変位の方向が永久磁石15B、16Bの駆動方向とは逆方向であることが確認されたら(ステップS126でYES)、ステップS128へ進む。ステップS128において、実際に発生する手ぶれに備えるべくボディウエイト部材15、16の駆動が停止された後、ステップS130へ進む。一方、ステップS126において、カメラ本体10の変位の方向が永久磁石15B、16Bの移動方向と同方向であることが確認されたら(ステップS126でNO)、ステップS132へ進む。ステップS132において、実際に発生する手ぶれに備えるべくボディウエイト部材15、16の駆動が停止された後、ステップS134へ進む。
永久磁石15B、16Bの移動方向とカメラ本体10の変位の方向とが逆方向である場合とは、図10の(1)に示すように、三脚によるカメラ本体10の支持点がボディウエイト部材15、16とY軸ジャイロセンサ40Yとの間に位置していると判断できる。この相対的位置関係において、Y軸ジャイロセンサ40Yにより手ぶれが検出されたら、その出力における振れの方向と同方向に永久磁石15B、16Bを駆動させることにより、カメラ本体10のY軸方向の振動を防止することができる。従って、ステップS130では、ステップS116と同様、ボディウエイト部材15、16をY軸ジャイロセンサ40Yが検出するぶれの振幅と同位相で駆動することを指示する制御信号が手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
永久磁石15B、16Bの駆動方向とカメラ本体10の変位の方向とが同方向である場合とは、図10の(2)に示すように、三脚によるカメラの支持点(三脚ねじの位置)がボディウエイト部材15、16より前、すなわちレンズ鏡胴100に位置していると判断できる。この相対的位置関係において、Y軸ジャイロセンサ40Yにより手ぶれが検出されたら、その出力における振れの方向と逆方向で永久磁石15B、16Bを駆動させれば、手ぶれが相殺されカメラ本体10のY軸方向の振動を防止することができる。従って、ステップS134では、ステップS118と同様、ボディウエイト部材15、16をY軸ジャイロセンサ40Yが検出するぶれの振幅と逆位相で駆動することを指示する制御信号が手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
ステップS130若しくはS134の処理が終了したら、図9のステップS200へ進み、上述の処理が実行される。
ステップS104において、レンズ鏡胴100にレンズウエイト部材115、116が設けられていることが確認されたら、図8のステップS140へ進む。ステップS140及びS142では、上述のステップS106及びS108と同様の処理が実行される。すなわち、ボディウエイト部材15、16がY軸に沿って駆動され、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値が第1の閾値と比較され、使用者が手でカメラを保持しているのか、カメラが三脚により固定されているのかが判断される。
ステップS142でカメラ本体10若しくはレンズ鏡胴100が手で保持されていることが確認されたら、ステップS144へ進み、三脚無しのフラグが立てられる。次いでステップS146へ進み、ステップS112の処理において説明したのと同様の理由から、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値の感度を向上させる処理が行われる。
次いでステップS148へ進む。ステップS148では、レンズウエイト部材115、116とボディウエイト部材15、16が逆位相で駆動されるよう、カメラCPU11からボディウエイト部材駆動機構60とレンズウエイト部材駆動機構120にそれぞれ制御信号が送られる。そして、ステップS150において、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値が第2の閾値と比較される。
図11の(1)に示すように、永久磁石15B、16Bと永久磁石115、116とを逆方向に駆動した場合、使用者の手によるカメラ本体10の支持位置がボディウエイト部材15、16とY軸ジャイロセンサ40Yとの間に位置するとき、永久磁石15B、16Bと永久磁石115B、116Bの動きは相殺される。従って、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値は略ゼロに近くなり、相対的に小さい。図11の(2)に示すように、使用者の手によるカメラ本体10の支持位置がボディウエイト部材15、16とレンズウエイト部材115、116との間に位置するとき、永久磁石15B、16Bと永久磁石115B、116Bとを逆方向に駆動した場合、てこの原理により双方のウエイト部材の各永久磁石の動きが増幅されてカメラ本体10に推力が付与される。Y軸ジャイロセンサ40Yは支持位置に対してボディウエイト部材15、16と同じ側に位置し、かつ支持位置からの距離がボディウエイト部材15、16よりも長い位置に位置する。従って、この場合のY軸ジャイロセンサ40Yの出力値は相対的に大きくなる。
以上より、ステップS150で用いられる第2の閾値は、手による支持位置が判別できるレベルに設定される。すなわち、ボディウエイト部材15、16及びレンズウエイト部材115、116を駆動したときにY軸ジャイロセンサ40Yが第2の閾値より小さければ、支持位置はボディウエイト部材15、16とY軸ジャイロセンサ40Yとの間に位置すると判断し、第2の閾値より大きければ、支持位置はボディウエイト部材15、16とレンズウエイト115、116との間に位置すると判断して問題ないよう、第2の閾値は設定される。
ステップS150でY軸ジャイロセンサ40Yの出力値が閾値より小さいことが確認されたら、ステップS152へ進む。ステップS152で、実際に発生する手ぶれに備えるべく、ボディウエイト部材15、16及びレンズウエイト部材115、116の駆動は停止されたら、ステップS154へ進む。この場合、ボディウエイト部材15、16及びレンズウエイト部材115、116は、手による支持位置を挟んでY軸ジャイロセンサ40Yの反対側に位置する。従って、Y軸ジャイロセンサ40Yで検出されるカメラ本体10の振れの方向と同方向に双方のウエイト部材の永久磁石を駆動すれば、振れは防止される。そこで、ステップS154では、Y軸ジャイロセンサ40Yによりカメラ本体10の振れが検出されたら、ボディウエイト部材14、15とレンズウエイト部材115、116を共にセンサ40Yの出力信号と同位相で駆動することを指示する制御信号がカメラカメラCPU11から手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
一方、ステップS150でY軸ジャイロセンサ40Yの出力値が第2の閾値より大きいことが確認されたら、ステップS156へ進む。ステップS156で、ステップS152と同様、実際に発生する手ぶれに備えるべく、ボディウエイト部材15、16及びレンズウエイト部材115、116の駆動が停止され、ステップS158へ進む。この場合、手による支持位置を挟んで、ボディウエイト部材15、16はY軸ジャイロセンサ40Yと同じ側に位置し、レンズウエイト部材115、116はセンサ40Yの反対側に位置する。従って、Y軸ジャイロセンサ40Yにより検出されるカメラ本体10の振れの方向と逆方向に永久磁石15B、16Bを駆動し、同方向に永久磁石115B、116Bを駆動すれば、振れは防止される。そこで、ステップS158では、Y軸ジャイロセンサ40Yによりカメラ本体10の振れが検出されたら、ボディウエイト部材15、16はセンサ40Yの出力と逆位相で、レンズウエイト部材115、116は同位相で駆動することを指示する制御信号がカメラカメラCPU11から手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
ステップS154若しくはS158の処理が実行されたら、図9のステップS200へ進む。ステップS200では、カメラCPU11からの制御信号に基づいて、手ぶれ補正演算回路50で永久磁石15B、16B及び永久磁石115B、116Bの駆動方向及び駆動量が演算される。永久磁石15B、16Bの駆動方向及び駆動量はボディウエイト駆動機構60へ出力され、永久磁石115B、116Bの駆動方向及び駆動量はレンズウエイト駆動機構120へ送られる。これによりボディウエイト部材15、16及びレンズウエイト部材115、116が駆動され、手ぶれに起因する像振れが防止される。
一方、上述のステップS142でカメラが三脚で支持されていることが確認されたら、図9のステップS160へ進む。ステップS160では、三脚有りのフラグが立てられる。次いでステップS162へ進み、ステップS148と同様、レンズウエイト部材115、116とボディウエイト部材15、16が逆位相で駆動されるよう、カメラカメラCPU11からボディウエイト駆動機構60とレンズウエイト駆動機構120にそれぞれ制御信号が送られる。そして、ステップS164において、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値が第2の閾値と比較される。
三脚によるカメラ本体10の支持位置がボディウエイト部材15、16とY軸ジャイロセンサ40Yとの間に位置するとき、永久磁石15B、16Bと永久磁石115B、116Bを逆方向に駆動した場合、図11(1)を参照して上述した手による保持の場合と同様、双方の永久磁石の動きは相殺される。従って、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値は略ゼロに近くなり、相対的に小さい。
三脚による支持位置がボディウエイト部材15、16とレンズウエイト部材115、116との間に位置するとき、永久磁石15B、16Bと永久磁石115B、116Bを逆方向に駆動した場合、図11(2)を参照して上述した手による保持の場合と同様、てこの原理により双方の永久磁石の動きが増幅されて、カメラ本体10及びレンズ鏡胴100に推力が付与される。Y軸ジャイロセンサ40Yは支持位置に対してボディウエイト部材15、16と同じ側に位置し、かつ支持位置からの距離がボディウエイト部材15、16よりも長い位置に位置する。従って、この場合、Y軸ジャイロセンサ40Yにより、永久磁石15B、16Bの駆動と同位相で、かつその振幅よりも大きい振幅を有するカメラ本体10の変位が検出される。
三脚による支持位置がレンズ鏡胴100の端部近傍であるとき、永久磁石15B、16Bと永久磁石115B、116Bを逆方向に駆動した場合、図11(3)に示すようにレンズウエイト部材115、116は三脚による支持位置の近傍に位置するため、その駆動によるレンズ鏡胴100の変位は抑制される。従って、Y軸ジャイロセンサ40Yにより、永久磁石15B、16Bの駆動と同位相で、かつその振幅と略等しい振幅を有するカメラの変位が検出される。
ステップS164でY軸ジャイロセンサ40Yの出力が第2の閾値より小さいことが確認されたら、ステップS166において、実際に発生する手ぶれに備えるべくボディウエイト部材15、16及びレンズウエイト部材115、116の駆動が停止され、ステップS168へ進む。
処理がステップS168へ進む場合とは、上述の図11(1)に示されるように、三脚による支持点がボディウエイト部材15、16とY軸ジャイロセンサ40Yとの間に位置する場合である。すなわち、ボディウエイト部材15、16は三脚による支持点の近傍に位置している。カメラ本体10は三脚により強固に支持されているので、この場合、ボディウエイト部材15、16を駆動してもカメラ本体10の防振にはあまり効果が得られない。そこで、ステップS168では、レンズウエイト部材115、116のみをY軸ジャイロセンサ40Yにより検出されるカメラの振れと同位相で駆動することを指示する制御信号がカメラカメラCPU11から手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
ステップS164でY軸ジャイロセンサ40Yの出力が第2の閾値より大きいことが確認されたら、ステップS170へ進む。ステップS170では、Y軸ジャイロセンサ40Yにより検出されるカメラ本体10の変位の振幅が永久磁石15B、16Bの駆動の振幅と略等しいか否かがチェックされる。カメラ本体10の変位の振幅が永久磁石15B、16Bの駆動の振幅よりも大きいことが確認されたら、ステップS172において、実際に発生する手ぶれに備えるべくボディウエイト部材15、16及びレンズウエイト部材115、116の駆動が停止され、ステップS174へ進む。
処理がステップS174へ進む場合とは、上述の図11(2)に示されるように、三脚による支持点がボディウエイト部材15、16とレンズウエイト部材115、116との間に位置する場合である。この相対的位置関係に基づくと、Y軸ジャイロセンサ40Yにより検出されるカメラ本体10の振れの方向に対し、永久磁石15B、16Bは逆方向に駆動し、永久磁石115B、116Bは同方向に駆動することにより、カメラ本体10の振れは相殺される。そこで、ステップS174では、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力に対し、ボディウエイト部材15、16を逆位相で駆動し、レンズウエイト部材115、116を同位相で駆動することを指示する制御信号がカメラカメラCPU11から手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
ステップS170で、カメラ本体10の変位の振幅が永久磁石15B、16Bの駆動の振幅と略等しいことが確認されたら、ステップS176において、実際に発生する手ぶれに備えるべくボディウエイト部材15、16及びレンズウエイト部材115、116の駆動が停止され、ステップS178へ進む。
処理がステップS178へ進む場合とは、上述の図11(3)に示されるように、三脚による支持点がレンズ鏡胴100の先端近傍に位置する場合である。すなわち、レンズ鏡胴100は三脚により強固に支持されているため、レンズウエイト部材115、116を駆動してもカメラ本体10の防振にはあまり効果が得られない。そこで、ステップS178では、ボディウエイト部材15、16のみをY軸ジャイロセンサ40Yにより検出されるカメラ本体10の振れと逆位相で駆動することを指示する制御信号がカメラカメラCPU11から手ぶれ補正演算回路50へ出力される。
ステップS168、S174、S178のいずれかにおいて制御信号が手ぶれ補正演算回路50へ出力されたら、ステップS200へ進む。ステップS200では、カメラカメラCPU11からの制御信号に基づいて、手ぶれ補正演算回路50で永久磁石15B、16B若しくは永久磁石115B、116B、あるいは双方のウエイト部材の永久磁石の駆動方向及び駆動量が演算され、ボディウエイト部材駆動機構60、レンズウエイト部材駆動機構120へ出力される。これによりボディウエイト部材15、16及び/またはレンズウエイト部材115、116が駆動され、手ぶれに起因する像振れが防止される。
Y軸方向における防振処理における、Y軸ジャイロセンサ40Y、ボディウエイト部材15、16、及びレンズウエイト部材115、116の制御について説明した。X軸方向における防振処理においても、X軸ジャイロセンサ40X、ボディウエイト部材13、14、及びレンズウエイト部材113、114に対し、同様の制御が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、ジャイロセンサにより検出されるカメラ本体10の振れ、カメラ本体10若しくはレンズ鏡胴100の支持位置、レンズウエイト部材の有無に基づいて、カメラ本体10の振れが相殺されるようボディウエイト部材、レンズウエイト部材の永久磁石が適宜駆動される。すなわち、カメラ本体10、レンズ鏡胴100自体の振れを抑制することができる。従って、使用者の熟練度やカメラ本体10に取り付けられるレンズ鏡胴100の特性等に左右されず、安定した防振処理が可能となる。
また、本実施形態では、ボディウエイト部材若しくはレンズウエイト部材を駆動することによりカメラの支持位置を判別している。換言すると、防止処理のためのウエイト部材を支持位置判別に兼用している。従って、支持位置を判別するための特別な部材を搭載する必要がなく、部品点数の増加やコストの高騰を抑制することができる。
尚、本実施形態では、ステップS148において、レンズウエイト部材115、116とボディウエイト部材15、16とを逆位相に駆動し、ステップS150において、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力値を第2の閾値と比較しているが、これに限るものではない。ステップS148で、レンズウエイト部材115、116とボディウエイト部材15、16を同位相及び逆位相で駆動し、ステップS150で、同位相で駆動したときのY軸ジャイロセンサ40Yの出力値と、逆位相で駆動したときのY軸ジャイロセンサ40Yの出力値を比較する処理を行ってもよい。
本発明に係る実施形態が適用されるカメラ本体の斜視図である。 カメラ本体の内部構成の一部を正面から示す図である。 カメラ本体に着脱自在に取り付けられるレンズ鏡胴の斜視図である。 レンズ鏡胴の内部構成の一部を正面から示す図である。 カメラシステムのブロック図である。 レンズウエイト部材を具備しないレンズ鏡胴が取り付けられ、カメラ本体が手により支持されている場合の防振処理の処理手順を示すフローチャートである。 レンズウエイト部材を具備しないレンズ鏡胴が取り付けられ、カメラ本体が三脚により支持されている場合の防振処理の処理手順を示すフローチャートである。 レンズウエイト部材を具備するレンズ鏡胴が取り付けられ、カメラ本体が手により支持されている場合の防振処理の処理手順を示すフローチャートである。 レンズウエイト部材を具備するレンズ鏡胴が取り付けられ、カメラ本体若しくはレンズ鏡胴が三脚により支持されている場合の防振処理の処理手順を示すフローチャートである。 レンズウエイト部材を具備しないレンズ鏡胴が取り付けられた場合の、ジャイロセンサ、ボディウエイト部材、支持位置の相対的位置関係を示す図である。 レンズウエイト部材を具備するレンズ鏡胴が取り付けられた場合の、ジャイロセンサ、ボディウエイト部材、支持位置の相対的位置関係を示す図である。
符号の説明
10 カメラ本体
11 カメラCPU
13、14、15、16 ボディウエイト部材
40X X軸ジャイロセンサ
40Y Y軸ジャイロセンサ
100 レンズ鏡胴
111 レンズCPU
113、114、115、116 レンズウエイト部材

Claims (13)

  1. カメラの振れを検出するための振れ検出手段と、
    前記カメラに対し所定方向の推力を付与する推力付与手段と、
    前記振れ検出手段の検出結果と、前記カメラの支持の態様とに基づいて、前記振れが相殺されるよう前記推力付与手段を制御する制御手段とを備え
    前記推力付与手段は、前記カメラのカメラ本体とこのカメラ本体に着脱自在に取り付けられるレンズ鏡胴とのそれぞれに設けられる
    ことを特徴とするカメラの防振機構。
  2. 前記推力付与手段は、
    前記カメラの光軸に垂直な平面に沿った第1の軸方向に移動可能なウエイトを具備する第1ウエイト部材と、前記平面において前記第1の軸方向と交差する第2の軸方向に移動可能ウエイトを具備する第2ウエイト部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のカメラの防振機構。
  3. 前記カメラ本体において、一対の前記第1ウエイト部材が前記光軸を挟んで前記第2の軸方向に沿って配設され、一対の前記第2ウエイト部材が前記光軸を挟んで前記第1の軸方向に沿って配設され、
    前記レンズ鏡胴において、一対の前記第1ウエイト部材が前記光軸を挟んで前記第2の軸方向に沿って配設され、一対の前記第2ウエイト部材が前記光軸を挟んで前記第1の軸方向に沿って配設されることを特徴とする請求項に記載のカメラの防振機構。
  4. 前記カメラ本体に配設される前記第1ウエイト部材及び前記第2ウエイト部材は、前記光軸に沿った方向において、前記カメラ本体の中心を挟んで前記振れ検出手段の反対側に配置されることを特徴とする請求項に記載のカメラの防振機構。
  5. 前記ウエイトは永久磁石であり、前記第1ウエイト部材及び前記第2ウエイト部材は、当該永久磁石を移動させる電磁力を発生する電磁力発生部材を備えることを特徴とする請求項に記載のカメラの防振機構。
  6. 前記制御手段は、前記カメラの支持手段の種別と当該支持手段による前記カメラの支持位置とに基づいて前記推力付与手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカメラの防振機構。
  7. 前記制御手段は、前記カメラ本体及び前記レンズ鏡胴の双方に一対の前記第1ウエイト部材及び一対の前記第2ウエイト部材が配設される場合において、
    前記カメラ本体が前記振れ検出手段と前記カメラ本体内の一対の前記第1ウエイト部材及び一対の前記第2ウエイト部材との間で使用者の手により支持されているとき、前記振れ検出手段により検出される振れの方向と同方向に前記カメラ本体及び前記レンズ鏡胴の一対の前記第1ウエイト部材及び/または一対の前記第2ウエイト部材を駆動し、
    前記レンズ鏡胴が前記レンズ鏡胴内の一対の前記第1ウエイト部材及び一対の前記第2ウエイト部材と前記カメラ本体との間で使用者の手により支持されているとき、前記振れ検出手段により検出される振れの方向と逆方向に前記カメラ本体の一対の前記第1ウエイト部材及び/または一対の前記第2ウエイト部材を駆動し、当該振れの方向と同方向に前記レンズ鏡胴の一対の前記第1ウエイト部材及び/または一対の前記第2ウエイト部材を駆動することを特徴とする請求項に記載のカメラの防振機構。
  8. 前記制御手段は、前記カメラ本体及び前記レンズ鏡胴の双方に一対の前記第1ウエイト部材及び一対の前記第2ウエイト部材が配設される場合において、
    前記カメラ本体が前記振れ検出手段と前記カメラ本体内の一対の前記第1ウエイト部材及び一対の前記第2ウエイト部材との間で三脚により支持されているとき、前記振れ検出手段により検出される振れの方向と同方向に前記レンズ鏡胴内の一対の前記第1ウエイト部材及び/または一対の前記第2ウエイト部材を駆動し、
    前記レンズ鏡胴が前記カメラ本体と前記レンズ鏡胴内の一対の前記第1ウエイト部材及び一対の前記第2ウエイト部材との間で三脚により支持されているとき、前記振れ検出手段により検出される振れの方向と逆方向に前記カメラ本体内の一対の前記第1ウエイト部材及び/または一対の前記第2ウエイト部材を駆動し、当該振れの方向と同方向に前記レンズ鏡胴内の一対の前記第1ウエイト部材及び/または一対の前記第2ウエイト部材を駆動し、
    前記レンズ鏡胴が前記レンズ鏡胴内の一対の前記第1ウエイト部材及び一対の前記第2ウエイト部材の近傍で三脚により支持されているとき、前記振れ検出手段により検出される振れの方向と逆方向に前記カメラ本体内の一対の前記第1ウエイト部材及び/または一対の前記第2ウエイト部材を駆動することを特徴とする請求項に記載のカメラの防振機構。
  9. カメラの振れを検出するための振れ検出手段と、
    前記カメラに対し所定方向の推力を付与する推力付与手段と、
    前記振れ検出手段の検出結果と、前記カメラの支持の態様とに基づいて、前記振れが相殺されるよう前記推力付与手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記カメラの支持手段の種別と当該支持手段による前記カメラの支持位置とに基づいて前記推力付与手段を制御し、
    前記推力付与手段を所定方向に推力を発生するよう駆動させ、この駆動により得られる前記振れ検出手段の出力結果に基づいて、前記支持手段の種別と前記支持位置とを判別する判別手段を備えることを特徴とするメラの防振機構。
  10. 前記判別手段は、
    前記推力付与手段により推力を発生させたとき、前記振れ検出手段により検出される前記カメラの振れの振幅が第1の閾値より小さい場合、前記カメラは使用者の手により支持されていると判断し、当該振幅が前記第1の閾値より大きい場合、前記カメラは三脚により支持されていると判断することを特徴とする請求項に記載のカメラの防振機構。
  11. 前記判別手段は、
    前記推力付与手段により推力を発生させたとき、前記振れ検出手段により検出される振れの方向と前記推力の方向が逆方向の場合、前記支持位置が前記振れ検出手段と前記推力付与手段との間に位置すると判断し、
    前記振れの方向と前記推力の方向が同方向のとき、前記支持位置が前記レンズ鏡胴に位置すると判断することを特徴とする請求項10に記載のカメラの防振機構。
  12. 前記判別手段は、
    前記カメラ本体内の前記推力付与手段と前記レンズ鏡胴内の前記推力付与手段により互いに逆方向の推力を発生させたとき、前記振れ検出手段により検出される振れの大きさが第2の閾値より小さい場合、前記支持位置が前記カメラ本体内の前記推力付与手段と前記振れ検出手段との間に位置すると判断し、
    当該振れの大きさが前記第2の閾値より大きい場合、前記支持位置が前記レンズ鏡胴内の前記推力付与手段と前記カメラ本体との間に位置すると判断することを特徴とする請求項に記載のカメラの防振機構。
  13. 前記判別手段は、
    前記カメラ本体内の前記推力付与手段と前記レンズ鏡胴内の前記推力付与手段により互いに逆方向の推力を発生させたとき、前記振れ検出手段により検出される振れの大きさが第2の閾値より小さい場合、前記支持位置が前記カメラ本体内の前記推力付与手段と前記振れ検出手段との間に位置すると判断し、
    当該振れの大きさが前記第2の閾値より大きく、かつ当該振れの振幅が前記カメラ本体内の前記推力付与手段による推力の振幅より大きい場合、前記支持位置が前記レンズ鏡胴内の前記推力付与手段と前記カメラ本体内の前記推力付与手段との間に位置すると判断し、
    当該振れの大きさが前記第2の閾値より大きく、かつ当該振れの振幅が前記カメラ本体内の前記推力付与手段による推力の振幅と略等しい場合、前記支持位置が前記レンズ鏡胴内の前記推力付与手段の近傍に位置すると判断することを特徴とする請求項に記載のカメラの防振機構。
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