JP4714042B2 - 部品内蔵基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品内蔵基板の製造方法に関する。
従来から、部品が内蔵された実装基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−237364(第1−11頁、第1−30図)
特許文献1の技術では、導電箔の上に部品が実装されて、部品の周辺が樹脂封止された後に、導電箔の裏面が研削されている。これにより、部品が内蔵された実装基板の厚さが薄く抑えられている。
しかし、部品が内蔵された実装基板が研削工程を用いて製造されているので、製造コストが増加する傾向にあり、導電層が十分に平坦にならないことがある。
本発明の課題は、部品が内蔵された実装基板の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減でき、導電層の平坦性を向上できる部品内蔵基板の製造方法を提供することにある。
第1発明に係る部品内蔵基板の製造方法は、第1準備工程と、第1実装工程と、第2実装工程と、積層工程と、第1接合工程と、第2接合工程と、熱圧着工程と、第1剥離工程と、第2剥離工程とを備える。第1準備工程では、第1剥離シートと第2剥離シートが準備される。第1剥離シートは、第1導電層と第1剥離層とを有する。第1剥離層は、第1導電層の上に形成されている。第2剥離シートは、第2導電層と第2剥離層とを有する。第2剥離層は、第2導電層の上に形成されている。第1実装工程では、第1導電層の上に第1部品が実装される。第2実装工程では、第2導電層の上に第2部品が実装される。
積層工程では、第1開口部が形成された第1樹脂シートと、第1開口部が投影されて重なる位置に第2開口部が形成されるとともに第3開口部が形成された第2樹脂シートと、第3開口部が投影されて重なる位置に第4開口部が形成された第3樹脂シートとが積層されて、第1面に第1凹部が形成され、第1面に対向する第2面に第2凹部が形成され、第1面と前記第2面との間には導電層が形成されていない樹脂基板が形成される。第1接合工程では、樹脂基板と第1剥離シートとが、第1面と第1導電層とが接するとともに第1凹部と第1部品とが嵌合するように接合される。第1剥離シートには、第1部品が実装されている。第2接合工程では、樹脂基板と第2剥離シートとが、第1面に対向する第2面と第2導電層とが接するとともに第2凹部と第2部品とが嵌合するように接合される。第2剥離シートには、第2部品が実装されている。熱圧着工程では、積層工程、第1接合工程及び第2接合工程の後に、第1剥離シート、樹脂基板及び第2剥離シートが熱圧着される。第1剥離工程では、第1剥離シートにおいて第1導電層から第1剥離層が剥離される。第2剥離工程では、第2剥離シートにおいて第2導電層から第2剥離層が剥離される。

この部品内蔵基板の製造方法では、第1接合工程において、樹脂基板と第1剥離シートとが、第1面と第1導電層とが接するとともに第1凹部と第1部品とが嵌合するように接合される。第1剥離工程において、第1剥離シートにおいて第1導電層から第1剥離層が剥離される。これらにより、簡易な工程で、樹脂基板に第1部品が内蔵された状態で第1導電層が樹脂基板の第1面に形成されるようにすることができる。
このように、研削工程を用いずに部品内蔵基板を製造することができるので、部品内蔵基板の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減でき、導電層の平坦性を向上できる。
発明に係る部品内蔵基板の製造方法は、第1準備工程と、第1実装工程と、第2実装工程と、第1接合工程と、第2接合工程と、第1積層工程と、第1剥離工程と、第2剥離工程と、接着剤塗布工程とを備える。第1準備工程では、第1剥離シートと第2剥離シートとが準備される。第1剥離シートは、第1導電層と第1剥離層とを有する。第1剥離層は、第1導電層の上に形成されている。第2剥離シートは、第2導電層と第2剥離層とを有する。第2剥離層は、第2導電層の上に形成されている。第1実装工程では、第1導電層の上に第1部品が実装される。第2実装工程では、第2導電層の上に第2部品が実装される。第1接合工程では、樹脂基板と第1剥離シートとが、第1面と第1導電層とが接するとともに第1貫通部と第1部品とが嵌合するように接合される。樹脂基板には、第1貫通部が形成されている。第1貫通部は、第1面から第2面へと貫通する。第2面は、第1面に対向する。第1剥離シートには、第1部品が実装されている。第2接合工程では、樹脂基板と第2剥離シートとが、第2面と第2導電層とが接するように接合されるとともに第2貫通部と第2部品とが嵌合するように接合される。樹脂基板には、第2貫通部が形成されている。第2貫通部は、第1面から第2面へと貫通する。第2剥離シートには、第2部品が実装されている。なお、樹脂基板の第1面と第2面との間には導電層は形成されていない。第1積層工程では、第1樹脂シートと第2樹脂シートとが積層されて、樹脂基板の第1貫通部および第2貫通部が形成される。第1樹脂シートには、第1開口部および第3開口部が形成されている。第2樹脂シートには、第1開口部および第3開口部がそれぞれ投影されて重なる位置に第2開口部および第4開口部が形成されている。第1剥離工程では、第1剥離シートにおいて第1導電層から第1剥離層が剥離される。第2剥離工程では、第2剥離シートにおいて第2導電層から第2剥離層が剥離される。接着剤塗布工程では、第2接合工程の後であって第1接合工程の前に、第1部品において第2導電層に向く部分及び第2導電層において第1部品に向く部分の少なくとも一方に接着剤が塗布される。
この部品内蔵基板の製造方法では、第1接合工程において、樹脂基板と第1剥離シートとが、第1面と第1導電層とが接するとともに第1凹部と第1部品とが嵌合するように接合される。第1剥離工程において、第1剥離シートにおいて第1導電層から第1剥離層が剥離される。これらにより、簡易な工程で、樹脂基板に第1部品が内蔵された状態で第1導電層が樹脂基板の第1面に形成されるようにすることができる。
さらに、接着剤塗布工程において、第1部品の第2導電層に向く部分及び第2導電層の第1部品に向く部分の少なくとも一方に接着剤が塗布される。これにより、第1凹部の深さと第1部品の高さとが一致していなくても、樹脂基板に第1部品が内蔵された状態で第1部品と第2導電層との隙間を埋めることができる。このため、第1部品と第2導電層との隙間に気体が残留して第1部品などに悪影響を与えることを低減できるので、第1部品を安定的に樹脂基板へ内蔵することができる。
このように、研削工程を用いずに製造されるようにすることができ、第1部品を安定的に樹脂基板へ内蔵することができる。このため、部品内蔵基板の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減でき、導電層の平坦性を向上でき、安定性を向上できる。
発明に係る部品内蔵基板の製造方法は、第1準備工程と、第1実装工程と、第2実装工程と、第1接合工程と、第2接合工程と、第1積層工程と、接着剤塗布工程とを備える。第1準備工程では、第1導電シートと第2導電シートとが準備される。第1導電シートは、第1の導電層を有する。第2導電シートは、第2の導電層を有する。第1実装工程では、第1の導電層の上に第1部品が実装される。第2実装工程では、第2の導電層の上に第2部品が実装される。第1接合工程では、樹脂基板と第1導電シートとが、第1面と第1の導電層とが接するとともに第1貫通部と第1部品とが嵌合するように接合される。樹脂基板には、第1貫通部が形成されている。第1貫通部は、第1面から第2面へと貫通する。第2面は、第1面に対向する。第1導電シートには、第1部品が実装されている。第2接合工程では、樹脂基板と第2導電シートとが、第2面と第2導電層とが接するとともに第1貫通部と第1部品とが嵌合するように接合される。樹脂基板には、第2貫通部が形成されている。第2貫通部は、第1面から第2面へと貫通する。第2導電シートには、第2部品が実装されている。なお、樹脂基板の第1面と第2面との間には導電層は形成されていない。第1積層工程では、第1樹脂シートと第2樹脂シートとが積層されて、樹脂基板の第1貫通部および第2貫通部が形成される。第1樹脂シートには、第1開口部および第3開口部が形成されている。第2樹脂シートには、第1開口部および第3開口部がそれぞれ投影されて重なる位置に第2開口部および第4開口部が形成されている。接着剤塗布工程では、第2接合工程の後であって第1接合工程の前に、第1部品において第2の導電層に向く部分及び第2の導電層において第1部品に向く部分の少なくとも一方に接着剤が塗布される。
この部品内蔵基板の製造方法では、第1準備工程において、第1導電シートが準備される。第1導電シートは、第1の導電層を有する。第1接合工程において、樹脂基板と第1導電シートとが、第1面と第1の導電層とが接するとともに第1凹部と第1部品とが嵌合するように接合される。これにより、簡易な工程で、樹脂基板に第1部品が内蔵された状態で第1の導電層が樹脂基板の第1面に形成されるようにすることができる。
さらに、接着剤塗布工程において、第1部品の第2の導電層に向く部分及び第2の導電層の第1部品に向く部分の少なくとも一方に接着剤が塗布される。これにより、第1凹部の深さと第1部品の高さとが一致していなくても、樹脂基板に第1部品が内蔵された状態で第1部品と第2導電層との隙間を埋めることができる。このため、第1部品と第2の導電層との隙間に気体が残留して第1部品などに悪影響を与えることを低減できるので、第1部品を安定的に樹脂基板へ内蔵することができる。
このように、研削工程を用いずに製造されるようにすることができ、第1部品を安定的に樹脂基板へ内蔵することができる。このため、部品内蔵基板の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減でき、導電層の平坦性を向上でき、安定性を向上できる。
第1発明に係る部品内蔵基板の製造方法では、研削工程を用いずに部品内蔵基板を製造することができるので、部品内蔵基板の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減でき、導電層の平坦性を向上できる。
発明に係る部品内蔵基板の製造方法では、研削工程を用いずに製造されるようにすることができ、第1部品を安定的に樹脂基板へ内蔵することができる。このため、部品内蔵基板の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減でき、導電層の平坦性を向上でき、安定性を向上できる。
発明に係る部品内蔵基板の製造方法では、研削工程を用いずに製造されるようにすることができ、第1部品を安定的に樹脂基板へ内蔵することができる。このため、部品内蔵基板の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減でき、導電層の平坦性を向上でき、安定性を向上できる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る部品内蔵基板の断面図を図1に示す。
(部品内蔵基板の構成)
部品内蔵基板1は、主として、樹脂基板30,第1導電層12,第2導電層22,第1スルーホール配線51,第2スルーホール配線52,第1部品P1,第2部品P2,第1保護膜61及び第2保護膜62を備える。

第1導電層12は、第3面12aを介してプリプレグ38に接合されている。また、第1導電層12は、第5面12bを介して第1保護膜61に接している。第1導電層12では、第1配線パターンとしてパターンが形成されている。また、第1導電層12の第3面12aには、第1部品P1が実装されている。
第2導電層22は、第4面22aを介してプリプレグ38に接合されている。また、第2導電層22は、第6面22bを介して第2保護膜62に接している。第2導電層22では、第2配線パターンとしてパターンが形成されている。また、第2導電層22の第4面22aには、第2部品P2が実装されている。
樹脂基板30は、主として、プリプレグ38を有する。プリプレグ38は、板形状であり、絶縁性の樹脂(例えば、ガラスエポキシ)で形成されている。プリプレグ38は、主として、第1面38a、第2面38b、第1凹部C1(図3(a)参照)及び第2凹部C2(図3(a)参照)を含む。第1面38aには、第3面12aを介して第1導電層12が接合される。第2面38bは、第1面38aと対向する面である。第2面38bには、第4面22aを介して第2導電層22が接合される。第1凹部C1は、第11凹部C11及び第12凹部C12を含む。第1凹部C1(C11,C12)は、第1導電層12が接合された際に第1部品P1が嵌合するように第1面38aに形成されている。第2凹部C2は、第21凹部C21及び第22凹部C22を含む。第2凹部C2(C21,C22)は、第2導電層22が接合された際に第2部品P2が嵌合するように第2面38bに形成されている。
第1スルーホール配線51は、導電性物質(例えば、タングステンなどの金属)がスルーホール91(図5(a)参照)に埋められて形成される。スルーホール91は、プリプレグ38を第1面38aから第2面38bへ貫通するように形成されている。すなわち、第1スルーホール配線51は、スルーホール91を介して、プリプレグ38を第1面38aから第2面38bへ貫通しており、第1導電層12及び第2導電層22につながっている。これにより、第1導電層12と第2導電層22とを電気的に接続するので、第1導電層12と第2導電層22とで信号を受け渡すことができるようになっている。第2スルーホール配線52も第1スルーホール配線51と同様である。
第1部品P1は、樹脂基板30の内部において、第1導電層12に接するように実装されている。第1部品P1は、主として、パッケージP11とチップ部品P12とを有する。パッケージP11は、半導体基板に素子が形成されて樹脂封止されたパッケージであり、ウェハーレベルチップサイズパッケージもしくはウェハーレベルチップスケールパッケージなどである。チップ部品P12は、周辺回路を構成する部品であり、例えば、コンデンサ、抵抗、インダクタなどである。
第2部品P2は、樹脂基板30の内部において、第2導電層22に接触するように実装されている。第2部品P2は、主として、チップ部品P21とチップ部品P22とを有する。チップ部品P21及びチップ部品P12は、いずれも、周辺回路を構成する部品であり、例えば、コンデンサ、抵抗、インダクタなどである。
第1保護膜61は、第1導電層12を覆うように形成されている。第2保護膜62は、第2導電層22を覆うように形成されている。これにより、第1導電層12や第2導電層22の損傷が防がれている。
ここで、第1凹部C1(C11,C12)の深さ(図3に示すD11,D12参照)と、第2凹部C2(C21,C22)の深さ(図3に示すD21,D22参照)との合計は、第1面38aと第2面38bとの間隔(図3に示すL1参照)よりも大きくなっている。これにより、部品内蔵基板1の厚さW1は、第1部品P1や第2部品P2が実装された状態で薄く(例えば、600μm以内に)抑えられている。このため、携帯電話をはじめとするモバイル機器に容易に組み込むことができるようになっている。また、樹脂基板30の第1面38aには、第3面12aを介して第1導電層12が接合されている。樹脂基板30の第2面38bには、第4面22aを介して第2導電層22が接合されている。これらにより、第1保護膜61や第2保護膜62を部分的に除去するだけで第1導電層12や第2導電層22に外付けの部品を実装することができるようになっているので、外付けの部品をさらに実装する際の自由度が向上している。
(部品内蔵基板の製造方法)
部品内蔵基板の製造方法を、図2〜図5に示す工程断面図及び図1を用いて説明する。
第1準備工程S1では、第1剥離シート及び第2剥離シートが準備される。すなわち、図2(a)に示すように、第1導電層12と第1剥離層11とを有する第1剥離シート10が準備される。第1導電層12は、導電性の材質で形成されている。第1剥離層11は、第5面12b(図1参照)を介して第1導電層12の上に形成されており、例えば、吸着性を持った樹脂で形成されている。また、第2導電層22と第2剥離層21とを有する第2剥離シート20が準備される。第2導電層22は、導電性の材質で形成されている。第2剥離層21は、第6面22b(図1参照)を介して第2導電層22の上に形成されており、例えば、吸着性を持った樹脂で形成されている。
第1実装工程S2では、第1導電層の第3面に第1部品が実装される。すなわち、図2(b)に示すように、第1剥離シート10の第1導電層12の第3面12aに、パッケージP11及びチップ部品P12が所定の位置に実装される。
第2実装工程S3では、第2導電層の第4面に第2部品が実装される。すなわち、図2(c)に示すように、第2剥離シート20の第2導電層22の第4面22aに、チップ部品P21及びチップ部品P22が所定の位置に実装される。
第1積層工程S4では、複数の樹脂シートが積層される。すなわち、図3(a)に示すように、例えば、第36開口部36cと第37開口部37cとが重なり、第46開口部36dと第47開口部37dとが重なるように、第7樹脂シート37の上に第6樹脂シート36が積層される。例えば、第15開口部35aと第16開口部36aとが重なり、第25開口部35bと第26開口部36bとが重なり、第35開口部35cと第36開口部36cとが重なり、第45開口部35dと第46開口部36dとが重なるように、第6樹脂シート36の上に第5樹脂シート35が積層される。同様に、第4樹脂シート34〜第2樹脂シート32も積層される。例えば、第11開口部31aと第12開口部32aとが重なり、第21開口部31bと第22開口部32bとが重なるように、第2樹脂シート32の上に第1樹脂シート31が積層される。
このように、第11開口部31a〜第16開口部36aが互いに投影されて重なっており、第7樹脂シート37において第16開口部36aに面する部分が開口されていないことにより、樹脂基板30の第11凹部C11が形成される。第21開口部31b〜第26開口部36bが互いに投影されて重なっており、第7樹脂シート37において第26開口部36bに面する部分が開口されていないことにより、樹脂基板30の第12凹部C12が形成される。第32開口部32c〜第37開口部37cが互いに投影されて重なっており、第1樹脂シート31において第32開口部32cに面する部分が開口されていないことにより、樹脂基板30の第22凹部C22が形成される。第42開口部32d〜第47開口部37dが互いに投影されて重なっており、第1樹脂シート31において第42開口部32dに面する部分が開口されていないことにより、樹脂基板30の第21凹部C21が形成される。
ここで、第11凹部C11の深さD11はパッケージP11の高さと等しくなっており、第12凹部C12の深さD12はチップ部品P12の高さと等しくなっており、第21凹部C21の深さD21はチップ部品P21の高さと等しくなっており、第22凹部C22の深さD22はチップ部品P22の高さと等しくなっている。
第2接合工程S5では、第2剥離シートと樹脂基板とが接合される。すなわち、図3(b)に示すように、第2剥離シート20の第2導電層22の第4面22a(図1参照)と樹脂基板30の第2面38bとが接するとともに、樹脂基板30の第2凹部C2と第2部品P2とが嵌合するように、第2剥離シート20と樹脂基板30とが接合される。これにより、チップ部品P21と第21凹部C21とが嵌合し、チップ部品P22と第22凹部C22とが嵌合して、チップ部品P21及びチップ部品P22が樹脂基板30に内蔵された状態になる。
第1接合工程S6では、第1剥離シートと樹脂基板とが接合される。すなわち、図3(c)に示すように、第1剥離シート10の第1導電層12の第3面12a(図1参照)と樹脂基板30の第1面38aとが接するとともに、樹脂基板30の第1凹部C1と第1部品P1とが嵌合するように、第1剥離シート10と樹脂基板30とが接合される。これにより、パッケージP11と第11凹部C11とが嵌合し、チップ部品P12と第12凹部C12とが嵌合して、パッケージP11及びチップ部品P12が樹脂基板30に内蔵された状態になる。
熱圧着工程S7では、第1剥離シート、樹脂基板及び第2剥離シートが熱圧着される。すなわち、図4(a)に示すように、第1剥離シート10、樹脂基板30及び第2剥離シート20が熱圧着装置(図示せず)に設置されて、第1剥離シート10、樹脂基板30及び第2剥離シート20が熱圧着される。これにより、第1樹脂シート31〜第7樹脂シート37が溶融してプリプレグ38が形成される。
第1剥離工程S8では、第1導電層から第1剥離層が剥離される。すなわち、図4(b)に示すように、第1剥離シート10において、第1導電層12から第1剥離層11が剥離される。これにより、樹脂基板30の上には、第1導電層12が平坦な状態で残される。
第2剥離工程S9では、第2導電層から第2剥離層が剥離される。すなわち、図4(c)に示すように、第2剥離シート20において、第2導電層22から第2剥離層21が剥離される。これにより、樹脂基板30の下には、第2導電層22が平坦な状態で残される。
スルーホール配線形成工程S10では、スルーホール配線が形成される。すなわち、図5(a)に示すように、第1導電層12と樹脂基板30と第2導電層22とが開口されてスルーホール91,92が形成される。そして、図5(b)に示すように、そのスルーホール91,92に導電性物質(例えば、タングステン)が埋められて、第1スルーホール配線51及び第2スルーホール配線52が形成される。
配線パターン形成工程S11では、第1配線パターン及び第2配線パターンが形成される。すなわち、図5(b)に示すように、第1導電層12がエッチングされて第1配線パターンが形成され、第2導電層22がエッチングされて第2配線パターンが形成される。
仕上げ工程S12では、第1保護膜及び第2保護膜が形成される。すなわち、図1に示すように、第1導電層12を覆うように第1保護膜61が形成される。第2導電層22を覆うように第2保護膜62が形成される。
(部品内蔵基板の製造方法に関する特徴)
(1)
ここでは、第1接合工程S6において、樹脂基板30と第1剥離シート10とが、第1面38aと第1導電層12とが接するとともに第1凹部C1(C11,C12)と第1部品P1(P11,P12)とが嵌合するように接合される。また、第1剥離工程S8において、第1導電層12から第1剥離層11が剥離される。これらにより、簡易な工程で、樹脂基板30に第1部品P1が内蔵された状態で第1導電層12が樹脂基板30の上に形成されるようになっている。
このように、研削工程を用いずに部品内蔵基板1が製造されるので、部品内蔵基板1の厚さW1は薄くなり、製造コストは低減され、導電層の平坦性は向上する。
(2)
ここでは、第2剥離工程S9において、第2導電層22から第2剥離層21が剥離される。これにより、樹脂基板30の両面(第1面38a及び第2面38b)に導電層を有する部品内蔵基板1が形成されるので、外付けの部品をさらに実装する際の自由度は向上している。
(3)
ここでは、第2接合工程S5において、樹脂基板30と第2剥離シート20とが、第2面38bと第2導電層22とが接するとともに第2凹部C2(C21,C22)と第2部品P2(P21,P22)とが嵌合するように接合される。これにより、第1導電層12だけでなく第2導電層22に部品を内蔵させることができるようになっているので、内蔵の部品を実装する際の自由度は向上している。
(4)
ここでは、配線パターン形成工程S11では、スルーホール配線形成工程S10の後に、第1導電層12がエッチングされて第1配線パターンが形成され、第2導電層22がエッチングされて第2配線パターンが形成される。これにより、第1スルーホール配線51及び第2スルーホール配線52と、第1配線パターン及び第2配線パターンとの位置合わせはそれぞれ容易に行われるので、第1スルーホール配線51や第2スルーホール配線52が接続される部分における第1配線パターンと第2配線パターンとの位置ずれを考慮したマージンを低減できる。このため、第1配線パターン及び第2配線パターンはファインピッチ化する。
(第1実施形態の変形例)
(A)部品内蔵基板には、パッケージP11の代わりにチップ部品が実装されても良いし、チップ部品P12の代わりにウェハーレベルチップサイズパッケージなどのパッケージが実装されていても良いし、チップ部品P21の代わりにウェハーレベルチップサイズパッケージなどのパッケージが実装されていても良いし、チップ部品P22の代わりにウェハーレベルチップサイズパッケージなどのパッケージが実装されていても良い。
(B)部品内蔵基板1iには、図6に示すように、第2部品P2が内蔵されていなくてもよい。すなわち、第2導電層22iには、部品が実装されていなくてもよい。この場合でも、第1部品P1が第1導電層12に実装された状態で、第1部品P1が樹脂基板30iのプリプレグ38iに内蔵されるので、部品内蔵基板1iの厚さW1iは薄く抑えられる。
(C)部品内蔵基板1jの第1導電層12jの上側には、図7に示すように、第1外付け部品P3jがさらに実装されていてもよい。第1外付け部品P3jは、主として、パッケージP31jとチップ部品P32jとを有する。パッケージP31jは、半導体基板に素子が形成されて樹脂封止されたパッケージであり、ウェハーレベルチップサイズパッケージもしくはウェハーレベルチップスケールパッケージなどである。パッケージP31jは、バンプ71jを介して第1導電層12jに接続されている。チップ部品P32jは、周辺回路を構成する部品であり、例えば、コンデンサ、抵抗、インダクタなどである。チップ部品P32jは、第1導電層12jに直接接続されている。
この場合、部品内蔵基板1j及び第1外付け部品P3jを含むシステム基板の厚さW1jが部品内蔵基板1の厚さW1より厚くなるが、単位面積当たりに実装できる部品の個数は増える。これにより、全体の高さを抑えながら、実装密度を向上することができるようになっている。
(D)上記変形例(C)において、部品内蔵基板1kの第2導電層22kの下側には、図8に示すように、第2外付け部品P4kがさらに実装されていてもよい。第2外付け部品P4kは、主として、パッケージP41kを有する。パッケージP41kは、半導体基板に素子が形成されて樹脂封止されたパッケージであり、ウェハーレベルチップサイズパッケージもしくはウェハーレベルチップスケールパッケージなどである。パッケージP41kは、バンプ72kを介して第2導電層22kに接続されている。
この場合、部品内蔵基板1j、第1外付け部品P3j及び第2外付け部品P4kを含むシステム基板の厚さW1kが部品内蔵基板1の厚さW1よりさらに厚くなるが、単位面積当たりに実装できる部品の個数はさらに増える。これにより、全体の高さを抑えながら、実装密度をさらに向上することができるようになっている。
(E)部品内蔵基板1nは、図9に示すように、半田ボール81n及び半田ボール82nを介して、モバイル機器に組み込まれてもよい。
(F)部品内蔵基板1pは、図10に示すように、差込プラグ83pを介して、モバイル機器に組み込まれてもよい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る部品内蔵基板の断面図を図11に示す。
部品内蔵基板100は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、第1導電層12の代わりに第1の導電層112を備える点と、第2導電層22の代わりに第2の導電層122を備える点とで、第1実施形態と異なる。第1の導電層112及び第2の導電層122が形成されるための方法、すなわち、部品内蔵基板100の製造方法が以下の点で第1実施形態と異なる。
第2準備工程S101では、第1導電シート及び第2導電シートが準備される。すなわち、図12(a)に示すように、第1の導電層112を有する第1導電シート110が準備される。第1の導電層112は、導電性の材質で形成されている。また、第2の導電層122を有する第2導電シート120が準備される。第2の導電層122は、導電性の材質で形成されている。
第1実装工程S102では、第1の導電層の上に第1部品が実装される。すなわち、図12(b)に示すように、第1導電シート110の第1の導電層112の上に、パッケージP11及びチップ部品P12が所定の位置に実装される。
第2実装工程S103では、第2の導電層の上に第2部品が実装される。すなわち、図12(c)に示すように、第2導電シート120の第2の導電層122の上に、チップ部品P21及びチップ部品P22が所定の位置に実装される。
第3積層工程S4〜第1積層工程S6は、第1実施形態と同様である。
熱圧着工程S107では、第1導電シート、樹脂基板及び第2導電シートが熱圧着される。すなわち、図13(a)に示すように、第1導電シート110、樹脂基板30及び第2導電シート120が熱圧着装置(図示せず)に設置されて、第1導電シート110、樹脂基板30及び第2導電シート120が熱圧着される。これにより、第1樹脂シート31〜第7樹脂シート37が溶融してプリプレグ38が形成される。
スルーホール配線形成工程S110では、スルーホール配線が形成される。すなわち、図13(b)に示すように、第1の導電層112と樹脂基板30と第2の導電層122とが開口されてスルーホール91,92(図5(a)参照)が形成される。そして、そのスルーホール91,92に金属が埋められて、第1スルーホール配線51及び第2スルーホール配線52が形成される。
このように、第1剥離工程S8及び第2剥離工程S9が省略されているので、部品内蔵基板100の製造方法はさらに簡略化されている。
研削工程を用いずに部品内蔵基板100が製造される点は、第1実施形態と同様である。したがって、このような部品内蔵基板100の製造方法によっても、部品内蔵基板100の厚さW1は薄くなり、製造コストは低減され、導電層の平坦性は向上する。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る部品内蔵基板の断面図を図14に示す。
部品内蔵基板200は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、樹脂基板30の代わりに樹脂基板230を備える点と、接着部290をさらに備える点とで、第1実施形態と異なる。樹脂基板230及び接着部290が形成されるための方法、すなわち、部品内蔵基板200の製造方法が以下の点で第1実施形態と異なる。
第1準備工程S1〜第2実装工程S3は、第1実施形態と同様である。
第3積層工程S204では、樹脂シートが積層される。すなわち、図15(a)に示すように、例えば、第1開口部231aが形成された第1樹脂シート231の上に、第1開口部231aと重なる位置に第2開口部232aが形成された第2樹脂シート232が積層される。同様に、第3樹脂シート233〜第6樹脂シート236も積層される。このようにして、上下に貫通するように、樹脂基板30の第1貫通部C201及び第2貫通部C202が形成される。第1貫通部C201は、第11貫通部C211と第12貫通部C212とを有する。第2貫通部C202は、第21貫通部C221と第22貫通部C222とを有する。ここで、第11貫通部C211の深さはパッケージP11の高さよりわずかに(接着剤が塗布されるのに十分な厚さだけ)大きくなっており、第12貫通部C212の深さはチップ部品P12の高さよりわずかに(接着剤が塗布されるのに十分な厚さだけ)大きくなっており、第21貫通部C221の深さはチップ部品P21の高さよりわずかに(接着剤が塗布されるのに十分な厚さだけ)大きくなっており、第22貫通部C222の深さはチップ部品P22の高さよりわずかに(接着剤が塗布されるのに十分な厚さだけ)大きくなっている。
また、第1樹脂シート31〜第7樹脂シート37の合計枚数が7枚であるのに対して、第1樹脂シート231〜第6樹脂シート236の合計枚数は6枚であり1枚少なくなっている。これにより、樹脂基板230の厚さがさらに薄くなっている。
第2積層工程S205では、第2剥離シートの上に樹脂基板が積層される。すなわち、図15(b)に示すように、樹脂基板230の第2貫通部C202に第2部品P2が嵌合するとともに樹脂基板230と第1導電層22とが接触するように、第2剥離シート20の上に樹脂基板230が積層される。これにより、チップ部品P21が第21貫通部C221に嵌合し、チップ部品P22が第22貫通部C222に嵌合して、チップ部品P21及びチップ部品P22が樹脂基板230に内蔵された状態になる。
接着剤塗布工程S213では、接着剤が塗布される。すなわち、図15(c)に示すように、第2導電層22において第1貫通部C201の底部となる部分(22a,22b)と、第2部品P202において第2貫通部C202の底部となる部分(P21a,P22a)とに、接着剤が塗布される。
具体的には、第11貫通部C211の底部となる部分22a(第2導電層22において第1部品P1に向く部分22a)に導電性接着剤291が塗布される。これにより、パッケージP11において半導体基板のバックゲートバイアスを第2導電層22から確保することができるようになっている。また、第12貫通部C212の底部となる部分22bに絶縁性接着剤292が塗布される。これにより、チップ部品P12と第2導電層22とを確実に絶縁することができるようになっている。さらに、第21貫通部C221の底部となる部分P21aに絶縁性接着剤294が塗布され、第22貫通部C222の底部となる部分P22aに絶縁性接着剤293が塗布される。これらにより、チップ部品P21及びチップ部品P22と第1導電層12とを確実に絶縁することができるようになっている。
このようにして、第1部品P1と第2導電層22との隙間が埋められ、第2部品P2と第1導電層12との隙間が埋められる。これにより、第1部品P1の高さが樹脂シートの整数倍でない場合であっても、第1部品P1の周辺の隙間が埋められる。このため、第1部品P1と第2導電層22との隙間に気体が残留して第1部品P1などに悪影響を与えることが低減されるので、第1部品P1を安定的に樹脂基板230に内蔵することができるようになっている。また、第2部品P2の高さが樹脂シートの整数倍でない場合であっても、第2部品P2の周辺の隙間が埋められる。このため、第2部品P2と第1導電層12との隙間に気体が残留して第2部品P2などに悪影響を与えることが低減されるので、第2部品P2を安定的に樹脂基板230に内蔵することができるようになっている。すなわち、部品内蔵基板200の安定性が向上している。
研削工程を用いずに部品内蔵基板200が製造される点は、第1実施形態と同様である。したがって、このような部品内蔵基板200の製造方法によっても、部品内蔵基板200の厚さW1は薄くなり、製造コストは低減され、導電層の平坦性は向上する。
(第3実施形態の変形例)
(A)接着剤塗布工程S213において接着剤(導電性接着剤291,絶縁性接着剤292)が塗布されるのは、第2導電層22において第1部品P1に向く部分22aである代わりに、第1部品P1において第2導電層22に向く部分であってもよいし、その両者であっても良い。また、接着剤塗布工程S213において接着剤(絶縁性接着剤293,絶縁性接着剤294)が塗布されるのは、第2部品P2において第1導電層12に向く部分(図15(c)参照)である代わりに、第1導電層12において第2部品P2に向く部分であってもよいし、その両者であっても良い。
(B)部品内蔵基板は、第1導電層12の代わりに第1の導電層112を備えても良く、第2導電層22の代わりに第2の導電層122を備えても良い。すなわち、第1剥離シート10及び第2剥離シート20の代わりに、第2実施形態と同様に、第1導電シート110及び第2導電シート120が用いられて製造されても良い。
本発明に係る部品内蔵基板の製造方法は、部品内蔵基板の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減でき、導電層の平坦性を向上できるという効果を有し、部品内蔵基板の製造方法等として有用である。
本発明の第1実施形態に係る部品内蔵基板の断面図。 部品内蔵基板の製造方法を示す工程断面図。 部品内蔵基板の製造方法を示す工程断面図。 部品内蔵基板の製造方法を示す工程断面図。 部品内蔵基板の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態の変形例に係る部品内蔵基板の断面図。 本発明の第1実施形態の変形例に係る部品内蔵基板の断面図。 本発明の第1実施形態の変形例に係る部品内蔵基板の断面図。 本発明の第1実施形態の変形例に係る部品内蔵基板の断面図。 本発明の第1実施形態の変形例に係る部品内蔵基板の断面図。 本発明の第2実施形態に係る部品内蔵基板の断面図。 部品内蔵基板の製造方法を示す工程断面図。 部品内蔵基板の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第3実施形態に係る部品内蔵基板の断面図。 部品内蔵基板の製造方法を示す工程断面図。
符号の説明
1,1i,1j,1k,1n,1p,100,200 部品内蔵基板
10 第1剥離シート
11 第1剥離層
12,112 第1導電層
20 第2剥離シート
21 第2剥離層
22,122 第2導電層
30 樹脂基板
110 第1導電シート
120 第2導電シート
C1 第1凹部
C2 第2凹部
C201 第1貫通部
C202 第2貫通部
P1 第1部品
P2 第2部品
P3j 第1外付け部品
P4k 第2外付け部品

Claims (4)

  1. 第1導電層と、前記第1導電層の上に形成された第1剥離層とを有する第1剥離シートと、第2導電層と、前記第2導電層の上に形成された第2剥離層とを有する第2剥離シートとが準備される第1準備工程と、
    前記第1導電層の上に第1部品が実装される第1実装工程と、
    前記第2導電層の上に第2部品が実装される第2実装工程と、
    第1開口部が形成された第1樹脂シートと、前記第1開口部が投影されて重なる位置に第2開口部が形成されるとともに第3開口部が形成された第2樹脂シートと、前記第3開口部が投影されて重なる位置に第4開口部が形成された第3樹脂シートとが積層されて、第1面に第1凹部が形成され、前記第1面に対向する第2面に第2凹部が形成され、前記第1面と前記第2面との間には導電層が形成されていない樹脂基板が形成される積層工程と、
    前記樹脂基板と、前記第1部品が実装された前記第1剥離シートとが、前記第1面と前記第1導電層とが接するとともに前記第1凹部と前記第1部品とが嵌合するように接合される第1接合工程と、
    前記樹脂基板と前記第2部品が実装された前記第2剥離シートとが、前記第2面と前記第2導電層とが接するとともに前記第2凹部と前記第2部品とが嵌合するように接合される第2接合工程と、
    前記積層工程、前記第1接合工程及び前記第2接合工程の後に、前記第1剥離シート、前記樹脂基板及び前記第2剥離シートが熱圧着される熱圧着工程と、
    前記第1剥離シートにおいて前記第1導電層から前記第1剥離層が剥離される第1剥離工程と、
    前記第2剥離シートにおいて前記第2導電層から前記第2剥離層が剥離される第2剥離工程と、
    を備えた、
    部品内蔵基板の製造方法。
  2. 前記第1導電層と前記樹脂基板と前記第2導電層とが開口されてスルーホールが形成され、前記第1導電層と前記第2導電層とを電気的に接続するように導電性物質が前記スルーホールに埋められて、スルーホール配線が形成されるスルーホール配線形成工程と、
    前記スルーホール配線形成工程の後に、前記第1導電層がエッチングされて第1配線パターンが形成され、前記第2導電層がエッチングされて第2配線パターンが形成される配線パターン形成工程と、
    をさらに備えた、
    請求項1に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  3. 第1導電層と前記第1導電層の上に形成された第1剥離層とを有する第1剥離シートと、第2導電層と前記第2導電層の上に形成された第2剥離層とを有する第2剥離シートとが準備される第1準備工程と、
    前記第1導電層の上に第1部品が実装される第1実装工程と、
    前記第2導電層の上に第2部品が実装される第2実装工程と、
    第1面から前記第1面に対向する第2面へと貫通する第1貫通部および第2貫通部が形成され、前記第1面と前記第2面との間には導電層が形成されていない樹脂基板と、前記第1部品が実装された前記第1剥離シートとが、前記第1面と前記第1導電層とが接するとともに前記第1貫通部と前記第1部品とが嵌合するように接合される第1接合工程と、
    前記樹脂基板と、前記第2部品が実装された前記第2剥離シートとが、前記第2面と前記第2導電層とが接するとともに前記第2貫通部と前記第2部品とが嵌合するように接合される第2接合工程と、
    第1開口部および第3開口部が形成された第1樹脂シートと、前記第1開口部および第3開口部がそれぞれ投影されて重なる位置に第2開口部および第4開口部が形成された第2樹脂シートとが積層されて、前記樹脂基板の前記第1貫通部および第2貫通部が形成される第1積層工程と、
    前記第1剥離シートにおいて前記第1導電層から前記第1剥離層が剥離される第1剥離工程と、
    前記第2剥離シートにおいて前記第2導電層から前記第2剥離層が剥離される第2剥離工程と、
    前記第2接合工程の後であって前記第1接合工程の前に、前記第1部品において前記第2導電層に向く部分及び前記第2導電層において前記第1部品に向く部分の少なくとも一方に接着剤が塗布される接着剤塗布工程と、
    を備えた、
    部品内蔵基板の製造方法。
  4. 第1の導電層を有する第1導電シートと、第2の導電層を有する第2導電シートとが準備される第1準備工程と、
    前記第1の導電層の上に第1部品が実装される第1実装工程と、
    前記第2の導電層の上に第2部品が実装される第2実装工程と、
    第1面から前記第1面に対向する第2面へと貫通する第1貫通部および第2貫通部が形成され、前記第1面と前記第2面との間には導電層が形成されていない樹脂基板と、前記第1部品が実装された前記第1導電シートとが、前記第1面と前記第1の導電層とが接するとともに前記第1貫通部と前記第1部品とが嵌合するように接合される第1接合工程と、
    前記樹脂基板と、前記第2部品が実装された前記第2導電シートとが、前記第2面と前記第2導電層とが接するとともに前記第2貫通部と前記第2部品とが嵌合するように接合される第2接合工程と、
    第1開口部および第3開口部が形成された第1樹脂シートと、前記第1開口部および第3開口部がそれぞれ投影されて重なる位置に第2開口部および第4開口部が形成された第2樹脂シートとが積層されて、前記樹脂基板の前記第1貫通部および第2貫通部が形成される第1積層工程と、
    前記第2接合工程の後であって前記第1接合工程の前に、前記第1部品において前記第2の導電層に向く部分及び前記第2の導電層において前記第1部品に向く部分の少なくとも一方に接着剤が塗布される接着剤塗布工程と、
    を備えた、
    部品内蔵基板の製造方法。
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