JP4713394B2 - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写装置、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、詳しくは画像形成部に向けて転写シートを給送する給紙装置に関する。
複写装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、給紙部から画像形成部に対して転写シートを搬送する給紙路として、互いに独立した3つ以上の給紙路を有するものが知られている。一例として、装置本体の下部にカセット給紙部を備え、装置本体の側部に片面あるいは両面にトナー画像が形成された転写シートを表裏反転させる用紙反転給送部を備え、装置本体の外部に転写シートを手差しで給紙するための手差し給紙部を備えたものがある。このような画像形成装置が、例えば「特許文献1」に開示されている。
特開2004−59201号公報
最近では、複数の給紙部からそれぞれ異なる転写シートを交互に給送するような画像形成の需要が増加している。例えば、給紙カセットからの連続画像形成の途中で手差しトレイから表紙用の転写シートを挿入する画像形成、あるいは両面連続画像形成の途中で手差しトレイから表紙用の転写シートを挿入する画像形成等が挙げられる。このような画像形成を行う場合、給紙部が切り替わる間のダウンタイムは短いほうがユーザにとって有益である。
また「特許文献1」に開示されているように、ユーザが手差しトレイに転写シートをセットする際にフィードローラ及びリバースローラに転写シートの束を強く押し当ててセットすると、図11に示すようにローラ対に押し当てられた束が搬送抵抗となってピックアップローラにより搬送された転写シートが搬送不良を起こしジャムが発生してしまうという問題点を回避するため、手差しトレイからの給送を行う前にフィードローラ及びリバースローラを逆転させてローラ対に挟持された転写シートの束を元の積載位置に戻す技術が知られているが、給送前にローラ対を逆転させる時間を確保するがため、上述したような複数の給紙部からそれぞれ異なる転写シートを交互に給送するような画像形成においては、給紙部が切り替わる間にダウンタイムが生じてしまうという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、ローラの駆動源を共通としつつトレイ切替時のダウンタイムを短縮し、かつフィードローラ及びリバースローラに強くセットされた転写シートによるジャムの発生を防止することが可能な異なる給紙経路を有する給紙装置及び画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、転写シートが通過する第1の給紙経路と、第1の給紙経路の終端に配置され第1の給紙経路を給送される転写シートをレジストローラ対に向けて給送する、正逆転可能な駆動手段により回転駆動される第1のローラ及び第1のローラと従動回転する第2のローラと、給紙トレイから給送された転写シートが通過する第2の給紙経路と、第2の給紙経路の終端に配置され第2の給紙経路を給送される転写シートを前記レジストローラ対に向けて給送する、第1のローラ及び第1のローラと従動回転する第3のローラとを有し、第1の給紙経路からの転写シートを前記レジストローラ対に向けて給送する際には第1のローラを正転させ、第2の給紙経路からの転写シートを前記レジストローラ対に向けて給送する際には第1のローラを逆転させる給紙装置において、前記駆動手段により駆動され前記駆動手段の逆転により前記給紙トレイから第2の給紙経路に向けて転写シートを分離給送する分離ローラ対と、前記駆動手段から前記分離ローラ対に伝達される駆動力を連断する連断手段を有し、前記駆動手段を逆転させて第2の給紙経路から前記レジストローラ対に向けて転写シートを搬送させた後に前記駆動手段を正転させて第1の給紙経路から前記レジストローラ対に向けて転写シートを搬送する際に、少なくとも前記分離ローラ対間に差し込まれた前記転写シートを所定の位置まで戻すのに必要な回転量に対応する所定の時間、前記連断手段を連結して前記分離ローラ対に駆動力を伝達した後、前記連断手段を切断することを特徴とする給紙装置。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の給紙装置において、さらに前記分離ローラ対は前記駆動手段により回転駆動される第1駆動ローラ及び第2駆動ローラを有し、第1駆動ローラには前記連断手段が接続され第2駆動ローラにはトルクリミッタが接続されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の給紙装置において、さらに第1または第2の給紙経路から最後の転写シートが送り出された後に前記連断手段の作動を停止させ、前記駆動手段から前記分離ローラ対に伝達されている駆動力を遮断することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載の給紙装置において、さらに前記所定の時間が調整可能であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の給紙装置において、さらに前記連断手段が電磁クラッチであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の給紙装置において、さらに前記給紙トレイが手差し給紙であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の給紙装置において、さらに第1の給紙経路は給紙カセットから給送された転写シートが通過することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の給紙装置において、さらに第1の給紙経路は転写シートを反転給送する反転給紙装置から給送された転写シートが通過することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の給紙装置を有する画像形成装置であることを特徴とする。
本発明によれば、再給紙動作の開始時において分離ローラ対を逆転動作させることにより転写シートによるジャムの発生を防止しているため、手差し給紙動作の開始前での分離ローラ対の逆転動作を省略でき、給紙開始時間を早めることによりファーストプリントタイムを早めて生産効率を向上することができる。
図1は、本発明の一実施形態を採用した画像形成装置を示している。図1において、タンデム式フルカラープリンタである画像形成装置1は、装置本体2の内部にイエロ(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色の画像を形成する4個の感光体3Y,3C,3M,3Bkを有している。各感光体3Y,3C,3M,3Bkは図において左右方向に等間隔で並列配置されており、画像形成装置1の動作時において図示しない駆動手段によってそれぞれ時計回りに回転駆動される。
各感光体3Y,3C,3M,3Bkの周囲には電子写真方式の画像形成に必要な現像装置等の部材や装置が配置されており、各感光体3Y,3C,3M,3Bkを含めてそれぞれ画像形成部4Y,4C,4M,4Bkを構成している。各画像形成部4Y,4C,4M,4Bkはそれぞれ同様に構成されており、以下に画像形成部4Yを一例に取って各画像形成部4Y,4C,4M,4Bの構成を説明する。
図2において、例えば直径30〜120mm程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機半導体層を設けた層構造を呈する感光体3Yの周囲には、帯電ローラ5aYを備えた帯電装置5Y、現像ローラ6aY及び現像ブレード6bY及びスクリュ6cY,6dY等を有する現像装置6Y、クリーニングブラシ7aY及びクリーニングブレード7bY及び回収スクリュ7cY等を有するクリーニング装置7Y等の作像部材が配置されている。他の感光体3C,3M,3Bkも感光体3Yと同様に構成され、その周囲に同様の部材を有している。各感光体3Y,3C,3M,3Bkとして、ベルト状のものを用いてもよい。
各感光体3Y,3C,3M,3Bkの下方には、各色毎の画像データに対応したレーザ光を各感光体3Y,3C,3M,3Bkの表面に走査し、帯電装置5Y,5C,5M,5Bkによって一様に帯電された各感光体3Y,3C,3M,3Bkの表面に静電潜像を形成する露光装置8が配設されており、各帯電装置5Y,5C,5M,5Bkと各現像装置6Y,6C,6M,6Bkとの間には、露光装置8から照射されるレーザ光が各感光体3Y,3C,3M,3Bkに向けて入り込むためのスペースが、各感光体3Y,3C,3M,3Bkの軸方向に確保されている。露光装置8は、レーザ光源、ポリゴンミラー等を用いたレーザスキャン方式の露光装置であり、図示しない4個の半導体レーザから形成すべき画像データに応じて変調されたレーザ光8Y,8C,8M,8Bkを照射する。露光装置8は、金属あるいは樹脂製の筐体の内部に光学部品及び制御用部品を収納し、上面に設けられたレーザ光の出射口には透光性の防塵部材が設けられている。本実施形態において露光装置8は1個の筐体で構成されているが、複数の露光装置を各画像形成部4Y,4C,4M,4Bkに対応して設けてもよい。また、レーザ光を用いる露光装置の他、LEDアレイと結像手段とを組み合わせた露光装置を用いてもよい。
各現像装置6Y,6C,6M,6Bkにおける現像動作によってイエロ、シアン、マゼンタ、ブラックの各色トナーが消費されたことが図示しないトナー検知手段によって検知されると、図示しない供給手段の作動によって装置本体2の上部に配置された各トナーカートリッジ9Y,9C,9M,9Bkから各色トナーが各現像装置6Y,6C,6M,6Bkに供給される。各トナーカートリッジ9Y,9C,9M,9Bkは、樹脂あるいは紙等からなる外殻容器の一部に排出口を有しており、装置本体2のカートリッジ装着部2aに対して着脱可能に構成され、装着時において装置本体2に設けられた各色毎の図示しないトナー補給手段に接続される。各トナーカートリッジ9Y,9C,9M,9Bkが誤装着され、各現像装置6Y,6C,6M,6Bkに対して異なった色のトナーが供給されることのないように、例えば装着部2aと各トナーカートリッジ9Y,9C,9M,9Bkとが互いに対を成す形状に構成されている等、誤装着防止構成が採用されている。
各現像装置6(各色を示すY,C,M,Bkは省略する)には、図2に示すように、トナーとキャリアとを撹拌搬送するための2本のスクリュ6c,6dが設けられており、現像装置6が装置本体2に装着されているときに上述した図示しないトナー補給手段がスクリュ6cの上部に接続される。トナーカートリッジ9から供給されたトナーはスクリュ6cによって図2において時計回りに回転する現像ローラ6aに供給され、現像ローラ6aの表面にトナー層を形成する。形成されたトナー層は、現像ブレード6bによってその厚みが所定の厚みとなるように規制される。現像ローラ6aはステンレスあるいはアルミニウム等の金属からなる円筒形状を呈しており、感光体3との距離が適正となるように現像装置6のフレームに回転自在に支持されており、その内部には所定の磁力線を構成する図示しないマグネットが設けられている。
各感光体3Y,3C,3M,3Bkの上方には中間転写ユニット10が配設されている。装置本体2に対して着脱自在に構成された中間転写ユニット10は画像が転写される無端状の中間転写ベルト10aを有しており、この中間転写ベルト10aは装置本体2に回転自在に支持された各ローラ10b,10c,10d,10eに掛け渡され、その下辺を各感光体3Y,3C,3M,3Bkの周面に接触配置されている。ローラ10bは図示しない駆動手段によって回転駆動され、この駆動力によって中間転写ベルト10aは図1において矢印A方向に回転搬送される。ローラ10eは移動可能に構成されており、中間転写ベルト10aが常に適切な張力を保つべく調整される。
中間転写ベルト10aとしては、例えばその厚さが50〜600μm程度の樹脂フィルムあるいはゴムを基体とするベルトであって、後述する1次転写ローラ11Y,11C,11M,11Bkに印加されるバイアスによって各感光体3Y,3C,3M,3Bkの表面に形成されたトナー像をその表面に静電的に転写可能とする抵抗値を有している。中間転写ベルト10aの一例として、ポリアミドにカーボンを分散してその体積抵抗値が10 〜10 12 Ωcm程度に調整されたものが挙げられる。また、ベルトの走行性を安定させるため、ベルトの片側あるいは両側にベルト寄り防止のためのリブを設けてもよい。
中間転写ベルト10aを介してローラ10eと対向する位置には、中間転写ベルト10aの表面に残留する残留トナーや紙粉等の異物をクリーニングするためのベルトクリーニング装置10fが配設されている。ベルトクリーニング装置10fは、ローラ10eの移動と連動して移動可能に構成されている。
中間転写ベルト10aの下辺を介して各感光体3Y,3C,3M,3Bkと対向する位置には、1次転写ローラ11Y,11C,11M,11Bkが配設されている。各1次転写ローラ11Y,11C,11M,11Bkは芯金である金属ローラの表面に導電性ゴム材料を被覆して構成されており、芯金には図示しない電源からバイアスが印加される。導電性ゴム材料はウレタンゴムにカーボンを分散して構成されており、その体積抵抗は10 Ωcm程度に調整されている。各1次転写ローラ11Y,11C,11M,11Bkとして、導電性ゴム材料を有していない金属ローラを使用してもよい。
中間転写ベルト10aを介してローラ10bと対向する位置には2次転写ローラ12が配設されている。2次転写ローラ12は、芯金である金属ローラの表面に導電性ゴムを被覆して構成されており、芯金に対して装置本体2内に設けられた電源13からバイアスが印加される。導電性ゴムにはカーボンが分散されており、その体積抵抗は10 Ωcm程度に調整されている。中間転写ベルト10aと2次転写ローラ12との間に転写シートである用紙Sを通過させつつ2次転写ローラ12にバイアスを印加することにより、中間転写ベルト10a上に形成されたトナー画像が用紙Sに静電的に転写される。2次転写ローラ12と電源13とは、一体的に2次転写ユニット45を構成している。
露光装置8の下方には、複数段(本実施形態では2段)の給紙カセット14A,14Bがそれぞれ装置本体2から引き出し可能に配設されている。各給紙カセット14A,14B内に収納された用紙Sは、各給紙カセット14A,14Bとそれぞれ対応して配置された給紙ローラ15A,15Bの回転により選択的に給送され、分離ローラ対16A,16B及び搬送ローラ対17A,17Bとにより給紙経路P1に送られる。給紙経路P1には、中間転写ベルト10aと2次転写ローラ12との接触部である2次転写部へ向けて、所定のタイミングで転写シートである用紙Sを給送するレジストローラ対18が配設されている。
装置本体2の右側部にはフレーム43が装置本体2に対して開放可能に配設されており、このフレーム43には給紙トレイとしての手差しトレイ19が配設されている。その上面に多数の用紙Sを積載可能な手差しトレイ19は回動自在に構成されており、使用時には引き出されて図1に示すようにその上面に用紙Sを積載し、不使用時には折りたたまれて図3に示すようにフレーム43内に収納される。手差しトレイ19の左側端部上方には給紙ローラ20が配設されており、その左方には用紙Sを1枚ずつ分離給送する分離ローラ対21が配設されている。分離ローラ対21の左方には第1のローラである駆動ローラ22、第2のローラである従動ローラ23、第3のローラである従動ローラ24が配設されており、駆動ローラ22と従動ローラ24とによって分離ローラ対21から分離給送された用紙Sが給紙経路P1へと給送される。分離ローラ対21と各ローラ22,24との間において第2の給紙経路である給紙経路P2が形成されている。給紙ローラ20及び分離ローラ対21及び各ローラ22,23,24、給紙経路P2及び後述する再給紙搬送路P4によって給紙装置53が構成される。この給紙装置53の構成については後述する。
2次転写部の上方には、2次転写部において中間転写ベルト10a上から用紙S上に転写された転写画像を用紙S上に定着させる定着装置25が配設されている。定着装置25は、内部にヒータを内蔵した加熱ローラ25aとこれに圧接された加圧ローラ25bとを有しており、熱と圧力とによって用紙S上に転写画像を定着させる。定着装置としてはこの他に、ベルトを用いるものやIHを用いて加熱を行うもの等を用いてもよい。定着装置25の左方に位置する装置本体2の上面には、画像形成がなされた用紙Sを貯容する排紙貯容部26が設けられている。
フレーム43の内部には、用紙Sの両面に画像形成を行うための反転給紙装置27が配設されている。反転給紙装置27は、スイッチバック経路P3、第1の給紙経路としての再給紙搬送路P4、用紙搬送ローラ対28,29,30,31,32、切替爪33,34,35等を有している。
切替爪33が図1に示す位置を占めている場合、定着装置25を出た用紙Sは装置本体2に設けられた排出ローラ対36によって排紙貯容部26上に排出される。切替爪33が図1に示す位置から時計回りに回動すると、定着装置25を出た用紙Sは上方へと送られ、用紙搬送ローラ対28によって搬送される。このとき切替爪34が図1に示す位置を占めている場合には、用紙Sは図1に示す位置を占めた切替爪35によって正転している用紙搬送ローラ対31,32によってスイッチバック経路P3に送り込まれる。切替爪34が図1に示す位置から反時計回りに回動した場合には、用紙Sは装置本体2の上部外方へと排出され、図示しない他の排紙装置に送られる。図示しない他の排紙装置としては、例えば複数段の排紙トレイを有するビントレイ等が挙げられる。スイッチバック経路P3に送り込まれた用紙Sは、その後端が用紙搬送ローラ対31を抜け切った後に用紙搬送ローラ対31,32が逆転すると共に切替爪35が図1に示す位置から反時計回りに回動することにより、切替爪35に案内されて再給紙搬送路P4に送られる。再給紙搬送路P4に送られた用紙Sは用紙搬送ローラ対29,30によって下方へと送られ、駆動ローラ22と従動ローラ23とによって給紙経路P1へと給送される。
装置本体2の下方には、2個の給紙カセット37A,37Bを備えた給紙装置37が接続されている。給紙装置37には、各給紙カセット37A,37Bとそれぞれ対応して配置された給紙ローラ38A,38B及び分離ローラ対39A,39B及び搬送ローラ対40A,40Bが設けられており、各給紙カセット37A,37B上の用紙Sは給紙ローラ38A,38Bの回転により選択的に給送された後に分離ローラ対39A,39Bによって分離給送され、搬送ローラ対40A,40Bにより各搬送ローラ対17A,17Bを介して給紙経路P1に送られる。
以下に、上述した画像形成装置1の動作を説明する。先ず、用紙Sの片面に画像形成を行う場合を説明する。
露光装置8の作動により、図示しない半導体レーザから照射されたイエロ画像に対応したレーザ光8Yが帯電ローラ5Yaにより一様に帯電された感光体3Yの表面に照射されることにより、感光体3Yの表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像ローラ6Yaによる現像処理によりイエロトナーで現像されて可視像化された後、1次転写ローラ11Yにより感光体3Yと同期して回転搬送される中間転写ベルト10aの表面に1次転写される。これら一連の動作は各感光体3C,3M,3Bkにおいても同様に行われ、中間転写ベルト10aの表面にはイエロ、シアン、マゼンタ、ブラックの各色トナーが順次重ね合わされた4色トナー画像が形成される。各感光体3Y,3C,3M,3Bkの表面は、各クリーニング装置7Y,7C,7M,7Bkの作動により残留トナーや異物等がクリーニングされる。
中間転写ベルト10a上に形成された4色トナー画像は、レジストローラ対18の回転によって中間転写ベルト10aの回転搬送と同期して給送される用紙Sの表面に、2次転写ローラ12の作動によって一括転写される。転写後、中間転写ベルト10aの表面はベルトクリーニング装置10fによりクリーニングされ、次の作像・転写工程に備える。2次転写部において画像が転写された用紙Sは、定着装置25において転写画像を定着された後、切替爪33に案内されて排紙ローラ対36に送られ、排紙貯容部26上に画像面下向き(フェースダウン)状態で排出される。
次に、用紙Sの両面に画像形成を行う場合を説明する。
上述の工程によってその一方の面に画像形成がなされた用紙Sは、切替爪33により用紙搬送ローラ対28に向けて案内される。用紙搬送ローラ対28により搬送された用紙Sは、各切替爪34,35により用紙搬送ローラ対31に向けて案内される。案内された用紙Sは、正転している各用紙搬送ローラ対31,32によってスイッチバック経路P3内に送り込まれ、用紙Sの後端が用紙搬送ローラ対31を抜けた後に各用紙搬送ローラ対31,32が逆転すると共に切替爪35が変位することにより、変位した切替爪35に案内されてその後端側から再給紙搬送路P4内に送り込まれる。
再給紙搬送路P4に送り込まれた用紙Sは、各用紙搬送ローラ対29,30によって下方へと送られ、駆動ローラ22及び従動ローラ23の作動によって給紙経路P1内に送り込まれる。その後、上述の片面画像形成時と同様にレジストローラ対18によって2次転写部へと送られる。用紙Sの他方の面に転写される画像は、用紙Sが所定位置まで搬送されたときに開始される上述と同様の作像行程によって中間転写ベルト10a上に順次形成される。このとき用紙Sは再給紙搬送路P4を通過して前後が反転されているため、一方の面に対する作像に対して用紙搬送方向において逆側から作像されるように、露光装置8から出射される画像データが制御される。他方の面に画像が転写された用紙Sは定着装置25において画像を定着され、切替爪33に案内されて排紙ローラ対36へと送られた後、排紙貯容部26上に排出される。
この両面画像形成において、画像形成の効率を上げるため、用紙Sの搬送路には同時に複数枚の用紙Sを搬送可能である。用紙Sの表裏に形成される画像の作像タイミングは、図示しない制御手段により制御される。上述した画像形成装置1では、各感光体3Y,3C,3M,3Bk上に形成されるトナー像の極性はマイナスであり、各1次転写ローラ11Y,11C,11M,11Bkにプラスの電荷を与えることで各感光体3Y,3C,3M,3Bk上のトナー像が中間転写ベルト10a上に転写される。また2次転写ローラ12にプラスの電荷を与えることで、中間転写ベルト10a上のトナー像が用紙Sに転写される。
上述の動作説明では、各感光体3Y,3C,3M,3Bk上にそれぞれ静電潜像を形成し、用紙Sの両面あるいは片面にフルカラー画像を形成する例を示したが、ブラックによる単色画像形成時においては使用されない感光体3Y,3C,3Mが存在する。本実施形態では、これ等の使用されない感光体3Y,3C,3Mに対して対応する現像装置6Y,6C,6Mを作動させないだけではなく、各感光体3Y,3C,3Mを中間転写ベルト10aに対して非接触状態で保持する機構を備えている。
図1において、ローラ10d及び各1次転写ローラ11Y,11C,11Mをそれぞれ回転自在に支持する内部フレーム41を配置し、この内部フレーム41を支軸42によって回動自在に構成すると共に、支軸42を中心に内部フレーム41を時計回りに回動させる図示しない回動手段を設けている。単色画像形成時には図示しない回動手段を作動させて内部フレーム41を図1において時計回り回動させることにより、感光体2Bkのみが中間転写ベルト10aと接触する。この構成により、各感光体3Y,3C,3M及び中間転写ベルト10aの寿命が向上する。
通常の画像形成装置では、メンテナンスや部品交換等を行う場合に外装カバーを開放するが、画像形成部を構成する部品をユニット化し、プロセスカートリッジとして交換すると作業性が向上する。本実施形態で示す各画像形成部4Y,4C,4M,4Bkをプロセスカートリッジとして構成する場合には、装置本体2への装着用のガイド部や把持部を設けて着脱の容易化を図るとよい。また、プロセスカートリッジの特性や稼働状況を記憶するICタグ等の記憶装置を設ければ、保守時における指針となって好都合である。さらに中間転写ベルト10aに対するメンテナンスや交換を行う場合に、中間転写ベルト10aと各感光体3Y,3C,3M,3Bkとを離間させて中間転写ベルト10aの引き出しを容易化する構成を採用してもよい。
図3は、図1に示した状態からフレーム43を開放した状態を示している。フレーム43は下方に設けられた支軸44を回動中心としてその上方を装置本体2に対して開放可能に構成されており、図示しないロック装置によって装置本体2に対して閉じた状態で固定される。図3に示すように、図示しないロック装置の解除によってフレーム43を開放することによりほとんどの搬送経路を開放することができるため、ジャムした用紙Sの除去を容易に行うことができる。
その両側に搬送経路が形成される2次転写ユニット45は従動ローラ23の中心を揺動中心としてフレーム43に揺動自在に支持されており、フレーム43を開放した際に2次転写ローラ12が中間転写ベルト10aから離間しかつ用紙搬送ローラ対30を構成する各ローラが互いに離間するように、2次転写ユニット45には揺動習性が与えられている。また、定着装置25も図3に示した状態から図の右方に向けて引き出し可能に構成されており、定着装置25の内部で用紙Sがジャムした場合にもその除去を容易に行うことができるように構成されている。
ここで、本発明の特徴部である給紙装置53における、給紙ローラ20、分離ローラ対21、駆動ローラ22、従動ローラ23,24の構成及び動作について図4及び図5を用いて説明する。
分離ローラ対21は、第1駆動ローラとしてのフィードローラ21aと第2駆動ローラとしてのリバースローラ21bとを有しており、各ローラ21a,21bはそれぞれの支軸21c、21dをフレーム43に回転自在に支持されている。支軸21cにはギヤ21eとギヤ21f(図4のみに示す)とが固着されており、ギヤ21eには連断手段としての電磁クラッチ21g(図5にのみ示す)が接続されている。電磁クラッチ21gが作動したときにギヤ21eと支軸21cとが接続され、電磁クラッチ21gの作動が停止したときにギヤ21eと支軸21cとの接続が解除される。支軸21dにはギヤ21hが固着されており、支軸21dとリバースローラ21bとの間にはトルクリミッタ21iが設けられている。トルクリミッタ21iはリバースローラ21bに所定の負荷が作用した際に滑り、リバースローラ21bと支軸21dとを相対的に変位させる。
フィードローラ21aの右方近傍には、フレーム43に回転自在に支持された支軸46が配置されている。支軸46にはギヤ46aが固着されており、ギヤ46aはギヤ21fに噛合している。またギヤ46aは、支軸46の右方近傍に配置された給紙ローラ20の支軸20aに固着されたギヤ20b(共に図4にのみ示す)にも噛合している。リバースローラ21bの左方近傍には、フレーム43に回転自在に支持された支軸47が配置されている。支軸47にはギヤ47a,47bが固着されており、ギヤ47aはギヤ21eに噛合し、ギヤ47bはギヤ21hに噛合している。支軸20aにはソレノイド51(図6参照)が接続されており、このソレノイド51によって給紙ローラ20は手差しトレイ19上に載置された用紙Sの上面に圧接する位置と用紙Sの上面より離間する位置とを選択的に占める。
駆動ローラ22及び各従動ローラ23,24はそれぞれ細切れローラによって構成されており、各ローラ22,23,24はそれぞれの支軸22a,23a,24aをフレーム43に回転自在に支持されている。支軸22aにはギヤ22bが固着されており、このギヤ22bはフレーム43に回転自在に支持されたアイドルギヤ48(図4にのみ示す)を介して、フレーム43に取り付けられた正逆転可能な駆動手段としてのモータ50(図6参照)の出力軸に取り付けられた駆動ギヤ49(図4にのみ示す)に接続されている。各支軸23a,24aには図示しない付勢手段の付勢力が作用しており、各従動ローラ23,24はその周面を所定の圧接力で駆動ローラ22の周面に圧接されている。これにより、駆動ローラ22の回転に伴い各従動ローラ23,24が従動回転する。
図6は、画像形成装置1の動作制御を行う制御手段のブロック図を示している。同図において周知のマイクロコンピュータからなる制御手段52は、その内部にCPU52a、ROM52b、RAM52c、クラッチ制御部52d、モータ制御部52e、操作制御部52f、ソレノイド制御部52g等を有しており、装置本体2の上部前面に設けられた操作部2bからの操作指令に基づいて、電磁クラッチ21g、モータ50、ソレノイド51等の各アクチュエータの作動制御を行う。
上述の構成に基づき、手差しトレイ19から用紙Sを給送する場合の動作を図7を用いて以下に説明する。
手差しトレイ19から給紙経路P2へ用紙Sを給紙する場合、制御手段52はモータ50を逆転させて駆動ギヤ49を図7において時計回りに回転させる。このとき電磁クラッチ21gはオン状態となっており、ギヤ21eと支軸21cとが接続されている。駆動ギヤ49の回転に伴いこれと噛合するアイドルギヤ48が図7において反時計回りに回転し、アイドルギヤ48と噛合するギヤ21eが図7において時計回りに回転する。さらに電磁クラッチ21gがオンされていることからギヤ21eと接続された支軸21cが図7において時計回りに回転し、支軸21cに固着されたギヤ21fが支軸21cと一体的に回転する。そして、ギヤ21fと噛合するギヤ46aが図7において反時計回りに回転し、ギヤ46aに噛合するギヤ20bが図7において時計回りに回転することにより、ギヤ20bと一体的に構成された給紙ローラ20が図7において時計回りに回転する。そして、ソレノイド51の作動によって給紙ローラ20が手差しトレイ19上に載置された用紙Sの上面に圧接すると、用紙Sの最上位の1枚あるいは最上位から複数枚が分離ローラ対21に受け渡される。
アイドルギヤ48の回転に伴いこれと噛合するギヤ22bが図7において時計回りに回転し、これと一体的に構成された駆動ローラ22が図7において時計回りに回転(逆転)する。また、駆動ローラ22の回転に伴いこれと圧接した各従動ローラ23,24が図7においてそれぞれ反時計回りに回転する。また、ギヤ21eの回転に伴いこれと噛合するギヤ47aが図7において反時計回りに回転し、ギヤ47aと一体的に構成されたギヤ47bが図7において反時計回りに回転する。ギヤ47bが回転するとこれに噛合したギヤ21hが図7において時計回りに回転し、ギヤ21hと一体的に構成された支軸21dが図7において時計回りに回転する。支軸21dが回転すると、トルクリミッタ21iを介して支軸21dと接続されたリバースローラ21bが図7において時計回りに回転する。
分離ローラ対21に受け渡された複数枚の用紙Sのうち最上位の1枚を除く他の用紙Sは、図7に示すように時計回りに回転するリバースローラ21bによって手差しトレイ19方向に戻される。そして、分離ローラ対21に挟持された用紙Sが1枚のみとなるとリバースローラ21bに加わる負荷が極端に増大し、トルクリミッタ21iに所定値以上の負荷がかかってトルクリミッタ21iが滑り、リバースローラ21bはフィードローラ21aの回転に従動して図7において反時計回りへの回転を開始する。この構成により手差しトレイ19上から送られた用紙Sは、1枚ずつに分離されて給紙経路P2内に送られる。
給紙経路P2に送られた用紙Sの先端は駆動ローラ22と従動ローラ24との接触部に送られ、図7に示す態様で回転している各ローラ22,24によって給紙経路P1へと送られる。給紙経路P1へと送られた用紙Sは、レジストローラ対18で一時停留された後に所定のタイミングで2次転写部に送られる。各ローラ22,24による用紙Sの給送時において、給送に寄与しない従動ローラ23は駆動ローラ22に従動回転している。そして、所定長さの用紙Sを送り出した後に電磁クラッチ21gがオフされることにより、支軸21cの回転が停止されてフィードローラ21a及び給紙ローラ20の回転が停止され、次の用紙Sが手差しトレイ19上から続けて給送されることを防止できる。次の用紙Sの給送タイミングに合わせて電磁クラッチ21gをオンすることにより、各ローラ20,21aが回転駆動されて上述と同様に給紙が行われる。
次に、反転給紙装置27から用紙Sを給送する場合の動作を図8を用いて以下に説明する。
反転給紙装置27から給紙経路P1に用紙Sを給送する場合、制御手段52はモータ50を正転させて駆動ギヤ49を図8において反時計回りに回転させる。このとき電磁クラッチ21gをオフ状態としていると、アイドルギヤ48が図8において時計回りに、ギヤ21eが図8において反時計回りに、ギヤ47a,47bが図8において時計回りに、ギヤ21hが図8において反時計回りにそれぞれ回転し、リバースローラ21bが図8において反時計回りに回転する。このリバースローラ21bの回転時において、電磁クラッチ21gがオフされていることから駆動ギヤ49からの回転力が支軸21cには伝達されないため、支軸21cに固定されたフィードローラ21aはリバースローラ21bの回転に従動して図8において時計回りに回転する。このとき、手差しトレイ19上の用紙Sが図11に示すように分離ローラ対21に対して押し付けられるようにセットされていた場合には、手差しトレイ19上の用紙Sが誤って給紙されてしまう虞がある。
上述の不具合の発生を防止するため、反転給紙装置27からの再給紙時には電磁クラッチ21gをオンさせる。これを図9を用いて説明する。
駆動ギヤ49を図9において反時計回りに回転させると、アイドルギヤ48が図9において時計回りに、ギヤ21eが図9において反時計回りにそれぞれ回転し、電磁クラッチ21gがオンされていることからギヤ21eと接続された支軸21c及びこれと一体的に構成されたフィードローラ21aが図9において反時計回りにそれぞれ回転する。このときギヤ47a,47bが図9において時計回りに、ギヤ21hが図9において反時計回りにそれぞれ回転してリバースローラ21bが図9において反時計回りに回転しようとするが、トルクリミッタ21iが滑ることによりリバースローラ21bはフィードローラ21aの回転に従動して図9において時計回りに回転する。これにより、手差しトレイ19上の用紙Sが図11に示すように分離ローラ対21に対して押し付けられるようにセットされていた場合には、分離ローラ対21によって用紙Sを手差しトレイ19へ戻す方向に送ることができる。この状態であれば、反転給紙装置27からの再給紙中に電磁クラッチ21gがオンされて分離ローラ対21が図8に示す方向に回転したとしても、分離ローラ対21の各ローラ接触部には用紙Sが存在しないので用紙Sが誤って給送されることを防止できる。
反転給紙装置27からの再給紙が終了して手差しトレイ19からの手差し給紙に切り替える際には、モータ50の逆転、ソレノイド51の作動による給紙ローラ20の用紙Sへの圧接、電磁クラッチ21gの作動を同時に行うことにより、上述と同様の手差し給紙動作を開始することができる。
反転給紙装置27からの再給紙から手差し給紙に切り替える際のタイミングチャートを図10に示す。手差し給紙動作の開始前に図11に示す不具合の発生を防止するため分離ローラ対21を逆転動作させる従来構成と比較すると、上記実施形態では再給紙動作の開始時において分離ローラ対21を逆転動作させているため、分離ローラ対21の逆転時間の有無の差によって給紙開始時間を早めることができ、ファーストプリントタイムを早めて画像形成装置1の生産効率を向上することができる。
また、反転給紙装置27からの再給紙動作の開始時に電磁クラッチ21gをオンすることにより、再給紙時において手差しトレイ19上から用紙Sが誤って給送される不具合の発生を防止できる。さらに電磁クラッチ21gのオン時間の長さを調節可能な構成とすることにより、分離ローラ対21間に差し込まれた用紙Sの束を所定の位置に戻せるだけの最小限の回転量にフィードローラ21aの回転量を調節することができ、電磁クラッチ21gの通電時間を最小限に抑えて省電力化を図ることができる。具体的には、操作部2bから電磁クラッチ21gのオン時間を入力するように構成する。
上述した実施形態では、ギヤ21eと支軸21cとの間における回転力の伝達を接続あるいは切断する連断手段として電磁クラッチ21gを用いた例を示したが、連断手段としてはこの他に、例えば切欠歯を使用した1回転クラッチ(ギヤに切欠が設けられ1回転する間にギヤが噛み合わない特定の時間が生じる)等を使用してもよい。しかし、この場合には回転力を伝達あるいは遮断する時間を自由に設定できないため、本実施形態で示した用紙Sのサイズに応じたタイミング設定及び用紙Sの束の戻し量に応じたタイミング設定が難しいため、連断手段としては電磁クラッチが最適である。
上記実施形態では、反転給紙装置27から用紙Sを再給紙する場合にモータ50を正転させる構成としたが、各給紙カセット14A,14B,37A,37Bとレジストローラ対18との間に各ローラ22,23,24を配置し、各給紙カセット14A,14B,37A,37Bから用紙Sを給送する際にモータ50を正転させ、手差しトレイ19から用紙Sを給送する際にモータ50を逆転させる構成としてもよい。
上記実施形態では画像形成装置1としてタンデム式フルカラープリンタを用いた例を示したが、本発明が適用可能な画像形成装置としてはこれに限られず、電子写真複写装置、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の、複数の給紙経路を有する画像形成装置であればどのようなものに適用してもよい。
本発明の一実施形態を採用した画像形成装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる画像形成部を示す概略図である。 本発明の一実施形態を採用した画像形成装置のフレームが開放された状態を示す概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる給紙ローラ及び分離ローラ対及び駆動ローラ及び各従動ローラの駆動機構を説明する概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる給紙ローラ及び分離ローラ対及び駆動ローラ及び各従動ローラの駆動機構を説明する概略斜視図である。 本発明の一実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。 本発明の一実施形態に用いられる給紙ローラ及び分離ローラ対及び駆動ローラ及び各従動ローラの手差し給紙時における回転方向を説明するための概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる給紙ローラ及び分離ローラ対及び駆動ローラ及び各従動ローラの再給紙時であって電磁クッラチオフ時における回転方向を説明するための概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる給紙ローラ及び分離ローラ対及び駆動ローラ及び各従動ローラの再給紙時であって電磁クッラチオン時における回転方向を説明するための概略図である。 本発明と従来構成とにおける給紙タイミングを比較するためのタイミングチャートである。 従来の問題点を説明するための概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置
14A,14B,37A,37B 給紙カセット
18 レジストローラ対
19 給紙トレイ(手差しトレイ)
21 分離ローラ対
21a 第1駆動ローラ(フィードローラ)
21b 第2駆動ローラ(リバースローラ)
21g 連断手段(電磁クラッチ)
21i トルクリミッタ
22 第1のローラ(駆動ローラ)
23 第2のローラ(従動ローラ)
24 第3のローラ(従動ローラ)
27 反転給紙装置
50 正逆転可能な駆動手段(モータ)
53 給紙装置
P2 第2の給紙経路(給紙経路)
P4 第1の給紙経路(再給紙搬送路)
S 転写シート(用紙)

Claims (9)

  1. 転写シートが通過する第1の給紙経路と、第1の給紙経路の終端に配置され第1の給紙経路を給送される転写シートをレジストローラ対に向けて給送する、正逆転可能な駆動手段により回転駆動される第1のローラ及び第1のローラと従動回転する第2のローラと、給紙トレイから給送された転写シートが通過する第2の給紙経路と、第2の給紙経路の終端に配置され第2の給紙経路を給送される転写シートを前記レジストローラ対に向けて給送する、第1のローラ及び第1のローラと従動回転する第3のローラとを有し、第1の給紙経路からの転写シートを前記レジストローラ対に向けて給送する際には第1のローラを正転させ、第2の給紙経路からの転写シートを前記レジストローラ対に向けて給送する際には第1のローラを逆転させる給紙装置において、
    前記駆動手段により駆動され前記駆動手段の逆転により前記給紙トレイから第2の給紙経路に向けて転写シートを分離給送する分離ローラ対と、前記駆動手段から前記分離ローラ対に伝達される駆動力を連断する連断手段を有し、前記駆動手段を逆転させて第2の給紙経路から前記レジストローラ対に向けて転写シートを搬送させた後に前記駆動手段を正転させて第1の給紙経路から前記レジストローラ対に向けて転写シートを搬送する際に、少なくとも前記分離ローラ対間に差し込まれた前記転写シートを所定の位置まで戻すのに必要な回転量に対応する所定の時間、前記連断手段を連結して前記分離ローラ対に駆動力を伝達した後、前記連断手段を切断することを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1記載の給紙装置において、
    前記分離ローラ対は前記駆動手段により回転駆動される第1駆動ローラ及び第2駆動ローラを有し、第1駆動ローラには前記連断手段が接続され第2駆動ローラにはトルクリミッタが接続されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の給紙装置において、
    第1または第2の給紙経路から最後の転写シートが送り出された後に前記連断手段の作動を停止させ、前記駆動手段から前記分離ローラ対に伝達されている駆動力を遮断することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の給紙装置において、
    前記所定の時間が調整可能であることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の給紙装置において、
    前記連断手段が電磁クラッチであることを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の給紙装置において、
    前記給紙トレイが手差し給紙であることを特徴とする給紙装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の給紙装置において、
    第1の給紙経路は給紙カセットから給送された転写シートが通過することを特徴とする給紙装置。
  8. 請求項1ないしの何れか1つに記載の給紙装置において、
    第1の給紙経路は転写シートを反転給送する反転給紙装置から給送された転写シートが通過することを特徴とする給紙装置。
  9. 請求項1ないしの何れか1つに記載の給紙装置を有することを特徴とする画像形成装置
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