JP4713228B2 - 電池抵抗測定装置 - Google Patents

電池抵抗測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4713228B2
JP4713228B2 JP2005167648A JP2005167648A JP4713228B2 JP 4713228 B2 JP4713228 B2 JP 4713228B2 JP 2005167648 A JP2005167648 A JP 2005167648A JP 2005167648 A JP2005167648 A JP 2005167648A JP 4713228 B2 JP4713228 B2 JP 4713228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
battery
unit
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005167648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006343165A (ja
Inventor
康良 鎌田
政幸 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2005167648A priority Critical patent/JP4713228B2/ja
Publication of JP2006343165A publication Critical patent/JP2006343165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4713228B2 publication Critical patent/JP4713228B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、電池抵抗、特に燃料電池の内部抵抗の測定に適した電池抵抗測定装置に関するものである。
この種の電池抵抗測定装置として、特開2000−299137号公報に開示されている二次電池の状態判定装置が知られている。この二次電池の状態判定装置では、二次電池を一定値の電流で放電させている状態において、その放電を遮断する。この際に、二次電池の両極間電圧は、放電の遮断直後に急激に上昇し、その後、経過時間と共に緩やかに上昇する。この状態判定装置は、この放電の遮断直後の急激な上昇に対応する電圧成分と、その後に緩やかに上昇する電圧成分とを検出し、検出した各電圧成分の電圧値および放電時の一定値に基づいて、二次電池の電解質抵抗および反応抵抗(これらをまとめて内部抵抗ともいう)を算出(測定)すると共に、算出したこれらの抵抗値に基づいて、二次電池の状態を判定している。
また、この種の電池抵抗測定装置では、一般的に、両端間電圧の変化が急激に変化する部分、つまり上記した放電の遮断直後における急激な上昇が終了した部分(変曲点)を検出することにより、放電の遮断直後の急激な上昇に対応する電圧成分と、その後に緩やかに上昇する電圧成分とを検出している。
特開2000−299137号公報(第12頁、第7図)
しかしながら、上記した従来の電池抵抗測定装置には、次のような解決すべき課題が存在している。すなわち、両端間電圧の実際の波形には多くのリンギングが発生している。このため、この電池抵抗測定装置では、リンギングに起因して両端間電圧についての変曲点を正確に検出することができないことがあり、この場合には両端間電圧についての変曲点を正確に検出することができない。したがって、この電池抵抗測定装置には、電池の両極間電圧に多くのリンギングが発生している場合に、電池の内部抵抗を正確に測定できないことがあるという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、電池の内部抵抗を正確に測定し得る電池抵抗測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電池抵抗測定装置は、電池から一定値の放電電流を放電させる放電部と、前記電池からの前記放電電流を遮断する電流遮断部と、前記放電電流を検出電流として検出する電流検出部と、前記電池の両極間電圧を検出電圧として検出する電圧検出部と、測定部とを備え、前記測定部は、前記電流遮断部による遮断後において前記放電電流の電流値がゼロになった時点を前記検出電流に基づいて検出すると共に、前記放電電流による放電後において前記検出電圧の上昇率が予め設定されている範囲内となった状態の前記電池の起電力と、前記一定値と、前記一定値の放電電流を放電しているときの前記検出電圧と、前記放電電流の電流値がゼロになった時点の前記検出電圧とに基づいて、前記電池の電解質抵抗および反応抵抗を算出する。
また、請求項2記載の電池抵抗測定装置は、請求項1記載の電池抵抗測定装置において、前記電流検出部は、前記放電電流の電流値に比例して振幅が変化する第1の検出信号を前記検出電流として生成し、前記電圧検出部は、前記両極間電圧の電圧値に比例して振幅が変化する第2の検出信号を前記検出電圧として生成し、前記第1の検出信号を第1のディジタルデータに変換する第1のA/D変換部と、前記第2の検出信号を第2のディジタルデータに変換する第2のA/D変換部とを備え、前記測定部は、前記第1および第2のディジタルデータに基づいて、前記放電電流の電流値がゼロになった時点の検出、当該放電電流が前記一定の電流値のときおよびゼロになった時点での前記各両極間電圧の算出、並びに前記電解質抵抗および前記反応抵抗の算出を実行する。
また、請求項3記載の電池抵抗測定装置は、請求項2記載の電池抵抗測定装置において、表示部と、制御部とを備え、前記測定部は、前記電流遮断部による遮断後から所定時間毎に前記第2のディジタルデータに基づいて算出した電圧変化量を当該所定時間毎に前記第1のディジタルデータに基づいて算出した電流変化量で順次除算して前記電池の抵抗値特性を求め、前記制御部は、前記抵抗値特性を前記表示部に表示させる。
請求項1記載の電池抵抗測定装置では、測定部が、放電電流の電流値がゼロになった時点を検出すると共にこの時点での両極間電圧を検出電圧に基づいて検出する。したがって、この電池抵抗測定装置によれば、両極間電圧の実際の波形に多くのリンギングが発生していたとしても、両極間電圧の変曲点での電圧値を正確に検出することができる結果、この電圧値などに基づいて、電池の内部抵抗(電解質抵抗および反応抵抗)を正確に測定することができる。
請求項2記載の電池抵抗測定装置では、測定部が、第1および第2のA/D変換部から出力された第1および第2のディジタルデータに基づいて放電電流の電流値および両極間電圧の電圧値を算出すると共に、この算出した放電電流の電流値に基づいて放電電流の電流値がゼロになった時点を検出する。したがって、この電池抵抗測定装置によれば、ディジタルデータ化された放電電流の電流値に基づいて、放電の停止から極めて短時間のうちにゼロになる放電電流の変化を正確に測定することができる。このため、放電電流がゼロになった時点を正確に検出することができる結果、両極間電圧の変曲点での電圧値をより正確に検出することができる。したがって、この電池抵抗測定装置によれば、この電圧値などに基づいて、電池の内部抵抗(電解質抵抗および反応抵抗)を一層正確に測定することができる。
請求項3記載の電池抵抗測定装置では、測定部が、電流遮断部による遮断後から所定時間毎に第2のディジタルデータに基づいて算出した電圧変化量を、同じ所定時間毎に第1のディジタルデータに基づいて算出した電流変化量で順次除算して電池の抵抗値特性を求め、制御部が、その抵抗値特性を表示部に表示させることにより、電解質抵抗および反応抵抗を視覚的に認識させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る電池抵抗測定装置の最良の形態について説明する。
最初に、電池抵抗測定装置1の測定対象体である電池51(具体的には燃料電池)の等価回路について、図1を参照して説明する。電池51は、一対の電極52,53を備えると共に、その内部が、等価的には、起電力Vdc、電解質抵抗Rsol、反応抵抗Rctおよび電気二重層容量Cdlで構成されている。また、電池51では、等価的に、反応抵抗Rctおよび電気二重層容量Cdlが並列に接続され、この並列回路、電解質抵抗Rsolおよび起電力Vdcが一対の電極52,53間に直列に接続されている。
次いで、電池抵抗測定装置1の構成について説明する。電池抵抗測定装置1は、図1に示すように、放電部2、電流遮断部3、電流検出部4、電圧検出部5、2つのA/D変換部6,7、演算制御部8および表示部9を備えて構成されている。この場合、放電部2は、電流遮断部3を介して電池51の各電極52,53間に接続されている。また、放電部は、電子負荷(図示せず)を備え、電池51から一定値の電流値I1の放電電流Iを放電させ得るように構成されている。電流遮断部3は、例えばトランジスタやFET等の半導体スイッチ、またはリレーなどのメカニカルスイッチで構成されて、演算制御部8の制御下でオン状態およびオフ状態のいずれか一方の状態に移行することにより、電池51に対して放電部2を接断する。
電流検出部4は、電池51からの放電電流Iを検出電流として検出すると共に、検出した放電電流Iの電流値に比例して振幅が変化する検出信号(第1の検出信号)S1を生成して出力する。電圧検出部5は、電池51の両電極52,53間に発生する電圧(両極間電圧)Vを検出電圧として検出すると共に、検出した両極間電圧Vの電圧値に比例して振幅が変化する検出信号(第2の検出信号)S2を生成して出力する。A/D変換部6は、本発明における第1のA/D変換部に相当し、検出信号S1をサンプリングすることによってディジタルデータ(第1のディジタルデータ)D1に変換して、演算制御部8に出力する。A/D変換部7は、本発明における第2のA/D変換部に相当し、検出信号S2をサンプリングすることによってディジタルデータ(第2のディジタルデータ)D2に変換して、演算制御部8に出力する。この場合、各A/D変換部6,7は、共通のサンプリングクロックに同期して、所定のサンプリング周期でサンプリング動作をそれぞれ実行する。
演算制御部8は、本発明における測定部および制御部に相当し、CPUおよび内部メモリ(いずれも図示せず)を備えて構成されている。この場合、内部メモリには、放電部2による電池51の放電時における電流値I1が予め記憶されている。また、演算制御部8は、制御信号S3を出力することにより、電流遮断部3のオン・オフ状態を制御する。さらに、演算制御部8は、ディジタルデータD1(放電電流Iの電流値)およびディジタルデータD2(両極間電圧Vの電圧値)に基づいて内部抵抗測定処理を実行する。また、演算制御部8は、内部抵抗測定処理によって算出された電池51の内部抵抗(電解質抵抗Rsolおよび反応抵抗Rct)を表示部9に表示させる。表示部9は、例えば液晶やCRTを用いたディスプレイで構成されている。
次に、電池抵抗測定装置1による電池51の内部抵抗の測定動作について説明する。
まず、演算制御部8は、制御信号S3を電流遮断部3に出力することにより、電流遮断部3をオフ状態からオン状態に移行させる。これにより、電池51に放電部2が接続されるため、放電部2が、電流値I1の放電電流Iを電池51に対して放電させ始める。この状態において、電流検出部4がこの放電電流Iを検出して検出信号S1を出力し、A/D変換部6がこの検出信号S1ディジタルデータD1に変換して演算制御部8に出力する。また、電圧検出部5が電池51の両極間電圧Vを検出して検出信号S2を出力し、A/D変換部7がこの検出信号S2をディジタルデータD2に変換して演算制御部8に出力する。演算制御部8は、A/D変換部6,7を介して放電電流Iおよび両極間電圧Vを検出する。具体的には、制御部8は、A/D変換部6,7から新たな各ディジタルデータD1,D2を入力する都度、ディジタルデータD1に基づいて放電電流Iの電流値を算出すると共に、ディジタルデータD2に基づいて両極間電圧Vの電圧値を算出して、内部メモリに順次記憶する。また、演算制御部8は、両極間電圧Vの電圧値を算出する都度、例えば一つ前に算出した両極間電圧Vの電圧値との差分を求めることにより、両極間電圧Vの変化率(上昇率)を算出する。
次いで、演算制御部8は、放電部2による放電の開始から所定時間経過後(時刻t1)に、制御信号S3を電流遮断部3に出力することにより、電流遮断部3をオン状態からオフ状態に移行させる。これにより、電池51と放電部2とが切り離されるため、電池51からの放電電流Iの放電が停止する。この際に、放電電流Iは、図2に示すように、時刻t1における電流値I1を始点として、ほぼ直線的に(ほぼ一定の変化率で)、しかも急激に減少して、時刻t2にゼロ(0A)に達する。したがって、演算制御部8は、ディジタルデータD1に基づいて放電電流Iの電流値がゼロに達した時点(時刻t2)を検出する。この場合、電流遮断時における回路インピーダンスが非常に高く、電流波形にリンギングが生じにくいため、放電電流Iの電流値がゼロに達した時刻t2を確実かつ正確に検出することができる。したがって、時刻t2における両極間電圧Vの電圧値V2(後述する変曲点での電圧値)を正確に算出することができる。他方、電池51の両極間電圧Vは、図3に示すように、放電部2によって放電されている期間(時刻t1までの期間)では、ほぼ一定の電圧値V1に維持されている。また、両極間電圧Vは、放電の停止(時刻t1)から時刻t2までの間は、その電圧値がほぼ直線的に(ほぼ一定の上昇率で)、しかも急激に上昇する。また、両極間電圧Vは、時刻t2以後は、上昇率が徐々に低下しつつ緩やかに上昇し続けて、時刻t3に上昇率がほぼゼロになり、電池51の起電力Vdcの電圧値に達する。このように、両極間電圧Vの上昇率が時刻t2において急激に変化するため、時刻t2に対応する部位が両極間電圧Vの変曲点となる。演算制御部8は、両極間電圧Vが電池51の起電力Vdcに達したか否かを、両極間電圧Vの上昇率が予め設定されている範囲内に入ったか否か(上昇率がほぼゼロになったか否か)に基づいて判別し、この範囲内に両極間電圧Vの上昇率が入ったときに、各ディジタルデータD1,D2の入力、放電電流Iの電流値の算出、両極間電圧Vの電圧値の算出、およびこの算出した電流値および電圧値の内部メモリへの記憶処理を終了する。
続いて、演算制御部8は、内部メモリに記憶されている放電電流Iの電流値と両極間電圧Vの電圧値とに基づいて、内部抵抗測定処理を実行して電池51の内部抵抗(電解質抵抗Rsolおよび反応抵抗Rct)を測定する。この内部抵抗測定処理では、まず、演算制御部8は、時刻t2における両極間電圧Vの電圧値V2(変曲点での電圧値)と、時刻t1までの両極間電圧Vの電圧値V1との差分電圧Vsolを算出すると共に、この差分電圧Vsolを時刻t1までの放電電流Iの電流値I1で除算することにより、電池51の電解質抵抗Rsolを算出して内部メモリに記憶する。次いで、演算制御部8は、時刻t3における両極間電圧Vの電圧値(起電力Vdc)と、時刻t2における両極間電圧Vの電圧値V2との差分電圧Vctを算出すると共に、この差分電圧Vctを電流値I1で除算することにより、電池51の反応抵抗Rctを算出して内部メモリに記憶する。続いて、演算制御部8は、内部メモリに記憶されている放電電流Iの電流値と両極間電圧Vの電圧値のうちの放電の停止(本発明における電流遮断部による遮断後:時刻t1)から所定時間毎に取得したm(mは1以上の整数)番目の電流値および電圧値をそれぞれIm,Vmとしたときに、その所定時間毎にm番目の電圧値から電圧値V1を差し引いて算出した電圧変化量(Vm−V1)を、同じく所定時間毎にm番目の電流値から電流値I1を差し引いて算出した電流変化量(I1−Im)で除算することで、下記式(1)で示される抵抗Rmを時刻t1から時刻t3までの期間分について順次算出して内部メモリに記憶し、内部抵抗測定処理を終了する。なお、演算制御部8は、各A/D変換部6,7のサンプリング周期に基づいて、m番目の電流値および電圧値がサンプリングされたときの時刻tmを算出し、この時刻tmを抵抗Rmに対応させて内部メモリに記憶する。
抵抗Rm=電圧変化量(Vm−V1)/電流変化量(I1−Im)・・・・ (1)
最後に、演算制御部8は、電解質抵抗Rsol、反応抵抗Rct、抵抗Rmおよび時刻tmを内部メモリから読み出して、電解質抵抗Rsolおよび反応抵抗Rctについては、数値で表示部9に表示させる。また、制御部8は、抵抗Rmについては、図4に示すように、時刻t1から時刻t3までの所定時間毎に測定した各抵抗Rmを電池の抵抗値特性として表示部9に表示させる。この場合、時刻t2のときの抵抗Rmの抵抗値が電池51の電解質抵抗Rsolに相当し、時刻t3のときの抵抗Rmから電解質抵抗Rsolの抵抗値を減算した抵抗値が反応抵抗Rctに相当する。これにより、抵抗Rmの時系列データが波形状に表示されて、電解質抵抗Rsolおよび反応抵抗Rctを視覚的に認識させることができる。さらに、制御部8は、内部メモリに記憶されている放電電流Iの電流値に基づく電流応答波形を図2に示すように表示部9に表示させる。これにより、電流遮断部3による電流遮断性能の情報を取得することができる。また、制御部8は、両極間電圧Vの電圧値に基づく電圧応答波形を図3に示すように表示部9に表示させる。これにより、電圧応答波形からリンギングやノイズ成分の重畳などの測定誤差の要因の情報を取得することができる。以上により、電池抵抗測定装置1による電池51の内部抵抗の測定が完了する。
このように、この電池抵抗測定装置1では、演算制御部8が、ディジタルデータD1に基づいて、放電電流Iの電流値がゼロになった時点を検出すると共にこの時点での両極間電圧Vの電圧値V2を検出する。したがって、この電池抵抗測定装置1によれば、両極間電圧Vの実際の波形に多くのリンギングが発生していたとしても、両極間電圧Vの変曲点での電圧値V2を正確に検出することができる結果、この電圧値V2などに基づいて、電池51の内部抵抗(電解質抵抗Rsolおよび反応抵抗Rct)を正確に測定することができる。
また、この電池抵抗測定装置1では、演算制御部8が、各A/D変換部6,7から出力された各ディジタルデータD1,D2に基づいて放電電流Iの電流値および両極間電圧Vの電圧値を算出すると共に、この算出した放電電流Iの電流値に基づいて放電電流Iの電流値がゼロになった時点を検出する。したがって、この電池抵抗測定装置1によれば、ディジタルデータ化された放電電流Iの電流値に基づいて、放電の停止(時刻t1)から極めて短時間のうちにゼロになる放電電流Iの変化を正確に測定することができる。このため、放電電流Iがゼロになった時点を正確に検出することができる結果、両極間電圧Vの変曲点での電圧値V2をより正確に検出することができる。したがって、この電池抵抗測定装置1によれば、この電圧値V2などに基づいて、電池51の内部抵抗(電解質抵抗Rsolおよび反応抵抗Rct)を一層正確に測定することができる。
また、この電池抵抗測定装置1によれば、演算制御部8が、電流遮断部3による遮断後から所定時間毎にディジタルデータD2に基づいて算出した電圧変化量を同じ所定時間毎にディジタルデータD1に基づいて算出した電流変化量で除算して順次求めた電池51の抵抗値特性を表示部9に表示させることにより、電解質抵抗Rsolおよび反応抵抗Rctを視覚的に認識させることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、放電電流Iおよび両極間電圧Vを変換するために2つのA/D変換部6,7を用いているが、放電電流Iおよび両極間電圧Vをスキャナで切り替えて1つのA/D変換部に出力することで放電電流Iおよび両極間電圧VをディジタルデータD1,D2に変換する構成を採用することもできる。また、表示部9としてプリンタやプロッタを用いることもできる。
電池抵抗測定装置1の構成を示すブロック図である。 放電電流Iの波形図である。 両極間電圧Vの波形図である。 電池51の抵抗値特性の波形図である。
符号の説明
1 電池抵抗測定装置
2 放電部
3 電流遮断部
4 電流検出部
5 電圧検出部
8 演算制御部
I 放電電流
Rct 反応抵抗
Rsol 電解質抵抗
V 両極間電圧
Vdc 電池の起電力
51 電池

Claims (3)

  1. 電池から一定値の放電電流を放電させる放電部と、前記電池からの前記放電電流を遮断する電流遮断部と、前記放電電流を検出電流として検出する電流検出部と、前記電池の両極間電圧を検出電圧として検出する電圧検出部と、測定部とを備え、
    前記測定部は、前記電流遮断部による遮断後において前記放電電流の電流値がゼロになった時点を前記検出電流に基づいて検出すると共に、前記放電電流による放電後において前記検出電圧の上昇率が予め設定されている範囲内となった状態の前記電池の起電力と、前記一定値と、前記一定値の放電電流を放電しているときの前記検出電圧と、前記放電電流の電流値がゼロになった時点の前記検出電圧とに基づいて、前記電池の電解質抵抗および反応抵抗を算出する電池抵抗測定装置。
  2. 前記電流検出部は、前記放電電流の電流値に比例して振幅が変化する第1の検出信号を前記検出電流として生成し、
    前記電圧検出部は、前記両極間電圧の電圧値に比例して振幅が変化する第2の検出信号を前記検出電圧として生成し、
    前記第1の検出信号を第1のディジタルデータに変換する第1のA/D変換部と、
    前記第2の検出信号を第2のディジタルデータに変換する第2のA/D変換部とを備え、
    前記測定部は、前記第1および第2のディジタルデータに基づいて、前記放電電流の電流値がゼロになった時点の検出、当該放電電流が前記一定の電流値のときおよびゼロになった時点での前記各両極間電圧の算出、並びに前記電解質抵抗および前記反応抵抗の算出を実行する請求項1記載の電池抵抗測定装置。
  3. 表示部と、制御部とを備え、
    前記測定部は、前記電流遮断部による遮断後から所定時間毎に前記第2のディジタルデータに基づいて算出した電圧変化量を当該所定時間毎に前記第1のディジタルデータに基づいて算出した電流変化量で順次除算して前記電池の抵抗値特性を求め、
    前記制御部は、前記抵抗値特性を前記表示部に表示させる請求項2記載の電池抵抗測定装置。
JP2005167648A 2005-06-08 2005-06-08 電池抵抗測定装置 Expired - Fee Related JP4713228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167648A JP4713228B2 (ja) 2005-06-08 2005-06-08 電池抵抗測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167648A JP4713228B2 (ja) 2005-06-08 2005-06-08 電池抵抗測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006343165A JP2006343165A (ja) 2006-12-21
JP4713228B2 true JP4713228B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=37640240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005167648A Expired - Fee Related JP4713228B2 (ja) 2005-06-08 2005-06-08 電池抵抗測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4713228B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5465870B2 (ja) * 2008-12-10 2014-04-09 株式会社明電舎 電気二重層キャパシタの静電容量の評価方法及び電気二重層キャパシタの静電容量の評価装置
JP2010164358A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Pulstec Industrial Co Ltd 抵抗測定装置および抵抗測定方法
JP5516847B2 (ja) * 2009-03-26 2014-06-11 日産自動車株式会社 電気化学システムとこの電気化学システムの負荷接断方法
JP5724796B2 (ja) * 2011-09-29 2015-05-27 新神戸電機株式会社 バッテリテスタ
JP6459914B2 (ja) * 2015-11-11 2019-01-30 株式会社デンソー 電池特性学習装置
JP6743426B2 (ja) * 2016-03-07 2020-08-19 三浦工業株式会社 燃料電池セルの電気特性測定装置及び電気特性測定方法
JP2018189606A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 昇 若月 電池評価装置および電池評価方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000299137A (ja) * 1998-08-10 2000-10-24 Toyota Motor Corp 二次電池の状態判定方法及び状態判定装置、並びに二次電池の再生方法
JP2003004780A (ja) * 2001-04-20 2003-01-08 Nf Corp インピーダンスパラメータの推定方法及び装置
JP2004348982A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Tsukasa Sokken Co Ltd 燃料電池の内部抵抗測定方式

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10221418A (ja) * 1997-02-06 1998-08-21 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 電池の劣化判定装置及び劣化判定方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000299137A (ja) * 1998-08-10 2000-10-24 Toyota Motor Corp 二次電池の状態判定方法及び状態判定装置、並びに二次電池の再生方法
JP2003004780A (ja) * 2001-04-20 2003-01-08 Nf Corp インピーダンスパラメータの推定方法及び装置
JP2004348982A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Tsukasa Sokken Co Ltd 燃料電池の内部抵抗測定方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006343165A (ja) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4713228B2 (ja) 電池抵抗測定装置
JP4997994B2 (ja) 電池の残量予測装置
JP5255119B2 (ja) 電池充電率算出装置
JP2010014501A (ja) 電子体温計及び作動制御方法
JP4654295B2 (ja) 電力損失の測定
KR20150119016A (ko) 축전 디바이스 열화 추정 장치 및 축전 디바이스 열화 추정 방법
JP2009204320A (ja) 二次電池の充電率推定装置および充電率推定方法
JP4511162B2 (ja) 燃料電池の評価装置
KR101066509B1 (ko) 차압 발신기
JP4865516B2 (ja) 測定装置
JP6486665B2 (ja) 絶縁抵抗測定装置
JP2008064700A (ja) 電気二重層キャパシタの内部抵抗測定装置
JP2008032683A (ja) 電池の内部抵抗測定装置
JP2006170714A (ja) 地絡検出装置、地絡検出装置の閾値設定方法
JP2011058921A (ja) 電気特性測定装置および電気特性測定方法
JP2010054229A (ja) 静電容量測定装置
JP2937796B2 (ja) 電力貯蔵用二次電池の充放電電流測定方法及び残存電力量測定方法並びに測定装置
JP2007170953A (ja) 二次電池の劣化判定装置
TW201222920A (en) Battery capacitance detecting system
JP4980006B2 (ja) 測定装置
JP5451142B2 (ja) 電子体温計及び作動制御方法
KR100566981B1 (ko) 이동 단말기의 배터리 사용 가능 시간 표시 방법
JP2004014462A (ja) 二次電池の残存容量測定装置
KR101828329B1 (ko) 배터리 시동 성능 추정 시스템 및 그 방법
JP5497322B2 (ja) 電子体温計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110225

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110324

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees