JP4713175B2 - 土台パッキンの敷設方法 - Google Patents

土台パッキンの敷設方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4713175B2
JP4713175B2 JP2005042134A JP2005042134A JP4713175B2 JP 4713175 B2 JP4713175 B2 JP 4713175B2 JP 2005042134 A JP2005042134 A JP 2005042134A JP 2005042134 A JP2005042134 A JP 2005042134A JP 4713175 B2 JP4713175 B2 JP 4713175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
base
base packing
foundation
leveling mortar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005042134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006226023A (ja
Inventor
豊 清水
和彦 木瀬
守久 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuvi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2005042134A priority Critical patent/JP4713175B2/ja
Publication of JP2006226023A publication Critical patent/JP2006226023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4713175B2 publication Critical patent/JP4713175B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

この発明は、建物の布基礎と土台との間に介装され、土台を水平に保つとともに、ネコ換気用孔を形成する土台パッキンとその敷設方法に関するものである。
建物の布基礎上に土台を設置する際は、布基礎の天端面に均しモルタルを載置して、高さ及び不陸調整を行った後、均しモルタルの上に土台パッキンを敷設して、その上に土台を設置する方法がとられている。また、従来からの床下換気方式として布基礎に切欠きを設置して床下換気する方法があったが、換気孔が形成された土台パッキンを連続して使用することにより床下換気を設置する方法(ネコ換気方式)がとられている。また、布基礎の天端面には、土台を固定するためのアンカーボルトが設置されているが、土台パッキンを敷設する際に支障となるため、土台パッキンに貫通孔を設けて、予め配置計画を行いマーキングすることで、アンカーボルトと土台パッキンを互いが干渉せずに設置することができる土台パッキンが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2002−129662号公報
しかしながら、布基礎の天端面を均しモルタルにより高さ及び不陸調整し、均しモルタルが硬化した後に、土台パッキンと土台を設置する作業は非常に日数を必要とする作業であった。また、均しモルタルの高さ及び不陸調整作業は、非常に精度が要求される作業であり、特に土台パッキンを連続して敷設する方法では、布基礎全体にて精度を要求されるので、作業時間がかかり、熟練度を要する作業であった。また、アンカーボルトの配置については予め配置計画を行う必要があり、アンカーボルトの配置が施工時に計画した位置とずれてしまい、アンカーボルトと土台パッキンが干渉してしまうと、土台パッキンの敷設替え、あるいは土台パッキンに切欠きを設ける必要があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、土台パッキンの敷設について、敷設の精度の向上及び施工日数を削減する方法を提供するとともに、この方法により敷設可能で、アンカーボルトの配置位置に影響なく敷設することができるネコ換気用の換気孔付土台パッキンと基礎構造を提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、布基礎と土台との間に介装される土台パッキンの敷設方法であって、前記布基礎の天端面に、均しモルタルが載置され、該均しモルタルが硬化しないうちに、前記土台パッキンが前記均しモルタルの上に敷設された状態で、前記土台パッキンに外力を与え、前記均しモルタルを沈下させることにより、前記土台パッキンを所定の高さに敷設することを特徴としている。
この発明に係る土台パッキンの敷設方法によれば、均しモルタルが硬化していない状態で土台パッキンを敷設でき、均しモルタル載置時に精度を要求される高さ及び不陸調整をする作業が省略され、また硬化するまでの養生期間が省略できるので、施工日数の削減が可能となる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の土台パッキンの敷設方法において、前記土台パッキンに振動を与え、前記均しモルタルを沈下させることにより、前記土台パッキンを所定の高さに敷設することを特徴としている。
この発明に係る土台パッキンの敷設方法によれば、振動により均しモルタルを沈下させることで土台パッキンの高さ調整を行うので、振動の伝達する範囲全体の高さを調整することが可能となり、特に連続して敷設された土台パッキンの高さを調整する際は有効である。また、振動により均しモルタルの内部の空気、水分が表面に抜けて、均しモルタルが締め固まるので、密度が高くなり、均しモルタルが硬化した後の収縮度も少なくなる。さらに、水分が早く浮くので硬化が早くなる。また、振動の特性を変化させることで徐々に均しモルタルを沈下させることができ、微細な調整が可能となる。
上記発明に際しては、次のような土台パッキンが好ましい。
布基礎と土台との間に介装され、かつ前記布基礎の上の硬化していない均しモルタルの上に敷設することが可能な土台パッキンであって、細長の略板状で、下面側から上面側へアンカーボルトが挿通可能な貫通孔を有し、前記下面側には、長手方向と直交する幅方向に両端を貫通する溝が、間隔をおいて長手方向に連続して形成されるパッキン本体と、前記パッキン本体の下面に当接され、前記アンカーボルトを挿通させる孔を形成可能な底板とを備えている。
この発明に係る土台パッキンによれば、土台パッキンの長手方向を布基礎の長手方向と合わせて敷設することにより、パッキン本体に形成される溝が換気孔として機能する。この土台パッキンを連続して敷設することにより、基礎全面に連続した換気孔が形成される。この際、布基礎上から突出するアンカーボルトが土台パッキンと干渉し、敷設の支障となるが、底板に孔を穿設し、この孔からパッキン本体の貫通孔へ挿入すればよい。また、土台パッキンの底板は、上述のようにアンカーボルトと干渉するため孔を穿設した部分を除いて、均しモルタルの天端面を密閉することができる。このため、硬化していない均しモルタルの天端面にこの土台パッキンを敷設した場合、敷設作業中あるいは敷設完了後の降雨による均しモルタルの流出を防止することができる。
さらに、前記パッキン本体の前記幅方向の長さよりも、前記底板の前記幅方向の長さが大に設定されていることが好ましい。
この発明に係る土台パッキンによれば、硬化していない均しモルタルの上に敷設して高さ調整をする際、均しモルタルが土台パッキンの底板の側部より漏出しても、底板の幅方向の長さが長いので、漏出した均しモルタルにより、底板の上にパッキン本体の溝で形成される換気孔が閉塞される恐れがない。
さらに、前記パッキン本体の貫通孔が前記長手方向に複数形成され、前記貫通孔の配列は、前記長手方向の中心に対して非対称になっていることが好ましい。
この発明に係る土台パッキンによれば、複数の土台パッキンを布基礎の長手方向に連続して敷設する際に、土台パッキンと干渉するアンカーボルトは土台パッキンの底板に孔を穿設し、いずれかのパッキン本体の貫通孔に挿入すればよい。また、アンカーボルトがパッキン本体の隣り合う貫通孔の間に位置したときは、土台パッキンを180°回転させることで、布基礎の長手方向に貫通孔の位置がずれるので、水平移動する必要がなく、貫通孔をアンカーボルトの位置に合わせることができる。これにより、アンカーボルトの位置がどのような位置にあったとしても、複数の土台パッキンを布基礎の長手方向に連続的に隙間無く敷設することができる。
さらに、前記底板が透明な部材で形成され、前記土台パッキンの上方より前記パッキン本体の貫通孔を通して、前記土台パッキンの下方を透視することが可能であることが好ましい。
この発明に係る土台パッキンによれば、均しモルタルの上に土台パッキンを敷設する際は、アンカーボルトと土台パッキンが干渉する位置において、土台パッキンの底板を穿設する必要があるが、下面部が透明なため、実際の作業位置において容易にアンカーボルトが挿通される位置を確認して穿設することができる。また、硬化していない均しモルタルの上に土台パッキンを敷設して高さ調整をする際に、土台パッキンの下部の均しモルタルが目視できるので、均しモルタルの充填状況が容易に確認できる。
さらに、前記布基礎の天端面に前記均しモルタルを介して連続して敷設され、前記土台パッキンの上に前記土台が設置される基礎構造が好ましい
この発明に係る基礎構造によれば、従来よりも少ない施工日数により、土台の構築をすることができる。また、土台パッキン部に換気孔を設置したネコ換気方式の床下換気を実現することができる。また、連続した換気孔が形成される土台パッキンを連続して、精度良く敷設できるので、土台にかかる荷重を全体で均一に布基礎に伝達し、かつ基礎全面で均一な床下換気を可能とさせる。また、布基礎全面において、荷重分担及び床下換気が可能となることで、土台パッキンの配置計画に基づく、荷重計算、換気流量計算が必要なくなる。
本願発明によれば、硬化していない均しモルタルの上に、土台パッキンを敷設することができるので、作業日数の削減が可能となる。また、振動を利用した敷設方法により、精度良く、連続して土台パッキンを敷設することができるようになる。また、これに対応した換気孔付土台パッキンを使用することで、土台にかかる荷重を均一に布基礎に伝達し、かつネコ換気方式の均一な床下換気を実現することができる。
図1から図17は本発明に係る第一の実施形態を示している。図1は基礎構造の全体を示す側面図であり、図2は基礎構造を示す断面図であり、図2は土台パッキン敷設部を拡大した斜視図である。図1から3に示すように、基礎構造1は地盤2の上に設置された布基礎3と、布基礎3の天端面3aの上に載置された均しモルタル4と、均しモルタル4の天端面4aの上に水平に敷設された換気孔6を有する土台パッキン5と、土台パッキン5の天端面5aの上に木材で形成された土台7とを備えている。この土台7の上に柱8が組立てられ、建物が構築される。また、布基礎3の天端面3aには、鉛直方向に突出するアンカーボルト9が布基礎3の長手方向Aに複数配置される。アンカーボルト9は前述の均しモルタル4、土台パッキン5、土台7を貫通し、土台7の天端面7aの上に突出している。このアンカーボルト9にナット10及びワッシャ11を嵌合させて、ワッシャ11を土台7の天端面7aと当接させてナット10を締付けることにより、土台7は土台パッキン5及び均しモルタル4を介して布基礎3に水平に固定されている。また、土台パッキン5の換気孔6を通して、布基礎3の幅方向Bに位置する外側と内側との換気を行うことができる。
次に、土台パッキン5の詳細について説明する。図4から図7に土台パッキン5の詳細を示す。図4は平面図、図5は側面図、図6は正面図、図7は底面図を表す。また、図8、図9に土台パッキンの斜視図を示す。図8は上方からの一部の斜視図、図9は下方からの一部の斜視図を表す。図4から図9に示すように、土台パッキン5はパッキン本体12と底板13とから形成されている。パッキン本体12は細長の略板状で、上面12aから下面12bへ貫通する貫通孔14が形成されている。貫通孔14は土台パッキン5の長手方向Cに連続して一定間隔Sをおいて複数形成されている。また、パッキン本体12には下面12b側に土台パッキン5の長手方向Cと直交する幅方向Dに両端を貫通する溝15が形成されている。溝15は長手方向Cに連続して一定間隔Tをおいて複数形成されていて、補強手段として補強部材16が形成されている。また、上面12aは粗面加工がなされている。底板13はパッキン本体12と同じく細長の略板状で、透明な部材で形成され、底板13の上面13aがパッキン本体の下面12bと当接されている。この底板13により、パッキン本体12の溝15は開口部が閉鎖されて換気孔6が形成される。また、底板13の幅方向Dの長さW13はパッキン本体12の幅方向Dの長さW12に比べて大に設定されている。さらに、パッキン本体12と底板13とは接着あるいは溶着されて、土台パッキン5として一体となっている。
パッキン本体12を貫通する貫通孔14は前述のように長手方向Cに連続して一定間隔Sをおいて複数形成されているが、その配列は、土台パッキン5の長手方向Cの中心に対して非対称に形成されている。また、土台パッキン5の長手方向Cの両端5bには、土台パッキン5を互いに嵌合できるように、凸部17と凹部18が形成されている。凸部17と凹部18の位置関係は、土台パッキン5の長手方向Cの中心に対して対称に形成されている。
次に、この土台パッキン5を使用した敷設方法について説明する。図10から図14は布基礎3の天端面3aに均しモルタル4及び土台パッキン5を敷設する状況を示している。また、図15から図17は均しモルタル4の上に敷設された土台パッキン5と布基礎3から土台パッキン5へ突出しているアンカーボルト9との位置関係を示している。
まず、図10に示すように、布基礎3は予めアンカーボルト9を配置した上で打設され、硬化後、型枠を脱型した布基礎3の天端面3aに、均しモルタル4を載置する。この際、均しモルタル4の天端面4aは、所定の高さである基準線Gよりも高く載置される。また、均しモルタル4の天端面4aの平坦性はこの時点でそれほど要求されず、土台パッキン5を敷設した際に転倒しない程度でよい。
次に土台パッキン5を硬化していない均しモルタル4の天端面4aに敷設する。図11、図12及び図15から図17に土台パッキン5の敷設状況を示す。土台パッキン5を敷設する向きは土台パッキン5の長手方向Cと布基礎3の長手方向Aが一致するように敷設する。土台パッキン5を敷設する際、図3に示すように、布基礎3より突出するアンカーボルト9はパッキン本体12を貫通する貫通孔14に挿入されるが、底板13には貫通孔が設けられていないため、図11のように底板13の下面13bにアンカーボルト9の先端9aが当接される。底板13は透明な部材で形成されているので、この状態において土台パッキン5の上方より、貫通孔14を通して、アンカーボルト9の位置を確認して、図15に示すように孔19を穿設する。この孔19から、アンカーボルト9を土台パッキン5に挿通させて、図12に示すように土台パッキン5を敷設する。
なお、図16に示すようにアンカーボルト9の位置が、隣り合う二つの貫通孔14の間に位置した際は、以下に示すように土台パッキンを敷設する。図17に示すように、貫通孔14の配列が長手方向Cの中心に対して非対称でありかつ土台パッキン5同士を嵌合する凸部17、凹部18の配置が対称である。このため、土台パッキン5を水平移動せずに、180°回転させることにより、貫通孔14の位置をずらすことができる。これにより、アンカーボルト9を土台パッキン5に挿通させて、敷設することができるようになる。また、凸部17、凹部18の位置は変化しないので、隣り合う土台パッキン5同士を嵌合できる。これにより、連続する換気孔6が形成される土台パッキン5をアンカーボルト9の位置に関係なく、連続して敷設することができる。この時点では均しモルタル4の天端面4aは天端面4aの所定の高さである基準線Gよりも高いので、土台パッキン5の天端面5aも同様に天端面5aの所定の高さである基準線Hよりも高く設定されている。
次に、図12に示すように、土台パッキン5が敷設され、均しモルタル4が硬化していない状態で、振動Pを土台パッキン5の天端面5aに与える。振動Pは、土台パッキン5を介して、均しモルタル4に伝達される。この振動Pにより、均しモルタル4は締固まるとともに、図14のように布基礎3の天端面3aの上に拡がる。この作用により、土台パッキン5と布基礎3との間に介される均しモルタル4は、土台パッキン5と布基礎3との間に充填されるとともに、沈下が生じ、図13のように、土台パッキン5の天端面5aを所定の高さである基準線Hの位置まで下げる。これにより、土台パッキン5を所定の位置、高さに敷設することができる。この際に、図2、図3に示すように、布基礎3の天端面3aにおいて、均しモルタル4は布基礎3の幅方向Bに拡がり、底板13の側部13c及び布基礎3の側面3bより食み出す場合がある。この場合、底板13の幅W13がパッキン本体12の幅W12より大に設定されていることにより、パッキン本体12に形成されている換気孔6を閉塞する恐れがない。また、食み出したモルタルを側部13cを定規として削り取り、均しモルタル4の側面4bを鏝仕上げすることができる。また逆に、均しモルタル4が布基礎3の幅方向Bに十分拡がらず、底板13と布基礎3の間に隙間が生じてしまった場合も、均しモルタル4を側面4bより充填し、底板13の側部13cを定規として側面4bを鏝仕上げすることができる。あるいは、図2、図3のように布基礎3の側面3bを化粧モルタル20で仕上げる場合、底板13の側部13cが布基礎3の側面3bより突出するように土台パッキン5を敷設すれば、底板13の側部13cを定規として布基礎3の側面3bに化粧モルタル20を塗り、仕上げることが可能である。なお、均しモルタル4の基準線G、土台パッキン5の基準線Hは、具体的には、水糸、レーザレベルなどが使用される。
振動Pにより、土台パッキン5を沈下させる方法は、高さ調整する箇所を打撃、押圧などにより一点ずつ調整していく方法よりも、振動の伝達する範囲全体を沈下させることができるので、特に連続して均一に敷設するような本実施形態に適している。また、振動Pにより均しモルタル4の内部の空気、水分が表面に抜けて、均しモルタル4が締め固まるので、密度が高くなり、均しモルタル4が硬化した後の収縮度も少なくなる。さらに、水分が早く浮くので硬化が早くなる。よって、振動Pによる高さ調整を行うことで、均しモルタル4の品質の向上が図ることができるとともに、硬化までの工期短縮も図ることができる。また、振動Pの特性を変化させることで、容易に沈下する速度を調整できるので、精度良く土台パッキン5の高さ調整を行える。
また、土台パッキン5の底板13が透明であり、パッキン本体12の貫通孔14を通して、土台パッキン5の下部を目視することができる。このため、図14に示すように、振動Pによる土台パッキン5の高さ調整を行う際、均しモルタル4の充填状況が確認できるので、均しモルタル4の品質を確保することもできる。また、土台パッキン5の底板13は、上述のようにアンカーボルト9と干渉するため孔19を穿設した部分を除いて、均しモルタル4の天端面4aを密閉することができる。このため、硬化していない均しモルタル4の天端面4aにこの土台パッキン5を敷設した場合、敷設作業中あるいは敷設完了後の降雨による均しモルタル4の流出を防止することができる。
このようにして、上述した土台パッキン5の敷設方法及びこれに対応する連続した換気孔6が形成される土台パッキン5を使用し、土台パッキン5を連続して敷設することで、従来よりも少ない施工日数で、土台7に受ける荷重を均一に布基礎3に伝達させて、かつ基礎全面で均一な換気を可能としたネコ換気方式の基礎構造を精度良く実現させる。
なお、土台パッキン5の長手方向Cの両端5bには、土台パッキン5同士を互いに嵌合でるように、凸部17、凹部18が設けられたが、これに限らずクリップ等により連結する方法でもよいし、位置ずれが生じなければよいので、土台パッキンに貫通孔を設けて布基礎に釘止めする方法としても構わない。
また、底板13の下面13bは突起あるいは凹凸を設けることにより、均しモルタル4との付着が良好となり、土台パッキンの横ずれ防止を図ることができる。
また、土台パッキン5はパッキン本体12と底板13とが接着されて一体となっているものとしたが、各々が分離した形態としても構わない。
次に、図18から図20は本発明に係る第二の実施形態を示している。この実施形態は従来からの単独で使用されている土台パッキンの敷設方法を示している。図18に示すように、布基礎3の天端面3aの土台パッキン21を敷設する各々の位置に、均しモルタル4を載置する。この際、第一の実施形態と同様に均しモルタル4の天端面4aは所定の高さである基準線Gよりも高く載置される。
次に、図19に示すように、土台パッキン21を硬化していない均しモルタル4の天端面4aに各々敷設する。この状態で、振動Pを各々の土台パッキン21の天端面21aに与える。第一の実施形態と同様に、振動Pが土台パッキン21を介して、均しモルタル4に伝達し、均しモルタル4に沈下が生じる。そして、図20に示すように、土台パッキン21の天端面21aが所定の高さである基準線Hの位置まで下がる。これにより、土台パッキン21を所定の位置、高さに敷設することができる。
このように、まだ硬化していない均しモルタルの上に土台パッキンを敷設して、高さ調整する方法は様々な形状の土台パッキンにおいて使用しても、作業日数の削減、敷設精度の向上を図ることができる。
なお、第一、第二の実施形態では土台パッキンの高さ調整を行う方法として、振動を与えるものとしたが、これに限らず、打撃、押圧などによる方法で高さ調整をするものとしても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の第一の実施形態の基礎構造を示す正面図である。 この発明の第一の実施形態の基礎構造を示す断面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンの敷設部を拡大した斜視図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンを示す平面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンを示す側面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンを示す正面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンを示す底面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンの上方からの一部の斜視図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンの下方からの一部の斜視図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンの敷設状況を示す側面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンの敷設状況を示す側面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンの敷設状況を示す側面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンの敷設状況を示す側面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンの敷設状況を示す平面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンとアンカーボルトの位置関係を示す平面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンとアンカーボルトの位置関係を示す平面図である。 この発明の第一の実施形態の土台パッキンとアンカーボルトの位置関係を示す平面図である。 この発明の第二の実施形態の土台パッキンの敷設状況を示す側面図である。 この発明の第二の実施形態の土台パッキンの敷設状況を示す側面図である。 この発明の第二の実施形態の土台パッキンの敷設状況を示す側面図である。
符号の説明
1 基礎構造
3 布基礎
4 均しモルタル
5 土台パッキン
6 換気孔
7 土台
9 アンカーボルト
12 パッキン本体
13 底板
14 貫通孔
15 溝
19 孔
21 土台パッキン
A 長手方向
B 幅方向
C 長手方向
D 幅方向
H 基準線
P 振動

Claims (2)

  1. 布基礎と土台との間に介装される土台パッキンの敷設方法であって、
    前記布基礎の天端面に、均しモルタルが載置され、
    該均しモルタルが硬化しないうちに、前記土台パッキンが前記均しモルタルの上に敷設された状態で、
    前記土台パッキンに外力を与え、前記均しモルタルを沈下させることにより、
    前記土台パッキンを所定の高さに敷設することを特徴とする土台パッキンの敷設方法。
  2. 請求項1に記載の土台パッキンの敷設方法において、
    前記土台パッキンに振動を与え、前記均しモルタルを沈下させることにより、
    前記土台パッキンを所定の高さに敷設することを特徴とする土台パッキンの敷設方法。
JP2005042134A 2005-02-18 2005-02-18 土台パッキンの敷設方法 Expired - Fee Related JP4713175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042134A JP4713175B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 土台パッキンの敷設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042134A JP4713175B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 土台パッキンの敷設方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006226023A JP2006226023A (ja) 2006-08-31
JP4713175B2 true JP4713175B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=36987622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005042134A Expired - Fee Related JP4713175B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 土台パッキンの敷設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4713175B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5186519B2 (ja) * 2004-07-23 2013-04-17 フクビ化学工業株式会社 土台用スペーサ及び土台構造
JP4755664B2 (ja) * 2008-03-13 2011-08-24 三井ホーム株式会社 基礎仕上げ用定木及び基礎の仕上げ方法
JP7107778B2 (ja) * 2018-08-02 2022-07-27 積水化学工業株式会社 建物の基礎構造

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51150612U (ja) * 1975-05-27 1976-12-02
JPS57172810U (ja) * 1981-04-27 1982-10-30
JPS6055610U (ja) * 1983-09-22 1985-04-18 フクビ化学工業株式会社 防蟻・防腐基礎構造
JPH0230563Y2 (ja) * 1983-08-31 1990-08-17
JPH0249282Y2 (ja) * 1983-07-19 1990-12-26
JPH09158987A (ja) * 1995-12-06 1997-06-17 Sunstar Eng Inc 免震装置
JP2733752B2 (ja) * 1995-06-22 1998-03-30 有限会社トッププラン 建物用コンクリート基礎と、その施工方法
JP2001173116A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 布基礎天端に用いる防蟻・防湿シート
JP2002266445A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Teruo Igarashi 白蟻発生の防止構造
JP2003301532A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Joto Techno Co Ltd 長尺の基礎パッキン
JP2005330798A (ja) * 2004-04-22 2005-12-02 Joto Techno Co Ltd 基礎パッキン及び建造物の施工方法
JP2006057440A (ja) * 2004-07-23 2006-03-02 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 土台用スペーサ及び土台構造
JP2006083561A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 土台用スペーサ及び土台構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3980243A (en) * 1975-06-12 1976-09-14 Possis Corporation Flexure mount for coil winding device
JPS57172810A (en) * 1981-04-13 1982-10-23 Diesel Kiki Co Ltd Control circuit for automobile electromagnetic driving equipment
JPS6055610A (ja) * 1983-09-07 1985-03-30 松尾電機株式会社 電子部品の製造方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51150612U (ja) * 1975-05-27 1976-12-02
JPS57172810U (ja) * 1981-04-27 1982-10-30
JPH0249282Y2 (ja) * 1983-07-19 1990-12-26
JPH0230563Y2 (ja) * 1983-08-31 1990-08-17
JPS6055610U (ja) * 1983-09-22 1985-04-18 フクビ化学工業株式会社 防蟻・防腐基礎構造
JP2733752B2 (ja) * 1995-06-22 1998-03-30 有限会社トッププラン 建物用コンクリート基礎と、その施工方法
JPH09158987A (ja) * 1995-12-06 1997-06-17 Sunstar Eng Inc 免震装置
JP2001173116A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 布基礎天端に用いる防蟻・防湿シート
JP2002266445A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Teruo Igarashi 白蟻発生の防止構造
JP2003301532A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Joto Techno Co Ltd 長尺の基礎パッキン
JP2005330798A (ja) * 2004-04-22 2005-12-02 Joto Techno Co Ltd 基礎パッキン及び建造物の施工方法
JP2006057440A (ja) * 2004-07-23 2006-03-02 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 土台用スペーサ及び土台構造
JP2006083561A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 土台用スペーサ及び土台構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006226023A (ja) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8573884B2 (en) System and method for concrete slab connection
JP4713175B2 (ja) 土台パッキンの敷設方法
KR101606439B1 (ko) 트러스거더와 데크플레이트 간의 결합용 스페이서
JP6933916B2 (ja) 堤防嵩上げ構造物
JP4780501B2 (ja) 橋梁と土工部分の伸縮連結構造
KR20100021042A (ko) 교량용 신축이음구조
JP5601648B2 (ja) 自由勾配兼用有底側溝
JP4471211B2 (ja) 可変側溝及びその敷設工法
CN213951931U (zh) 一种伸缩缝装置
JP3840613B2 (ja) タイルの落下防止方法。
KR101544985B1 (ko) 소켓식 프리캐스트 콘크리트 패널 및 이를 이용한 포장공법
JP2019148121A (ja) 壁高欄同士の接合構造
KR20150059918A (ko) 지중압입 구조물 및 이를 이용한 지중통로 구조물
JP2018035531A (ja) 建物の基礎構造
JP4399301B2 (ja) コンクリートブロック構造体
JP7121486B2 (ja) 基礎構造
CN211815248U (zh) 一种路基拼接结构
KR200291118Y1 (ko) 고정용 날개가 장착된 지수판
JP6971145B2 (ja) 基礎構造および基礎構造の製造方法
JP3210441U (ja) 自由排水側溝
JP2018188803A (ja) 壁高欄同士の接合構造
JP6722555B2 (ja) 表面材付き発泡樹脂ブロック
JP2021011762A (ja) 既設側溝の補修方法および既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材
JP4559814B2 (ja) 護岸用被覆ブロックおよび護岸の被覆方法
JP6770667B2 (ja) プラットホーム構築用部品、及び、プラットホームの構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110324

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees