JP4712964B2 - 自転車等の荷物かご取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車等の二輪車の荷台に取付ける荷物かごを簡単に着脱できる取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に、自転車等の後部の荷台に荷物かごを容易に着脱する従来例を示す。図2には一般に普及している荷台を示す。図1の従来例は、先端に引掛け部3bを有し、引掛け部3bが軸を中心に起伏できると共にバネ等の付勢部3aで引掛け部3bの傾倒方向に復元力が発生する構造の引掛け手段3を、取付板3cによって荷台1を挟み込むように、予め取付けて固定しておき、荷物かご2の底部に設けた差込み手段4を荷台1の枠部分(本従来例では外枠後部1c3)に差込んだ後、引掛け手段3の引掛け部3bを荷物かご2の前側面に設けた挿入孔2aに引掛けて、付勢部3aの復元力によって、荷物かごを固定する構造になっている。図2の荷台は、外枠1c、内枠1d、前方左右枠1a、後方左右枠1b及びその他支持枠から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来例においては、取付具としての引掛け手段をネジ締めで予め荷台側に装着しておかなければならずユーザにとっては手間のかかるものであった。また、荷物かごは容易に着脱できても、この取付具は容易に着脱できるものではなく、荷台を度々他の用途に切換えて使用する時、例えば荷物を直接荷台に搭載する時や補助席を荷台に取付ける時に、邪魔になるこの取付具の取外しに手間がかかり、ユーザにとっては煩わしいものであった。
【0004】
本発明はこれらの不都合を解決するもので、荷台には特に取付具を装着せずに、荷物かごを容易に着脱できる荷物かご取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の構成上の特徴と作用効果を示す。請求項1の発明は、自転車等の荷台に、かごの内側と外側が少なくとも部分的に面で仕切られた荷物かごを自在に着脱する取付構造であって、荷物かごの前方下部に於いて、荷台の少なくとも1つの第1の枠部分に連結される少なくとも1つの第1の連結手段を有し、かつ荷物かごの下部に於いて、荷台の少なくとも1つの第2の枠部分に連結される少なくとも1つの第2の連結手段を有しており、第1の連結手段が、その構成要素である、引掛け部と支軸を有する可動枠とバネ等の付勢部とが1つの取付板にまとめて取付けられるもので、取付板に沿って配置される可動枠の支軸の方向に空けられた取付板の左右の支持穴に支軸の左右の先端が嵌め込まれて支持され、可動枠と取付板が引き合う方向に取付けられた付勢部によって付勢された状態で可動枠が支軸を軸に可動であるように構成されており、その取付板が荷物かごの前方下部の面に合わせて取付けられて、可動枠の先端の引掛け部を荷台の第1の枠部分に前方から引掛ける構造を有し、かつ第2の連結手段が、荷台の第2の枠部分に第1の連結手段の復元力の作用に抗する方向に後方から差込まれる構造を有しており、第2の連結手段を荷台の第2の枠部分に差込んだ後、付勢部に抗して起した第1の連結手段の可動枠の先端の引掛け部を荷台の第1の枠部分に引掛けることによって荷物かごを固定することを特徴としている。
【0006】
請求項1の発明によれば、自転車等の荷台に樹脂製かごのように内側と外側が面で仕切られた荷物かごを自在に着脱できる作用効果がある。また取付具(連結手段)が荷物かご側に取付けられている(荷台には特に取付具を装着する必要がない)ためにその着脱の手間が省け、荷物かごを取去った後も荷台を他の用途に自由に使用できる作用効果がある。
【0007】
請求項2の発明の構成上の特徴と作用効果を示す。請求項2の発明は、自転車等の荷台に荷物かごを自在に着脱する取付構造であって、荷物かごを着脱可能なように取付けられる取付手段を荷台と荷物かごの間に介在させ、取付手段の前方下部に於いて、荷台の少なくとも1つの第1の枠部分に連結される少なくとも1つの第1の連結手段を有し、かつ取付手段の下部に於いて、荷台の少なくとも1つの第2の枠部分に連結される少なくとも1つの第2の連結手段を有しており、第1の連結手段が、その構成要素である、引掛け部と支軸を有する可動枠とバネ等の付勢部とが1つの取付板にまとめて取付けられるもので、取付板に沿って配置される可動枠の支軸の方向に空けられた取付板の左右の支持穴に支軸の左右の先端が嵌め込まれて支持され、可動枠と取付板が引き合う方向に取付けられた付勢部によって付勢された状態で可動枠が支軸を軸に可動であるように構成されており、その取付板が荷物かごの取付手段の前方下部の面に合わせて取付けられて、可動枠の先端の引掛け部を荷台の第1の枠部分に前方から引掛ける構造を有し、かつ第2の連結手段が、荷台の第2の枠部分に第1の連結手段の復元力の作用に抗する方向に後方から差込まれる構造を有しており、第2の連結手段を荷台の第2の枠部分に差込んだ後、付勢部に抗して起した第1の連結手段の可動枠の先端の引掛け部を荷台の第1の枠部分に引掛けることによって荷物かごを取付けられる取付手段を固定することを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明の構成によれば、自転車等の荷台に荷物かごと取付手段を自在に着脱できる作用効果がある。また取付具(連結手段)が取付手段側に取付けられている(荷台には特に取付具を装着する必要がない)ためにその着脱の手間が省け、荷物かごと取付手段を取去った後も荷台を他の用途に自由に使用できる作用効果がある。また取付手段を荷台に残したまま、荷物かごだけを取外すことができるので、荷物かごが軽量となり持運びが楽であるという作用効果がある。
【0009】
【発明の実施の形態】
各図を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、「実施例」という)について説明する。図1は、荷台に容易に着脱できる自転車等の荷物かご取付け構造の従来例を示す(前述)。図2は、自転車等に一般に使われている荷台を示す。図3は、本発明(請求項1)の自転車等の荷物かご取付構造の実施例1を示し、図4は、第1の連結手段の詳細を示し、図5は、第2の連結手段の例を示す。図6、本発明(請求項2)の自転車等の荷物かご取付構造の実施例2を示す。
【0010】
実施例1を図2〜図5に基づいて説明する。図3に示す本発明(請求項1)の実施例1に於いては、荷台1に従来例のような取付具(引掛け手段3)が無く、図4に詳細を示す第1の連結手段が荷物かご12の前側面下部に取付けられ、図5に詳細を示す第2の連結手段が荷物かご12の底面中央部に取付けられている。
【0011】
第1の連結手段13の構成要素である可動枠13bは、左右に分かれた支軸13dを軸に回転方向に可動であり、その先端は荷台の前方左右枠中央部1a3に前方から引掛けるために90度ほど曲がった形状の引掛け部13cになっている。左右の支軸13dには各々付勢部(バネ)13aが取付けられており、可動枠13bと荷物かご12が引き合う方向に復元力が働くようになっている。可動枠13bは、取付板13eの上部左右の一部を支軸13dに対して直角に曲げ起した面の支持穴13gに左右の支軸13dを嵌め込んで、可動な状態で取付板13eに取付けられている。その取付板13eは荷物かごの前側面下部にネジ(13f)締めによって、取付けられている。
【0012】
第2の連結手段14は、荷台の後方左右枠1bもしくは荷台の外枠後部1c3に後方から差込んで、付勢手段13aの復元力に抗して荷物かご12が前方に動かないようにするものである。図5の(a)は荷台の外枠後部1c3に差込む例(14a)であり、(b)は荷台の後方左右枠左右部1b1、1b2に差込む別の例(14b1、14b2)である。
【0013】
荷物かご12の取付手順は次の通りである。荷物かご12の底面中央部の第2の連結手段14を荷台の後方左右枠左部1b1と後方左右枠右部1b2(又は荷台の外枠後部1c3)に差込んで荷物かご12を荷台1に置いた後、荷物かご12の前側面下部の第1の連結手段13の可動枠13bを、支軸13dを軸とする付勢部13aの復元力に抗して充分に引起こし、復元力の方向に少し戻しながら、先端の引掛け部13cを荷台の前方左右枠中央部1a3に引掛ける。この時、付勢部の復元力は可動枠13bと荷物かご12が引き合う(言い換えれば、荷物かご12を前方に引寄せる)ように作用する。しかし、荷物かご12の底面中央部の第2の連結手段14によってその動きが遮られて、荷物かごは強固に固定されることになる。
付勢部の復元力は、荷物かご12を前方に引寄せるように作用する力であるが、この復元力よりも大きな力が荷物かごを後方に押しやる方向に働いても、第1の連結手段13の可動枠13bの先端の引掛け部13cが荷台の前方左右枠中央部1a3に引掛けられているため、荷物かごが所定の位置より後にずれることはなく、安定に取付されている。
【0014】
図5(b)の第2の連結手段14Bは2個有って、荷台の後方左右枠左部1b1と右部1b2に差込まれている。左右2個所に差込むことによって、荷物かご12の横方向の揺れを防止し、より安定に固定することができる。
【0015】
実施例2を図6に基づいて説明する。図6に示す本発明(請求項2)の実施例2に於いては、荷台1に従来例のような固定的な取付具(引掛け手段3)が無く、荷物かご22と第1及び第2の連結手段23、24の間に設けたL字形の取付手段25の前面に第1の連結手段23が取付けられ、下面に第2の連結手段24が取付けられている。第1及び第2の連結手段23、24は、実施例1の第1及び第2の連結手段13、14と同じものである。このL字形取付手段25の受け部25aに荷物かご22の前側面の差込み部22aを掛り止まるまで差込んで、荷物かご22がL字形の取付手段25に取付けられる。この状態で、第2の連結手段24を荷台の枠に差込み、第1の連結手段23を荷台の枠に引掛けて、荷物かご22を荷台1に取付けるものである。荷物かご22だけを取外すには、差込み部22aを受け部25aから外して荷物かご22を上方に引上げればよい。
【0016】
この取付構造によれば、第1及び第2の連結手段23、24を荷台に取付け取外しすることによって、第1及び第2の連結手段23、24と取付手段25及び荷物かご22を一体のまま荷台1に着脱できると共に、荷物かご22だけが容易に着脱できるものである。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係る自転車等の荷物かご取付構造を使用すれば、取付具(第1の連結手段)を樹脂製かごのようにかごの内側と外側が少なくとも部分的に面で仕切られた荷物かごの前側面下部に取付けることができて、荷台には特に取付具を装着せずに、荷物かごを容易に着脱でき、荷台を他の用途に簡単に切換えて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自転車等の荷物かご取付構造の従来例を示す。
【図2】 一般に使われている荷台を示す。
【図3】 本発明の自転車等の荷物かご取付構造の実施例1を示す。
【図4】 第1の連結手段の詳細を示す。
【図5】 第2の連結手段の例を示す。
【図6】 本発明の自転車等の荷物かご取付構造の実施例2を示す。
【符号の説明】
1 (従 来 の) 荷台
1a 荷台の前方左右枠
1a3 荷台の前方左右枠中央部
1b 荷台の後方左右枠
1b1 荷台の後方左右枠左部
1b2 荷台の後方左右枠右部
1b3 荷台の後方左右枠中央部
1c 荷台の外枠
1c1 荷台の外枠左部
1c2 荷台の外枠右部
1c3 荷台の外枠後部
1d 荷台の内枠
2 (従来例の) 荷物かご
2a 挿入孔
3 引掛け手段
3a 付勢部(バネ)
3b 引掛け部
3c 取付板
3d ネジ
4 差込み手段
12 (実施例1の)荷物かご
13 第1の連結手段
13a 付勢部(バネ)
13b 可動枠
13c 引掛け部
13d 支軸
13e 取付板
13f ネジ
13g 支持穴
14 第2の連結手段
14a 第2の連結手段 (例1)
14b1 第2の左側連結手段(例2)
14b2 第2の右側連結手段(例2)
22 (実施例2の)荷物かご
22a 差込み部
23 第1の連結手段
24 第2の連結手段
25 取付板
25a 受け部

Claims (2)

  1. 自転車等の荷台に、かごの内側と外側が少なくとも部分的に面で仕切られた荷物かごを自在に着脱する取付構造であって、荷物かごの前方下部に於いて、荷台の少なくとも1つの第1の枠部分に連結される少なくとも1つの第1の連結手段を有し、かつ荷物かごの下部に於いて、荷台の少なくとも1つの第2の枠部分に連結される少なくとも1つの第2の連結手段を有しており、第1の連結手段は、その構成要素である、引掛け部と支軸を有する可動枠とバネ等の付勢部とが1つの取付板にまとめて取付けられるもので、取付板に沿って配置される可動枠の支軸の方向に空けられた取付板の左右の支持穴に支軸の左右の先端が嵌め込まれて支持され、可動枠と取付板が引き合う方向に取付けられた付勢部によって付勢された状態で可動枠が支軸を軸に可動であるように構成されており、その取付板が荷物かごの前方下部の面に合わせて取付けられて、可動枠の先端の引掛け部を荷台の第1の枠部分に前方から引掛ける構造を有し、かつ第2の連結手段が、荷台の第2の枠部分に第1の連結手段の復元力の作用に抗する方向に後方から差込まれる構造を有しており、第2の連結手段を荷台の第2の枠部分に差込んだ後、付勢部に抗して起した第1の連結手段の可動枠の先端の引掛け部を荷台の第1の枠部分に引掛けることによって荷物かごを固定することを特徴とする自転車等の荷物かご取付構造。
  2. 自転車等の荷台に荷物かごを自在に着脱する取付構造であって、荷物かごを着脱可能なように取付けられる取付手段を荷台と荷物かごの間に介在させ、取付手段の前方下部に於いて、荷台の少なくとも1つの第1の枠部分に連結される少なくとも1つの第1の連結手段を有し、かつ取付手段の下部に於いて、荷台の少なくとも1つの第2の枠部分に連結される少なくとも1つの第2の連結手段を有しており、第1の連結手段が、その構成要素である、引掛け部と支軸を有する可動枠とバネ等の付勢部とが1つの取付板にまとめて取付けられるもので、取付板に沿って配置される可動枠の支軸の方向に空けられた取付板の左右の支持穴に支軸の左右の先端が嵌め込まれて支持され、可動枠と取付板が引き合う方向に取付けられた付勢部によって付勢された状態で可動枠が支軸を軸に可動であるように構成されており、その取付板が荷物かごの取付手段の前方下部の面に合わせて取付けられて、可動枠の先端の引掛け部を荷台の第1の枠部分に前方から引掛ける構造を有し、かつ第2の連結手段が、荷台の第2の枠部分に第1の連結手段の復元力の作用に抗する方向に後方から差込まれる構造を有しており、第2の連結手段を荷台の第2の枠部分に差込んだ後、付勢部に抗して起した第1の連結手段の可動枠の先端の引掛け部を荷台の第1の枠部分に引掛けることによって荷物かごを取付けられる取付手段を固定することを特徴とする自転車等の荷物かご取付構造。
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