JPS5833021Y2 - 自動二輪車等のリヤキヤリヤにおけるケ−スの取付保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動二輪車等のりャキャリャの如きキャリヤに
ケースを着脱自在に取付保持する装置に関するものであ
る。

自動二輪車にリヤキャリヤが付設されるが、リヤキャリ
ヤに物入れとしてのケースを載置固定する場合、一般的
にはりャキャリャにケースを載せ。

ゴムバンドや紐等で緊縛している。

かかる手段では外観性の点で好ましくなく、又緊縛作業
が面倒である。

ところでリヤキャリヤにケースな付設固定することは、
工具類その他の物入れとして必要性は高い。

本考案者はかかるリヤキャリヤにケースを載置固定する
場合における以上の如き問題点に鑑み。

これを有効に解決すべく本考案をなしたもので。

その目的とする処は、開閉するケースの底部後部にリヤ
キャリヤの後部横杆と係合する係止部を設け、ケース後
部底部を係止部を介して該横杆に係脱自在に係止すると
ともに、リヤキャリヤ前部横杆に係止爪片を設け、これ
にケース前部の蓋体側に設けられ１本体側の被係止爪と
係合せしめる係止爪を係止してケースの蓋体側をリヤキ
ャリヤ前部横杆の係止爪片に係合する如＜シ、バンドや
紐を要することなくケースをリヤキャリヤに取付保持せ
しめ、リヤキャリヤからの離脱時には蓋体をロックし得
るケースとして持ち運びし得るようにした自動二輪車等
のりャキャリャにおけるケースの取付支持構造を提供す
るにある。

次に本考案の好適一実施例な添付図面に従って詳述する
。

第１図はりャキャリャ１の斜視図で、リヤキャリヤｌは
自動二輪車のシート後方の後部上に取り付は支持される
。

リヤキャリヤ１は平面形状が前後に長い方形の枠体２を
備え、枠体２の左右の側枠２ ａ 、２ ｂの後端を繋
ぐ横杆２ｅは、側杆２ ａ ＋２ｂ後端から上方に折曲
起立した部分２ｃ 、 ２ａ間を繋いで測杆より高い位
置に設けられている。

そして側杆２ａ、２ｂの前端間は横杆２ｆで繋がれ、こ
れら各部は丸棒等で一体に成形されている。

９１１１杆２ ａ 、 ２ ｂの前後間にはクロスメン
バ３，４が横架され、これの両端は下方に折曲垂下３ａ
。

４ａ・・・されてバンドや紐を掛止することができるよ
うになっており、クロスメンバ３，４間には前後方向に
サブメンバ５，５が架設されている。

そして左右の側杆２ａ、２ｂの前後には車体フレームへ
の取付部６，７・・・が設げられている。

かかるリヤキャリヤ１の枠体２の前部横杆２ｆの中央部
に係止爪片８を起設し、係止片８の上端の幅方向中央部
には天部８ａを備え、これの両側に前方に捲かれる如く
した側面逆Ｕ字型の爪部８ｂ、８ｂを備える。

第２図、第３図に示される１０はケースで、ケース１０
は後端で蝶番１３．１３ＶＣより開閉自在に蝶着された
蓋体１１と本体１２とからなり、本体１２の底部１２ａ
の後部には後方に開放１４ａされる側面コ型の係止部材
１４を上部１４ｂで固着する如く付設し、固着手段はビ
ス止めでも接着剤でも良い。

一方、蓋体１１の前端１１ａには揺動式の把手１５を付
設するとともに、中央部にはロック用の係止爪１６を固
設し、係止爪１６は基部１６ａが前端１１ａに固定され
、基部１６ａの下端にはヒンジ１６ｂを介して爪部１６
ｅが連設され、爪部１６ｃは側面略り型をなし、既述の
前部横杆２ｆの係止片８の全幅と同じか、或はこれより
幅が若干大きい。

本体１２の前端１２ｂの中央部には被係止爪１７を固設
し、爪１７は前部に側面前端１２ｂ側に開放するＵ型の
爪部１７ａを備え、この爪部１７ａは前記した前部横杆
２ｆの係止片８の天部８ａに遊何する幅に形成されて（
・る。

以上において、ケース１０をキャリヤ１０枠体２上に載
せ、底１２ａの係止部材１４の開放部１４ａを後部横杆
２ｅに合せ、後方ヘズラせることにより横杆２ｅと係止
部材１４は係合し、これを第５図で示し１図はケースを
外しで係止部材１４と横杆２ｅとの関係のみな示し、又
第６図で断面図として示した。

一方、蓋体１１は上に位置し、これの前端１１ａの係止
片１６の爪部１６ｃをヒンジ１６ｂから曲げて下方に揺
動させ、爪部１６ｃを前部横杆２ｆに起設した係止片８
の左右の爪部８ｂ 、８ｂに係合せしめ、蓋体１１を横
杆２ｆに係止爪１６及び係止片８で係止する。

この場合本体１２前端の被係止爪１７は係止片８の天部
８ａに臨み、本体１２の前端１２ｂは前部横杆２ｆ上に
位置し、前端１２ｂの前に係止片８は位置する。

かくしてバンドや紐を用いることなくケース１０なリヤ
キャリヤ１に取付保持することができることとなる。

ところでケース１０を取り外す場合には、係止爪１６の
爪部１６ｃを強制的に持ち上げてリヤキャリヤ１倶ｌの
係止片８の爪部８ｂから外し、ケース１０を手前に引き
、これにより係止部材１４は後部横杆２ｅから脱出する
。

爾後キャリヤからケースを外し、爪部１６ｃを被係止爪
１Ｔの爪部１７ａに係合することによりロックし、蓋体
１１゜本体１２は閉蓋ロックされ１把手１５を把持して
手下げケースとして用いることができる。

以上の前後の横杆とケース前後の関係は逆にしても良い
。

以上で明らかな如く本体案によれば、ケースをバンドや
紐を要することなく簡単、確実にリヤキャリヤに取付保
持し得るとともに、キャリヤから外して閉蓋ロックして
通常の手下げケースとして用いることができ便利である
等多大の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図はりャキ
ャリャの斜視図、第２図はケースの前面斜視図、第３図
は同底部側の斜視図、第４図はりャキャリャに取付保持
状態の測面図、第５図は保持部材係止状態の斜視図、第
６図は同縦断側面図。 第７図は前部の取付状態の説明的斜視図である。 尚図面中、１はリヤキャリヤー２ｅｓ２ｆは横杆、８は
係止体、１０はケース、１１は蓋体。 １２は本体、１６は係止爪、１７は被係止爪である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 開閉自在な蓋体１１及び本体１２よりなるケース１０の
   後部底部に断面コ字形状等に形成した係止部１４を設け
   、この係止部１４なリヤキャリア１０前後のいずれか一
   方の横杆と係脱自在に係止するとともに、他方の横杆に
   は係止爪片８を設け。 前記リヤキャリア１にケース１０を載置した際に該係止
   爪片８と共に並んで位置する被係止爪１７を前記ケース
   １０の前部の本体１２側に設け、少なくとも前記係止爪
   片８と前記被係止爪１７の双方に係脱可能な幅を有する
   回動可能な１字状係止爪１６を前記ケース１０の前部の
   蓋体１１側に設けて構成したことな特徴とする自動二輪
   車等のリヤキャリアにおけるケースの取付保持装置。