JP4712373B2 - 電子タグ用インレットの製造方法および電子タグ用インレット - Google Patents

電子タグ用インレットの製造方法および電子タグ用インレット Download PDF

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Description

本発明は、非接触型電子タグ用インレットの製造技術および電子タグ用インレットに関し、特に、アンテナを形成する工程に適用して有効な技術に関するものである。
特開2002−7990号公報(特許文献1)には、樹脂フィルムからなる基材に接着したアルミニウム箔上に回路パターンのレジストパターンをグラビア印刷し、そのレジストパターンをマスクとしてアルミニウム箔をエッチングすることにより回路パターンを形成することにより、回路パターンを安価に形成することのできる技術が開示されている。
特開2002−7990号公報
非接触型の電子タグは、半導体チップ内のメモリ回路に所望のデータを記憶させ、マイクロ波を使ってこのデータを読み取るようにしたタグであり、リードフレームで構成したアンテナに半導体チップを実装した構造を有している。
電子タグは、半導体チップ内のメモリ回路にデータを記憶させるため、バーコードを利用したタグなどに比べて大容量のデータを記憶できる利点がある。また、メモリ回路に記憶させたデータは、バーコードに記憶させたデータに比べて不正な改竄が困難であるという利点もある。
しかしながら、この種の電子タグは、バーコードを利用したタグなどに比べて構造が複雑であることから、その製造コストが高く、これが電子タグの普及を妨げる一因となっている。本発明者らは、特にアンテナの製造工程に着目し、検討を進めている。本発明者らが検討したアンテナの製造工程の一例では、ポリイミド樹脂の基材に接着剤にて貼付された銅箔をフォトリソグラフィ技術によってパターニングされたレジスト膜をマスクとしてケミカルエッチング(ウエットエッチング)することでアンテナのパターンを形成している。この技術は、ポリイミド樹脂および銅の材料コストが高く、レジスト膜のパターニングに要するTAT(Turn Around Time)が長くなってしまうことから加工コストが高いという問題がある。
そこで、本発明者らは、基材としてPEN(polyethylene naphthalate)もしくはPET(polyethylene terephthalate)を用い、この基材にアルミニウム箔を接着剤により貼付し、そのアルミニウム箔上にグラビア印刷法によってアンテナのパターンと同じ平面形状のレジスト膜のパターンを転写し、そのレジスト膜をマスクとしてケミカルエッチングすることでアンテナのパターンを形成する技術について検討した。この技術によれば、PENおよびPETはポリイミド樹脂に比べて安価であり、アルミニウム箔は銅箔より安価であることから、材料コストの低減が期待できる。また、グラビア印刷法は、フォトリソグラフィ技術に比較して、露光工程および現像工程などが省略できることから短いTATでレジスト膜のパターンを転写でき、加工コストの低減が期待できる。しかしながら、グラビア印刷法を用いた場合には、フォトリソグラフィ技術に比べて形成されるパターンが粗くなってしまうことから、パターン間の溝が埋まってしまったり広がり過ぎたりしてしまう問題を本発明者らは見出した。
また、本発明者らは、アンテナを基材を省略したアルミニウム箔のみの構造とし、プレス加工によってアンテナのパターンを形成する技術について検討した。しかしながら、この技術を用いた場合には、アルミニウム箔がある程度以下の薄さになると、プレス加工時にプレス加工機の隙間にアルミニウム箔が入り込んでしまい、アンテナのパターン形成ができなくなってしまう課題が存在する。また、基材が省略されていることから、アンテナパターンが形成されると個々のアンテナパターン毎に完全に分離してしまうことになる。基材がある場合には、アンテナパターンが形成された後も基材までは分離していないので、基材をリールに巻き取る等の手段によって一括して保管および搬送することができるが、個々のアンテナパターン毎に完全に分離してしまった場合には、アンテナパターンの保管および搬送が困難になってしまう課題が存在する。
本発明の目的は、電子タグ用インレットのアンテナのパターンを精度よく、かつ安価に形成できる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による電子タグ用インレットの製造方法は、第1の紙の主面に形成された導体箔からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数個のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップとを備えた電子タグ用インレットの製造方法であって、
(a)前記導体箔に前記スリットを形成する工程、
(b)前記第1の紙の前記主面と前記導体箔の裏面とを対向させて前記第1の紙と前記導体箔とを貼り合わせる工程、
(c)前記導体箔の主面に前記半導体チップの主面を対向させ、前記スリットを跨ぐように前記半導体チップを前記導体箔に実装する工程、
を含む。
また、本発明による電子タグ用インレットの製造方法は、第1の紙の主面に形成された導体箔からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数個のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップとを備えた電子タグ用インレットの製造方法であって、
(a)前記導体箔に前記スリットを形成する工程、
(b)前記第1の紙に開口部を形成する工程、
(c)前記(a)工程および前記(b)工程後、前記第1の紙の前記主面と前記導体箔の主面とを対向させて前記第1の紙と前記導体箔とを貼り合わせる工程、
(d)前記導体箔の主面に前記半導体チップの主面を対向させ、前記スリットを跨ぐように前記半導体チップを実装する工程、
を含み、
前記第1の紙と前記導体箔とを貼り合わせた後に前記導体箔の主面に実装された前記半導体チップが平面で前記開口部内に配置されるように、前記第1の紙と前記導体箔とを貼り合わせるものである。
また、本発明による電子タグ用インレットは、第1の紙の主面に形成された導体箔からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数個のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと、第1および第2の粘着面を有する両面テープとを備え、
前記第1の紙の前記主面と前記導体箔の裏面とを対向させて前記第1の紙と前記導体箔とが貼り合わせられ、
前記導体箔の主面に前記半導体チップの主面を対向させ、前記スリットを跨ぐように前記半導体チップが前記導体箔に実装され、
前記導体箔の前記主面と前記両面テープの前記第1の粘着面とを対向させ、前記半導体チップを覆うように前記両面テープが前記導体箔に貼付され、
前記両面テープの前記第2の粘着面には第2粘着面保護紙が貼付されている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、電子タグ用インレットのアンテナのパターンを精度よく、かつ安価に形成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態1の電子タグ用インレット(以下、単にインレットと記す)は、マイクロ波受信用のアンテナを備えた非接触型電子タグの主要部を構成するものである。
図1は本実施の形態1のインレットの製造に用いる紙1を示す平面図であり、図2は図1の一部を拡大して示す平面図である。
図1および図2に示すように、紙(第1の紙)1は、リール2に巻き取られた状態で本実施の形態1のインレットの製造工程に搬入される。この紙1の一面には、予め多数のアンテナ3が所定の間隔で形成されている。また、アンテナ3は、たとえばAl(アルミニウム)膜(導体箔)から形成されている。このように、インレットの基材の材料として紙1を用い、アンテナ3の材料としてAlを用いることにより、たとえば基材の材料としてポリイミド樹脂などの絶縁フィルムを用い、アンテナ3の材料としてCu(銅)を用いた場合に比べてインレットの材料コストを低減することができる。
上記紙1は、フィルムキャリアテープの規格に沿って、たとえば幅48mm程度または70mm程度、厚さ50μm〜100μm程度で形成することができ、両側部には紙1を搬送するためのスプロケットホール4が所定の間隔で形成されている。このスプロケットホール4は、たとえば紙1の一部をパンチ(プレス加工)で打ち抜くことによって形成することができる。
紙1には通常印刷性と価格の面から純白ロール紙を使用する。ロール紙の幅はアンテナ材のAl膜の幅に合わせて予めスリットされたものを用い、接着剤を用いて貼り合せる。紙の厚さに関しては、35g/m程度のものが用いられ、平均的な厚さに換算すると約50μm程度になる。色付きの紙を用いても特に支障はない。またインレットに剛性を持たせるため、より厚いロール紙を用いても製作可能である。
上記アンテナ3の長辺方向の長さは、たとえば51mm程度であり、周波数2.45GHzのマイクロ波を効率よく受信できるように最適化されている。また、アンテナ3の幅は1.5mm程度であり、インレットの小型化と強度の確保とが両立できるように最適化されている。アンテナ3の材料となっているAl膜は、接着剤3Aによって紙1の主面に貼付されている。
図3は、図2中のAで示す領域(アンテナ3のほぼ中央部)を拡大して示す平面図である。図3に示すように、アンテナ3のほぼ中央部には、その一端がアンテナ3の外縁に達する平面L字型のスリット5が形成されている。また、このスリット5の中途部上には、後の工程で半導体チップ(以下、単にチップと記す)が実装される領域Bが設けられている。
図4は上記領域Bに実装されるチップCHPの主面に形成された4個のバンプ電極BMP1〜BMP4のレイアウトを示す平面図であり、図5および図6はチップCHPが領域Bに実装された際の紙1の要部断面図である。本実施の形態1においては、後述する製造工程の違いによって、図5もしくは図6に示す構造のどちらかとなる。
チップCHPは、厚さ=0.15mm程度の単結晶シリコン基板からなり、その主面には、整流・送信、クロック抽出、セレクタ、カウンタ、ROMなどからなる回路が形成されている。ROMは、128ビットの記憶容量を有しており、バーコードなどの記憶媒体に比べて大容量のデータを記憶することができる。また、ROMに記憶させたデータは、バーコードに記憶させたデータに比べて不正な改竄が困難であるという利点がある。
上記回路が形成されたチップCHPの主面上には、たとえばAu(金)からなる4個のバンプ電極BMP1〜BMP4が形成されている。これら4個のバンプ電極BMP1〜BMP4は、図4の二点鎖線で示す一対の仮想的な対角線上に位置し、かつこれらの対角線の交点(半導体チップ5の主面の中心)からの距離がほぼ等しくなるようにレイアウトされている。このようなレイアウトとすることにより、チップCHPの接続時の加重に対してバランスを取りやすくすることができる。これらのバンプ電極BMP1〜BMP4は、たとえば電解めっき法を用いて形成されたもので、その高さは、たとえば15μm程度である。また、隣接するバンプ電極(同一対角線上での隣接は除く)間の距離W1は、たとえば200μmである。このようなチップCHPを上記領域Bに実装した時に、バンプ電極BMP1〜BMP4がスリット5内へ落下しないようにするために、本実施の形態1においては、バンプ電極BMP1〜BMP4の接続位置の合わせ余裕を紙1(アンテナ3)上における各方向で25μm程度とすることを例示できる。
次に、本実施の形態1のインレットの製造工程について説明する。まず、図5に示した構造となる場合の製造工程について図7〜図18を用いて説明する。
まず、図7および図8に示すように、厚さ50μm程度のAl膜を用意する。図8は、図7中のA−A線に沿った断面を示したものである。続いて、たとえばそのAl膜をパンチを用いてプレス加工することにより、アンテナ3を形成する。この時、前述したスリット5も形成される。
次に、図9および図10に示すように、絶縁性のある接着剤3Aを用い、アンテナ3の裏面と紙1の主面とを対向させてアンテナ3と紙1とを貼り合わせる。本実施の形態1においては、接着剤3Aとして熱硬化型のエポキシ系接着剤を例示することができる。
次に、図11に示すように、ボンディングステージ11と超音波ボンディングツール12とを備えたボンダ13にリール2を装着し、ボンディングステージ11の上面に沿って紙1を移動させながら、アンテナ3にチップCHPを接続する。ここで、図12および図13は、図4に示したバンプ電極BMP1〜BMP4およびその近傍の断面図である。バンプ電極BMP1〜BMP4のうち、たとえばバンプ電極BMP1は、後述する回路の入力端子を構成し、バンプ電極BMP2は、GND端子を構成している。また、残り2個のバンプ電極BMP3、BMP4は、上記回路には接続されていないダミーのバンプを構成している。図12に示すように、回路の入力端子を構成するバンプ電極BMP1は、チップCHPの主面を覆うパッシベーション膜15とポリイミド樹脂膜16とをエッチングして露出させた最上層メタル配線17の上に形成されている。また、バンプ電極BMP1と最上層メタル配線17との間には、両者の密着力を高めるためのバリアメタル膜18が形成されている。パッシベーション膜15は、たとえば酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜で構成され、最上層メタル配線17は、たとえばAl合金膜で構成されている。また、バリアメタル膜18は、たとえばAl合金膜に対する密着力が高いTi膜と、バンプ電極BMP1に対する密着力が高いPd(パラジウム)膜との積層膜で構成されている。図示は省略するが、回路のGND端子を構成するバンプ電極BMP2と最上層メタル配線17との接続部も、上記と同様の構成になっている。一方、図13に示すように、ダミーのバンプを構成するバンプ電極BMP3(およびBMP4)は、上記最上層メタル配線17と同一配線層に形成されたメタル層19に接続されているが、このメタル層19は、前記回路に接続されていない。
アンテナ3にチップCHPを接続するには、図14(図11の要部拡大図)に示すように、100℃程度に加熱したボンディングステージ11上にアンテナ3を設置し、超音波ボンディングツール12の先端にチップCHPを搭載する。次いで、チップCHPとアンテナ3とを位置決めした後、チップCHPをアンテナ3の上面に押し当て、バンプ電極(BMP1〜BMP4)とアンテナ3とを接触させる。この時、超音波ボンディングツール12に所定の荷重および超音波を0.2秒程度印加することにより、アンテナ3とバンプ電極(BMP1〜BMP4)とが界面で金属間結合し、バンプ電極(BMP1〜BMP4)とアンテナ3とが接着する(図15および図16参照)。
次に、ボンディングツール12の先端に新たなチップCHPを搭載し、続いて紙1をアンテナ3の1ピッチ分だけ移動させた後、上記と同様の操作を行うことによって、このチップCHPをアンテナ3に接続する。以後、上記と同様の操作を繰り返すことによって、紙1に形成された全てのアンテナ3にチップCHPを接続する。チップCHPとアンテナ3の接続作業が完了した紙1は、リール2に巻き取られた状態で次の樹脂封止工程に搬送される。
次に、図17および図18に示すように、チップCHPの下面と紙1(およびアンテナ3)との隙間にディスペンサなどを使ってアンダーフィル樹脂21を充填した後、このアンダーフィル樹脂21を加熱炉内で硬化させる。アンダーフィル樹脂21を加熱炉内で硬化させる際は、まずアンダーフィル樹脂21を半硬化させて紙1をリール2に巻き取り、次に、このリール2を加熱炉内に搬入してアンダーフィル樹脂21を完全硬化する。
次に、図6に示した構造となる場合のインレット製造工程について説明する。
まず、図19および図20に示すように、紙1および厚さ10μm程度の薄いAl膜(導体箔)3Bを用意する。図26は、図25中のA−A線に沿った断面に相当する。続いて、絶縁性のある接着剤3Aを用い、Al膜3Bの裏面と紙1の主面とを対向させてAl膜3Bと紙1とを貼り合わせる。
次に、図21および図22に示すように、パンチを用いたプレス加工によってAl膜3Bおよび紙1を打ち抜くことにより、スリット5を形成する。このように、プレス加工によってAl膜3Bおよび紙1を打ち抜くことによって、薄いAl膜3Bをプレス加工することが可能となり、スリット5を精度良く形成することが可能となる。
また、プレス加工が可能となることから、本実施の形態1のインレットを製造するのに要する時間を短縮できる。それにより、本実施の形態1のインレットの製造コストを低減することができる。
また、Al膜3Bと紙1とを貼り合わせた状態でのプレス加工が可能となることから、金型(パンチ)のクリアランスが大きくても問題なくプレス加工ができるようになる。それにより、金型の寿命を延ばすことが可能となる。さらに、金型(パンチ)のクリアランスを大きくできることから、金型には精密な精度が求められなくなるので、安価な金型を用いることが可能となる。その結果、本実施の形態1のインレットの製造コストをさらに低下することができる。
次に、図23および図24に示すように、金型を用いたプレス加工によりAl膜3Bをパターニングし、前述のアンテナ3の輪郭を形成した後、アンテナ3の周囲となる部分の余分なAl膜3Bを除去することにより、アンテナ3を形成する。
次に、図25および図26に示すように、図11および図14を用いて説明した工程と同様の工程により、アンテナ3にチップCHPを接続する。次いで、ボンディングツール12(図11および図14参照)の先端部に新たなチップCHPを搭載し、続いて紙1をアンテナ3の1ピッチ分だけ移動させた後、上記と同様の操作を行うことによって、このチップCHPをアンテナ3に接続する。以後、上記と同様の操作を繰り返すことによって、紙1に形成された全てのアンテナ3にチップCHPを接続する。チップCHPとアンテナ3の接続作業が完了した紙1は、リール2(図1および図11参照)に巻き取られた状態で次の樹脂封止工程に搬送される。
次に、図27および図28に示すように、チップCHPの下面と紙1(およびアンテナ3)との隙間にディスペンサなどを使ってアンダーフィル樹脂21を充填する。この時、アンテナ3および紙1に設けられたスリット5内もアンダーフィル樹脂21で充填される。続いて、このアンダーフィル樹脂21を加熱炉内で硬化させる。なお、顧客側で電子タグにする場合において、チップCHPをプラスチックモールドするような場合には、アンダーフィル樹脂21を充填する工程は省略してもよい。
図5に示した構造もしくは図6に示した構造が出来上がり、アンダーフィル樹脂21を半硬化させた後、絶縁フィルム1をリール2に巻き取る工程に先立ち、アンテナ3とチップCHPとの接続の良否を判定する検査を行ってもよい。紙1に形成された多数のアンテナ3は、互いに電気的に分離された状態になっているので、個々のアンテナ3とチップCHPの導通試験は、容易に実施することができる。
その後、図29に示すように、紙1の一面(アンテナ3が形成された面)にカバーフィルム22をラミネートすることにより、本実施の形態1のインレット23の製造工程が完了する。
上記のようにして製造されたインレット23は、図30に示すように、リール2に巻き取られた状態で梱包され、顧客先に出荷される。
ここで、図31は、チップCHP(図4参照)に形成された回路のブロック図である。前述したように、チップCHPの主面には、整流・送信、クロック抽出、セレクタ、カウンタ、ROMなどからなる回路が形成されている。本実施の形態1のインレットは、紙1の一面に形成したアンテナ3の一部に、その一端がアンテナ3の外縁に達するスリット5を設け、このスリット5によって2分割されたアンテナ3の一方にチップCHPの入力端子(バンプ電極BMP1)を接続し、他方にチップCHPのGND端子(バンプ電極BMP2)を接続する。この構成により、アンテナ3の実効的な長さを長くすることができるので、必要なアンテナ長を確保しつつ、インレットの小型化を図ることができる。
上記インレット23を購入した顧客は、紙1を切断することによって、図32に示すような個片化されたインレット23を得た後、このインレット23と他の部材とを組み合わせて電子タグを作製する。たとえば図33は、インレット23の裏面に両面接着テープなどを貼り付けて電子タグを作製し、これを伝票24などの物品の表面に貼り付けた例を示している。
上記の本実施の形態1によれば、紙1をインレット23の基材とし、Al膜をアンテナ3の材料として使用することができる。すなわち、安価な紙1およびAl膜を材料としてインレット23を製造することができ、他の材料を用いた加工をすることなく電子タグとして用いることができるので、インレット23の製造コストを大幅に低減することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2のインレットの製造工程および構造について説明する。
まず、図34および図35に示すように、前記実施の形態1において図7および図8を用いて説明した工程と同様の工程により、厚さ50μm程度のAl膜を用意し、そのAl膜をプレス加工することにより、アンテナ3を形成する。この時、前記実施の形態1と同様にスリット5も形成される。
続いて、前記実施の形態1で説明した紙1と同様の紙1を用意する。本実施の形態2においては、厚さが後の工程でアンテナ3に実装するチップの厚さ(50μm〜150μm程度)以上の紙1を用いる。次いで、その紙1をプレス加工することにより、開口部1Aを形成する。この開口部1Aは、上記チップより平面で大きくなるように形成する。
続いて、絶縁性のある接着剤3Aを用い、アンテナ3の主面と紙1の主面とを対向させてアンテナ3と紙1とを貼り合わせる。
次に、図36および図37に示すように、前記実施の形態1において図11および図14を用いて説明した工程と同様の工程により、開口部1A内においてアンテナ3にチップCHPを接続する。この時、ボンディングツールの超音波により、接着剤3Aを破いてバンプ電極BMP1〜BMP4をアンテナ3に接続することができる。
続いて、ボンディングステージ11(図11および図14参照)の上に新たなチップCHPを搭載し、続いて紙1をアンテナ3の1ピッチ分だけ移動させた後、上記と同様の操作を行うことによって、このチップCHPをアンテナ3に接続する。以後、上記と同様の操作を繰り返すことによって、紙1に形成された全てのアンテナ3にチップCHPを接続する。チップCHPとアンテナ3の接続作業が完了した紙1は、リール2(図1および図11参照)に巻き取られた状態で次の樹脂封止工程に搬送される。
次に、チップCHPの下面とアンテナ3(接着剤3A)との隙間にディスペンサなどを使ってアンダーフィル樹脂21を充填する。続いて、このアンダーフィル樹脂21を加熱炉内で硬化させる。なお、顧客側で電子タグにする場合において、チップCHPをプラスチックモールドするような場合には、アンダーフィル樹脂21を充填する工程は省略してもよい。
その後、前記実施の形態1において図29を用いて説明した工程を経ることにより、本実施の形態2のインレットを製造する。また、本実施の形態2のインレットについても、前記実施の形態1で図30を用いて説明した状態と同様に、リール2に巻き取られた状態で梱包し、顧客先に出荷することができる。
本実施の形態2においては、前述したように紙1の厚さをチップCHPの厚さ以上としていることから、紙1に設けられた開口部1A内に配置されたチップCHPの上面が開口部1Aから突出しないようになる。それにより、インレットの完成後において、チップCHPがインレットの外部の物と接触することを防ぐことが可能となる。その結果、チップCHPに外部からの応力が作用しなくなるので、チップCHPに作用する応力によってチップCHP内に形成された回路が破壊されてしまうことを防ぐことができる。
また、本実施の形態2においては、紙1の厚さをチップCHPの厚さ以上とし、チップCHPを紙1に設けられた開口部1A内においてアンテナ3上に実装している。それにより、前記実施の形態1に比べて最大でチップCHPの厚さ分だけインレットを薄型化することができる。その結果、本実施の形態2のインレットは、前記実施の形態1のインレットに比べて搭載可能な製品が増加し、利用範囲を拡大することができる。
また、本実施の形態2においては、インレットの完成後においてもチップCHPを黙示できる構造とすることができる。それにより、小売店にて顧客が本実施の形態2のインレットが搭載された商品を購入する際に、チップCHPを破壊し、チップCHPを破壊したことを確認してからその商品を渡すことができるようになるので、顧客のプライバシー保護に利用することが可能となる。
上記のような本実施の形態2によっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3のインレットの製造工程および構造について説明する。
本実施の形態3のインレットの製造工程は、たとえば前記実施の形態1において図7〜図10を用いて説明した工程までは同様である。その後、図38および図39に示すように、アンテナ3が貼付されていない紙1の裏面に装飾印刷26を印刷する。この装飾印刷26を印刷した後、前記実施の形態1にて図11〜図18(図12および図13を除く)を用いて説明した工程を経て本実施の形態3のインレットを製造する。なお、装飾印刷26は、紙1にアンテナ3を貼付する前に予め印刷しておいてもよい。このような工程を経て製造させる本実施の形態3のインレットは、前記実施の形態1にて図5に示した構造において、さらに紙1の裏面に装飾印刷13を有する構造となる。
上記の本実施の形態3では、前記実施の形態1で図5を用いて説明した構造に対応するインレットに装飾印刷26を施す場合について説明したが、図示は省略するが、前記実施の形態1で図6を用いて説明した構造に対応するインレットに装飾印刷26を施してもよい。その場合、紙1の裏面への装飾印刷26の印刷は、紙1にAl膜3B(図20参照)を貼付した後でも、スリット5およびアンテナ3を形成した後(図24参照)でも、予めこれらの工程に先立って行っても良い。
上記のような工程により製造した本実施の形態3のインレットを用いることにより、意匠性に富む電子タグを作成することができる。また、そのような電子タグを作成することにより、電子タグの普及および促進を実現できるようになる。
上記のような本実施の形態3によっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
次に、本実施の形態4のインレットの製造工程および構造について説明する。
本実施の形態4のインレットの製造工程は、たとえば前記実施の形態1において図7〜図18(図12および図13は除く)を用いて説明した工程までは同様である。その後、図40に示すように、粘着層28Aおよび粘着層28Aから容易に剥離可能なテープ基材28Bからなる粘着テープ28を用意し、粘着層(粘着面)28Aをアンテナ3に対向させ、チップCHPを覆うようにその粘着テープ28をアンテナ3に貼付する。
その後、前記実施の形態1において図29を用いて説明した工程を経ることにより、本実施の形態4のインレットを製造する。
上記の本実施の形態4では、前記実施の形態1で図5を用いて説明した構造に対応するインレットに粘着テープ28を貼付する場合について説明したが、図示は省略するが、前記実施の形態1で図6を用いて説明した構造に対応するインレットに粘着テープ28を貼付してもよい。
上記の本実施の形態4によれば、アンテナ3の表裏が紙1および粘着テープ28で覆われ、保護されるので、前記実施の形態1〜3のインレットに比べて機械的強度を向上することができる。すなわち、本実施の形態4によれば、インレットの耐久性を向上することができる。
上記の本実施の形態4では、アンテナ3に基材となる紙1が貼付してある構造を示したが、アンテナ3となるAl膜をプレス加工によってスリット5を形成できる程度の厚さとし、紙1を省略してもよい。それにより、紙1のないAl膜のみのアンテナ構造(アンテナ3)でも、複数のアンテナ3が粘着テープ28に貼付されていることからリール2(図30参照)に巻き取って梱包することが可能となり、紙1のないAl膜のみのアンテナ構造でも搬送を容易にすることができる。また、紙1を省略することにより、本実施の形態4のインレットの製造コストを低減することができる。
また、紙1を省略してインレットを製造することにより、インレットを物品(たとえば伝票24(図33参照))に直接貼付できる構造とすることができる。それにより、インレットを電子タグへ加工する必要がなくなるので、電子タグにする加工費を削減することができる。
また、図41に示すように、紙1の裏面および粘着テープ28の裏面(基材28B)の両方もしくは一方に、前記実施の形態3で図38および図39を用いて説明したような装飾印刷26を施しても良い。この装飾印刷26は、紙1の裏面および粘着テープ28のそれぞれを貼付する前に予め印刷しておいても良いし、貼付後に印刷してもよい。このような装飾印刷26を施した本実施の形態4のインレットを用いることにより、意匠性に富む電子タグを作成することができる。また、そのような電子タグを作成することにより、電子タグの普及および促進を実現できるようになる。
上記のような本実施の形態4によっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
次に、本実施の形態5のインレットの製造工程および構造について説明する。
本実施の形態5のインレットの製造工程は、たとえば前記実施の形態1において図7〜図18(図12および図13は除く)を用いて説明した工程までは同様である。その後、図42に示すような、粘着層29Aの主面(第1の粘着面)および裏面(第2の粘着面)にそれぞれ粘着層保護紙(第1の粘着面保護紙)29Bおよび粘着層保護紙(第2の粘着面保護紙)29Cが貼付され、粘着層29Aが粘着層保護紙29B、29Cによって挟まれた構造を有する両面テープ29を用意する。続いて、図43に示すように、両面テープ29から粘着層保護紙29Bを剥離し、両面テープ29の主面(粘着層29A)をアンテナ3に対向させ、チップCHPを覆うようにその両面テープ29をアンテナ3に貼付する。
その後、前記実施の形態1において図30を用いて説明した工程を経ることにより、本実施の形態5のインレットを製造する。
上記の本実施の形態5では、前記実施の形態1で図5を用いて説明した構造に対応するインレットに両面テープ29を貼付する場合について説明したが、図示は省略するが、前記実施の形態1で図6を用いて説明した構造に対応するインレットに両面テープ29を貼付してもよい。
上記のような本実施の形態5によれば、アンテナ3の表裏が紙1および両面テープ29で覆われ、保護されるので、前記実施の形態1〜3のインレットに比べて機械的強度を向上することができる。すなわち、本実施の形態5によれば、インレットの耐久性を向上することができる。
上記の本実施の形態5のインレットを使用するには、紙1もしくは粘着層保護紙29Cの一方を剥離して物品(たとえば伝票24(図33参照))に直接貼付する手段を例示できる。それにより、紙1もしくは粘着層保護紙29Cのどちらを剥離して貼付するかを顧客側で選択することができるようになる。その結果、単一なインレットの仕様で顧客の幅広い用途に対応できるようになるので、様々な顧客の用途に合わせてインレットの製造ラインを構築する必要がなくなる。すなわち、本実施の形態5のインレットの製造コストを低減することが可能となる。また、インレットを電子タグへ加工する必要がなくなるので、電子タグにする加工費を削減することができる。
また、上記の本実施の形態5のインレットを用いて電子タグを形成する際に、紙1および粘着層保護紙29Cの両方を剥離して使用することにより、インレットの一方の面は物品と貼り合せ、他の面には新たに紙、布および皮などを貼付することが可能となる。それにより、意匠性に富む電子タグを作成することができる。その結果、電子タグの普及および促進を実現できるようになる。
また、図44に示すように、紙1の裏面および両面テープ29の粘着層保護紙29Cの両方もしくは一方に、前記実施の形態3で図38および図39を用いて説明したような装飾印刷26を施しても良い。この装飾印刷26は、紙1の裏面および両面テープ29のそれぞれを貼付する前に予め印刷しておいても良いし、貼付後に印刷しても良い。このような装飾印刷26を施した本実施の形態5のインレットを用いることにより、意匠性に富む電子タグを作成することができる。また、そのような電子タグを作成することにより、電子タグの普及および促進を実現できるようになる。
上記の本実施の形態5では、アンテナ3に基材となる紙1が貼付してある構造を示したが、アンテナ3となるAl膜をプレス加工によってスリット5を形成できる程度の厚さとし、紙1を省略してもよい。それにより、紙1のないAl膜のみのアンテナ構造(アンテナ3)でも、複数のアンテナ3が両面テープ29に貼付されていることからリール2(図30参照)に巻き取って梱包することが可能となり、紙1のないAl膜のみのアンテナ構造でも搬送を容易にすることができる。また、紙1を省略することにより、本実施の形態5のインレットの製造コストを低減することができる。
上記のような本実施の形態5によっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
次に、本実施の形態6のインレットの製造工程および構造について説明する。
本実施の形態6のインレットの製造工程は、たとえば前記実施の形態1において図19〜図26を用いて説明した工程までは同様である。その後、図45に示すように、主面に突起物30が配置された紙31を用意する。本実施の形態6では、この突起物30の材質としてプラスチックまたは金属を例示することができる。また、突起物30は、紙(第2の紙)31の主面上において、チップCHPに対応する位置に配置する。
次に、上記紙31の主面と紙1の裏面とを対向させて紙31と紙1とを貼り合せる。この時、突起物30はスリット5内に配置され、平面ではチップCHP下に配置され、チップの主面(素子(回路)形成面)と対向する。
続いて、チップCHPの下面と紙1(およびアンテナ3)との隙間にディスペンサなどを使ってアンダーフィル樹脂21を充填する。この時、アンテナ3および紙1に設けられたスリット5内もアンダーフィル樹脂21で充填される。続いて、このアンダーフィル樹脂21を加熱炉内で硬化させる。
次に、紙32を用意し、この紙32の主面をアンテナ3に対向させ、チップCHPを覆うようにその紙32をアンテナ3に貼付する。
その後、前記実施の形態1において図29を用いて説明した工程を経ることにより、本実施の形態6のインレットを製造する。
上記の本実施の形態6のインレットを用いて電子タグを形成した場合には、電子タグがその役割を終えた時に、チップCHPの搭載部において電子タグの両面から圧力をかけることにより、突起物30とチップCHPの主面(素子形成面)とが接触し、その接触部に応力が集中する。それにより、チップCHPの主面に形成された回路を破壊することができる。その結果、電子タグの役割が終了した後において、プライバシーを保護することができる。また、電子タグの再利用を防ぐことも可能となる。
上記突起物30を配置していないインレットを用いて電子タグを形成した場合において、チップCHPの主面に形成された回路を破壊するには、たとえばハンマー等で叩くなどの手段でチップそのものを物理的に破壊しなければならず、その回路を破壊し難いという不具合が存在する。一方、突起物30が配置された本実施の形態6のインレットを用いて電子タグを形成した場合には、わずかな力でチップを機能的に破壊することができる。
上記のような本実施の形態6によっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施の形態においては、電子タグのアンテナをAl膜から形成する場合について説明したが、Al膜の代わりにCu(銅)膜または導電性インク(Ag(銀)粉入り接着剤)を用いても良い。
本発明の電子タグ用インレットの製造方法は、たとえば電子タグ用インレットにおけるアンテナの製造工程に適用することができる。
本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットの製造に用いる長尺の紙の一部を示す平面図である。 図1に示す絶縁フィルムの一部を拡大して示す平面図である。 図1および図2に示す紙の一面に形成されたアンテナの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットに実装された半導体チップの平面図である。 図4に示した半導体チップを紙上に実装した際の要部断面図である。 図4に示した半導体チップを紙上に実装した際の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットの製造方法を説明する要部平面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットの製造方法を説明する要部断面図である。 図7に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部平面図である。 図8に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップとアンテナの接続工程)を示すボンダの概略図である。 図4に示す半導体チップの主面に形成されたバンプ電極およびその近傍の断面図である。 図4に示す半導体チップの主面に形成されたダミーバンプ電極およびその近傍の断面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 図9に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部平面図である。 図10に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 図15に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部平面図である。 図16に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットの製造方法を説明する要部平面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットの製造方法を説明する要部断面図である。 図19に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部平面図である。 図20に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 図21に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部平面図である。 図22に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 図23に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部平面図である。 図24に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 図25に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部平面図である。 図26に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットを示す側面図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットの製造に用いる絶縁フィルムをリールに巻き取った状態を示す側面図である。 図4に示す半導体チップの主面に形成された回路のブロック図である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットを示す平面図(表面側)である。 本発明の実施の形態1である電子タグ用インレットを用いた電子タグの使用方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態2である電子タグ用インレットの製造方法を説明する要部平面図である。 本発明の実施の形態2である電子タグ用インレットの製造方法を説明する要部断面図である。 図34に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部平面図である。 図35に続く電子タグ用インレットの製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である電子タグ用インレットの製造方法を説明する要部平面(下面)図である。 本発明の実施の形態3である電子タグ用インレットの製造方法を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態4である電子タグ用インレットの製造方法および構造を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態4である電子タグ用インレットの製造方法および構造を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態5である電子タグ用インレットの製造工程中にて用いる両面テープの要部断面図である。 本発明の実施の形態5である電子タグ用インレットの製造方法および構造を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態5である電子タグ用インレットの製造方法および構造を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態6である電子タグ用インレットの製造方法および構造を説明する要部断面図である。
符号の説明
1 紙(第1の紙)
1A 開口部
2 リール
3 アンテナ
3A 接着剤
3B Al膜(導体箔)
4 スプロケットホール
5 スリット
11 ボンディングステージ
12 超音波ボンディングツール
13 ボンダ
15 パッシベーション膜
16 ポリイミド樹脂膜
17 最上層メタル配線
18 バリアメタル膜
19 メタル層
21 アンダーフィル樹脂
22 カバーフィルム
23 インレット
24 伝票
26 装飾印刷
28 粘着テープ
28A 粘着層
28B 基材
29 両面テープ
29A 粘着層
29B 粘着層保護紙(第1の粘着面保護紙)
29C 粘着層保護紙(第2の粘着面保護紙)
30 突起物
31 紙(第2の紙)
32 紙
B 領域
BMP1〜BMP4 バンプ電極
CHP チップ

Claims (8)

  1. 第1の紙の主面に形成された導体箔からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数個のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップとを備えた電子タグ用インレットの製造方法であって、
    (a)前記導体箔に前記スリットを形成する工程、
    (b)前記第1の紙の前記主面と前記導体箔の裏面とを対向させて前記第1の紙と前記導体箔とを貼り合わせる工程、
    (c)前記導体箔の主面に前記半導体チップの主面を対向させ、前記スリットを跨ぐように前記半導体チップを前記導体箔に実装する工程、
    (d)第1および第2の粘着面を有し、前記第1および第2の粘着面にそれぞれ第1および第2の粘着面保護紙が貼付された両面テープを用意する工程、
    (e)前記(c)工程後、前記第1の粘着面保護紙を剥離し、前記導体箔の前記主面と前記両面テープの前記第1の粘着面とを対向させ、前記両面テープが前記半導体チップを覆うように前記導体箔に前記両面テープを貼付する工程、
    を含むことを特徴とする電子タグ用インレットの製造方法。
  2. 請求項1記載の電子タグ用インレットの製造方法において、
    )前記第1の紙の裏面に装飾印刷を施す工程、
    を含むことを特徴とする電子タグ用インレットの製造方法。
  3. 請求項記載の電子タグ用インレットの製造方法において、
    (f)前記第1の紙の裏面および前記第2の粘着面保護紙の両方、もしくは一方に装飾印刷を施す工程、
    を含むことを特徴とする電子タグ用インレットの製造方法。
  4. 請求項1記載の電子タグ用インレットの製造方法において、
    前記スリットは、プレス加工によって形成することを特徴とする電子タグ用インレットの製造方法。
  5. 請求項1記載の電子タグ用インレットの製造方法において、
    前記導体箔はアルミニウムを主成分とすることを特徴とする電子タグ用インレットの製造方法。
  6. 第1の紙の主面に形成された導体箔からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数個のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと、第1および第2の粘着面を有する両面テープとを備えた電子タグ用インレットであって、
    前記第1の紙の前記主面と前記導体箔の裏面とを対向させて前記第1の紙と前記導体箔とが貼り合わせられ、
    前記導体箔の主面に前記半導体チップの主面を対向させ、前記スリットを跨ぐように前記半導体チップが前記導体箔に実装され、
    前記導体箔の前記主面と前記両面テープの前記第1の粘着面とを対向させ、前記半導体チップを覆うように前記両面テープが前記導体箔に貼付され、
    前記両面テープの前記第2の粘着面には第2粘着面保護紙が貼付されていることを特徴とする電子タグ用インレット。
  7. 請求項記載の電子タグ用インレットにおいて、
    前記第1の紙の裏面および前記第2粘着面保護紙の両方、もしくは一方に装飾印刷が施されていることを特徴とする電子タグ用インレット。
  8. 第1の紙の主面に形成された導体箔からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数個のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップとを備えた電子タグ用インレットの製造方法であって、
    (a)前記第1の紙の前記主面と前記導体箔の裏面とを対向させて前記第1の紙と前記導体箔とを貼り合わせる工程、
    (b)前記第1の紙および前記導体箔を一括してプレス加工することによって前記導体箔に前記スリットを形成する工程、
    (c)前記導体箔の主面に前記半導体チップの主面を対向させ、前記スリットを跨ぐように前記半導体チップを前記導体箔に実装する工程、
    (d)第1および第2の粘着面を有し、前記第1および第2の粘着面にそれぞれ第1および第2の粘着面保護紙が貼付された両面テープを用意する工程、
    (e)前記(c)工程後、前記第1の粘着面保護紙を剥離し、前記導体箔の前記主面と前記両面テープの前記第1の粘着面とを対向させ、前記両面テープが前記半導体チップを覆うように前記導体箔に前記両面テープを貼付する工程、
    を含むことを特徴とする電子タグ用インレットの製造方法。
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