JP4712126B2 - 部品圧着装置および部品圧着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶パネルやPDP(Plasma Display Panel)や有機EL(Electro−Luminescence)パネル等の基板に部品を圧着する部品圧着装置および部品圧着方法に関する。
例えば、液晶パネルのモジュール製造工程では、異方性導電テープ(Anisotropic Conductive Film:ACF)(以下、導電テープと称す)によって基板に仮圧着されたドライバICやTCP(Tape Carrier Package)やCOF(Chip on Film)やFPC(Flexible Printed Circuit)等の部品を圧着ヘッドで本圧着する工程が行われ、そのような部品の本圧着には専用の部品圧着装置が用いられる。この部品圧着装置では圧着ヘッドを上下方向に動作する空圧シリンダによって昇降させるようになっており、基板に圧着ヘッドを上方から当接させることによって部品を基板に圧着する。
このような部品圧着装置の中には、複数の部品を同時に基板に圧着できるようにするため、複数の圧着ヘッドを並設状態にしてユニット化し、そのユニット化した複数の圧着ヘッドを上下方向に動作するひとつの空圧シリンダによって一括して昇降させるようにしたものが知られている(例えば特許文献1)。
特許第3249177号公報
しかしながら、上記従来の部品圧着装置では、基板に圧着ヘッドを当接させたときの反力の全てが圧着ヘッド駆動部(ここでは一つの空圧シリンダ)に集中して作用するため、圧着ヘッド駆動部には上記反力に耐え得るだけの剛性及び強度の大きな大型のものを用いる必要があり、部品圧着装置全体のコンパクト化が妨げられるという問題点がある。また、圧着ヘッド駆動部が大型化すると圧着ヘッドを高速に作動させることが困難となるため、基板の生産性が低下するおそれがあるという問題点がある。
そこで本発明は、圧着ヘッド駆動部を小型化することにより装置全体のコンパクト化と生産性の向上を図ることができる部品圧着装置および部品圧着方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、基板を保持する基板位置決め部により位置決めした基板の側縁部に複数の圧着ヘッドを上方から当接させて、基板に部品を圧着する部品圧着装置であって、
複数の圧着ヘッドが並設されるとともに、複数の圧着ヘッドをそれぞれ昇降自在に支持するフレームと、
各圧着ヘッドに対応して設けられ、各圧着ヘッドをそれぞれ昇降動作させる複数のリンク機構と、
それぞれのリンク機構を一括して動作させて、複数の圧着ヘッドを一括して昇降させる圧着ヘッド駆動部とを備え、
各リンク機構は、
圧着ヘッドの上端に回動自在に連結された一端を有する第1のリンク部材と、
第1のリンク部材の他端に回動自在に連結された一端と、圧着ヘッドの上方でフレームに回動自在に支持された他端とを有する第2のリンク部材と、
第1のリンク部材と第2のリンク部材との連結部に連結された連結スライド部とを有し、
フレームは、
複数の圧着ヘッドをそれぞれ昇降自在に支持する第1フレームと、
第1フレームとは別体にて構成され、圧着ヘッド駆動部を支持するとともに第2のリンク部材の他端を回動可能に支持する第2フレームとを備え、
圧着ヘッド駆動部は、
複数の圧着ヘッドの並設方向に往復移動される第1のスライダと、
各リンク機構の連結スライド部と連結され、カム機構を介して第1のスライダにより駆動されて各リンク機構の連結スライド部を複数の圧着ヘッドの並設方向と直交する方向に移動させる第2のスライダとを備え、
複数の圧着ヘッドの並設方向に第1のスライダを往復駆動させることで、カム機構および第2のスライダを介して、複数の圧着ヘッドの並設方向と直交する方向に各リンク機構の連結スライド部を駆動し、各リンク機構の第1のリンク部材と第2のリンク部材を上下方向に開閉させて、複数の圧着ヘッドを一括して昇降させる、部品圧着装置を提供する。
本発明の第態様によれば、それぞれの圧着ヘッドが並設方向に移動可能にフレームに支持されるとともに、それぞれのリンク機構が、圧着ヘッドの並設方向に移動可能にフレームに支持され、
第2のスライダは、圧着ヘッドの並設方向に延在して形成されかつそれぞれの連結スライド部が前記並設方向に移動自在に連結された連結溝を有する、第態様に記載の部品圧着装置を提供する。
本発明の第態様によれば、圧着ヘッド駆動部のカム機構は、複数の圧着ヘッドの並設方向に対して傾斜された溝を有する溝カム機構である、第態様に記載の部品圧着装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、昇降自在に並設されるとともに並設方向に移動可能にフレームに支持された複数の圧着ヘッドを、基板の側縁部に上方から当接させて、基板に部品を圧着する部品圧着方法であって、
圧着ヘッドの上端に回動自在に連結された一端を有する第1のリンク部材と、第1のリンク部材の他端に回動自在に連結された一端と、圧着ヘッドの上方でフレームに回動自在に支持された他端とを有する第2のリンク部材と、第1のリンク部材と第2のリンク部材との連結部に連結された連結スライド部とを有し、各圧着ヘッドに対応して設けられるとともに、圧着ヘッドの並設方向に移動可能にフレームに支持された複数のリンク機構に対して、前記並設方向沿いの第1の向きに第1のスライダを移動させることで、カム機構および第2のスライダを介して、前記並設方向と直交する水平方向にそれぞれの連結スライド部を駆動し、第1のリンク部材と第2のリンク部材を上下方向に開くように動作させて、複数の圧着ヘッドを下降させ、
基板の側縁部に配置された複数の部品を、複数の圧着ヘッドにより圧着し、
その後、複数のリンク機構に対して、前記並設方向沿いの前記第1の向きとは逆向きに第1のスライダを移動させることで、カム機構および第2のスライダを介して、それぞれの連結スライド部を前記水平方向に駆動し、第1のリンク部材と第2のリンク部材を上下方向に閉じるように動作させて、複数の圧着ヘッドを上昇させる、部品圧着方法を提供する。
本発明では、フレームに並設された複数の圧着ヘッドがそれぞれ、リンク機構を構成する第1のリンク部材と第2のリンク部材の開閉動作によって昇降するようになっている。これにより、基板の側縁部の部品に圧着ヘッドを当接させたときの反力の大部分をフレームに作用させることができ、圧着ヘッド駆動部に作用する力を低減することができる。したがって、圧着ヘッド駆動部には剛性及び強度の小さな小型のものを用いることができ、部品圧着装置全体のコンパクト化を図ることができる。また、複数の圧着ヘッドを一括して動作させる圧着ヘッド駆動部を小型化することができることから圧着ヘッドを高速に作動させることができ、これにより基板の生産性を向上させることができる。また、第1のリンク部材と第2のリンク部材を開閉させるためには連結スライド部を水平方向に駆動すればよく、したがって圧着ヘッド駆動部は連結スライド部を水平方向に駆動する構成とすることができる。このため複数の圧着ヘッドを一括して動作させる圧着ヘッド駆動部を比較的スペースに余裕のある水平方向、すなわち圧着ヘッドの並設方向に延在するように配置することができ、この面からも部品圧着装置全体のコンパクト化を図ることができる。
本発明のこれらの態様と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。
本発明の一実施の形態における部品圧着装置の斜視図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の正面図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の一部省略平面図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の側断面図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の一部省略斜視図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の一部断面部分斜視図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の一部断面部分側面図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置が備える圧着ヘッド駆動部の分解斜視図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置が備える圧着ヘッド駆動部の斜視図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の圧着ヘッド駆動部が備えるY軸スライダの平面図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の圧着ヘッド駆動部が備えるY軸スライダの下面図 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の圧着ヘッド駆動部が備えるY軸スライダの断面図(図9AのY軸スライダにおけるA−A線断面図) 本発明の一実施の形態における部品圧着装置が備える圧着ヘッド駆動部の動作説明図(要部平面図) 本発明の一実施の形態における部品圧着装置が備える圧着ヘッド駆動部の動作説明図(要部平面図) 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の動作説明図(要部側断面図) 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の動作説明図(要部側断面図) 本発明の一実施の形態における部品圧着装置の動作手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態の変形例にかかる部品圧着装置が備える2重フレーム構造の模式図 本発明の一実施の形態の変形例における部品圧着装置の側断面図
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4において、本実施の形態における部品圧着装置(以下、圧着装置と称する)1は、基台2と、基台2上に横方向(X軸方向とする)に延びて設けられた門型のフレーム3を有している。フレーム3は基台2のX軸方向の両端側から上方に延びて設けられた一対の縦部材3a,3aと、これら両縦部材3a,3aによって両端が支持された横部材3bから成っている。
ここで、圧着装置1においてオペレータOPが主に位置する位置であるY軸方向のオペレータOP側を前面側(以下、前面側と称す)とし、Y軸方向のオペレータOP側との反対側を後方側(背面側)(以下、後方側或いは背面側と称す)とする。
また、基板位置決め部に基板PNLが保持され、この基板位置決め部により位置決めされた基板PNLの側縁部の部品PSに対し、上方から当接させて基板PNLに部品PSを圧着する複数の圧着ヘッド8が、それぞれ昇降自在にフレーム3に支持されている。具体的には、このように複数の圧着ヘッド8をそれぞれ昇降自在に支持する構成(圧着ヘッド支持部)は、フレーム3に支持されたビーム部材4、リンクブラケット5、補助プレート6等から構成されている。詳細には、フレーム3を構成する2つの縦部材3a,3aの上下方向(Z軸方向)の中間部にはX軸方向に延びて設けられたビーム部材4の両端が取り付けられている。フレーム3の横部材3bの下方には、圧着ヘッド8を昇降動作させるリンク機構7を介して圧着ヘッド8が取り付けられるリンクブラケット5がX軸方向に複数(ここでは6つ)並設されている。ビーム部材4の前面にはリンクブラケット5と、圧着ヘッド8の押圧体8aを昇降可能に支持する補助プレート6とが一組となり、これが複数組(ここでは6つ)X軸方向に並設されている。各リンクブラケット5にはリンク機構7を介して昇降動作可能に圧着ヘッド8が取り付けられており、ビーム部材4には、各リンクブラケット5のリンク機構7を介してこれら複数(ここでは6つ)の圧着ヘッド8を一括して昇降動作するように作動させる圧着ヘッド駆動部9が設けられている。
基台2上のフレーム3のY軸方向の前後方向の後方位置には基板PNLを水平に保持してその位置決めを行う基板位置決め部10が設けられている。フレーム3の直下には基板位置決め部10により位置決めされた基板PNLの側縁部の下面を下方から支持する下受け部材であるバックアップステージ11が設けられている。
図3、図4及び図5に示すように、基板PNLの保持及び移動(作業位置への位置決め)を行うための基板位置決め部10は、Xテーブル軸10aと、Yテーブル軸10bと、θテーブル軸10cと、基板載置テーブル10tとにより構成されている。Xテーブル軸10aは、基台2上をX軸方向に延びて設けられ基板PNLを保持した基板載置テーブル10tをX軸方向に移動させる。Yテーブル軸10bは、Xテーブル軸10a上に配置され基板載置テーブル10tをY軸方向に移動させる。θテーブル軸10cは、Yテーブル軸10b上に配置され、基板載置テーブル10tをZ軸方向に上下移動及びθ方向に回転させる。基板載置テーブル10tは、θテーブル軸10cの上面に固定されている。圧着装置1が備えるコントローラ12(図1参照)は、Xテーブル軸10a、Yテーブル軸10b、θテーブル軸10cを作動させて基板載置テーブル10tを水平面内方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及びθ方向)に移動させることにより、基板載置テーブル10t上に載置された基板PNLの基板PNLの側縁部に部品PSを圧着する作業位置への位置決めを行う。
図3及び図5において、基板PNLはここでは方形形状をしており、基板PNLの側縁部の部品PSが実装される複数の実装部位のそれぞれに、部品PSが導電テープ、導電剤等の接合部材(ここでは導電テープ)を介して仮圧着された状態となっている。
図3、図4及び図5において、バックアップステージ11は基板PNLの側縁部を支持するX軸方向に延びた下受け部材であり、その水平な上面から成るバックアップ面11aは基板位置決め部10に載置された基板PNLの側縁部の下面を下方から支持する。
図6及び図7において、圧着ヘッド8を昇降動作させるリンク機構7を介して圧着ヘッド8が取り付けられるリンクブラケット5は、水平な上壁部21と、上壁部21のX軸方向の両端側から下方に延びて設けられた一対の側壁部22の間にビーム部材4と平行に設けられた中間壁部23を有している。上壁部21の上面には、フレーム3の横部材3bの下面にX軸方向に延びて設けられた第1X軸ガイドレール3c(図1、図2及び図7参照)と摺動可能に係合した第1ガイドブロック24が設けられている。中間壁部23の背面には、ビーム部材4の前面にX軸方向に延びて設けられた上下一対の第2X軸ガイドレール4aと摺動可能に係合した2つのブラケット第2ガイドブロック25が設けられている(図2及び図7参照)。このため、圧着ヘッド8及び圧着ヘッド8を昇降動作させるリンク機構7をそれぞれ備える各リンクブラケット5は、フレーム3に対してX軸方向(横方向)に移動可能に構成されている。
圧着ヘッド8の押圧体8aを昇降可能に支持する各補助プレート6は、その背面に上下それぞれの位置に配置された一対の補助プレートガイドブロック6aを有している。これら一対の補助プレートガイドブロック6aは、フレーム3の縦部材3a,3aの上下方向中間にその両端が取り付けられたビーム部材4の前面に設けられた第2X軸ガイドレール4aの下方に位置し、X軸方向に延びてビーム部材4の前面に設けられた上下一対の第3X軸ガイドレール4bと摺動可能に係合している。このため各補助プレート6はフレーム3に対してX軸方向(横方向)に移動可能に構成されている。
図6及び図7において、各圧着ヘッド8は、シリンダ本体31a及びピストンロッド31bを備え、シリンダ本体31aが上方になるように上下方向に延びて設けられた空圧シリンダ31、空圧シリンダ31の(シリンダ本体31aの)上端に設けられた上部アタッチメント32、空圧シリンダ31のピストンロッド31bの下端に設けられた押圧体8aとを備えている。押圧体8aは、圧着ツール保持部材33及び圧着ツール保持部材33の下端に取り付けられた圧着ツール34を備えている。
上部アタッチメント32の背面には、リンクブラケット5の中間壁部23の前面にZ軸方向に延びて設けられた第1Z軸ガイドレール5cと摺動可能に係合した上部アタッチメントガイドブロック35が設けられており、空圧シリンダ31を上下方向に動作可能に支持している。また、押圧体8aの圧着ツール保持部材33の背面には下部アタッチメント36が設けられている。さらに、下部アタッチメント36の背面には、補助プレート6の前面にZ軸方向に延びて設けられた第2Z軸ガイドレール6bと摺動可能に係合した下部アタッチメントガイドブロック37が設けられ、押圧体8aを上下方向に動作可能に支持している。
このためビーム部材4、リンクブラケット5、補助プレート6等から構成され、複数の圧着ヘッド8をそれぞれ昇降自在に支持する圧着ヘッド支持部により、圧着ヘッド8は、リンクブラケット5及び補助プレート6とともにフレーム3に対してX軸方向に移動可能であるとともに、フレーム3に対しZ軸方向に移動(すなわち昇降)自在である。すなわち、複数の圧着ヘッド8は、X軸方向およびZ軸方向に移動自在に、圧着ヘッド支持部を介してフレーム3に支持されている。
なお、各圧着ヘッド8は、その圧着ヘッド8が備える圧着ツール34が基板PNLの側縁部を支持する下受け部材であるバックアップステージ11のバックアップ面11aの直上に位置するように配置されている(図4参照)。
また、図4、図6及び図7に示すように、各圧着ヘッド8に対応して圧着ヘッド支持部に設けられ、各圧着ヘッド8をそれぞれ昇降動作させるリンク機構7は、第1リンク部材41と、第2リンク部材42と、連結スライド部43とが互いに連結されることにより構成されている。第1リンク部材41は、第1連結ピンP1によって圧着ヘッド8の上端に回動自在に連結された一端と、この一端に対して圧着ヘッド8のY軸方向後方の斜め上方に位置する他端とを有している。第2リンク部材42は、第1リンク部材41の他端に第2連結ピンP2によって回動自在に連結された一端と、圧着ヘッド8の上方(ここでは圧着ヘッド8の昇降軸線のJ上方側)でリンクブラケット5から下方に張り出して設けられた張り出し部5aに第3連結ピンP3によって回動自在に連結された他端とを有している。連結スライド部43は、第1リンク部材41と第2リンク部材42を連結する第2連結ピンP2に連結されている。
ここで、連結スライド部43は、一端が第2連結ピンP2に連結され、他端が第2連結ピンP2のY軸方向の後方に位置する第3リンク部材43aと、第3リンク部材43aの他端が第4連結ピンP4によって一端に回動自在に連結される連結スライド部材43bとにより構成されている。連結スライド部材43bは、リンクブラケット5の上壁部21の下面にY軸方向に延びて設けられた第1Y軸ガイドレール5bに摺動可能に係合したガイドブロック43cを備えており、フレーム3に対してY軸方向(前後方向)に移動自在である。
図4及び図7において、圧着ヘッド駆動部9は、ビーム部材4のオペレータOP側から見て背面(Y軸方向)に取り付けられている。図8Aおよび図8Bに示すように、圧着ヘッド駆動部9は、上方に開口してX軸方向に延びたX軸スライダ移動空間51aを有するボールねじ保持部材51と、X軸スライダ移動空間51a内をX軸方向に延びて設けられたボールねじ52と、X軸スライダ移動空間51a内をX軸方向に移動自在に設けられ、X軸回りに軸回転されるボールねじ52によってX軸方向に移動するX軸スライダ53と、ボールねじ52をX軸回りに回転駆動する駆動モータ54と、ボールねじ保持部材51の上方に配置されたY軸スライダ55とを備えている。
コントローラ12からの制御によって駆動モータ54が回転するとボールねじ52がX軸回りに駆動され、これによりX軸スライダ53がX軸スライダ移動空間51a内をX軸方向、すなわち複数の圧着ヘッド8の並設方向に移動する。X軸スライダ53のX軸方向での移動方向の切り替えは、コントローラ12から駆動モータ54の回転方向を変えることによって行われる。
図6、図8A〜図8B及び図9A〜図9Cにおいて、ボールねじ保持部材51の上方に配置されたY軸スライダ55はX軸方向に延びた形状を有しており、その上面には上方に開口してX軸方向に延びた上面溝55a(連結溝)が設けられている。また、Y軸スライダ55の下面には下方に開口し、X軸方向に対して水平面内で所定角度θ(例えばθ=10〜30度、ここでは20度)の傾きを有して延びた下面溝55bが設けられている。下面溝55bにはX軸スライダ53の上面から上方に突出して延びて設けられた突起(カムフォロア)53aが下方から嵌入している。また、Y軸スライダ55のX軸方向の両端側の下面には、その両端側に対向する位置のボールねじ保持部材51のX軸方向の両端側の上面にY軸方向に延びて設けられた第2Y軸ガイドレール51bと係合し、Y軸方向に摺動するガイドブロック55cが設けられている。
X軸スライダ53が複数の圧着ヘッド8の並設方向のX軸方向に移動すると、X軸スライダ53の突起(カムフォロア)53aはY軸スライダ55の下面溝55bの壁面を押してX軸方向に進むため、Y軸スライダ55はガイドブロック55cを第2Y軸ガイドレール51b上で摺動させつつ、Y軸方向に移動される。
本実施の形態では、図8A〜図8B、図9A〜図9C及び図10A〜図10Bに示すように、Y軸スライダ55の下面に設けられた下面溝55bは、圧着装置1のZ軸方向の上方側から見て図10Aおよび図10BのX軸方向において、図示右前方から左後方に水平面内で傾いて延びている。そのため、駆動モータ54が一の方向(これを正方向とする)に回転してX軸スライダ53の突起(カムフォロア)53aがフレーム3のX軸方向に図示右側から左側に移動したときには、Y軸スライダ55はフレーム3のY軸方向の後方から前方へ移動する(すなわち、図10Aに示す状態から図10Bに示す状態へと移動する(図12参照))。
また、駆動モータ54が他の方向(これを正方向に対して逆方向とする)に回転してX軸スライダ53の突起(カムフォロア)53aがフレーム3のX軸方向の図示左側から右側に移動したときには、Y軸スライダ55はフレーム3のY軸方向の前方から後方へ移動する(すなわち、図10Bに示す状態から図10Aに示す状態へと移動する(図11参照))。
すなわち、Y軸スライダ55の下面溝55bとX軸スライダ53の突起(カムフォロア)53aは溝カム方式のカム機構を構成しており、X軸スライダ53は駆動モータ54によって複数の圧着ヘッド8の並設方向(X軸方向)に往復移動され、カム機構を介してY軸スライダ55を複数の圧着ヘッド8の並設方向(X軸方向)と直交する水平方向(Y軸方向)に移動させるものとなっている(図11、図12参照)。
図6、図7、図11及び図12等に示すように、各圧着ヘッド8のリンク機構7を備えるリンクブラケット5をX軸方向にスライド可能に構成されたY軸スライダ55の上面溝55aには、各リンク機構7の連結スライド部43の連結スライド部材43bの下面から下方に突出して設けられた突起部(カムフォロア)43dが上方から嵌入されている。連結スライド部43の突起部(カムフォロア)43dのY軸方向寸法はY軸スライダ55の上面溝55aの溝幅(Y軸方向の内寸法)よりも若干小さい大きさに形成されているので、Y軸スライダ55がY軸方向に往復移動すると、これに伴って各リンク機構7の連結スライド部43もY軸方向に往復移動する。
ここで、図10Aおよび図10Bに示すように、X軸スライダ53の突起(カムフォロア)53aがフレーム3のX軸方向の図示右側から左側に移動することによってY軸スライダ55がY軸方向に前進する(すなわち、図10Aに示す状態から図10Bに示す状態へと前進する)。
これにより図12に示すように、連結スライド部43がY軸方向の前方に移動すると(すなわち、図11に示す状態から図12に示す状態へと移動する)、連結スライド部43の一端に連結され、第2リンク部材42の一端側と第1リンク部材41の他端側との連結部である第2連結ピンP2は、Y軸方向の前方に移動する。ところが、第2リンク部材42の他端側は第3連結ピンP3によってリンクブラケット5の張り出し部5aに対しY軸方向及びZ軸方向に移動しないように固定的に連結されているため、第2リンク部材42は第3連結ピンP3を支点にして揺動する。これにより、第1リンク部材41の他端と第2リンク部材42の一端を連結する連結部である第2連結ピンP2はY軸方向の前下方に移動する。その結果、第1リンク部材41と第2リンク部材42とは第2連結ピンP2を支点にして上下方向に開くように動作する。これにより第1リンク部材41の下端側の一端は下方に移動し、この第1リンク部材41の一端に第1連結ピンP1によってその上端が連結された圧着ヘッド8は下降する(図12)。
一方、図10Aおよび図10Bに示すように、X軸スライダ53の突起(カムフォロア)53aがフレーム3のX軸方向の図示左側から右側に移動することによってY軸スライダ55がY軸方向に後進する(すなわち、図10Bに示す状態から図10Aに示す状態へと後進する)。
これにより図11に示すように、連結スライド部43がY軸方向の後方に移動すると、連結スライド部43の一端に連結され、第2リンク部材42の一端側と第1リンク部材41の他端側の連結部である第2連結ピンP2はY軸方向の後方に移動する。
これにより第2リンク部材42の他端側は、リンクブラケット5の張り出し部5aに対しY軸方向及びZ軸方向に移動しないように固定的に連結されている第3連結ピンP3を支点にして揺動する。その結果、第1リンク部材41の他端と第2リンク部材42の一端を連結する連結部である第2連結ピンP2はY軸方向の後上方に移動するので、第1リンク部材41と第2リンク部材42は、その連結部である第2連結ピンP2を支点にして上下方向に閉じるように動作する。
これにより、第1リンク部材41の下端側の一端は上方に移動し、この第1リンク部材41の一端に第1連結ピンP1によって上端が連結された圧着ヘッド8は上昇する(図11)。
ここで、本実施形態において、第1リンク部材41と第2リンク部材42とが第2連結ピンP2を支点にして上下方向に開くように動作するとは、第1リンク部材41と第2リンク部材42とが互いに離れるように移動すること、あるいは、第1リンク部材41と第2リンク部材42との間の角度が大きくなるように動作することを意味する。また、第1リンク部材41と第2リンク部材42とが第2連結ピンP2を支点にして上下方向に閉じるように動作するとは、第1リンク部材41と第2リンク部材42とが互いに近づくように移動すること、あるいは、第1リンク部材41と第2リンク部材42との間の角度が小さくなるように動作することを意味する。
コントローラ12は、図1、図2、図4及び図13において、基板PNLの側縁部の仮圧着された部品PSを圧着ヘッド8によって基板PNLに圧着(いわゆる本圧着)するには、はじめに図示しない基板搬送装置を作動させて基板PNLを圧着装置1内に搬入し、その基板PNLを基板位置決め部10の基板載置テーブル10t上に載置した後(図13のステップST1)、基板位置決め部10の作動制御を行って、基板PNLの位置決めを行う(ステップST2)。この基板PNLの位置決めでは、基板PNL上の側縁部の部品PSが各圧着ヘッド8の圧着ツール34の直下に位置するようにする。これにより、基板PNLの側縁部の部品PSが仮圧着されている部分の下面がバックアップステージ11のバックアップ面11aにより下方から支持された状態となる。また、この基板PNLの位置決めにおいて、基板PNL上の仮圧着されている部品PSの位置に応じて各圧着ヘッド8の位置をX軸方向に移動させる必要があるときには、各圧着ヘッド8をその圧着ヘッド8が取り付けられているリンクブラケット5ごとX軸方向にスライドさせて、各圧着ヘッド8間のピッチ(すなわち、X軸方向の間隔)を変更させるようにする。
コントローラ12は、基板PNL上の位置決めを行ったら、駆動モータ54を回転駆動させて基板PNLへの部品PSの圧着を行う(ステップST3)。駆動モータ54が正方向に回転することによって6つの圧着ヘッド8が同時に(一括して)下降して基板PNLの側縁部に上方から当接し、各圧着ヘッド8の圧着ツール34が直下の部品PSを基板PNLに押し付けるので(このとき各圧着ツール34に設けられた図示しないヒータにより部品PSを加熱する)、各部品PSは基板PNLの側縁部に圧着(本圧着)される。なお、このときの圧着ツール34による部品PSの押し付け力は、空圧シリンダ31内へ供給圧力によって設定される。
また、その後駆動モータ54が逆方向に回転することによって6つの圧着ヘッド8は同時に上昇し、各圧着ヘッド8の圧着ツール34は部品PSから離間する。
コントローラ12は、基板PNLの側縁部に部品PSを圧着(本圧着)した後、この基板PNLに圧着する予定の全ての部品PSの圧着が終了したかどうかの判断を行う(ステップST4)。そして、全ての部品PSの圧着を終了していなかった場合にはステップST2に戻ってまだ圧着を行っていない基板PNLの側縁部の部品PSを圧着ヘッド8の直下に位置させ、その上でステップST3にて、基板PNLの側縁部に対し部品PSの圧着(本圧着)を行う。なお、基板PNLの長辺側についての部品PSの圧着作業と、基板PNLの短辺側についての部品PSの圧着作業の切り替え時における基板PNLの位置決めは、基板位置決め部10の基板載置テーブル10tをθ方向に90度回転させることによって行う。
一方、コントローラ12は、ステップST4において、現在部品PSの圧着作業を行っている基板PNLに圧着する予定の全ての部品PSの圧着を終了していた場合には、前述の図示しない基板搬送装置を作動させて、基板位置決め部10上の基板PNLを圧着装置1の外部に搬出する(ステップST5)。
本実施の形態における圧着装置1では、フレーム3に並設された複数の圧着ヘッド8がそれぞれ、リンク機構7を構成する第1リンク部材41と第2リンク部材42の開閉動作によって昇降するようになっており、基板PNLに圧着ヘッド8を当接させたときの反力の大部分をリンクブラケット5からフレーム3に作用させることができ、圧着ヘッド駆動部9に作用する力を低減することができる。したがって、基板PNLの複数の部品PSを圧着するように複数の圧着ヘッド8を一括して動作させる圧着ヘッド駆動部9には剛性及び強度の小さな小型のものを用いることができ、圧着装置1全体のコンパクト化を図ることができる。また、圧着ヘッド駆動部9を小型化することができることから圧着ヘッド8を高速に作動させることができ、これにより基板PNLの生産性を向上させることができる。また、第1リンク部材41と第2リンク部材42を開閉させるためには連結スライド部43を水平方向に駆動すればよく、したがって複数の圧着ヘッド8を一括して動作させる圧着ヘッド駆動部9は従来のように上下方向ではなく、比較的スペースに余裕のある水平方向に動作する構成とすることができるので、この面からも圧着装置1全体のコンパクト化を図ることができる。
更に、本実施の形態における圧着装置1では、圧着ヘッド駆動部9は、複数の圧着ヘッド8の並設方向(X軸方向)に往復移動されるX軸スライダ53(第1のスライダ)と、各リンク機構7の連結スライド部43と連結され、溝カム方式のカム機構(Y軸スライダ55の下面溝55b及びX軸スライダ53の突起(カムフォロア)53a)を介してX軸スライダ53により駆動されて各リンク機構7の連結スライド部43を複数の圧着ヘッド8の並設方向と直交する方向(Y軸方向)に移動させるY軸スライダ55(第2のスライダ)を備えたものである。これにより、複数の圧着ヘッド8を一括して動作させる圧着ヘッド駆動部9の動作方向を、水平方向の中でも最もスペースに余裕のある複数の圧着ヘッド8の並設方向のX軸方向に配置することができるので、より一層圧着装置1のコンパクト化を図ることができる。
また、圧着ヘッド駆動部9は、複数の圧着ヘッド8の並設方向(X軸方向)に往復移動し、X軸方向に対して所定角度θの傾きを有するカム機構(例えば、傾斜された溝を有する溝カム機構)を有しているので、リンク機構7の動作により基板PNLに圧着ヘッド8を当接させたときの反力を更に低減させることができる。よって、圧着ヘッド駆動部9の駆動アクチュエータ(駆動モータ54)の小型化が図られて圧着ヘッド駆動部9をコンパクト化することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。
例えば、上述の実施の形態では、圧着ヘッドは6つであったが、圧着ヘッドの数は複数、すなわち、2つ以上であればよい。
また、上述の実施の形態では、フレーム3に設けられて複数の圧着ヘッド8をそれぞれ昇降自在に支持するリンク機構7を支持するリンクブラケット5は個々の圧着ヘッド8に対応して設けられていたが、複数の圧着ヘッド8に対応して設けられていてもよい。
また、各圧着ヘッド8はフレーム3に並設して配置される横方向(X軸方向)に移動可能となっていたが、このような構成は必ずしも必要というわけではない。つまり、基板PNLに部品PSを圧着する圧着ヘッド8間のピッチを変更する必要がない場合は、上記構成は備えなくてもよいということは言うまでもない。
また、圧着ヘッド駆動部9のY軸スライダ55は、水平方向であるY軸方向にスライド移動することで、それぞれの連結スライド部43を、水平方向であるY軸方向に進退移動させるような場合を例として説明したが、Y軸スライダ55および連結スライド部43は、少なくともY軸方向の移動ベクトル成分を有していればよく、例えば水平方向に対して傾斜した方向に移動するような構成を採用することもできる。
また、上述の実施の形態では、複数の圧着ヘッド8を昇降自在に支持する圧着ヘッド支持部(ビーム部材4、リンクブラケット5、補助プレート6等から構成)が、フレーム3に支持されるような構成が採用される例について説明したが、圧着ヘッド8の支持形態はこのような構成のみに限定されるものではない。
例えば、上述の実施の形態の変形例にかかる圧着装置として、図14の模式図に示すように、外側フレーム103(第2フレーム)と、この外側フレーム103とは別体にて独立して圧着装置の基台上に固定された内側フレーム114(第1フレーム)とを備えるような2重フレーム構造を採用しても良い。
このような2重フレーム構造では、図15の圧着装置の側断面図に示すように、複数の圧着ヘッド8が昇降自在に内側フレーム114に支持されて、リンク機構7、リンクブラケット5、および圧着ヘッド駆動部9を外側フレーム103に支持される。具体的には、内側フレーム114のY軸方向の後方側に固定されたビーム部材104に複数の圧着ヘッド8が昇降自在に支持されている。また、外側フレーム103は、縦部材103a、横部材103b、およびビーム部材103cにより構成されている。複数のリンクブラケット5を介して、リンク機構7が横部材103bにX軸方向に移動自在に支持されており、さらに、圧着ヘッド駆動部9がビーム部材103cに支持されている。
このような2重フレーム構造が採用されていることにより、複数の圧着ヘッド8の昇降動作により生じる力(反力)の大半を外側フレーム103にて受けるようにすることができ、複数の圧着ヘッド8を昇降自在に支持する内側フレーム114に作用する力を低減させることができる。よって、圧着ヘッド8による圧着動作が、複数の圧着ヘッド8の位置精度(例えば、X軸方向やY軸方向の位置精度)に与える影響を低減することができ、高い位置精度の部品圧着を実現することができる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明によれば、圧着ヘッド駆動部を小型化することにより装置全体のコンパクト化と生産性の向上を図ることができる部品圧着装置を提供する。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2009年8月6日に出願された日本国特許出願No.2009−182994号の明細書、図面、及び特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。

Claims (4)

  1. 基板を保持する基板位置決め部により位置決めした基板の側縁部に複数の圧着ヘッドを上方から当接させて、基板に部品を圧着する部品圧着装置であって、
    複数の圧着ヘッドが並設されるとともに、複数の圧着ヘッドをそれぞれ昇降自在に支持するフレームと、
    各圧着ヘッドに対応して設けられ、各圧着ヘッドをそれぞれ昇降動作させる複数のリンク機構と、
    それぞれのリンク機構を一括して動作させて、複数の圧着ヘッドを一括して昇降させる圧着ヘッド駆動部とを備え、
    各リンク機構は、
    圧着ヘッドの上端に回動自在に連結された一端を有する第1のリンク部材と、
    第1のリンク部材の他端に回動自在に連結された一端と、圧着ヘッドの上方でフレームに回動自在に支持された他端とを有する第2のリンク部材と、
    第1のリンク部材と第2のリンク部材との連結部に連結された連結スライド部とを有し、
    フレームは、
    複数の圧着ヘッドをそれぞれ昇降自在に支持する第1フレームと、
    第1フレームとは別体にて構成され、圧着ヘッド駆動部を支持するとともに第2のリンク部材の他端を回動可能に支持する第2フレームとを備え、
    圧着ヘッド駆動部は、
    複数の圧着ヘッドの並設方向に往復移動される第1のスライダと、
    各リンク機構の連結スライド部と連結され、カム機構を介して第1のスライダにより駆動されて各リンク機構の連結スライド部を複数の圧着ヘッドの並設方向と直交する方向に移動させる第2のスライダとを備え、
    複数の圧着ヘッドの並設方向に第1のスライダを往復駆動させることで、カム機構および第2のスライダを介して、複数の圧着ヘッドの並設方向と直交する方向に各リンク機構の連結スライド部を駆動し、各リンク機構の第1のリンク部材と第2のリンク部材を上下方向に開閉させて、複数の圧着ヘッドを一括して昇降させる、部品圧着装置。
  2. それぞれの圧着ヘッドが並設方向に移動可能にフレームに支持されるとともに、それぞれのリンク機構が、圧着ヘッドの並設方向に移動可能にフレームに支持され、
    第2のスライダは、圧着ヘッドの並設方向に延在して形成されかつそれぞれの連結スライド部が前記並設方向に移動自在に連結された連結溝を有する、請求項1に記載の部品圧着装置。
  3. 圧着ヘッド駆動部のカム機構は、複数の圧着ヘッドの並設方向に対して傾斜された溝を有する溝カム機構である、請求項1に記載の部品圧着装置。
  4. 昇降自在に並設されるとともに並設方向に移動可能にフレームに支持された複数の圧着ヘッドを、基板の側縁部に上方から当接させて、基板に部品を圧着する部品圧着方法であって、
    圧着ヘッドの上端に回動自在に連結された一端を有する第1のリンク部材と、第1のリンク部材の他端に回動自在に連結された一端と、圧着ヘッドの上方でフレームに回動自在に支持された他端とを有する第2のリンク部材と、第1のリンク部材と第2のリンク部材との連結部に連結された連結スライド部とを有し、各圧着ヘッドに対応して設けられるとともに、圧着ヘッドの並設方向に移動可能にフレームに支持された複数のリンク機構に対して、前記並設方向沿いの第1の向きに第1のスライダを移動させることで、カム機構および第2のスライダを介して、前記並設方向と直交する水平方向にそれぞれの連結スライド部を駆動し、第1のリンク部材と第2のリンク部材を上下方向に開くように動作させて、複数の圧着ヘッドを下降させ、
    基板の側縁部に配置された複数の部品を、複数の圧着ヘッドにより圧着し、
    その後、複数のリンク機構に対して、前記並設方向沿いの前記第1の向きとは逆向きに第1のスライダを移動させることで、カム機構および第2のスライダを介して、それぞれの連結スライド部を前記水平方向に駆動し、第1のリンク部材と第2のリンク部材を上下方向に閉じるように動作させて、複数の圧着ヘッドを上昇させる、部品圧着方法。
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