JP4712109B2 - 放電管の支持構造、支持部材、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、放電管の軸線方向への移動を規制することを目的とする。
また、ストッパが口金における導電片側の端縁に係止する構造の場合、口金の周方向の向きによっては、口金の端縁から延出している導電片が邪魔になって、口金の端縁とストッパとが係止できなくなることが懸念されるが、本発明では、ストッパが導電片とは反対側の端縁に係止するようになっているので、口金とストッパとを確実に係止させることができる。
また、ストッパが口金における導電片側の端縁に係止する構造の場合、口金の周方向の向きによっては、口金の端縁から延出している導電片が邪魔になって、口金の端縁とストッパとが係止できなくなることが懸念されるが、本発明では、ストッパが導電片とは反対側の端縁に係止するようになっているので、口金とストッパとを確実に係止させることができる。
また、ストッパが口金における導電片側の端縁に係止する構造の場合、口金の周方向の向きによっては、口金の端縁から延出している導電片が邪魔になって、口金の端縁とストッパとが係止できなくなることが懸念されるが、本発明では、ストッパが導電片とは反対側の端縁に係止するようになっているので、口金とストッパとを確実に係止させることができる。
また、ストッパが本体における導電片側の端縁に係止する構造の場合、口金の周方向の向きによっては、本体の端縁から延出している導電片が邪魔になって、本体の端縁とストッパとが係止できなくなることが懸念されるが、本発明では、ストッパが導電片とは反対側の端縁に係止するようになっているので、本体とストッパとを確実に係止させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図14を参照して説明する。
表示装置Dは、全体として横長の方形をなし、図2に示すように、表示パネル11と照明装置10とを備えて構成され、いわゆる液晶表示装置と称されるものである。表示パネル11は照明装置10の正面側に配置され、照明装置10はバックライトとして背面側から表示パネル11を照射する。この表示装置Dは、テレビ受信装置に適用することができる。テレビ受信装置は、図1に示すように、表示装置Dと、表示装置Dを挟むようにして収容する表裏両キャビネットCa,Cbと、後述する電源基板16(本発明の構成要件である電源)とは別の電源Pと、チューナーTと、スタンドSとを備えて構成される。尚、図2は表示装置Dを模式的にあらわしたものであるため、中継コネクタ14(本発明の構成要件である支持部材)や基板コネクタ18等の形状については、他の図面の形状と一部異なっている。
表示パネル11は、透明なTFT基板と透明なCF基板との隙間に、電圧印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶を封入した周知構造のものであり、TFT基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor)が設けられ、CF基板には、赤(R),緑(G),青(B)の三原色の画素をマトリックス状に配置したカラーフィルターが設けられている。
照明装置10は、ランプユニット12と電源基板16とを備えて構成される。ランプユニット12は、全体として横長方形の板状をなして反射板として機能する金属製のシャーシ13と、シャーシ13の正面側に水平な姿勢で上下方向に並列するように配置される複数本の放電管15と、シャーシ13の左右両側縁に沿って各放電管15と対応するように上下に並べて配置された複数の中継コネクタ14とを備えている。電源基板16は、シャーシ13の裏面側に配置されていて、中継コネクタ14を介すことにより放電管15に対して電力供給を行う。
シャーシ13には、各放電管15と同じ高さであって放電管15の端部と対応する位置を正面から背面へ貫通させた形態の略方形をなす複数の取付孔13Hが上下方向に並ぶように形成され、各取付孔13Hには、夫々、中継コネクタ14が貫通して取り付けられている。
中継コネクタ14は、合成樹脂製のホルダ20と、ホルダ20内に収容した金属製(例えば、ステンレス製)の中継端子31(本発明の構成要件である接続金具)とから構成される。
ホルダ20は、全体としてブロック状をなす箱状部21と、箱状部21の背面から後方へ突出する壁部22とから構成される。
箱状部21には、その正面から側面(シャーシ13の側縁部とは反対側の側面)に亘って開口する収容室23が形成されている。収容室23の開口部のうち正面側の開口部は、正面側から放電管15の端部(口金36)を嵌入させるための受入口24となっており、側面側の開口部は、放電管15の端部を収容室23に収容した状態においてガラス管34との干渉を回避するための逃がし口25となっている。この逃がし口25には、その開口縁を内側へ板状に張り出させた形態のストッパ26が形成され、このストッパ26により逃がし口25の開口形状は略U字形に狭められている。この略U字形をなす逃がし口25の上下方向の間隔は、口金36の本体37の内径よりも小さく且つ放電管15のガラス管34の外径と同じかそれよりも僅かに大きい寸法となっている。逃がし口25の開口縁における奥端部は半円形の凹部27となっており、この凹部27の曲率半径はガラス管34の外周の曲率半径と同じかそれよりも僅かに大きい寸法となっている。また、逃がし口25の開口縁における凹部27よりも正面側の領域は、上下一対のガイド部28となっている。
また、箱状部21には、箱状部21のうち逃がし口25が開口している外側面からシャーシ13と平行に突出する張出部29が形成されている。この張出部29は、シャーシ13の正面と逃がし口25との間を仕切るような形態となっている。箱状部21の外面(上面と下面)には上下一対の抜止め突起30が形成されている。
放電管15は、冷陰極線管からなり、全体として細長く円形断面の直線状のガラス管34と、ガラス管34の両端からガラス管34と同軸状に且つ直線状に突出する円形断面の細長い金属製(例えば、ニッケル系、或いはコバルト系の金属)のアウタリード35と、ガラス管34の両端部に取り付けられる口金36とから構成される。ガラス管34の内部には水銀が封入され、ガラス管34の両端部は、加熱して溶融させることで概ね半球状に形成されている。そして、アウタリード35は、この半球部を貫通している。
対をなす弾性保持片38A,38Bのうち一方の第1弾性保持片38Aは、全体として後方へ(詳しくは、やや径方向内向きへ斜め方向に)片持ち状に延出した形態であって、その基端(前端)を支点として径方向に弾性撓みし得るようになっている。第1弾性保持片38Aの延出端部(後端部)には、径方向外側へ斜めに曲げられた屈曲部39が形成され、この屈曲部39の曲げの外側の面(つまり、内側に臨む面)はガラス管34の外周面に当接する接点となっている。この3本の第1弾性押圧片38Aの接点を結ぶ仮想円は、本体37と同心の円形であり、この仮想円の径寸法は、第1弾性保持片38Aが弾性撓みしていない自由状態のときにガラス管34の外径よりも小さい寸法となっている。
細長部41は、本体37に対して面一状であって本体37からその軸線と平行に延出する基端部41aと、基端部41aの延出端から本体37の軸線に向かって径方向内向きに延出する中間部41bと、中間部41bの延出端から本体37の軸線と平行に延出する先端部41cとからなり、先端部41cの延出端に筒状部42が連なっている。細長部41の幅寸法は細長部41の長さ寸法に対して充分に小さく、したがって、細長部41は、本体37の径方向への弾性変形、径方向と交差する方向(細長部41の長さ方向と交差する方向)への弾性変形、及び細長部41自身を軸とする弾性的な捻れ変形が可能となっている。
筒状部42は、細長部41の延出端から横方向へ張り出した部分を円筒状に曲げ加工したものであり、軸線は概ね本体37と同軸状に配置されている。かかる筒状部42は、細長部41を弾性撓みさせつつ、口金36の軸方向及び径方向へ変位し得るようになっている。
次に、口金36をガラス管34に組み付ける工程を説明する。
組付けに際しては、ガラス管34と口金36を、夫々、把持装置(図示せず)で保持した状態で、口金36とガラス管34とを相対的に同軸状に接近させ、本体37をガラス管34に外嵌させる。本体37が外嵌され始めると、三対の弾性保持片38A,38Bの延出端部の接点がガラス管34の外周に対して弾性的に当接し、組付けが進むのに伴なって接点がガラス管34の外周面上を摺接する。そして、本体37を貫通したアウタリード35の先端が、筒状部42の中空内に進入し始める。この後、双方の把持装置が所定の組付け位置に達すると、口金36とガラス管34とが軸線方向において正規の組付け位置に位置決めされ、アウタリード35の先端部が筒状部42で全周に亘って包囲された状態となる。このとき、アウタリード35の先端部は、筒状部42の先端から大きく突出することがなく、筒状部42から僅かに突出するか、筒状部42の先端とほぼ同じ位置、若しくは筒状部42の内部に位置する。
この後は、筒状部42に対して縮径変形させるようにカシメ付けが行われ、カシメ付けられた筒状部42とアウタリード35のとが溶接によって電気的導通可能に固着されて、口金36とガラス管34とが一体化される。以上により、組付けが完了し、放電管15が完成する。
口金36とガラス管34が組み付けられた状態では、三対の弾性保持片38A,38Bによる弾性的な保持作用により本体37がガラス管34に対してほぼ同心状に保持され、ガラス管34の外周と本体37の内周との間には、ほぼ全周に亘って隙間(空気層)が確保される。
上記のようにして製造された放電管15は、中継コネクタ14に取り付けられる。取付けに際しては、放電管15を水平に向けた状態でシャーシ13の正面に接近させ、ガラス管34の両端部と口金36を中継コネクタ14の収容室23に対して正面側から嵌め込む。このとき、一対の弾性押圧片32が、口金36の本体37によって上下に拡開するように弾性撓みさせられ、本体37が一対の弾性押圧片32の最小間隔部分を通過した後は、両弾性押圧片32が、その弾性復元力によって本体37を収容室23の奥側へ引き込み、本体37を収納室23の底部に当接させ、これにより、放電管15の取付けが完了する。
電源基板16は、背面(シャーシ13と反対側の面)に回路が形成された回路基板17と、回路基板17の背面に実装された電子部品19と、回路基板17の背面に取り付けられた複数の基板コネクタ18を備えている。
回路基板17は、全体として縦長の方形をなし、紙基材フェノール樹脂銅張積層板(紙フェノールと称される)が用いられている。回路基板17には、縦長の方形をなす複数の嵌合孔17Hが正面側から背面側へ貫通するように形成されている。複数の嵌合孔17Hは、上記した中継端子31(中継コネクタ14)と対応するように、回路基板17の左右両側の側縁部に沿って上下に並ぶように配置されている。基板コネクタ18は、合成樹脂製のハウジングと、ハウジング内に全体が収容された金属製(例えば、洋白合金製)の出力端子(図示せず)とを備えて構成され、各嵌合孔17Hと対応するように、回路基板17の左右両側縁に沿って配置されている。ハウジングの外面には、嵌合孔17Hと対応する嵌合空間(図示せず)が形成され、嵌合空間内に出力端子の一部が臨んでいる。
本実施形態においては、放電管15を中継コネクタ14に支持した状態で、口金36がストッパ26に係止するようになっているので、放電管15が中継コネクタ14に対して軸線方向に移動する虞はない。即ち、放電管15に対して右方向への移動力が付与された場合には、放電管15の左側の端部に組み付けられている口金36がストッパ26に対して左側から引っ掛かるので、放電管15の右方への移動が規制される。放電管15に対して左方向への移動力が付与された場合には、放電管15の右側の端部において口金36がストッパ26に対して右側から係止するので、放電管15の左方への移動が規制される。このように放電管15は、その軸線に沿った左右いずれの方向への移動も規制されているので、アウタリード35の先端が収容室23における逃がし口25とは反対側の壁部22に突き当たる虞がない。
また、ストッパ26が口金36における導電片40側の端縁に係止する構造の場合、口金36の周方向の向きによっては、口金36の端縁から延出している導電片40が邪魔になって、口金36の端縁とストッパ26とが係止できなくなることが懸念されるが、本実施形態1では、ストッパ26が導電片40とは反対側の端縁に係止するようになっているので、導電片40に邪魔されて口金36とストッパ26とが係止できなくなる、という虞がなく、口金36とストッパ26とを確実に係止させることができる。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図15ないし図21を参照して説明する。本実施形態2は、放電管15を支持するための手段を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
上記実施形態1では、放電管15の両端部を、ホルダ20と中継端子31からなる中継コネクタ14によって支持したが、本実施形態2では、放電管15の両端部のうち一方の端部は、実施形態1と同じ中継コネクタ14で支持するのに対し、放電管15の他方の端部については、アース部材50(本発明の構成要件である支持部材)によって支持している。
一方、アース端子52は、所定形状に打ち抜いた金属製(例えば、洋白合金)の板材に曲げ加工を施したものであって、ベース部53と、ベース部53の上下両縁部から正面側へ延出する上下対称な一対の弾性押圧片54と、ベース部53の一方の側縁部から正面側へ延出するストッパ55とを備えて構成される。
一対の弾性押圧片54は、ストッパ55とは反対側の側縁部に配置され、相手側の弾性押圧片54側へ膨らむように湾曲した形状をなしている。弾性押圧片54は、その間隔を拡開するように弾性撓みすることが可能であり、弾性押圧片54が弾性撓みしていない状態における一対の弾性押圧片54の最小間隔は、放電管15のガラス管34の外径よりも小さい寸法となっている。
放電管15をアース端子52に取り付ける際には、放電管15を水平に向けた状態でシャーシ13の正面に接近させ、ガラス管34の端部と口金36を上下一対の弾性押圧片54の間に正面側から嵌め込む。このとき、一対の弾性押圧片54が、口金36の本体37によって上下に拡開するように弾性撓みさせられ、本体37が一対の弾性押圧片54の最小間隔部分を通過した後は、両弾性押圧片54が、その弾性復元力によって本体37をベース部53側に引き込み、本体37をベース部53に当接させ、これにより、放電管15の取付けが完了する。尚、放電管15の反対側の端部は、上記実施形態1と同様にして中継コネクタ14に取り付けられる。
本実施形態2においては、放電管15を中継コネクタ14とアース部材50に支持した状態で、放電管15の両端の口金36がホルダ20のストッパ26とアース端子52のストッパ55にと係止するようになっているので、放電管15が中継コネクタ14に対して軸線方向に移動する虞はない。
即ち、放電管15に対して中継コネクタ14側からアース部材50側への移動力が付与された場合には、放電管15の中継コネクタ14側の端部に組み付けられている口金36がホルダ20のストッパ26に係止することにより、放電管15のアース部材50側への移動が規制される。放電管15に対してアース部材50側から中継コネクタ14側への移動力が付与された場合には、放電管15のアース部材50側の端部において口金36がアース端子52のストッパ55に係止するので、放電管15の中継コネクタ14側への移動が規制される。このように放電管15は、その軸線に沿った左右いずれの方向への移動も規制されているので、アウタリード35の先端が、収容室23における逃がし口25とは反対側の壁部や、シャーシ13の側壁に突き当たる虞がない。
また、アース部材50においては、ストッパ55が、口金36との導通手段であるアース端子52と一体に形成されているので、アース端子とは別部品のストッパを設けたものと比較すると、本実施形態2では、部品点数が少なくて済んでいる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)口金におけるストッパの係止箇所は、口金の軸方向における端縁に限らず、口金の軸方向における略中央位置に形成した係止部にストッパを係止させてもよい。
(2)1つの口金に対して2つのストッパを係止させてもよい。この場合、ストッパが口金に対して軸線方向に挟むように係止させる構造とすれば、放電管の両端部のうち一方の端部に外嵌されている口金のみにストッパを係止させればよい。勿論、放電管の両端の口金の双方に対して、夫々、2つのストッパが係止する構造であってもよい。
(3)ストッパに対する口金の係止方向は、軸線方向において中央から端部に向かう方向であってもよい。
(4)ストッパは、周方向に連続した円弧形に限らず、周方向に点在する形態であってもよい。
(5)口金に弾性保持片を形成せずに、口金自体をガラス管の外径に弾性的に外嵌させてもよい。この場合、口金とストッパとの係止代は、口金の板厚に相当する寸法となる。
(6)ストッパの凹部の曲率半径は、放電管のガラス管の外周の曲率半径と略同寸法に限らず、ガラス管の外周の曲率半径より大きくてもよい。
(7)弾性押圧片は、1片だけであってもよい。この場合、弾性押圧片は放電管を挟んで凹部と対向するように配置される。
(8)弾性押圧片は、口金に当接せず、放電管のガラス管に当接する形態であってもよい。この場合、口金に対して導通可能に接触する手段を、弾性押圧片とは別に設ければよい。
(9)凹部は、円弧状に限らず、楕円形、台形、三角形等の非円形であってもよい。
(10)ホルダにストッパを形成せず、ホルダに組み付けられている接続金具にストッパを形成してもよい。
(11)導電片におけるアウタリードとの接続部分は、アウタリードを全周に亘って包囲する筒形状に限らず、略U字状や略V字状であってもよい。また、導電片の板状の先端部をアウタリードの外周に当接させてもよく、この場合、導電片の板状の先端部に形成した溝を、アウタリードを嵌合させてもよい。
(12)表示装置の表示パネルは、スイッチング素子がTFTであるものに限らず、スイッチング素子がMIM(Metal Insulator Metal) 等、TFT以外のものであってもよい。
(13)表示装置としては、液晶表示装置に限らず、表示パネルの背面側に照明装置を必要する種々の表示装置が含まれる。
(14)中継コネクタにおける電源基板との接続部は、突出形態に限らず、凹んだ形態としてもよい。この場合、電源基板における中継コネクタとの接続部は、突出した形態となる。
(15)電源としては、回路基板に電子部品を実装した電源基板に限らず、回路基板を用いずに、電子部品を配線で繋いだものも含まれる。
(16)回路基板に基板コネクタを設けず、中継コネクタをケーブルを介して電源(電源基板)に接続してもよい。
(17)電源は、回路基板におけるシャーシ側の正面に基板コネクタを実装した形態であってもよい。
(18)口金の材料として、ステンレス以外の金属を用いてもよく、金属以外の導電性樹脂や導電性ゴムを用いてもよい。
(19)ガラス管から突出するアウタリードは、ガラス管と同軸の位置に限らず、ガラス管の軸線に対して径方向に偏心した位置に配置してもよい。
(20)ガラス管から直線状に突出するアウタリードは、ガラス管の軸心と平行に限らず、ガラス管の軸心に対して斜め方向であってもよい。
(21)アウタリードは、屈曲した形態であってもよい。
(22)放電管としては、冷陰極線管に限らず、熱陰極線管、キセノン管、蛍光灯等を用いてもよい。
(23)口金の本体は、円筒形に限らず、リング形や略C字形のものであってもよい。
(24)弾性保持片の数は、三対に限らず、二対以下や四対片以上でもよい。また、対を構成しない単独の弾性保持片を周方向に間隔を空けて配置してもよい。
(25)弾性保持片は、前方又は後方へ片持ち状に延出する形態に限らず、前後両端が本体に支持された両端支持形態としてもよい。
(26)筒状部とアウタリードは半田付けによって導通可能に接続してもよい。
(27)中継端子の材料として、ステンレス以外の金属を用いてもよい。
(28)出力端子の材料として、洋白以外の金属を用いてもよい。
(29)実施形態2のアース端子の材料として、洋白以外の金属を用いてもよい。
Claims (24)
- 支持部材を用いて放電管を支持する放電管の支持構造であって、
前記支持部材は、
前記放電管との電気的接続をとるための電極部と、
前記電極部の過度の拡がりを規制するプロテクト部と、を備え、
前記電極部と前記プロテクト部とが一体となっていることを特徴とする放電管の支持構造。 - 前記電極部が、弾性変形可能な一対の弾性押圧片を有し、
前記一対の弾性押圧片にて前記放電管を挟持して、前記放電管を支持することを特徴とする請求項1に記載の放電管の支持構造。 - 前記プロテクト部が、前記弾性押圧片の過度の拡がりを規制する弾性押圧片規制部を有することを特徴とする請求項2に記載の放電管の支持構造。
- 前記支持部材は、板状部材に取り付けられるものとされており、
前記プロテクト部が、前記弾性押圧片の過度の拡がりを規制する弾性押圧片規制部と、前記板状部材に当接し、前記弾性押圧片規制部をさらに支持するための板当接部と、を有することを特徴とする請求項3に記載の放電管の支持構造。 - 前記放電管が、ガラス管の少なくとも一方の端部に略筒状をなす口金が外嵌された形態を有し、
前記口金が、前記電極部に対して電気的に接続されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放電管の支持構造。 - 前記放電管が、前記ガラス管の端部からアウタリードを軸方向に突出させた形態とされるとともに、前記口金の一方の端縁から前記アウタリード側へ延出した導電片が、前記アウタリードに接続されており、
前記支持部材には、前記口金における前記導電片とは反対側の端縁を係止することで、前記放電管の軸線方向への移動を規制可能なストッパが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の放電管の支持構造。 - 前記ストッパが、前記口金における前記導電片とは反対側の端縁に係止可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の放電管の支持構造。
- 放電管を支持するための支持部材であって、
前記放電管との電気的接続をとるための電極部と、
前記電極部の過度の拡がりを規制するプロテクト部と、を備え、
前記電極部と前記プロテクト部とが一体となっていることを特徴とする支持部材。 - 前記電極部が、弾性変形可能な一対の弾性押圧片を有し、
前記一対の弾性押圧片にて前記放電管を挟持して、前記放電管を支持することを特徴とする請求項8に記載の支持部材。 - 前記プロテクト部が、前記弾性押圧片の過度の拡がりを規制する弾性押圧片規制部を有することを特徴とする請求項9に記載の支持部材。
- 当該支持部材が板状部材に取り付けられるものとされており、
前記プロテクト部が、前記弾性押圧片の過度の拡がりを規制する弾性押圧片規制部と、前記板状部材に当接し、前記弾性押圧片規制部をさらに支持するための板当接部と、を有することを特徴とする請求項10に記載の支持部材。 - 前記放電管が、ガラス管の少なくとも一方の端部に略筒状をなす口金が外嵌された形態を有し、
前記口金が、前記電極部に対して電気的に接続されることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の支持部材。 - 前記放電管が、前記ガラス管の端部からアウタリードを軸方向に突出させた形態とされるとともに、前記口金の一方の端縁から前記アウタリード側へ延出した導電片が、前記アウタリードに接続されており、
前記支持部材には、前記口金における前記導電片とは反対側の端縁を係止することで、前記放電管の軸線方向への移動を規制可能なストッパが設けられていることを特徴とする請求項12に記載の支持部材。 - 前記ストッパが、前記口金における前記導電片とは反対側の端縁に係止可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の支持部材。
- 少なくとも1つの放電管と、
前記放電管を支持するための少なくとも1つの支持部材を備えたシャーシと、
を備え、
前記支持部材は、前記放電管との電気的接続をとるための電極部と、前記電極部の過度の拡がりを規制するプロテクト部と、を備え、前記電極部と前記プロテクト部とが一体となっていることを特徴とする照明装置。 - 前記電極部が、弾性変形可能な一対の弾性押圧片を有し、
前記一対の弾性押圧片にて前記放電管を挟持して、前記放電管を支持することを特徴とする請求項15に記載の照明装置。 - 前記プロテクト部が、前記弾性押圧片の過度の拡がりを規制する弾性押圧片規制部を有することを特徴とする請求項16に記載の照明装置。
- 当該支持部材が板状部材に取り付けられるものとされており、
前記プロテクト部が、前記弾性押圧片の過度の拡がりを規制する弾性押圧片規制部と、前記板状部材に当接し、前記弾性押圧片規制部をさらに支持するための板当接部と、を有することを特徴とする請求項17に記載の照明装置。 - 前記放電管が、ガラス管の少なくとも一方の端部に略筒状をなす口金が外嵌された形態を有し、
前記口金が、前記電極部に対して電気的に接続されることを特徴とする請求項15から請求項18のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記放電管が、前記ガラス管の端部からアウタリードを軸方向に突出させた形態とされるとともに、前記口金の一方の端縁から前記アウタリード側へ延出した導電片が、前記アウタリードに接続されており、
前記支持部材には、前記口金における前記導電片とは反対側の端縁を係止することで、前記放電管の軸線方向への移動を規制可能なストッパが設けられていることを特徴とする請求項19に記載の照明装置。 - 前記ストッパが、前記口金における前記導電片とは反対側の端縁に係止可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項20に記載の照明装置。
- 請求項15ないし請求項21のいずれか1項に記載された照明装置と、
前記照明装置の正面側に配置される表示パネルとを備えている表示装置。 - 前記表示パネルが、液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求項22に記載の表示装置。
- 請求項22または請求項23に記載された表示装置を備えているテレビ受信装置。
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