JP4712013B2 - ロータ製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータ製造装置に関する。詳しくは、ハイブリッド車を駆動するモータのロータの製造装置に関する。
従来より、ハイブリッド車には、モータが用いられる。このようなモータは、例えば、円筒状のモータケースと、このモータケースの内部に回転可能に保持されたロータと、を備える。
ロータは、薄い鋼板を積層して形成されて永久磁石が内蔵された略円柱状のヨークと、このヨークの中心軸を通る棒状のシャフトと、を備える。また、モータケースには、極性を切り替え可能なステータが設けられる。このモータによれば、ヨークに内蔵された永久磁石とステータとの磁力による反発力を利用して、ロータを回転させる。
以上のロータでは、永久磁石の位置ずれを防止するため、以下のような手法が用いられる(特許文献1参照)。すなわち、シャフトに沿って延びる複数の収納部をヨークに設け、この収納部に永久磁石を挿入する。そして、ヨークの一端側に注入孔を設け、この注入孔を通して、収納部と永久磁石との間隙に樹脂を注入することで、永久磁石を固定する。
この手法では、永久磁石をより強固に固定するために、例えば、収納部に回転軸方向に沿って延在する溝部を形成し、この溝部に樹脂を射出成形する。
特開平5−83892号公報
しかしながら、この提案手法では、収納部と永久磁石との樹脂を注入する隙間が狭くなり、収納部に注入する樹脂は微少量となることが多い。そのため、注入量を厳密に制御することは困難となり、注入孔からヨークの外面に樹脂が漏出することがあり、後工程において、この漏出した樹脂を除去する作業が行っていた。具体的には、樹脂を注入した直後、樹脂が硬化する前に、漏出した樹脂を柔らかいウエスで拭き取る。そのため、ウエスを高頻度で交換する必要があり、手間がかかっていた。
本発明は、ロータから漏出した樹脂を効率良く除去できるロータ製造装置を提供することを目的とする。
本発明のロータ製造装置(例えば、後述のロータ製造装置20)は、収納部(例えば、後述の収納部16)が設けられた略円柱形状のヨーク(例えば、後述のヨーク11)と、当該ヨークの収納部に収納され樹脂で固定された磁石(例えば、後述の永久磁石13)と、を有するロータ(例えば、後述のロータ10)について、前記収納部から前記ロータの一端面側に漏出した樹脂を除去するロータ製造装置であって、回転軸を基準として前記ロータが載置される基台(例えば、後述の基台31)と、当該基台を回転駆動する回転機構(例えば、後述のモータ33)と、ハウジング(例えば、後述のハウジング41)と、当該ハウジングに設けられ前記ロータの一端面上に位置する刃具(例えば、後述の刃具42)と、前記ハウジングに回転可能に設けられて前記ロータの一端面上に位置する第1ローラ(例えば、後述の第1ローラ43)と、前記ハウジングを前記ロータの一端面に向かって付勢する第1付勢手段(例えば、後述の第1付勢部59)と、を備え、当該第1付勢手段により、前記ハウジングを前記ロータの一端面に向かって付勢して、前記第1ローラを前記ロータの一端面に当接させるとともに、前記回転機構により前記ロータを回転させて、漏出した樹脂を前記刃具で切除することを特徴とする。
この発明によれば、ロータの一端面上に刃具を配置し、回転機構によりロータを回転させて、漏出した樹脂を刃具で切除した。よって、回転機構を駆動するだけで、ロータの一端面側に漏出した樹脂を全面に亘って除去できるから、漏出した樹脂を効率良く除去できる。
また、第1付勢手段によりハウジングをロータの一端面に向かって付勢して、第1ローラをロータの一端面に当接させたので、ロータの一端面と刃具との間隔を一定に保持でき、刃具がロータに接触することなく、漏出した樹脂を精度良く除去できる。
この場合、前記ハウジングは、前記ロータの径方向に前記刃具を進退させる刃具進退機構(例えば、後述の進退機構45B)を備え、前記第1ローラを前記ロータの一端面に当接させた後、前記刃具進退機構により前記刃具を前記ロータに向かって前進させることが好ましい。
この発明によれば、第1ローラをロータの一端面に当接させた後に、刃具の位置を調整したので、刃具がロータに接触するのを防止できる。
この場合、前記ハウジングに回転可能に設けられて前記ロータの外周面に当接する少なくとも3つの第2ローラ(例えば、後述の第2ローラ44)をさらに備え、当該第2ローラ同士の前記ロータ外周面の周方向に沿った間隔は、不均等であることが好ましい。
この発明によれば、ロータの外周面に当接する第2ローラを設けたので、刃具のロータの径方向の位置を一定に保持できる。
ここで、ロータの外周面には、周方向に沿って所定間隔おきに凹部が形成される場合がある。しかしながら、このようなロータに対して、仮に1つの第2ローラが凹部に嵌っても、残る少なくとも2つの第2ローラがロータ外周面の滑らかな円弧状の部分に当接するため、刃具のロータの径方向の位置ずれが生じるのを防止できる。
この場合、前記ハウジングの前記刃具の近傍に接続され、前記刃具で切除した樹脂を前記ロータの一端面上から排除する排除機構(例えば、後述のバキューム機構46)をさらに備えることが好ましい。
この発明によれば、排除機構により刃具で切除した樹脂を排除したので、切除した樹脂がロータ上に残留するのを防止できる。
この場合、前記第1ローラは、少なくとも3つであり、これら第1ローラのうち互いに隣り合うもの同士は、前記ロータの周方向および径方向に離れて設けられ、前記第1付勢手段により、前記ハウジングを前記ロータの一端面に向かって付勢して、前記第1ローラを前記ロータの一端面に当接させることが好ましい。
この発明によれば、ロータの一端面に凹凸があっても、第1付勢手段により、この一端面に少なくとも3つの第1ローラを当接させる。よって、前記ロータの一端面に対する前記刃具の姿勢を一定に保持できるので、除去斑が生じるのを防止して、漏出した樹脂を確実に除去できる。
本発明によれば、ロータの一端面上に刃具を配置し、回転機構によりロータを回転させて、漏出した樹脂を刃具で切除した。よって、回転機構を駆動するだけで、ロータの一端面側に漏出した樹脂を全面に亘って除去できるから、漏出した樹脂を効率良く除去できる。また、第1付勢手段によりハウジングをロータの一端面に向かって付勢して、第1ローラをロータの一端面に当接させたので、ロータの一端面と刃具との間隔を一定に保持でき、刃具がロータに接触することなく、漏出した樹脂を精度良く除去できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るロータ製造装置20により製造されるロータ10の平面図である。図2は、ロータ10の縦断面図および側面図である。
ロータ10は、図示しない円筒状のモータケースに収納され、このモータケースの内部に回転可能に保持される。このモータケースには、極性を切り替え可能なステータが設けられる。
ロータ10は、永久磁石13と、この永久磁石13が内蔵された略円柱状のヨーク11と、このヨーク11の中心軸に沿って設けられた棒状のシャフト12と、ヨーク11の両端面に取り付けられた上蓋14および底蓋15と、を備える。
このモータによれば、ヨーク11に内蔵された永久磁石13とステータとの磁力による反発力を利用して、ロータ10を回転させることができる。
ヨーク11は、複数の電磁鋼板111が積層されて形成される。
ヨーク11には、中心軸に沿って延びる収納部16が設けられ、永久磁石13は、この収納部16に収納されて、樹脂で固定されている。
このヨーク11の外周面のうち収納部16同士の間には、凹部112が形成されている。これにより、ヨーク11の外周面には、周方向に沿って所定間隔おきに凹部112が形成されることとなる。
上蓋14および底蓋15は、収納部16の上下端を塞いでいる。上蓋14には、収納部16に連通する注入孔141が形成されている。
シャフト12の上端には、上蓋14を押さえるためのカラー部17が取り付けられている。
以上のロータ10では、図示しない注入ノズルを上蓋14の注入孔141に接続して、熱硬化性樹脂を注入孔141に注入することで、永久磁石13と収納部16との隙間に樹脂を充填することで、永久磁石13を収納部16内に固定する。よって、樹脂を注入した後、注入ノズルを上蓋14から退避させると、注入孔141からロータ10の上端面側に樹脂142が漏出する。
図3および図4は、ロータ製造装置20の平面図および側面図である。
ロータ製造装置20は、ロータ10の注入孔141から漏出した樹脂142を切除するものである。このロータ製造装置20は、ベース21と、このベース21に設けられてロータ10を回転させるロータ回転部30と、刃具42が設けられたヘッド部40と、このヘッド部40をロータ10の上端面に配置するヘッド部支持機構50と、を備える。
ロータ回転部30は、ロータ10が載置される基台31と、ベース21に設けられてこの基台31を回転可能に支持する基台支持部32と、ベース21に設けられて基台31を回転駆動する回転機構としてのモータ33と、を備える。
ロータ10は、回転軸を基準として基台31に載置される。具体的には、ロータ10の中心軸と基台31の回転中心とが一致するように、基台31上に載置される。
ロータ回転部30によれば、モータ33を駆動することにより、ロータ10の中心軸を回転中心として、ロータ10を回転する。
ヘッド部支持機構50は、ロータ10の中心軸方向に沿って上下にヘッド部40を移動させる第1移動機構50Aと、ベース21に設けられてこの第1移動機構50Aをロータ10の径方向に沿って水平に移動させる第2移動機構50Bと、を備える。
第2移動機構50Bは、ベース21に設けられたアーム部51と、このアーム部51に設けられてロータ10の中心に向かって水平に延びる第1スライドレール52と、この第1スライドレール52に沿ってスライド可能なスライド部53と、このスライド部53からロータ10の中心に向かって水平に延びて第1移動機構50Aをスライド可能に支持する第2スライドレール54と、スライド部53に設けられ第1移動機構50Aを前進方向に付勢する第2付勢部55と、を備える。
第2移動機構50Bによれば、第1スライドレール52に沿って第1移動機構50Aをスライドさせることにより、ヘッド部40のロータ10の径方向の位置を調整できる。
第1移動機構50Aは、第2移動機構50Bの第1スライドレール52にスライド可能に支持される基部56と、図示しないシリンダ機構により基部56に対して上下に移動可能なヘッド部支持部57と、ヘッド部支持部57からロータ10の軸方向に沿って下方に延びてヘッド部40を上下にスライド可能に支持するスライドレール58と、ヘッド部支持部57に設けられヘッド部40を下方に付勢する第1付勢手段としての第1付勢部59と、を備える。
第1移動機構50Aによれば、図示しないシリンダ機構を駆動することで、ヘッド部40のロータ10の中心軸方向の位置を調整できる。
図5および図6は、ヘッド部40の平面図および側面図である。
ヘッド部40は、第1移動機構50Aにスライド可能に支持されるハウジング41と、刃具42と、ハウジング41に回転可能に設けられた2つの第1ローラ43および3つの第2ローラ44と、ハウジング41に設けられて刃具42のロータ10に対する位置や姿勢を変化させる刃具調整機構45と、ハウジング41に接続された排除機構としてのバキューム機構46と、を備える。
ハウジング41は、ロータ10の上面の一部を覆う平板な円弧形状の蓋部411と、この蓋部411に設けられてロータ10の外周面に沿って延びる外側壁部412と、蓋部411に設けられてロータ10の内周側に設けられた内側壁部413と、を備える。
刃具42の先端には、刃421が形成されており、この刃421は、刃具42の長さ方向に対して傾斜して延びている。この刃具42は、ロータ10の上端面の上方に位置している。
2つの第1ローラ43は、ハウジング41の外側壁部412に設けられて、ロータ10の上端面の上方に位置している。これら第1ローラ43は、上述の第1移動機構50Aの第1付勢部59により、ロータ10の上端面に向かって付勢されており、これにより、ロータ10の上端面に当接し、刃具42の刃421とロータ10の上端面との間隔を一定に保持する。
3つの第2ローラ44は、ハウジング41の外側壁部412の下端に設けられて、ロータ10の側方に位置する。これら第2ローラ44同士のロータ10の外周面の周方向に沿った間隔は、不均等になっている。
これら第1ローラ43は、上述の第2移動機構50Bの第2付勢部55により、ロータ10の側面に向かって付勢されている。これにより、第2ローラ44は、ロータ10の外周面に当接し、刃具42の刃421のロータ10の径方向の位置を一定に保持する。
以上の第1ローラ43および第2ローラ44がロータ10の上端面および外周面に当接することにより、刃具42の刃421がロータ10に対する倒れを防止する。
刃具調整機構45は、刃具42のロータ10の上端面に対する角度を調整する姿勢調整機構45Aと、この姿勢調整機構45Aをロータ10に対して進退させる刃具進退機構としての進退機構45Bと、を備える。
進退機構45Bは、ハウジング41の外側壁部412からロータ10の径方向に延びるスライドレール451と、このスライドレール451に沿って進退可能なスライド部452と、を備える。
進退機構45Bによれば、スライド部452をスライドレール451に沿って進退させることにより、刃具42のロータ10の径方向に進退させることができる。
図7は、姿勢調整機構45Aの正面図である。
姿勢調整機構45Aは、スライド部452に立設された壁部453と、刃具42が固定されて壁部453にスライド可能に保持された刃具支持部454と、を備える。
壁部453には、円弧状に延びる長孔455が形成される。刃具支持部454には、長孔455に挿入される突起456が形成される。
姿勢調整機構45Aによれば、突起456を長孔455に沿ってスライドさせることにより、刃具支持部454の一端縁を回転中心として回転させて、刃具42のロータ10の上端面に対する角度を調整できる。
以上の刃具調整機構45により、刃具42の姿勢は、以下のように設定される。
図8に示すように、平面視で、ロータ10の回転中心から径方向に延びる直線を直線Aとすると、刃具42は、刃421が直線Aに対して所定角度Xだけ傾斜するように配置される。これは、図8中矢印方向にロータ10を回転させた場合に、刃421で切除した樹脂が外側に向かって流れるようにするためである。
また、図9に示すように、側面視で、ロータ10の上端面を構成する直線Bとすると、刃具42は、刃421が直線Bに対して平行となり、かつ、刃具42の中心軸が直線Bに対して所定角度Yだけ傾斜するように、配置される。さらに、刃421とロータ10の上端面との間隔は、所定寸法Zとなっている。
これは、刃421を立たせ過ぎたり、刃421を寝かせ過ぎたり、刃421とロータ10の上端面との間隔が広過ぎたりすると、刃421の下に樹脂が入り込んでしまうからである。特に、刃421を立たせ過ぎると、刃421がロータ10の表面に刻設された文字に接触するおそれもあるからである。
図5に戻って、バキューム機構46は、ハウジング41の外側壁部412のうち刃具42の近傍に接続されたバキュームホース461と、このバキュームホース461を通して、刃具42で切除された樹脂を吸引する図示しない吸引装置と、を備える。
バキュームホース461は、具体的には、ロータ10の回転方向に対して、刃具42の後方に設けられている。
このバキューム機構46によれば、吸引装置を駆動することで、切除された樹脂を回収し、ロータ10の上端面の上から排除する。
以上のロータ製造装置20の動作について、図10を参照しながら説明する。なお、図10では、内側壁部413を省略してある。
まず、ロータ10の中心軸と基台31の回転中心とが一致するように、ロータ10を基台31の上に載置する。
次に、第1移動機構50Aおよび第2移動機構50Bにより、ヘッド部40のロータ10に対する相対位置を調整して、ヘッド部40の第1ローラ43および第2ローラ44をロータ10に当接させる。
次に、刃具調整機構45により、刃具42の姿勢および刃具42のロータ10に対する位置を調整する。
その後、モータ33を駆動するとともに、バキューム46の吸引装置を駆動する。すると、ロータ10は、図10中矢印方向に回転し、このロータ10の上蓋14から露出した樹脂142は、刃具42の刃421により切除され、この切除された樹脂は、バキューム46により回収される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)ロータ10の上端面の上に刃具42を配置し、モータ33によりロータ10を回転させて、漏出した樹脂を刃具42で切除した。よって、モータ33を駆動するだけで、ロータ10の上端面側に漏出した樹脂を全面に亘って除去できるから、漏出した樹脂を効率良く除去できる。
また、第1付勢部59によりハウジング41をロータ10の上端面に向かって付勢して、第1ローラ43をロータ10の上端面に当接させたので、ロータ10の上端面と刃具42との間隔を一定に保持でき、刃具42がロータ10に接触することなく、漏出した樹脂を精度良く除去できる。
(2)第1ローラ43をロータ10の上端面に当接させた後に、刃具42の位置を調整したので、刃具42がロータ10に接触するのを防止できる。
(3)ロータ10の外周面に当接する第2ローラ44を設けたので、刃具42のロータ10の径方向の位置を一定に保持できる。
ロータ10の外周面には、周方向に沿って所定間隔おきに凹部112が形成されているが、このロータ10に対して、仮に1つの第2ローラ44が凹部112に嵌っても、残る少なくとも2つの第2ローラ44がロータ10の外周面の滑らかな円弧状の部分に当接するため、刃具42のロータ10の径方向の位置ずれが生じるのを防止できる。
(4)バキューム機構46により刃具42で切除した樹脂を排除したので、切除した樹脂がロータ10上に残留するのを防止できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、排除機構としてバキューム機構46を設けたが、これに限らず、ブロー機構を設けて、切除した樹脂をエアで吹き飛ばしてもよい。
また、本実施形態では、2つの第1ローラ43を設けたが、これに限らず、少なくとも3つの第1ローラを設け、これら第1ローラのうち互いに隣り合うもの同士を、ロータの周方向および径方向に離れて配置してもよい。この場合、第1付勢部により、ハウジングをロータの一端面に向かって付勢して、第1ローラをロータの上端面に当接させる。
このようにすれば、以下のような効果がある。
(5)ロータの上端面に凹凸があっても、第1付勢部により、この上端面に少なくとも3つの第1ローラを当接させる。よって、ロータの上端面に対する刃具の姿勢を一定に保持できるので、除去斑が生じるのを防止して、漏出した樹脂を確実に除去できる。
本発明の一実施形態に係るロータ製造装置により製造されるロータの平面図である。 前記実施形態に係るロータの縦断面図および側面図である。 前記実施形態に係るロータ製造装置の平面図である。 前記実施形態に係るロータ製造装置の断面図である。 前記実施形態に係るロータ製造装置のヘッド部の平面図である。 前記実施形態に係るロータ製造装置のヘッド部の側面図である。 前記実施形態に係るロータ製造装置の姿勢調整機構の正面図である。 前記実施形態に係るロータ製造装置の刃具の姿勢を示す平面図である。 前記実施形態に係るロータ製造装置の刃具の姿勢を示す側面図である。 前記実施形態に係るロータ製造装置の動作を示す斜視図である。
符号の説明
10 ロータ
11 ヨーク
13 永久磁石
16 収納部
20 ロータ製造装置
31 基台
33 モータ(回転機構)
41 ハウジング
42 刃具
43 第1ローラ
44 第2ローラ
45B 進退機構(刃具進退機構)
46 バキューム機構(排除機構)
59 第1付勢部(第1付勢手段)

Claims (5)

  1. 収納部が設けられた略円柱形状のヨークと、当該ヨークの収納部に収納され樹脂で固定された磁石と、を有するロータについて、前記収納部から前記ロータの一端面側に漏出した樹脂を除去するロータ製造装置であって、
    回転軸を基準として前記ロータが載置される基台と、
    当該基台を回転駆動する回転機構と、
    ハウジングと、
    当該ハウジングに設けられ前記ロータの一端面上に位置する刃具と、
    前記ハウジングに回転可能に設けられて前記ロータの一端面上に位置する第1ローラと、
    前記ハウジングを前記ロータの一端面に向かって付勢する第1付勢手段と、を備え、
    当該第1付勢手段により、前記ハウジングを前記ロータの一端面に向かって付勢して、前記第1ローラを前記ロータの一端面に当接させるとともに、前記回転機構により前記ロータを回転させて、漏出した樹脂を前記刃具で切除することを特徴とするロータ製造装置。
  2. 請求項1に記載のロータ製造装置において、
    前記ハウジングは、前記ロータの径方向に前記刃具を進退させる刃具進退機構を備え、
    前記第1ローラを前記ロータの一端面に当接させた後、前記刃具進退機構により前記刃具を前記ロータに向かって前進させることを特徴とするロータ製造装置。
  3. 請求項1または2に記載のロータ製造装置において、
    前記ハウジングに回転可能に設けられて前記ロータの外周面に当接する少なくとも3つの第2ローラをさらに備え、
    当該第2ローラ同士の前記ロータ外周面の周方向に沿った間隔は、不均等であることを特徴とするロータ製造装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のロータ製造装置において、
    前記ハウジングの前記刃具の近傍に接続され、前記刃具で切除した樹脂を前記ロータの一端面上から排除する排除機構をさらに備えることを特徴とするロータ製造装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のロータ製造装置において、
    前記第1ローラは、少なくとも3つであり、これら第1ローラのうち互いに隣り合うもの同士は、前記ロータの周方向および径方向に離れて設けられ、
    前記第1付勢手段により、前記ハウジングを前記ロータの一端面に向かって付勢して、前記第1ローラを前記ロータの一端面に当接させることを特徴とするロータ製造装置。
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