JP4711349B2 - オイルクーラー吸入口の接続構造 - Google Patents
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Description
図3において、エンジン1は、ラジエータ2と、エンジン冷却水循環ラインLcと、エンジン冷却水循環ラインLcに介装されたウォーターポンプ3と、エンジン1に装備されたサーモスタット4と、エンジンオイルを冷却するためのオイルクーラー5とを有している。
冷却水温度が低い場合には、サーモスタット4が働いて、ラインLc1側が閉鎖され、冷却水の全てがバイパスラインLb側を流れる。
一方、冷却水温度が所定値よりも上昇すれば、サーモスタットが働いて、ラインLc1側が開放され、冷却水は、ラインLc1側のみを流れ、或いは、ラインLc1側とバイパスLb側の双方を流れる。
図3において、矢印は冷却水の流れの方向を示している。
図4において、オイルクーラー5は、オイルクーラー本体51と、吸入口部材520とを有している。吸入口部材520は、オイルクーラー本体51に形成された吸入口5iに、例えば4本のボルトBによって取付けられている。
吸入口部材520の吸入口521とウォーターポンプ3の吐出口32との接続部は、例えば金属製のクランプCによりホース9の外周を締め付けて構成されている。クランプCによりホース9の外周を締め付けることによって、吸入口部材520の吸入口521及び/又はウォーターポンプ3の吐出口32から、ホース9が脱落することが防止される。
しかし、係る従来技術(特許文献1)は、キャップ及びカートリッジフィルターを収容する容器に適用されるものであって、上述したような問題を解決するものではない。
しかし、この従来技術(特許文献2)は、組付けの容易化及び不良組付けによる漏水を防止する技術であって、上述したような問題点を何ら解決するものではない。
また、本発明ではホースを用いないため、クランプも不要であり、従来技術のようにクランプの締め付け力の変化により冷却水が漏洩することが無い。
図1は、ウォーターポンプ3とオイルクーラー5との接続箇所を詳細に示している。
図1で示す構成が適用されるエンジン冷却水循環系は、図3を参照して前住したのと同様である。
しかし、図1を参照して後述する様に、図示の実施形態においては、ウォーターポンプ3とオイルクーラー5との接続には、パイプ状或いはホース状のラインは用いられていない。
図示されてはいないが、フランジ52fには、例えば4箇所に、アダプター6(後述する)とフランジ接合するための取付孔が形成されている。
フランジ52fの端面(取付面)52eには、アダプター6の取付面62eが合わせられている(当接されている)。
フランジ62はアダプター6の一方の端部(オイルクーラー5の吸入口部材52側の端部)に形成されている。フランジ62の端面が前記取付面62eであり、取付面62eは、オイルクーラー5の吸入口部材52におけるフランジ52fと当接している。
取付孔65は、フランジ52fの図示しない取付孔と整合する様に配置されている。そして、オイルクーラー5側のフランジ52fにおける図示しない取付孔と、アダプター6における取付孔65とは、図示しないボルトによって締結され、以って、オイルクーラー5側のフランジ52fと、アダプター6のフランジ62とが接続される。
O−リング装着用の溝63の幅寸法Wは、例えば7mmである。また、O−リング7の直径は、例えば5.2mmである。溝63の幅寸法Wと、O−リング7の直径とは、圧縮に際してO−リング7が膨張する際における「逃げ」を考慮して設定されている。
O−リング7と溝63の形状・寸法、流路61の内径Da、ウォーターポンプ吐出口32の外径Dpの寸法関係は、アダプター6内の流路61の内壁面61eとウォーターポンプの吐出口外周面32oとの間から冷却水が漏洩することがなく、且つ、アダプター6内の流路61とウォーターポンプの吐出口32とが中心軸方向へ相対変位することが可能となるように設定されている。
2・・・ラジエータ
3・・・ウォーターポンプ
4・・・サーモスタット
5・・・オイルクーラー
7・・・シール部材/O−リング
8・・・O−リング
9・・・クランプ
52・・・吸入口部材
62・・・フランジ
63・・・溝
Claims (4)
- 自動車のエンジン冷却水が循環する冷却水循環系統(Lc)に介装され、ラジエータ(2)或いはエンジン(1)からの冷却水にヘッドを付加するウォータポンプ(3)の吐出口(32)と、オイルクーラー(5)の吸入口(5i)とを接続するためのオイルクーラー吸入口の接続構造において、オイルクーラー(5)のオイルクーラー本体(51)に形成された吸入口(5i)に吸込部材(52)がボルト(B)で取付けられ、その吸込部材(52)は曲がり部(53)を介してオイルクーラー本体(51)から離隔した側の端部にフランジ(52f)が設けられ、そのフランジ(52f)の端面(52e)にはアダプタ(6)のフランジ(62)の取付面(62e)が当接され、そのフランジ(52f)はアダプタ(6)のフランジ(62)とボルトで締結され、そのアダプタ(6)の円筒部(60)の流路(61)のウォータポンプ(3)側の内壁面(61e)にはシール材(7)を装着した溝(63)が形成され、その流路(61)にウォータポンプ(3)の吐出口(32)が挿入され、前記シール材(7)でシールされていることを特徴とするオイルクーラー吸込口の接続構造。
- 前記シール材(7)はO−リングで構成されている請求項1のオイルクーラー吸入口の接続構造。
- O−リングの直径は5.2mmであり、アダプター(6)内の流路に形成されたO−リング配置用の溝(63)の幅寸法(W)が7mmである請求項2のオイルクーラー吸入口の接続構造。
- アダプター内に形成された流路(61)におけるウォーターポンプ側端部の内径(Da)が、ウォーターポンプの吐出口の外径(Dp)よりも0.6mm大きい請求項1〜3の何れか1項のオイルクーラー吸入口の接続構造。
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