JP4708886B2 - 遊技データ管理システム及び遊技データ表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機に係る遊技データを管理するための遊技データ管理システム及びパチンコ遊技機に係る遊技データを遊技者向けに表示するための遊技データ表示装置に関する。
従来、パチンコ玉が始動入賞へ入賞したときに、入賞領域を閉鎖した状態の羽根が短時間だけ開放し、この開放期間に入賞領域へ進入したパチンコ玉が、当該入賞領域内のVゾーン(特定入賞口)に入賞したときに大当たりが発生し、これに応じて羽根を周期的に開放動作させる大当たりラウンドが予め設定された上限回数だけ継続する構成のパチンコ遊技機が提供されている。近年では、大当たりラウンドの最大継続数(上限回数)が変動するタイプのパチンコ遊技機が提供されており、このため、特許文献1に見られるように、この種のパチンコ遊技機における大当たりラウンドの継続数に関するデータの集計管理を可能とした遊技機用管理装置が提供されている。
最近では、大当たりラウンドの最大継続数を一定値に固定した上で、大当たりラウンドにおいて動作されたときにパチンコ玉がVゾーンへ確実に入賞するようにサポートする手段を設け、そのサポート手段の動作が伴った大当たりラウンドの継続数を抽選動作により決定するタイプのパチンコ遊技機が主流になりつつある。このようなパチンコ遊技機においては、サポート手段が動作していない大当たりラウンドにおいても、そのサポート手段に頼らずに自力で大当たりラウンドを継続させることが可能であり、抽選動作の結果の如何によらずに最大継続数まで大当たりラウンドを継続可能である。これに対して、特許文献1に記載されたような管理装置では、この種の新たなタイプのパチンコ遊技機において大当たりラウンドの継続数と大当たりラウンドをサポート手段に頼らずに継続させた数とを区別できないため、パチンコ遊技機に係る遊技データの管理をきめ細かく行うことが困難になるという問題点があり、例えば、入賞領域へのパチンコ玉の流れに関係した所謂「寄り釘」の釘調整を適切に行うことが難しくなるという事情があった。また、遊技者側においても、上記新たなタイプのパチンコ遊技機の遊技特性(大当たりラウンドの継続数及び大当たりラウンドをサポート手段に頼らずに継続させた数との関係など)を把握できないため、遊技対象のパチンコ遊技機を選択する際の目安にすることが困難になるという問題点もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、第1の目的は、大当たりラウンドの継続数がサポート手段の動作の有無により不確定となるパチンコ遊技機に係る遊技データの管理をきめ細かく行い得るようになる遊技データ管理システムを提供することにあり、第2の目的は、大当たりラウンドの継続数がサポート手段の動作の有無により不確定となるパチンコ遊技機に係る遊技特性を遊技者側で容易に把握可能になるなどの効果を奏する遊技データ表示装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、前記第1の目的を達成するために、所定の大当たり条件の成立に応じて、所定期間だけ可動部材を開放動作させる大当たりラウンドを、予め定められた上限ラウンド数まで継続して実行可能な入賞役物と、前記大当たりラウンド中の入賞によりラウンド継続条件を成立させるための特定入賞口と、動作されたときに前記特定入賞口への入賞率を高めるサポート手段と、このサポート手段を動作させる大当たりラウンド数を抽選で決定するラウンド数決定手段と、を備え、1回の大当たりラウンド中に前記ラウンド継続条件が成立することを必要条件として、次の大当たりラウンドを継続するように構成されたパチンコ遊技機に係る稼動データを管理する遊技データ管理システムにおいて、
前記大当たり条件の成立に応じた前記大当たりラウンドの継続数を継続ラウンド数として計数する第1の計数手段と、前記サポート手段の動作が伴った大当たりラウンドの継続数をサポートラウンド数として計数する第2の計数手段と、前記継続ラウンド数及びサポートラウンド数を前記パチンコ遊技機の遊技者向けに表示する表示手段と、前記継続ラウンド数から前記サポートラウンド数を差し引いた値を自力継続ラウンド数として算出する演算手段と、を備えた上で、その自力継続ラウンド数を前記表示手段に表示する構成としたものである。
この場合、請求項記載の発明のように、前記演算手段を、前記継続ラウンド数に対する前記自力継続ラウンド数の割合を自力継続率として算出可能な構成とし、その自力継続率を前記表示手段に表示する構成としても良い。
請求項記載の発明は、前記第2の目的を達成するために、所定の大当たり条件の成立に応じて、所定期間だけ可動部材を開放動作させる大当たりラウンドを、予め定められた上限ラウンド数まで継続して実行可能な入賞役物と、前記大当たりラウンド中の入賞によりラウンド継続条件を成立させるための特定入賞口と、動作されたときに前記特定入賞口への入賞率を高めるサポート手段と、このサポート手段を動作させる大当たりラウンド数を抽選で決定するラウンド数決定手段と、を備え、1回の大当たりラウンド中に前記ラウンド継続条件が成立することを必要条件として、次の大当たりラウンドを継続するように構成されたパチンコ遊技機と対応した位置に設置される遊技データ表示装置において、
前記大当たり条件の成立に応じた前記大当たりラウンドの継続数を継続ラウンド数として計数する第1の計数手段と、前記サポート手段の動作が伴った大当たりラウンドの継続数をサポートラウンド数として計数する第2の計数手段と、前記継続ラウンド数及びサポートラウンド数を表示する表示手段と、前記継続ラウンド数から前記サポートラウンド数を差し引いた値を自力継続ラウンド数として算出して前記表示手段に表示する演算手段と、を備えた構成としたものである。
この場合、請求項記載の発明のように、前記演算手段は、前記継続ラウンド数に対する前記自力継続ラウンド数の割合を自力継続率として算出して前記表示手段に表示する構成であっても良い。
請求項1記載の遊技データ管理システムによれば、パチンコ遊技機にあっては、所定の大当たり条件が成立したときに、入賞役物の可動部材が所定期間だけ開放動作される大当たりラウンドが、予め定められた上限ラウンド数まで継続して実行可能な状態を呈するものであり、このような大当たりラウンド中に特定入賞口へ入賞したときにはラウンド継続条件が成立することになる。パチンコ遊技機は、動作されたときに前記特定入賞口への入賞率を高めるサポート手段を備えており、従って、このサポート手段の動作が伴った大当たりラウンドでは、ラウンド継続条件が成立し易くなって次のラウンドに進む可能性が高くなるが、サポート手段の動作が伴わない大当たりラウンドでは、特定入賞口へのパチンコ玉の入賞確率が低くなってラウンドを継続し難くなる。この場合、ラウンド数決定手段が、上記サポート手段を動作させる大当たりラウンド数を抽選で決定する構成となっており、大当たりラウンドの継続数は、ラウンド数決定手段での抽選結果に大きく依存することになる。但し、ある程度の割合でサポート手段に頼らずに自力で大当たりラウンドを継続することも可能になり、このような割合には、所謂「寄り釘」の釘調整状態や、入賞役物における所謂「クセ」も関係することになる。
この場合、大当たり条件の成立に応じた前記大当たりラウンドの継続数を継続ラウンド数として計数する第1の計数手段と、前記サポート手段の動作が伴った大当たりラウンドの継続数をサポートラウンド数として計数する第2の計数手段とが設けられているから、大当たりラウンドの継続数(=継続ラウンド数)と大当たりラウンドをサポート手段に頼らずに継続させた数(=継続ラウンド数−サポートラウンド数)とを容易に区別可能になる。これにより、パチンコ遊技機に係る遊技データの管理をきめ細かく行い得るようになるものであり、例えば、入賞領域へのパチンコ玉の流れに関係した所謂「寄り釘」の釘調整を適切に行うことが可能になるなど、パチンコ遊技機を管理する上で有益な効果を奏することができるようになる。
また、遊技者側では、表示手段の表示内容に基づいて、パチンコ遊技機の遊技特性(大当たりラウンドの継続数(=継続ラウンド数)と大当たりラウンドをサポート手段に頼らずに継続させた数(=継続ラウンド数−サポートラウンド数)との関係など)を容易且つ正確に把握できるようになり、従って、当該表示内容を、遊技対象のパチンコ遊技機を選択する際の目安として提供できるようになる。
請求項記載の遊技データ表示装置においても、パチンコ遊技機にあっては、所定の大当たり条件が成立したときに、入賞役物の可動部材が所定期間だけ開放動作される大当たりラウンドが、予め定められた上限ラウンド数まで継続して実行可能な状態を呈するものであり、このような大当たりラウンド中に特定入賞口へ入賞したときにはラウンド継続条件が成立することになる。パチンコ遊技機は、動作されたときに前記特定入賞口への入賞率を高めるサポート手段を備えており、従って、このサポート手段の動作が伴った大当たりラウンドでは、ラウンド継続条件が成立し易くなって次のラウンドに進む可能性が高くなるが、サポート手段の動作が伴わない大当たりラウンドでは、特定入賞口へのパチンコ玉の入賞確率が低くなってラウンドを継続し難くなる。この場合、ラウンド数決定手段が、上記サポート手段を動作させる大当たりラウンド数を抽選で決定する構成となっており、大当たりラウンドの継続数は、ラウンド数決定手段での抽選結果に大きく依存することになる。但し、ある程度の割合でサポート手段に頼らずに自力で大当たりラウンドを継続することも可能になり、このような遊技特性は、遊技者が遊技対象のパチンコ遊技機を選択する際の目安にすることができる。
この場合、大当たり条件の成立に応じた前記大当たりラウンドの継続数を継続ラウンド数として計数する第1の計数手段と、前記サポート手段の動作が伴った大当たりラウンドの継続数をサポートラウンド数として計数する第2の計数手段と、上記継続ラウンド数及びサポートラウンド数を表示する表示手段とが設けられているから、遊技者側では、表示手段の表示内容に基づいて、パチンコ遊技機の遊技特性(大当たりラウンドの継続数(=継続ラウンド数)と大当たりラウンドをサポート手段に頼らずに継続させた数(=継続ラウンド数−サポートラウンド数)との関係など)を容易且つ正確に把握できるようになり、従って、当該表示内容を、遊技対象のパチンコ遊技機を選択する際の目安として有効利用できるようになる。また、一般的に、入賞役物には所謂「クセ」が存在することが知られており、「クセ」の良い入賞役物は特定入賞口へ入賞し易く、逆に「クセ」の悪い入賞役物は特定入賞口へ入賞し難いという事情があるが、このような「クセ」の良し悪しをパチンコ遊技機間で比較できる、という効果もある。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図2には、パチンコ遊技機の正面外観が概略的に示されている。この図2において、パチンコ遊技機1は、その上皿2内のパチンコ玉を電動式の玉発射機構(操作ダイヤルのみ符号3を付して示す)により盤面4へ発射する構成となっている。盤面4には、アウト口5、第1始動入賞口6a及び6b、第2始動入賞口7、センター役物8(入賞役物に相当)が設けられていると共に、図示しない通常入賞口も設けられている。尚、図示しないが、盤面4の裏側にはマイコンで構成された制御回路が設けられており、この制御回路がパチンコ遊技機1の動作を制御する。
図3には上記センター役物8の具体的構成例が示されている。即ち、センター役物8は、入賞領域8aを囲んだ形態の枠状部9の左右両側に、常時において図中に実線で示した位置に保持される一対の羽根10(可動部材に相当)を備えており、当該枠状部9には、それら羽根10の基端部に対応した各部位に玉入口11がそれぞれ形成されていると共に、入賞領域8aに臨む両側部位に、上記各玉入口11とそれぞれ繋がった形態の玉出口12が形成されている。
この場合、常時においては、羽根10が玉入口11を閉鎖した状態(パチンコ玉が入賞領域8aへ進入しない形態に相当)とされ、羽根10が動作されて図中に二点鎖線で示すように開放されたときに、玉入口11へパチンコ玉が進入可能な状態となるものであり、玉入口11へ進入したパチンコ玉は、玉出口12から入賞領域8aに向けて放出されることになる。つまり、羽根10が開放動作されたときには、パチンコ玉が入賞領域8aへ進入し易い形態とされるものである。また、入賞領域8aの底面は、手前側に向かって傾斜した状態に形成されており、その手前側の端縁部には、中央部に形成されたVゾーン13(特定入賞口に相当)と当該Vゾーン13以外の部分を占めるアウトゾーン14とが形成されており、大当たりの未発生状態においてVゾーン13をパチンコ玉が通過したときに、本発明でいう大当たり条件が成立し、また、大当たりの発生状態においてVゾーン13をパチンコ玉が通過したときに、本発明でいうラウンド継続条件が成立することになる。
上記入賞領域8aの底面におけるVゾーン13及びアウトゾーン14に沿った位置には、複数本のロッド15(サポート手段に相当)が、出没可能な形態、つまり当該底面から突き出た突出位置(図3中に示す位置)と底面と面一な退避位置との間で往復移動可能な形態で設けられている。これらロッド15は、突出位置にある状態では、入賞領域に進入したパチンコ玉のVゾーン13及びアウトゾーン14方向への転動を阻止して一時的に貯留し、このような状態から退避位置へ移動されたときには貯留された状態にあったパチンコ玉がVゾーン13及びアウトゾーン14方向へ転動する構成となっている。尚、ロッド15は、Vゾーン13に対応した位置が最下部となるような開き角が大きいV字形に形成されており、従って、突出位置にあるロッド15によりパチンコ玉が貯留された状態から、当該ロッド15が退避位置へ移動されたときには、そのパチンコ玉のVゾーン13への入賞率が高められた状態、実際には、ほぼ確実に入賞する状態を呈することになる。
この場合、センター役物8にあっては、第1始動入賞口6a或いは6bにパチンコ玉が入賞したときに羽根10を短時間(例えば0.5秒程度)開放する動作を1回だけ実行し、第2始動入賞口7にパチンコ玉が入賞したときに羽根10を短時間(例えば0.5程度)だけ開放する動作を2回実行する構成となっており、大当たりの未発生状態において、上記羽根10の開放期間に玉入口11から玉出口12を介して入賞領域8aに入賞したパチンコ玉がVゾーン13を通過した場合に大当たり条件が成立することになる。
このように大当たり条件が成立したときには、羽根10の開放動作を所定周期で反復するという大当たりが発生するものであり、その後に入賞領域8aへのパチンコ玉の入賞数が10個に達したときにラウンド終了条件が成立し、これに応じて羽根10の開放動作を停止することにより1回分の大当たりラウンドが終了する。この場合、1回の大当たり発生時における最大継続可能ラウンド数(上限ラウンド数)は、例えば「15回」に設定されている。つまり、大当たり条件が成立したときには、所定期間(入賞領域8aへのパチンコ玉の入賞数が10個に達するまでの期間)を1ラウンドとして羽根10を開放動作させる大当たりラウンドが、最大継続可能ラウンド数に対応した15回まで継続可能に構成されている。
特に、第1回目のラウンドでは、羽根10の開放動作の開始に先立ってロッド15が突出位置へ移動される共に、入賞領域8aへのパチンコ玉の入賞数が10個に達したときに当該ロッド15が退避位置へ復帰移動される構成となっており、このようなロッド15の往復移動に応じてVゾーン13へパチンコ玉がほぼ確実に入賞するものである。そして、1回の大当たりラウンド中に、Vゾーン13にパチンコ玉が入賞してラウンド継続条件が成立することを必要条件として次のラウンドに進むものであるが、当該Vゾーン13へのパチンコ玉の入賞が途絶えたときには、その時点で大当たりを終了する。尚、入賞領域8aへのパチンコ玉の入賞数のカウントは、例えば玉入口11及び玉出口12間の通路にパチンコ玉の通過を検出するように設けられたスイッチ要素により行うことができる。
さらに、図示しないが、パチンコ遊技機1には、大当たり条件の成立時に、ロッド15が突出位置へ移動された形態でのラウンド(以下、サポートラウンドと呼ぶ)の継続数を抽選で決定するためのラウンド数決定手段(制御回路)が設けられている。このラウンド数決定手段による抽選では、上記サポートラウンド継続数が「1」〜「14」のうちの何れかの値となるようにランダムに決定され、決定されたサポートラウンド継続数が消化されるまでの期間は、ロッド15が突出位置へ移動された状態が保持される。つまり、抽選により決定されたサポートラウンド継続数が例えば「1」であった場合には、第2回目以降のラウンドではロッド15が退避位置に保持されたままになって、Vゾーン13へのパチンコ玉の入賞確率が低くなり、また、サポートラウンド継続数が例えば「14」であった場合には、最大継続可能ラウンド数(=15回)まで大当たりが継続する可能性が極めて高くなるものであり、結果的に、大当たりラウンドの継続数がロッド15の動作の有無により不確定になるものである。
また、センター役物8の奥部には、液晶ディスプレイなどを利用して構成された表示部16が設けられている。この表示部16には、パチンコ遊技機1で大当たりが発生中の期間において、サポートラウンド数抽選動作により決定されたサポートラウンド継続数と最大継続可能ラウンド数との比(この例では「5/15」)が表示されると共に、その下段に、現在時点で進行中のラウンド数(この例では「3R」)が表示される。
図1には、パチンコホール用の遊技データ管理システムの概略的構成が本発明の要旨に関係した部分のみ示されている。この図1において、遊技場内に多数台ずつ設置されたパチンコ遊技機1及び台間玉貸機17は、互いの間で信号の授受を行い得るように構成されている。パチンコ遊技機1の上方には、データ入出力インタフェース機能を備えた呼出ランプユニット18が設けられており、パチンコ遊技機1(及び台間玉貸機17)と管理装置19(第1の計数手段、第2の計数手段、演算手段に相当)との間でのデータの授受が当該呼出ランプユニット18及びLAN20を介して行われる構成となっている。尚、パチンコ遊技機1から管理装置19には、盤面への発射パチンコ玉数を示すアウト信号(アウト玉回収器から出力される信号を代用可能)、払出パチンコ玉数を示すセーフ信号(セーフ玉補給器から出力される信号を代用可能)、大当たりが発生していない期間での羽根10の開放を示すスタート信号、大当たり中であることを示す大当たり信号、ラウンドが更新されたこと(次のラウンドに進んだこと)を示すラウンド信号、現在のラウンドがサポートラウンドであることを示すサポートラウンド信号などが送信される。また、図示しないが、LAN20には、景品交換カウンタに設置されたPOS端末及び島端に設置されたパチンコ玉計数機なども接続される。
台間玉貸機17は、カード挿入口17aに図示しないプリペイドカードが挿入された状態で当該プリペイドカードに記憶された残高金額データの範囲内でパチンコ玉を放出(貸出)するCR機(カードリーダ機)としての機能を備えたものである。この場合、各台間玉貸機17から管理装置19には、プリペイドカードによる売上を示す売上信号などが送信される。
呼出ランプユニット18は、複数の表示ランプ18a、例えば液晶パネルより成るデータ表示部18b(表示手段に相当)、呼出ボタン18cなどを備えた周知構成のもので、呼出ボタン18cの操作に伴う呼び出し状態の表示機能、対応するパチンコ遊技機1で発生した大当たり状態などを表示する機能、パチンコ遊技機1での稼動データに基づいて作成した遊技客向けデータを表示する機能(これについては後述する)、パチンコ遊技機1及び台間玉貸機17のためのデータ入出力インタフェースの機能などを備えている。
管理装置19は、パチンコ遊技機1及び台間玉貸機17から出力される種々の信号(アウト信号、セーフ信号、スタート信号、大当たり信号、ラウンド信号、サポートラウンド信号、売上信号など)に基づいて、パチンコ遊技機1についての稼動データ(アウト玉数、セーフ玉数、差玉数、稼動率、出玉率、ベース、スタート回数(第1始動入賞口6a及び6b、第2始動入賞口7への各入賞に伴う羽根10の開放回数)など、並びに台間玉貸機17についての貸出高データ(売上金額、割数など)を集計して格納するという周知のデータ集計機能を備えた構成となっている。このように集計されたデータは、モニタ19aにおいて選択的に表示可能になっていると共に、遊技者に対して公開することが望ましい特定のデータについては、遊技場内に設置されたデータロボ(登録商標)のようなデータ表示端末や、呼出ランプユニット18のデータ表示部18bなどで表示できる構成になっている。
また、管理装置19は、上記のようなデータ集計機能の他に、本発明の要旨に関係した大当たり履歴データ及び大当たり集計データの作成及び出力機能を備えており、以下においては、それら大当たり履歴データ及び大当たり集計データの出力例について図4及び図5に基づいて説明する。
即ち、図4には大当たり履歴データの出力例が示されており、この大当たり履歴データは、パチンコ遊技機1の機種名及び台番号(台番)と対応付けた状態で複数のレコードを記録した形態となっている。具体的には、管理装置19は、パチンコ遊技機1において大当たりが発生したタイミング毎に、当該大当たり発生に係る「通し番号(No.)」及び「発生時刻」を記録したレコードを作成すると共に、その大当たりが終了したタイミングで得られる以下のような各稼動データを上記レコード中に記録する。
・サポートラウンド数:対応する大当たりに係るサポートラウンド継続数(通常は、サポートラウンド数抽選動作の抽選結果と等しい)、
・継続ラウンド数:対応する大当たりにおいて実際に継続したラウンド数、
・自力率(自力継続率に相当):(継続ラウンド数−サポートラウンド数)÷サポートラウンド数、
・TY:大当たり中差玉数、
・TYR:TY÷継続ラウンド数。
尚、「自力率」は、ロッド15によるサポートを受けることなく次のラウンドに進んだ割合(つまり、ロッド15が退避位置にある状態でVゾーン13へパチンコ玉が入賞したラウンドの割合)を示す目安であり、
自力率=継続ラウンド数÷サポートラウンド数
としても良い。また、大当たり履歴データの各レコード中に、自力継続ラウンド数(=継続ラウンド数−サポートラウンド数)を記録する構成としても良い。
一方、図5は大当たり集計データの出力例が示されており、この大当たり集計データは、前記大当たり履歴データ(図4参照)を基に作成されるもので、パチンコ遊技機1の機種名及び台番号(台番)と対応付けた状態で、T回数(大当たり回数:大当たり履歴データ中の「通し番号(No.)」の最大値に相当)と、サポートラウンド数、継続ラウンド数、自力率、TY、TYRの各平均値を記録した形態となっている。
上記のような大当たり履歴データ及び大当たり集計データは、管理装置19が有するモニタ19aにおいて表示可能となっており、また、当該データに係るパチンコ遊技機1に対応した呼出ランプユニット18へ向けて出力されて、当該呼出ランプユニット18のデータ表示部18bでも表示される構成となっている。尚、呼出ランプユニット18とは別体の台毎表示端末を各パチンコ遊技機1と隣接した位置に設け、この台毎表示端末で大当たり履歴データ及び大当たり集計データを表示する構成としても良い。
要するに、上記した本実施例の構成によれば、管理装置19において、パチンコ遊技機1での大当たりラウンドの継続数が継続ラウンド数として計数されると共に、ロッド15が突出位置へ移動された形態での大当たりラウンド(サポートラウンド)の継続数がサポートラウンド数として計数され、さらに、継続ラウンド数に対する自力継続ラウンド数(=継続ラウンド数−サポートラウンド数)の割合を示す自力率(自力継続率)が算出されて、それら継続ラウンド数、サポートラウンド数、自力率並びにTY(大当たり中差玉数)などを含む大当たり発生毎のレコードを記録した大当たり履歴データ(図4参照)、並びに各データの平均値を示す大当たり集計データ(図5参照)が出力される構成となっているから、遊技場側では、それらのデータに基づいて、大当たりラウンドの継続数(=継続ラウンド数)と大当たりラウンドをサポート手段に頼らずに継続させた数(=継続ラウンド数−サポートラウンド数)とを容易に区別可能になると共に、サポートなしでのラウンド継続数を容易且つ正確に認識できるなど、パチンコ遊技機1に係る遊技データの管理をきめ細かく行い得るようになるものであり、例えば、入賞領域8aへのパチンコ玉の流れに関係した所謂「寄り釘」の釘調整を適切に行うことが可能になるなど、パチンコ遊技機1を管理する上で有益な効果を奏し得るようになる
また、上記のように出力されるデータは、呼出ランプユニット18のデータ表示部18bに表示されるから、遊技者側では、その表示内容に基づいて、パチンコ遊技機1の遊技特性を容易且つ正確に把握できるようになる。つまり、当該表示内容を、遊技対象のパチンコ遊技機1を選択する際の目安として提供できることになる。
(その他の実施の形態)
本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えば以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
管理装置19に設けられている第1の手段、第2の手段及び演算手段の機能を呼出ランプユニット18内の制御回路に付与すると共に、そのデータ表示部18bを本発明でいう表示手段として機能させることにより、当該呼出ランプユニット18を本発明の対象であるデータ表示装置として構成することが可能である。この場合、パチンコ遊技機1と隣接した位置に別途に設置される台毎表示端末(例えば、プレジャービジョン(登録商標))を、上記第1の手段、第2の手段、演算手段及び表示手段を備えたデータ表示装置として構成することも考えられる。このような構成によれば、遊技者側では、表示手段の表示内容に基づいて、パチンコ遊技機1の遊技特性を容易且つ正確に把握できるようになり、従って、当該表示内容を、遊技対象のパチンコ遊技機1を選択する際の目安として有効利用できるようになる。
羽根10の開放動作に係る始動条件が、第1始動入賞口6a及び6b、第2始動入賞口7の何れかへのパチンコ玉の入賞に応じて成立する構成としたが、例えば、パチンコ遊技機1の盤面に設けられた所謂スルーチャッカーをパチンコ玉が通過したときに成立する構成、パチンコ遊技機1の盤面に設けられた入賞口へパチンコ玉が入賞したときに行われる当たり確率が比較的高い抽選動作(例えば、1/2の当たり確率)に当選したときに成立する構成など、要は、予め決められた遊技状態となったとき成立する構成であれば良いものである。
入賞領域8aは、常時においてパチンコ玉が進入しない形態としたが、常時において進入し難い形態とされていれば良いものである。また、大当たり発生後における入賞領域8aへのパチンコ玉の入賞数が10個に達したときにラウンド終了条件が成立する構成としたが、羽根10の開放動作回数が設定値(例えば18〜20回程度)に達したときにもラウンド終了条件が成立する構成としても良い。
サポートラウンドの継続数を決定するための抽選動作を、大当たり条件の成立タイミングで行う構成としたが、これ以外の適宜なタイミングで抽選動作を行う構成としても良いものである。
サポートラウンドでありながら次のラウンドへ進めなかったラウンドの数(つまり、サポートラウンド後に大当たりが終了した回数)を、パンクサポートラウンド数として計数する第3の計数手段を設ける構成としても良い。この構成によれば、パンクサポートラウンド数に基づいて、サポート手段(ロッド15)がしっかり機能しているか否かを判断することが可能となり、あまり機能していない場合には、サポート手段の調整を行う必要があることが分かる。
パチンコ遊技機1自体に本発明の対象であるデータ表示装置の機能を追加することもできる。この場合には、表示部16に図4の大当たり履歴データや図5の大当たり集計データを表示すると良いものである。
所謂羽根物と称されるパチンコ遊技機1を前提としたが、これに限定されない。例えば、セブン機或いはデジパチと称されるパチンコ遊技機を前提とすることも可能であるこのようなパチンコ遊技機においては、始動入賞口へ入賞したときに大当たり抽選を実行し、この抽選に当選すると大当たり条件が成立して大当たりの発生を遊技者に報知してから入賞役物の開放動作を行うことになる。
本発明の一実施例を示す遊技データ管理システムの概略的構成図 パチンコ遊技機の正面外観を概略的に示す図 センター役物の具体的構成例を示す図 大当たり履歴データの出力例を示す図 大当たり集計データの出力例を示す図
符号の説明
1はパチンコ遊技機、8はセンター役物(入賞役物)、8aは入賞領域、10は羽根(可動部材)、13はVゾーン(特定入賞口)、14はアウトゾーン、15はロッド(サポート手段)、18は呼出ランプユニット、18bはデータ表示部(表示手段)、19は管理装置(第1の計数手段、第2の計数手段、演算手段)を示す。

Claims (4)

  1. 所定の大当たり条件の成立に応じて、所定期間だけ可動部材を開放動作させる大当たりラウンドを、予め定められた上限ラウンド数まで継続して実行可能な入賞役物と、
    前記大当たりラウンド中の入賞によりラウンド継続条件を成立させるための特定入賞口と、
    動作されたときに前記特定入賞口への入賞率を高めるサポート手段と、
    このサポート手段を動作させる大当たりラウンド数を抽選で決定するラウンド数決定手段と、を備え、
    1回の大当たりラウンド中に前記ラウンド継続条件が成立することを必要条件として、次の大当たりラウンドを継続するように構成されたパチンコ遊技機に係る稼動データを管理する遊技データ管理システムにおいて、
    前記大当たり条件の成立に応じた前記大当たりラウンドの継続数を継続ラウンド数として計数する第1の計数手段と、
    前記サポート手段の動作が伴った大当たりラウンドの継続数をサポートラウンド数として計数する第2の計数手段と、
    前記継続ラウンド数及びサポートラウンド数を前記パチンコ遊技機の遊技者向けに表示する表示手段と、
    前記継続ラウンド数から前記サポートラウンド数を差し引いた値を自力継続ラウンド数として算出する演算手段と、を備え、
    前記自力継続ラウンド数を前記表示手段に表示することを特徴とする遊技データ管理システム。
  2. 前記演算手段は、前記継続ラウンド数に対する前記自力継続ラウンド数の割合を自力継続率として算出可能に構成され、
    前記自力継続率を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の遊技データ管理システム。
  3. 所定の大当たり条件の成立に応じて、所定期間だけ可動部材を開放動作させる大当たりラウンドを、予め定められた上限ラウンド数まで継続して実行可能な入賞役物と、
    前記大当たりラウンド中の入賞によりラウンド継続条件を成立させるための特定入賞口と、
    動作されたときに前記特定入賞口への入賞率を高めるサポート手段と、
    このサポート手段を動作させる大当たりラウンド数を抽選で決定するラウンド数決定手段と、を備え、
    1回の大当たりラウンド中に前記ラウンド継続条件が成立することを必要条件として、次の大当たりラウンドを継続するように構成されたパチンコ遊技機と対応した位置に設置される遊技データ表示装置において、
    前記大当たり条件の成立に応じた前記大当たりラウンドの継続数を継続ラウンド数として計数する第1の計数手段と、
    前記サポート手段の動作が伴った大当たりラウンドの継続数をサポートラウンド数として計数する第2の計数手段と、
    前記継続ラウンド数及びサポートラウンド数を表示する表示手段と、
    前記継続ラウンド数から前記サポートラウンド数を差し引いた値を自力継続ラウンド数として算出して前記表示手段に表示する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技データ表示装置。
  4. 前記演算手段は、前記継続ラウンド数に対する前記自力継続ラウンド数の割合を自力継続率として算出して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項3記載の遊技データ表示装置。
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