JP4708144B2 - 箱体固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車等といった車両に用いられ且つ例えばリレー、ヒューズ、等の電気部品を収容するリレー・ボックス、ヒューズ・ボックス、等といった電気接続箱(即ち、エレクトリック・ジャンクション・ブロック)のような箱体に係り、特に、そのような電気部品収納用の箱体を例えば車両の車体パネル等といった被取付体のブラケットに固定するための箱体固定構造に関する。
従来の箱体固定構造の一例として、箱体を例えば自動車のエンジンルームの内壁等の立面部に固定する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。当該箱体固定構造では、箱体を上から立面部へ固定する際に、箱体の上端部から張り出された2つの係合腕部が、それらの下面から垂下された係合突起と立面部の係合孔との係合、そして更には箱体の固定腕部と立面部の固定孔との係合を目視確認する上で、邪魔となり、よって取付作業性が良好とは言えず、場合によっては立面部への箱体の固定が不完全なものとなる可能性がある。その上、この箱体固定構造では、ガタツキを効果的に抑制できるボルトおよびナットを用いた立面部への箱体の固定を前提としないので、耐振性の向上が望まれる。
特開2003−299225号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な作業で確実な固定を実現できる箱体固定構造を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る箱体固定構造は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 箱体をブラケットに固定するための箱体固定構造であって、
前記ブラケットが、ブラケット側第1係合部と、ブラケット側第2係合部と、を備え、
前記箱体が、前記ブラケット側第1係合部と係合方向に係合する箱体側第1係合部と、前記係合方向に前記ブラケット側第2係合部と係合する箱体側第2係合部と、を備え、
前記ブラケット側第1係合部と前記箱体側第1係合部とが面接触した位置と、前記ブラケット側第2係合部と前記箱体側第2係合部とが面接触した位置とが、縦方向に上下にずれるとともに横方向に左右にずれて段差状になっており、
前記係合方向が前記縦方向のうちの前記箱体から下方に向う方向であり、
前記箱体側第1係合部が、孔を有し、
前記ブラケット側第1係合部が、前記箱体側第1係合部の孔に挿入および係合するために、前記係合方向とは反対の方向に突出したねじ軸部を有し、
前記箱体側第2係合部が、前記係合方向に突出したボスを有し、
前記ブラケット側第2係合部が、前記ボスを受け入れるための孔を有し、
係合した前記ブラケット側第1係合部および前記箱体側第1係合部が、係合した前記ブラケット側第2係合部および前記箱体側第2係合部よりも上に配置されているとともに、前記ねじ軸部が前記箱体側第1係合部の孔を通って当該箱体側第1係合部から上方に突出しており、
前記ボスの突出高さが前記ねじ軸部の突出高さよりも小さく、そして
前記箱体側第1係合部の孔に前記ねじ軸部が挿入された後、前記ボスが前記ブラケット側第2係合部の孔に差し込まれ、前記ブラケット側第2係合部の孔に前記箱体側第2係合部のボスが差し込まれた後、前記ねじ軸部にナットが螺合して締め付けられることにより前記箱体が前記ブラケットに固定されること。
(2) 上記(1)の構成の箱体固定構造において、
前記ボスの先端部にロック用つば部が形成されており、そして
前記ボスのロック用つば部が、前記ブラケット側第2係合部の孔に差し込まれ且つ、前記ブラケット側第2係合部の孔を画成する前記ブラケット側第2係合部の周辺部分の下面に係止されること。
上記(1)の構成の箱体固定構造では、ブラケットが、ブラケット側第1係合部と、ブラケット側第2係合部と、を備え、箱体が、ブラケット側第1係合部と係合方向に係合する箱体側第1係合部と、前述した係合方向にブラケット側第2係合部と係合する箱体側第2係合部と、を備え、そしてブラケット側第1係合部と箱体側第1係合部とが面接触した位置と、ブラケット側第2係合部と箱体側第2係合部とが面接触した位置とが、縦方向に上下にずれるとともに横方向に左右にずれて段差状になっており、箱体が、上下左右にずれた2箇所でブラケットにより支持され、これにより縦方向と横方向の動きを抑制されるので、ブラケットによる箱体の確実な固定を実現することができるとともに、箱体が単一の係合方向にブラケットに組み付けられるので、作業性が良好である。また、上記(1)の構成の箱体固定構造では、上述の係合方向が箱体から下方に向う方向であるので、箱体を上から見ながらでもブラケットに取り付け易い。また、上述の係合方向を箱体の重力方向に設定すれば、単純に落とし込むだけの箱体の組付けを行なうこともできる。また、上記(1)の構成の箱体固定構造では、互いに平行に延長するねじ軸部とボスを箱体側第1係合部の孔とブラケット側第2係合部の孔にそれぞれ挿入することによりブラケット側第1係合部と箱体側第1係合部とが係合されるとともにブラケット側第2係合部と箱体側第2係合部とが係合され、更にねじ軸部にナットを螺合させて締め付けることにより箱体がブラケットに固定されるので、簡単な作業で安定した固定を実現することができる。また、上記(1)の構成の箱体固定構造における箱体側第1係合部の孔を通って箱体側第1係合部から上方に突出したブラケット側第1係合部のねじ軸部には、ナットを螺合させ易くする作用がある。
また、上記(1)の構成の箱体固定構造のように、ねじ軸部の突出高さよりもボスの突出高さが小さければ、箱体側第1係合部の孔にねじ軸部を挿入した後、ボスをブラケット側第2係合部の孔に差し込み易い。
また、上記(2)の構成の箱体固定構造では、ボスの先端部にロック用つば部が形成されており、このボスのロック用つば部が、ブラケット側第2係合部の孔に差し込まれ且つ、ブラケット側第2係合部の孔を画成するブラケット側第2係合部の周辺部分の下面に係止されるので、ブラケットに対して箱体を仮固定することができる。よって、作業性を更に向上させることができる。尚、例えば、ボスのロック用つば部がブラケット側第2係合部に係止される際に例えば『カチッ。』という音がするように構成すれば、音によりロック確認ができる。また、ボスのロック用つば部をブラケット側第2係合部に係止した後、箱体を引っ張り上げてロック確認をしてもよい。
本発明によれば、簡単な作業で確実な固定を実現できる箱体固定構造を提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る箱体固定構造の一実施形態の分解斜視図、図2は図1に示した箱体固定構造の組付状態での縦断面図、図3は図1の箱体固定構造の変形例の分解斜視図、そして図4は図3に示した箱体固定構造の変形例の組付状態での縦断面図である。尚、図1〜図4では要部を見易くするため箱体の一部が破断して示されている。
図1〜図4に示されるように、本発明に係る箱体固定構造の一実施形態ならびにその変形例は、いずれも、箱体10をブラケット30に固定するための箱体固定構造である。
ブラケット30は、ブラケット側第1係合部32と、ブラケット側第2係合部33と、を備える。箱体10は、ブラケット側第1係合部32と係合方向に係合する箱体側第1係合部14と、前述した係合方向にブラケット側第2係合部33と係合する箱体側第2係合部15と、を備える。
ブラケット側第1係合部32と箱体側第1係合部14とが係合した位置と、ブラケット側第2係合部33と箱体側第2係合部15とが係合した位置とが、縦方向に上下にずれるとともに横方向に左右にずれて段差状になっている。
より詳細には、ブラケット側第1係合部32と箱体側第1係合部14とが面接触した位置と、ブラケット側第2係合部33と箱体側第2係合部15とが面接触した位置とが、縦方向に上下にずれるとともに横方向に左右にずれて段差状になっている。
上述の係合方向は縦方向にある。より詳細には、前述の係合方向は箱体10から下方に向う方向である。
尚、係合したブラケット側第1係合部32および箱体側第1係合部14は、係合したブラケット側第2係合部33および箱体側第2係合部15よりも上に配置される。
箱体側第1係合部14は、ねじ軸部挿入孔20を有する。ブラケット側第1係合部32は、箱体側第1係合部14のねじ軸部挿入孔20に挿入および係合するために、上述の係合方向とは反対の方向に突出したねじ軸部35を有する。
箱体側第2係合部15は、上述の係合方向に突出したボス22を有する。ブラケット側第2係合部33は、ボス22を受け入れるためのボス挿入孔36を有する。
本発明の箱体固定構造では、ブラケット側第1係合部32のねじ軸部35が箱体側第1係合部14のねじ軸部挿入孔20に差し込まれるとともにブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36に箱体側第2係合部15のボス22が差し込まれた後、ねじ軸部35にナットが螺合して締め付けられることにより箱体10がブラケット30に固定される。
このように構成された本発明の箱体固定構造の詳細について以下に説明する。
箱体10は、合成樹脂製であって、端子を有する電気部品(不図示)が収納される箱体本体11と、この箱体本体11の上方開口部12(図2,図4参照。)を閉塞する蓋13と、を有する。
箱体本体11の一側面の上側の中央部に箱体側第1係合部14が形成されており、そして同じく箱体本体11の一側面の下側の部分に箱体側第2係合部15が形成されている。
箱体側第1係合部14には、ブロック形状にして側方に張り出された第1張出部16の上端部において、一対の側板17,17と、3個の中央リブ18,18,18とによって支持された板部19が水平方向に突出されており、この板部19の中央部に、ねじ軸部挿入孔20が上下に貫通して形成されている。
箱体側第1係合部14から縦横方向に離れた位置に形成された箱体側第2係合部15は、第1張出部16の横方向に隣接して、三角錐形状に形成された第2張出部21の下面に、下方に向けて突出したボス22を有する。このように第1張出部16と第2張出部21とは箱本体11の側部で横方向に繋げられている。
ブラケット30は、合成樹脂製あるいは金属製であって、不図示の車体において垂直に配置されるブラケット本体31の中央部に、水平方向に突出した支片状のブラケット側第1係合部32を有するとともに、ブラケット本体31の下端部に、ブラケット側第1係合部32から縦横方向に離れた位置にブラケット側第1係合部32と同様にして水平方向に突出した支片状のブラケット側第2係合部33を有する。尚、ブラケット本体31は、車体固定用のボルト孔34を有する(より詳細には、ブラケット30がボルト孔34を介してボルトにより車体に固定される)。
ブラケット側第1係合部32の中央部には、スタッドボルト状のねじ軸部35がセレーション加締めにより固定されており、そしてブラケット側第2係合部33の中央部には、ボス挿入孔36が貫通形成されている。
図2に示されるように箱体10をブラケット30に固定するに際しては、箱体側第1係合部14のねじ軸部挿入孔20にブラケット側第1係合部32のねじ軸部35を挿入しながら箱体側第2係合部15のボス22をブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36に差し込む。そして、板部19上に突出しているねじ軸部35の部分に座付ナット等のナット37を螺合させて締め付けることにより、箱体10の第2張出部21の下面がブラケット側第2係合部33の上面に当接し、そして板部19の下面がブラケット側第1係合部32の上面に当接した状態で、ねじ軸部35を介して板部19がブラケット側第1係合部32に固定され、これにより箱体10がブラケット30に固定される。
図3に示されるように、上記箱体固定構造の変形例では、ボス22の先端部に半球形状のロック用つば部23が形成されている。このボス22のロック用つば部23は、ブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36に差し込まれ且つ、ブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36を画成するブラケット側第2係合部33の周辺部分の下面に係止される。この箱体固定構造の変形例における他の部位は、図1および図2に示される構成と同様である。
図4に示されるように箱体10をブラケット30に固定するに際しては、箱体側第1係合部14のねじ軸部挿入孔20にブラケット側第1係合部32のねじ軸部35を挿入しながら、ロック用つば部23がブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36を通ってブラケット側第2係合部33の裏面(下面)に係止されるまでボス22をボス挿入孔36に差し込む。そして、板部19上に突出しているねじ軸部35の部分に座付ナット等のナット37を螺合させて締め付けることにより、箱体10の第2張出部21の下面がブラケット側第2係合部33の上面に当接し、そして板部19の下面がブラケット側第1係合部32の上面に当接した状態で、ねじ軸部35を介して板部19がブラケット側第1係合部32に固定され、これにより箱体10がブラケット30に固定される。
上記構成の箱体固定構造によれば、ブラケット30が、ブラケット側第1係合部32と、ブラケット側第2係合部33と、を備え、箱体10が、ブラケット側第1係合部32と係合方向に係合する箱体側第1係合部14と、前述した係合方向にブラケット側第2係合部33と係合する箱体側第2係合部15と、を備え、そしてブラケット側第1係合部32と箱体側第1係合部14とが係合した位置と、ブラケット側第2係合部33と箱体側第2係合部15とが係合した位置とが、縦方向に上下にずれるとともに横方向に左右にずれて段差状になっており、箱体10が単一の係合方向にブラケット30に組み付けられるので、作業性が良好である。
また、上記構成の箱体固定構造によれば、上述の係合方向が箱体10から下方に向う方向であるので、箱体10を上から見ながらでもブラケット30に取り付け易い。また、上述の係合方向を箱体10の重力方向に設定すれば、単純に落とし込むだけの箱体10の組付けを行なうこともできる。
また、上記構成の箱体固定構造では、箱体10が、上下左右にずれた2箇所でブラケット30により支持され、これにより縦方向と横方向の動きを抑制されるので、ブラケット30による箱体10の確実な固定を実現することができる。また、上記構成の箱体固定構造によれば、箱体10に収納される電気部品、特に端子により電気的接続する部品へ振動による負荷がかかり難くなるため、電気部品の支障を回避することができる。
また、上記構成の箱体固定構造によれば、ブラケット側第1係合部32と箱体側第1係合部14とが面接触した位置と、ブラケット側第2係合部33と箱体側第2係合部15とが面接触した位置とが、縦方向に上下にずれるとともに横方向に左右にずれて段差状になっているので、ブラケット30による箱体10の安定した固定を実現することができる。
また、上記構成の箱体固定構造によれば、互いに平行に延長するねじ軸部35とボス22を箱体側第1係合部14のねじ軸部挿入孔20とブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36にそれぞれ挿入することによりブラケット側第1係合部32と箱体側第1係合部14とが係合されるとともにブラケット側第2係合部33と箱体側第2係合部15とが係合され、更にねじ軸部35にナットを螺合させて締め付けることにより箱体10がブラケット30に固定されるので、簡単な作業で確実な固定を実現することができる。
尚、係合したブラケット側第1係合部32および箱体側第1係合部14が、係合したブラケット側第2係合部33および箱体側第2係合部15よりも上に配置され、そして箱体側第1係合部14のねじ軸部挿入孔20を通って箱体側第1係合部14から上方に突出したブラケット側第1係合部32のねじ軸部35が設けられた本発明の箱体固定構造には、ナット37をねじ軸部35に螺合させ易くする作用がある。また、図1〜図4に示されるように、ねじ軸部35の突出高さよりもボス22の突出高さが小さければ、箱体側第1係合部14のねじ軸部挿入孔20にねじ軸部35を挿入した後、ボス22をブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36に差し込み易いので、好ましい。
また、上記構成の箱体固定構造では、ボス22の先端部にロック用つば部23が形成されており、このボス22のロック用つば部23が、ブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36に差し込まれ且つ、ブラケット側第2係合部33のボス挿入孔36を画成するブラケット側第2係合部33の周辺部分の下面に係止されるので、ブラケット30に対して箱体10を仮固定することができる。よって、作業性を更に向上させることができる。
尚、例えば、ボス22のロック用つば部23がブラケット側第2係合部33に係止される際に例えば『カチッ。』という音がするように構成すれば、音によりロック確認ができる。また、ボス22のロック用つば部23をブラケット側第2係合部33に係止した後、箱体10を引っ張り上げてロック確認をしてもよい。
さて、ここで、本発明の更なる優位性を説明するため、図5および図6に参考例を示す。
図5に示される参考例では、箱体40に板部41が突出形成され、この板部41にねじ軸部挿入孔42が貫通形成されている。そして、ブラケット60に支片61が突出形成されており、この支片61の上面にねじ軸部62が突出形成されている。
この箱体固定構造では、図6に示されるように、箱体40の板部41のねじ軸部挿入孔42にブラケット60のねじ軸部62を差し込んだ後、ナット63をねじ軸部62に螺合させて締め付けることにより、板部41がブラケット60の支片61に当接した状態で、箱体40がブラケット60に固定される。
しかし、このような箱体固定構造では、箱体40がブラケット60に対して、板部41が片持ち状に支持される1箇所のみで固定されるため、縦方向(即ち、上下)と横方向(即ち、左右)の応力に弱く、そしてそれ故、ブラケット60に対する箱体40のガタツキや位置ずれが生じ易く、強固な箱体固定構造を実現することが難しい。
これに対して、図1〜図4に示されるような本発明の箱体固定構造は、上述したとおり、簡単な作業で強固な固定を実現できる。
尚、本発明は、上述した実施形態ならびにその変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態ならびにその変形例における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、箱体側第1係合部が上述の係合方向に突出したねじ軸部を有し、そしてブラケット側第1係合部がねじ軸部挿入孔を有する形態であってもよい。
また、例えば、箱体側第2係合部がボス挿入孔を有し、そしてブラケット側第2係合部が上述の係合方向とは反対の方向に突出するボスを有する形態であってもよい。
本発明に係る箱体固定構造の一実施形態の分解斜視図である(但し、要部を見易くするため箱体の一部が破断して示されている。)。 図1に示した箱体固定構造の組付状態での縦断面図である(但し、要部を見易くするため箱体の一部が破断して示されている。)。 図1の箱体固定構造の変形例の分解斜視図である(但し、要部を見易くするため箱体の一部が破断して示されている。)。 図3に示した箱体固定構造の変形例の組付状態での縦断面図である(但し、要部を見易くするため箱体の一部が破断して示されている。)。 箱体固定構造の参考例の分解斜視図である。 図5に示した箱体固定構造の参考例の組付状態での縦断面図である。
符号の説明
10 箱体
14 箱体側第1係合部
15 箱体側第2係合部
20 ねじ軸部挿入孔
22 ボス
30 ブラケット
32 ブラケット側第1係合部
33 ブラケット側第2係合部
35 ねじ軸部
36 ボス挿入孔
37 ナット

Claims (2)

  1. 箱体をブラケットに固定するための箱体固定構造であって、
    前記ブラケットが、ブラケット側第1係合部と、ブラケット側第2係合部と、を備え、
    前記箱体が、前記ブラケット側第1係合部と係合方向に係合する箱体側第1係合部と、前記係合方向に前記ブラケット側第2係合部と係合する箱体側第2係合部と、を備え、
    前記ブラケット側第1係合部と前記箱体側第1係合部とが面接触した位置と、前記ブラケット側第2係合部と前記箱体側第2係合部とが面接触した位置とが、縦方向に上下にずれるとともに横方向に左右にずれて段差状になっており、
    前記係合方向が前記縦方向のうちの前記箱体から下方に向う方向であり、
    前記箱体側第1係合部が、孔を有し、
    前記ブラケット側第1係合部が、前記箱体側第1係合部の孔に挿入および係合するために、前記係合方向とは反対の方向に突出したねじ軸部を有し、
    前記箱体側第2係合部が、前記係合方向に突出したボスを有し、
    前記ブラケット側第2係合部が、前記ボスを受け入れるための孔を有し、
    係合した前記ブラケット側第1係合部および前記箱体側第1係合部が、係合した前記ブラケット側第2係合部および前記箱体側第2係合部よりも上に配置されているとともに、前記ねじ軸部が前記箱体側第1係合部の孔を通って当該箱体側第1係合部から上方に突出しており、
    前記ボスの突出高さが前記ねじ軸部の突出高さよりも小さく、そして
    前記箱体側第1係合部の孔に前記ねじ軸部が挿入された後、前記ボスが前記ブラケット側第2係合部の孔に差し込まれ、前記ブラケット側第2係合部の孔に前記箱体側第2係合部のボスが差し込まれた後、前記ねじ軸部にナットが螺合して締め付けられることにより前記箱体が前記ブラケットに固定されることを特徴とする箱体固定構造。
  2. 前記ボスの先端部にロック用つば部が形成されており、そして
    前記ボスのロック用つば部が、前記ブラケット側第2係合部の孔に差し込まれ且つ、前記ブラケット側第2係合部の孔を画成する前記ブラケット側第2係合部の周辺部分の下面に係止されることを特徴とする請求項1に記載した箱体固定構造。
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