JP4708108B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、ユーザにより所望の室内温度に切り替えることができる温度切替室を備えた冷蔵庫に関する。
生活環境の変化が著しい昨今においては、家族それぞれが食事を摂る時間が異なる家庭が増えている。このため、加熱食品を保温するために保温箱や保温用収納容器が用いられる。これにより、調理を何度も行う手間を省くことができる。
一方、冷凍室及び冷蔵室に加えて温度切替室を備えた冷蔵庫が特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は、温度切替室に送出される冷気の通路を開閉するダンパ装置と、温度切替室を昇温するヒータとを備えている。これにより、温度切換室の室内温度を使用者の用途に応じて冷凍、冷蔵、パーシャル、チルド等の所望の低温の温度帯に切り替えることができる。
特開平10−288440号公報
しかしながら、加熱食品を保温するために保温箱や収納容器を用いると設置場所の確保が困難な問題や使用者の経済的負担が大きくなる問題がある。また、食品を移し替える煩雑な作業を必要とし、利便性が悪い問題があった。
本発明は、使用者の負担を軽減するとともに場所の確保を容易にして利便性の高い冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、前記冷蔵室よりも高い室内温度で野菜を冷却保存する野菜室と、貯蔵物を冷凍保存する冷凍室と、冷却器による冷却とヒータによる加熱とによって貯蔵物の冷凍保存を含む冷却保存を行う低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室とを備えた冷蔵庫において、貯蔵物を収納する収納部を前記温度切替室に備え、前記ヒータを前記収納部の後方上方に設けるとともに前記ヒータ表面に向けて送風する送風機を前記ヒータの近傍に設け、前記温度切替室を高温側に切り替えた場合に、前記送風機は前記温度切替室内の空気を循環させ、前記ヒータの輻射熱の一部が、前記収納部と前記ヒータとの間に設けられた背面板を介して放出されて前記温度切替室を昇温し、前記背面板は、上部に設けられて前記温度切替室に空気が流入する流入口と、下部に設けられて前記温度切替室から空気が流出する流出口とを有し、前記温度切替室の上方に前記野菜室を配置するとともに前記温度切替室の下方に前記冷凍室を配置したことを特徴としている。
この構成によると、温度切替室は低温側に切り替えられると冷却器から冷気が導入され、冷凍、パーシャル、チルド、冷蔵等の低温室となる。これにより、貯蔵物を冷蔵保存または冷凍保存できる。温度切替室は高温側に切り替えられるとヒータが駆動され、温度切替室内を昇温して温度切替室が高温室となる。これにより、加熱調理済み食品の一時的な保温や冬場の温調理等ができる。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記冷蔵室と前記野菜室とを直列に連結し、前記冷蔵室と前記温度切替室と前記冷凍室とを並列に連結する冷気回路を備えたことを特徴としている。この構成によると、冷却器で生成される冷気は分岐して冷蔵室、温度切替室、冷凍室にそれぞれ流入する。冷蔵室から流出した冷気は野菜室に流入する。野菜室、温度切替室、冷凍室から流出した冷気は合流して冷却器に戻る
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記冷却器を複数設け、一の前記冷却器により前記冷凍室及び前記温度切替室を冷却するとともに、他の前記冷却器により前記冷蔵室及び前記野菜室を冷却することを特徴としている。この構成によると、一の冷却器と熱交換して冷却された空気により冷凍室及び温度切替室が冷凍温度に保持される。温度切替室に流入する風量を可変すると温度切替室が冷凍温度よりも高温の温度に保持される。また、他の冷却器と熱交換して冷却された空気により冷蔵室及び野菜室が冷却される
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記送風機は前記収納部の後方に設けられるとともに前記温度切替室内の空気を攪拌し、空気吐出側が前記ヒータに面していることを特徴としている。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記温度切替室の高温側の室内温度の1つを50℃以上にしたことを特徴としている。
本発明によると、貯蔵物を冷蔵保存または冷凍保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室を備えたので、加熱食品を保温するための使用者の経済的負担を軽減するとともに場所の確保を容易にして利便性の高い冷蔵庫を提供することができる。また、上方から、野菜室、温度切替室、冷凍室の順に配置したので、冷気通路を短縮して容積効率を向上することができる。
また本発明によると、冷蔵室と野菜室と直列に連結、冷蔵室と温度切替室と冷凍室と並列に連結する冷気回路を備えたので、野菜室と一体の冷蔵室と、温度切替室と、冷凍室とを独立した温度に維持することができる。
また本発明によると、複数の冷却器を有する冷蔵庫において上方から、野菜室、温度切替室、冷凍室の順に配置したので、冷気通路を短縮して容積効率を向上することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図及び右側面図である。冷蔵庫1は、上部に冷蔵室2が配され、冷蔵室2の下方に野菜室5が配される。野菜室5の下方には温度切替室3及び製氷室4が左右に並設され、温度切替室3及び製氷室4の下方に冷凍室6が配されている。
冷蔵室2は貯蔵物を冷蔵保存し、野菜室5は冷蔵室2よりも高い室内温度(約8℃)で野菜を冷却保存する。温度切替室3は詳細を後述するように、使用者により室温を切り替えられるようになっている。冷凍室6は貯蔵物を冷凍保存し、製氷室4は冷凍室6に連通して氷を製氷する。
図3は冷蔵庫1の冷気の流れを示す冷気回路図である。冷凍室6、冷蔵室2及び温度切替室3はそれぞれ並列に配される。製氷室4は冷凍室6と直列に配され、野菜室5は冷蔵室2と直列に配される。また、冷蔵室2の下部にはチルド温度帯(約0℃)に維持されたチルド室23が設けられ、冷蔵室2とチルド室23とが並列に連結されて野菜室5に直列接続される。
冷却器17で生成された冷気は、冷凍室送風機18の駆動により製氷室4に送出される。製氷室4に送出された冷気は製氷室4及び冷凍室6を流通し、冷凍室ダンパ22から流出して冷却器17に戻る。これにより、製氷室4及び冷凍室6内が冷却される。
冷凍室送風機18の排気側で分岐した冷気はチルド室23に送出される。また、冷蔵室送風機28の駆動により、冷蔵室ダンパ27を介して冷蔵室2に送出される。これらの冷気は冷蔵室2及びチルド室23を流通して貯蔵物と熱交換した後、野菜室5に流入する。野菜室5に流入した冷気は野菜室5内を流通して冷却器17に戻る。これにより、冷蔵室2及び野菜室5内が冷却され、設定温度になると冷蔵室ダンパ27及びチルド室ダンパ23が閉じられる。
また、冷凍室送風機18の排気側で分岐した冷気は、温度切替室送風機14の駆動により温度切替室吐出ダンパ13を介して温度切替室3に流入する。温度切替室3に流入した冷気は温度切替室3内を流通して温度切替室戻りダンパ20から流出し、冷却器17に戻る。これにより、温度切替室3内が冷却される。
図4は温度切替室3を示す右側面断面図である。温度切替室3の上下面は断熱壁7、8により野菜室5及び冷凍室と断熱隔離されている。また、温度切替室3の側面は図示しない断熱壁により製氷室4と断熱隔離されている。温度切替室3の前面は回動式の扉9により開閉可能になっている。温度切替室3の背面は背面板33により覆われている。
背面板33の上部には温度切替室3に空気が流入する流入口33aが設けられ、下部には温度切替室3から空気が流出する流出口33bが設けられる。また、流入口33a及び流出口33b近傍には温度切替室3内の温度を検知する温度センサ24、16が設けられる。
背面板33の後方には、外壁を形成する断熱壁10との間に導入通風路12が設けられている。導入通風路12には温度切替室吐出ダンパ13(図3参照)が設けられ、冷却器17(図3参照)で発生した冷気を温度切替室3に導く。また、温度切替室吐出ダンパ13の開閉により冷却器17と温度切替室3の流入側との間の冷気経路が開閉され、開閉量によって導入通風路12から温度切替室3に流入する風量が調整される。
導入通風路12内には、温度切替室吐出ダンパ13と流入口33aとの間に温度切替室送風機14が設けられている。温度切替室送風機14の駆動によって冷却器17からの冷気が容易に温度切替室3に導かれる。
流出口33bの後方には温度切替室戻りダンパ20が設けられる。温度切替室戻りダンパ20は開口部20a、20bを有し、回動により一方を開いて他方を閉じるバッフル20cを有している。開口部20bを開くと温度切替室3から流出する空気は冷却器17に導かれる。
開口部20aを開くと温度切替室3から流出する空気は温度切替室送風機14の吸気側に導かれるとともに、温度切替室3の流出側と冷却器17との冷気経路が閉じられる。従って、温度切替室送風機14を駆動し、開口部20bを閉じて温度切替室戻りダンパ20を閉じることにより、矢印Fに示すように温度切替室3の空気を循環させることができる。尚、温度切替室送風機14を温度切替室3内に設けてもよい。
温度切替室3の流入口33aの背後にはヒータ15(加熱装置)が設けられる。ヒータ15は熱輻射式のガラス管ヒータから成り、背面板33を介して放出される輻射熱により温度切替室3を昇温する。温度切替室送風機14はヒータ15の表面に向けて送風するように配置されている。これにより、ヒータ15の表面温度を下げて安全性を向上させることができる。また、流出口33bには、所定の温度まで高温になるとヒータ15の通電を遮断する温度ヒューズ30が設けられる。
温度切替室3内には貯蔵物を載置する引出し式の収納ケース11が配されている。収納ケース11の底面には温度センサ34が設けられる。これにより、収納ケース11上に載置される貯蔵物の温度を正確に検知することができる。
前述のように、温度切替室3は使用者の操作により室内温度を切り替えることができるようになっている。温度切替室3の動作モードは温度帯に応じてワイン(8℃)、冷蔵(3℃)、チルド(0℃)、ソフト冷凍(−8℃)、冷凍(−15℃)の各冷却モードが設けられる。
これにより、使用者は所望の温度で貯蔵物を冷凍または冷蔵して冷却保存できる。室内温度の切り替えは温度切替室吐出ダンパ13を開く量を可変して行うことができる。尚、例えば冷凍の室内温度から冷蔵の室内温度に切り替える際にヒータ15に通電して昇温してもよい。これにより、迅速に所望の室内温度に切り替えることができる。
また、ヒータ15に通電することにより、温度切替室3の室内温度を貯蔵物を冷却保存する低温側から調理済み加熱食品の一時的な保温や温調理等を行う高温側に切り替えることができる。高温側の室内温度は、主な食中毒菌の発育温度が30℃〜45℃であるため、ヒータ容量の公差や温度切替室3内の温度分布等を考慮して50℃以上にするとよい。これにより、食中毒菌の繁殖を防止できる。
また、冷蔵庫に用いられる一般的な樹脂製部品の耐熱温度が80℃であるため、高温側の室内温度を80℃以下にすると安価に実現することができる。加えて、食中毒菌を滅菌するためには、例えば腸管出血性大腸菌(病原性大腸菌O157)の場合では75℃で1分間の加熱が必要である。従って、高温側の室内温度を75℃〜80℃にするとより望ましい。
以下は55℃での食中毒菌の減菌に関する試験結果である。試験サンプルは初期状態で大腸菌2.4×103CFU/mL、黄色ブドウ球菌2.0×103CFU/mL、サルモネラ2.1×103CFU/mL、腸炎ビブリオ1.5×103CFU/mL、セレウス4.0×103CFU/mLを含んでいる。この試験サンプルを40分間で3℃から55℃に加温し、55℃で3.5時間保温後、80分間で55℃から3℃に戻して再度各菌の量を調べた。その結果、いずれの菌も10CFU/mL以下(検出せず)のレベルまで減少していた。従って、温度切替室3の高温側の設定温度を55℃としても充分減菌効果がある。
本実施形態によると、貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室3を備えたので、別途保温庫等を必要とせず使用者の経済的な負担を軽減するとともに保温庫等の設置場所の確保を不要にして加熱食品を保温できる利便性の高い冷蔵庫1を提供することができる。
また、上方から冷蔵室2、野菜室5、温度切替室3、冷凍室6の順に配置したので、容積効率を向上することができる。即ち、冷却器17は冷凍温度に維持される冷凍6の背後に配される。これにより、冷却器17で生成した冷気を直ちに冷凍6に送出して冷却効率の低下を防止することができる。また、温度切替室3は使用者の選択により冷凍温度に維持される場合がある。このため、冷凍6に近設することにより冷却器17で生成した冷気を直ちに冷凍6に送出して冷却効率の低下を防止することができる。
一方、冷蔵室2と野菜室5とは直列に連結されるため、冷蔵室2内の貯蔵物と熱交換した冷気が室内温度の高い野菜室5に流入する。このため、冷蔵室2よりも野菜室5を下方に配置すると、冷気が自重により降下して野菜室5に流入し、送風効率がよい。
この時、冷蔵室2と野菜室5との間に冷凍室6を配置すると、冷蔵室2の冷気流出口と野菜室5の冷気流入口との間を連結するダクトが長くなり、冷気流入側の総ダクト長が長くなる。また、冷凍室6の背後は、冷蔵室2の冷気流出口と野菜室5を連結するダクトと、冷凍室6、温度切替室3、野菜室5の冷気流出口から冷却器17に冷気を戻すダクトとが並設される。このため、冷気流出側の2つのダクトのスペースが占有される。
冷蔵室2と野菜室5との間に冷凍室6を配置しない場合は、冷蔵室2の冷気流出口と野菜室5の冷気流入口との間を連結するダクト長を短縮できる。また、冷蔵室2の冷気流出口と野菜室5を連結するダクトと、冷凍室6、温度切替室3、野菜室5の冷気流出口から冷却器17に冷気を戻すダクトとを並設させずに上下に分離することができる。これにより、各貯蔵室の背後は冷気流出側として1つのダクトのスペースが占有されるだけであり、各貯蔵室は広いスペースを確保できる。
尚、冷却器17に対して冷蔵室2及び野菜室5と同じ側に温度切替室3を配置することにより、冷却器17から延びる冷気流入側のダクトは同じ側に配置される。これにより、冷凍室6、温度切替室3及び冷蔵室2背後は冷気流入側として1つのダクトのスペースが占有されるだけになる。
加えて、冷蔵室2及び野菜室5を冷凍室6及び温度切替室3の上方に配置すると、使用頻度の高い冷蔵室2を使用する際に使用者が屈む必要がなく冷蔵庫1の使用性が向上する。従って、上方から冷蔵室2、野菜室5、温度切替室3、冷凍室6の順に配置することにより、ダクトの総配設距離を短くして冷蔵庫1の容積効率を向上するとともに使用性を向上ことができる。
また、温度切替室3を低温側にする場合は、冷蔵室2、野菜室5、チルド室23、冷凍室6のスペースを拡充するために用いられる。高温側で使用する場合は加熱食品の保温等の専用的な用途である。また、製氷室4は氷の製氷を行う専用的な用途に使用される。このため、広いスペースを必要としない製氷室4と温度切替室3とを横方向に並べることにより、冷蔵室2、野菜室5、冷凍室6の広いスペースを確保して利便性を向上することができる。
尚、本実施形態において、野菜室5の流出口にダンパを設けてもよい。これにより、温度切替室3を高温側から低温側に切り替えた際に、該ダンパを閉じて温度切替室3からの熱風が野菜室5に逆流することを防止できる。また、温度切替室3を高温側から低温側へ切り替える際に冷凍室送風機18が停止されている場合には、冷凍室ダンパ22が閉じられるようになっている。これにより、温度切替室送風機14の駆動によって冷凍室ダンパ22から冷凍室6内へ熱風が逆流することを防止できる。
次に、図5は第2実施形態の冷蔵庫の冷気回路図を示している。説明の便宜上、図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の冷蔵庫1は2つの冷却器17、40が設けられ、それぞれ独立の冷気回路を構成する。その他の部分は第1実施形態と同様である。
冷凍室6及び温度切替室3はそれぞれ並列に配され、製氷室4は冷凍室6と直列に配される。冷蔵室2とチルド室23とは並列に連結されて野菜室5に直列接続される。冷却器17で生成された冷気は、冷凍室送風機18の駆動により製氷室4に送出される。製氷室4に送出された冷気は製氷室4及び冷凍室6を流通し、冷凍室ダンパ22から流出して冷却器17に戻る。これにより、製氷室4及び冷凍室6内が冷却される。
また、冷凍室送風機18の排気側で分岐した冷気は、温度切替室送風機14の駆動により温度切替室吐出ダンパ13を介して温度切替室3に流入する。温度切替室3に流入した冷気は温度切替室3内を流通して温度切替室戻りダンパ20から流出し、冷却器17に戻る。これにより、温度切替室3内が冷却される。尚、温度切替室吐出ダンパ13を開閉することにより温度切替室3を温度調節して冷凍温度よりも高温の冷蔵温度等に維持することができる。
冷却器40で生成された冷気は冷蔵室送風機28の駆動によりチルド室23に送出される。また、冷蔵室送風機28の排気側で分岐した冷気は冷蔵室ダンパ27を介して冷蔵室2に送出される。これらの冷気は冷蔵室2及びチルド室23を流通して貯蔵物と熱交換した後、野菜室5に流入する。野菜室5に流入した冷気は野菜室5内を流通して冷却器40に戻る。これにより、冷蔵室2及び野菜室5内が冷却され、設定温度になると冷蔵室ダンパ27及びチルド室ダンパ23が閉じられる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室3を備えたので、別途保温庫等を必要とせず使用者の経済的な負担を軽減するとともに保温庫等の設置場所の確保を不要にして加熱食品を保温できる利便性の高い冷蔵庫1を提供することができる。
また、上方から冷蔵室2、野菜室5、温度切替室3、冷凍室6の順に配置したので、容積効率を向上することができる。加えて、広いスペースを必要としない製氷室4と温度切替室3とを横方向に並べることにより、冷蔵室2、野菜室5、冷凍室6の広いスペースを確保して利便性を向上することができる。
本発明によると、温度切替室を有した冷蔵庫に利用することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷気の流れを示す冷気回路図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す右側面断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の冷気の流れを示す冷気回路図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 温度切替室
4 製氷室
5 野菜室
6 冷凍室
9 扉
12 導入通風路
13 温度切替室吐出ダンパ
14 温度切替室送風機
15 ヒータ
17、40 冷却器
16、24、34 温度センサ
18 冷凍室送風機
20 温度切替室戻りダンパ
22 冷凍室ダンパ
25 チルド室ダンパ
28 冷蔵室送風機
30 温度ヒューズ

Claims (5)

  1. 貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、前記冷蔵室よりも高い室内温度で野菜を冷却保存する野菜室と、貯蔵物を冷凍保存する冷凍室と、冷却器による冷却とヒータによる加熱とによって貯蔵物の冷凍保存を含む冷却保存を行う低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室とを備えた冷蔵庫において、
    貯蔵物を収納する収納部を前記温度切替室に備え、
    前記ヒータを前記収納部の後方上方に設けるとともに前記ヒータ表面に向けて送風する送風機を前記ヒータの近傍に設け、
    前記温度切替室を高温側に切り替えた場合に、前記送風機は前記温度切替室内の空気を循環させ、
    前記ヒータの輻射熱の一部が、前記収納部と前記ヒータとの間に設けられた背面板を介して放出されて前記温度切替室を昇温し、
    前記背面板は、上部に設けられて前記温度切替室に空気が流入する流入口と、下部に設けられて前記温度切替室から空気が流出する流出口とを有し、
    前記温度切替室の上方に前記野菜室を配置するとともに前記温度切替室の下方に前記冷凍室を配置したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷蔵室と前記野菜室とを直列に連結し、前記冷蔵室と前記温度切替室と前記冷凍室とを並列に連結する冷気回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷却器を複数設け、一の前記冷却器により前記冷凍室及び前記温度切替室を冷却するとともに、他の前記冷却器により前記冷蔵室及び前記野菜室を冷却することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記送風機は前記収納部の後方に設けられるとともに前記温度切替室内の空気を攪拌し、空気吐出側が前記ヒータに面していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記温度切替室の高温側の室内温度の1つを50℃以上にしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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