JP4732097B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、ユーザにより所望の室内温度に切り替えることができる温度切替室を備えた冷蔵庫に関する。
生活環境の変化が著しい昨今においては、家族それぞれが食事を摂る時間が異なる家庭が増えている。このため、加熱食品を保温するために保温箱や保温用収納容器が用いられる。これにより、調理を何度も行う手間を省くことができる。
一方、冷凍室及び冷蔵室に加えて温度切替室を備えた冷蔵庫が特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は、温度切替室に送出される冷気の通路を開閉するダンパ装置と、温度切替室を昇温するヒータとを備えている。これにより、温度切換室の室内温度を使用者の用途に応じて冷凍、冷蔵、パーシャル、チルド等の所望の低温の温度帯に切り替えることができる。
また、特願2004−313218に記述される冷蔵庫は、温度切替室を加熱食品の保温が可能な高温側に切り替えることができる。これにより、加熱食品を保温するための使用者の経済的負担を軽減するとともに場所の確保を容易にして利便性の高い冷蔵庫を提供することができる。
特開平10−288440号公報
しかしながら、上記特願2004−313218に記述される冷蔵庫は、温度切替室が高温になるため、温度切替室に隣接した冷蔵室等の冷却室に熱が伝わって熱負荷が大きくなる。これにより、冷蔵庫の消費電力が大きくなる問題があった。また、発泡ウレタン等の断熱材から成る断熱壁の厚みを厚くして熱負荷を軽減すると冷蔵庫の容積効率が低下する問題があった。
本発明は、省電力化を図るとともに容積効率を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、本体部の内面を形成して樹脂成形品から成る内箱と、前記内箱を覆って前記本体部の外面を形成する外箱と、前記内箱と前記外箱との間に充填される発泡断熱材とを備えた冷蔵庫において、隔壁によって区画された複数の貯蔵室を備え、部材に予め貼着された真空断熱材を前記複数の貯蔵室のうち少なくとも一つの周辺に配し、前記内箱は、背面側に突出して前記各貯蔵室の内面を形成する複数の凹部を有し、前記部材は、樹脂成形品から成って前面を開口した有底筒状の断熱箱であり、前記断熱箱は、真空断熱材が貼着された状態で前記凹部の背面側に嵌合されることを特徴としている。この構成によると、断熱箱は前方が開口した有底筒状に形成され、周壁または底壁に真空断熱材が接着等により貼着される。内箱は真空成形等により各貯蔵室に対応する凹部が背面側に突出して形成され、温度切替室に対応する凹部の背面にも断熱箱が嵌合される。そして、内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填して本体部が形成される。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記複数の貯蔵室の一つは、冷却器による冷却とヒータによる加熱とによって貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室であり、前記真空断熱材を前記温度切替室の周辺に配したことを特徴としている。
この構成によると、温度切替室は低温側に切り替えられると冷却器から冷気が導入され、冷凍、パーシャル、チルド、冷蔵等の低温室となる。これにより、貯蔵物を冷蔵保存または冷凍保存できる。温度切替室は高温側に切り替えられるとヒータが駆動され、高温の高温室となる。これにより、加熱調理済み食品の一時的な保温や冬場の温調理等ができる。また、温度切替室の周辺に真空断熱材が配され、高温または低温になる温度切替室と各貯蔵室との間が断熱される。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記温度切替室の天井壁、底壁、側壁及び背壁に前記真空断熱材を配したことを特徴としている。
この構成によると、温度切替室の周囲には真空断熱材が配され、高温になる温度切替室と隣接する冷却室や居室内との間が断熱される。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記温度切替室の互いに隣接する壁面に設けた各前記真空断熱材を端部が互いに重なるように配置したことを特徴としている。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記真空断熱材は外装材に内包される芯材を有し、前記芯材が無機材料から成ることを特徴としている。この構成によると、真空断熱材は芯材をスペーサにして外装材内が真空に保持される。
本発明によると、温度切替室の周囲に真空断熱材を配置したので、小さいスペースで高い断熱効果を得ることができる。従って、高温または低温になる温度切替室の伝熱による隣接した貯蔵室の熱負荷を低減し、省電力化及び容積効率向上を図ることができる。
また本発明によると、温度切替室の天井壁、底壁、側壁及び背壁に真空断熱材を配したので、高温になる温度切替室の伝熱による隣接した冷却室の熱負荷を低減し、省電力化及び容積効率向上を図ることができる。加えて、居室内への放熱を低減し、更に省電力化を図ることができる。
また本発明によると、温度切替室の互いに隣接する壁面に設けた各真空断熱材を端部が互いに重なるように配置したので、温度切替室からの伝熱が確実に真空断熱材を介して行われ、伝熱をより低減することができる。
また本発明によると、真空断熱材の芯材が無機材料から成るので、高温となる温度切替室内で燃焼が発生した際に燃焼の拡大を防止することができる。温度切替室の周壁及び背壁に真空断熱材を配すると燃焼の拡大防止効果がより大きく、扉に真空断熱材を配すると更に望ましい。
また本発明によると、真空断熱材が貼着されるとともに内箱の貯蔵室に対応する凹部の背面側に嵌合される断熱箱を設けたので、温度切替室とこれに隣接する貯蔵室との間に容易に真空断熱材を配置することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2、図3は一実施形態の冷蔵庫を示す正面図、右側面図及び背面図である。冷蔵庫1は、上段に冷蔵室2が配され、中段に温度切替室3及び製氷室4が配される。冷蔵庫1の下段には野菜室5及び冷凍室6が配されている。冷蔵室2等の各貯蔵室は本体部1aに設けられ、各貯蔵室の前面が扉で開閉される。
本体部1aは板金成型される外箱1bと真空成形した樹脂成形品から成る内箱1c(図4参照)との間に発泡断熱材60(図6参照)を充填して形成されている。発泡断熱材60は外箱1bの背面に設けた注入口50から注入される。また、外箱1bの背面側には配管や回路基板等が配置され、これらを覆う背面板51が外箱1bに取り付けられている。
冷蔵室2は観音開きの扉を有し、貯蔵物を冷蔵保存する。温度切替室3は中段左側に設けられ、使用者により室温を切り替えられるようになっている。製氷室4は中段右側に設けられ、製氷を行う。野菜室5は下段左側に設けられ、野菜の貯蔵に適した温度(約8℃)に維持される。冷凍室6は下段右側に設けられ、製氷室4に連通して貯蔵物を冷凍保存する。
図4は内箱1cを背面側から見た斜視図である。内箱1cは背面側に突出して各貯蔵室の内面を形成する複数の凹部1dを有している。温度切替室3に対応する凹部1dの背面側には前面を開口した箱状の断熱箱52が嵌合されている。断熱箱52は樹脂成形品から成り、有底筒状に形成される。
断熱箱52の周面及び背面には真空断熱材53が両面粘着テープ等により貼着されている。真空断熱材53は図5に示すように、袋状の外装材53a内にガラス繊維等の無機材料から成る芯材53bを内包し、外装材53aの端部を密着して密閉されている。芯材53bがスペーサとなって外装材53aの内部が真空に保持されている。
図6は温度切替室3部分の正面断面図を示している。断熱箱52により温度切替室3の天井壁(断熱壁7)、底壁(断熱壁8)、両側壁(断熱壁40等)及び背壁(断熱壁10、図7参照)には真空断熱材53が配される。これにより、温度切替室3は隣接する冷蔵室2、製氷室4及び野菜室5と断熱隔離される。更に、温度切替室3は冷蔵庫1を設置する居室内と断熱隔離される。
また、各壁面に配された互いに隣接する真空断熱材53の一方が断熱箱52の壁面よりも大きく形成され、真空断熱材53の端部が互いに重なるように配置されている。同図において温度切替室3の背壁に設けた真空断熱材53は他の真空断熱材53と重なる位置に設けられていないが、他の真空断熱材53と重なる位置に設けてもよい。また、前述の図4において、真空断熱材53の取付け状態の理解を容易にするため断熱箱52の壁面よりも小さく記載している。
内箱1cの背面は温度切替室3に隣接した冷蔵室2、製氷室4、野菜室5にそれぞれ対応する凹部1dが突出する。このため、温度切替室3に対応する凹部1dの外壁に真空断熱材53を取り付けるのが困難である。しかしながら、真空断熱材53を有する断熱箱52を凹部1dに嵌合することにより、温度切替室3の周囲に真空断熱材53を容易に配置することができる。
図7は温度切替室3を示す右側面断面図である。温度切替室3の上下面は断熱壁7、8により野菜室5及び冷凍室と断熱隔離されている。また、温度切替室3の側面は断熱壁40(図6参照)により製氷室4と断熱隔離されている。温度切替室3の前面は回動式の扉9により開閉可能になっている。温度切替室3の背面は背面板33により覆われている。
背面板33の上部には温度切替室3に空気が流入する流入口33aが設けられ、下部には温度切替室3から空気が流出する流出口33bが設けられる。また、流入口33a及び流出口33b近傍には温度切替室3内の温度を検知する温度センサ24、16が設けられる。
背面板33の後方には、外壁を形成する断熱壁10との間に導入通風路12が設けられている。導入通風路12には温度切替室吐出ダンパ13(図8参照)が設けられ、冷却器17(図8参照)で発生した冷気を温度切替室3に導く。また、温度切替室吐出ダンパ13の開閉により冷却器17と温度切替室3の流入側との間の冷気経路が開閉され、開閉量によって導入通風路12から温度切替室3に流入する風量が調整される。
導入通風路12内には、温度切替室吐出ダンパ13と流入口33aとの間に温度切替室送風機14が設けられている。温度切替室送風機14の駆動によって冷却器17からの冷気が容易に温度切替室3に導かれる。
流出口33bの後方には温度切替室戻りダンパ20が設けられる。温度切替室戻りダンパ20は開口部20a、20bを有し、回動により一方を開いて他方を閉じるバッフル20cを有している。開口部20bを開くと温度切替室3から流出する空気は冷却器17に導かれる。
開口部20aを開くと温度切替室3から流出する空気は温度切替室送風機14の吸気側に導かれるとともに、温度切替室3の流出側と冷却器17との冷気経路が閉じられる。従って、温度切替室送風機14を駆動し、開口部20bを閉じて温度切替室戻りダンパ20を閉じることにより、矢印Fに示すように温度切替室3の空気を循環させることができる。尚、温度切替室送風機14を温度切替室3内に設けてもよい。
温度切替室3の流入口33aの背後にはヒータ15が設けられる。ヒータ15は熱輻射式のガラス管ヒータから成り、背面板33を介して放出される輻射熱により温度切替室3を昇温する。温度切替室送風機14はヒータ15の表面に向けて送風するように配置されている。これにより、ヒータ15の表面温度を下げて安全性を向上させることができる。また、流出口33bには、所定の温度まで高温になるとヒータ15の通電を遮断する温度ヒューズ30が設けられる。
温度切替室3内には貯蔵物を載置する引出し式の収納ケース11が配されている。収納ケース11の底面には温度センサ34が設けられる。これにより、収納ケース11上に載置される貯蔵物の温度を正確に検知することができる。
図8は冷蔵庫1の冷気の流れを示す冷気回路図である。冷凍室6、冷蔵室2及び温度切替室3はそれぞれ並列に配される。製氷室4は冷凍室6と直列に配され、野菜室5は冷蔵室2と直列に配される。また、冷蔵室2の下部にはチルド温度帯(約0℃)に維持されたチルド室23が設けられ、冷蔵室2とチルド室23とが並列に連結されて野菜室5に直列接続される。
冷却器17で生成された冷気は、冷凍室送風機18の駆動により製氷室4に送出される。製氷室4に送出された冷気は製氷室4及び冷凍室6を流通し、冷凍室ダンパ22から流出して冷却器17に戻る。これにより、製氷室4及び冷凍室6内が冷却される。
冷凍室送風機18の排気側で分岐した冷気はチルド室23に送出される。また、冷蔵室送風機28の駆動により、冷蔵室ダンパ27を介して冷蔵室2に送出される。これらの冷気は冷蔵室2及びチルド室23を流通して貯蔵物と熱交換した後、野菜室5に流入する。野菜室5に流入した冷気は野菜室5内を流通して冷却器17に戻る。これにより、冷蔵室2及び野菜室5内が冷却され、設定温度になると冷蔵室ダンパ27及びチルド室ダンパ23が閉じられる。
また、冷凍室送風機18の排気側で分岐した冷気は、温度切替室送風機14の駆動により温度切替室吐出ダンパ13を介して温度切替室3に流入する。温度切替室3に流入した冷気は温度切替室3内を流通して温度切替室戻りダンパ20から流出し、冷却器17に戻る。これにより、温度切替室3内が冷却される。
前述のように、温度切替室3は使用者の操作により室内温度を切り替えることができるようになっている。温度切替室3の動作モードは温度帯に応じてワイン(8℃)、冷蔵(3℃)、チルド(0℃)、ソフト冷凍(−8℃)、冷凍(−15℃)の各冷却モードが設けられる。
これにより、使用者は所望の温度で貯蔵物を冷凍または冷蔵して冷却保存できる。室内温度の切り替えは温度切替室吐出ダンパ13を開く量を可変して行うことができる。尚、例えば冷凍の室内温度から冷蔵の室内温度に切り替える際にヒータ15に通電して昇温してもよい。これにより、迅速に所望の室内温度に切り替えることができる。
また、ヒータ15に通電することにより、温度切替室3の室内温度を貯蔵物を冷却保存する低温側から調理済み加熱食品の一時的な保温や温調理等を行う高温側に切り替えることができる。高温側の室内温度は、主な食中毒菌の発育温度が30℃〜45℃であるため、ヒータ容量の公差や温度切替室3内の温度分布等を考慮して50℃以上にするとよい。これにより、食中毒菌の繁殖を防止できる。
また、冷蔵庫に用いられる一般的な樹脂製部品の耐熱温度が80℃であるため、高温側の室内温度を80℃以下にすると安価に実現することができる。加えて、食中毒菌を滅菌するためには、例えば腸管出血性大腸菌(病原性大腸菌O157)の場合では75℃で1分間の加熱が必要である。従って、高温側の室内温度を75℃〜80℃にするとより望ましい。
以下は55℃での食中毒菌の減菌に関する試験結果である。試験サンプルは初期状態で大腸菌2.4×103CFU/mL、黄色ブドウ球菌2.0×103CFU/mL、サルモネラ2.1×103CFU/mL、腸炎ビブリオ1.5×103CFU/mL、セレウス4.0×103CFU/mLを含んでいる。この試験サンプルを40分間で3℃から55℃に加温し、55℃で3.5時間保温後、80分間で55℃から3℃に戻して再度各菌の量を調べた。その結果、いずれの菌も10CFU/mL以下(検出せず)のレベルまで減少していた。従って、温度切替室3の高温側の設定温度を55℃としても充分減菌効果がある。
本実施形態によると、温度切替室3に隣接する冷蔵室2、製氷室4及び野菜室5と温度切替室3との間の断熱壁7、8、40に真空断熱材53を配置したので、小さいスペースで高い断熱効果を得ることができる。従って、高温になる温度切替室3の伝熱による隣接した冷蔵室2、製氷室4及び野菜室5の熱負荷を低減し、省電力化及び容積効率向上を図ることができる。また、温度切替室3が低温側の場合も温度切替室3と温度差を有する冷蔵室2、製氷室4及び野菜室5との間の断熱効果を向上して効率のよい冷却を行うことができる。
また、温度切替室3の製氷室4と反対側の側壁及び断熱壁10(背壁)にも真空断熱材53を配したので、隣接する各冷却室への放熱だけでなく居室内への放熱を低減し、更に省電力化を図ることができる。尚、温度切替室3の扉9に真空断熱材53を配すると居室内への放熱を更に低減することができる。
尚、温度切替室3に隣接して貯蔵物を保温保存する貯蔵室を設けた場合も同様に、温度切替室3の周囲に真空断熱材53を配することにより、高温または低温になる温度切替室3の伝熱を低減して省電力化及び容積効率向上を図ることができる。
また、温度切替室3の互いに隣接する壁面に設けた各真空断熱材53を端部が互いに重なるように配置したので、温度切替室3からの伝熱が確実に真空断熱材53を介して行われ、伝熱をより低減することができる。
尚、内箱1cの内部に断熱仕切壁を取り付けて温度切替室3を区画した場合も同様に、温度切替室3の互いに隣接する壁面に設けた各真空断熱材53を端部が互いに重なるように配置するとよい。この時、各真空断熱材53は断熱仕切壁の外装を成す樹脂成形品や内箱1cを介して重なる。
樹脂成形品及び内箱1cは厚みが薄い(例えば、約0.5〜1.8mm)ため、樹脂成形品や内箱1cの面内を伝って外部に漏れる熱量が少ない。従って、上記と同様に、温度切替室3からの伝熱が確実に真空断熱材53を介して行われ、伝熱をより低減することができる。
また、本実施形態において、真空断熱材53の芯材53bが無機材料から成るので、高温となる温度切替室3内で燃焼が発生した際に燃焼の拡大を防止することができる。温度切替室3の天井壁、底壁、側壁及び背壁に真空断熱材53を配すると燃焼の拡大をより防止できる。扉9に真空断熱材53を配すると燃焼の拡大を更に防止できる。
また、野菜室5の流出口にダンパを設けてもよい。これにより、温度切替室3を高温側から低温側に切り替えた際に、該ダンパを閉じて温度切替室3からの熱風が野菜室5に逆流することを防止できる。また、温度切替室3を高温側から低温側へ切り替える際に冷凍室送風機18が停止されている場合には、冷凍室ダンパ22が閉じられるようになっている。これにより、温度切替室送風機14の駆動によって冷凍室ダンパ22から冷凍室6内へ熱風が逆流することを防止できる。
また、冷却器17によって冷凍室6及び冷蔵室2を冷却しているが、冷蔵室2及び野菜室5専用の冷却器を別途設けてもよい。この時、冷却器17によって冷凍室6及び温度切替室3を冷却することができる。
本発明によると、温度切替室を有した冷蔵庫に利用することができる。
本発明の実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の実施形態の冷蔵庫を示す右側面図 本発明の実施形態の冷蔵庫を示す背面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の内箱を示す背面斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の真空断熱材を示す断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す正面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す右側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷気の流れを示す冷気回路図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 温度切替室
4 製氷室
5 野菜室
6 冷凍室
7、8、10、40 断熱壁
9 扉
12 導入通風路
13 温度切替室吐出ダンパ
14 温度切替室送風機
15 ヒータ
17 冷却器
16、24、34 温度センサ
18 冷凍室送風機
19、21 戻り通風路
20 温度切替室戻りダンパ
22 冷凍室ダンパ
25 チルド室ダンパ
28 冷蔵室送風機
30 温度ヒューズ
31、32 冷気通路
33 背面板
35 圧縮機
52 断熱箱
53 真空断熱材
53a 外装材
53b 芯材

Claims (5)

  1. 本体部の内面を形成して樹脂成形品から成る内箱と、前記内箱を覆って前記本体部の外面を形成する外箱と、前記内箱と前記外箱との間に充填される発泡断熱材とを備えた冷蔵庫において、
    隔壁によって区画された複数の貯蔵室を備え、
    部材に予め貼着された真空断熱材を前記複数の貯蔵室のうち少なくとも一つの周辺に配し
    前記内箱は、背面側に突出して前記各貯蔵室の内面を形成する複数の凹部を有し、
    前記部材は、樹脂成形品から成って前面を開口した有底筒状の断熱箱であり、
    前記断熱箱は、真空断熱材が貼着された状態で前記凹部の背面側に嵌合されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記複数の貯蔵室の一つは、冷却器による冷却とヒータによる加熱とによって貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室であり、
    前記真空断熱材を前記温度切替室の周辺に配したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記温度切替室の天井壁、底壁、側壁及び背壁に前記真空断熱材を配したことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記温度切替室の互いに隣接する壁面に設けた各前記真空断熱材を端部が互いに重なるように配置したことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記真空断熱材は外装材に内包される芯材を有し、前記芯材が無機材料から成ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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