JP4705387B2 - 半導体基板の受け渡し方法およびそれに用いる搬送機器 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板の裏面研削加工ステ−ジから半導体基板の洗浄ステ−ジへ半導体基板をウエットの状態で受け渡す方法、およびその半導体基板の受け渡しに用いる搬送機器に関する。本発明の湿式(ウエット)受け渡し方法によれば、研削加工された半導体基板の裏面に付着する極微小異物(パ−チクル)の量を低減した半導体基板を得ることが可能である。
半導体基板の裏面研削装置において、プリント配線が施された基板表面を保護テ−プで被覆し、この保護テ−プ面をポ−ラスセラミック製チャックに対向させて載置された半導体基板の裏面を砥石で研削し、この裏面研削された基板表面に洗浄液を吹き付けながらブラシ洗浄し、搬送機器の吸着パッドに当該ブラシ洗浄された研削基板裏面を吸着させ、搬送機器の吸着パッドを回転移動させて洗浄スピナ−上に前記ブラシ洗浄された研削基板裏面を上に向けて移し変え、洗浄スピナ−で基板表面および裏面を洗浄することが実施されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
かかる基板の研削装置の一具体例として、図8に基板の裏面研削装置を示す。この裏面研削装置は、インデックステ−ブル13に設けられたポ−ラスセラミック製チャック12上に離間して設けたレ−ル14にブラシ洗浄機構15aとセラミック製竿を備えたチャッククリ−ナ(チャック洗浄機構)15bを対として横方向に走行可能とした洗浄機器15を備えるインデックス型の裏面研削装置であり、チャック12上に載置されている研削砥石16dで裏面研削加工された基板上にブラシ洗浄機構15aを走行させ、基板に洗浄液を供給しながら回転しているブラシを下降させて基板を洗浄し、ついで、ブラシを上昇させ、搬送機器17の搬送パッド17aで洗浄された裏面研削加工基板を洗浄スピナ−10上へと搬送した後、前記チャッククリ−ナ15bをチャック12上に走行させ、チャック12面に洗浄液を供給しながら回転しているセラミック製竿を下降させてチャックを洗浄している(例えば、特許文献1参照。)。
また、インゴットをスライスして得られた基板 を砥石で研削して得られた研削基板 を、pHが12以上のアルカリ洗浄液に浸漬し、次いで超音波 を照射してアルカリ洗浄 ・超音波 洗浄 することにより研削基板 の溝や研削条痕に挟まれている加工屑や残滓を除去した後、該基板 表面に、該基板 のモ−ス硬度と同等または柔らかいモ−ス硬度を有する固型砥粒を結合材で結合してなる研磨加工具を押し付け、研削基板 および研磨加工具を相対運動させて基板 表面を平坦化することを特徴とする乾式化学機械研磨方法も提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
さらに、最近では洗浄スピナ−として、洗浄された半導体基板に付着する極微小異物(パ−チクル)の量を低減させるために、薬液槽に蓄えられた2種類の薬液と純水との調合液に超音波振動を付与しながら薬液吹付ノズルよりスピナ−上の基板面上に調合液を供給させ、スピン液相洗浄することも提案されている(例えば、特許文献4および特許文献5参照。)。
特開平11−307489号公報(第3−5頁および図1、図3参照) 特開2003−282673号公報(第3−5頁および図1、図2参照) 特開2004−235201号公報(第4−8頁および図3図参照) 特開2003−179118号公報(第2−8頁および図10参照) 特開2004−259742号公報(第2−8頁および図2、図1参照)
特許文献1および2に記載される搬送パッド17を用いて裏面研削加工ステ−ジ(図8ではロ−ディング/アンロ−ディングステ−ジsにあるチャック12が相当する)に在る半導体基板裏面を吸着して半導体基板の洗浄ステ−ジへと半導体基板を受け渡す方法は、半導体基板が乾燥して洗浄スピナ−10(洗浄ステ−ジ)へと移送されている。それゆえ、一度乾燥して基板裏面の研削条痕の溝に付着した極微小異物は、洗浄ステ−ジでの洗浄において超音波を印加した洗浄液を用いてスピン洗浄しても容易には除去できない欠点がある。
本発明の目的は、搬送機器の吸着パッド構造を上下部開放型の環状体とし、裏面研削加工ステ−ジから半導体基板の洗浄ステ−ジへ半導体基板を受け渡す際、基板上面と環状吸着パッド下面とで形成される凹部空所に洗浄液膜が存在するウエットな状態で半導体基板を搬送することにより極微小異物の乾燥・固着を防ぎ、洗浄液膜中に極微小異物を浮遊した状態に保つことにより次工程の洗浄ステ−ジでの極微小異物の除去を95%以上可能とした基板の受け渡し方法の提供、および、それに用いる搬送機器の提供にある。
請求項1の発明は、上下に通じる刳貫き部(30a)を有し、上面に吸着連絡孔(30b)が穿たれ、この吸着連絡孔(30b)は環状底面に設けた円弧状溝(30d)内に穿たれた複数個の真空孔(30e)に通ずるように設けられた環状吸着パッド(17’a)、
当該環状吸着パッド(17’a)の環状上面に設けられ、環状吸着パッドの前記真空孔(30e)に通じる減圧手段(31)、
当該環状吸着パッド(17’a)の上面で環状吸着パッド(17’a)を固定するパッド押さえ固定具(37)、
当該パッド押さえ固定具(37)を回転自在に支持する旋回ア−ム(38)、
当該旋回ア−ム(38)を昇降させる昇降機構(48)および旋回させる旋回機構(28a,28b,40)および直線進退可能に移動させる移動機構(22)、
および、
前記環状吸着パッド(17’a)の上方より当該環状吸着パッドの前記刳貫き部(30a)へ洗浄液を供給する洗浄液供給手段(60)
を設けたことを特徴とする基板搬送機器(30)を用い、
プリント配線が施された基板(A)表面を保護テ−プで被覆し、この保護テ−プ面をポ−ラスセラミック製チャックに対向させて載置された半導体基板の裏面を砥石で研削し、研削終了後、この裏面研削された基板面に洗浄液を供給しながら前記基板搬送機器(30)の上下部開放型の環状吸着パッド(17’a)を当該研削基板裏面に当接させ前記減圧手段(31)で前記真空孔(30e)を吸引して基板を吸着させ、基板(A)上面と前記環状吸着パッド(17’a)下面とで形成される凹部空所に刳貫き部(30a)から洗浄液供給手段(60)を用いて洗浄液を供給し洗浄液膜が存在する状態で基板を洗浄ステ−ジであるスピナ−へと受け渡すことを特徴とする、半導体基板の受け渡し方法を提供するものである。
請求項2の発明は、上下に通じる刳貫き部(30a)を有し、上面に吸着連絡孔(30b)が穿たれ、この吸着連絡孔(30b)は環状底面に設けた円弧状溝(30d)内に穿たれた複数個の真空孔(30e)に通ずるように設けられた環状吸着パッド(17’a)
当該環状吸着パッド(17’a)の環状上面に設けられ、環状吸着パッドの前記真空孔(30e)に通じる減圧手段(31)、
当該環状吸着パッド(17’a)の上面で環状吸着パッド(17’a)を固定するパッド押さえ固定具(37)
当該パッド押さえ固定具(37)を回転自在に支持する旋回ア−ム(38)
当該旋回ア−ム(38)を昇降させる昇降機構(48)および旋回させる旋回機構(28a,28b,40)および直線進退可能に移動させる移動機構(22)
および、
前記環状吸着パッド(17’a)の上方より当該環状吸着パッドの前記刳貫き部(30a)へ洗浄液を供給する洗浄液供給手段(60)
を設けたことを特徴とする基板搬送機器(30)を提供するものである。
裏面研削された基板は、当該基板上面(研削面)と環状吸着パッドの上下に通じる刳貫き部とで形成される凹部空所に滞り洗浄液膜を張ることにより半導体基板裏面をウエットの状態を保って研削ステ−ジから洗浄ステ−ジへと受け渡されるので、洗浄ステ−ジでの極微小異物の除去が容易であり、95%以上の極微小異物が裏面研削された基板面より除去される。
以下、図を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
図1は本発明の基板搬送機器の斜視図、図2は本発明の基板用搬送機器の正面図、図3は基板用搬送機器の環状吸着パッドの底面図、図4は環状吸着パッドの上面図、図5は環状吸着パッドの断面図で、図4におけるA−A切断面を示す。図6は基板搬送機器の側面図、および図7は裏面研削装置の平面図である。
図1乃至図6に示す基板搬送機器30において、17’aはヘッド部分の環状吸着パッドで、上下に通じる直径36mmの刳貫き部30aを有し、上面に直径が2〜6mmの4個の吸着連絡孔30bが穿たれ、底面部に幅1mm、深さ1mmの円弧状溝30dが設けられ、この円弧状溝に直径0.5〜1.5mmの複数の真空孔30eが設けられた外直径が約165mm、高さが15mmの環状吸着パッドである。前記吸着連絡孔30bは、当該環状吸着パッド17’aの環状上面に設けられ、環状吸着パッドの底面に設けた真空孔30eに通じる。この吸着連絡孔30bの他端は、減圧手段31のホ−ス32に連結されている。この環状吸着パッド17’aの底部中央部30fは外周部30cより0.5〜1mm低くしてある。この環状吸着パッド17’a素材は、ポリ(四弗化エチレン)、ポリ(ジフロロ−ジクロロエチレン)、ナイロン6、ナイロン6,10、ポリアセタ−ル、ガラス繊維補強エポキシ樹脂、ガラス繊維補強ポリブチレンテレフタレ−ト、セラミック、アルミニウム、ステンレス等のロックウエル硬度がD50以上のものが好ましい。
図1および図2に示されるように環状吸着パッドの円弧状溝30dに設けられた真空孔30eを減圧する減圧手段31は、ポリウレタンコイル32、結合材(ユニオン)33、流体通路連結管34、ホ−ス固定具35、真空ポンプ(図示されていない)、およびこの真空ポンプに連結する継手36よりなる。真空ポンプを減圧駆動すると、その減圧は継手36、ポリウレタンコイル32、結合材33、流体通路連結管34、吸着連絡孔30bを経由して環状吸着パッド17’a底面の真空孔30eを減圧し、半導体基板裏面が環状吸着パッドに吸着される。
37はパッド押さえ固定具で、環状吸着パッド17’aの上面で環状吸着パッドをボルト39で固定する。38は旋回ア−ムで前記環状吸着パッド17’aを固定するパッド押さえ固定具37を回転自在に支持する。環状吸着パッド17’aを支持するア−ム38はスクエアFシリンダ22により図2で示される左右方向に進退可能となっている。このスクエアFシリンダ22の上部をステッピングモ−タ40の下部に設けたア−ムホルダ25に固定する。
前記ア−ムホルダ25中央にはア−ム軸が設けられている。ア−ム軸は小ア−ム軸28a、大ア−ム軸28b部分よりなる。小ア−ム軸28aの上部はステッピングモ−タ40のベアリングケ−ス42下部で軸受け43される。小ア−ム軸28aの上部には大ア−ム軸28bが連結され、前記下部軸受43と上部軸受45により回転可能に軸受けされている。大ア−ム軸28bの上部はステッピングモ−タ40の回転軸46に連結されている。ステッピングモ−タ40の駆動によりア−ム軸28a,28bが回動され、ア−ムホルダ25は小ア−ム軸28a回りに回動する。ア−ムホルダ25の回動によりホルダに固定されているスクエアFシリンダ22も小ア−ム軸28a回りに回動する。よって、スクエアFシリンダ22に支持されているア−ム38も小ア−ム軸28a回りに回動することとなり、このア−ム38の延長上にある固定具37に固定されている環状吸着パッド17’aは小ア−ム軸28a回りに回動する。
環状吸着パッド17’aのア−ム38の昇降は、ステッピングモ−タ40を固定するスライダ47をシリンダ48でア−ムを上下に移動することにより行なわれる。
60は洗浄液供給手段で、前記環状吸着パッド17’aの上方より当該環状吸着パッドの刳貫き部30aへ洗浄液を供給する。洗浄液は、基板と当該環状吸着パッドの刳貫き部30aとで形成された凹部空所に滞り、膜を張る。
図7に示される裏面研削装置1は、2は基台、3は上下動および回転可能な軸、4はロボットアームで前記軸3に水平方向伸縮自在にかつ回転可能に取り付けられ、前記軸3の前側に設けられかつ該軸3の軸芯と同一の円の中心点を有する環状の位置に設けられた複数の基板(ウエハ)の縦型収納カセット5,5’より基板を搬送または搬入する。ロボットアーム4のアーム裏面は、0.5〜1mm径の孔を多数有し、チャンバーを減圧することにより基板Aを吸着する。ロボットアーム4は軸3に備えつけられており回動自在な2個の腕と、エア−シリンダにより前後に伸縮でき、かつ回動できるように設計されたアームとから構成される。
収納カセット5,5’は、ロボットアーム4の軸芯3から60度離れて同一円周上に設置されている。収納カセット5は、研削加工される前の基板を25枚収納、収納カセット5’は研削加工された基板Aを25枚収納可能となっている。
6は載置される基板の裏面を水で洗浄可能な基板の仮置台、7は上下動可能な軸、8は軸7に軸承された吸着チャック機構、9はチャック機構8の周囲に設けられた水を供給できる吸着テ−ブル、10は洗浄スピナー、11は回動可能な回転軸、12,12,12は中空スピンドル(図示されていない)に軸承された水平方向に回転可能な吸着チャック(円盤状ポ−ラスセラミック製チャック)、13は回転軸11に軸承されたインデックステーブルで、ロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs、粗研削ゾ−ンs、および仕上研削ゾ−ンsに区分けする。14はレール、15は前記インデックステーブル13の上面に離間して設けられたチャック洗浄洗浄機器で、円盤状ポ−ラスセラミック製チャック12を洗浄する。
この洗浄機器15は、ブラシ洗浄器15aとセラミック製竿を備えたチャック洗浄器具15bを対として構成されており、レール14上を横方向に移動可能に取り付けられている。60は純水供給ノズルである。純水供給ノズル60より環状吸着パッド17‘aの上下に通じる刳貫き部30aに純水が供給される。
16は上下動、回動可能な軸に軸承された研削機器で、回転軸16aに軸承された荒研削機器16bと、回転軸16cに軸承された仕上研削機器16dとから構成される。これら研削機器16b,16dはフレーム21に据え付けられる。
吸着パッドを備える基板移送機器17は、吸着パッド17aを備える軸17bを中心に回動可能な基板移送機構である。左側の基板移送機構17は仮置台6上の基板をロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs位置に在る円盤状ポ−ラスセラミック製チャック12上に移送するのに用いられる。この左側の基板移送機構17の機能を前記ロボットアーム4で行わせてもよい。右側の基板搬送機器17‘は、ロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs位置に在る円盤状ポ−ラスセラミック製チャック12上の半導体基板を洗浄スピナー10の吸着テ−ブル9上に移送するのに用いられる。洗浄スピナー10の上方には超音波振動が印加された洗浄液を供給するノズル61が設けられている。超音波振動発信器は、0.5〜2MHzの第一超音波発信素子と20〜200kHzの第二超音波発信素子とからなり、周波数幅を変えることができる。超音波の周波数は、除去されるパ−ティクルに依存するので、50kHzを30秒、100kHzを30秒、1MHzを30秒の周期で繰り返し洗浄液に照射するのがよい。
18は観音開きの安全扉であり、前面に把手18a,18aが設けられ、基台2の前面部の半円台上面のレール2a上を軸18bを中心に左右に円弧状に開閉できるものである。19は制御モニター、20はハウジングである。
このインデックステ−ブル型基板裏面研削装置1は、ロボットアーム4の軸芯と、仮置台6の軸芯と洗浄スピナ−10のチャック機構8の軸芯を同一直線上に設け、この直線と、チャック洗浄用のブラシ洗浄器15aとセラミック製竿洗浄器具15bの横方向の移動軌跡直線と、荒研削機器16bの回転軸16aの軸芯と仕上研削機器16dの回転軸16cの軸芯を結ぶ直線とは、互いに平行な位置にあるように設けたことによりコンパクト設計されている。70は基板洗浄用のブラシである。
次に図7示されるインデックステ−ブル型基板裏面研削装置1を用いて基板を研削する方法および基板を洗浄する方法を述べる。基板Aを研削するには、ロボットアーム4の回転軸3を上下移動して収納カセット5内の基板の高さに調整し、ついでエアーシリンダーを作動してロボットアーム4を伸ばし、吸引孔の存在する方を上面として吸引するカセットの下にロボットアームを差し込み、吸引して基板をロボットアームに吸着させる。ついで、エアーシリンダーを作動してロボットアーム4を縮ませながら後退させ、ロボットアームを回動させて、ロボットアームの下側に吸引した基板を位置させる。一方、インデックステーブル13上のロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンsに在る円盤状ポーラスセラミック製チャック12は水平方向に回転され、この円盤状ポーラスセラミック製チャック12上面に純水が純水供給ノズル60より供給され、洗浄機器15bのセラミック製竿32でチャック洗浄される。
ロボットアーム4の回転軸3を回動し、ロボットアーム4を伸ばし、吸着した基板を仮置台6上に移送してきたら減圧を止め、基板を仮置台6上のポーラスセラミックス板上に載置する。チャンバー内に洗浄水を導き、ポーラスセラミックス板から洗浄水を滲ませて基板の裏面を洗浄する。洗浄した基板の上側より、ロボットアーム4を伸ばし、軸3を下降させて基板をロボットアームに吸着させる。
ロボットアーム4を縮め、後退させ、軸3を回動し、再びロボットアームを前進、伸ばし、インデックステーブル13上の前記セラミック製竿で洗浄されたポーラスセラミック製チャック12上に基板をロボットアームの減圧を止めることにより載せ、ポーラスセラミック製チャック12下面の中空スピンドルを減圧して基板をチャック12上に固定する。一方、ロボットアーム4を後退させながらアームを折り畳む。
インデックステーブル13の回転軸11を回動させてインデックテーブル13を右方向に120度回動させ、基板を載せ、吸着したポーラスセラミック製チャック12を粗研削ゾ−ンsに位置する荒研削機器16bの下に位置させる。この荒研削機器16bの回転軸16aを下降させ、備えつけられた砥石を基板に押し当て、ポーラスセラミック製チャック(研削テーブル)12の回転と荒研削機器16b砥石の回転を回転させ、砥石を基板面で摺擦させて粗研削する。
この粗研削時の砥石軸16aの回転数は、10〜200rpm、両軸の回転方向は正逆いずれの方向でもよいが逆方向の回転の方が好ましい。ポーラスセラミック製チャック12、荒研削機器16bの回転軸16aの回転が止められてこの粗研削(一次研削)が終了すると、荒研削機器16bが上昇され、ついでインデックステーブル13を120度右方向に回動させ、粗研削された基板を載せたポーラスセラミック製チャック12を精研削ゾ−ンsに位置する仕上研削機器16dの下に移動させる。
仕上研削機器16dを下降させ、仕上研削砥石を基板に押し当て、ポーラスセラミック製チャック12を軸承する中空スピンドルおよび仕上研削機器16d砥石を軸承する回転軸16cを回転させることにより基板の仕上研削(二次研削)を行なう。回転数は10〜200rpm、両軸の回転方向は正逆いずれの方向でもよいが、逆方向が好ましい。
ポーラスセラミック製チャック12を軸承する中空スピンドルおよび仕上研削機器16d砥石を軸承する回転軸16cの回転を止めることにより仕上研削を終了させ、仕上研削機器16dを上昇させ、インデックステーブル13を右方向に120度、または逆方向に240度回動させて、研削加工された基板を最初のインデックステーブル13上のロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs位置に戻す。
インデックステーブル13上のロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs位置に在るチャック12を回転させつつこのチャック上にある裏面研削基板上面に純水供給ノズル60より純水を供給し、基板上(裏)面を洗浄する。
チャック12の回転を止め、チャック12の減圧を止めた後、搬送機器30の環状搬送パッド17‘aをチャック12上へ移動させ、ついで環状搬送パッド17‘aを下降させて裏面研削基板上面に当接させたら減圧して環状搬送パッド17‘a下面への裏面研削基板の固定を確固たるものとし、ついで、チャック12下面より圧空の入った加圧水を瞬時吹き上げて基板のチャックからの離れるのを容易とするとともに、環状搬送パッド17‘aをア−ム軸回りに回動させ、裏面研削基板を洗浄スピナ−10の吸着チャック機構8上に受け渡たし(アンロ−ディング)、環状搬送パッド17’aの減圧を止めることにより研削加工・洗浄された半導体基板を吸着チャック機構8のポーラスセラミックス板9上に載せ、チャック機構8を減圧して基板をしっかりと吸着した後、軸7を下降させてチャック機構8のポーラスセラミックス板の位置と、このポーラスセラミックス板の周囲に配された吸着テ−ブル(ポーラスセラミックス製)9の高さの位置を略同等の高さとする。
ついで、環状搬送パッド17‘aを回動させて待機位置に戻すとともに、洗浄スピナー10を回転させながら吸着テ−ブル9下面より純水を滲ませて研削加工基板を水に浸漬して裏面研削基板保護フィルム側を洗浄し、裏面研削基板上方側より超音波振動が印加された純水をノズル61より供給し、基板裏面のパ−ティクルの除去洗浄を行う。この水洗後、軸7を上昇させてチャック機構8上の研削加工基板を水面より高い位置にもっていき、ロボットアーム4を回動、前進、伸ばして洗浄された研削加工基板上面をアームで吸着し、チャック機構8の減圧を止め、ついで中空軸7より乾燥空気を吹きつけて基板の裏面を乾燥する。
乾燥した研削加工基板を吸着しているロボットアーム4は、後退、ア−ムを反転させてブラシ70に研削加工基板の保護テ−プ面をワイプして湿気を拭き取り、ついで、アームを折り畳み、回動し、再びアームを前進、伸ばして研削加工基板を収納カセット5’内に収納し、後退、アームを折り畳み、回動し、更にアームを反転して次の新しい基板のロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs位置に在るチャック12上への移送を準備する。
この洗浄スピナ−10上で研削加工基板が洗浄、乾燥処理されている間に、洗浄機器15をレール14上に左側に走行させて水平方向に回転する円盤状ポ−ラスセラミック製チャック12上に移動させ、ついで、このインデックステーブル13上のロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs位置に在るチャック12上にブラシ洗浄器15aのブラシを回転させつつブラシ洗浄器15aを下降させてブラシをロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs位置に在るポーラスセラミック製チャック12上に当接させ、チャックを洗浄する。この際、純水供給ノズル60からも純水がチャック表面に供給される。チャックの洗浄が終了すると、洗浄機器15をレール14上にさらに左側に走行させて待機位置へと戻す。
他の作業ゾ−ン、すなわち、粗研削ゾ−ンsで基板の粗研削加工がおよび精研削ゾ−ンsで基板の仕上げ研削加工がなされている間、ロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs位置に在り、ブラシ洗浄が終了した円盤状ポ−ラスセラミック製チャック12上には、収納カセット5より新たな基板が搬出され、仮置台を経由して吸着パッドにより載置(ロ−ディング)される。
ロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンsで新しい基板のロ−ディング、粗研削ゾ−ンsで基板の粗研削加工、および精研削ゾ−ンsで基板の仕上研削が終了するとインデックステ−ブル13は再び、120度時計回り方向、120度時計回り方向、および120度時計回り方向または240度逆回り方向の移動を繰り返し、新しい基板の粗研削加工、仕上研削加工、研削加工基板の洗浄、基板のアンロ−ディング、チャック洗浄、および基板のロ−ディングを各作業ゾ−ン(s1、s2およびs3)の円盤状ポ−ラスセラミック製チャック12で行う。なお、チャック12の磨耗を防ぐためにチャックの洗浄は、記述したようにブラシ洗浄とセラミック製竿洗浄を交互に行うのがよい。
本発明の研削ステ−ジのチャック上から洗浄ステ−ジのチャックへの裏面研削加工基板の受け渡し方法は、基板の研削面がウエット状態で行われるので、環状パッドで搬送時、パ−ティクルの基板研削面への乾燥固着が防止され、乾式状態での従来の受け渡し方法と比較してスピン洗浄ステ−ジで95%以上のパ−ティクル除去率向上がある。
本発明の基板搬送機器の斜視図である。 本発明の基板用搬送機器の正面図である。 基板用搬送機器の環状吸着パッドの底面図である。 環状吸着パッドの上面図である。 環状吸着パッドの断面図で、図4におけるA−A切断面を示す。 基板搬送機器の側面図である。 裏面研削装置の平面図である。 裏面研削装置の平面図である。(公知)
符号の説明
1 インデックステ−ブル型基板裏面研削装置
A 半導体基板
10 洗浄スピナ−
12 ポ−ラスセラミック製チャック
13 インデックステ−ブル
17‘a 環状吸着パッド
22 スクエアFシリンダ
25 ア−ムホルダ−
30 基板搬送機器
30a 刳貫き部
30b 吸着孔
30c 底部外周部
30d 円弧状溝
30e 真空孔
30f 底部中央部
31 減圧手段
32 ポリウレタンコイル
33 結合材
34 流体通路連結管
38 旋回ア−ム
40 ステッピングモ−タ
60 純水供給ノズル
61 洗浄液供給ノズル

Claims (2)

  1. 上下に通じる刳貫き部(30a)を有し、上面に吸着連絡孔(30b)が穿たれ、この吸着連絡孔(30b)は環状底面に設けた円弧状溝(30d)内に穿たれた複数個の真空孔(30e)に通ずるように設けられた環状吸着パッド(17’a)、
    当該環状吸着パッド(17’a)の環状上面に設けられ、環状吸着パッドの前記真空孔(30e)に通じる減圧手段(31)、
    当該環状吸着パッド(17’a)の上面で環状吸着パッド(17’a)を固定するパッド押さえ固定具(37)、
    当該パッド押さえ固定具(37)を回転自在に支持する旋回ア−ム(38)、
    当該旋回ア−ム(38)を昇降させる昇降機構(48)および旋回させる旋回機構(28a,28b,40)および直線進退可能に移動させる移動機構(22)、
    および、
    前記環状吸着パッド(17’a)の上方より当該環状吸着パッドの前記刳貫き部(30a)へ洗浄液を供給する洗浄液供給手段(60)
    を設けたことを特徴とする基板搬送機器(30)を用い、
    プリント配線が施された基板(A)表面を保護テ−プで被覆し、この保護テ−プ面をポ−ラスセラミック製チャックに対向させて載置された半導体基板の裏面を砥石で研削し、研削終了後、この裏面研削された基板面に洗浄液を供給しながら前記基板搬送機器(30)の上下部開放型の環状吸着パッド(17’a)を当該研削基板裏面に当接させ前記減圧手段(31)で前記真空孔(30e)を吸引して基板を吸着させ、基板(A)上面と前記環状吸着パッド(17’a)下面とで形成される凹部空所に刳貫き部(30a)から洗浄液供給手段(60)を用いて洗浄液を供給し洗浄液膜が存在する状態で基板を洗浄ステ−ジであるスピナ−へと受け渡すことを特徴とする、半導体基板の受け渡し方法。
  2. 上下に通じる刳貫き部(30a)を有し、上面に吸着連絡孔(30b)が穿たれ、この吸着連絡孔(30b)は環状底面に設けた円弧状溝(30d)内に穿たれた複数個の真空孔(30e)に通ずるように設けられた環状吸着パッド(17’a)
    当該環状吸着パッド(17’a)の環状上面に設けられ、環状吸着パッドの前記真空孔(30e)に通じる減圧手段(31)、
    当該環状吸着パッド(17’a)の上面で環状吸着パッド(17’a)を固定するパッド押さえ固定具(37)
    当該パッド押さえ固定具(37)を回転自在に支持する旋回ア−ム(38)
    当該旋回ア−ム(38)を昇降させる昇降機構(48)および旋回させる旋回機構(28a,28b,40)および直線進退可能に移動させる移動機構(22)
    および、
    前記環状吸着パッド(17’a)の上方より当該環状吸着パッドの前記刳貫き部(30a)へ洗浄液を供給する洗浄液供給手段(60)
    を設けたことを特徴とする基板搬送機器(30)
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