JP4705373B2 - 粗製プロペンオキサイドの精製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一回の蒸留ステップによりメタノール及びアセトアルデヒドの不純物を100ppm未満となるまで除去する粗製プロペンオキサイドの改善された精製方法、及び前記精製ステップを用いたプロペンオキサイドの製造方法に関する。
EP−A 100 119において、チタニウムシリカライトを触媒として用いれば、プロペンが過酸化水素によりプロペンオキサイドに転換されることが公知となっている。メタノールは、高い触媒活性をもたらす好ましい溶媒である。本方法により得られた粗製プロペンオキサイドは、副反応から大よそ1重量%超過のメタノール及び200ppm超過のアセトアルデヒドを含有する。また、反応条件によって前記粗製プロペンオキサイドは、ギ酸メチルを200ppmを超過する量で含有することができる。
プロペンオキサイドの大部分は、順にポリウレタン発泡物を製造するのに用いられるポリエーテルポリオール用出発材料として用いられる。前記適用のためのプロペンオキサイドは厳格な純度の要求条件を満たさなければならず、メタノール、アセトアルデヒド及びギ酸メチルの含量は、各成分当り100ppm未満でなければならない。従って、チタニウムシリカライト触媒により製造されたプロペンオキサイドは更に精製されなければならず、メタノール、アセトアルデヒド、及び存在する場合、ギ酸メチルの不純物は除去されなければならない。
メタノール、アセトアルデヒド及びギ酸メチルは、単純な蒸留ではプロペンオキサイドからの除去が困難である。98モル%超過のプロペンオキサイドを含有する混合物内において、前記化合物は、プロペンオキサイドと実際に同一の相対的揮発性を示す。従って、低い水準のメタノール、アセトアルデヒド及びギ酸メチルに低める蒸留精製は、高い還流比で操作される多数の分離段を有するカラムが要求される。これは、非経済的な投資及びエネルギーの消費をもたらす。
プロペンオキサイドからメタノール、アセトアルデヒド及びギ酸メチルを除去するための様々な方法が提案された。抽出蒸留は、プロペンオキサイドを精製し、酸化不純物を除去するために確立された方法である。
EP−A 1 009 746には、ヒドロキシ官能基を有する極性抽出溶媒を利用した抽出蒸留によるメタノール及びアセトアルデヒドを含有するプロペンオキサイドの精製について開示されている。前記方法はまた、粗製プロペンオキサイド内に含有されたアセトアルデヒドの一部も除去する。ところが、前記例から認められるとおり、精製されたプロペンオキサイドは、依然としてアセトアルデヒド及びメタノールを100ppmを超過する量で含有する。従って、目的とするプロペンオキサイドの純度を達成するためには、さらなる精製ステップが要求される。
EP−B 004 019には、粗製プロペンオキサイドを単純に精製し、非置換のNH基を有する化合物を粗製プロペンオキサイドの供給地点よりも上の地点において前記蒸留塔に供給することにより、プロペンオキサイドからカルボニル化合物を除去するための抽出蒸留に対する代案が開示されている。 NH基を有する液体化合物、例えば、ヒドラジン及びヒドラジン水和物を前記のように供給する。NH基を有する固体化合物を非活性溶媒に供給することにより溶解させる。前記文献には、粗製プロペンオキサイド内に含有される溶媒が、同一の蒸留ステップ内においてプロペンオキサイドから分離されることが記載されている。しかしながら、前記文献は、メタノールを前記記載された方法によりプロペンオキサイドから分離できるかについてのいかなる情報または指示も含んでいない。
EP−B 004 019のコラム7の8行目乃至12行目に開示された全ての溶媒は、揮発性に十分な差があるためにプロペンオキサイドから単純な蒸留により容易に分離され得る種類である。高いプロペンオキサイド濃度においてメタノール及びプロペンオキサイドの揮発性間には、単に非常に小さい差のみが存在するとの事実に基づいて、当業者であれば、分離段及び還流比の数値を経済的に実行できる値で操作するとき、単純な蒸留を含む前記EP−B 004 019に開示の方法からは、メタノールを100ppm未満の目的とする水準まで除去できないという点が導き出せる。
また、EP−B 004 019には、ヒドラジン水溶液がアセトアルデヒドの除去のために使用されるとき、アルデヒド反応が遅く、アセトアルデヒドとの反応が不溶性生成物を生成させ得るという特定の短所を有することが教示されている。EP−B 004 019に開示されたプロペンオキサイドの精製方法においては、アルデヒドの遅い反応がアセトアルデヒドの不完全な除去をもたらし、不溶性生成物の形成が蒸留塔及び塔底の再沸器内に好ましくない沈殿物を生成することとなる。
US−2,622,060には、抽出溶媒としてアルカリ性化合物水溶液、例えば、ナトリウムヒドロキシドを用いた抽出蒸留により粗製プロペンオキサイドを精製する方法について開示されている。しかしながら前記方法は、鹸化反応によるギ酸メチルの除去用としては効果的であるが、深刻な欠点を有する。バッチ蒸留として操作するとき、これはプロペンオキサイドの鹸化により、過度なプロペンオキサイドの損失をもたらす。連続蒸留として操作するとき、精製されたプロペンオキサイドは、それぞれ1000ppm超過のアセトアルデヒド及びメタノールを含有し、97%以下の純度を有するため、精製が非効率的である。従って、前記 プロペンオキサイドを精製するためにはさらなる蒸留ステップを必要とする。
粗製プロペンオキサイドの精製のために、公知の方法は全て、これらが、1重量%超過のメタノール及び200ppm超過のアセトアルデヒドを含有する粗製プロペンオキサイドをそれぞれメタノール及びアセトアルデヒドが100ppm未満の目的とする純度まで精製するために、一つ以上の蒸留ステップを必要とするとの短所を有する。
従って、本発明は、唯一つの蒸留ステップを用いて100ppm未満のメタノール及び100ppm未満のアセトアルデヒドを含有する精製されたプロペンオキサイドを得るために、1重量%超過のメタノール及び200ppm超過のアセトアルデヒドを含有する粗製プロペンオキサイドの精製方法を提供することを発明の目的とする。
発明の開示
本発明の主題
前記目的は、連続的に操作される抽出蒸留によりメタノール及びアセトアルデヒドを含有する粗製プロペンオキサイドの精製方法を通じて得ることができ、ここで、
(i)粗製プロペンオキサイドの供給地点上の地点において、プロペンオキサイドの揮発性に対してメタノールの揮発性を低めるのに有効な量で抽出溶媒を蒸留塔に供給し、
(ii)非置換のNH基を含み、プロペンオキサイドの沸点よりもさらに高い沸点を有する化合物を形成するための蒸留条件において、アセトアルデヒドと反応できる化合物を粗製プロペンオキサイドの供給地点上の地点において蒸留塔に供給するか、または蒸留塔への粗製プロペンオキサイド供給物と混合し、
(iii)前記抽出溶媒及び非置換のNH基を含む化合物の供給地点上の地点において蒸留塔から精製プロペンオキサイドを回収する。
好ましい具現例として、本発明は、前記で定義されたような方法が言及でき、ここで、前記粗製プロペンオキサイドをアルカリ性水溶液と混合し、前記混合物を抽出蒸留に供給するに先立って、1〜200分間20〜100 ℃で反応させた。
また、前記目的は、プロペンの触媒エポキシド化方法により得られることができ、ここで、
a)反応ステップにおいて、プロペンをチタニウムシリカライト触媒の存在下にメタノール内の水性過酸化水素と反応させ、
b)前記反応ステップからの生成物ストリームを圧力放出ステップに任意で通過させ、
c)次いで、前記生成物ストリームを20個未満の理論分離段を有するプレ蒸発器内においてプロペン、プロペンオキサイド及びメタノールを含む塔頂生成物、及びメタノール乃至水を含む塔底生成物に分離し、前記生成物ストリームに導入されたメタノールの全重量の20〜60%を塔頂生成物と共に除去し、残留物は塔底生成物内に残し、
d)前記c)ステップからの塔頂生成物は少なくとも部分的に凝縮され、任意で存在するプロペン及び任意のプロパンを脱去することにより、プロペンオキサイド、1重量%超過のメタノール及び200wppm超過のアセトアルデヒドを含む凝縮物が得られ、
e)前記d)ステップからの凝縮物は、前記で定義された抽出蒸留ステップを行って、これによりメタノール及び抽出溶媒を含む塔底生成物が得られ、
f)任意で部分的に水を除去した後、前記c)ステップにおける塔底生成物の全部または一部を反応a)ステップに再循環させる。
本発明による精製方法は、特に1重量%超過のメタノール及び200wppm超過のアセトアルデヒド[wppm=百万分の質量部(weight parts per million)]を含む粗製プロペンオキサイドの精製に適する。粗製プロペンオキサイドは、好ましくはシリカライト触媒及びメタノール溶媒を含むチタニウムを用いた過酸化水素とプロペンのエポキシド化により得られる。前記精製されたプロペンオキサイドは、通常100wppm未満のメタノール及び100wppm未満のアセトアルデヒド、好ましくは50wppm未満のメタノール及び50wppm未満のアセトアルデヒドを含有する。
精製方法において、前記粗製プロペンオキサイドは、連続的に操作される抽出蒸留を行う。抽出蒸留において、抽出溶媒は粗製プロペンオキサイドの供給地点上の地点において蒸留塔に供給される。抽出溶媒として、プロペンオキサイド、メタノール及び前記抽出溶媒を含む混合物内のプロペンオキサイドの揮発性に対してメタノールの揮発性を低める化合物または化合物の混合物が適する。前記抽出溶媒は、好ましくは前記抽出溶媒の低い含量を有する精製されたプロペンオキサイドを得るために、50℃超過の沸点を有する。好ましくは、前記抽出溶媒はヒドロキシ官能基を含む極性化合物より成る。
本発明の好ましい具現例において、前記抽出溶媒は、粗製プロペンオキサイドの製造方法において発生する1つまたは多数の成分の混合物を供給ストリームの成分としてまたは前記方法により形成された副産物として含む。好ましくは、前記抽出溶媒は水、プロピレングリコール, 1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシ−1−プロパノールまたはこれらの化合物の2つ以上の混合物である。抽出溶媒としては水が特に好ましい。本発明の具現例は、抽出蒸留の塔底生成物をメタノールの回収及び任意では前記抽出溶媒の回収のための粗製プロペンオキサイドの製造方法により得られる少なくとも1つの工程ストリームと組み合わせることができるとの長所を有する。従って、どのような余分の蒸留塔も、メタノール、任意では抽出蒸留の塔底生成物からの抽出溶媒の回収のために要求されない。
本発明の精製方法において、非置換のNH基を含む付加的な化合物は、粗製プロペンオキサイドの供給地点上の地点において蒸留塔に供給されるか、または蒸留塔への粗製プロペンオキサイド供給物と混合される。前記蒸留条件においてアセトアルデヒドと反応してプロペンオキサイドの沸点よりも高い沸点を有する化合物を形成することができる非置換のNH基を含む全ての化合物が適する。また、NH基がNH 基にプロトン化している酸により形成された前記化合物の塩が、本発明の方法に適する。非置換のNH基が直接窒素または酸素原子に結合された化合物が好ましい。前記好ましい化合物に対する例としては、ヒドラジン、ヒドラジン−水和物、メチルヒドラジン、N,N−ジメチルヒドラジン及びヒドロキシルアミンだけでなく、これらの塩、例えば、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジンまたは硫酸ヒドロキシルアミンがある。ヒドラジンが特に好ましい。
本発明の好ましい具現例において、前記抽出溶媒及び非置換のNH基を含む化合物の混合物が前記蒸留塔に供給される。好ましくは、前記混合物はヒドラジン水溶液である。0.5〜5重量%のヒドラジンを含むヒドラジン水溶液が特に好ましい。EP−B 904 019の指示とは逆に、ヒドラジン水溶液が驚くほど效果的であることが見出された。蒸留塔内のアセトアルデヒドとの反応が速くて、殆ど完全なアセトアルデヒドの転換を起こし、如何なる不溶性化合物の沈殿物も前記蒸留塔または蒸留塔底の再沸器内に形成されない。
蒸留塔に供給される抽出溶媒の量は、好ましくは粗製プロペンオキサイド供給物内に含有されたメタノールの量に対する抽出溶媒供給物の質量比が0.1〜10の範囲内に存在するように選択される。蒸留塔に供給される非置換のNH基を含む化合物の量は、好ましくは粗製プロペンオキサイド供給物内に含有されたアセトアルデヒドに対して非置換のNH基を含む化合物のモル比が0.5〜2の範囲内に存在するように選択される。前記抽出溶媒及び非置換のNH基を含む化合物の混合物が前記蒸留塔に供給されると、前記混合物の組成及び供給された量は、好ましくはメタノールに対する抽出溶媒の好ましい質量比だけでなく、アセトアルデヒドに対する非置換のNH基を含む化合物の好ましいモル比が満たされるように選択される。
本発明の精製方法において、精製プロペンオキサイドは、抽出溶媒及び非置換のNH基を含む化合物の供給地点上の地点において蒸留塔から回収される。好ましくは、精製プロペンオキサイドは塔頂から回収される。この場合、精製されたプロペンオキサイドとして回収された凝縮物に対する塔に復帰した凝縮物の還流比は、好ましくは1〜5の範囲内において選択される。
抽出蒸留は、好ましくは1〜5バールの絶対圧力において、より好ましくは1.5〜2.5バールの絶対圧力において操作される。
抽出蒸留のために用いられた蒸留塔は、塔底と粗製プロペンオキサイドの供給地点との間の脱去部、粗製プロペンオキサイドの供給地点と抽出溶媒の供給地点との間の抽出部、及び抽出溶媒の供給地点と精製されたプロペンオキサイドが除去される地点との間の精留部を含む。好ましくは、蒸留塔は脱去部及び抽出部の両者において10〜30個の理論段の分離効率、及び精留部において20〜60個の理論段の分離効率を有するものが用いられる。蒸留塔は、分離された段(tray)、例えば篩段(sieve tray)または泡鐘段(bubble cap tray)を含む段塔(tray column)であり得る。前記蒸留塔はまた充填塔であることができ、任意充填(random packing)だけでなく、構造充填(structured packing)が何れも、例えば金属ガーゼ充填が用いられ得る。前記蒸留塔はまた、分離段を有する部と充填を有する部とを組み合わせることができる。前記抽出部は、好ましくは分離段に設計される。
本発明の追加的な具現例において、粗製プロペンオキサイドをアルカリ性水溶液と混合し、抽出蒸留に供給するに先立ってこれを反応させた。粗製プロペンオキサイドとアルカリ性水溶液を混合し、前記混合物を抽出蒸留に供給する間の反応時間は、典型的に1〜200分、好ましくは1〜30分の範囲内に存在する。反応温度は典型的に20〜100℃である。アルカリ性水溶液は、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは炭酸ナトリウムの水溶液である。0.1〜2重量%の水酸化ナトリウムを含む水酸化ナトリウム水溶液が最も好ましい。アルカリ性水溶液の量は、好ましくは粗製プロペンオキサイド内に含まれたギ酸メチルの量に対するアルカリ性水溶液に導入された水酸化イオンのモル比が1.1〜4の範囲内に存在するように選択される。好ましくは、粗製プロペンオキサイドとアルカリ性水溶液の混合物は、蒸留に供給するに先立って管型反応器内において反応させた。粗製プロペンオキサイドとアルカリ性水溶液を反応させると、粗製プロペンオキサイド内に含有されたギ酸メチルが加水分解を通じてメタノール及びギ酸塩に転換される。本発明の具現例において得られた精製プロペンオキサイドは減少した含量のギ酸メチルを有する。好ましくは、アルカリ性水溶液の量は、50wppm未満のメタノール含量、50wppm未満のアセトアルデヒド含量及び100wppm未満のギ酸メチル含量を有する精製されたプロペンオキサイドを得るように選択される。
本発明はまた、水性過酸化水素及びチタニウムシリカライト触媒とプロペンの改善された触媒エポキシド化方法を指示している。前記改善された方法は、本発明の抽出蒸留を前記反応混合物のワークアップで合わせ、最小限の分離段及び低いエネルギーの要求を有する高純度のプロペンオキサイドを提供することにある。
プロペンと過酸化水素のエポキシド化は、チタニウムシリカライト触媒及びメタノール溶媒の存在下において行われる。
好ましくは、組成(TiO(SiO1−x( 式中、xは0.001〜0.05であり、MFIまたはMEL結晶性構造を有する)であるチタニウムシリカライト−1及びチタニウムシリカライト−2として公知となった結晶性チタニウムシリカライトが、本発明によるエポキシド化方法用触媒として適する。前記触媒は、例えば、US−A4,410,501に記載の方法により製造できる。
前記エポキシド化に用いられるメタノール溶媒は、前記工程内における材料の再循環により0〜20重量%の水を含むことができる。
過酸化水素は、好ましくは10〜90重量%の過酸化水素を含む水溶液として用いられる。好ましくは、アントラキノン方法の抽出ステップから得られ、30〜45重量%の過酸化水素を含む過酸化水素の粗製生成物が用いられる。または、アルコール内、好ましくはメタノール内の過酸化水素溶液が用いられ得る。前記アルコール性溶液は、貴金属触媒及びアルコールの存在下において水素及び酸素の反応により製造され得る。
プロペンは、プロパンの0〜50体積%の量でプロパンと混合されて用いられ得る。好ましくは、プロペンは5〜20体積%のプロパンを含む。
本発明の具現例において、前記チタニウムシリカライト触媒は、前記反応間に反応混合物内において懸濁される。次いで、前記触媒は、それ自体として公知の方式、例えば、噴霧乾燥または流動層顆粒化により形成されて製造された粉末の形態で、または懸濁可能な顆粒材料の形態で用いられる。懸濁された触媒を用いる場合は、気流混合反応器、例えば、撹拌タンク反応器または再循環反応器だけでなく、非気流混合反応器、例えば、管型気流反応器を前記反応のために用いることができる。下流部分に連結された1〜3個の気流混合反応器及び非気流混合反応器からなる容器(cascade)が好ましく用いられる。
本発明の他の具現例においては、チタニウムシリカライト触媒が供給原材料の混合物が通過する固定層として用いられる。次いで、前記触媒は、従来公知となった方式により、例えば、結合剤の付加的な抽出により製造された成形体の形態でも用いられる。前記形成工程のために、触媒は1〜99%の結合剤または担体材料を含むことができ、エポキシド化のために採択した反応条件下において、過酸化水素またはエポキシドと反応しない全ての結合剤及び担体物質が適する。1〜5mmの直径を有する圧出成形体が固定層触媒として好ましく用いられる。
固定層触媒を用いる場合は、気泡塔の特徴を有する反応器を用いることができる。即ち、前記反応器は、上向流モードで反応器を通過する連続液体相及び分散気体相の気流を含む。または、散水層(trickle bed)の特性を有する反応器が用いられ得る。即ち、前記反応器は、下向流モードで反応器を通過する気体相又は液体相の気流を含む。
特に好ましい本発明の具現例において、前記方法は固定層反応器内において行われ、下記の気流条件は、散水層状態内に触媒層を維持するように選択される:
G/λ<2000m/h及びLΨ<50m/h、
ここで、Gは、触媒層の横断面(m)により分割された連続気流反応器内における気体気流速度(m/h)で定義された気体の見かけ速度(gaseous superficial velocity)であり、
Lは、触媒層の横断面(m)により分割された連続気流反応器内における液体気流速度(m/h)で定義された液体の見かけ速度(liquid superficial velocity)であり、
Figure 0004705373
であり、
Figure 0004705373
であり、
ρは、気体相の密度(g/cm)であり、
ρは、液体相の密度(g/cm)であり、
ρは、水の密度(g/cm)であり、
ρAirは、空気の密度(g/cm)であり、
σは、水の表面張力(dyn/cm)であり、
σは、液体相の表面張力(dyn/cm)であり、
μは、液体相の粘度[センチポアズ(centipoise)]であり、
μは、水の粘度(センチポアズ)である。
前記エポキシド化は、好ましくは0〜80℃、より好ましくは40〜65℃で行われる。本発明の最も好ましい具現例によると、エポキシド化は、冷却手段を取り付けた固定層反応器内で行われ、前記反応器内の温度プロファイルは、前記冷却手段の冷却媒体温度が最小限30℃に維持され、前記触媒層内の最大温度は、最大60℃、好ましくは55℃となるように維持される。
前記エポキシド化は、好ましくは10〜40バール、より好ましくは15〜30バールの上昇された圧力で行われる。プロペンは過量で用いられ、前記反応器内の残留時間は90%超過、好ましくは95%超過の過酸化水素の転換が達成されるように選択される。用いられた溶媒の量は、好ましくは過酸化水素水溶液1重量部に対して溶媒1〜10重量部の比が達成されるように選択される。
本発明の好ましい具現例において、前記エポキシド化のための条件、即ち、温度、圧力、及びプロペン、過酸化水素及び溶媒の量は、メタノール含有液体の水性過酸化水素がリッチな相及び液体有機オレフィンがリッチな相を含む多重相の反応混合物が得られるように選択される。二次液体有機オレフィンがリッチな相の形成を確保するために、プロペンの量は、選択された温度及び圧力において水、過酸化水素及びメタノールを含む水性相内で溶解され得る量を超過した量で選択されなければならない。前記エポキシド化の間に2つの非混和性液体相を維持することが、プロペンオキサイドの選択性を改善する。
ワークアップステップに先立ち、前記エポキシド化混合物の圧力は、好ましくは圧力放出ステップにおいて、前記プロペンオキサイドのワークアップに採択された圧力まで放出される。前記反応混合物及び可能であればプロパン内で溶解されたプロペンの一部は、ガスとして排出される。前記生成ガスは、圧縮器を通じて前記反応器内の有効な圧力まで再圧縮され、前記反応に復帰する。
次いで、前記反応混合物は、プレ蒸発器内で、プロペン、可能であればプロパン、プロペンオキサイド及びメタノールを含む塔頂生成物及びメタノール、水、さらい高い沸点の副産物、例えば、プロピレングリコール、未反応の過酸化水素、及び可能であれば懸濁化されたチタニウムシリカライト触媒を含む塔底生成物に分離される。本発明による前記プレ蒸発器は、20未満、好ましくは最大で10個の理論分離段を有し、好ましくは前記精留部が単一蒸留段に相当し、残留分離効果が脱去部内において達成されるように設計される。前記プレ蒸発器は、最大1.5の還流比で操作され、所望であれば、還流なしでも全体的に操作できる。前記プレ蒸発器内の圧力は、過酸化水素の分解を避けるために、好ましくは1.5〜3バール未満の範囲において操作される。前記プレ蒸発器は、反応混合物と共に供給された20〜60%の溶媒が塔頂生成物と共に除去され、残余物は塔底生成物内に残るように操作される。好ましくは95%超過、より好ましくは98%超過、更に好ましくは99%超過の供給されたプロペンオキサイドが塔頂生成物内に含まれ、好ましくは90%超過、さらに好ましくは97%超過の供給された水が、塔底生成物内に含まれる。
前記プレ蒸発器へ供給された生成物ストリームは、好ましくは0.5〜20重量%のプロペン、0〜4重量%のプロパン、5〜35重量%のプロペンオキサイド、35〜80重量%のメタノール、5〜40重量%の水、0.1〜8重量%のさらに高い沸点の副産物、0.1〜5重量%の過酸化水素、0〜5重量%のチタニウムシリカライト触媒及び200wppm超過のアセトアルデヒドを含む。前記生成物ストリームは、好ましくは前記プレ蒸発器内で1〜40重量%のプロペン、0〜10重量%のプロパン、15〜75重量%のプロペンオキサイド、20〜85重量%のメタノール、0〜5重量%の水及び200wppm超過のアセトアルデヒドを含む塔頂生成物及び0〜2重量%のプロペンオキサイド、30〜80重量%のメタノール、15〜65重量%の水、0.1〜10重量%のさらに高い沸点の副産物、0.1〜5重量%の過酸化水素及び0〜10重量%のチタニウムシリカライト触媒を含む塔頂生成物に分離される。
前記プレ蒸発器からの塔頂生成物は、少なくとも部分的に凝縮され、プロペンオキサイド、1重量%超過のメタノール及び200wppm超過のアセトアルデヒドを含む凝縮物を生成する。好ましくは、前記塔頂生成物は単に部分的に凝縮され、可能であればプロパンと混合された非凝縮プロペンは、圧縮器を通じて前記反応部分内の有効な圧力まで再圧縮され、前記反応へ再循環される。前記凝縮物内にまだ溶解されているプロペン及び可能であればプロパンは、好ましくはC3脱去器内の凝縮物から脱去される。好ましくは、前記脱去ガスは部分凝縮器へ再循環される。
最も好ましい具現例において、前記プレ蒸発器からの塔頂生成物は、1次凝縮器内で部分的に凝縮され、1次凝縮器からのガスストリームは、1次凝縮器の温度未満の温度に維持される2次凝縮器内で凝縮される。好ましくは、前記1次凝縮器内の温度は40〜70℃で維持され、前記2次凝縮器内の温度は20〜35℃で維持される。2段階の凝縮を用いることにより、回収が不可能な価値のあるプロペンオキサイドの量が顕著に減少し、冷却のためのエネルギーの消費が1段階の凝縮化に比べて減少する。前記2段階の凝縮を適用する時、両凝縮器の凝縮物はC3脱去器を通過し、プロペンオキサイドの沸点よりもさらに低い沸点を有する成分を除去し、これにより前記脱去器からのガスストリームは、2次凝縮器内で部分的に凝縮され、前記凝縮物はC3脱去器へ再循環される。
次いで、少なくとも部分的にプレ蒸発器からの塔頂生成物を凝縮し、任意でC3脱去器内でこれを脱去して得られた凝縮物を、前述した本発明による抽出蒸留を行って100wppm未満のメタノール及び100wppm未満のアセトアルデヒドを含む精製されたプロペンオキサイドを得る。抽出蒸留塔の底からメタノール及び抽出溶媒を含む塔底生成物を得る。
前記抽出溶媒は、好ましくは、水、プロピレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシ−1−プロパノール、またはこれらの混合物から選択される。抽出溶媒としては水が特に好ましい。非置換のNH基を含む化合物は、好ましくは、ヒドラジン、ヒドラジン−水和物、メチルヒドラジン、N,N−ジメチルヒドラジン及びヒドロキシルアミンだけでなく、これらの塩、例えば、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジンまたは硫酸ヒドロキシルアミンから選択される。ヒドラジンが特に好ましい。
最も好ましい具現例において、前記凝縮物は、C3脱去器内で脱去され、15〜75重量%のプロペンオキサイド、25〜85重量%のメタノール、0〜8重量%の水、200wppm超過のアセトアルデヒド、及び必須的には、0のプロペンまたはプロパンを含むC3脱去器からの塔底生成物を抽出溶媒として0.5〜5重量%のヒドラジンを含むヒドラジン水溶液を用いて、本発明に従って抽出蒸留する。100wppmのメタノール及び100wppmのアセトアルデヒドを含む精製プロペンオキサイドを蒸留塔の塔頂から除去する。
メタノール及び水を含むプレ蒸発器の塔底生成物の一部以上及び好ましくは全部をエポキシド化により再循環させる。好ましくは、前記プレ蒸発器の塔底生成物内に含まれた水の一部以上を、再循環ストリームがエポキシド化ステップに供給される前に除去する。
好ましくは、前記プレ蒸発器の塔底生成物を蒸留することにより、メタノールを含む塔頂生成物及び水、高い沸点の副産物及び未反応の過酸化水素を含む塔底生成物に分離する。前記蒸留ステップから得られた塔頂生成物の一部以上、好ましくは全部をプロペン酸化反応ステップへ再循環させる。前記蒸留ステップは、好ましくは加圧下で行われ、前記圧力は、メタノールを含む塔頂生成物の温度が、前記プレ蒸発器及びC3脱去器それぞれにおける底の温度よりもさらに高くなるように選択する。本発明の具現例において、前記蒸留段内の塔頂生成物の凝縮熱が、前記プレ蒸発器及び脱去器を加熱するのに用いられることができ、ワークアップ過程のエネルギー要求が顕著に減少する。
前記エポキシド化工程の好ましい具現例において、前記プレ蒸発器からの塔底生成物は、抽出蒸留からの塔底生成物と混合し、前記混合されたストリームにより触媒水素化反応ステップを行う。前記結果生成物の一部以上、好ましくは全部をエポキシド化ステップへ再循環させる。好ましくは、前記水素化生成物に含まれた水の一部以上を、再循環ストリームがエポキシド化ステップに供給される前に除去する。
最も好ましい具現例において、0.5〜5重量%のヒドラジンを含むヒドラジン水溶液が抽出溶媒として用いられ、前記プレ蒸発器からの底生成物を抽出蒸留からの塔底生成物と混合し、前記混合されたストリームにより触媒水素化ステップを行う。次いで、前記水素化されたストリームが、蒸留を通じて水及び高い沸点の副産物を含む塔底生成物及びメタノールを含む塔頂生成物に蒸留させる。前記塔頂生成物をプロペンエポキシド化反応ステップへ再循環させる。
前記触媒水素化反応は、好ましくは0.5〜30MPaの水素部分圧において不均一触媒の水素化反応として行われる。80〜150℃、好ましくは100〜180℃の温度、及び1〜25MPaの水素部分圧において前記水素化反応を行うことが特に好ましい。
適切な水素化反応触媒は、Ru、Rh、Pd、Pt、Ag、Ir、Fe、Cu、Ni及びCoからなる群より選択された少なくとも1つの金属を含む支持触媒から選択される。または、前述された少なくとも1つにより任意でドーピングされたラネーニッケル(Raney Nickel)及びラネーコバルト(Raney Cobalt)の両者が用いられ得る。前記触媒支持体は、好ましくは活性炭素、及びSiO、TiO、ZrO及びAlから選択された金属オキサイド類、Si、Al、Ti及びZrの少なくとも2つ以上を含む混合オキサイド類及びこれらの混合物から選択される。
前記水素化は、連続式またはバッチ式で、即ち懸濁化方法または固定層方法により行われる。散水層反応器を用いることが特に好ましい。ここで用いられる固定層触媒は、好ましくは0.5〜5mm、特に1〜3mmの直径を有し、かつ1〜10mmの長さを有するペレットである。貴金属の含量は、通常の範囲、好ましくは0.5〜5重量%の範囲にある。
前記エポキシド化工程のさらなる具現例において、C3脱去器からの塔底生成物をアルカリ性水溶液と混合し、前記混合物を抽出蒸留塔に供給するに先立って、20〜100℃の温度において1〜200分間反応させる。前記アルカリ性水溶液は、好ましくは0.1〜2重量%の水酸化ナトリウムを含む水酸化ナトリウム水溶液である。好ましくは前記水酸化ナトリウムの量は、C3脱去器の底内に含まれているギ酸メチルの量に対して水酸化ナトリウムのモル比が1.1〜4の範囲で示されるように選択される。
本発明の長所は、下記の実施例を通じて明白に理解できる。
実施例1:
52.7重量%のプロペンオキサイド、44.3重量%のメタノール、2.2重量%の水、1500wppmのアセトアルデヒド及び430wppmのギ酸メチルを含む粗製プロペンオキサイドを連続式に操作される抽出蒸留を行った。前記抽出蒸留は、1.8バールの絶対圧力で操作される80個の理論段の分離効率を有する構造充電を有する塔内で行われ、前記還流比2.1241g/hの粗製プロペンオキサイドのステップ20(底から計算する)に供給した。同時に、1.5重量%のヒドラジン水溶液207g/hをステップ40(底から計算する)に供給した。前記塔頂において99.92重量%のプロペンオキサイド、36wppmのメタノール、70wppmの水、20wppm未満のアセトアルデヒド及び390wppmのギ酸メチルを含む精製されたプロペンオキサイド658g/hを回収した。
実施例2:
実施例1を下記点で異ならせて繰り返した: 51.3重量%のプロペンオキサイド、46.1重量%のメタノール、2.0重量%の水、1200wppmのアセトアルデヒド及び280wppmのギ酸メチルを含む粗製プロペンオキサイド1301g/hを、0.5重量%の水性水酸化ナトリウム80g/hと混合し、抽出塔に供給するに先だって、管型反応器内において60℃の温度で30分間反応させた。ヒドラジン水溶液を100g/hの減少した速度で供給した。前記塔頂において99.98重量%のプロペンオキサイド、33wppmのメタノール、50wppmの水、8wppmのアセトアルデヒド及び52wppmのギ酸メチルを含む精製されたプロペンオキサイド666g/hを回収した。

Claims (15)

  1. 連続的に操作される抽出蒸留によるメタノール及びアセトアルデヒドを含有する粗製プロペンオキサイドの精製方法であって、ここで、
    (i)粗製プロペンオキサイドの供給地点上の地点において、プロペンオキサイドの揮発性に対してメタノールの揮発性を低めるのに有効な量で、水、プロピレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシ−1−プロパノール及びこれらの混合物から選択される抽出溶媒を蒸留塔に供給し、
    (ii)ヒドラジン、ヒドラジン水和物及びヒドラジニウム塩から選択される直接窒素または酸素原子に結合された非置換のNH基を含む化合物又はその塩を粗製プロペンオキサイドの供給地点上の地点において蒸留塔に供給するか、または蒸留塔への粗製プロペンオキサイド供給物と混合し、
    (iii)抽出溶媒及び前記非置換のNH基を含む化合物又はその塩の供給地点上の地点において、蒸留塔から100wppm未満のメタノール及び100wppm未満のアセトアルデヒドを含む精製プロペンオキサイドを回収する方法。
  2. 粗製プロペンオキサイドが1重量%超過のメタノール及び200wppm超過のアセトアルデヒドを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 精製プロペンオキサイドが50wppm未満のメタノール及び50wppm未満のアセトアルデヒドを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 精製プロペンオキサイドを塔頂上から回収する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  5. 抽出溶媒及び前記非置換のNH基を含む化合物又はその塩の混合物を蒸留塔に供給する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  6. 混合物が0.5〜5重量%のヒドラジンを含むヒドラジン水溶液である、請求項に記載の方法。
  7. アセトアルデヒドに対する前記非置換のNH基を含む化合物又はその塩のモル比が0.5〜2の範囲にある、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  8. 粗製プロペンオキサイド供給物内に含有されたメタノールの量に対する抽出溶媒供給物の質量比が0.1〜10の範囲内にある、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  9. 不純物としてギ酸メチルを含有する粗製プロペンオキサイドをアルカリ性水溶液と混合し、前記混合物を抽出蒸留に供給するに先立って、20〜100℃の温度で1〜200分間反応させる、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  10. アルカリ性水溶液が、0.1〜2重量%の水性水酸化ナトリウムである、請求項に記載の方法。
  11. 粗製プロペンオキサイド供給物内に含まれたギ酸メチルの量に対するアルカリ性水溶液に導入された水酸化イオンのモル比が、1.1〜4の範囲内にある、請求項または10に記載の方法。
  12. 混合物を管型反応器内において反応させる、請求項に記載の方法。
  13. 精製プロペンオキサイドが、50wppm未満のメタノール、50wppm未満のアセトアルデヒド及び100ppm未満のギ酸メチルを含む、請求項に記載の方法。
  14. プロペンの触媒エポキシド化方法であって、
    a)反応ステップにおいて、プロペンをチタニウムシリカライト触媒の存在下にメタノール内の水性過酸化水素と反応させ、
    b)前記反応ステップからの生成物ストリームを圧力放出ステップに任意で通過させ、
    c)次いで、前記生成物ストリームを20個未満の理論分離段を有するプレ蒸発器内においてプロペン、プロペンオキサイド及びメタノールを含む塔頂生成物、及びメタノール乃至水を含む塔底生成物に分離し、前記生成物ストリームに導入されたメタノールの全重量の20〜60%を塔頂生成物と共に除去し、残留物は塔底生成物内に残し、
    d)前記c)ステップからの塔頂生成物は少なくとも部分的に凝縮され、任意で存在するプロペン及び任意のプロパンを脱去することにより、プロペンオキサイド、1重量%超過のメタノール及び200wppm超過のアセトアルデヒドを含む凝縮物が得られ、
    e)前記d)ステップからの凝縮物を請求項1乃至13のいずれか一項に記載の方法に従って抽出蒸留させ、これによりメタノール及び抽出溶媒を含む塔底生成物が得られ、
    f)前記c)ステップからの塔底生成物の全部または一部を任意で水を一部除去した後に、前記反応a)ステップに再循環させる方法。
  15. c)ステップからの塔底生成物及びe)ステップからの塔底生成物を混合し、前記混合された生成物を触媒水素化反応を行い、その結果生じた生成物の全部または一部を任意で水を部分的に除去した後に、前記反応a)ステップに再循環させる、請求項14に記載の方法。
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