JP4704845B2 - 管接続部の管接続構造、配線ボックス及び管継手 - Google Patents

管接続部の管接続構造、配線ボックス及び管継手 Download PDF

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本発明は、管径の異なる波付管を接続可能とする管接続部の管接続構造、配線ボックス及び管継手に関する。
一般に、配線ボックスの壁部には、波付管を接続可能とする管接続部が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の配線ボックス(電気接続箱)において、その壁部には管接続部としての筒部が設けられている。この筒部の内周面には環状をなす突部が3箇所に形成され、各突部によって筒部に管径の異なる3種類の波付管を接続することが可能となっている。
各突部は、それぞれ弾性変形不能であり、3つの突部は、筒部の軸線方向に沿って等間隔おきに設けられている。また、3つの突部は、筒部の基端側に形成された突部から先端側に形成された突部に向かうに従い、筒部内への突出量が小さくなっている。そして、管径の異なる3種類の波付管のうち、最も径の大きい波付管を筒部に接続するには、波付管の凹部に、筒部の先端側にある突部を係合させる。
また、最も径の小さい波付管を筒部に接続するには、波付管の凹部に、筒部の基端側にある突部を係合させる。さらに、前記最も径の大きい波付管より小径であり、最も径の小さい波付管より大径の波付管を筒部に接続するには、波付管の凹部に、筒部の先端側と基端側の間にある突部を係合させる。すると、管径の異なる3種類の波付管を、別々の突部、すなわち、別々の接続方法によって筒部に接続することができる。
特開2000−299909号公報
ところが、特許文献1に開示された配線ボックスの筒部は、該筒部の軸方向に沿って分割された下部被覆部材と上部被覆部材とを組み付けて構成されている。そして、筒部に各径の波付管を接続するには、筒部を、上部被覆部材と下部被覆部材とに分割した状態とし、一方の被覆部材に波付管を支持させた後、両被覆部材を波付管を挟み込むようにして組み付けなければならない。したがって、特許文献1に開示された筒部への波付管の接続作業は非常に面倒であるという問題があった。
本発明は、管径の異なる波付管を波付管毎に異なる接続方法で接続することができるとともに、その接続作業を容易に行うことができる管接続部の管接続構造、配線ボックス及び管継手を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部の管接続構造であって、前記管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部内への波付管の挿入方向奥側に前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径の波付管の凹条に係止する係止突部を備えるとともに、該挿通孔には小径の波付管の撓み変形を許容する許容領域を連通して形成し、前記管挿入部において、前記係止爪よりも挿入方向奥側には前記大径の波付管の端部が当接する当接部を設け、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて小径の波付管を管接続部に接続可能とすることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部の管接続構造であって、前記管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部内への波付管の挿入方向奥側に前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径の波付管の凹条に係止する係止突部を備え、該係止突部は、少なくとも2つが対向する位置に形成され、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて前記対向する2つの係止突部のうち一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させた後、他方の係止突部に前記凹条を係止させて小径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記管挿入部において、前記挿通孔よりも管挿入部への波付管の挿入方向手前側には、前記一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させる際の小径の波付管の管挿入部の軸方向に対する傾斜を許容する傾斜許容空間が設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部の管接続構造であって、前記管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部内への波付管の挿入方向奥側に前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径の波付管の凹条に係止する係止突部を備え、前記係止爪は、前記管接続部に接続された小径の電線管の外周面よりも外側に配設され、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて小径の波付管を管接続部に接続可能とすることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の管接続部の管接続構造において、前記係止突部は、前記管挿入部への波付管の挿入方向へ弾性変形可能に形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の管接続部の管接続構造において、前記挿通孔は前記当接部に穿設されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部を備えるとともに、少なくとも一面に開口を有する配線ボックスであって、該配線ボックスを構成する壁部に前記管接続部が設けられ、該管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部への波付管の挿入方向奥側にある前記壁部には、前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径をなす波付管の凹条に係止する係止突部を備え、該係止突部は、少なくとも2つが対向する位置に形成され、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて前記対向する2つの係止突部のうち一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させた後、他方の係止突部に前記凹条を係止させて小径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記管挿入部において、前記挿通孔よりも管挿入部への波付管の挿入方向手前側には、前記一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させる際の小径の波付管の管挿入部の軸方向に対する傾斜を許容する傾斜許容空間が設けられていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部を備えるとともに、少なくとも一面に開口を有する配線ボックスであって、該配線ボックスを構成する壁部に前記管接続部が設けられ、該管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部への波付管の挿入方向奥側にある前記壁部には、前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径をなす波付管の凹条に係止する係止突部を備え、該係止突部は、少なくとも2つが対向する位置に形成され、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて前記対向する2つの係止突部のうち一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させた後、他方の係止突部に前記凹条を係止させて小径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記管挿入部において、前記挿通孔よりも管挿入部への波付管の挿入方向手前側には、前記一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させる際の小径の波付管の管挿入部の軸方向に対する傾斜を許容する傾斜許容空間が設けられていることを要旨とする。
請求項に記載の管継手は、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の管接続部を少なくとも一端に備えたことを要旨とする。
本発明によれば、管径の異なる波付管を波付管毎に異なる接続方法で接続することができるとともに、その接続作業を容易に行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を管接続部の管接続構造を備えた配線ボックスに具体化した第1の実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
なお、以下の説明において配線ボックスの「上」「下」「前」「後」「左」「右」は、図1に示す矢印Y1の方向を上下方向とし、矢印Y2の方向を前後方向とし、矢印Y3の方向を左右方向とする。
まず、合成樹脂製の配線ボックスに接続される波付管について説明する。図1に示すように、波付管10は合成樹脂材料により可撓性を有するパイプ状に形成されている。そして、波付管10はその外周面に周方向に突出する同一径のリング状をなす突条10aと、同一径のリング状をなす凹条10bとが、波付管10の軸方向たる中心軸L方向に沿って繰り返し連続形成されて凹凸状に形成されている。
次に、前記配線ボックス11について説明する。配線ボックス11は、一面(前面)に開口を有する四角箱状をなし、配線ボックス11内にスイッチ等の配線器具(図示せず)を収容して使用されるものである。図1及び図2に示すように、配線ボックス11は、矩形板状をなす壁部としての底壁12と、その底壁12の四側周縁から立設された壁部としての四側壁12a〜12dとから四角箱状に形成されている。配線ボックス11の開口を前面にした状態において、上下に対向する一対の側壁のうち上側の側壁を上側壁12aとし下側の側壁を下側壁12bとする。
また、配線ボックス11の開口を前面にした状態において、左右に対向する一対の側壁のうち左側の側壁を左側壁12cとし右側の側壁を右側壁12dとする。そして、前記底壁12、上側壁12a、下側壁12b、左側壁12c及び右側壁12dは配線ボックス11の壁部を構成し、該壁部によって配線ボックス11が四角箱状に構成されている。前記左側壁12cの外面には、一定の厚みを有し、配線ボックス11を柱16に固定する際に該柱16に当接される当接座部14が外方へ突出形成されている。
次に、配線ボックス11の壁部たる上側壁12a及び下側壁12bに設けられた管接続部20の管接続構造について説明する。
図3に示すように、前記上側壁12a及び下側壁12bには、4つの挿通孔18が上側壁12a及び下側壁12bを貫通して穿設されている(図3では上側壁12aの挿通孔18のみ図示)。各挿通孔18は、前記管接続部20に接続された波付管10内の配線・配管材(例えば、ケーブル)が挿通可能であり、前記配線・配管材を配線ボックス11内に引き込むために設けられている。
各挿通孔18は楕円孔状をなし、各挿通孔18は配線ボックス11の深さ方向(前後方向)に沿って短軸が延び、配線ボックス11にて前記深さ方向に直行する方向(左右方向)に沿って長軸が延びるように形成されている。各挿通孔18の内周面(内面)であって、前記短軸方向に対向する位置には係止突部18a(2つ)が形成されている。各係止突部18aは、それぞれ挿通孔18の中心(内方)へ向けて突出し、各係止突部18aにおける挿通孔18の内方側の縁部は円弧状に形成されている。また、各係止突部18aは、容易に撓み変形しないようになっている。
図4(a)及び(b)に示すように、各挿通孔18には、前記一対の係止突部18aを波付管10の凹条10bに係止させることで波付管10を挿通孔18に接続することが可能となっている。なお、係止突部18aによって挿通孔18に接続可能な波付管10を小径の波付管10とし、以下、小径波付管10Aと記載する。そして、各挿通孔18及び係止突部18aは管接続部20の管接続構造を構成し、係止突部18aは管接続部20に小径波付管10Aを接続可能とする接続方法を構成している。
各挿通孔18において、前記長軸方向両側には、小径波付管10Aを挿通孔18に接続する際、小径波付管10Aの端部の撓み変形を許容する許容領域Rが設けられている。この許容領域Rは、係止突部18aによって小径波付管10Aが挿通孔18に接続された状態において、該小径波付管10Aよりも前記長軸方向両側に形成された領域のことであり、挿通孔18に連通している。
図1〜図3に示すように、上側壁12a及び下側壁12bの外面には、4つの管挿入部30が、それぞれ1つの挿通孔18を取り囲むようにして形成されている。図3に示すように、各管挿入部30の先端には、管挿入部30内に波付管10を挿入可能とする円孔状をなす管挿入口31aが設けられている。そして、各管挿入部30内には、前記管挿入口31aから管挿入部30の軸方向たる中心軸M(図6参照)方向に沿って波付管10を挿入することができるようになっている。
また、図5(a)及び(b)に示すように、各管挿入部30(管挿入口31a)の内径は、前記小径波付管10Aよりも大径をなす波付管10の外径(突条10aの外径)よりわずかに小さく形成されている。なお、前記小径波付管10Aよりも大径の波付管10を、以下、大径波付管10Bと記載する。そして、管挿入部30に大径波付管10Bが挿入された状態では、管挿入部30によって大径波付管10Bが外周側から保持されるようになっている。
各管挿入部30において、配線ボックス11の深さ方向に相対向する位置にはそれぞれ係止爪35が形成されている。各係止爪35はそれぞれ弾性変形可能に形成されている。また、各係止爪35は、先端部が管挿入部30の内側に突出するように管挿入部30から該管挿入部30内へ傾斜形成されている。そして、図4(b)に示すように、前記係止突部18aにより、管接続部20に小径波付管10Aが接続されたとき、係止爪35は小径波付管10Aよりも外側に配設されている。
図5(a)及び(b)に示すように、各管挿入部30に大径波付管10Bが挿入されたとき、大径波付管10Bの凹条10bに係止爪35の先端部が係止するようになっている。すなわち、係止爪35は管接続部20の管接続構造を構成し、係止爪35は管接続部20に大径波付管10Bを接続可能とする接続方法を構成している。
図3に示すように、各管挿入部30は上側壁12a及び下側壁12bにて対応する挿通孔18よりも外周側から立設されており、各管挿入部30の内径は、前記挿通孔18の長軸方向への長さ及び短軸方向への長さよりも大きく形成されている。このため、管挿入部30内であって、上側壁12a及び下側壁12bの各挿通孔18の外周側には、各管挿入部30に挿入された大径波付管10Bの中心軸L方向への端部が当接する当接部34が構成されている。すなわち、挿通孔18よりも管挿入部30への波付管10の挿入方向手前側であり前記係止爪35よりも挿入方向奥側となる上側壁12a及び下側壁12bは、大径波付管10Bの中心軸L方向への端部が当接する当接部34を構成している。
また、図4(a)及び(b)に示すように、各管挿入部30において、挿通孔18よりも管挿入部30への波付管10の挿入方向手前側は、挿通孔18よりも大径に形成されている。管挿入部30が挿通孔18よりも大径に形成されることで、小径波付管10Aを係止突部18aによって挿通孔18に接続する際の管挿入部30内での小径波付管10Aの傾斜を許容している。すなわち、管接続部20に小径波付管10Aが接続されたとき、該小径波付管10Aの外周面と、管挿入部30の内周面との間には間隙が形成されるようになっている。この間隙は、小径波付管10Aを係止突部18aによって管接続部20に接続する際に、小径波付管10Aの傾斜を許容する傾斜許容空間Sを構成している。
そして、本実施形態の管接続部20の管接続構造は、管挿入部30を備えており、さらに、各管挿入部30に挿通孔18及び係止突部18aと、係止爪35を備えている。このため、管接続部20の管接続構造によれば、係止突部18aによって管接続部20に小径波付管10Aを接続可能とし、係止爪35によって管接続部20に大径波付管10Bを接続可能とする。すなわち、管接続部20の管接続構造は、管径の異なる小径波付管10Aと大径波付管10Bとを別々の接続方法で接続可能に構成されている。
さて、管接続部20に小径波付管10Aを接続し、小径波付管10Aを配線ボックス11に接続するには、まず、小径波付管10Aの中心軸L方向の端部を管挿入部30の管挿入口31aから管挿入部30内に挿入する。次に、図6に示すように、小径波付管10Aの中心軸L方向への端部にて最も端部側の凹条10bに、挿通孔18の一対の係止突部18aのうちの一方の係止突部18aを係止させる。このとき、管挿入部30は、挿通孔18、及び小径波付管10Aの外径より大径であり、管挿入部30内には傾斜許容空間Sが設けられている。このため、小径波付管10Aの凹条10bに一方の係止突部18aを係止させる際に、管挿入部30内では小径波付管10Aをその中心軸L方向が管挿入部30の中心軸M方向に対して傾斜させることが可能となる。
そして、小径波付管10Aの中心軸L方向が、管挿入部30の中心軸M方向と一致するように、一方の係止突部18aを支点として小径波付管10Aを傾動させる。図7に示すように、小径波付管10Aの中心軸L方向の端部の突条10aが他方の係止突部18aを乗り越える際、小径波付管10Aの中心軸L方向の端部は、挿通孔18の長軸方向へ撓み変形する。このとき、挿通孔18にて長軸方向両側に許容領域Rが設けられているため、小径波付管10Aの中心軸L方向の端部の撓み変形が許容され、突条10aを他方の係止突部18aを乗り越えさせることができる。
また、小径波付管10Aを傾動させるとき、他方の係止突部18aは撓み変形せず、突条10aが他方の係止突部18aを乗り越える。すると、図4(a)及び(b)に示すように、他方の係止突部18aは凹条10bに係止され、一対の係止突部18aが凹条10bに係止される。その結果として、小径波付管10Aが挿通孔18に抜け止めされ、管接続部20に接続されるとともに、管接続部20を介して小径波付管10Aが配線ボックス11に接続される。この小径波付管10Aの接続状態において、小径波付管10Aは管挿入部30によって外周側が取り囲まれている。
一方、大径波付管10Bを配線ボックス11に接続するには、大径波付管10Bの中心軸L方向の端部を管挿入部30の管挿入口31aから管挿入部30内に挿入し、大径波付管10Bの中心軸L方向の端部が当接部34に当接するまで大径波付管10Bを差し込む。すると、図5(a)及び(b)に示すように、係止爪35が大径波付管10Bによって外方へ変形して大径波付管10Bの管挿入口31aへの差し込みが許容される。また、外方へ変形した係止爪35の原形状への復帰によって、各係止爪35は凹条10b内に入り込み、大径波付管10Bが管挿入部30に抜け止めされる。
また、このとき、係止爪35は大径波付管10Bにより内側から押し広げられるため、係止爪35が大径波付管10Bの外周面に圧接して大径波付管10Bが管挿入部30に保持される。その結果として、大径波付管10Bが管挿入部30に抜け止めされ、管接続部20に接続されるとともに、管接続部20を介して大径波付管10Bが配線ボックス11に接続される。すなわち、管接続部20の管接続構造によって、管径の異なる小径波付管10Aと大径波付管10Bとが個別に配線ボックス11に接続される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)配線ボックス11の管接続部20の管接続構造は、波付管10を挿入可能な管挿入部30を備え、管接続部20は係止突部18aが形成された挿通孔18を備えるとともに、管挿入部30に形成された係止爪35とを備えている。そして、管挿入口31aから管挿入部30に小径波付管10A又は大径波付管10Bを挿入すると、係止突部18a(接続方法)によって小径波付管10Aを管接続部20に接続することができ、係止爪35(接続方法)によって大径波付管10Bを管接続部20に接続することができる。すなわち、管接続部20には、小径波付管10Aと大径波付管10Bとをそれぞれ別々の接続方法によって接続することができる。したがって、1つの接続方法、例えば、係止爪35のみで小径波付管10Aと大径波付管10Bを管接続部20に接続可能とすることに起因する不具合(係止爪35基端部の白化、折れ等)が発生することを防止することができる。
また、管接続部20の管接続構造は、管挿入部30を備え、該管挿入部30の管挿入口31aから管挿入部30内へ小径波付管10A又は大径波付管10Bを挿入することで該小径波付管10A又は大径波付管10Bを管接続部20に接続することができる。したがって、例えば、管接続部20が一対の分割体(背景技術では上部被覆部材と下部被覆部材)を組み付けて構成された場合のように、一対の分割体を分割したり、組み付けたりする作業を必要とせず、小径波付管10A又は大径波付管10Bの管接続部20への接続作業を容易に行うことができる。
(2)管接続部20の管挿入部30内において、挿通孔18の外周側には当接部34が設けられている。このため、管挿入部30に大径波付管10Bを挿入したとき、大径波付管10Bの中心軸L方向への端部を当接部34に当接させることができ、大径波付管10Bが挿通孔18内を通過して配線ボックス11内へ入り込むことを防止することができる。その結果として、配線ボックス11内へ入り込んだ大径波付管10Bが、配線器具を配線ボックス11内に収容する際の障害となることを無くすために、配線ボックス11内の大径波付管10Bを切断する必要が生じることを無くすことができる。
(3)挿通孔18には、許容領域Rが連通している。このため、小径波付管10Aを挿通孔18に接続する際に、小径波付管10Aの突条10aが係止突部18aを乗り越えるための撓み変形が許容領域Rで許容される。したがって、例えば、挿通孔18が小径波付管10Aの外径と同径に形成され、許容領域Rが形成されていない場合に比して小径波付管10Aの凹条10bに係止突部18aを係止させる作業、ひいては、小径波付管10Aの管接続部20への接続作業を容易に行うことができる。
(4)係止突部18aは、挿通孔18の内周面の相対向する位置に2つ形成されている。このため、例えば、係止突部18aが3つ以上形成されている場合に比して、小径波付管10Aの凹条10bに係止突部18aを係止させやすくすることができ、小径波付管10Aの接続作業を行いやすくすることができる。
(5)管挿入部30において、挿通孔18よりも小径波付管10Aの挿入方向手前側は、挿通孔18より大径に形成され、管挿入部30内に傾斜許容空間Sが設けられている。このため、小径波付管10Aの凹条10bに一方の係止突部18aを係止させるために小径波付管10Aをその中心軸Lが管挿入部30の中心軸M方向に対して傾斜するように傾斜させることができる。その結果として、係止突部18aに小径波付管10Aの凹条10bを係止させることができ、小径波付管10Aを挿通孔18に接続する作業を可能とすることができる。
(6)係止突部18aを小径波付管10Aの凹条10bに係止させ、小径波付管10Aを管接続部20に接続した状態では、小径波付管10Aは管挿入部30により取り囲まれている。このため、例えば、小径波付管10Aを傾ける力が小径波付管10Aに作用したとき、小径波付管10Aの外周面に管挿入部30が当接して、小径波付管10Aが大きく傾くことが防止される。
(7)係止突部18aにより、管接続部20に小径波付管10Aが接続されたとき、係止爪35は小径波付管10Aよりも外側に配設されている。このため、小径波付管10Aを管挿入部30内に挿入する際に、係止爪35が障害となりにくくすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の管接続部の管接続構造を備えた管継手に具体化した第2の実施形態を図8〜図10にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の管接続部を継手に設けたのみの構成であるため、同様の部分についてはその重複する説明を省略する。
図8〜図10に示すように、波付管10同士を接続する管継手40は、円筒状に形成され、管継手40の中心軸N(図9参照)方向の両側に管接続部50を備えている。管継手40において、該管継手40の中心軸N方向両側には、円筒状をなす管挿入部51が設けられている。そして、管継手40の中心軸N方向の両端であり、各管挿入部51の先端に管挿入口51aが設けられている。なお、各管挿入部51の中心軸は、管継手40の中心軸Nと同軸上にあるため、管挿入部51の中心軸方向は管継手40の中心軸N方向と同じとする。
また、図9及び図10に示すように、管継手40の中心軸N方向の中央部には、管挿入部51内に挿入された大径波付管10Bの中心軸L方向の端部が当接する当接部52が2箇所設けられている。各当接部52は、管継手40の内周面に沿って環状に延びるように管継手40の内方へ突出している。各当接部52には楕円孔状をなす挿通孔53が形成されている。この挿通孔53は第1の実施形態の挿通孔18と同形状に形成され、挿通孔53に連通して許容領域(図示せず)が設けられている。
挿通孔53の内周面にて、挿通孔53の短軸方向に対向する位置には係止突部53aが突出形成されている。また、各管挿入部51には、第1の実施形態の係止爪35と同じ構成の係止爪55が設けられている。そして、各管挿入部51において、当接部52は、波付管10の管挿入部51内への挿入方向における挿通孔53より手前側であり前記係止爪55よりも奥側に設けられている。
図9に示すように、各管挿入部51において、挿通孔53よりも管挿入部51への波付管10の挿入方向手前側は、挿通孔53よりも大径に形成されている。管挿入部51が挿通孔53よりも大径に形成されることで、小径波付管10Aを係止突部53aによって管接続部50に接続する際に、小径波付管10Aの管挿入部51内での傾斜を許容している。すなわち、挿通孔53に小径波付管10Aが接続されたとき、該小径波付管10Aの外周面と、管挿入部51の内周面との間には間隙が形成されるようになっている。この間隙は、小径波付管10Aを係止突部53aによって挿通孔53に接続する際に、小径波付管10Aの傾斜を許容する傾斜許容空間Sを構成している。
そして、管継手40は、中心軸N方向の両端に管接続部50を備え、各管接続部50は、管接続構造として係止突部53aが形成された挿通孔53を備えるとともに、係止爪55を備えている。したがって、上記管継手40においては、管接続部50の管接続構造によって、図9に示すように、係止突部53aによって管接続部50に小径波付管10Aを接続することができ、図10に示すように、係止爪55によって大径波付管10Bを管接続部50に接続することができる。
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の(1)〜(7)と同様の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(8)管継手40の各管接続部50の管接続構造によって、各管接続部50には、管径の異なる小径波付管10Aと大径波付管10Bを接続することができる。したがって、管継手40によって、小径波付管10A同士、大径波付管10B同士、又は小径波付管10Aと大径波付管10Bとを接続することができる。すなわち、管継手40によって波付管10同士の接続パターンを3種類とすることができる。
なお、各実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 第2の実施形態において、管継手40を、その中心軸N方向の一端側に管接続部50を設けて管径の異なる波付管10を接続可能とし、他端側に管接続部50以外の構成を設けて1種類の波付管10のみを接続可能としてもよい。
・ 図11に示すように、管接続部の管接続構造を、例えば、コンクリート壁内に埋設されるカバー部材62に適用してもよい。このカバー部材62は、カバー本体63に、管挿入口67aを有する管挿入部67が一体形成されている。また、カバー部材62は、前記管挿入部67内に、係止突部65aが形成された挿通孔65を備えるとともに、管挿入部67に形成された係止爪66を備えている。さらに、管挿入部67内に当接部69を備えている。そして、カバー部材62は、カバー本体63に管接続部68を備えている。
・ また、管接続部の管接続構造を、配線ボックスの壁部に接続されるコネクタに適用してもよい。このコネクタは、円筒状の管挿入部と、コネクタを配線ボックスの壁部に取り付ける取付部とを備えている。そして、コネクタは、管挿入部に係止突部が形成された挿通孔を備えるとともに、係止爪を備え、コネクタは取付部に管接続部を備えている。
・ 各実施形態において、係止突部18a,53a,65aは挿通孔18,53,65の内周面に3つ以上形成してもよい。
・ 各実施形態において、2つの係止突部18a,53a,65aは対向していなくてもよい。
・ 第1の実施形態において、当接部34は上側壁12a及び下側壁12bではなく、挿通孔18よりも波付管10の挿入方向手前側であって係止爪35よりも挿入方向奥側となる管挿入部30の内側に設けられていてもよい。また、第2の実施形態において、当接部52は、挿通孔53よりも波付管10の挿入方向手前側であって係止爪55よりも挿入方向奥側となる管継手40内に設けられていてもよい。
・ 第1の実施形態において、管接続部20の管挿入部30は2つが連設されず、各挿通孔18に対応して管挿入部30が1つずつ個別に上側壁12a及び下側壁12bに形成されていてもよい。
・ 第1の実施形態において、配線ボックス11は、上側壁12a及び下側壁12bに挿通孔18が2つ穿設されているとともに、各挿通孔18に対応して管挿入部30が2つ形成されて、上側壁12a及び下側壁12bに管接続部20を2つずつ備えたタイプであってもよい。
・ 各実施形態において、係止突部18a,53a,65aは、管挿入部30,51,67への波付管10の挿入方向へ弾性変形可能に形成されていてもよい。
・ 各実施形態において、係止爪35,55,66は管挿入部30,51,67に1つだけ形成されていてもよく、3つ以上形成されていてもよい。
・ 各実施形態において、係止爪35,55,66を、大径波付管10Bよりも小径であり、小径波付管10Aより大径をなす波付管10の凹条10bに係止可能としてもよい。このように構成した場合、管接続部20,50,68には管径の異なる3種類の波付管10を接続することができる。
・ 管接続部の管接続構造を備えた配線ボックスは、第1の実施形態のように箱状をなすものに限らず、底壁のない枠状(例えば四角枠状)をなすものでもよい。この枠状をなす配線ボックスは、該配線ボックスを形成する側壁(例えば四側壁)よりなる壁部によって前後両面に開口が囲み形成されている。そして、前記壁部に管接続部が設けられている。
・ 管接続部の管接続構造を備えた配線ボックスとして、第1の実施形態のように配線器具を内部に収容せず、波付管10を1本だけ又は複数本接続して使用されるタイプに具体化してもよい。
・ 第1の実施形態において、管接続部20を、上側壁12a及び下側壁12bではなく、壁部としての底壁12に設けてもよい。
・ 第1の実施形態において、管挿入部30は円筒状でなく、配線ボックス11の前面又は後面に向かって開放する平面視C型状に形成されていてもよい。
第1の実施形態の配線ボックスを示す斜視図。 配線ボックスを示す正面図。 配線ボックスを示す平面図。 (a)は管接続部に小径の波付管を接続した状態を示す部分平面図、(b)は管接続部に小径の波付管を接続した状態を示す部分断面図。 (a)は管接続部に大径の波付管を接続した状態を示す部分平面図、(b)は管接続部に大径の波付管を接続した状態を示す部分断面図。 管接続部に小径の波付管を接続する状態を示す部分断面図。 管接続部に小径の波付管を接続する状態を示す部分平面図。 第2の実施形態の管継手を示す斜視図。 管接続部に小径の波付管を接続した状態を示す断面図。 管接続部に大径の波付管を接続した状態を示す断面図。 別例のカバー部材を示す断面図。
符号の説明
R…許容領域、S…傾斜許容空間、10…波付管、10a…突条、10b…凹条、10A…小径の波付管としての小径波付管、10B…大径の波付管としての大径波付管、11…配線ボックス、12…壁部を構成する底壁、12a…当接部及び壁部を構成する上側壁、12b…当接部及び壁部を構成する下側壁、12c…壁部を構成する左側壁、12d…壁部を構成する右側壁、18,53,65…挿通孔、18a,53a,65a…係止突部、20,50,68…管接続部、30,51,67…管挿入部、31a,51a,67a…管挿入口、34,52,69…当接部、35,55,66…係止爪、40…管継手。

Claims (8)

  1. 波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部の管接続構造であって、
    前記管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、
    さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部内への波付管の挿入方向奥側に前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径の波付管の凹条に係止する係止突部を備えるとともに、該挿通孔には小径の波付管の撓み変形を許容する許容領域を連通して形成し、前記管挿入部において、前記係止爪よりも挿入方向奥側には前記大径の波付管の端部が当接する当接部を設け、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて小径の波付管を管接続部に接続可能とすることを特徴とする管接続部の管接続構造。
  2. 波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部の管接続構造であって、
    前記管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、
    さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部内への波付管の挿入方向奥側に前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径の波付管の凹条に係止する係止突部を備え、該係止突部は、少なくとも2つが対向する位置に形成され、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて前記対向する2つの係止突部のうち一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させた後、他方の係止突部に前記凹条を係止させて小径の波付管を管接続部に接続可能とし、
    前記管挿入部において、前記挿通孔よりも管挿入部への波付管の挿入方向手前側には、前記一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させる際の小径の波付管の管挿入部の軸方向に対する傾斜を許容する傾斜許容空間が設けられていることを特徴とする管接続部の管接続構造。
  3. 波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部の管接続構造であって、
    前記管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、
    さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部内への波付管の挿入方向奥側に前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径の波付管の凹条に係止する係止突部を備え、前記係止爪は、前記管接続部に接続された小径の電線管の外周面よりも外側に配設され、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて小径の波付管を管接続部に接続可能とすることを特徴とする管接続部の管接続構造。
  4. 前記係止突部は、前記管挿入部への波付管の挿入方向へ弾性変形可能に形成されている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の管接続部の管接続構造。
  5. 前記挿通孔は前記当接部に穿設されている請求項1に記載の管接続部の管接続構造。
  6. 波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部を備えるとともに、少なくとも一面に開口を有する配線ボックスであって、
    該配線ボックスを構成する壁部に前記管接続部が設けられ、該管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、
    さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部への波付管の挿入方向奥側にある前記配線ボックスを構成する壁部に前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備えるとともに、該挿通孔には小径の波付管の撓み変形を許容する許容領域を連通して形成し、前記壁部における前記挿通孔の外周側は、前記大径の波付管の端部が当接する当接部を構成し、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径をなす波付管の凹条に係止する係止突部を備え、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて小径の波付管を管接続部に接続可能とすることを特徴とする配線ボックス。
  7. 波付管の外周面には該波付管の周方向に延びる突条及び凹条が波付管の軸方向へ交互に設けられており、管径の異なる前記波付管を接続可能とする管接続部を備えるとともに、少なくとも一面に開口を有する配線ボックスであって、
    該配線ボックスを構成する壁部に前記管接続部が設けられ、該管接続部は管挿入口を有する管挿入部を備え、該管挿入部内には前記管挿入口から管挿入部の軸方向に沿って前記波付管をその端部から挿入可能であり、
    さらに、前記管接続部は、管径の異なる波付管のうち少なくとも大径の波付管の前記凹条に係止する弾性変形可能な係止爪を前記管挿入部に備えるとともに、前記管挿入部において、前記係止爪よりも管挿入部への波付管の挿入方向奥側にある前記壁部には、前記管挿入口よりも小孔をなし前記波付管内の配線・配管材が挿通される挿通孔を備え、該挿通孔の内面に前記大径の波付管よりも小径をなす波付管の凹条に係止する係止突部を備え、該係止突部は、少なくとも2つが対向する位置に形成され、前記係止爪を用いて大径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記係止突部を用いて前記対向する2つの係止突部のうち一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させた後、他方の係止突部に前記凹条を係止させて小径の波付管を管接続部に接続可能とし、前記管挿入部において、前記挿通孔よりも管挿入部への波付管の挿入方向手前側には、前記一方の係止突部に小径の波付管の凹条を係止させる際の小径の波付管の管挿入部の軸方向に対する傾斜を許容する傾斜許容空間が設けられていることを特徴とする配線ボックス。
  8. 請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の管接続部を少なくとも一端に備えた管継手。
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