JP4703888B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明は、パチンコ機、回胴式遊技機、アレンジボール機、雀球遊技機などの遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤に設けた図柄始動口と、1又は複数個の図柄を所定時間変動して停止させる液晶表示装置と、遊技者に有利な第1状態と不利な第2状態とに変換駆動する大入賞口などを備えて構成されている。そして、図柄始動口に遊技球が入賞することを条件に液晶表示装置では表示図柄が所定時間変動され、その後、大当り状態となる特別図柄で停止すると、大入賞口が繰り返し開放される大当りゲームが開始される。
【0003】
この種の遊技機では、大当り確率が1/N(例えば、N=300とする)の場合、大当り用カウンタBIGによって0〜299までの大当り乱数値RNDを一定周期で更新しており、300個の大当り乱数値RNDの1つを大当り当選値Hitに設定している。そして、図柄始動口に遊技球が入賞したタイミングで大当り用カウンタBIGの値を取得し、その取得値RNDが大当り当選値Hitと一致するときには、液晶表示装置における変動後の停止状態で特別図柄が整列するように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通常の遊技機では、メインプログラムの処理を一定の実行周期T(2m秒)毎に繰り返しており、大当り用カウンタBIGの値は、メインプログラムの実行周期T毎にインクリメント(+1)処理によって更新されている。このような遊技機では、T×N(=0.6秒)毎に大当りタイミングが到来することになり、しかも、この状態が一定時間T(=2msec)継続されるので、このタイミングで図柄始動口に遊技球を入賞させれば、常に大当り状態を実現できることになり、このことを利用した不正遊技の可能性を否定できないという問題点がある。
【0005】
本発明は、この問題点に鑑みてなされたものであって、大当り乱数の循環動作に変化を持たせることにより不正遊技行為を未然に排除できる遊技機を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決する手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、第1クロックを受けて所定の数値範囲内で、第1計数値について循環的な計数動作を実行する第1カウンタ回路と、遊技者の遊技動作に起因して、図柄始動口への入賞状態が生じると第1カウンタ回路から第1計数値を取得し、この取得値が所定値である場合には遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段と、を有する遊技機であって、第1クロックより低周波数の第2クロックを受けて、所定の数値範囲内で第2計数値について循環的な計数動作を実行する一方、図柄始動口への入賞状態を示す始動口信号を受けると、第2計数値を初期値に戻した上で第2計数値の計数動作を再開するよう構成された第2カウンタ回路を設け、第2計数値が上限値に達したことを示す桁上げ信号が、第2カウンタ回路から第1カウンタ回路のクリア端子に供給され、第2カウンタ回路が所定時間以上図柄始動口信号を受けないと、第2カウンタ回路から第1カウンタ回路に供給される前記桁上げ信号によって、第1計数値が強制的に初期値に戻されるよう構成されている。
【0007】
本発明では、第1カウンタ回路の循環動作に変化を持たせることができる。しかも、遊技者が遊技中でないタイミングで機能するよう構成できるのでこの内部動作を仮に公表しても、遊技者に不信感を与えることはない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例であるパチンコ機について図面に基づいて説明する。図1は、本実施例のパチンコ機2を示す斜視図であり、図2は、同パチンコ機2の側面図である。
【0009】
図1に示すパチンコ機2は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製の外枠3と、外枠3に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前枠4とで構成されている。なお、このパチンコ機2は、カード式球貸し機1に電気的に接続された状態で、パチンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配設されている。
【0010】
ヒンジHを介して外枠3に枢着される前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤5の前側に対応して、窓部を有するガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射装置10の発射ハンドル11とが設けられている。
【0011】
発射装置10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた打撃力で打撃槌12(図4)により遊技球を発射させる発射モータなどを備えている。上皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル13が設けられ、この操作パネル13には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部13aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ13bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ13cとが設けられている。
【0012】
図3に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技領域5aには、カラーの液晶表示装置16、検出スイッチを備える図柄始動口17、大入賞口18、複数の普通入賞口19(上段の普通入賞口19以外に、大入賞口18の左右両側部に6つの普通入賞口19)、2つのゲート20(通過口)が夫々所定の位置に配設されている。
【0013】
液晶表示装置16は、特別図柄を変動表示させると共に、背景画やキャラクタをアニメーション的に表示するものである。この液晶表示装置16には、左右方向に並ぶ3個(左、中、右)の特別図柄表示部22a〜22cが設けられており、図柄始動口17に遊技球が入賞すると、特別図柄表示部22a〜22cの変動表示(スクロール表示)が開始され、図柄始動口17への入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される特別図柄の組合せで停止させる。
【0014】
液晶表示装置16の直ぐ上側に、普通入賞口19と普通図柄表示部23とが設けられている。ゲート20を通過した遊技球が検出されると、普通図柄表示部23の表示図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート20通過タイミングの適否によって決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。図柄始動口17には、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリップが設けられており、普通図柄表示部23の変動後、所定図柄で停止した場合には、開閉爪17aが所定時間だけ開放されるようになっている。
【0015】
大入賞口18には、前方に開放可能な開閉板18aが設けられており、特別図柄表示部22の変動後「777」などの特別図柄が整列すると、「大当り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前側に開放される。この大入賞口18の内部に特定領域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過すると、特別遊技が継続される。
【0016】
大入賞口18の開閉板18aが開放された後、所定時間(例えば30秒)が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じる時、遊技球が特定領域18bを通過していない場合には特別遊技が終了する。一方、特定領域18bを通過していれば最大で例えば15回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に維持される。
【0017】
図4に示すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形成されている。開口部30aの上側には、賞球タンク33と、これから延びるタンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に接続された払出し装置35が裏機構板30の側部に設けられ、裏機構板30の下側には払出し装置35に接続された通路ユニット36が設けられている。払出し装置35から払出された遊技球は通路ユニット36を経由して上皿排出口8a(図1)から上皿8に払出される。
【0018】
裏機構板30の開口部30aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞口17〜19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図示)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、その前側に図柄制御基板40が配設されている(図2)。主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケース41aに隣接するケース41bの内部に音声制御基板43が設けられている。
【0019】
これらケース41a,41bの下側で裏機構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この電源基板45には、図4に示すように、電源スイッチ80と初期化スイッチ85とが配置されている。これら両スイッチ80,85に対応する部位はケース44が切欠かれ、両スイッチ80,85の各々を指で同時に操作可能になっている。
【0020】
また、発射装置10の後側に装着されたケース47の内部には、発射制御基板48が設けられている。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々独立の基板であり、電源基板45と発射制御基板48を除く制御基板39,40,42,43,46には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路が搭載されており、主制御基板39と他の制御基板40,42,43,46とは、複数本の信号線で電気的に接続されている。
【0021】
図5に示すように、主制御基板39とその他の制御基板40,42,43,46とは、コネクタを介して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンドを一方向通信で送信可能になっている。制御コマンドの一方向通信を採用することで不正を防止できるとともに、主制御基板39の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を簡単化することができる。
【0022】
主制御基板39から図柄制御基板40に伝送される制御コマンドには、液晶表示装置16におけるリーチアクションなど、各種キャラクタの変動動作の内容を規定する変動パターン指定コマンドPTiが含まれており、これを受けた図柄制御基板40では該当する変動動作を開始させる。
【0023】
また、主制御基板39から図柄制御基板40に伝送される制御コマンドには、液晶表示装置16にデモ用の画面を表示させることを指示するデモ開始コマンドDEMOも含まれている。但し、デモ開始コマンドDEMOを受けた図柄制御基板40は、直ちにデモ用画面の表示を開始するのではなく、デモ開始コマンドDEMOを受けた後、一定時間TMAX(例えば10分)以上連続して変動パターン指定コマンドPTiを受けないことを条件にデモ演出を開始している。一定時間TMAX以上連続して変動パターン指定コマンドPTiを受けない場合は、遊技者がパチンコ台を離れたと判断できるので、デモ用画面による演出を開始するのである。
【0024】
図5に示すように、この実施例では、主制御基板39から他の制御基板40,42,43,46への制御コマンドによって全ての遊技動作が実現されるが、主制御基板39は、2m秒毎に発生するタイマ割込みに起因して遊技制御動作を実現している。
【0025】
図6は、主制御基板39のCPUで実行される処理プログラムの内容を示すフローチャートである。タイマ割込みが生じると、抽選動作に使用される大当り用カウンタBIGの更新処理や、遊技盤に配置された各種スイッチのON/OFF検出処理や、エラー管理処理などが行われる(ST1)。
【0026】
更新処理として、この実施例では大当り用カウンタBIGをインクリメントしており、所定数値範囲内を循環動作させている。また、スイッチON/OFF検出処理は、図柄始動入賞口17及び他の入賞口18,19やゲート20を遊技球が通過したか否かの判定処理であり、エラー管理処理は、機器内部に異常が生じていないかの判定処理である。
【0027】
その後、処理分けカウンタの値が判定されて(ST2)、ステップST3〜ST7のうちの該当する処理が行われる。上記したエラー管理やスイッチ検出処理は、短い時間間隔で繰り返し行なうべきであるが、一方、パチンコゲームの演出に係わる処理は遊技者のニーズに応じて複雑高度化するため、ある程度以上の処理時間を要することになる。そこで、この実施例では、全ての遊技制御動作を1回の割込み処理で完了させのではなく、5種類の処理に区分し、区分された各処理を割込み毎に分担して実行するようにしている。
【0028】
図6に基づき更に説明すると、処理分けカウンタが0の場合には、賞球関係の処理が行われる(ST3)。なお、賞球関係の処理とは、払出し制御基板46による賞球の払出しに関連する処理であり、賞球カウンタの減算処理などが該当する。
【0029】
一方、処理分けカウンタが1の場合には、電動チューリップや大入賞口の開閉タイミングに関係するタイマ減算処理や、ホールコンピュータに向けて当該遊技機の動作内容を送出する処理が行われる(ST4)。また、処理分けカウンタが2の場合には、当り状態か(電動チューリップを開放させる)否かに関する普通図柄処理が行われ(ST5)、処理分けカウンタが4の場合には、大当り状態か否かに関する処理が行われる(ST7)。なお、処理分けカウンタが3の場合には、大当りゲームの開始や終了を制御する処理(ST6)が行われる。
【0030】
ステップST3〜ST7の何れかの処理が終わると、処理分けカウンタの値が更新された後(ST8)、生成されている制御コマンドが各制御基板に伝送され、開閉板や電動チューリップに関するソレノイドのON/OFFの信号が出力されて割込み処理を終える(ST9)。
【0031】
図7は、上記ステップST7の内容をより具体的に図示したフローチャートである。先ず、ステップST1のスイッチ検出処理で取得したデータに基づいて図柄始動口17に遊技球が入賞したか否かが判定され(ST10)、もし入賞していたら、大当り判定処理を行なう(ST11)。大当り判定処理では、ステップST1で更新された大当り用カウンタBIGの値を抽選用乱数値RNDとして取得し、これを大当り当選値Hitと比較することによって行なわれる。
【0032】
そして、その結果に応じて、液晶表示装置16における変動動作後の停止図柄を決定し(ST12)、変動動作の内容を規定する変動パターンを決定する(ST13)。その後、図柄制御基板50に伝送すべき変動パターン指定コマンドPTiを作成して(ST14)、フラグ領域FG#PTに00Hを格納する(ST15)。
【0033】
一方、ステップST10の判定によって図柄始動口17への入賞がないと判断された場合には、フラグ領域FG#PTの内容をチェックし(ST16)、00Hであればデモ画面表示コマンドDEMOを作成して(ST17)、フラグ領域FG#PTに20Hを格納する(ST18)。また、計時タイマTの値を初期設定して、計時動作を開始させる(ST19)。
【0034】
ステップST16の処理において、フラグ領域FG#PTに既に20Hが格納されていると判定された場合には、計時タイマTをインクリメント処理し(ST20)、もし計時タイマTの値が所定の最大値MAXに一致すれば、計時タイマTを初期値に戻すと共に、大当り用カウンタBIGの値を強制的にゼロリセットする(ST22)。
【0035】
以上個々的に説明した図7の動作内容をまとめると、次の通りである。▲1▼フラグ領域FG#PTは、主制御基板39から図柄制御基板40に図柄変動パターン指定コマンドPTiが出力される毎に00Hに設定される(ST15、ST9)。▲2▼また、フラグ領域FG#PTは、主制御基板39から図柄制御基板40にデモ画面表示コマンドDEMOが出力される毎に20Hに設定される(ST17、ST9)。▲3▼計時タイマTは、デモ画面表示コマンドDEMOが出力された後は、フラグ領域FG#PTの値が00Hに戻されない限り、インクリメント処理を繰り返す(ST16、ST20)。▲4▼このインクリメント処理の結果、計時タイマTの値が最大値MAXに達したら、大当り用カウンタBIGの値が初期設定される(ST22)。
【0036】
この実施例の場合、計時タイマTのインクリメント処理は、2m秒×5の間隔で行なわれるので、結局、MAX×10m秒の間連続して図柄変動パターン指定コマンドPTiが出力されない場合には、大当り用カウンタBIGの値がゼロに初期設定されることになる。なお、MAX×10m秒=TMAXに設定されており、液晶表示装置16においてデモ場面の演出が始まるのに合わせて大当り用カウンタBIGが初期値に戻される。このように、パチンコ機から遊技者が離れて一定時間経過後に大当り用カウンタBIGの値が強制的に変更されるので、大当り用カウンタの循環動作が変化することによって不正遊技を防止できる。
【0037】
図8は、スイッチ検出処理(図6のステップST1)の後に計時タイマTを更新する別の実施例のフローチャートである。先ず、計時タイマTをインクリメントした後(ST30)、スイッチ検出処理において図柄始動口17に遊技球が入賞したか否かを判定する(ST31)。そして、入賞状態なら計時タイマTの値を初期値に戻すが(ST32)、遊技球が入賞していなければ、計時タイマTの値が所定の最大値に達したかを判定する(ST33)。
【0038】
ここで、計時タイマTが最大値に達していたら(T≧MAX)、計時タイマTをゼロリセットすると共に(ST34)、大当り用カウンタBIGを強制的にゼロに戻す(ST35)。以上の動作から明らかなように、この実施例の場合には、2m秒毎のタイマ割込みに合わせて、計時タイマTを必ずインクリメントするが、もし図柄始動口17に遊技球が入賞すれば、その時点で計時タイマTをゼロリセットしている。そして、2m秒×MAXの間連続して遊技球の入賞がない場合には、大当り用カウンタBIGの値を変更しており、大当り用カウンタBIGの循環動作を変化させることにより不正遊技を防止している。なお、この実施例の場合にも、MAX×2m秒=TMAXに設定すれば、デモ場面の演出が始まるのに合わせて大当り用カウンタBIGが初期値に戻される。
【0039】
図9は、大当り用カウンタBIGとしてハードウェアカウンタを採用して、主制御基板39からホールコンピュータに出力される始動口信号を利用して大当り用カウンタBIGを初期設定する実施例である。この実施例の場合、遊技ホールの全てのパチンコ機は、遊技ホールの中央コンピュータ(ホールコンピュータ)に接続されており、各パチンコ機の主制御基板39からホールコンピュータには、大当り信号、確率変動信号、図柄確定信号、ゲート信号、始動口信号が伝送されるが、これらの信号はそれぞれ、大当り状態、確率変動大当り状態、図柄変動動作の開始、遊技球のゲート通過、遊技球の始動口への入賞のタイミングに合わせて出力される。
【0040】
具体的に説明すると、データバスから出力された各1ビットの前記の各信号は、バストランシーバ60(例えば、HD74HC245P)、D型フリップフロップ61(例えば、HD74HC273P)、及びドライバ62(例えば、TD62003AP)を経由して出力コネクタCNに伝えられ、接続ケーブルを通してホールコンピュータに伝送されている。なお、D型フリップフロップ61のクロック端子CKには、図6のステップST4のタイミングでチップセレクト信号CSを供給して各信号の出力動作を実現している。したがって、もしこの時に図柄始動口17に遊技球が入賞していたら(スイッチ検出処理ST1参照)、始動口信号はHレベルとなり、逆に、入賞していなければLレベルのままとなる。
【0041】
そこで、この実施例では、図9に例示するような始動口信号をインバータで反転させて、N進カウンタ63のクリア信号としている。N進カウンタ63のクロック端子CKには周期1秒の低速クロックΦ1が供給されているので、N進カウンタ63の値は、1秒毎に0〜N−1まで増加し、N秒後に桁あふれ信号CYを出力することになる。なお、この桁あふれ信号CYはインバータで反転されて大当り用カウンタBIGのクリア端子CLRに供給されている。
【0042】
大当り用カウンタBIGは、基準クロックΦ0に合わせてインクリメントされて所定数値範囲内を循環動作している。そして、図7のステップST11のタイミングで、抽選用乱数値RNDとしてCPUに取得されるようになっている。但し、一定時間以上始動口信号が発生しないために、N進カウンタがN−1までのカウント動作を完了して桁あふれ信号CYを出力すると、これに合わせて大当り用カウンタBIGはゼロクリアされる。この実施例では、N秒間連続して始動口信号が出力されない場合には、大当り用カウンタBIGがクリアされるが、N=TMAXに設定すれば、デモ場面の演出が始まるのに合わせて大当り用カウンタBIGが初期値に戻される。
【0043】
以上、本発明の実施例について具体的に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではない。例えば、実施例の場合には、図柄始動入賞口への入賞タイミングを基準にして、その後の処理を行なったが、何らこの方法に限定されるものではない。例えば、発射ハンドル11に検知部を設けて、遊技者が発射ハンドル11から手を離して所定時間経過すると、その旨を主制御基板39に通知するようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、大当り用乱数の循環動作に変化を持たせることができるので不正遊技行為を未然に排除できる遊技機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】図1のパチンコ機の側面図である。
【図3】図1のパチンコ機の正面図である。
【図4】図1のパチンコ機の背面図である。
【図5】パチンコ機の全体回路構成を図示した概略ブロック図である。
【図6】パチンコ機の定常時の動作概要を説明するフローチャートである。
【図7】図6の一部を詳細に示すフローチャートである。
【図8】別に実施例を説明するフローチャートである。
【図9】更に別の実施例を説明するブロック図である。
【符号の説明】
2 遊技機(パチンコ機)
BIG 計数手段(大当り用カウンタ)
ST22 変更手段
Claims (3)
- 第1クロックを受けて所定の数値範囲内で、第1計数値について循環的な計数動作を実行する第1カウンタ回路と、遊技者の遊技動作に起因して、図柄始動口への入賞状態が生じると第1カウンタ回路から第1計数値を取得し、この取得値が所定値である場合には遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段と、を有する遊技機であって、
第1クロックより低周波数の第2クロックを受けて、所定の数値範囲内で第2計数値について循環的な計数動作を実行する一方、図柄始動口への入賞状態を示す始動口信号を受けると、第2計数値を初期値に戻した上で第2計数値の計数動作を再開するよう構成された第2カウンタ回路を設け、第2計数値が上限値に達したことを示す桁上げ信号が、第2カウンタ回路から第1カウンタ回路のクリア端子に供給され、
第2カウンタ回路が所定時間以上図柄始動口信号を受けないと、第2カウンタ回路から第1カウンタ回路に供給される前記桁上げ信号によって、第1計数値が強制的に初期値に戻されるよう構成されていることを特徴とする遊技機。 - 第2カウンタ回路は、ホールコンピュータに伝送される始動口信号を取得して動作している請求項1に記載の遊技機。
- 遊技者がパチンコ台を離れたと判断すると表示装置に表示されるデモ用画面を設け、前記桁上げ信号の供給タイミングが、デモ用画面による演出の開始タイミングに対応するよう、第2計数値の数値範囲と第2クロックの周波数が設定されている請求項1又は2に記載の遊技機。
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