JP4702011B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯兼脱水槽の流体バランサにリントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置等を有するとともに、洗濯兼脱水槽の回転にブレーキ力を付加するブレーキ機構部を有する洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、洗濯兼脱水槽の流体バランサにリントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置等を有しており(例えば、特許文献1参照)、また、電源が投入されていない状態や電源が投入されただけの状態では安全確保のため、常にブレーキ力が働き洗濯兼脱水槽を回転させることができにくい状態になっている(例えば、特許文献2参照)。
図9は、従来の洗濯機の側断面図である。図9に示すように、洗濯機外枠1は、吊り棒2により水受け槽3を吊り下げており、水受け槽3の内部に洗濯兼脱水槽4を脱水回転可能に設けている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5を回転自在に配設し、パルセータ5と一体に下側羽根6を設けている。モータ(駆動手段)7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
リント用循環水路10および散水ノズル用循環水路11は、パルセータ5の下側羽根6外周のポンプ室12から洗濯兼脱水槽4の上部に至るように設け、上部に着脱可能なリントフィルタ13および散水ノズル14をそれぞれ設けている。排水弁15は水受け槽3内の洗濯水を排水するものであり、給水弁16は水受け槽3内に給水するものである。洗濯機外枠1の上部を構成する上部枠体17に蓋18を開閉自在に設け、また、その前方に制御装置19を設けている。洗濯兼脱水槽4の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサ20を設け、この流体バランサ20に柔軟仕上げ剤自動流出装置21を設けている。
特開平7−328277号公報 特開2004−135955号公報
しかしながら、このような従来の洗濯機では、給水弁16からの水道水が水受け槽3内の洗濯兼脱水槽4内に確実に給水されるように、給水弁16に連通する給水口16aは、洗濯兼脱水槽4の流体バランサ20の開口部20aの一部を覆う位置に設けられて、上部枠体17の開口部17aの後面17bは、流体バランサ20の開口部20aを覆うように設けられている。このとき、前回の一連の洗濯が終了したとき、流体バランサ20の内面側に設けられたリントフィルタ13や柔軟仕上げ剤自動流出装置21はどの位置に停止しているかは明確に規定できないものである。このような状態において、リントフィルタ13が後方側、すなわち上部枠体17の開口部17aの後面17bの下方に位置している場合など、リントフィルタ13を掃除しようとするとき、上部枠体17の開口部17aの後面17bに隠れているため、リントフィルタ13が取り外しにくく、また、柔軟仕上げ剤自動流出装置21が後方側、すなわち上部枠体17の開口部17aの後面17bの下方に位置している場合など、柔軟仕上げ剤自動流出装置21内に柔軟仕上げ剤を投入しにくいものであった。
このようなとき、使用者がリントフィルタ13の掃除や柔軟仕上げ剤自動流出装置21
内への柔軟仕上げ剤の投入などの作業がしやすい位置まで洗濯兼脱水槽4を回転させようとする。しかしながら、このような状態においては、電源が投入されていない状態や電源が投入されただけの状態では洗濯兼脱水槽4の回転に対し常にブレーキ力が働いた状態になっているため、簡単に手で回転させることができなかったり、無理に回転させようとすると非常に力を要するなどの問題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、リントフィルタの清掃時や柔軟剤投入時などの操作性や作業性などの使い勝手を向上させた洗濯機を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、本発明の洗濯機は、洗濯機外枠内に配設され内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水受け槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽および前記パルセータを駆動する駆動手段と、前記パルセータに連結する洗濯シャフトと、前記洗濯兼脱水槽に連結する脱水シャフトと、前記脱水シャフトの回転にブレーキ力を付加するブレーキ機構部と、前記ブレーキ機構部のブレーキ力を解除するブレーキ解除装置と、前記ブレーキ解除装置により前記ブレーキ機構部と連動して制御され前記駆動手段からの駆動力の伝達を前記洗濯シャフト側と脱水シャフト側に切り換える切換クラッチ機構部と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の工程を設定する設定入力手段と、前記設定入力手段により設定された内容に基づき運転の開始と停止を指示する運転開始入力手段と、前記運転開始入力手段への入力によって前記パルセータの回転および前記洗濯兼脱水槽の回転等の動作を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記設定入力手段により電源が投入されてから第1の所定時間経過後に前記ブレーキ解除装置を動作させ前記洗濯兼脱水槽が手動で回転可能な状態となるブレーキ解除工程を実行するようにし、前記第1の所定時間経過後に、前記運転開始入力手段から運転開始の指示が入力された時、前記ブレーキ解除装置の動作を停止し、第2の所定時間経過した後に前記駆動手段の駆動を開始するようにし、前記設定入力手段により電源が投入されてから前記第1の所定時間経過前に、前記運転開始入力手段から運転開始の指示が入力された時、前記ブレーキ解除工程を実行することなく、前記第2の所定時間よりも短い第3の所定時間経過した後に駆動手段の駆動を開始するようにしたものである。
これにより、洗濯工程の開始時等に、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置が、上部枠体の開口部の後面側に隠れていたとしても、使用者が力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽を回すことが可能になり、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置を操作しやすい場所に回転移動させることができるので、操作性や作業性などの使い勝手を向上させることができるとともに、運転を開始する際にも確実にブレーキ力が働く状態になり、クラッチの切り換えが完全に終了した後にモータを駆動することが可能となり、ブレーキおよびクラッチの切り換え途中でモータが回転することがないため、クラッチの切り換えの異常音の発生や減速機構の故障等の発生を未然に回避することができる。
本発明の洗濯機は、洗濯工程の開始時等に、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置が、上部枠体の開口部の後面側に隠れていたとしても、使用者が力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽を回すことが可能になり、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置を操作しやすい場所に回転移動させることができるので、操作性や作業性などの使い勝手を向上させることができるとともに、運転を開始する際にも確実にブレーキ力が働く状態になり、クラッチの切り換えが完全に終了した後にモータを駆動することが可能となり、ブレーキおよびクラッチの切り換え途中でモータが回転することがないため、クラッチの切り換えの異常音の発生や減速機構の故障等の発生を未然に回避することができる。
また、運転を開始する際にブレーキ力が働く状態になっていた場合には、クラッチの切り換えの異常音の発生や減速機構の故障等の発生を考慮せず、より短時間にモータを駆動することができるので、運転時間を短縮することができるとともに、使い勝手を向上させることができる。
第1の発明は、洗濯機外枠内に配設され内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水受け槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽および前記パルセータを駆動する駆動手段と、前記パルセータに連結する洗濯シャフトと、前記洗濯兼脱水槽に連結する脱水シャフトと、前記脱水シャフトの回転にブレーキ力を付加するブレーキ機構部と、前記ブレーキ機構部のブレーキ力を解除するブレーキ解除装置と、前記ブレーキ解除装置により前記ブレーキ機構部と連動して制御され前記駆動手段からの駆動力の伝達を前記洗濯シャフト側と脱水シャフト側に切り換える切換クラッチ機構部と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の工程を設定する設定入力手段と、前記設定入力手段により設定された内容に基づき運転の開始と停止を指示する運転開始入力手段と、前記運転開始入力手段への入力によって前記パルセータの回転および前記洗濯兼脱水槽の回転等の動作を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記設定入力手段により電源が投入されてから第1の所定時間経過後に前記ブレーキ解除装置を動作させ前記洗濯兼脱水槽が手動で回転可能な状態となるブレーキ解除工程を実行するようにし、前記第1の所定時間経過後に、前記運転開始入力手段から運転開始の指示が入力された時、前記ブレーキ解除装置の動作を停止し、第2の所定時間経過した後に前記駆動手段の駆動を開始するようにし、前記設定入力手段により電源が投入されてから前記第1の所定時間経過前に、前記運転開始入力手段から運転開始の指示が入力された時、前記ブレーキ解除工程を実行することなく、前記第2の所定時間よりも短い第3の所定時間経過した後に駆動手段の駆動を開始するようにしたことを特徴とする洗濯機とすることにより、洗濯工程の開始時等に、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置が、上部枠体の開口部の後面側に隠れていたとしても、使用者が力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽を回すことが可能になり、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置を操作しやすい場所に回転移動させることができるので、操作性や作業性などの使い勝手を向上させることができるとともに、運転を開始する際にも確実にブレーキ力が働く状態になり、クラッチの切り換えが完全に終了した後にモータを駆動することが可能となり、ブレーキおよびクラッチの切り換え途中でモータが回転することがないため、クラッチの切り換えの異常音の発生や減速機構の故障等の発生を未然に回避することができる。
また、運転を開始する際にブレーキ力が働く状態になっていた場合には、クラッチの切り換えの異常音の発生や減速機構の故障等の発生を考慮せず、より短時間にモータを駆動することができるので、運転時間を短縮することができるとともに、使い勝手を向上させることができる。また、工場での検査やサービスマンが修理を行う場合にも、モータを短時間で動作させることができるので、すぐに検査することができる。
の発明は、特に、第1の発明において、制御手段は、設定入力手段により設定された内容が運転開始時にブレーキ解除装置を動作させるものであった場合、前記設定入力手段により電源が投入されてから第1の所定時間経過後に、運転開始入力手段から運転開始の指示が入力された時、前記ブレーキ解除装置の動作を継続するとともに、第2の所定時間よりも短い第4の所定時間経過した後に前記駆動手段の駆動を開始するようにしたことにより、より短時間にモータを駆動することができるので、運転時間を短縮することができるとともに、使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、第1の実施の形態の洗濯機の側断面図である。図1に示すように、洗濯機外枠1は、吊り棒2により水受け槽3を吊り下げており、水受け槽3の内部に洗濯兼脱水槽4を脱水回転可能に設けている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5を回転自在に配設し、パルセータ5と一体に下側羽根6を設けている。モータ(駆動手段)7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
リント用循環水路10および散水ノズル用循環水路11は、パルセータ5の下側羽根6外周のポンプ室12から洗濯兼脱水槽4の上部に至るように設け、上部に着脱可能なリントフィルタ13および散水ノズル14をそれぞれ設けている。排水弁15は水受け槽3内の洗濯水を排水するものであり、給水弁16は水受け槽3内に給水するものである。洗濯機外枠1の上部を構成する上部枠体17に蓋18を開閉自在に設け、また、その前方に制御装置19を設けている。洗濯兼脱水槽4の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサ20を設け、この流体バランサ20に柔軟仕上げ剤自動流出装置21を設けている。
図2は、第1の実施の形態の洗濯機の減速機構の一部切欠いた側面図、図3(a)は、同洗濯機の減速機構まわりの洗濯時の一部切欠いた要部下面図、図3(b)は、同洗濯機の減速機構まわりの排水・脱水時の一部切欠いた要部下面図である。
図2に示すように、減速機構9は、脱水時には回転翼5を回転させる洗濯シャフト22と、洗濯兼脱水槽4を回転させる脱水シャフト23が同時に回転し、洗濯時には、切換クラッチ(切換クラッチ機構部)24の働きにより、減速ギヤ25を介して、洗濯シャフト22のみが回転する。ブレーキホイール(脱水シャフト)26は減速ギヤ25を外包するものであり、同心的に洗濯時の脱水回転方向への洗濯兼脱水槽4の共回り防止と、脱水終了時に洗濯兼脱水槽4の回転を停止させるブレーキシュー(ブレーキ機構部)27aを接着したブレーキバンド(ブレーキ機構部)27を配設し、このブレーキホイール26の上方に脱水シャフト23を嵌着し、下方にギヤケース(脱水シャフト)28を嵌着している。
このブレーキホイール26は、脱水シャフト23を外包し遊嵌状態とした上軸受29を挿着した蓋ケース30と、ギヤケース28を外包し嵌着状態とした下軸受31を挿着した軸受ケース32とにより軸支している。
クラッチレバー(切換クラッチ機構部)33は軸受ケース32に設けたクラッチ軸34を中心に回動自在に配設し、クラッチ軸34にクラッチレバー33を切換クラッチ24に係合させるクラッチばね35を同心上に設けている。ブレーキレバー(ブレーキ機構部)36は、ブレーキバンド(ブレーキ機構部)27をブレーキホイール26に密着または開放させるもので、軸受ケース32に設けたブレーキ軸37を中心に回動自在に配設し、ブレーキ軸37にブレーキバンド27のブレーキシュー(ブレーキ機構部)27aをブレーキホイール26に密着させるブレーキばね38を同心上に設けている。
水受け槽3の底面に設けた排水弁15は、図3に示すように、コックロッド39を介して電磁駆動装置(ブレーキ解除装置)40の動作レバー40aに連結し、電磁駆動装置40により排水弁15を開閉するようにしている。
コックロッド39にブレーキレバー作動部41を設け、このブレーキレバー作動部41にブレーキレバー36をブレーキばね38のばね力により当接し、ブレーキレバー36にクラッチレバー33をクラッチばね35のばね力により当接し、電磁駆動装置40の動作
により、排水弁15の開閉と、ブレーキレバー36およびクラッチレバー33の動作とを連動するように構成している。
上記構成において動作を説明する。洗濯時には、図3(a)に示すように、電磁駆動装置40がOFF状態となり、排水弁15のコックばね15aのばね力によりコックロッド39が矢印a方向に移動して排水弁15を閉じる。これにより、ブレーキレバー36はブレーキばね38のばね力によりブレーキレバー作動部41に当接した状態で矢印b方向に移動し、これに伴い、クラッチレバー33はクラッチばね35のばね力によりブレーキレバー36に当接した状態で矢印c方向に移動する。
これにより、クラッチレバー33は切換クラッチ24と係合し、クラッチスプリング(切換クラッチ機構部)24aをプーリメタル42と開放させることにより、モータ7の回転は、プーリメタル42を介してギヤシャフト(洗濯シャフト)43および減速ギヤ25、洗濯シャフト22、パルセータ5に伝わる。
このとき、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aは、ブレーキばね38のばね力によりブレーキホイール26と密着状態となり、脱水回転方向への衣類の回転による洗濯兼脱水槽4の共回りを防止する。これと同時に、下軸受31の上方に配設したワンウェイクラッチ31aの働きにより、脱水逆回転方向への衣類の回転による洗濯兼脱水槽4の共回りを防止して、共回りによりクラッチスプリング24aの開放状態が密着状態へと変化し、プーリメタル42とギヤケース28が連結されて脱水状態となり、過負荷によるモータ7のロックが発生するのを防止することができる。
脱水時には、図3(b)に示すように、電磁駆動装置40がON状態となり、コックロッド39が矢印d方向に移動し、排水弁15を開くとともに、コックロッド39に設けたブレーキレバー作動部41により、ブレーキレバー36をブレーキばね38のばね力に抗して矢印e方向に移動する。これに伴い、クラッチレバー33はクラッチばね35のばね力に抗して矢印f方向に移動する。
これにより、クラッチレバー33は切換クラッチ24から離れ、クラッチスプリング24aがプーリメタル42と密着することにより、モータ7の回転はパルセータ5と洗濯兼脱水槽4に同時に回転が伝わる。一方、ブレーキレバー36が矢印e方向に移動することによって、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aは矢印g方向に移動してブレーキホイール10への密着より開放され、洗濯兼脱水槽4を回転することができる。
図4は、第1の実施の形態の洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の要部横断面図、図5(a)は、同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第2室へ移動時の断面図、図5(b)は、同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第4室へ移動時の断面図、図5(c)同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤流出時の断面図である。
図4および図5に示すように、洗濯兼脱水槽4の上端部に設けた流体バランサ20の外壁44と内壁45との間に第1室46を着脱可能に設けるとともに、この第1室46より、第1移動通路47を介して第2室48を設け、また、第2移動通路49を介して第3室50を設け、また、第3移動通路51を介して第4室52を設け、さらに、第4移動通路53および流出通路54を介して柔軟仕上げ剤流出口55を設けている。
上記構成において動作を説明すると、まず、洗濯開始時に第1室46に投入された柔軟仕上げ剤は、洗濯終了後の第1脱水時の遠心力により、矢印aのように第1移動通路47を通り第2室48に移動する。第2室48に移動した柔軟仕上げ剤は第1脱水終了までb
のように遠心力により第2室48の外側壁56に張り付いた状態となっている。第1脱水終了後、すなわち第1すすぎ時に柔軟仕上げ剤は矢印cのように第2移動通路49を通り、第3室50に移動する。
つぎに、柔軟仕上げ剤は第1すすぎ終了後の第2脱水時の遠心力により、矢印dのように第3移動通路51を通り第4室52に移動する。第4室52に移動した柔軟仕上げ剤は第2脱水終了までeのように遠心力により第4室52の外側壁57に張り付いた状態となっている。第2脱水終了後、すなわち最終すすぎ時に柔軟仕上げ剤は矢印fのように第4移動通路53を通り、さらに矢印gのように流出通路54を通った後、矢印hのように柔軟仕上げ剤流出口55より出て、水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の間に落下する。
図6は、第1の実施の形態の洗濯機のブロック回路図である。制御装置19は、図6に示すように構成しており、制御手段58は設定入力手段59により入力された設定内容に基づいて洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するもので、パワースイッチング手段60を介してモータ7、排水弁15の開閉を行う電磁駆動装置40、給水弁16などを逐次制御する。記憶手段61は制御手段58による逐次制御に必要なデータを記憶している。表示手段62は制御手段58による制御内容を表示する。水位検知手段63は水受け槽3内の水位を検知し、その出力を制御手段58に入力している。回転速度検知手段64は、モータ7の回転速度を検知するもので、その出力を制御手段58に入力している。また、65はモータ7の進相用コンデンサ、66は電源スイッチ、67は商用電源である。
制御手段58は、少なくとも2回の脱水運転のみをそれぞれ、柔軟仕上げ剤自動流出装置21内に残留した柔軟仕上げ剤を出すのに必要な回転速度(例えば、300r/min)以上で行うようにしている。
図7は、第1の実施の形態の洗濯機の設定入力手段の平面図である。設定入力手段59は、図7に示すように、洗い時間を設定する洗い時間設定スイッチ59a、すすぎ回数を設定するすすぎ回数設定スイッチ59b、脱水時間を設定する脱水時間設定スイッチ59c、コース設定スイッチ59d、スタートスイッチ(運転開始入力手段)59eなどを有し、表示手段62は、洗い時間表示部62a、すすぎ回数表示部62b、脱水時間表示部62c、コース設定表示部62d、残時間や異常内容を表示する数字表示部62eなどを有している。
また、上記したように、モータ7にはその回転速度を検知するための回転速度検知手段64が設けられており、制御手段58は、洗い行程の開始時において、給水弁16を制御して水受け槽3内に洗濯水を給水する前に、モータ7を所定回数(例えば、5回ずつ)、左右反転する回転駆動させることで、パルセータ5を回転駆動させ、モータ7をON状態からOFF状態へ切り換えたときのOFF状態での回転速度の減速率を回転速度検知手段64にて検知することで洗濯物の量を検知するように構成している洗濯物量検知行程を有している。すなわち、パルセータ5の上には、洗濯兼脱水槽4内に投入された洗濯物が載っており、その投入された洗濯物の量が多いほど、モータ7の回転速度の減速率が大きくなり、モータ7の回転が速く停止してしまうといった、洗濯物の量とモータ7の回転速度の減速率とに相関関係があるため、これによって洗濯物の量を検知することができるものである。
図8は、第1の実施の形態の洗濯機のフローチャートである。図8を参照しながら動作を説明する。
まず、制御手段58は、ステップ100で開始すると、ステップ101で電源スイッチ66により電源が入力されているかを判断する。ステップ101で電源が入力された場合
、ステップ102で電源入タイマーpを起動させ時間測定を開始する。
次に、ステップ103で、電源入タイマーpが第1の所定時間T1(例えば、15秒)経過したかを判断する。もし、第1の所定時間T1経過していない場合は、ステップ104にて、電磁駆動装置40は、OFF状態のままとし、ブレーキがかかった状態で、かつモータ7の回転はパルセータ5に伝達される状態を継続する。
ステップ103にて、電源入タイマーpが第1の所定時間T1以上経過していると判断した場合は、ステップ105にて、電磁駆動装置をON状態とし、図3(b)に示すように、コックロッド39が矢印d方向に移動し、排水弁15を開くとともに、コックロッド39に設けたブレーキレバー作動部41により、ブレーキレバー36をブレーキばね38のばね力に抗して矢印e方向に移動する。これに伴い、クラッチレバー33はクラッチばね35のばね力に抗して矢印f方向に移動する。これにより、ブレーキレバー36が矢印e方向に移動することによって、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aは矢印g方向に移動してブレーキホイール10への密着より開放され、洗濯兼脱水槽4を回転することができる状態となり、すなわち、ブレーキ解除工程が実行される。このブレーキ解除工程は、ステップ106にて、設定入力手段59に設けられ一連の洗濯の実行をスタートするためのスタートスイッチ59eが押されるまで継続して実行される。
このとき、洗濯兼脱水槽4のブレーキは解除されているので、リントフィルタ13や柔軟仕上げ剤自動流出装置21が、上部枠体17の開口部17aの後面側17bに隠れていたとしても、使用者が力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽4を回すことが可能になり、リントフィルタ13や柔軟仕上げ剤自動流出装置21を操作しやすい場所(例えば、手前側や使用者が右利きの場合は左側、左利きの場合は右側等)に回転移動させることができるので、リントフィルタ13を取り外しやすく、また、柔軟仕上げ剤自動流出装置21に柔軟仕上げ剤を入れやすくすることができ、操作性や作業性などの使い勝手を向上させることができる。
次に、ステップ106で、スタートスイッチ59eが押されたかどうかの判断を行う。ステップ106でスタートスイッチ59eが押されていない場合は、ステップ103に戻り、ステップ106にて、スタートスイッチ59eが押されるまで、ステップ103からステップ106を繰り返す。
ステップ106にて、スタートスイッチ59eが押されると、ステップ107にて、遅延タイマーtを起動させ時間測定を開始する。
まず、ステップ108にて、設定入力手段59により設定された運転内容が、運転開始した後に電磁駆動装置40をON状態に制御すべきか、OFF状態に制御すべきかを判断する。このとき、設定入力手段59により設定された運転が、脱水運転などのように、電磁駆動装置40がON状態であるべきならば、ステップ109に移行して、電磁駆動装置40をON状態のままとし、ブレーキが解除されるとともに、モータ7の回転がパルセータ5および洗濯兼脱水槽4に伝達される状態を継続する。つまり、脱水運転をすぐに開始することができる状態である。
次に、ステップ110にて遅延タイマーtの時間を判定する。遅延タイマーtが第4の所定時間T4(例えば0.1秒)以内ならば、再度ステップ110に戻り、遅延タイマーtが第4の所定時間T4を経過するまで繰り返す。もし、ステップ110にて、遅延タイマーtが第4の所定時間T4以上経過していた場合、ステップ111に進み、脱水運転を開始する。所定時間脱水運転を行った後、ステップ119にて脱水運転を終了する。
また、ステップ108にて、設定入力手段59により設定された運転が、洗濯運転から開始されるコース運転等を指示された場合などのように、電磁駆動装置40がOFF状態であるべきならば、ステップ112にて、現在の状態が、ブレーキ解除工程状態か否かを判定する。
ステップ112にて、ブレーキ解除工程中で、電磁駆動装置40がON状態であると判定したならば、ステップ113にて、電磁駆動装置40をOFF状態にする。電磁駆動装置40をOFF状態とすることで、排水弁15が閉じられとともに、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aがブレーキホイール10へ密着され洗濯兼脱水槽4へのブレーキが掛かかった状態で、かつモータ7の回転はパルセータ5に伝達される状態となり、ブレーキ解除工程が終了する。
次に、ステップ114にてタイマーtの時間を判定する。遅延タイマーtが第2の所定時間T2(例えば2秒)以内ならば、再度ステップ114に戻り、遅延タイマーtが第2の所定時間T2を経過するまで繰り返す。遅延タイマーtが第2の所定時間T2を経過すると、ステップ115にて、洗濯物量検知行程を実行する。すなわち、モータ7を所定回数、左右反転する回転駆動させることで、パルセータ5を回転駆動させ、回転速度検知手段64により、その時のモータ7の回転速度の減速率を測定し、洗濯物の量を検知する。
その後、ステップ116にて、制御手段58は、検知した洗濯物の量に対応した水位、洗濯時間、洗濯時のパルセータ5の反転時限、すすぎ回数、脱水時間等を設定し、一連の洗濯運転を実行した後、ステップ119にて洗濯運転を終了する。
すなわち、ステップ113にて電磁駆動装置40をOFF状態に変更しても、排水弁15が閉じられとともに、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aがブレーキホイール10へ密着され洗濯兼脱水槽4へのブレーキが掛かり、かつモータ7の回転はパルセータ5に伝達される状態となるまでには所定の時間が必要となる。この所定の時間が経過するまでに、洗濯物量検知行程を実行するためにモータ7を駆動すると、洗濯兼脱水槽4にブレーキが掛かっていない状態で、かつモータ7の回転がパルセータ5に伝達される状態になる前の状態で、モータ7が回転し始めることとなる。この状態では、最初、モータ7の回転がパルセータ5と洗濯兼脱水槽4に伝達されている状態であるため、脱水シャフト23、切換クラッチ24およびクラッチスプリング24aが回転している状態となり、この状態で、ブレーキがかかるとともに、クラッチレバー33が切換クラッチ24に係合することとなり、ブレーキが掛かる際の非常に大きな音が発生したり、クラッチレバー33と切換クラッチ24とが係合する際の大きな当たり音が発生したりする。また、減速機構9に負荷が掛かり、故障したりすることもある。
そのため、電磁駆動装置40をOFF状態にした後、ブレーキが解除されているとともに、モータ7の回転がパルセータ5および洗濯兼脱水槽4に伝達される状態から、確実に洗濯兼脱水槽4にブレーキが掛かり、かつモータ7の回転はパルセータ5に伝達される状態となるまでの所定の時間以上の時間である、第2の所定時間T2だけ、モータ7の駆動を遅らせることで、上記問題を回避している。
一方、ステップ112にて、ブレーキ解除工程状態か否かを判定した結果、ブレーキ解除工程中ではなく、電磁駆動装置40がOFF状態であると判定したならば、ステップ117にて、電磁駆動装置40をOFF状態のままに持続する。電磁駆動装置40はOFF状態のままであるので、排水弁15は閉じられているとともに、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aがブレーキホイール10へ密着され洗濯兼脱水槽4へのブレーキが掛かり、かつモータ7の回転はパルセータ5に伝達される状態となっている。
次に、ステップ118にて、遅延タイマーtの時間を判定する。遅延タイマーtが第3の所定時間T3(例えば0.1秒)以内ならば、再度ステップ118に戻り、遅延タイマーtが第3の所定時間T3を経過するまで繰り返す。ここでは、ブレーキ解除工程ではないため、すでに電磁駆動装置40はOFF状態であるので、洗濯兼脱水槽4はすでにブレーキが掛かり、かつモータ7の回転はパルセータ5に伝達される状態となっているので、洗濯物量検知行程を実行するために、すぐにモータ7を駆動しても、上記のような、ブレーキが掛かる際の非常に大きな音が発生したり、クラッチレバー33と切換クラッチ24とが係合する際の大きな当たり音が発生したり、また、減速機構9に負荷が掛かり、故障したりする問題がない。そこで、モータ7を駆動するまでの第3の所定時間T3は、第2の所定時間T2よりも短い時間で十分である。
ステップ118にて、遅延タイマーtが第3の所定時間T3以上経過した後に、ステップ115に進み、洗濯物量検知行程を実行し、洗濯物の量を検知する。その後、ステップ116にて、制御手段58は、検知した洗濯物の量に対応した水位、洗濯時間、洗濯時のパルセータ5の反転時限、すすぎ回数、脱水時間等を設定し、一連の洗濯運転を実行した後、ステップ119にて洗濯運転を終了する。
このように、このように、電源を投入してから第1の所定時間T1後にブレーキ解除装置を動作し、洗濯兼脱水槽4が回転可能な状態にするブレーキ解除動作を実行するようにしたことにより、リントフィルタを外して掃除するときや柔軟仕上げ剤を入れるときの作業性が電源を入れるだけのワンボタン押しの動作のみで可能になるなど、使い勝手を向上させることができるとともに、スタートスイッチ59eからの運転開始指示を入力した後、電磁駆動装置40の動作を停止し、第2の所定時間T2経過した後に、洗濯物量検知行程を実行するためのモータ7の駆動を開始することにより、ブレーキが掛かる際の非常に大きな音が発生したり、クラッチレバー33と切換クラッチ24とが係合する際の大きな当たり音が発生したり、また、減速機構9に負荷が掛かり、故障したりすることを回避することができる。
また、スタートスイッチ59eからの運転開始指示を入力した時に、ブレーキ解除工程でない場合は、第2の所定時間T2よりも短い第3の所定時間T3経過した後に、洗濯物量検知行程を実行するためのモータ7の制御を開始することにより、より短時間にモータ7を駆動することができるので、運転時間を短縮することができるとともに、使い勝手を向上させることができる。また、工場での検査やサービスマンが修理を行う場合にも、モータ7の動作をすぐに検査することができる。
また、電源を入力後、第1の所定時間T1経過したとき、設定入力手段59により設定された運転内容が、運転開始時に電磁駆動装置40をON状態に制御すべきもの(例えば、脱水運転)であった場合、スタートスイッチ59eからの運転開始指示を入力した後、電磁駆動装置40をON状態にさせたまま、第2の所定時間T2よりも短い第4の所定時間T4が経過した後にモータ7の駆動を開始することにより、より短時間にモータ7を駆動することができるので、運転時間を短縮することができるとともに、使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態で説明した第2の所定時間T2、第3の所定時間T3、第4の所定時間T4は単なる例示にすぎず、第3の所定時間T3は第2の所定時間T2よりも短ければ、同様の効果を得ることができる。また、第4の所定時間T4も第2の所定時間T2よりも短ければ、同様の効果を得ることができる。このとき、第3の所定時間T3および第4の所定時間T4は0秒でもかまわない。
また、電源入タイマpを第1の所定時間T1(例えば、15秒)以内で判定していた
が、15秒は一事例であり、他の時間でも同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、電源を投入してから所定時間後にブレーキ解除装置を動作し洗濯兼脱水槽が回転可能な状態にするブレーキ解除工程を実行することが可能となるので、力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽を回すことが可能になり、リントフィルタや柔軟剤投入時などの操作性や作業性などの使い勝手を向上させることができるとともに、運転を開始する際にも確実にブレーキ力が働く状態になり、クラッチの切り換えが完全に終了した後にモータを駆動することが可能となり、ブレーキおよびクラッチの切り換え途中でモータが回転することがないため、クラッチの切り換えの異常音の発生や減速機構の故障等の発生を未然に回避することができる洗濯機等として有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯機の側断面図 同洗濯機の減速機構の一部切欠いた側面図 (a)同洗濯機の減速機構まわりの洗濯時の一部切欠いた要部下面図(b)同洗濯機の減速機構まわりの排水・脱水時の一部切欠いた要部下面図 同洗濯機の洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の要部横断面図 (a)同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第2室へ移動時の断面図(b)同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第4室へ移動時の断面図(c)同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤流出時の断面図 同洗濯機のブロック回路図 同洗濯機の設定入力手段の平面図 同洗濯機のフローチャート 従来の洗濯機の側断面図
3 水受け槽
4 洗濯兼脱水槽
5 パルセータ
7 モータ(駆動手段)
22 洗濯シャフト
23 脱水シャフト
24 切換クラッチ(切換クラッチ機構部)
24a クラッチスプリング(切換クラッチ機構部)
26 ブレーキホイール(脱水シャフト)
27 ブレーキバンド(ブレーキ機構部)
27a ブレーキシュー(ブレーキ機構部)
28 ギヤケース(脱水シャフト)
33 クラッチレバー(切換クラッチ機構部)
36 ブレーキレバー(ブレーキ機構部)
40 電磁駆動装置(ブレーキ解除装置)
43 ギヤシャフト(洗濯シャフト)
58 制御手段
59 設定入力手段
59e スタートスイッチ(運転開始入力手段)

Claims (2)

  1. 洗濯機外枠内に配設され内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水受け槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽および前記パルセータを駆動する駆動手段と、前記パルセータに連結する洗濯シャフトと、前記洗濯兼脱水槽に連結する脱水シャフトと、前記脱水シャフトの回転にブレーキ力を付加するブレーキ機構部と、前記ブレーキ機構部のブレーキ力を解除するブレーキ解除装置と、前記ブレーキ解除装置により前記ブレーキ機構部と連動して制御され前記駆動手段からの駆動力の伝達を前記洗濯シャフト側と脱水シャフト側に切り換える切換クラッチ機構部と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の工程を設定する設定入力手段と、前記設定入力手段により設定された内容に基づき運転の開始と停止を指示する運転開始入力手段と、前記運転開始入力手段への入力によって前記パルセータの回転および前記洗濯兼脱水槽の回転等の動作を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記設定入力手段により電源が投入されてから第1の所定時間経過後に前記ブレーキ解除装置を動作させ前記洗濯兼脱水槽が手動で回転可能な状態となるブレーキ解除工程を実行するようにし、前記第1の所定時間経過後に、前記運転開始入力手段から運転開始の指示が入力された時、前記ブレーキ解除装置の動作を停止し、第2の所定時間経過した後に前記駆動手段の駆動を開始するようにし、前記設定入力手段により電源が投入されてから前記第1の所定時間経過前に、前記運転開始入力手段から運転開始の指示が入力された時、前記ブレーキ解除工程を実行することなく、前記第2の所定時間よりも短い第3の所定時間経過した後に駆動手段の駆動を開始するようにしたことを特徴とする洗濯機。
  2. 制御手段は、設定入力手段により設定された内容が運転開始時にブレーキ解除装置を動作させるものであった場合、前記設定入力手段により電源が投入されてから第1の所定時間経過後に、運転開始入力手段から運転開始の指示が入力された時、前記ブレーキ解除装置の動作を継続するとともに、第2の所定時間よりも短い第4の所定時間経過した後に前記駆動手段の駆動を開始するようにしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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