JPH0928987A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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Publication number
JPH0928987A
JPH0928987A JP8067779A JP6777996A JPH0928987A JP H0928987 A JPH0928987 A JP H0928987A JP 8067779 A JP8067779 A JP 8067779A JP 6777996 A JP6777996 A JP 6777996A JP H0928987 A JPH0928987 A JP H0928987A
Authority
JP
Japan
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water
washing
circulation
circulation pump
flow rate
Prior art date
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Application number
JP8067779A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sano
弘明 佐野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の全自動洗濯機では、洗濯物の量が多い
時には、洗濯水及びすすぎ水の洗濯物への浸透に時間が
かかり、洗濯時間及びすすぎ時間が長くなるという問題
があった。 【解決手段】 洗濯機本体1内に配設された水槽2内
に、撹拌翼5を有する洗濯兼脱水槽4を設け、水槽2の
底部と洗濯兼脱水槽4との上部とを連通した循環パイプ
28を設け、循環パイプ28の途中に循環ポンプ29を
設け、洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の量を検知す
る洗濯物量検知手段を設け、水槽2の水位を検知する水
位センサ25を設け、洗濯物量検知手段の検知結果に基
づいて給水水位を設定する水位設定手段を設け、洗濯水
若しくはすすぎ水を循環させて行う循環洗濯若しくは循
環すすぎの実行時に、水位センサ25の検知結果に基づ
いて循環ポンプ29の流量を制御する制御部26を設け
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機本体内に配設
された水槽内に、内底部に撹拌翼を有する洗濯兼脱水槽
を設け、該水槽若しくは洗濯兼脱水槽の底部と洗濯兼脱
水槽との上部とを連通した循環経路を設け、該循環経路
の途中に循環ポンプを設け、上記洗濯兼脱水槽内に投入
された洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段を設け、
該洗濯物量検知手段の検知結果に基づいて給水水位を設
定する水位設定手段を設け、上記洗濯兼脱水槽内の水位
を検知する水位検知手段を設けた全自動洗濯機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の全自動洗濯機は特開平6−310
88号公報に記載されているものがあった。
【0003】その全自動洗濯機を図13とともに説明す
ると、洗濯機本体41内に配設された水槽42内に遠心
脱水槽43を設け、水道に接続され該水槽42に水を給
水するための水道水取入パイプ44を設け、上記水槽4
2の底部の給水口45と遠心脱水槽43との上部とを連
通した循環経路である循環パイプ46を設け、該循環パ
イプ46の途中に循環ポンプ47を設け、上記循環パイ
プ46の端部に散水口48を設け、該散水口48に水道
水取入パイプ44を接続し、上記水槽42の底部に排水
パイプ49を設け、該排水パイプ49に排水弁50を設
けていた。
【0004】そして、上記全自動洗濯機は、遠心脱水槽
43内に洗濯物を入れ、該遠心脱水槽43に適量の洗剤
を投入し水道水取入パイプ44を介して散水口48より
遠心脱水槽43に洗濯物が浸る程度(洗濯物の上に水が
くる程度)に給水し、循環ポンプ47を駆動させて水槽
42の底部の給水口45から洗濯水を給水し上記散水口
48より上記遠心脱水槽43に循環させ、この洗濯水の
循環により洗濯物の洗濯を行っていた。
【0005】洗濯終了後、排水弁50を開成して排水パ
イプ49から上記水槽42内の洗濯水を排水し、排水終
了後、上記排水弁50を閉成し上記水道水取入パイプ4
4を介し上記散水口48から上記遠心脱水槽43に給水
し、循環ポンプ47を駆動させて水槽42の底部の給水
口45からすすぎ水を給水し上記散水口48より上記遠
心脱水槽43に循環させ、このすすぎ水の循環により洗
濯物のすすぎを行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の全自動洗濯
機であれば、循環ポンプによる洗濯水若しくはすすぎ水
の循環のみで洗濯若しくはすすぎを行うので、洗濯物が
撹拌されることなく循環された洗濯水若しくはすすぎ水
が洗濯物に均等に当たらず、洗濯及びすすぎ時に洗濯ム
ラ及びすすぎムラが生じる。
【0007】また、洗濯物の量が多い時には、洗濯水及
びすすぎ水の洗濯物への浸透に時間がかかり、洗濯時間
及びすすぎ時間が長くなるという問題があった。
【0008】本発明の全自動洗濯機は上記の問題に鑑み
なされたものであり、洗濯水若しくはすすぎ水を循環さ
せて行う循環洗濯若しくは循環すすぎの実行時に、水位
検知手段の検知結果に基づいて循環ポンプの流量を制御
することにより、洗濯物への洗濯水若しくはすすぎ水の
浸透を効率よく行うことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の全自動洗濯機は、洗濯機本体内に配設され
た水槽内に、内底部に撹拌翼を有する洗濯兼脱水槽を設
け、該水槽若しくは洗濯兼脱水槽の底部と洗濯兼脱水槽
との上部とを連通した循環経路を設け、該循環経路の途
中に循環ポンプを設け、上記洗濯兼脱水槽内に投入され
た洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段を設け、該洗
濯物量検知手段の検知結果に基づいて給水水位を設定す
る水位設定手段を設け、上記洗濯兼脱水槽内の水位を検
知する水位検知手段を設け、洗濯水若しくはすすぎ水を
循環させて行う循環洗濯若しくは循環すすぎの実行時
に、上記水位検知手段の検知結果に基づいて上記循環ポ
ンプの流量を制御する制御手段を設けている。
【0010】そして、上記制御手段は、上記水位検知手
段による検知水位が高い場合には上記循環ポンプの流量
を多くし、検知水位が低い場合には上記循環ポンプの流
量を少なくなるよう制御する。
【0011】また、本発明の全自動洗濯機は、洗濯機本
体内に配設された水槽内に、内底部に撹拌翼を有する洗
濯兼脱水槽を設け、該水槽若しくは洗濯兼脱水槽の底部
と洗濯兼脱水槽との上部とを連通した循環経路を設け、
該循環経路の途中に循環ポンプを設け、上記洗濯兼脱水
槽内に投入された洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手
段を設け、上記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の布
質を検知する布質検知手段を設け、上記洗濯物量検知手
段と上記布質検知手段との検知結果に基づいて洗濯若し
くはすすぎの水流を設定する水流設定手段を設け、洗濯
水若しくはすすぎ水を循環させて行う循環洗濯若しくは
循環すすぎの実行時に、上記水流設定手段により設定さ
れた水流に基づいて上記循環ポンプの流量を制御する制
御手段を設けている。
【0012】そして、上記制御手段は、上記水流設定手
段により設定された水流が強い場合には上記循環ポンプ
の流量を少なくし、水流が弱い場合には上記循環ポンプ
の流量を多くなるよう制御する。
【0013】さらに、本発明の全自動洗濯機は、洗濯機
本体内に配設された水槽内に、内底部に撹拌翼を有する
洗濯兼脱水槽を設け、該水槽若しくは洗濯兼脱水槽の底
部と洗濯兼脱水槽との上部とを連通した循環経路を設
け、該循環経路の途中に循環ポンプを設け、上記水槽内
の水の光透過率を検知する光検知手段を設け、洗濯水若
しくはすすぎ水を循環させて行う循環洗濯若しくは循環
すすぎの実行時に、上記光検知手段の検知結果に基づい
て上記循環ポンプの流量を制御する制御手段を設けてい
る。
【0014】そして、上記制御手段は、上記光検知手段
による光透過率が高い場合には上記循環ポンプの流量を
少なくし、光透過率が低い場合には上記循環ポンプの流
量を多くなるよう制御する。
【0015】上記構成の全自動洗濯機は、洗濯水若しく
はすすぎ水を循環させて行う循環洗濯若しくは循環すす
ぎの実行時に、上記水位検知手段の検知結果に基づいて
上記循環ポンプの流量を制御することにより、水位に応
じた循環水流で循環洗濯若しくは循環すすぎを行う。
【0016】そして、水位が高い場合に循環ポンプの水
流を多くすることにより、洗濯物への洗濯水若しくはす
すぎ水の浸透を確実に行い、水位が低い場合に循環ポン
プの水流を少なくすることにより、不必要な循環ポンプ
による洗濯水若しくはすすぎ水の循環を抑える。
【0017】また、洗濯水若しくはすすぎ水を循環させ
て行う循環洗濯若しくは循環すすぎの実行時に、上記水
流設定手段により設定された水流に基づいて上記循環ポ
ンプの流量を制御することにより、水流に応じた循環水
流で循環洗濯若しくは循環すすぎを行う。
【0018】そして、水流が強い場合に循環ポンプの水
流を少なくすることにより、洗濯水若しくはすすぎ水の
跳びはねを抑え、水流が弱い場合に循環ポンプの水流を
多くすることにより、循環水流による循環洗濯若しくは
循環すすぎを短い時間で行う。
【0019】さらに、洗濯水若しくはすすぎ水を循環さ
せて行う循環洗濯若しくは循環すすぎの実行時に、上記
光検知手段の検知結果に基づいて上記循環ポンプの流量
を制御することにより、水槽内の水の光透過率、即ち洗
剤の溶け具合,汚れの度合に応じた循環水流で循環洗濯
若しくは循環すすぎを行う。
【0020】そして、水槽内の水の光透過率が高い場合
に循環ポンプの流量を少なくすることにより、洗濯水若
しくはすすぎ水の飛びはね、及び不必要な洗濯水若しく
はすすぎ水の循環を抑え、光透過率が低い場合には循環
ポンプの流量を多くすることにより、循環水流により洗
剤を十分に溶かし、且つ循環水流による循環洗濯若しく
は循環すすぎを短い時間で行う。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の全自動洗濯機の第1実施
の形態を図1乃至図6とともに説明する。
【0022】図1乃至図3は本発明の全自動洗濯機の第
1及び第2実施の形態の機械的構成を示し、図1はその
全体断面図であり、図2はクラッチ機構の断面図であ
り、図3は給水経路を示す概略断面図である。
【0023】図1において、1は全自動洗濯機の洗濯機
本体(外箱)であって、この外箱1内に水槽2を防振支
持機構3で吊り下げ支持している。
【0024】該水槽2内には、周壁に多数の通孔が形成
された洗濯兼脱水槽4が回転自在に配設され、該洗濯兼
脱水槽4の内底部に撹拌翼5を回動自在に設けている。
【0025】上記水槽2の外底部には、モータ6とクラ
ッチ機構7が設けられ、該モータ6の駆動力(回転力)
をベルト8を介してクラッチ機構7に伝達している。
【0026】上記モータ6の駆動軸9に駆動側プーリ1
0が設けられ、該駆動側プーリ10に冷却ファン11を
設け、この駆動側プーリ10をネジ12により上記駆動
軸9に取り付けている。
【0027】そして、上記クラッチ機構7は、洗濯およ
びすすぎ工程時に洗濯兼脱水槽4の回転を阻止するよう
洗濯兼脱水槽4に直結された脱水軸13に係合するクラ
ッチレバー14と、クラッチレバー14を駆動するソレ
ノイド15と、脱水工程時に洗濯軸16の回転力を脱水
軸13に伝達して洗濯兼脱水槽4を高速回転させるスプ
リングクラッチ17とを備え、上記洗濯軸16に従動側
プーリ18を設け、上記駆動側プーリ10と該従動側プ
ーリ18に上記ベルト8を架け渡している。
【0028】これにより、脱水運転を行うときには、上
記ソレノイド15の駆動によりクラッチレバー14が開
放すなわち脱水軸13への係合が解除され、スプリング
クラッチ17によりモータ6を駆動力が脱水軸13に伝
達されて、従動側プーリ18と洗濯兼脱水槽4とを同じ
回転数で回転させることになる。
【0029】また、上記外箱1の上部に水槽2内に給水
する給水手段である給水弁19、給水弁19に接続され
た給水ホース20、給水ホース20から給水された水を
上記洗濯兼脱水槽4へ供給する給水口21を設け、上記
外箱1に設けられた各種設定及び操作を行うための操作
スイッチ22、各種設定及び各種動作状態を表示する表
示パネル23、水槽2を開閉する蓋(図示せず)の開閉
を検知する安全スイッチ24、水槽2の水位を検知する
水位検知手段である水位センサ25、洗濯,すすぎ,脱
水工程を順次移行して洗濯運転を実行する制御手段であ
る制御部26、上記水槽2内の洗濯水等を排水する排水
弁27を設けている。
【0030】上記安全スイッチ24は蓋の開閉に伴って
オンオフする押しボタン式のセンサ等が使用され、上記
水位センサ25は水槽2に形成されたエアトラップ及び
導圧パイプの空気圧から水位を検知する圧力センサ等が
使用されており、上記排水弁27はクラッチ機構7と機
械的に接続されており、脱水運転時のソレノイド15の
駆動により作動され開成される構成となっている。
【0031】また、上記水槽2の底部と上記給水弁19
とを循環経路である循環パイプ28で連通させており、
該循環パイプ28の間に循環ポンプ29を設けている。
【0032】上記制御部26は図4に示すようにマイク
ロコンピュータからなり、入力部として操作スイッチ2
2、安全スイッチ24、水位センサ25、リセット回路
30、クロック回路31、洗濯物量検知回路32、布質
検知回路33等が接続され、出力部としてモータ回転駆
動回路35を介してモータ6,循環ポンプモータ(図示
せず)を駆動する循環ポンプ駆動回路36、ソレノイド
駆動回路37を介してソレノイド15、表示回路38を
介して表示パネル23、給水弁駆動回路39を介して給
水弁19が夫々接続されている。
【0033】そして、上記制御部26は、上記洗濯物量
検知回路32により検知された洗濯物量に基づいて給水
水位を設定する水位設定手段である水位設定機能と、上
記水位センサ25の検知結果に基づいて上記循環ポンプ
29の流量を制御する流量制御機能とを有している。
【0034】上記構成の全自動洗濯機の第1実施の形態
の動作を図5のフローチャートとともに説明すると、全
自動洗濯機の表示パネル23の電源スイッチ23aをオ
ンし、コース洗濯スイッチ23bで循環洗濯のコースを
選択すると、循環洗濯の表示ランプ23cがオンして循
環洗濯が洗濯されたことを表示する。スタートスイッチ
23dをオンすると洗濯兼脱水槽4が回転され洗濯物の
量を洗濯物量検知回路32で検知し、検知後、給水弁2
7をオンし給水を開始する。
【0035】そして、水位センサ25で検知している水
槽2の水位が制御部26により上記洗濯物量検知回路3
2の検知結果に基づいて設定された水位になると、上記
給水弁19をオフして給水を停止する。
【0036】上記制御部26からの信号によりモータ回
転駆動回路35がモータ6を駆動させるとともに循環ポ
ンプ駆動回路36で循環ポンプ29を駆動させて循環洗
濯を開始する。
【0037】このとき、上記水槽2の水位が「低」であ
るか否かを判断し、「低」であれば上記循環ポンプ29
による循環流量を5l/minの循環流量で循環洗濯を
行い、循環洗濯時間が経過すると循環洗濯を終了する。
【0038】そして、上記水槽2の水位が「低」より高
い場合にはこの水位が「中」であるか否か判断し、
「中」であれば上記循環ポンプ29による循環流量を1
0l/minの循環流量で循環洗濯を行い、循環洗濯時
間が経過すると循環洗濯を終了する。
【0039】そして、上記水槽2の水位が「中」より高
い場合にはこの水位が「高」であるか否か判断し、
「高」であれば上記循環ポンプ29による循環流量を1
5l/minの循環流量で循環洗濯を行い、循環洗濯時
間が経過すると循環洗濯を終了する。
【0040】上記のように水位により上記循環ポンプ2
9の循環流量を制御することにより、水位に応じた適切
な循環洗濯を行うことができる。すなわち、水位が
「低」の時は洗濯物の量が少ないので洗濯水の洗濯物へ
の浸透が速いので、循環流量を少なくして必要以上の洗
濯水の循環を抑えることができ、水位が「高」の時は洗
濯物の量が多いので洗濯水の洗濯物への浸透が遅くなる
が、循環流量を多くすることにより洗浄効率を向上させ
洗濯時間の短縮を行うことができる。
【0041】また、循環すすぎ時も上記の循環洗濯と同
様に上記循環ポンプ29の循環流量を水位に応じて制御
することにより上記の同様の効果を得ることができる。
【0042】次に、本発明の全自動洗濯機の第2実施の
形態を図1乃至図5、図7のフローチャート及び図8の
モータ6の動作説明図とともに説明すると、全自動洗濯
機の表示パネル23の電源スイッチ23aをオンし、コ
ース洗濯スイッチ23bで循環洗濯のコースを選択する
と、循環洗濯の表示ランプ23cがオンして循環洗濯が
洗濯されたことを表示する。スタートスイッチ23dを
オンすると洗濯兼脱水槽4が回転され洗濯物の量を洗濯
物量検知回路32で検知し、検知後、給水弁27をオン
し給水を開始する。
【0043】そして、水位センサ25で検知している水
槽2の水位が制御部26により上記洗濯物量検知回路3
2の検知結果に基づいて設定された水位になると、上記
給水弁19をオフして給水を停止する。
【0044】上記制御部26からの信号によりモータ回
転駆動回路35がモータ6を駆動させるとともに循環ポ
ンプ駆動回路36で循環ポンプ29を駆動させて循環洗
濯を開始する。
【0045】そして、布質検知回路33により洗濯物の
布質を検知し、この布質の検知結果と上記水槽2の水位
とから上記撹拌翼5による水流を設定し、この設定され
た水流で循環洗濯が行われる。すなわち、図8に示すよ
うに水流が「強」の場合には上記撹拌翼5を回転駆動す
るモータ6をオン「3″」,オフ「1″」で駆動し、
「中」の場合には上記モータ6をオン「2″」,オフ
「1″」で駆動し、「弱」の場合には上記モータ6をオ
ン「1″」,オフ「1″」で駆動する。
【0046】このとき、水流が「弱」であるか否かを判
断し、「弱」であれば上記循環ポンプ29による循環流
量を15l/minの循環流量で循環洗濯を行い、循環
洗濯時間が経過すると循環洗濯を終了する。
【0047】そして、水流が「中」であるか否か判断
し、「中」であれば上記循環ポンプ29による循環流量
を10l/minの循環流量で循環洗濯を行い、循環洗
濯時間が経過すると循環洗濯を終了する。
【0048】そして、水流が「強」であるか否か判断
し、「強」であれば上記循環ポンプ29による循環流量
を5l/minの循環流量で循環洗濯を行い、循環洗濯
時間が経過すると循環洗濯を終了する。
【0049】上記のように水流により上記循環ポンプ2
9の循環流量を制御することにより、水流に応じた適切
な循環洗濯を行うことができる。すなわち、水流が
「弱」の時は循環流量を多くすることにより循環による
洗濯効率を向上させ、水流が「強」の時は循環流量を少
なくすることにより洗濯水の飛散を防止している。
【0050】また、循環すすぎ時も上記の循環洗濯と同
様に上記循環ポンプ29の循環流量を水位に応じて制御
することにより上記の同様の効果を得ることができる。
【0051】次に、本発明の第3実施の形態を図9乃至
図12とともに説明する。また、本実施の形態につい
て、上述した第1実施の形態と相違する点のみ説明す
る。
【0052】図9は本発明の全自動洗濯機の第3実施の
形態の全体断面図であり、図10は同じく第3実施の形
態のブロック図であり、図11は同じく第3実施の形態
の動作を説明するフローチャートであり、図12は図9
の表示パネルを示す平面図である。
【0053】図9及び図10に示すように、本実施の形
態の全自動洗濯機は、水槽2の底部と給水弁19とを連
通する循環パイプ28に光センサ40を設け、該光セン
サ40の出力をマイクロコンピュータ26に入力してな
る点で、上記第1実施の形態と相違するものである。
【0054】該光センサ40は、排水弁27が閉じてい
る時に循環パイプ28に進入した水槽2の水の光透過率
を検知する光検知手段である。具体的に説明すると、前
記光センサ40によって検知される光透過率(洗濯水の
濁り)の程度によって、水の汚れ具合あるいは洗剤の溶
け具合を検知することができる。
【0055】上記構成の全自動洗濯機の第3実施の形態
の動作を図9乃至図12を参照して説明すると、例えば
全自動をコース選択してスタートスイッチ23dをオン
すると洗濯兼脱水槽4が回転され洗濯物の量を洗濯物量
検知回路32で検知し、検知後、給水弁27をオンし給
水を開始する。
【0056】そして、水位センサ25で検知している水
槽2の水位が制御部26により上記洗濯物量検知回路3
2の検知結果に基づいて設定された水位になると、上記
給水弁19をオフして給水を停止する。
【0057】この後、投入された洗濯物を水になじま
せ、洗剤を溶かすためにモータ6を駆動させて撹拌翼5
を回転させ、なじませ水流をスタートする。設定時間が
経過するとモータ6をオフしてなじませ水流を完了し、
光センサ40により水の濁り度合いを検知し、モータ6
を駆動させ撹拌翼5を回転させるとともに循環ポンプ2
9を駆動させ、洗濯水を循環させながら洗濯を行う。
【0058】このとき、濁りの度合に応じて循環流量を
制御し、濁りの度合が強い場合、即ち汚れの度合いが強
い場合あるいは洗剤が完全に溶けていない場合には上記
循環ポンプ29による循環流量を10l/minの循環
流量で循環洗濯を行い、循環洗濯時間が経過すると循環
洗濯を終了する。
【0059】そして、濁りの度合が弱い場合、即ち汚れ
の度合いが弱く洗剤が完全に溶けている場合には上記循
環ポンプ29による循環流量を5l/minの循環流量
で循環洗濯を行い、循環洗濯時間が経過すると循環洗濯
を終了する。
【0060】上記のように洗濯水の濁りにより上記循環
ポンプ29の循環流量を制御することにより、濁りに応
じた適切な循環洗濯を行うことができる。すなわち、濁
りの度合が強いときは循環流量を多くすることにより、
洗剤を完全に溶かし循環水流で激しい汚れも短時間で有
効に循環洗濯を行い、汚れの度合が弱いときは循環ポン
プ29の循環流量を少なくすることにより、不必要な循
環ポンプ29による洗濯水の循環を抑えることができ
る。
【0061】また、循環すすぎ時も上記の循環洗濯と同
様に上記循環ポンプ29の循環流量を水位に応じて制御
することにより洗剤の溶け具合を除いて上記の同様の効
果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明の全自動洗濯機は、洗濯水若しく
はすすぎ水を循環させて行う循環洗濯若しくは循環すす
ぎの実行時に、上記水位検知手段の検知結果に基づいて
上記循環ポンプの流量を制御することにより、水位に応
じた循環水流で循環洗濯若しくは循環すすぎを行うこと
ができ、洗濯ムラ若しくはすすぎムラを防止することが
でき、しかも、洗濯若しくはすすぎ時間を短縮すること
ができる。
【0063】そして、水位が高い場合に循環ポンプの水
流を多くすることにより、洗濯物への洗濯水若しくはす
すぎ水の浸透を確実に行い洗濯(洗浄)効率を向上させ
ることができ、水位が低い場合に循環ポンプの水流を少
なくすることにより、不必要な循環ポンプによる洗濯水
若しくはすすぎ水の循環を押さえ洗濯時間若しくはすす
ぎ時間の短縮を図ることができる。
【0064】また、洗濯水若しくはすすぎ水を循環させ
て行う循環洗濯若しくは循環すすぎの実行時に、上記水
流設定手段により設定された水流に基づいて上記循環ポ
ンプの流量を制御することにより、水流に応じた循環水
流で循環洗濯若しくは循環すすぎを行うことができ、洗
濯ムラ若しくはすすぎムラを防止することができ、しか
も、洗濯若しくはすすぎ時間を短縮することができる。
【0065】そして、水流が強い場合に循環ポンプの水
流を少なくすることにより、洗濯水若しくはすすぎ水の
跳びはねを抑え洗濯水若しくはすすぎ水の飛散を防止す
ることができ、水流が弱い場合に循環ポンプの水流を多
くすることにより、循環水流による洗濯若しくはすすぎ
の効率を向上させることができ、洗濯若しくはすすぎ時
間を短縮することができる。
【0066】さらに、洗濯水若しくはすすぎ水を循環さ
せて行う循環洗濯若しくは循環すすぎの実行時に、上記
光検知手段の検知結果に基づいて上記循環ポンプの流量
を制御することにより、水槽内の水の光透過率、即ち洗
剤の溶け具合,汚れの度合に応じた循環水流で循環洗濯
若しくは循環すすぎを行うことができ、洗濯ムラ若しく
はすすぎムラを防止することができ、しかも、洗濯若し
くはすすぎ時間を短縮することができる。
【0067】そして、水槽内の水の光透過率が高い場合
に循環ポンプの流量を少なくすることにより、洗濯水若
しくはすすぎ水の飛びはねを抑え洗濯水若しくはすすぎ
水の飛散を防止することができ、且つ不必要な洗濯水若
しくはすすぎ水の循環を抑え循環ポンプによる無駄な電
力消費を防止することができる。また、光透過率が低い
場合には循環ポンプの流量を多くすることにより、循環
水流により洗剤を十分に溶かし、且つ循環水流による洗
濯若しくはすすぎの効率を向上させることができ、洗濯
若しくはすすぎ時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全自動洗濯機の第1及び第2実施の形
態の概略断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である
【図3】本発明の全自動洗濯機の第1及び第2実施の形
態の上部の一部を示す概略断面図である。
【図4】本発明の全自動洗濯機の第1及び第2実施の形
態のブロック図である。
【図5】図1の表示パネルを示す平面図である。
【図6】本発明の全自動洗濯機の第1実施の形態の動作
を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の全自動洗濯機の第2実施の形態の動作
を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の全自動洗濯機の第2実施の形態におい
て水流を発生するためのモータの動作説明図である。
【図9】本発明の全自動洗濯機の第3実施の形態の概略
断面図である。
【図10】同じく第3実施の形態のブロック図である。
【図11】同じく第3実施の形態の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】図9の表示パネルを示す平面図である。
【図13】従来の全自動洗濯機の一例を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
1 外箱 2 水槽 4 洗濯兼脱水槽 5 撹拌翼 6 モータ 19 給水弁 25 水位センサ 26 制御部(マイクロコンピュータ) 28 循環パイプ 29 循環ポンプ 32 容量検知回路 33 布質検知回路 40 光センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機本体内に配設された水槽内に、内
    底部に撹拌翼を有する洗濯兼脱水槽を設け、該水槽若し
    くは洗濯兼脱水槽の底部と洗濯兼脱水槽との上部とを連
    通した循環経路を設け、該循環経路の途中に循環ポンプ
    を設け、上記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の量を
    検知する洗濯物量検知手段を設け、該洗濯物量検知手段
    の検知結果に基づいて給水水位を設定する水位設定手段
    を設け、上記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知
    手段を設けた全自動洗濯機において、 洗濯水若しくはすすぎ水を循環させて行う循環洗濯若し
    くは循環すすぎの実行時に、上記水位検知手段の検知結
    果に基づいて上記循環ポンプの流量を制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記水位検知手段によ
    る検知水位が高い場合には上記循環ポンプの流量を多く
    し、検知水位が低い場合には上記循環ポンプの流量を少
    なくすることを特徴とする請求項1記載の全自動洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 洗濯機本体内に配設された水槽内に、内
    底部に撹拌翼を有する洗濯兼脱水槽を設け、該水槽若し
    くは洗濯兼脱水槽の底部と洗濯兼脱水槽との上部とを連
    通した循環経路を設け、該循環経路の途中に循環ポンプ
    を設け、上記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の量を
    検知する洗濯物量検知手段を設け、上記洗濯兼脱水槽内
    に投入された洗濯物の布質を検知する布質検知手段を設
    け、上記洗濯物量検知手段と上記布質検知手段との検知
    結果に基づいて洗濯若しくはすすぎの水流を設定する水
    流設定手段を設けた全自動洗濯機において、 洗濯水若しくはすすぎ水を循環させて行う循環洗濯若し
    くは循環すすぎの実行時に、上記水流設定手段により設
    定された水流に基づいて上記循環ポンプの流量を制御す
    る制御手段を設けたことを特徴とする全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記水流設定手段によ
    り設定された水流が強い場合には上記循環ポンプの流量
    を少なくし、水流が弱い場合には上記循環ポンプの流量
    を多くすることを特徴とする請求項3記載の全自動洗濯
    機。
  5. 【請求項5】 洗濯機本体内に配設された水槽内に、内
    底部に撹拌翼を有する洗濯兼脱水槽を設け、該水槽若し
    くは洗濯兼脱水槽の底部と洗濯兼脱水槽との上部とを連
    通した循環経路を設け、該循環経路の途中に循環ポンプ
    を設け、上記水槽内の水の光透過率を検知する光検知手
    段を設けた全自動洗濯機において、 洗濯水若しくはすすぎ水を循環させて行う循環洗濯若し
    くは循環すすぎの実行時に、上記光検知手段の検知結果
    に基づいて上記循環ポンプの流量を制御する制御手段を
    設けたことを特徴とする全自動洗濯機。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記光検知手段による
    光透過率が高い場合には上記循環ポンプの流量を少なく
    し、光透過率が低い場合には上記循環ポンプの流量を多
    くすることを特徴とする請求項5記載の全自動洗濯機。
JP8067779A 1995-05-18 1996-03-25 全自動洗濯機 Pending JPH0928987A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036016A (ja) * 2008-07-09 2010-02-18 Panasonic Corp ドラム式洗濯機
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KR101461304B1 (ko) * 2013-01-21 2014-11-12 한국교통대학교산학협력단 순환식 활성수기가 구비된 세탁기의 작동방법
JP2014212809A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
CN104711811A (zh) * 2013-12-17 2015-06-17 海尔集团公司 一种带内循环功能洗衣机的洗衣程序及洗衣机
JP2016043086A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機

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