JP4561594B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯兼脱水槽の流体バランサにリントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置等を有するとともに、洗濯兼脱水槽の回転にブレーキ力を付加するブレーキ機構部を有する洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、洗濯兼脱水槽の流体バランサにリントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置等を有しており(例えば、特許文献1参照)、また、電源が投入されていない状態や電源が投入されただけの状態では安全確保のため、常にブレーキ力が働き洗濯兼脱水槽を回転させることができにくい状態になっている(例えば、特許文献2参照)。
図8は、従来の洗濯機の側断面図である。図8に示すように、洗濯機外枠1は、吊り棒2により水受け槽3を吊り下げており、水受け槽3の内部に洗濯兼脱水槽4を脱水回転可能に設けている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5を回転自在に配設し、パルセータ5と一体に下側羽根6を設けている。モータ(駆動手段)7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
リント用循環水路10および散水ノズル用循環水路11は、パルセータ5の下側羽根6外周のポンプ室12から洗濯兼脱水槽4の上部に至るように設け、上部に着脱可能なリントフィルタ13および散水ノズル14をそれぞれ設けている。排水弁15は水受け槽3内の洗濯水を排水するものであり、給水弁16は水受け槽3内に給水するものである。洗濯機外枠1の上部を構成する上部枠体17に蓋18を開閉自在に設け、また、その前方に制御装置19を設けている。洗濯兼脱水槽4の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサ20を設け、この流体バランサ20に柔軟仕上げ剤自動流出装置21を設けている。
特開平7−328277号公報 特開2004−135955号公報
しかしながら、このような従来の洗濯機では、給水弁16からの水道水が水受け槽3内の洗濯兼脱水槽4内に確実に給水されるように、給水弁16に連通する給水口16aは、洗濯兼脱水槽4の流体バランサ20の開口部20aの一部を覆う位置に設けられて、上部枠体17の開口部17aの後面17bは、流体バランサ20の開口部20aを覆うように設けられている。このとき、前回の一連の洗濯が終了したとき、流体バランサ20の内面側に設けられたリントフィルタ13や柔軟仕上げ剤自動流出装置21はどの位置に停止しているかは明確に規定できないものである。このような状態において、リントフィルタ13が後方側、すなわち上部枠体17の開口部17aの後面17bの下方に位置している場合など、リントフィルタ13を掃除しようとするとき、上部枠体17の開口部17aの後面17bに隠れているため、リントフィルタ13が取り外しにくく、また、柔軟仕上げ剤自動流出装置21が後方側、すなわち上部枠体17の開口部17aの後面17bの下方に位置している場合など、柔軟仕上げ剤自動流出装置21内に柔軟仕上げ剤を投入しにくいものであった。
このようなとき、使用者がリントフィルタ13の掃除や柔軟仕上げ剤自動流出装置21内への柔軟仕上げ剤の投入などの作業がしやすい位置まで洗濯兼脱水槽4を回転させようとする。しかしながら、このような状態においては、電源が投入されていない状態や電源が投入されただけの状態では洗濯兼脱水槽4を回転に対し常にブレーキ力が働いた状態に
なっているため、簡単に手で回転させることができなかったり、無理に回転させようとすると非常に力を要するなど作業性に問題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、リントフィルタの清掃時や柔軟剤投入時などの操作性や作業性などの使い勝手を向上させた洗濯機を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、洗濯機外枠内に配設され内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水受け槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽およびパルセータを駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽に連結する脱水シャフトと、前記脱水シャフトの回転にブレーキ力を付加するブレーキ機構部と、前記ブレーキ機構部のブレーキ力を解除するブレーキ解除装置と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の工程を設定する設定入力手段と、前記パルセータの回転および前記洗濯兼脱水槽の回転等を前記設定入力手段により設定された内容に基づき一連の動作を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記設定入力手段により電源が投入されてから、脱水工程終了時において前記洗濯兼脱水槽の脱水回転が完全に停止する時間が経過後に、前記ブレーキ解除装置を動作させ前記洗濯兼脱水槽が回転可能な状態となるブレーキ解除工程を実行するようにした洗濯機である。
これにより、洗濯工程の開始時等に、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置が、上部枠体の開口部の後面側に隠れていたとしても、使用者が力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽を回すことが可能になり、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置を操作しやすい場所に回転移動させることができるので、操作性や作業性などの使い勝手を向上させることができる。
本発明の洗濯機は、洗濯工程の開始時等に、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置が、上部枠体の開口部の後面側に隠れていたとしても、使用者が力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽を回すことが可能になり、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置を操作しやすい場所に回転移動させることができるので、安全性を向上し、操作性や作業性などの使い勝手を向上させる洗濯機を実現することができる。
第1の発明は、洗濯機外枠内に配設され内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水受け槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽およびパルセータを駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽に連結する脱水シャフトと、前記脱水シャフトの回転にブレーキ力を付加するブレーキ機構部と、前記ブレーキ機構部のブレーキ力を解除するブレーキ解除装置と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の工程を設定する設定入力手段と、前記パルセータの回転および前記洗濯兼脱水槽の回転等を前記設定入力手段により設定された内容に基づき一連の動作を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記設定入力手段により電源が投入されてから、脱水工程終了時において前記洗濯兼脱水槽の脱水回転が完全に停止する時間が経過後に、前記ブレーキ解除装置を動作させ前記洗濯兼脱水槽が回転可能な状態となるブレーキ解除工程を実行することにより、洗濯工程の開始時等に、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置が、上部枠体の開口部の後面側に隠れていたとしても、使用者が力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽を回すことが可能になり、リントフィルタや柔軟仕上げ剤自動流出装置を操作しやすい場所に回転移動させることができるので、操作性や作業性などの使い勝手を向上させることができる。
また、脱水工程において、脱水回転途中に電源を切り、直ぐに電源を入れた場合などでも、脱水が完全停止していない状態でブレーキを解除するといった不具合を防止することができ、脱水回転が停止する前にブレーキを解除することを防止し、使用者が回転中の洗濯兼脱水槽内に誤って手を入れてしまうといった危険を防止でき、安全性に対して向上することができる。
の発明は、上記第1の発明において、駆動手段または洗濯兼脱水槽の回転速度を検知する回転速度検知手段を備え、制御手段は、前記回転速度検知手段により前記駆動手段または前記洗濯兼脱水槽が回転していると検知した時は、ブレーキ解除工程を実行しないことにより、脱水工程において、脱水回転途中に電源を切り、直ぐに電源を入れた場合などでも、脱水が完全停止していない状態でブレーキを解除するといった不具合を防止することができ、脱水回転が停止する前にブレーキを解除することを防止し、使用者が回転中の洗濯兼脱水槽内に誤って手を入れてしまうといった危険を防止でき、安全性に対して向上することができる。
の発明は、上記第1の発明において、水受け槽内の水位を検知する水位検知手段を備え、制御手段は、前記水位検知手段により前記水受け槽内に水があることを検知した時は、ブレーキ解除工程を実行しないことにより、洗濯開始時に使用者が、バケツ等により洗濯水を水受け槽内に入れた場合や、バスポンプ等を使用して水受け槽内に洗濯水を入れた場合においては、誤ってその洗濯水を排水してしまうといった使用者にとって不具合な現象が発生してしまうのを防止することができる。
の発明は、上記第1〜のいずれか1つの発明において、制御手段は、設定入力手段により所定の工程の開始が設定されると、ブレーキ解除工程を実行しないことにより、洗濯工程の開始時等に、洗濯兼脱水槽の回転が不必要な場合など、ブレーキ解除装置を動作することによる電力消費を抑えるとともに、動作回数を低減することによるブレーキ解除装置の耐久性を向上することができるとともに、確実に水受け槽内に洗濯水を溜めて、洗濯工程を実行することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、第1の実施の形態の洗濯機の側断面図である。図1に示すように、洗濯機外枠1は、吊り棒2により水受け槽3を吊り下げており、水受け槽3の内部に洗濯兼脱水槽4を脱水回転可能に設けている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5を回転自在に配設し、パルセータ5と一体に下側羽根6を設けている。モータ(駆動手段)7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
リント用循環水路10および散水ノズル用循環水路11は、パルセータ5の下側羽根6外周のポンプ室12から洗濯兼脱水槽4の上部に至るように設け、上部に着脱可能なリントフィルタ13および散水ノズル14をそれぞれ設けている。排水弁15は水受け槽3内の洗濯水を排水するものであり、給水弁16は水受け槽3内に給水するものである。洗濯機外枠1の上部を構成する上部枠体17に蓋18を開閉自在に設け、また、その前方に制御装置19を設けている。洗濯兼脱水槽4の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサ20を設け、この流体バランサ20に柔軟仕上げ剤自動流出装置21を設けている。
図2は、第1の実施の形態の洗濯機の減速機構の一部切欠いた側面図、図3(a)は、同洗濯機の減速機構まわりの洗濯時の一部切欠いた要部下面図、図3(b)は、同洗濯機
の減速機構まわりの排水・脱水時の一部切欠いた要部下面図である。
図2に示すように、減速機構9は、脱水時には回転翼5を回転させる洗濯シャフト22と、洗濯兼脱水槽4を回転させる脱水シャフト23が同時に回転し、洗濯時には、切換クラッチ24の働きにより、減速ギヤ25を介して、洗濯シャフト22のみが回転する。ブレーキホイール26は減速ギヤ25を外包するものであり、同心的に洗濯時の脱水回転方向への洗濯兼脱水槽4の共回り防止と、脱水終了時に洗濯兼脱水槽4の回転を停止させるブレーキシュー(ブレーキ機構部)27aを接着したブレーキバンド(ブレーキ機構部)27を配設し、このブレーキホイール26の上方に脱水シャフト23を嵌着し、下方にギヤケース28を嵌着している。
このブレーキホイール26は、脱水シャフト23を外包し遊嵌状態とした上軸受29を挿着した蓋ケース30と、ギヤケース28を外包し嵌着状態とした下軸受31を挿着した軸受ケース32とにより軸支している。
クラッチレバー33は軸受ケース32に設けたクラッチ軸34を中心に回動自在に配設し、クラッチ軸34にクラッチレバー(ブレーキ機構部)33を切換クラッチ24に係合させるクラッチばね35を同心上に設けている。ブレーキレバー(ブレーキ機構部)36は、ブレーキバンド27をブレーキホイール26に密着または開放させるもので、軸受ケース32に設けたブレーキ軸37を中心に回動自在に配設し、ブレーキ軸37にブレーキバンド27のブレーキシュー27aをブレーキホイール26に密着させるブレーキばね38を同心上に設けている。
水受け槽3の底面に設けた排水弁15は、図3に示すように、コックロッド39を介して電磁駆動装置(ブレーキ解除装置)40の動作レバー40aに連結し、電磁駆動装置40により排水弁15を開閉するようにしている。
コックロッド39にブレーキレバー作動部41を設け、このブレーキレバー作動部41にブレーキレバー36をブレーキばね38のばね力により当接し、ブレーキレバー36にクラッチレバー33をクラッチばね35のばね力により当接し、電磁駆動装置40の動作により、排水弁15の開閉と、ブレーキレバー36およびクラッチレバー33の動作とを連動するように構成している。
上記構成において動作を説明する。洗濯時には、図3(a)に示すように、電磁駆動装置40がオフ状態となり、排水弁15のコックばね15aのばね力によりコックロッド39が矢印a方向に移動して排水弁15を閉じる。これにより、ブレーキレバー36はブレーキばね38のばね力によりブレーキレバー作動部41に当接した状態で矢印b方向に移動し、これに伴い、クラッチレバー33はクラッチばね35のばね力によりブレーキレバー36に当接した状態で矢印c方向に移動する。
これにより、クラッチレバー33は切換クラッチ24と係合し、クラッチスプリング24aをプーリメタル42と開放させることにより、モータ7の回転は、プーリメタル42を介してギヤシャフト43および減速ギヤ25、洗濯シャフト22、パルセータ5に伝わる。
このとき、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aは、ブレーキばね38のばね力によりブレーキホイール26と密着状態となり、脱水回転方向への衣類の回転による洗濯兼脱水槽4の共回りを防止する。これと同時に、下軸受31の上方に配設したワンウェイクラッチ31aの働きにより、脱水逆回転方向への衣類の回転による洗濯兼脱水槽4の共回りを防止して、共回りによりクラッチスプリング24aの開放状態が密着状態へと変化
し、プーリメタル42とギヤケース28が連結されて脱水状態となり、過負荷によるモータ7のロックが発生するのを防止することができる。
脱水時には、図3(b)に示すように、電磁駆動装置40がオン状態となり、コックロッド39が矢印d方向に移動し、排水弁15を開くとともに、コックロッド39に設けたブレーキレバー作動部41により、ブレーキレバー36をブレーキばね38のばね力に抗して矢印e方向に移動する。これに伴い、クラッチレバー33はクラッチばね35のばね力に抗して矢印f方向に移動する。
これにより、クラッチレバー33は切換クラッチ24から離れ、クラッチスプリング24aがプーリメタル42と密着することにより、モータ7の回転はパルセータ5と洗濯兼脱水槽4に同時に回転が伝わる。一方、ブレーキレバー36が矢印e方向に移動することによって、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aは矢印g方向に移動してブレーキホイール10への密着より開放され、洗濯兼脱水槽4を回転することができる。
図4は、第1の実施の形態の洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の要部横断面図、図5(a)は、同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第2室へ移動時の断面図、図5(b)は、同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第4室へ移動時の断面図、図5(c)同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤流出時の断面図である。
図4および図5に示すように、洗濯兼脱水槽4の上端部に設けた流体バランサ20の外壁44と内壁45との間に第1室46を着脱可能に設けるとともに、この第1室46より、第1移動通路47を介して第2室48を設け、また、第2移動通路49を介して第3室50を設け、また、第3移動通路51を介して第4室52を設け、さらに、第4移動通路53および流出通路54を介して柔軟仕上げ剤流出口55を設けている。
上記構成において動作を説明すると、まず、洗濯開始時に第1室46に投入された柔軟仕上げ剤は、洗濯終了後の第1脱水時の遠心力により、矢印aのように第1移動通路47を通り第2室48に移動する。第2室48に移動した柔軟仕上げ剤は第1脱水終了までbのように遠心力により第2室48の外側壁56に張り付いた状態となっている。第1脱水終了後、すなわち第1すすぎ時に柔軟仕上げ剤は矢印cのように第2移動通路49を通り、第3室50に移動する。
つぎに、柔軟仕上げ剤は第1すすぎ終了後の第2脱水時の遠心力により、矢印dのように第3移動通路51を通り第4室52に移動する。第4室52に移動した柔軟仕上げ剤は第2脱水終了までeのように遠心力により第4室52の外側壁57に張り付いた状態となっている。第2脱水終了後、すなわち最終すすぎ時に柔軟仕上げ剤は矢印fのように第4移動通路53を通り、さらに矢印gのように流出通路54を通った後、矢印hのように柔軟仕上げ剤流出口55より出て、水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の間に落下する。
図6は、第1の実施の形態の洗濯機のブロック回路図である。制御装置19は、図6に示すように構成しており、制御手段58は設定入力手段59により入力された設定内容に基づいて洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するもので、パワースイッチング手段60を介してモータ7、排水弁15の開閉を行う電磁駆動装置40、給水弁16などを逐次制御する。記憶手段61は制御手段58による逐次制御に必要なデータを記憶している。表示手段62は制御手段58による制御内容を表示する。水位検知手段63は水受け槽3内の水位を検知し、その出力を制御手段58に入力している。回転速度検知手段64は、モータ7の回転速度を検知するもので、その出力を制御手段58に入力している。なお、回転速度検知手段64は洗濯兼脱水槽4の回転速度を検知するようにしてもよい。ま
た、65はモータ7の進相用コンデンサ、66は電源スイッチ、67は商用電源である。
制御手段58は、少なくとも2回の脱水運転のみをそれぞれ、柔軟仕上げ剤自動流出装置21内に残留した柔軟仕上げ剤を出すのに必要な第1の所定回転速度(例えば、300r/min)で行うようにしている。
図7は、第1の実施の形態の洗濯機のフローチャートである。図7を参照しながら動作を説明する。
まず、制御手段58は、ステップ100で開始すると、ステップ101で電源スイッチ66により電源が入力されているかを判断する。ステップ101で電源が入力された場合、ステップ102で電源タイマーを起動させ時間測定を開始する。
次に、ステップ103で設定入力手段59に設けられ一連の洗濯の実行をスタートするためのスタートスイッチが押されたかどうかの判断を行う。ステップ103でスタートスイッチが押されていない場合は、ステップ104で水位検知手段63により水受け槽3内の水位を検知し、水受け槽3内の洗濯水の有無を判断する。ステップ104で水受け槽3内に洗濯水があると判断すると、ステップ105に移行し、電磁駆動装置40は、オフ状態のままとし、ブレーキ状態を継続する。その後、ステップ103にて、設定入力手段59に設けられ一連の洗濯の実行をスタートするためのスタートスイッチが押されるまで、ステップ104および105を繰り返す。
ステップ104にて、水受け槽3内に洗濯水が無いと判断すると、ステップ106にて、回転速度検知手段64にてモータ7、すなわち洗濯兼脱水槽4が回転しているかどうかを検知する。このとき、洗濯兼脱水槽4が回転していると判断すると、ステップ105に移行し、電磁駆動装置40は、オフ状態のままとし、ブレーキ状態を継続する。その後、ステップ103にて、設定入力手段59に設けられ一連の洗濯の実行をスタートするためのスタートスイッチが押されるまで、上記ステップを繰り返す。
ステップ106にて、洗濯兼脱水槽4が回転していないと判断すると、ステップ107で電源が入力されてからの経過時間(タイマーt)が、所定時間t1(例えば、15秒)未満かどうかの判断を行う。このとき、タイマーtが所定時間t1を経過していなければ、ステップ105に移行し、電磁駆動装置40は、オフ状態のままとし、ブレーキ状態を継続する。
そして、タイマーtが所定時間t1以上の場合には、ステップ108にて、電磁駆動装置オン状態とし、コックロッド39が矢印d方向に移動し、排水弁15を開くとともに、コックロッド39に設けたブレーキレバー作動部41により、ブレーキレバー36をブレーキばね38のばね力に抗して矢印e方向に移動する。これに伴い、クラッチレバー33はクラッチばね35のばね力に抗して矢印f方向に移動する。これにより、ブレーキレバー36が矢印e方向に移動することによって、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aは矢印g方向に移動してブレーキホイール10への密着より開放され、洗濯兼脱水槽4を回転することができる状態となり、すなわち、ブレーキ解除工程が実行される。このブレーキ解除工程は、ステップ103にて、設定入力手段59に設けられ一連の洗濯の実行をスタートするためのスタートスイッチが押されるまで継続して実行される。
このとき、洗濯兼脱水槽4のブレーキは解除されているので、リントフィルタ13や柔軟仕上げ剤自動流出装置21が、上部枠体17の開口部17aの後面側17bに隠れていたとしても、使用者が力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽4を回すことが可能になり、リントフィルタ13や柔軟仕上げ剤自動流出装置21を操作しやすい場所(例えば、手
前側や使用者が右利きの場合は左側、左利きの場合は右側等)に回転移動させることができるので、リントフィルタ13を取り外しやすく、また、柔軟仕上げ剤自動流出装置21に柔軟仕上げ剤を入れやすくすることができ、操作性や作業性などの使い勝手を向上させることができる。
その後、ステップ103にて、設定入力手段59に設けられ一連の洗濯の実行をスタートするためのスタートスイッチが押されると、ステップ109にて、ブレーキ解除工程を実行しているかどうかを判定し、ブレーキ解除工程を実行中の場合は、ステップ110にて、電磁駆動装置40をオフ状態とすることで、排水弁15が閉じられとともに、ブレーキバンド27のブレーキシュー27aがブレーキホイール10へ密着され洗濯兼脱水槽4へのブレーキが掛かり、ブレーキ解除工程が終了する。
そして、ステップ111にて、通常の一連の洗濯運転が実行される。また、ステップ109にて、ブレーキ解除工程を実行しているかどうかを判定し、ブレーキ解除工程が実行されていないと判断すると、ステップ111にて、通常の一連の洗濯運転が実行される。その後、ステップ112にて終了する。
このように、電源を投入してから所定時間後にブレーキ解除装置を動作し洗濯兼脱水槽4が回転可能な状態にするブレーキ解除動作を実行するようにしたことにより、リントフィルタを外して掃除するときや柔軟仕上げ剤を入れるときの作業性の向上や操作が電源を入れるだけのワンボタン押しの動作のみで可能になるなど、使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態で説明した所定時間t1は単なる例示にすぎず、仮に、回転速度検知手段64を設けない場合でも、洗濯兼脱水槽4内に洗濯物を定格(最大)容量入れた場合において、脱水工程において最高回転速度での脱水回転状態からモータ7への通電を切り洗濯兼脱水槽4の脱水回転が完全に停止するまでの時間などに所定時間t1を設定することで、例えば、脱水回転途中に電源を切り、直ぐに電源を入れた場合など、脱水回転が完全停止する前にブレーキ解除工程に入り、ブレーキを解除することを防止し、脱水回転がなかなか停止せず、使用者が誤ってその中に手を入れてしまうといった不安全を防ぐことができ、安全性に対して向上することができる。
また、回転速度検知手段64によって確実に洗濯兼脱水槽の回転の有無を見極めることができるので、モータ7または洗濯兼脱水槽4が停止している場合にのみ、ブレーキ解除工程に移行するので、安全性に対してさらに向上することができる。
また、所定時間t1が経過する前に、ステップ103にて、スタートスイッチが押されると、ブレーキ解除工程を実行せず、ステップ111に移行し通常運転を実行することにより、洗濯兼脱水槽4の回転が不必要な場合など、電磁駆動装置(ブレーキ解除装置)40を動作することによる電力消費を抑えるとともに、動作回数を低減することによる電磁駆動装置40の耐久性を向上することができるとともに、確実に水受け槽3内に洗濯水を溜めて、洗濯工程を実行することができる。
さらに、ステップ104にて、水位検知手段63により水受け槽3内に水があることを検知した時は、ブレーキ解除工程を実行しないことにより、洗濯開始時に使用者が、バケツ等により洗濯水を水受け槽3内に予め入れた場合や、バスポンプ等を使用して水受け槽3内に洗濯水を入れた場合においては、使用者がその洗濯水で洗濯をしようとしているにもかかわらず、誤ってその洗濯水を排水してしまうといった使用者にとって不具合な現象が発生してしまうのを防止することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、電源を投入してから所定時間後にブレーキ解除装置を動作し洗濯兼脱水槽が回転可能な状態にするブレーキ解除工程を実行することが可能となるので、力を要することなく簡単に洗濯兼脱水槽を回すことが可能になり、リントフィルタや柔軟剤投入時などの操作性や作業性などの使い勝手を向上させる洗濯機等として有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯機の側断面図 同洗濯機の減速機構の一部切欠いた側面図 (a)同洗濯機の減速機構まわりの洗濯時の一部切欠いた要部下面図(b)同洗濯機の減速機構まわりの排水・脱水時の一部切欠いた要部下面図 同洗濯機の洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の要部横断面図 (a)同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第2室へ移動時の断面図(b)同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第4室へ移動時の断面図(c)同洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤流出時の断面図 同洗濯機のブロック回路図 同洗濯機のフローチャート 従来の洗濯機の側断面図
4 洗濯兼脱水槽
13 リントフィルタ
17 上部枠体
21 柔軟仕上げ剤自動流出装置
40 電磁駆動装置(ブレーキ解除装置)

Claims (4)

  1. 洗濯機外枠内に配設され内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水受け槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽およびパルセータを駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽に連結する脱水シャフトと、前記脱水シャフトの回転にブレーキ力を付加するブレーキ機構部と、前記ブレーキ機構部のブレーキ力を解除するブレーキ解除装置と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の工程を設定する設定入力手段と、前記パルセータの回転および前記洗濯兼脱水槽の回転等を前記設定入力手段により設定された内容に基づき一連の動作を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記設定入力手段により電源が投入されてから、脱水工程終了時において前記洗濯兼脱水槽の脱水回転が完全に停止する時間が経過後に、前記ブレーキ解除装置を動作させ前記洗濯兼脱水槽が回転可能な状態となるブレーキ解除工程を実行することを特徴とする洗濯機。
  2. 駆動手段または洗濯兼脱水槽の回転速度を検知する回転速度検知手段を備え、制御手段は、前記回転速度検知手段により前記駆動手段または前記洗濯兼脱水槽が回転していると検知した時は、ブレーキ解除工程を実行しないことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 水受け槽内の水位を検知する水位検知手段を備え、制御手段は、前記水位検知手段により前記水受け槽内に水があることを検知した時は、ブレーキ解除工程を実行しないことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 制御手段は、設定入力手段により所定の工程の開始が設定されると、ブレーキ解除工程を実行しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
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