JP4693217B2 - 携帯型の電子装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、据置型電話、ファクシミリ、パーソナルコンピュータなどの情報端末、または、携帯電話、PHS(Personal Handy Phone system)、PDA(Personal Digital Assistant)などに代表される携帯情報端末、或いはインターネットに接続して情報の送受信を行う情報端末などの電子装置の使用方法に関する。尚、本明細書において携帯情報端末とは、利用者が携帯することが可能な電子装置であって、屋外または屋内において無線電話または有線電話または、インターネットを介してデータまたは情報の送受信が可能である電子装置を指す。
【0002】
【従来の技術】
据置型電話、ファクシミリ、パーソナルコンピュータなどの情報端末、または、携帯電話装置(若しくは、単に携帯電話)に代表される携帯型の電子装置は、電話回線や無線通信回線及びインターネットなどの情報通信網の確立と、通話料金(または、接続料金)や電子装置の本体価格の低下と、その利便性があいまって急速に普及している。今日普及している情報端末または携帯型情報端末として機能する電子装置は、表示装置、通信回路、MPU(マイクロプロセッサ)、半導体メモリーなどの記憶媒体、入力キーなどが備えられている。
【0003】
従来、据置型電話装置を用い会話が主体であった通信回線は、上述のように情報通信網の発達と、情報端末の普及により、画像情報を含む多量のデータ通信が盛んに行われている。それは、パーソナルコンピュータを用いたデータや電子メールの送受信のみでなく、携帯電話装置を使った電子メールの送受信も可能となっている。
【0004】
しかし、据置型電話やファクシミリなどの民生用途における情報端末や、携帯電話装置に代表される携帯型の電子装置は、外観上のデザインや外形寸法の制限により、不要と思われる機能は可能な限り削除されている。例えば、ディスクトップ型パーソナルコンピュータと同等にキーボードは、据置型電話や電子メールを送受信可能な携帯電話装置に備えられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような携帯電話装置やPDAなど携帯性を考慮した電子装置では、入力キーの数は数字キーと特殊キーに対応した12個程度が普通であり、漢字を含む日本語文字や特殊文字をデータとして入力するためには、入力モードを切り換えて複雑な操作をする必要があった。そのために、付属の取扱い説明書を参照する必要があり、操作方法を忘れてしまうと、スムーズに所望のデータを入力することができなかった。
【0006】
本発明は、このような事実を鑑み、入力キーにより文字や数字を入力する場合の電子装置の使用方法において、その利便性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、携帯電話装置に代表される携帯情報端末、パーソナルコンピュータやあ据置型電話装置に代表される情報端末などの電子装置において、情報を入力するための入力キーに表示装置を設け、当該表示装置によって操作キーに表示される文字、記号、数字で、利用者が入力キーを識別できるようにし、入力キーに表示された前記画像情報に従い、所定の情報を電子装置に入力することを特徴とする。このような構成によって、電子装置に備えられた入力キーの数が少なくても、利用者がスムーズな入力操作を行えるようにする。また、暗所においても利用者が操作キーを識別することができる。表示装置として好適に用いられるものはEL表示装置であり、その他に液晶表示装置も適用可能である。尚、本明細書において、EL表示装置とは、エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence :以下、ELと記す)材料を用いて画素部を形成した表示装置を指していう。
【0008】
入力キーに画像情報を表示する手段と、画像情報を切り換える変換手段とを有する本発明の電子装置の使用方法は、入力キーに表示された画像情報に従い、所定の情報を電子装置に入力する、或いは、前記変換手段により画像情報を変換しながら、入力キーに表示された画像情報に従い、所定の情報を電子装置に入力することを特徴としている。
【0009】
また、他の発明の構成は、入力キーに画像情報を表示する手段と、画像情報を切り換える変換手段とを有する電子装置を用い、入力キーに表示された画像情報に従い、所定の情報を記憶媒体に保存すること、或いは、前記変換手段により画像情報を変換しながら、入力キーに表示された画像情報に従い、所定の情報を記憶媒体に保存することを特徴としている。
【0010】
本発明の好適な実施形態において、前記入力キーに画像情報を表示する手段には、EL表示装置を用いることが望ましい。
【0011】
また、他の発明の構成は、透光性のキーと、該透光性のキーの下部に設けられ画像情報を表示するEL表示装置とから成る入力手段と、画像情報を切り換える変換手段とを有し、変換手段により、画像情報を変化させ、EL表示装置が表示する当該画像情報を、前記入力手段により電子装置に入力することを特徴としている。
【0012】
このような本発明の電子装置の使用方法は、所定の情報を無線電話回線に送信する場合に、または所定の情報を有線接続された電話回線に送信する場合に、または所定の情報をインターネッットに送信する場合に活用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に示すのは携帯電話装置の一例であり、101は表示装置が組み込まれた第1の表示パネル、102は入力キーを備えた第2の表示パネルである。第1の表示パネル101と第2の表示パネル102とは、蝶番を用いて接続部103で接続されている。そして接続部103における、第1の表示パネル101の表示装置104が設けられている面と第2の表示パネル102の操作キー106が設けられている面との角度θは、任意に変えることができる。アンテナ109は、第1の表示パネル101に収納される構造であり、使用時には第1の表示パネル101から引き延ばすことが可能である。
【0014】
第1の表示パネル101は表示装置104を有している。また、第1の表示パネル101には音声入力部108とアンテナ109が備えられている。一方、第2の表示パネル102には入力キー106、電源スイッチ107、音声出力部105が備えられている。
【0015】
入力キー106は、透光性のキーと、各キーの下部に当該画像情報を表示する手段としてEL表示装置が設けられている。すなわち、EL表示装置が示す画像情報を透光性のキーを通して認識できるようになっている。また、第2の表示パネル102には、その画像情報を切り換える変換キー110が備えられ、利用者はこのキーを操作することにより入力キー106に表示する画像情報を変換できる仕組みとなっている。
【0016】
図8はこのような入力キーの構成を説明する斜視図であり、透光性のキー220に下部にEL表示装置が設けられている。ここで使用するEL表示装置は、単純マトリクス型若しくはアクティブマトリクス型のいずれも適用することが可能である。好適には、基板201上に画素部203と、当該画素部を駆動する駆動回路204、205が設けられたアクティブマトリクス駆動のEL表示装置が適用される。アクティブマトリクス駆動するEL表示装置の画素部にはEL素子と、スイッチング用TFTと、EL駆動用TFTとを備えている。EL素子は2〜10Vの駆動電圧を要するが、その発光効率を高め、消費電力化を図るためには、EL素子の発光層に三重項励起子化合物を含む材料で形成することは有効な手段として適用可能である。このような構成により、EL表示装置で表示される文字は、透光性のキー220を通して認識することができる。
【0017】
図10はEL表示装置の外観を示す図である。EL表示装置は、各画素毎にEL素子の発光を個別に制御して所定の文字パターンを形成し、画像情報として表示している。図10で示すEL表示装置の構成は、TFTを用いて駆動回路部204、205及び画素部203が形成された基板201は封止材202で封止されている。素子基板201の端には、入力端子208が設けられこの部分でFPC(Flexible Print Circuit)が接続される。入力端子208には外部回路から画像データ信号や各種タイミング信号及び電源を入力する端子が約500μmピッチで設けられている。そして、配線209で駆動回路部と接続されている。文字または記号などの情報を表示するために必要な画素数は任意に設定すれば良いが、10×10個乃至20×20個、好適には15×15個程度の画素を設ければ良い。
【0018】
EL表示装置と透光性のキー及びプリント基板との接続の詳細を図9に示す。EL表示装置は、基板201に画素部203、封止材202、入力端子208が設けられており、硬化性樹脂232で第2プリント基板230に固定されている。入力端子208は、プリント基板230に形成されている配線231との電気的な接続を、硬化性樹脂232に散布されている導電性粒子233を介して形成している。また、基板201と透光性のキー220も接着剤221により固定されている。
【0019】
透光性のキーとEL表示装置から成る入力キーを複数個配列させ、入力手段とする電子装置は、当該入力キーとファンクションキーが備えられ、利用者の操作により、ひらながを表示したり、数字を表示させたり自由に選択することができる。例えば、図3(A)に示すように通常は数字を表しているものとする。この状態で入力キーを操作すると数字を入力することができる。利用者はファンクションキーとして設けられた表示変換キーの操作により図3(B)に示すようなひらがな表示や、図3(C)に示すようなアルファベット表示に変換することができる。
【0020】
ひらがなやアルファベットの全てを限られた入力キーの数の中で表示することは不可能であるが、利用者は“>”や“<”のキーを操作して順次文字を送り出すことで表示させることができる。EL表示装置をカラー表示可能としておくと、入力キーに色の情報を付加することができる。その結果、利用者の好みに応じた色で表示させることや、着信時の呼び出し音と共に、登録されているグループ毎に表示の色を変えて、着信時の識別性を高めることもできる。
【0021】
このような入力キーと変換キーを有する電子装置において、文字または数字などのデータを利用者が入力する手順を図2のフローチャートを用いて説明する。最初、電源投入時、或いはスタンバイモードから復帰した時に入力キーには所定の文字パターンが表示される。表示は図3で示すように数字またはひらがなまたはアルファベットであったりする。その表示に従い入力する場合には(Yes)の方向に進み、利用者はその中で選択した入力キーを押し、電話番号や伝言などの所定のデータを入力する。入力キーの操作は任意の回数であり、(Next)の方向に進み、この操作をn回繰り返す。所定のデータを入力し終わったら(End)の方向に進み、決定キーを押すと入力したデータを電子装置の記憶媒体に記憶させることができる。さらに入力を続けたい場合には(Next)の方向に進み同様の作業を繰り返す。また、終了する場合には(End)の方向に進み作業を終了させる。
【0022】
文字パターン表示の段階で入力したい文字が表示されていない場合には(No)の方向に進み、表示変換のキーを操作する。その結果、文字パターンの表示が変化する。以降、同様な処理を行い所定のデータを入力することができる。
【0023】
図6(A)には表示用パネル301と操作用パネル302とを横方向に並べたときに、表示部304に表示される画像の方向と、操作キー306に表示される文字、数字、記号等の画像の方向とが、利用者側から見て本来の方向にある場合を示している。
【0024】
図6(B)には表示用パネル301と操作用パネル302とを縦方向に並べたときに、表示部304に表示される画像の上下方向と、操作キー306に表示される文字、に表示される文字、数字、記号などの画像の上下方向とが利用者側から見て本来の方向にある場合を示している。
【0025】
本発明の電子装置は、利用者の使い勝手に合わせて、表示部304に表示される画像の方向及び入力キー306に表示される文字、数字、記号などの画像の方向を図6(A)に示す方向と、図6(B)に示す方向とに切り換えることが可能である。
【0026】
図6(B)では表示部304に表示される画像の上下方向と、入力キー306に表示される文字、数字、記号などの画像の上下方向とが常に同じ場合について説明したが、このような表示方法に限定されるものではない。表示部304に表示される画像の上下方向と、入力キー306に表示される文字、数字、記号などの画像の上下方向とが異なっていても良い。尚、図6に示した入力キーが表示している文字、数字及び記号は一例であり、これらに限定されるものではない。
【0027】
また、表示部304に表示される画像の方向と、操作キー306に表示される文字、数字、記号等の画像の方向とを、接続部303における表示用パネル301の表示部304を有する面と操作用パネル302の操作キー106を有する面との間の角度θによって自動的に変更するような構成にしても良い。
【0028】
入力キーの操作は図4または図5で示すように、利き手の親指または人差し指で操作キーを操作する。図1で示すようなインターネットに接続可能な携帯電話装置では、一画面に表示可能な画像情報量を増加させ、高精細化するために表示装置の大型化が成されている。しかし、画面の見やすさが向上するにつれ、利用者本人以外の第3者が表示された情報を見ることが容易となり、プライバシーが保たれなくなる。
【0029】
それに対し、図1で示す携帯電話装置の操作キー106及び表示装置104の配置は、図4または図5で示すように、操作キー106を操作しながら掌で表示装置104の画面をある程度覆い隠すことができるので、プライバシーを確保することができる。また、利用者にとっては安心感を持つことができる。
【0030】
また、表示装置104にイメージセンサーまたはエリアセンサーを内蔵させ、手のひらを表示装置104に覆いかぶせるようにして使用することにより、掌の紋章(手相)を用いて本人認証を行うことができる。認証は操作キー106でキー操作を行うとともに、利用者の手相をセンサー内蔵表示装置が個体情報を読み取り、認証作業を行う。認証作業はセンサーが読み取った個体情報と、内蔵するフラッシュメモリーや不揮発性メモリーに記憶されている個体情報とを照合して行う。
【0031】
このような使用方法による電子装置は、図7(A)に示すように無線通信回線を使って入力キーから入力され電子装置401の記憶媒体に蓄えられた情報を送受信することができる。また、図7(B)で示すように、有線接続される電話回線により同様に電子装置402に記憶媒体の情報を送受信することができる。或いは、受信した情報を読み出すときにも本発明の電子装置の使用方法を採用することができる。
【0032】
また、図12に示すようにインターネットを介して他の電子装置に情報を送ることができる。図12で示すようにインターネットに接続される電子装置としては、携帯電話装置1201、据置型電話装置1202、携帯電話装置1203、携帯型パーソナルコンピュータ1204、ディスクトップ型パーソナルコンピュータ1205、テレビ受像器1206などがある。勿論、その他の電子装置が接続されていても良い。インターネットに接続されているこれら電子装置の入力手段にも本明細書で述べる入力キーが設けられ、同様な使用方法を採用することができる。
【0033】
図11はこのような電子装置の構成の一例を説明するブロック図である。図11で示すシステムにおいてキー入力部522には、入力キーを構成する要素として、EL表示装置523とキー入力検知部524が備えられている。CPU506のキーボードインターフェイス部508はキーボードコントロール回路520を介してEL表示装置523が表示する画像情報を制御する。また、変換キー525からの入力信号に応じてEL表示装置が表示する文字を変換させる信号をコントロール回路に送る。
【0034】
そして、キー入力検知手段524からの信号は、入力信号処理回路521を介してキーボードインターフェイス部508に入力し、CPU506内部でデータ処理を行い、所定の情報をコントロール回路512に出力し、表示装置513にその情報を表示させたり送信をしたりする。その他の外部回路の構成は、安定化電源と高速高精度のオペアンプからなる電源回路504、音声処理回路502、外部インターフェイスポート505、送受信回路515などから成っている。また、CPU506には映像信号処理回路507が内蔵されている。また、CPU506にはVRAM511、DRAM509、フラッシュメモリー510及びメモリーカード503が接続されている。CPU503で処理された情報は、映像信号(データ信号)として映像信号処理回路507からコントロール回路512に出力する。コントロール回路512は、映像信号とクロックを表示装置513に供給する。具体的には、映像信号を表示装置の各画素に対応したデータに振り分ける機能と、外部から入力される水平同期信号及び垂直同期信号を、駆動回路のスタート信号及び内蔵電源回路の交流化のタイミング制御信号に変換する機能を持っている。
【0035】
図7で示すように、本発明の電子装置は、操作キーに設けられた複数のEL表示装置をCPUが集中して管理して制御する構成をとっている。
【0036】
EL表示装置の駆動方式は、単純マトリクス駆動、若しくはアクティブマトリクス駆動の何れを採用することも可能である。EL表示装置に設けられるEL素子は、一対の電極(陽極と陰極)間に無機または有機EL材料(蛍光材料)から成る発光層を備えた構成をもっている。EL表示装置の画素部は特に限定されないが、10×10個乃至20×20個、好ましくは15×15個程度の画素をマトリクス状に配置して形成する。
【0037】
以上の説明したように、本発明の電子装置の使用方法は、所定の情報を無線電話回線に送信する場合に、または所定の情報を有線接続された電話回線に送信する場合に、または所定の情報をインターネッットに送信する場合に活用することができる。
【0038】
【実施例】
[実施例1]
図13は本発明の電子装置の使用方法に適合し得る入力キー構成を説明する断面図である。図13(A)において、筐体601及び620の内側には、ガラスエポキシ樹脂またはセラミックで形成された第1プリント基板602があり各種回路が形成されている。その一方の面にはベースバンド部としてCPU(マイクロプロセッサ)やDSP(デジタル信号処理プロセッサ)、各種メモリー(フラッシュメモリーやSRAM)などの信号処理回路や、ミキサや周波数シンセサイザなどを搭載した送受信回路部が形成されている。
【0039】
筐体601の外側から認識可能な入力キーの透光性のキー603は透光性であり、その下部にはEL表示装置604が設けられている。このEL表示装置604は、可撓性を有する第2プリント基板605上に固定され、第2プリント基板605上に形成された回路の配線606と接続している。第1プリント基板601の回路と、第2プリント基板605の回路との接続形式は特に限定されないが、例えばFPC(フレキシブルプリント配線板:Flexible Printed Circuit)610を用いて接続しても良い。
【0040】
第1プリント基板602と第2プリント基板605との間には、ダイアフラム608が固定されている可撓性シート607が設けられている。ダイアフラム608はアルミニウムや銅を主成分とする合金で形成され、導電性を持っている。ダイアフラム608はボタン603に対応して設けられ、一方、第1プリント基板602には、ダイアフラム608に対応して、電極609a、609bが設けられている。この電極609a、609bは前述の各種回路のうち、キー入力を検知する回路に接続している。
【0041】
図13(A)で示すように、通常の状態ではダイアフラム608は一方の電極である609aとのみ接触している。図13(B)に示すように、使用者がボタン603を矢印の方向に押すと、第2プリント基板605、可撓性シート607、ダイアフラム608は共に変形し、ダイアフラム608は電極609aと609bの両方と接触し導通がとれる。このようにして、ボタン操作の有無を検知して入力情報を得る。
【0042】
図14は透光性のキー603、EL表示装置604、配線606が形成されている第2プリント基板605の上面図である。EL表示装置604はアクティブマトリクス駆動または単純マトリクス駆動のいずれの方式を採用しても良い。図14ではアクティブマトリクス駆動の例を示し、EL表示装置の画素部に合わせて透光性のキー603を固定している。第2プリント基板605の端部には接続用の端子611が備えられている。
【0043】
図13及び図14で示す構成の入力キーは、EL表示装置が表示する文字、数字、記号などの画像情報を透光性キーを通して利用者が認識し、前記入力キーに表示された画像情報に従い、所定の情報を電子装置に入力することができる。前述のように、EL表示装置が示す画像情報を利用者の意志により切り換える手段を設ければ、より多くの情報をスムーズに電子装置に入力し、電子装置に備えた記憶媒体に保存することが可能となる。
【0044】
[実施例2]
本実施例は実施例1と異なる入力キー、若しくは当該入力キーを配列させたキーボードの構成を図15と図16を用いて説明する。図15(A)において、筐体701及び720で囲まれる領域には、ガラスエポキシ樹脂またはセラミックで形成された第1プリント基板702があり各種回路が形成されている。第1プリント基板702の一方の面にはベースバンド部としてCPU(マイクロプロセッサ)やDSP(デジタル信号処理プロセッサ)、各種メモリー(フラッシュメモリーやSRAM)などの信号処理回路や、ミキサや周波数シンセサイザなどを搭載した送受信回路部が形成されている。
【0045】
筐体701の外側から認識可能な透光性のキー703は透光性であり、透光性の第1の可撓性シート704に固定されている。さらに、ダイアフラム708が固定されている透光性の第2の可撓性シート705が設けられている。ダイアフラム708は透光性のキー703の位置に合わせて設置され、透光性と可撓性を有する有機樹脂材料の表面をITO(酸化インジウム・スズ合金)などの透明導電膜材料で被覆して形成されている。
【0046】
第2の可撓性シート707の下には、ダイアフラム708の位置に合わせてコプレーナ電極709a、709bが形成された第2プリント基板706が設けられている。この第2プリント基板706も透光性部材で形成され、コプレーナ電極709a、709bは透明導電膜で形成されている。
【0047】
その下部に、EL表示装置710が設けられている。このEL表示装置710には、透光性基板上に透光性の入力キー703の位置に合わせて画素部711が形成され、当該画素部の周辺に駆動回路712が設けられている。EL素子は湿気に弱いので、封止材713により封止されている。EL表示装置と第1のプリント基板702との接続形式は特に限定されないが、EL表示装置の入力端子部においてFPC716を用いて接続しても良い。その他の手段として、第1のプリント基板のスプリングプローブを設け、機械的に接触させ入力端子714とコンタクトを形成しても良い。また、第1プリント基板702と第2プリント基板706との接続も同様に、出力端子部においてFPC715を用いて接続することができる。
【0048】
図15(A)で示すように、通常の状態ではダイアフラム708は一方の電極である709aとのみ接触している。図15(B)に示すように、使用者がボタン703を矢印の方向に押すと、第1の可撓性シート704、第2の可撓性シート705、ダイアフラム708が変形し、ダイアフラム708は電極709aと709bの両方と接触することにより導通がとれる。このようにして、キー操作の有無を検知して入力情報を得る。
【0049】
図16は図15で示す電子装置の組立図を示し、便宜上同じ符号を用いて示している。EL表示装置の画素部で表示された画像情報は、第2のプリント基板、コプレーナ電極709aまたは709b、ダイアフラム708、第2の可撓性シート705、第1の可撓性シート704、透光性のキーを通して利用者が認識することができる。これらの部材を全て透光性材料で形成することにより、EL表示装置の画素部で発光した光は透過して、電子装置の外部から認識することが可能となる。
【0050】
このような形態の電子装置においても、同様にEL表示装置が表示する文字、数字、記号などの画像情報を透光性キーを通して利用者が認識し、前記入力キーに表示された画像情報に従い、所定の情報を電子装置に入力することができる。前述のように、EL表示装置が示す画像情報を利用者の意志により切り換える手段を設ければ、より多くの情報をスムーズに電子装置に入力し、電子装置に備えた記憶媒体に保存することが可能となる。
【0051】
【発明の効果】
本発明の電子装置の使用方法は、文字、記号、数字等を入力するための入力キーにEL表示装置が設けられ、当該EL表示装置によって表示される文字、記号、数字等の画像で、利用者が入力キーを識別することを可能とし、このような入力キーを用いることにより、所定のデータを電子装置に、または記憶媒体に入力する際に利便性を高めることができる。
【0052】
さらに、本発明は、電子装置の入力キー自体に画像情報を表示する手段が設けられ、利用者はその画像情報に従ってデータなどの入力作業を行えば良いので、複雑なキー操作を必要としない。特に、本発明は携帯型の電子装置など、外形寸法が制限され、入力キーの数が限られている場合に、その利便性を著しく高めることができる。本発明を用いれば、複雑な操作をとかく敬遠する高齢者も、苦労せずして電子装置を操作することができるはずである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 携帯型の電子装置の一例を説明する図。
【図2】 本発明の電子装置の使用方法を説明するフローチャート。
【図3】 本発明における電子装置の操作パネルの拡大図。
【図4】 本発明を用いた携帯型の電子装置の操作形態について説明する図。
【図5】 本発明を用いた携帯型の電子装置の操作形態について説明する図。
【図6】 本発明を用いた携帯型の電子装置の外観図。
【図7】 本発明の電子装置の利用形態を説明する図。
【図8】 本発明における電子装置の操作キーの構成を説明する図。
【図9】 本発明における電子装置の操作キーの構成を説明する図。
【図10】 EL表示装置の外観を示す斜視図。
【図11】 電子装置の構成の一例を説明するブロック図。
【図12】 本発明の電子装置の利用形態を説明する図。
【図13】 電子装置の入力キーの構成を説明する図。
【図14】 電子装置の入力キーの構成を説明する図。
【図15】 電子装置の入力キーの構成を説明する図。
【図16】 電子装置の入力キーの組み立て図を示す図。

Claims (7)

  1. 第1の表示装置音声入力部と、が設けられた第1のパネルと、
    透光性のキー画像情報を表示する第2の表示装置と音声出力部と、が設けられた第2のパネルと、
    前記透光性のキー操作されることにより、前記画像情報を変換する変換手段と、
    前記第1の表示装置および前記第2の表示装置に表示される画像の向きを切りえる手段と、を有し、
    前記第1の表示装置には掌の紋章の認証を行うためのエリアセンサが内蔵されており、
    前記第2の表示装置は前記透光性のキーの下部に設けられていることを特徴とする携帯型の電子装置。
  2. 第1の表示装置音声入力部と、が設けられた第1のパネルと、
    透光性のキー画像情報を表示する第2の表示装置と音声出力部と、が設けられた第2のパネルと、
    前記透光性のキー操作されることにより、前記画像情報を変換する変換手段と、
    前記第1の表示装置および前記第2の表示装置に表示される画像の向きを切りえる手段と、を有し、
    前記第1の表示装置には掌の紋章の認証を行うためのエリアセンサが内蔵されており、
    前記第2の表示装置は前記透光性のキーの下部に設けられており、
    前記変換手段により変換された画像情報を記憶媒体に保存することを特徴とする携帯型の電子装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記第2の表示装置は、EL表示装置であることを特徴とする携帯型の電子装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一において、
    前記第1の表示装置が前記掌に覆われた状態で、前記透光性のキーを用いた第1の操作が行われることを特徴とする携帯型の電子装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一において、
    前記第1の表示装置が前記掌に覆われた状態且つ前記透光性のキーを用いた第2の操作が行われている状態で、前記認証が行われることを特徴とする携帯型の電子装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一において、
    前記切り換える手段は、前記第1のパネルと前記第2のパネルとが成す角度に応じて、切り換えを行うことを特徴とする携帯型の電子装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一において、
    前記画像情報とは、文字、数字、または記号であることを特徴とする携帯型の電子装置。
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