JP4692413B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、気中にて使用され、流体の圧力の制御を行うスプール式の電磁弁に関する。
〔従来の技術〕
従来より、自動車用自動変速機等の油圧制御装置に用いられる、気中にて使用されて流体(例えば、作動油)の圧力の制御を行う電磁弁は、例えば特許文献1に開示されるようなものがある。この電磁弁は、図4に示すように、スプール弁101と電磁アクチュエータ102とから構成されている。電磁アクチュエータ102は、筒状に形成されるソレノイド117の磁力により、磁気回路を構成するコアステータ118、およびコアステータ118との間に生じる磁気吸引力により駆動され、推力を生じてコアステータ118内に摺動可能に収容されるプランジャ115を備える。また、コアステータ118の中心には、プランジャ115が生じる推力をスプール103に伝達し、スプール103を軸方向に変位させるシャフト130が装着されている。
スプール弁101は、シャフト130に連接されて軸方向に摺動可能なスプール103と、スプール103を内部に収容するスリーブ105とを備えている。
スプール103は円柱状の弁体で、軸方向に沿って軸部に複数の異径の段差を備え、軸方向前側に向かって順番に、径大に形成される第1ランド111aと第2ランド111b、径小に形成される第3ランド112a、および第1ランド111aと第2ランド111b間に形成された第1段差部113aと、第2ランド111bと第3ランド112a間に形成された第2段差部113bと、第1ランド111aの後側に突出する、シャフト130と当接する第3段差部113cとを備える。
スリーブ105は、内部にスプール103を摺動自在に収容する円筒状の筒体で、その筒壁には、スプール103の複数の段差と軸方向に並設して、ドレンポート109a、109bと、出力ポート109cと、入力ポート109dと、フィードバックポート109eと、ドレンポート109fとが軸方向前側に向かって順次、離間して配置される。また、スリーブ105の前側には、スプール103を軸方向後側へ付勢するスプリング106が装着されている。
そして、スリーブ105の内周とスプール103の外周は互いに摺動するように装着され、径大に形成される第1ランド111aと第2ランド111bおよび径小に形成される第3ランド112aは液密的に封止される封止部108を形成する。一方、第1段差部113aと第2段差部113bはスリーブ105内周と空間を形成して作動油の連通をなす流動部104を形成する。スプール103の第1段差部113aに形成される流動部104は制御圧室104aと呼ばれて、制御圧室104aの前側に形成される封止部108によって入力ポート109dの開口量が調整され、入力ポート109dから流入する作動油の流量が調量される。また、制御圧室104aの後側に形成される封止部108によってドレンポート109bの開口量が調整され、ドレンポート109bから流出する作動油の流量を調量することで、所定の油圧に調圧して出力ポート109cから負荷側に供給する。
また、出力ポート109cから流出する調圧された作動油は、スリーブ105またはスリーブ105の外部に設けられる流路にてフィードバックポート109eに連通し、径大の第2ランド111bと径小の第3ランド112aの間に形成される流動部104(以下、フィードバック室104bと呼ぶ)に流入し、フィードバック圧を生じる。フィードバック圧はフィードバック室104bを構成するランド111b、112aの径差に相当する面積に作用し、この圧力はプランジャ推力と逆方向にスプール103を押圧するように作用する。このフィードバック圧の作用力とスプリング106の付勢力との合力が、プランジャ推力と釣合った地点でスプール103は停止する。そして、印加する電流を変えることにより推力が変わり、スプール103の移動が生じて圧力が調整できるよう構成されている。
このとき、制御圧室104aへの入力ポート109dからの作動油の流入は、図4の矢印で示すように、スプール103の外側から内側に流入する構成となる。
上記構成の電磁弁100において、通電により、ソレノイド117に磁力が生じ、磁気回路を構成したプランジャ115の磁気吸引による推力が生じ、この推力により、スプール103はスプリング106の付勢力に抗して軸方向前側、つまり開弁方向への適度な変位を生じる。スプール103の変位が、スプール103の第2ランド111bと第1ランド111aの変位となり、スリーブ105の入力ポート109dとドレンポート109bの開口量を互いに逆比例的に増減させて、入力ポート109dから流入する作動油の流量を調整して、流動部104を介して連通する出力ポート109cから負荷側に調圧された作動油を供給する。
〔従来技術の不具合〕
自動車用自動変速機等の油圧制御装置における油圧の制御に用いられる場合には、出力ポート109cの下流にある負荷側にはクラッチやアキュムレータといったボリューム要素が存在し、これらボリューム要素に作動油を速やかに充填し、良好な油圧応答性を得るためには、入力ポート109dの開口量を速やかに大きくして作動油の流入を増やし、同時にドレンポート109bを速やかに閉じて作動油の流出(戻り)を減らす必要がある。つまり、スプール103の速やかな変位が必要である。
しかし、スプール弁開口初期には、開口量は僅かであるため、入力ポート109dの開口部の外側から内側に向かって流入する作動油の流速主成分は高速となる。この高速の作動油の流速主成分による運動量(または動圧)は無視できないほど大きく、スプール103の第1段差部113aの外周面113Aや、第1ランド111aの前端面111Aに直接作用し、プランジャ115の推力と逆方向の反力(以下、フローフォースFと呼ぶ、図4(b)参照)として、つまり、開口量を小さくするよう(閉弁方向)に作用する。このため、十分な開口量が速やかに取れず、良好な油圧応答性が得られないという問題があった。また、入力ポート109dからの流入流量が不安定になる外的要因に対する耐油振性が確保できないという問題もあった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、スプール弁の開弁時に封止部からの作動油の流入をスプールの内側から外側に向かせ、スプールに作用するフローフォースを低減してスプールの速やかな変位を生じさせ、油圧応答性を向上するとともに、安定したスプールの変位を生じさせ、耐油振性を確保した電磁弁の提供を目的とする。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段を採用する電磁弁では、入力ポートに連通する供給圧室の隣りに、供給圧室を挟んで対向する位置に制御圧室として機能する第1弁室と第2弁室を二つ配置して、互いをスリーブの外部に設けた作動油の流路で連通させている。従って、スプールの開弁初期時において、入力ポートから流入した作動油は、供給圧室から第1弁室に僅かに開口した封止部をスプールの内側から外側に向けて流入する。このとき作動油の流速主成分は高速であっても、流体はスプールの外側に向けてスリーブの内周壁に沿って流れるので、スプールの開弁の抵抗となるフローフォースは、外側から内側に流れるときと比べ小さくなる。
さらに、第1弁室は第2弁室と連通しているため、作動油は第2弁室に流入し、第1弁室と対向した配置の第2弁室のドレンポートを封止する僅かに閉口した封止部をやはりスプールの内側から外側に向けて流出(戻し)し、流出流量を調整して第2弁室に連通する出力ポートから調整された油圧の作動油を負荷側に供給する。この第2弁室からドレンポートに流出する作動油もスプールの内側から外側に向けてスリーブの内周壁に沿って流れるので、スプールの開弁の抵抗となるフローフォースは、外側から内側に流れるときと比べ小さくなる。よって、スプールは速やかな変位を生じ、油圧応答性が向上する。
また、スプール弁の軸方向前側に、絞り部を有するドレンポートが接続されたスプリング室を配置することによるダンパー効果でスプール弁が制振されるため、流入流量が不安定になる外的要因に対する耐油振性が確保できる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段を採用する電磁弁では、第1弁室と第2弁室とはスリーブまたはスリーブの外部において互いに連通し、第2弁室を形成する軸方向前後側のランドに径差を持たせている。これにより、請求項1と同じ作用・効果を奏する。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段を採用する電磁弁では、第1弁室と第2弁室とはスプールの軸部の内部において互いに連通し、第2弁室を形成する軸方向前後側のランドに径差を持たせる。これにより、請求項1と同じ作用・効果を奏する。なお、このとき、フィードバックポートは開口の必要がないので、封栓またはスリーブの外周部が封止されるか、もしくはスリーブへのフィードバックポートの加工が省略される。
本発明を実施するための最良の形態は、スプール弁開口初期時に封止部の僅かの開口から流入する作動油によるフローフォースがスプールに直接作用しないように、スプール弁の軸方向に第1、第2弁室を供給圧室に隣り合って対向して設ける。そして、ソレノイドの磁力によりスプールを開弁方向に変位させたときに、供給圧室と第1弁室との間の封止部の開口を経由して供給圧室から第1弁室に作動油を流入させ、同時に、第2弁室とドレンポートとの間の封止部の開口を経由して第2弁室からドレンポートに作動油を流出させる。これにより、供給圧室から第1弁室に流入する作動油の流れ、および第2弁室からドレンポートに流出する作動油の流れは、軸方向に関して互いに逆の方向に向かい、さらに、径方向に関して両方ともスプールの内側から外側に向かう。このため、スプールの変位と逆方向のフローフォースを抑制することができる。また、スプール弁の軸方向前側に、絞り部を有するドレンポートが接続されたスプリング室を配置することによるダンパー効果でスプール弁を制振し、スプールの速やかな、かつ安定した変位を生じさせ、油圧応答性と耐油振性を確保することができる
本発明の最良の実施形態を、図に示す実施例1とともに説明する。なお、以下の説明では電磁弁のスプール弁側を前側といい、電磁アクチュエータ側を後側という。また、入力ポートおよび供給圧室が第1弁室に対して開放される方向を開弁方向とする。
〔実施例1の構成〕
図1は、本発明の実施例1における電磁弁の構成を示す断面図である。
電磁弁1は、電磁アクチュエータ2からの推力によって弁体としてのスプール弁3を駆動することにより、スプール弁3の開口量を変えて、作動油の流量や圧力の調整を行う。この電磁弁1は、例えば、自動車用自動変速機等の油圧制御装置における油圧の制御に用いられる。
電磁弁1は、複数の外部流路(図示せず)に通じる作動油の各ポートを備える略筒状のスリーブ5と、スリーブ5内に摺動自在に収容され、軸方向に異径の段差を備えて封止部8を形成し、軸方向に変位することにより各ポートの開口量を調整するスプール4を備えるスプール弁3と、スプール弁3の軸方向後側に配置されて、スプール4を軸方向前側へ駆動するための推力を発生させる電磁アクチュエータ2と、電磁アクチュエータ2からスプール4に推力を伝達するシャフト30とを備えている。
電磁アクチュエータ2は、通電により磁力を発生させるソレノイド21、ソレノイド21による磁力を推力に変換し、軸方向前側へ変位することによりスプール4へ推力を伝達するプランジャ20、プランジャ20を軸方向へ摺動自在に収容すると共に、プランジャ20との間に磁気回路を構成するコアステータ22、ソレノイド21やコアステータ22などを包囲して収容するヨーク23、ソレノイド21とコアステータ22およびヨーク23との間を絶縁する樹脂部24とからなる。
また、コアステータ22には、プランジャ20の前側に当接してプランジャ20から推力が伝達されるとともに、この推力をスプール4へ伝達するシャフト30が備えられている。なお、シャフト30とプランジャ20は、各々別体であっても一体に成形されていてもよい。
コアステータ22の後側は、プランジャ20を摺動自在に収容するプランジャ収容部材として機能するプランジャ収容部25をなす。プランジャ収容部25の内部には、摺動面として高精度に加工された内周面が形成され、同様に摺動面として高精度に加工された外周面を有するプランジャ20を収容している。プランジャ収容部25の内周面とプランジャ20の外周面とは、互いに僅かな隙間(クリアランス)を形成している。なお、プランジャ20には、プランジャ収容部25内での変位に伴うプランジャ前後空間の空気の流動を確保するために、呼吸孔29が軸方向に設けられている。
コアステータ22の前側は、外周側にてスリーブ5と電磁アクチュエータ2との連結に用いられるフランジ部28が径方向に形成され、また、内周側には、シャフト30を軸方向へ摺動自在に保持する軸受部26が形成されている。軸受部26の後側は、コアステータ22とプランジャ20との間の磁力を安定させるため、プランジャ20の前側と対向するように磁気吸引面27を形成するように構成されている。また、軸受部26には、プランジャ前後空間と連通する呼吸孔31が軸方向に設けられて、後述するドレン室14を介して外部と連通している。
スリーブ5は、その後側にフランジ部17を有して、コアステータ22のフランジ部28と重ねてヨーク23により同時にかしめることにより、電磁アクチュエータ2と連結している。また、スリーブ5は、プランジャ20と同軸的に形成されて、スプール4を軸方向に摺動自在に支持する筒状部16を有し、筒状部16には、軸方向に間をおいて、ドレンポート9a、9bと、出力ポート9cと、入力ポート9dと、フィードバックポート9eおよび絞り部18aを有するドレンポート9fとがスリーブ5の後側から前側に向けて順次形成されている。そして、スリーブ5の内周と異径の段差を有するスプール4の外周が摺動面を形成して、液密的に封止する封止部8と、摺動面を形成しない段差部では筒状部16の内周と空間を形成して流動部6をなし、この流動部6を介して各ポートは連通する。
そして、封止部8よりも軸方向後側の筒状部16の内部はドレン室14を形成し、このドレン室14はドレンポート9aにより略大気圧に解放される。また、筒状部16の前側には、最も前側の封止部8と筒状部16の内部にスプリング室18を形成し、スプール4を軸方向後側へ付勢するスプリング15が装着されている。以上の構成は、図4で説明したもの(従来例)と実質的に同一であるため、詳細な説明を省略する。
本発明のスプール4は、スリーブ5の内径に略一致する外径を有した複数(本例では4個、図1(b)参照)の異径の段差を備える弁体で、スリーブ5の内周面を摺動する径大に形成される第1ランド11aと第2ランド11bと第3ランド11c、および径小に形成される第4ランド12aとを備えており、従来のスプールに比べて径大の第3ランド11cが一つ増えた構成となっている。また、第1ランド11aと第2ランド11b間に形成された第1段差部13aと、第2ランド11bと第3ランド11c間に形成された第2段差部13b、および、第3ランド11cと第4ランド12a間に形成された第3段差部13cと、第1ランド11aの後側に突出する、シャフト30と当接する第4段差部13dとを備える。各段差部13a〜13dの外径は径小に形成される第4ランド12aよりさらに小径に形成されており、従来のスプールに比べて、段差部構造においても、第2段差部13bが一つ増えた構成となっている。
そして、各径大の第1ランド11a〜第3ランド11c、および径小の第4ランド12aの外周面とスリーブ5の筒状部16の内周面は液密的に封止する封止部8をなし、各段差部13a〜13cとスリーブ5の筒状部16の内周面は円環状の空間を形成して流動部6をなす。つまり、本実施例では、スプール4の径大のランドを一つ増やすことにより、流動部6も一つ増えることとなり、入力ポート9dと連通する流動部6を供給圧室6bとなし、この供給圧室6bの前側に隣り合って、フィードバックポート9eと連通する流動部6を第1弁室6cとなし、供給圧室6bの後側に隣り合って、出力ポート9cと連通する流動部6を第2弁室6aとなして、第1弁室6cと第2弁室6aは供給圧室6bを挟んで互いに対向するように配置されている。そして、第1弁室6cと第2弁室6aはスリーブ側もしくは図示しない外部流路側にて互いに連通する。
第1弁室6cでは封止部8の軸方向の開口量の増減によって流入する作動油の流量を調整し、第2弁室6aでは封止部8のドレンポート9bとの開口量の増減によって流出(戻り)する作動油の流量を調整して、所定の油圧に調圧した作動油を第2弁室6aに連通する出力ポート9cから負荷側に供給する。このとき、第1弁室6cおよび第2弁室6aの二つが供給圧室6bを挟んで対向して配置しているので、供給圧室6bからの作動油はスプール4の内側から外側への流れとなり、また第1弁室6cには開弁方向に、第2弁室6aには閉弁方向にそれぞれ逆向した流れとなる。
スプール4の軸方向後側の第4段差部13dはシャフト状の段差構造をなし、ドレン室14へ同軸的に突設されている。また、第4段差部13dの後側終端部は、シャフト30の前端部に当接しており、シャフト30を介してプランジャ20から推力が伝達される。この推力を受けてスプール4が軸方向に変位することにより、封止部8での各ポートとの開口量が増減する。
〔実施例1の作用〕
本実施例の電磁弁1の作用を説明する。
ソレノイド21への通電が行われると、磁気回路を構成するプランジャ20の前側とコアステータ22の軸受部26の後側の磁気吸引面27にて磁気吸引力が発生する。そして、プランジャ20はこの磁気吸引力によって軸方向前側に吸引され、変位する。このとき生じる推力は、シャフト30を介してスプール4に直接伝達される。この推力により、スプール4はスプリング15の付勢力に抗して軸方向前側、つまり開弁方向へ変位する。
スプール4のこの開弁方向への変位により、封止部8で開口量の増減が生じ、第1弁室6cでは供給圧室6bからの作動油が、スプール4の内側から外側に向かって流れ、開口量に比例した流量調整がおこなわれる。このとき流れる作動油の流速主成分は、高速となるがスリーブ5の内周壁に沿って流れるので、スプール4の開弁の抵抗となるフローフォースは外側から内側に向かって流れるときと比べて小さくなる。
また、第2弁室6aでは、調量された作動油は、連通された第1弁室6cから同圧にて流入するが、第2弁室6aではドレンポート9bによる開口量がスプール4の変位に伴って減少される、つまりドレンポート9bを狭めてドレンポート9bからドレンタンク側に逃す作動油を減らすように作動するため、さらに作動油の流量調整が行われ、所定の油圧に調圧した作動油を第2弁室6aに連通する出力ポート9cから負荷側に供給する。この第2弁室6aからドレンポート9bに流れる作動油の流速主成分は、同様にスリーブ5の内周壁に沿って流れるので、外側から内側に向かって流れるときと比べてスプール4のフローフォースは小さくなる。よって、スプール4は作動油によるフローフォースが小さいため、速やかに作動(変位)する。
また、ソレノイド21への通電電流を増せば、磁気吸引力も増して、プランジャ20の推力は大きくなってスプール4の変位を変えることができる。これにより開口量を変えて、作動油の流量が増えて、圧力が増加できる。このとき、スプール弁3の軸方向前側に、絞り部18aを有するドレンポート9fが接続されたスプリング室18を配置することによるダンパー効果でスプール弁3が制振されるため、流入流量が不安定になる外的要因に対する耐油振性が確保でき、スプール4は安定して作動する。
ソレノイド21への通電が停止すると、プランジャ20の前側とコアステータ22の軸受部26の後側の磁気吸引面27にて磁気吸引力が消滅する。これによりプランジャ20による推力も消滅するので、スプール4はスプリング15の付勢力により軸方向後側へ付勢され、これに連動してプランジャ20も軸方向後側へ速やかに変位する。これにより初期状態に戻る。
〔実施例1の効果〕
本実施例の電磁弁1において、入力ポート9dに連通する供給圧室6bの隣りに、供給圧室6bを挟んで対向するように第1弁室6cおよび第2弁室6aの二つを配置している。第1弁室6cおよび第2弁室6aはスリーブ5またはスリーブ5の外部に設けた作動油の流路で互いに連通させている。従って、スプール弁3の開弁初期時において、入力ポート9dから流入した作動油は、供給圧室6bから第1弁室6cに僅かに開口した封止部8をスプール4の内側から外側に向けて流れる。このとき作動油の流速主成分は高速であっても、作動油はスプール4の外側に向けてスリーブ5の内周壁に沿って流れるので、スプール4の開弁の抵抗となるフローフォースは、外側から内側に向かって流れるときと比べて小さくなる。
さらに、第1弁室6cは第2弁室6aと連通しているため、作動油は第2弁室6aに流入し、第1弁室6cと対向した配置の第2弁室6aのドレンポート9bを封止する僅かに閉口した封止部8をやはりスプール4の内側から外側に向けて流出し(戻し)、流出流量を調整して第2弁室6aに連通する出力ポート9cから調整された油圧の作動油を負荷側に供給する。この第2弁室6aからドレンポート9bに流出する作動油もスプール4の内側から外側に向けてスリーブ5の内周壁に沿って流れるので、スプール4の開弁の抵抗となるフローフォースは、外側から内側に向かって流れるときと比べて小さくなる。よって、作動油の流入時にフローフォースが小さくなるため、スプール4は速やかな変位を生じ、油圧応答性が向上する。
また、スプール弁3の軸方向前側に、絞り部18aを有するドレンポート9fが接続されたスプリング室18を配置することによるダンパー効果でスプール弁3が制振されるため、流入流量が不安定になる外的要因に対する耐油振性が確保できる。
〔実施例2の構成〕
図2は、本発明の実施例2における電磁弁の構成を示す断面図である。
実施例2の電磁弁1には、実施例1の電磁弁1と同様に、スリーブ5の内径に略一致する外径を有した複数(本例では4個、図2(b)参照)の異径の段差を備える弁体であるスプール4を備えている。本発明のスプール4は、スリーブ5の内周面を摺動する径大に形成される第1ランド11a、および径小に形成される第2ランド12bと第3ランド12cと第4ランド12aとを備えており、ランドの径差が第1ランド11aおよび第2ランド12bの間に設けられていることが実施例1と異なる。また、第1ランド11aと第2ランド12b間に形成された第1段差部13aと、第2ランド12bと第3ランド12c間に形成された第2段差部13b、および、第3ランド12cと第4ランド12a間に形成された第3段差部13cと、第1ランド11aの後側に突出する、シャフト30と当接する第4段差部13dとを備え、各段差部13a〜13dの外径は径小に形成される各径小の第4ランド12a、第2ランド12b、第3ランド12cよりさらに小径に形成されており、このことは実施例1と変わることはない。
そして、径大の第1ランド11a、および各径小の第4ランド12a、第2ランド12b、第3ランド12cの外周面とスリーブ5の筒状部16の内周面は液密的に封止する封止部8をなし、各段差部13a〜13cとスリーブ5の筒状部16の内周面は円環状の空間を形成して流動部6をなす。本実施例では流動部6は三つ形成され、入力ポート9dと連通する流動部6を供給圧室6bとなし、この供給圧室6bの前側に隣り合って、出力ポート9cと連通する流動部6を第1弁室6cとなし、供給圧室6bの後側に隣り合って、フィードバックポート9eと連通する流動部6を第2弁室6aとなして、第1弁室6cと第2弁室6aは供給圧室6bを挟んで互いに対向するように配置されている。そして、第1弁室6cと第2弁室6aはスリーブ5側の連通溝5a(図示しない外部流路側でも可)によって互いに連通する。
第1弁室6cでは封止部8の軸方向の開口量の増減によって流入する作動油の流量を調整し、第2弁室6aでは封止部8のドレンポート9bへの開口量の増減によって流出(戻り)する作動油の流量を調整して、所定の油圧に調圧した作動油を第1弁室6cに連通する出力ポート9cから負荷側に供給する。このとき、第1弁室6cおよび第2弁室6aの二つが供給圧室6bを挟んで対向して配置しているので、供給圧室6bからの作動油はスプール4の内側から外側への流れとなり、また第1弁室6cには開弁方向に、第2弁室6aには閉弁方向にそれぞれ逆向した流れとなる。
これにより、フィードバックポート9eと出力ポート9cが、実施例1と異なって、入れ替わった構成となったが、フィードバックポート9eと出力ポート9cは互いに連通させているので、作動において変わるところはない。つまり、スプール4の開弁方向への変位により、封止部8では開口量の増減が生じ、第1弁室6cでは供給圧室6bから作動油が、スプール4の内側から外側に向かって流れ、開口量に比例した流量調整がおこなわれる。このとき流れる作動油の流速主成分は、高速となるがスリーブ5の内周壁に沿って流れるので、スプール4のフローフォースは、外側から内側に向かって流れるときと比べて小さくなる。
また、第2弁室6aでは、調量された作動油は、連通された第1弁室6cから同圧にて流入するが、第2弁室6aではドレンポート9bによる開口量がスプール4の変位に伴って減少される、つまりドレンポート9bを狭めてドレンポート9bからドレンタンク側に逃し、作動油を減らすように作動するため、さらに作動油の流量調整が行われ、所定の油圧に調圧した作動油を第2弁室6aに連通する出力ポート9cから負荷側に供給する。この第2弁室6aからドレンポート9bに流出する作動油の流速主成分は、同様にスリーブ5の内周壁に沿って流れるので、スプール4のフローフォースは、外側から内側に向かって流れるときと比べて小さくなる。よって、スプール4は作動油によるフローフォースが小さくなるため、速やかに作動(変位)する。図2では、実施例1と共通する構成要素は同一符号を用いている。
〔実施例2の効果〕
本実施例の電磁弁1において、スプール4に異径の段差を備えるに際し、径大の第1ランド11aと径小の第2ランド12bの間にランドの径差を持たせ、第1ランド11aと第2ランド12bを連結する第1段差部13aと第1ランド11aおよび第2ランド12bで囲まれる空間を流動部6となし、この流動部6をフィードバックポート9eと連通させて第2弁室6aとしている。これは、実施例1の出力ポート9cとフィードバックポート9eが入れ替わった配置となるが、出力ポート9cとフィードバックポート9eは互いに連通されているので、作用は実施例1と変わることなく、効果も実施例1と同じ効果を奏する。さらに、第2弁室6aはドレンポート9bの開口量を調整して作動油の調量を行うが、作動油をドレンポート9bからドレンタンク側に流出(戻し)させる流量調整であるため、比較的簡単な手段で済み、ランドに径差をもたせるスプール4の加工が簡単になる。一方、第1弁室6cの高精度を必要とする封止部8のランド径の設定が、径小のランドを軸方向に複数個、同径で同時加工ができるため、仕上精度が確保し易く、よって油圧調整精度が向上する効果もある。
〔実施例3の構成〕
図3は、本発明の実施例3における電磁弁の構成を示す断面図である。
実施例3の電磁弁1には、実施例1の電磁弁1と同様に、スリーブ5の内径に略一致する外径を有した複数(本例では4個)の異径の段差を備える弁体であるスプール4を備えている。本発明のスプール4は、軸方向の異径の段差を構成する複数のランド、および各ランド間を連結する段差部は実施例1および実施例2と同じであり、異なるのはスプール4の軸部に軸方向に貫通する連通穴4aを、第1弁室6cと第2弁室6aとに連通するように軸方向直角に第1弁室6cと第2弁室6aの同位置に貫通させている(図3(b)参照)。実施例3が実施例1と異なるのは、このスプール4に設けた連通穴4aの有無のみである。図3では、実施例1と共通する構成要素は同一符号を用いている。
なお、連通穴4aはスプール4の軸方向直角に貫通する必要は必ずしもなく、第1段差部13aの外周一方から軸中心まで貫通した連通穴4aであってもよい。また、連通穴4aは、穴加工端を塞ぐ封栓4bによらず、中子鋳型によって構成される鋳造スプールであってもよい。
〔実施例3の効果〕
本実施例の電磁弁1は、スプール4の軸部に軸方向に貫通する連通穴4aを、第1弁室6cと第2弁室6aとに連通するように軸方向に直角に第1弁室6cと第2弁室6aの同位置に貫通させている。実施例3が実施例1と異なるのは、このスプール4に設けた連通穴4aの有無のみであり、実施例1と同じ作用・効果を奏する。また、スプール4側に連通穴4aを加工するのでスプール4の軽量化が図れ、スプール4の慣性力が低減できて推力に対する変位の応答性を向上させることができる。
〔変形例〕
上述した実施形態では、スプール4の軸部に複数の異径の段差を備え、軸方向に径大のランドと径小のランドを段差部によって連結して封止部8を形成し、ポートを有するスリーブ5の内周に装着することで、ポートに連通する流動部6を構成する。スプール4の変位によって、スプール4の軸方向と直交するランドの封止部端面が、直接ポートの開口量を増減することによって流量を調整する例について説明したが、これに限ることなく、スプール4のランドの外周縁部に、スプール4の径方向に向かうノッチを設けて、スプール弁3開弁初期時の作動油の流入を誘導して、円滑な作動油の流入を図って油圧の調整が可能となるノッチ付のスプール弁3に適用することも可能である。ノッチを設けることによって、円滑に、多量の作動油を得やすくなるが、このようなノッチであっても本発明はさらに安定した作動油の流入を期待できる。
また、本発明は、自動車用自動変速機に使用する電磁弁に限らず、種々の用途の電磁弁に適用することが可能である。
(a)は電磁弁の構成を示す断面図であり、(b)はスプールに作用する作動油の流れおよび作用力を示した作用模式図である(実施例1)。 (a)は電磁弁の構成を示す断面図であり、(b)はスプールに作用する作動油の流れおよび作用力を示した作用模式図である(実施例2)。 (a)は電磁弁の構成を示す断面図であり、(b)はスプールに作用する作動油の流れおよび作用力を示した作用模式図である(実施例3)。 (a)は電磁弁の構成を示す断面図であり、(b)はスプールに作用する作動油の流れおよび作用力を示した作用模式図である(従来例)。
符号の説明
1 電磁弁
2 電磁アクチュエータ
3 スプール弁
4 スプール
5 スリーブ
6 流動部
6a 第2弁室
6b 供給圧室
6c 第1弁室
8 封止部
9b ドレンポート
9c 出力ポート
9d 入力ポート
9e フィードバックポート
9f ドレンポート
11a 第1ランド
11b、12b 第2ランド
11c、12c 第3ランド
12a 第4ランド
13a 第1段差部
13b 第2段差部
13c 第3段差部
13d 第4段差部
18 スプリング室
18a 絞り部
20 プランジャ
21 ソレノイド
22 コアステータ
23 ヨーク
30 シャフト

Claims (3)

  1. 流体の入出力ポートとフィードバックポート並びにドレンポートを備えたスリーブ、および該スリーブ内に摺動自在に収容され、軸方向に異径の段差を備えて封止部と段差部を形成し、軸方向に変位することにより前記各ポートの開口量を変えるスプールを備えて、流体の流量を調整するスプール弁と、
    ソレノイドの磁力により、磁気回路を構成するコアステータ、および該コアステータとの間に生じる磁気吸引力により軸方向に駆動され、推力を生じるプランジャを備える電磁アクチュエータと、
    前記スプールと前記プランジャとの間に設けられ、前記プランジャが生じる前記推力を前記スプールに伝達し、前記スプールを軸方向に変位させるシャフトとを備えた電磁弁において、
    前記スプール弁は、前記スプールの異径の段差が軸方向に複数のランドを備えて前記封止部を形成し、前記各ランドをそれぞれ連結する前記段差部には、前記各封止部に囲まれ、前記各ポートと連通する空間を備えて流動部を形成し、前記入力ポートに連通する前記流動部を供給圧室となし、該供給圧室に隣接して、前記供給圧室を挟んで互いに対向するように、前記フィードバックポートに連通する第1弁室と、前記出力ポートに連通する第2弁室を設けるとともに、前記スプール弁の軸方向前側に、絞り部を有する前記ドレンポートに接続されたスプリング室を配置し、
    前記入力ポートが前記第1弁室に対して開放される方向を開弁方向とすると、
    前記供給圧室では、流体が前記スプールの開弁方向と同方向に、前記スプールの内側から外側に向かって流れ、前記第2弁室では、前記スプールの開弁方向と逆方向に、前記スプールの内側から外側に向かって流れ出るように形成し、前記第1弁室と前記第2弁室とは前記スリーブまたは前記スリーブの外部において互いに連通し、前記第1弁室を形成する軸方向前後側のランドに径差を持たせることを特徴とする電磁弁。
  2. 流体の入出力ポートとフィードバックポート並びにドレンポートを備えたスリーブ、および該スリーブ内に摺動自在に収容され、軸方向に異径の段差を備えて封止部と段差部を形成し、軸方向に変位することにより前記各ポートの開口量を変えるスプールを備えて、流体の流量を調整するスプール弁と、
    ソレノイドの磁力により、磁気回路を構成するコアステータ、および該コアステータとの間に生じる磁気吸引力により軸方向に駆動され、推力を生じるプランジャを備える電磁アクチュエータと、
    前記スプールと前記プランジャとの間に設けられ、前記プランジャが生じる前記推力を前記スプールに伝達し、前記スプールを軸方向に変位させるシャフトとを備えた電磁弁において、
    前記スプール弁は、前記スプールの異径の段差が軸方向に複数のランドを備えて前記封止部を形成し、前記各ランドをそれぞれ連結する前記段差部には、前記各封止部に囲まれ、前記各ポートと連通する空間を備えて流動部を形成し、前記入力ポートに連通する前記流動部を供給圧室となし、該供給圧室に隣接して、前記供給圧室を挟んで互いに対向するように、前記フィードバックポートに連通する第1弁室と、前記出力ポートに連通する第2弁室を設けるとともに、前記スプール弁の軸方向前側に、絞り部を有する前記ドレンポートに接続されたスプリング室を配置し、
    前記入力ポートが前記第1弁室に対して開放される方向を開弁方向とすると、
    前記供給圧室では、流体が前記スプールの開弁方向と同方向に、前記スプールの内径側から外径側に向かって流れ、前記第2弁室では、前記スプールの開弁方向と逆方向に、前記スプールの内径側から外径側に向かって流れ出るように形成し、前記第1弁室と前記第2弁室とは前記スリーブまたは前記スリーブの外部において互いに連通し、前記第2弁室を形成する軸方向前後側のランドに径差を持たせることを特徴とする電磁弁。
  3. 流体の入出力ポートとフィードバックポート並びにドレンポートを備えたスリーブ、および該スリーブ内に摺動自在に収容され、軸方向に異径の段差を備えて封止部と段差部を形成し、軸方向に変位することにより前記各ポートの開口量を変えるスプールを備えて、流体の流量を調整するスプール弁と、
    ソレノイドの磁力により、磁気回路を構成するコアステータ、および該コアステータとの間に生じる磁気吸引力により軸方向に駆動され、推力を生じるプランジャを備える電磁アクチュエータと、
    前記スプールと前記プランジャとの間に設けられ、前記プランジャが生じる前記推力を前記スプールに伝達し、前記スプールを軸方向に変位させるシャフトとを備えた電磁弁において、
    前記スプール弁は、前記スプールの異径の段差が軸方向に複数のランドを備えて前記封止部を形成し、前記各ランドをそれぞれ連結する前記段差部には、前記各封止部に囲まれ、前記各ポートと連通する空間を備えて流動部を形成し、前記入力ポートに連通する前記流動部を供給圧室となし、該供給圧室に隣接して、前記供給圧室を挟んで互いに対向するように、前記フィードバックポートに連通する第1弁室と、前記出力ポートに連通する第2弁室を設けるとともに、前記スプール弁の軸方向前側に、絞り部を有する前記ドレンポートに接続されたスプリング室を配置し、
    前記入力ポートが前記第1弁室に対して開放される方向を開弁方向とすると、
    前記供給圧室では、流体が前記スプールの開弁方向と同方向に、前記スプールの内径側から外径側に向かって流れ、前記第2弁室では、前記スプールの開弁方向と逆方向に、前記スプールの内径側から外径側に向かって流れ出るように形成し、前記第1弁室と前記第2弁室と前記スプールの軸部の内部において互いに連通し、前記第2弁室を形成する軸方向前後側のランドに径差を持たせることを特徴とする電磁弁。
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