JP4692072B2 - 発光ダイオードの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、GaP基板上に形成された窒素ドープされたGaAsP層を発光層とするGaAsP系の発光ダイオードの製造方法に関する。
GaP基板上に形成された窒素ドープされたGaAs1−x(0<x<1)層(以下「GaAsP混晶層」又は「GaAsP発光層」と称す場合がある。)を発光層とするGaAsP系の発光ダイオードは、混晶率yを変化させることにより、650nm付近の赤色の波長領域から、580nm付近の黄色の波長領域まで、発光する光の波長を変化させることができ、表示装置などの光源として広く使われている。
発光ダイオードの光強度を向上させる方法としては、内部量子効率を上げる方法と、光の取り出し効率を上げる方法がある。このうち後者は、発光ダイオードの内部での光吸収による損失を抑制したり、あるいは光放出面における全反射によって外部に取り出されないことによる光の損失を抑制したりすること等によって達成される。
光放出面における全反射を抑制する方法としては、発光ダイオードの表面(基板面、発光層面および側面のすべての面を含む)を粗面化する方法が知られている。発光ダイオードの表面を粗面化する方法としては、コストおよび簡便性などの点で、エッチング液による化学エッチングが有効である。
従来、発光ダイオードのエッチングによる粗面化処理方法としては、例えば、GaAsP混晶層に対しては、Br又はIと硝酸、フッ化水素、および酢酸を含むエッチング液を用いて粗面化する方法が提案されている(特許文献1)。一方、GaP発光素子チップに対しては、塩酸を用いた粗面化方法が開示されている(特許文献2)。また、実際には塩酸のみによる粗面化処理では、十分な光取り出し効率の向上が期待できないことから、まずラップ加工による粗面加工を行った後に、王水系、硫酸系等のエッチング液で処理する方法も提案されている(特許文献3)。
特開平2000−196141号公報 特開平4−354382号公報 特開平10−65211号公報
しかしながら、GaP基板上に形成されたGaAsP混晶層を含む、組成の異なる複数層を有する発光ダイオードにおいては、前記いずれの方法を用いてもエッチングによる粗面化の効果、すなわち、発光ダイオードの外部への光取り出し効率の向上が不十分であった。
例えば、特許文献1に記載されるBr又はIと、硝酸、フッ化水素、および酢酸を含むエッチング液で粗面化した場合、GaAsP層はある程度粗面化されるものの、GaP基板やGaP組成が高い部分のGaAsP層の粗面化は不十分であり、光取り出し効率はさほど向上しなかった。また、特許文献2に開示される塩酸単独によるエッチングは、GaP基板の粗面化には有効であるが、GaAsP層の粗面化は不十分であり、やはり光取り出し効率の向上効果は低い。
特許文献3で行われているラップ加工による粗面加工を行った後にエッチング液で処理する方法では、エッチング工程に加えてラップ加工という機械加工の工程が増えるために処理時間、コストの点で好ましくなく、エッチング液による処理工程のみで発光ダイオードの全表面の粗面化が可能となる簡便な方法が求められていた。
本発明は、かかる課題を解決しようとするものであり、GaP基板上に形成したGaAsP混晶層を含む発光ダイオードチップの表面を効率的に粗面化し、外部への光の取り出し効率が著しく向上した高い光強度の発光ダイオードを製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者は、GaP基板とGaAsP混晶層の双方を粗面化するため、種々のエッチング液とその組合せなどについて鋭意検討を行った結果、特定の酸性エッチング液が、GaP基板又はGaAsP混晶層を適切に粗面化すること、そして、これらのエッチング液を適切に組み合わせてエッチングを2段階で行うこと、更には、2段階のエッチング工程間で、先のエッチング液の影響を排除する処理工程を介在させることにより、発光ダイオードの光出力が著しく向上することを見出した。
即ち、本発明の発光ダイオードの製造方法は、GaP基板上に、GaAs1−x(0<x<1)層と、内部にpn接合を有する窒素ドープGaAs1−x(0<x<1)層とが形成された発光ダイオードチップの表面を化学エッチングする工程を有する発光ダイオードの製造方法であって、該エッチング工程は、下記(1)および(2)の工程をこの順又は逆の順に含むことを特徴とする(請求項1)。
工程(1):ヨウ素酸、フッ化水素酸、硝酸および酢酸を含む混合液を用いてエッチングする工程
工程(2):(a)20℃以上の塩酸、(b)フッ化水素酸、および(c)フッ化水素酸と硫酸の混合液よりなる群から選ばれる1種又は2種以上の酸を用いてエッチングする工程
この方法において、前記工程(1)および(2)、或いは工程(2)および(1)の間に、アルカリで処理する工程を含むことが好ましい(請求項2)。
また、前記ヨウ素酸、フッ化水素酸、硝酸および酢酸を含む混合液は、ヨウ素酸1モルに対して、フッ化水素酸を1〜30000モル、硝酸を1〜20000モル、酢酸を50〜80000モル含むことが好ましい(請求項3)。
本発明の発光ダイオードの製造方法により、GaP基板又はGaAsP混晶層の表面を粗面化することが可能な酸性エッチング液をそれぞれ選択し、これを組み合わせて用いることにより、GaP基板上にGaAsP混晶層が形成された発光ダイオードの全表面を適切な微細形状に粗面化することが可能となり、光取り出し効率の高い発光ダイオードを製造することが可能となる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限り、以下の内容に特定はされない。
まず、図1を参照して本発明により製造される発光ダイオードについて説明する。
図1は、本発明の方法により得られた表面が粗面化された発光ダイオードの実施の形態を示す断面の模式図である。
この発光ダイオードでは、GaP基板1の上に、GaP層2、GaAsP組成変化層(GaAs1−x(0<x<1)でxが変化する層)3、GaAsP組成一定層(GaAs1−x(0<x<1)でxが一定の層)4、n型窒素ドープGaAsP層(GaAs1−x(0<x<1)層でxが一定の層)5、およびp型窒素ドープGaAsP層(GaAs1−x(0<x<1)層でxが一定の層)6がこの順で順次積層形成されている。なお、一般的にはGaAsP組成一定層のxと窒素ドープGaAsP層のxとは同一であるが、ウエハの反りを補正するために異なる場合もある。また、p型窒素ドープGaAsP層6のn型窒素ドープGaAsP層5と反対側の面にはp側電極7が形成されており、GaP基板1の各層を形成した面と反対側の面にはn側電極8を形成されている。10はn型窒素ドープGaAsP層5とp型窒素ドープGaAsP層6との界面のpn接合である。
なお、GaP基板1の上に直接GaAsP組成変化層3を形成しても差し支えないが、基板1とGaAsP組成変化層3との間に基板1と同一組成のGaP層2を厚さ0.1〜100μm、好ましくは厚さ0.1〜15μm程度で形成した方が、ミスフィット転移を抑制でき、また、安定に高光出力が得られるので好ましい。
GaAsP組成変化層3は、GaPとGaAsの混晶比率を変化させることにより格子定数を変化させた層であり、GaP層2とGaAsP組成一定層4の格子定数の差を緩和するように任意に設けることができる。例えば、GaPとの界面ではGaPと格子定数が略一致しかつGaAsP組成一定層4との界面ではGaAsP組成一定層4と格子定数が略一致するように層厚さ方向に組成を変化させたGaAsP組成変化層3を形成することで、結晶欠陥の少ないGaAsP組成一定層4を得ることが好ましい。
このGaAsP組成変化層3は、層厚さ方向に連続的に組成変化するものだけでなく、GaAsP組成一定層4の格子定数およびGaPの格子定数の中間の格子定数を有するものであれば、格子の歪みを緩和できることから、組成変化の形態によらず、例えば層厚さ方向に複数の階段状に組成変化するものであっても、GaAsP組成変化層3と見なすことができる。
このようなGaAsP組成変化層3の層厚は、好ましくは1〜100μm、より好ましくは10〜80μmである。また、組成変化層3のキャリア濃度は、0.5×1017〜30×1017cm-3、好ましくは0.8×1017cm-3〜20×1017cm-3であり、平均で1×1017〜8×1017cm-3であることがLED化した時の順方向電圧を下げ、良好な結晶性が得られるという点で好ましい。なお、キャリア濃度が30×1017cm-3を超えるとGaAsP組成変化層3の結晶性が悪化してエピタキシャル層表面に結晶欠陥が発生したり、LEDの光出力の低下を生じる。
GaAsP組成一定層4は、通常、発光層と同じGaAsP組成を持つ層、すなわち発光層と同じ格子定数を有する層として、GaAsP組成変化層3とn型窒素ドープGaAsP層5の間に任意に設けることができる。このGaAsP組成一定層4の層厚は好ましくは10〜70μm、より好ましくは10〜30μmである。また、GaAsP組成一定層4のキャリア濃度は、0.5×1017〜30×1017cm-3、好ましくは0.8×1017cm-3〜20×1017cm-3であり、平均で2×1017〜8×1017cm-3であることが、LED化した時の順方向電圧を下げ、良好な結晶性が得られるという点で好ましい。
そして、GaAsP組成変化層3およびGaAsP組成一定層4の合計層厚は、30〜130μmであることが好ましい。
GaAsP組成変化層3、GaAsP組成一定層4の各層厚、および合計層厚は、いずれも、上記範囲よりも薄いと、これを設けたことによる効果を得ることができず、上記範囲よりも厚くても問題は少ないものの、コストの点で不利である。
n型窒素ドープGaAsP層5、p型窒素ドープGaAsP層6は、いずれも窒素ドープをしたGaAsP発光層であり、界面にpn接合10が形成されている。窒素ドープは、例えば、GaAsP層形成時にNHを用いて行うことができる。pn接合の形成方法としては、例えば、基板1の上に層2〜層6(層5、層6はノンドープ)を任意の方法で結晶成長させた後、Zn等のp型ドーパントを拡散源とした熱拡散を行い、所定の厚みでGaAsP層の表層部をp型に変換して層6を形成することにより、層5と層6の界面にpn接合を形成する方法が挙げられる。この際、GaP基板1側の表層部もp型となっているので、ラッピングによりp型となった部分を除去し、その後電極7,8の形成を行う。
前記層2〜層6の形成方法としては、気相エピタキシャル成長法の中から選択することが好ましく、具体的には、ハロゲン輸送法又は有機金属気相成長法(MOCVD)のいずれかが選択される。原料としてハロゲン化合物原料を少なくとも1つ以上有するハロゲン輸送法は、高純度のエピタキシャル層が得られ、量産性に富むことから有利であり、特にハイドライド気相法が一般的である。
なお、GaAsP組成一定層(GaAs1−x(0<x<1))および窒素ドープGaAsP層(GaAs1−x(0<x<1))のxは好ましくは0.45<x<1である。
p側電極7、n側電極8は、例えば、金を主成分とする導電性の材料を、p型窒素ドープGaAsP層6の表面とGaP基板1の表面に蒸着することにより形成することができる。
粗面化処理前の発光ダイオードチップは、上述のようにしてGaP基板上に各層の形成および電極7,8の形成を行った後、ダイシング加工により所望の形状に切断して製造される。なお、ダイシングによって、切断面に機械的なダメージ層が生じる場合は、硫酸、過酸化水素、および水の混合液によって処理し、機械的なダメージ層を除去しておくことが好ましい。
本発明の発光ダイオードの製造方法では、このようにして得られる発光ダイオードチップの表面を、次の(1),(2)の2段階のエッチング工程を経る化学エッチングにより粗面化処理する。
工程(1):ヨウ素酸、フッ化水素酸、硝酸および酢酸を含む混合液を用いてエッチングする工程
工程(2):(a)20℃以上の塩酸、(b)フッ化水素酸、および(c)フッ化水素酸と硫酸の混合液よりなる群から選ばれる1種又は2種以上の酸を用いてエッチングする工程
工程(1)は、ヨウ素酸、フッ化水素酸、硝酸および酢酸を含む混合液を用いて、エッチングする工程である。ここで用いるエッチング液の酸の混合比率と、エッチング時間は、製造する発光ダイオードの発光波長とエッチングされる面方位で最適値が異なり、個々の製品に応じて、最大輝度が得られる条件を微調整することができる。例えば、ヨウ素酸、フッ化水素酸、硝酸、酢酸溶液のモル混合比率は、好ましくは、ヨウ素酸(HIO)1に対して、フッ化水素酸(HF)を1〜30000、硝酸(HNO)を1〜20000、酢酸(CHCOOH)を50〜80000の範囲、より好ましくはHIO:HF:HNO:CHCOOH=1:10〜10000:10〜10000:100〜50000(モル比)、特に好ましくは1:70〜7000:40〜4000:400〜40000(モル比)の範囲である。なお、これらは、合計濃度として10重量%以上、特に50重量%以上、とりわけ75重量%以上の水溶液とすることが好ましい。また、エッチング時間は、通常5秒から10分間の範囲で設定される。この合計濃度が低過ぎるとエッチングに要する時間が長くなる。合計濃度の上限は、薬品の入手や取り扱い上の操作性から適宜決定される。なお、この混合液の温度については特に制限はなく、通常5〜45℃、好ましくは15〜35℃(実用的には室温25℃前後)程度である。この工程(1)では主にGaAsP層のエッチングが行われる。
工程(2)は、(a)塩酸、(b)フッ化水素酸、(c)フッ化水素酸と硫酸の混合液のうちのいずれかの酸を用いて、エッチングする工程である。
ここで、(a)塩酸の温度としては20℃以上であり、好ましくは40℃以上90℃未満、さらに好ましくは50℃以上80℃未満である。塩酸の温度がこの範囲より低いと十分なエッチングを行えず、高いと作業上、安全性の面で好ましくない。塩酸は濃度20〜40重量%程度の濃塩酸を用いることが好ましい。
(b)フッ化水素酸は、70重量%未満、特に30〜65重量%の水溶液を用いることが好ましい。フッ化水素酸の濃度がこの範囲より低いと十分なエッチングを行うことができない。このフッ化水素酸の温度については特に制限はなく、通常15〜35℃程度(実用的には室温25℃前後)である。
また、(c)フッ化水素酸と硫酸の混合液の温度については特に制限はなく、通常15〜70℃程度である。
工程(2)のエッチング時間は任意であるが、例えば30秒以上、好ましくは1分以上、より好ましくは10分以上で1時間未満である。このエッチング時間が短すぎると粗面化が不十分であり、長すぎると粗面化が進行しすぎて逆効果となり、光出力が低下する。この工程(2)では主にGaP基板とGaP組成の多いGaAsP層のエッチングが行われる。
エッチング工程(1),(2)は具体的には、所定の組成及び温度のエッチング液を用いて、発光ダイオードチップを浸漬することにより行われる。
これらのエッチング工程(1)および(2)は、どちらを先に行っても良く、工程(1)の次に工程(2)を行っても、また、工程(2)の次に工程(1)を行っても良く、いずれの場合も同等の効果を得ることができる。
いずれの場合においても、直前のエッチング工程で用いたエッチング液成分が、発光ダイオードチップの表面に残留していると、次工程におけるエッチングで良好な粗面を形成し得ないため、これらの工程間に直前のエッチング工程の残留酸成分を除去するための処理を行うことが好ましい。この処理の方法には特に制限はなく、水洗等で残留酸成分を洗い流す方法も採用し得るが、アルカリを用いた中和処理を行うことが好ましい。中和工程は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、アンモニア等のアルカリの1種又は2種以上を含むアルカリ水溶液を用いてエッチング表面を処理することにより行うことができる。この中和工程の前及び/又は後で超純水等を用いた流水洗浄を行っても良い。
特に、工程(2)において(a)塩酸を用い、工程(2)を先に行い、次に工程(1)を行う場合には、エッチングにより粗面化された凹凸面の凹部に塩酸が残留することにより、工程(2)の混合液によるエッチング作用が阻害される場合があることから、工程(2)と工程(1)との間に上記中和工程を行うことが好ましい。工程(1)を先に行い、工程(2)を後に行う場合には、このような残留成分によるエッチング阻害の問題は小さいが、中和工程を介在させた方がより良好な粗面を形成することができ、好ましい。
中和処理に用いるアルカリは、弱過ぎると効率的な中和を行えないことから、0.1〜5N程度のアルカリであることが好ましい。
アルカリによる中和処理は具体的には前段のエッチング工程を経た発光ダイオードチップをアルカリ水溶液に浸漬することにより行われる。
本発明によるエッチング工程の後は、必要に応じて発光ダイオードの表面に残留する酸成分を除去するために、超純水で流水洗浄を行ってもよい。また、流水洗浄の後に、アンモニア水を用いて中和を行い、再度超純水洗浄を行うとより効率よく酸成分を除去できる。超純水洗浄の終了は、例えば洗浄槽出口の排水の導電率をモニターすることで、再現性よく決定することができる。
このような2段階のエッチング工程、好ましくは2段階のエッチング工程間にアルカリによる中和工程を行うエッチング工程による粗面化処理で得られる発光ダイオードは、好ましくは電極形成部を除く全表面が、非円弧状の断面形状の微細な凹凸を含み、かつ、この凹凸が連なっている粗面とされたものである。ここで、非円弧状の微細な凹凸とは、微細な凹凸が単に断面円弧状の粒状凹凸の集まりではなく、非円弧状の凹凸が連なった非粒状凹凸のことをいう。
発光ダイオードの表面が鏡面である場合に比べて、微細な凹凸がある場合には、一般に光取り出し効率が向上して光強度が向上することは知られているが、本発明者等は、この微細な凹凸が断面円弧状の場合に比べて、断面が非円弧状の部分を含み、かつこの凹凸が連なっている場合に、著しく光強度が向上する現象を見出した。特に、これらの凹凸のうち、結晶の面方位を反映したファセットと呼ばれる面が出ている凹凸の密度が高いことが、輝度向上にとって有効である。
本発明の方法により、このような凹凸が形成された発光ダイオードの表面の粗面は、平均粗さ(Ra)が5〜450nmの範囲であり、かつ10nm×10nmの面積内に存在する根二乗平均粗さ(RMS)以上の高さの突起の数(N)が、10個以上1000個未満の範囲であることが好ましい。Ra及びNが上記範囲よりも小さいと、粗面化による光取り出し効率の向上効果が十分でなく、大きくても外部への光取り出し効率が低下する傾向がある。
次に、実験例、実施例、及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
なお、以下において、エッチング処理に供した粗面化前の発光ダイオードチップは、次のようにして製造したものである。
<発光ダイオードチップの製造方法>
ハイドライド気相法を用いてGaP基板上に、厚さ3μmのGaP層、厚さ23μmのGaAsP組成変化層(GaAs1−xでxが0からxに連続的に増加する層)、厚さ12μmのGaAsP組成一定層(GaAs1−x層)、厚さ20μmの窒素ドープGaAsP層(GaAs1−y層)を順次エピタキシャル成長させた後、ZnAs2を拡散源としてP型不純物であるZnと共に石英アンプル内に真空に封管して、760℃の温度で表面から4μmの深さまでZnを拡散させてpn接合を形成した。次いで基板側をラッピングして粗面加工してダメージを取るために王水のエッチング液でエッチングを行い、裏面を半鏡面加工し、厚みを280μmにそろえた。続いて、真空蒸着による表裏の電極形成等を行った。表面は350μm間隔で直径120μmの円形電極を蒸着し、裏面は上下左右70μm間隔で直径50μmの円形電極を蒸着した。なお、ここで両面合わせマスクを使えば、表裏電極を所定の位置に形成することは可能である。ダイシングは350μm間隔の表電極に合わせて、裏面の裏電極の間のエッチング面からエピタキシャルウエハ内を通して、表電極を見て位置決定して、50μm残してハーフダイスした。さらに硫酸及び過酸化水素系のエッチング液でダイシングのダメージを除去した。粘着シートに張り付けて、ブレーキングを行って、254μm×254μmで高さ280μmの四角柱形の発光ダイオードチップを完成させた。
なお、発光色毎のGaAsP発光層の組成比は次の通りである。
赤色発光ダイオード:GaAs0.450.55
オレンジ色発光ダイオード:GaAs0.350.65
ソフトオレンジ色発光ダイオード:GaAs0.250.75
イエロー色発光ダイオード:GaAs0.10.9
また、以下の実施例および比較例において、粗面化発光ダイオードの平均相対輝度は次のようにして求めた。
<平均相対輝度>
各発光ダイオード毎に、粗面化の前後でウェハの面内分布の影響を少なくするために、1cm×1cmの指定したエリアから、254μm×254μmサイズの発光ダイオードを取り出し、各5チップずつの動作電流20mAにおける光出力を測定し、粗面化前の発光ダイオードの光出力の平均値に対する、粗面化後の発光ダイオードの光出力の平均値の割合を算出した。
また、以下の実験例、実施例および比較例において、エッチング処理に用いた薬剤の詳細は次の通りである。
<使用薬剤>
ヨウ素酸:0.1規定水溶液
硝酸:69重量%水溶液
フッ化水素酸:49重量%水溶液
塩酸:36重量%水溶液
酢酸:99.7重量%水溶液
クエン酸:1.0規定水溶液
酒石酸:1.0規定水溶液
実施例1
発光ダイオードチップを、65℃の塩酸中に浸漬して15分間のエッチング処理を行った後(工程(2))、引き上げ、1.0N水酸化カリウム水溶液中に5分間浸漬した後、14L/minの流量の超純水で5分間洗浄することにより表面の残留酸成分を除去し(中和工程)、その後、ヨウ素酸、フッ化水素酸、硝酸及び酢酸を、HIO:HF:HNO:CHCOOH=1:720:389:3553(モル比)の割合で、合計濃度87.3重量%に混合した、温度25℃の混合液中に浸漬して2〜3分間のエッチング処理を行った(工程(1))。
得られた粗面化発光ダイオードについて、平均相対輝度を調べ、結果を表1に示した。
実施例2
実施例1において、工程(2)と工程(1)とを入れかえ、工程(1)、中和工程、工程(2)の順で行ったこと以外は、同様にしてエッチング処理し、得られた粗面化発光ダイオードについて、平均相対輝度を調べ、結果を表1に示した。
比較例1
実施例1の工程(2)のみを行ったこと以外は、同様にしてエッチング処理し、得られた粗面化発光ダイオードについて、平均相対輝度を調べ、結果を表1に示した。
比較例2
実施例1の工程(1)のみを行ったこと以外は、同様にしてエッチング処理し、得られた粗面化発光ダイオードについて、平均相対輝度を調べ、結果を表1に示した。
Figure 0004692072
表1より、本発明によれば、光取り出し効率に優れ、高輝度の発光ダイオードが提供されることが分かる。
なお、実施例1,2及び比較例1,2で得られた発光ダイオードのGaP基板表面とGaAsP発光層(窒素ドープGaAsP層)表面の走査電子顕微鏡写真を各々図2〜図5に示す。ただし、GaP基板表面については、GaP基板にGaAsP発光層を成膜した後では、走査電子顕微鏡観察を行い難いため、別途GaAsP発光層を形成していない(100)n型GaP基板を準備し、このGaP基板について、同様の手順でエッチング処理したものについて、その(100)面の走査電子顕微鏡写真を撮影したものである。このように、GaAsP発光層形成前のGaP基板であってもGaAsP発光層形成後のGaP基板と同等の粗面化処理を行えるため、発光ダイオードのGaP基板の粗面化の状況を模擬するものとして採用することができる。
図2〜図5より次のことが明らかである。
工程(2)の塩酸によるエッチングのみを行った比較例1(図4)では、GaP基板は著しく粗面化されているが、CaAsP発光層の粗面化の程度は低い。また、工程(1)のヨウ素酸混酸液によるエッチングのみを行った比較例2(図5)では、GaAsP発光層の表面は粗面化されているが、GaP基板は粗面化されていない。
このように、工程(1)と(2)の一方のみを行った場合には、GaP基板とGaAsP発光層の両方を効率的に粗面化することはできないため、得られる発光ダイオードの平均相対輝度は低いものとなる。
これに対して、工程(1)と(2)の両方を行った実施例1,2では、GaP基板もGaAsP発光層も良好な粗面に粗面化され、また、工程(1)と工程(2)の順には特に制約はなく、いずれを先に行っても良いことが分かる。
実施例3,4
実施例1,2において、1.0N水酸化カリウム水溶液による中和工程を行わず、5分間の水洗のみを行ったこと以外は同様にしてエッチングを行い、得られた粗面化発光ダイオードのGaP基板とGaAsP発光層の表面の走査電子顕微鏡写真をそれぞれ図6,7に示した。
実施例5
実施例3において、水洗を15分間行ったこと以外は同様にしてエッチングを行い、得られた粗面化発光ダイオードのGaP基板とGaAsP発光層の表面の走査電子顕微鏡写真を図8に示した。
図6〜8より、工程(2)と工程(1)との間、又は、工程(1)と工程(2)との間に水洗を行うのみでは、GaP基板とGaAsP発光層とを共に粗面化することができるものの、GaAsP発光層表面の粗面化の程度が小さいこと、即ち、前段のエッチング液の酸が残留していると後段のエッチング液によるエッチングを阻害し、特に、工程(2)を先に行い、塩酸が残留した場合のエッチング阻害が大きいこと、従って、工程(1)と工程(2)、又は工程(2)と工程(1)との間には前段の残留酸成分を十分に除去することが好ましく、そのためには水洗よりもアルカリによる中和処理が好ましいことが分かる。
実験例1
本発明による粗面化の予備実験として、表2に示す組成及び温度のエッチング液中に発光ダイオードチップを1分間浸漬してエッチング処理を行い、粗面化の有無を調べ、結果を表2に示した。
Figure 0004692072
表2より明らかなように、ヨウ素酸/フッ化水素酸/硝酸/塩酸の混酸系エッチング液であればGaAsP発光層を粗面化することができるが、GaP基板を粗面化することはできない(No.2)。この混酸系エッチングの硝酸を削除するとGaAsP発光層も粗面化できず(No.1)、また、フッ化水素酸を塩酸に変更しても、また、この混酸系エッチング液に更に塩酸を添加しても粗面化できず(No.3〜5)、また、酢酸よりも重いカルボン酸を用いても粗面化できない(No.6,7)。
従って、GaAsP発光層の粗面化にはヨウ素酸/フッ化水素酸/硝酸/塩酸の混酸系エッチング液が好ましいこと、また、この混酸系ではGaAsP発光層のみの粗面しかできず、また、他の組成のエッチング液でもGaAsP発光層とGaP基板との両方を粗面化することはできないことから、別途GaP基板の粗面化を行う必要があることが分かる。
本発明の方法により得られた表面が粗面化された発光ダイオードの実施の形態を示す断面の模式図である。 実施例1で得られた粗面化発光ダイオードの表面の走査電子顕微鏡写真であり、(a)図はGaAsP発光層表面、(b)図はGaP基板表面の写真である。 実施例2で得られた粗面化発光ダイオードの表面の走査電子顕微鏡写真であり、(a)図はGaAsP発光層表面、(b)図はGaP基板表面の写真である。 比較例1で得られた粗面化発光ダイオードの表面の走査電子顕微鏡写真であり、(a)図はGaAsP発光層表面、(b)図はGaP基板表面の写真である。 比較例2で得られた粗面化発光ダイオードの表面の走査電子顕微鏡写真であり、(a)図はGaAsP発光層表面、(b)図はGaP基板表面の写真である。 実施例3で得られた粗面化発光ダイオードの表面の走査電子顕微鏡写真であり、(a)図はGaAsP発光層表面、(b)図はGaP基板表面の写真である。 実施例4で得られた粗面化発光ダイオードの表面の走査電子顕微鏡写真であり、(a)図はGaAsP発光層表面、(b)図はGaP基板表面の写真である。 実施例5で得られた粗面化発光ダイオードの表面の走査電子顕微鏡写真であり、(a)図はGaAsP発光層表面、(b)図はGaP基板表面の写真である。
符号の説明
1 GaP基板
2 GaP層
3 GaAsP組成変化層
4 GaAsP組成一定層
5 n型窒素ドープGaAsP層
6 p型窒素ドープGaAsP層
7 p側電極
8 n側電極
10 pn接合

Claims (3)

  1. GaP基板上に、GaAs1−x(0<x<1)層と、内部にpn接合を有する窒素ドープGaAs1−x(0<x<1)層とが形成された発光ダイオードチップの表面を化学エッチングする工程を有する発光ダイオードの製造方法において、
    該エッチング工程は、下記(1)および(2)の工程をこの順又は逆の順に含むことを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
    工程(1):ヨウ素酸、フッ化水素酸、硝酸および酢酸を含む混合液を用いてエッチングする工程
    工程(2):(a)20℃以上の塩酸、(b)フッ化水素酸、および(c)フッ化水素酸と硫酸の混合液よりなる群から選ばれる1種又は2種以上の酸を用いてエッチングする工程
  2. 請求項1において、前記工程(1)および(2)、或いは工程(2)および(1)の間に、アルカリで処理する工程を含むことを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  3. 請求項1又は2において、前記ヨウ素酸、フッ化水素酸、硝酸および酢酸を含む混合液が、ヨウ素酸1モルに対して、フッ化水素酸を1〜30000モル、硝酸を1〜20000モル、酢酸を50〜80000モル含むことを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
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