JP4691679B2 - 施錠装置 - Google Patents

施錠装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4691679B2
JP4691679B2 JP2005290034A JP2005290034A JP4691679B2 JP 4691679 B2 JP4691679 B2 JP 4691679B2 JP 2005290034 A JP2005290034 A JP 2005290034A JP 2005290034 A JP2005290034 A JP 2005290034A JP 4691679 B2 JP4691679 B2 JP 4691679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drawer
pendulum member
closed position
locking
open position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005290034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007100347A (ja
Inventor
陽一 善田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2005290034A priority Critical patent/JP4691679B2/ja
Publication of JP2007100347A publication Critical patent/JP2007100347A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4691679B2 publication Critical patent/JP4691679B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Description

本発明は、収納庫本体に開放位置と閉止位置との間で相対移動可能に設けた引出しを閉止位置にロックする施錠装置に関するものである。
従来より、収納庫本体に多段の引出しを収納したワゴン等の家具に、各引出しを閉止位置にロックする施錠装置を設けたものが広く採用されている。
この施錠装置は、各引出しを閉止位置に位置付けた状態で、所定のキー操作を行うことにより、当該キー操作によって作動する作動杆の進退動作を、収納庫本体の側板部内に収容した施錠レバーの回転動作に変換し、この施錠レバーに設けた係合爪を側板部から一斉に突出させて、引出しの側面部に設けた被係合部(係合孔又は係合突起等)に係合させることにより全ての引出しを閉止位置にロックし得るように構成したものである。
一方、錠を設けた一の引出しが開放位置にある場合に、何気なく施錠操作を行った後、この一の引出しに鍵を入れたまま閉止位置に位置付ける(閉じる)と、一の引出しがロックされ、鍵が閉じ込められるいわゆるインロックという不具合が起こり得る。そこで、このような不具合を防止するために、錠を設けた一の引出しが閉止位置にある場合にのみ、当該錠に対する施錠操作を行えるようにした鍵閉込防止手段を備えた施錠装置が考えられている(例えば特許文献1参照)。
特開平4−161683号公報(図2及び図13等参照)
しかしながら、上述のような技術を適用した施錠装置であれば、錠を設けた引出しは、他の引出しが閉まり切っていなくても施錠可能であるため、他の引出しが開いている状態で、錠を設けた引出しを施錠したことを忘れてしまったり、または他の引出しが閉まり切っていない状態のときに、例えば、開いている引出しに鍵を入れてこの引出しを閉めてしまえばインロックの状態になってしまうおそれがある。つまり、従来のものは、錠を設けた一の引出し自体の誤施錠操作を防止できるものの、施錠操作を行うにあたり、錠を設けていない他の引出しの開閉状態を何ら考慮したものではないため、結局のところ、錠を設けていない他の引出しに鍵を閉じ込めてしまうおそれがあり、今ひとつ操作性及び実用性に劣るものである。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、錠を設けた一の引出しの施錠操作の可否を、錠を設けていない他の引き出しの開閉状態に関連付けることにより、鍵を何れかの引出しに閉じ込めてしまう誤操作を防止することができる施錠装置を提供することにある。
すなわち、本発明の施錠装置は、収納庫本体に閉止位置と開放位置との間で相対移動可能に設けた複数の引出しを閉止位置にロック可能なものであって、一の引出しに設けた錠に対する施錠操作を、当該一の引出し以外の他の引出しが開放位置にある場合に禁止し、且つ前記他の引出しが閉止位置にある場合に許容する施錠操作管理手段を具備してなり、前記収納庫本体の側板部に、厚み方向に回動し且つ一方の回動縁に前記各引出しの被係合部に係合可能な係合部を設けた施錠レバーを収容するとともに、前記係合部が被係合部に係合し得る方向に施錠レバーの他方の回動縁を押圧する前記錠の作動杆が通過可能な通過孔を形成し、前記施錠操作管理手段が、前記他の引出しが開放位置にある場合に前記作動杆の前記通過孔への通過を禁止し、且つ前記他の引出しが閉止位置にある場合に前記作動杆の前記通過孔への通過を許容するものであることを特徴とする。
ここで「一の引出し以外の他の引出し」は、錠を設けていない引出しの全部又は錠を設けていない複数の引出しのうちの一の引出しの何れであってもよい。
このようなものであれば、施錠操作管理手段により、錠を設けた一の引出しの施錠操作が、他の引出しを閉止位置にした場合にのみ許容されるため、従来の不具合、すなわち、錠を設けていない他の引出しを開放位置に位置付けたまま、錠を設けた一の引出しを閉止位置に位置付けて施錠操作を行った後、鍵を他の引出しに入れた状態で当該他の引出しを閉止位置に位置付けることにより鍵が他の引出し内に閉じ込められるという不具合が生じ得ず、的確な施錠操作を確保することができ、操作性及び実用性に優れたものとなる。しかも、作動杆の動作を規制することにより、他の引出しが開放位置にある場合の施錠操作を確実に防止することができる。
施錠操作管理手段が、前記通過孔を閉塞し得る閉塞位置と、前記通過孔を開放する開放位置との間で移動可能な振り子部材を用いてなり、前記他の引出しが開放位置にある場合に前記振り子部材をその自重で前記閉塞位置に位置付けるとともに、前記他の引出しの開放位置から閉止位置への移動に連動して前記振り子部材を前記閉塞位置から前記開放位置へ移動させるようにしたものであれば、施錠管理手段の構造簡素化を有効に図れるとともに、例えば振り子部材に相当する部材をバネ等の付勢部材により閉塞位置をとる方向へ常時付勢する態様と比較して、バネ等の付勢部材を一切用いる必要もなく、省スペース化及び部品点数の削減を有効に図ることができる。なお、「通過孔を閉塞し得る」とは、通過孔を完全に閉塞する又は通過孔の一部を閉塞するの何れをも含む概念であり、また、振り子部材は、単一又は複数の何れでもよい。また、振り子部材を、複数の振り子部材要素から構成してもよい。
振り子部材の構造を簡素なものとし、且つ振り子部材の移動を他の引出しの開放位置から閉止位置への移動に確実に関連付けて操作の確実性をさらに向上させるには、前記振り子部材が、前記通過孔を閉塞し得る閉塞部を有する本体部と、当該本体部の前縁部に設けられ、前記閉塞位置に位置付けられた場合に前記収納庫本体の前縁部よりも前方に位置し且つ前記他の引出しの開放位置から閉止位置への移動に伴って当該他の引出しの一部に押圧され前記収納庫本体の前縁部に当接又は近接する位置まで本体部と共に移動し得る受圧部とを備えたものであることが好ましい。なお、受圧部を押圧する「引出しの一部」として、例えば鏡板等が挙げられる。
また、前記本体部に振り子部材の移動範囲を規制する長孔を形成し、当該長孔に、収納庫本体の側板部に設けた移動案内部材を軸支する軸受けを遊挿していれば、長孔専用の専用の軸受けが不要となり、部品点数の簡素化に資する。
具体的な実施態様としては、前記一の引出しが、前記他の引出しよりも下段側に位置する引出しであるものが挙げられる。
以上説明したように本発明によれば、施錠操作管理手段により、錠を設けた一の引出しの施錠操作が、他の引出しを閉止位置にした場合にのみ許容されるため、鍵が他の引出し内に閉じ込められるという誤施錠が生じ得ず、的確な施錠操作を確保することができ、操作性及び実用性に優れたものとなる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る施錠装置Lを設けたワゴンWは、図1に示すように、収納庫本体たるワゴン本体Hと、このワゴン本体Hに開放位置と閉止位置との間で相対移動可能な第1引出しA、第2引出しB及び第3引出しCとを備えたものである。
ワゴン本体Hは、図2及び図3(図2は図1のx−x線断面を一部省略して示す図であり、図3は第1引出しAを取り付ける前段階におけるワゴンWの要部拡大図であり、当該図3において第2引出しBの鏡板B1は取り外されている)等に示すように、左右の側板部H1を、底板部、背板部H2及び上部横架材H3により連結してなり、底板部に設けたキャスタを利用して床面上を水平移動し得るものであり、上面に上部横架材H3等を利用して天板部H4を着脱可能に設けている。
側板部H1は、前端部及び後端部にそれぞれ所定寸法内方に突出させてなる内方突出部H11を有し、これら内方突出部H11を跨ぐ位置に引出しA、B、Cの段数(図示例では2段)に対応するレールHRを設けている。本実施形態では、一段目のレールHRとしてスライドレールを適用し、二段目及び三段目のレールHRとしてサスペンションレールを適用している。なお、これら各レールHRの態様は、これに限定されるものではない(例えば全てをスライドレール又はサスペンションレールの何れか一方にする等の態様を採用してもよい)。また、一段目のレールHRの前方には、移動案内部材たる案内ローラHrを軸受けHra(以下、「案内ローラ軸受けHra」と称す)に回動可能に支持させている。前端側の内方突出部H11に、後述する施錠レバーL2を収容し得る上方に開口した施錠レバー収容空間HSを形成している。さらに前端側の内方突出部H11には、内方に開口し且つ後述する作動杆L12が通過し得る通過孔Haと、施錠レバーL2の一方の回動端に設けた後述する係合爪L23が突出可能な透孔Hbを形成している。なお、本実施形態では、単一の通過孔Haを一段目のレールHRと二段目のレールHRとの間に形成している。
第1引出しAは、上方又は内側方に開放した収納空間を形成する胴部の前端部に裏板を固着し、この裏板に鏡板A1を装着した周知のものであり、胴部の両外側面に、奥行き方向に沿って延びる突条を設け、これら突条をワゴン本体HのレールHRに支持させた状態で開放位置と閉止位置との間でスライド可能にしている(図示省略)。
第2引出しB及び第3引出しCは、それぞれ第1引出しAよりも高さ寸法の大きい収納空間を有し、第1引出しAと同様に、収納空間を形成する胴部(第2引出しについては胴部B3)の前端部に裏板(第2引出しについてはB2)を固着し、各裏板に鏡板B1、C1をそれぞれ装着したものである(後述の図4参照)。なお、第2引出しB及び第3引出しCの胴部の両外側面に、サスペンションレールに対して相対移動可能な可動部を設けている(図示省略)。本実施形態では、第2引出しBに錠L1を設けている。すなわち、第2引出しBが本発明の「錠L1を設けた一の引出し」であり、第1引出しAが本発明の「一の引出し以外の他の引出し」に相当する。
これら各引出しA、B、Cの両外側面には、係合孔又は係合突起、或いは係合孔と係合突起とを組み合わせもの等からなる被係合部Dを設け、これら被係合部Dに、施錠レバーL2の係合爪L23を係合させる(係合爪L23を、係合孔の開口縁に係合させる又は係合突起の突部に係合させる)ことにより、各引出しA、B、Cを閉止位置にロックできるようにしている(図4参照)。
このような構成を有するワゴンWに適用される施錠装置Lは、図4(同図は施錠装置Lの要部を模式的に示す平断面図である)等に示すように、第2引出しBに設けた錠L1と、ワゴン本体Hの側板部H1に形成した前記施錠レバー収容空間HSに収容可能な施錠レバーL2と、第2引出しBに設けた錠L1に対する施錠操作を、第1引出しAが開放位置にある場合に禁止し、且つ前記第1引出しAが閉止位置にある場合に許容する施錠操作管理手段L3とを備えたものである。なお、図4では、施錠操作管理手段L3を省略している。
錠L1は、図4等に示すように、第2引出しBの鏡板B1の前面に表出する鍵孔L11aを有する錠本体L11と、鍵孔L11aに挿入した鍵Kを所定方向に回動させる操作に連動して巾方向に沿って進退移動し且つ前記ワゴン本体Hの側板部H1に形成した通過孔Haに挿通し得る作動杆L12とを備えたものである。本実施形態では、作動杆L12の横断面形状を、通過孔Haの開口形状より若干小さく設定している。
施錠レバーL2は、図4及び図5(図5は施錠レバーL2の全体斜視図である)等に示すように、例えば一枚の板金素材にプレス加工を施すことにより形成された上下に長尺な板状のものであり、上下両端部に設けた上軸部L21及び下軸部L22と、一方の回動縁(図示例では後縁)に引出しA、B、Cの段数に対応させて設けた複数の係合部たる係合爪L23とを一体に有するものであり、上軸部L21及び下軸部L22を所定の軸受け部材により支持させて施錠レバー収容空間HS内で施錠レバーL2全体を厚み方向に回動し得るようにしている。各係合爪L23は、内側方に向けて略水平に突出させた舌片状のものである。そして、この施錠レバーL2は、コイルバネ等の付勢部材L24により各係合爪L23を透孔Hbから離間する方向に常時付勢されており、施錠レバーL2の他方の回動縁(図示例では前縁)を錠L1の作動杆L12によって押圧した場合に、施錠レバーL2が前記付勢力に抗して各係合爪L23が透孔Hbに近寄る方向に回動し、これら各係合爪L23が透孔Hbから一斉に突出するように構成している。
施錠操作管理手段L3は、図2及び図3等に示すように、単一の振り子部材Fを用いて構成したものである。
振り子部材Fは、図6(同図(a)は振り子部材Fの側面図であり、同図(b)は同正面図である)等に示すように、例えば一枚の板金素材にプレス加工を施すことにより形成されたものであり、本体部F1と、本体部F1の前縁部に設けられ第1引出しAの開放位置から閉止位置への移動に伴って第1引出しAの鏡板A1に押圧される受圧部F2とを一体に備えたものである。
本体部F1は、上端部に前方に突出する前方突出部F11を有し、この前方突出部F11の先端部を屈曲させることにより前記受圧部F2を形成している。また、本体部F1は、その下半部FBを上半部FAに対して所定角度斜め後方に傾斜させた形状をなし、且つ下半部FBの巾寸法を上半部FAの巾寸法よりも小さく設定している。本体部F1の上半部FAと下半部FBとの境界部近傍に閉塞部F12を形成している。本実施形態では、閉塞部F12を下半部FBの他の部位より前方に突出させた側面視略三角形状とし、この閉塞部F12により、通過孔Haの一部を閉塞し得るようにしてある。そして、本体部F1の上端部に振り子部材Fの移動範囲を規制する長孔F13を形成するとともに、下端部位に軸孔F14を形成してあり、この軸孔F14に振り子部材用軸受けHFaを挿通し、長孔F13を案内ローラ軸受けHraに遊挿することにより、振り子部材Fをワゴン本体Hに抜脱不能に取り付けている(図2及び図3参照)。この取付状態において、振り子部材Fは、振り子部材用軸受けHFaを支点に、案内ローラ軸受けHraが長孔F13の前縁部F13aに当たる位置と長孔F13の後縁部F13bに当たる位置との間で回動し得る。なお、長孔F13の前縁部F13a及び後縁部F13bを接続する一対の接続片F13cの形状を、振り子部材Fの回動軌跡に対応する略部分円弧状に設定している(図6参照)。
しかして、本実施形態では、振り子部材Fをワゴン本体Hに取り付けた状態において、振り子部材Fは、その自重で前方に傾斜し、閉塞部F12によって通過孔Haを一部閉塞して作動杆L12の通過孔Haへの通過を禁止する閉塞位置(FC)に位置付けられる。この場合、長孔F13の後縁部F13bが案内ローラ軸受けHraに当接している。振り子部材Fが閉塞位置(FC)に位置付けられた場合、受圧部F2は、ワゴン本体Hの前縁部HA(具体的には側板部H1の前縁部)から離間した位置、つまりワゴン本体Hの前縁部HAよりも前方に位置付けられる。
一方、振り子部材Fをその自重に抗して奥方へ押し込む(起立させる)方向に操作力を付与すると、図7(同図は図2に対応して示す作用説明図である)に示すように、長孔F13の前縁部F13aが案内ローラ軸受けHraに当接する位置まで振り子部材Fが移動する。その結果、受圧部F2がワゴン本体Hの前縁部HAに当接又は近接する位置まで移動するとともに、閉塞部F12が通過孔Haに重合し得ない位置に位置付けられ、振り子部材Fが、通過孔Haを開放し作動杆L12の通過孔Haへの通過を許容する開放位置(FO)に位置付けられることになる。本実施形態では、以下に詳述するように、振り子部材Fの閉塞位置(FC)と開放位置(FO)との間の移動を、第1引出しAの開放位置と閉止位置との間の移動に連動させている。
次に、このような構成を有するワゴンWの使用方法及び施錠装置Lの作用について、図2及び図7等を参照しながら説明する。
先ず、第1引出しAが開放位置にある場合、振り子部材Fは、その自重で閉塞位置(FC)に位置付けられる。この状態で、第2引出しBを閉止位置に位置付けて鍵孔L11aに挿入した鍵Kを所定方向に回動させる操作を行った場合、このキー操作に連動して通過孔Haへ近寄る方向(図4中左方)へ移動する作動杆L12が振り子部材Fの閉塞部F12に干渉し、作動杆L12のそれ以上の同方向への移動が禁止される。その結果、施錠レバーL2の回動が起こり得ず、施錠レバーL2の係合爪L23を被係合部Dに係合させるロック状態となることがない。
一方、第1引出しAを開放位置から閉止位置に移動させた場合、この第1引出しAの移動に伴って、経時的に第1引出しAの鏡板A1(より具体的には鏡板A1の裏面を形成する裏板)が振り子部材Fの受圧部F2に当接し、この受圧部F2がワゴン本体Hの前縁部HAに当接又は近接する位置まで押圧されることにより、振り子部材Fが開放位置(FO)に位置付けられる(図7参照)。なお、開放位置(FO)にある振り子部材Fの受圧部F2がワゴン本体Hの前縁部HAと略平行をなすように、受圧部F2を予め所定角度傾斜させている(図6(a)、図7参照)。これにより、受圧部F2と第1引出しAの鏡板A1との接触状態を良好なものとしている。そして、振り子部材Fを開放位置(FO)に位置付けた状態で、第2引出しBを閉止位置に位置付けて前記所定のキー操作を行うと、作動杆L12が通過孔Haへ近寄る方向へ移動して通過孔Haに侵入し、作動杆L12の先端部によって施錠レバーL2の他方の回動縁を押圧することにより、施錠レバーL2が上軸部L21及び下軸部L22を支点に厚み方向に回動し、施錠レバーL2の各係合爪L23がそれぞれ透孔Hbから一斉に突出して対応する被係合部Dに係合する。以上の手順により、少なくとも第1引出しA及び第2引出しBを閉止位置にロックすることができる。なお、施錠操作を行う前に、第3引出しCを閉止位置に位置付けておくことにより、全ての引出しA、B、Cをロックすることができることはいうまでもない。
このように、本実施形態に係る施錠装置Lは、第2引出しBに設けた錠L1に対する施錠操作を、第1引出しAが開放位置にある場合に禁止し、且つ第1引出しAが閉止位置にある場合に許容する施錠操作管理手段L3を備えているため、従来の不具合、すなわち、錠を設けていない他の引出しを開放位置に位置付けたまま、錠を設けた一の引出しを閉止位置に位置付けて何気なく施錠操作を行った後、鍵を他の引出しに入れた状態でこの他の引出しを閉止位置に位置付けることにより鍵が他の引出し内に閉じ込められるという誤施錠を防止し、的確な施錠操作を行うことができる。
特に、施錠操作管理手段L3が、通過孔Haを閉塞し得る閉塞位置(FC)と、通過孔Haを開放する開放位置(FO)との間で移動可能な単一の振り子部材Fを用いてなり、第1引出しAが開放位置にある場合に振り子部材Fをその自重で閉塞位置(FC)に位置付けるようにしたものであるため、施錠操作管理手段L3を簡素な構造で実現することができ、しかも、薄板状の振り子部材Fのアンバランスさを利用しその自重で閉塞位置(FC)を取るように設定していることにより、例えば振り子部材に相当する部材をバネ等の付勢部材により閉塞位置をとる方向へ常時付勢する態様と比較して、バネ等の付勢部材を一切用いる必要もなく、省スペース化及び部品点数の削減を有効に図ることができる。加えて、第1引出しAの開放位置から閉止位置への移動に連動して振り子部材Fを閉塞位置(FC)から開放位置(FO)へ移動させるようにしているため、振り子部材Fがとる位置(姿勢)を第1引出しAの開閉状態に密接に関連付けることができるとともに、振り子部材Fを閉塞位置(FC)から開放位置(FO)へ移動させるための専用の動力源(例えばリンク機構等)を別途に設ける必要がなく、構造の簡素化に資する。
さらに、振り子部材Fが、通過孔Haを閉塞し得る閉塞部F12を有する本体部F1と、本体部F1の前縁部に設けられ、閉塞位置(FC)に位置付けられた場合にワゴン本体Hの前縁部HAよりも前方に位置し且つ第1引出しAのから閉止位置への移動に伴って第1引出しAの鏡板に押圧されワゴン本体Hの前縁部HAに当接又は近接する位置まで本体部F1と共に移動し得る受圧部F2とを備えたものであるので、振り子部材F自体の構造を極めて単純なものとしつつ、受圧部F2により振り子部材Fの閉塞位置(FC)から開放位置(FO)への移動を、第1引出しAの開放位置から閉止位置への移動に確実に関連付けることができる。
本体部F1に振り子部材Fの移動範囲を規制する長孔F13を形成し、長孔F13に、ワゴン本体Hの側板部H1に設けた案内ローラHrを軸支する案内ローラ軸受けHraを遊挿しているので、長孔F13専用の軸受け部材が不要となり、部品点数の削減を図ることができる。
また、例えば上段側の引出し及び下段側の引出しがともに開放位置にある場合、上段側の引出しを下段側の引出しよりも先に閉める傾向があることに鑑み、錠L1を設けた第2引出しBを、第1引出しAよりも下段側に位置させていることにより、第1引出しAに錠L1を設けた態様と比較して、第1引出しAを閉めてから第2引出しBを閉めた後に、この第2引出し部Bに設けた錠L1に対してキー操作を行うという一連の施錠操作をよりスムーズに行うことができるとともに、インロックを確実に防止し、好適である。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、振り子部材が、その閉塞部により通過孔の一部を閉塞する態様を示したが、通過孔を完全に閉塞する態様であっても構わない。このようにすれば、作動杆の通過孔への侵入をより確実に防止することができる。
また、前記実施形態では、施錠操作管理手段が、第3引出しの開閉状態を施錠操作の可否に関連付けていない態様を示したが、施錠操作管理手段が、錠を設けていない第3引出しを閉止位置に位置付けた場合に施錠操作を許容するものであってもよい。具体的には、図8及び図9(図8及び図9はそれぞれ図2及び図7に対応させて示す図である)に示すように、異なる2つの振り子部材要素(第1振り子部材要素XF1、第2振り子部材要素XF2)からなる振り子部材XFを、第3引出しCの開閉動作に関連付けて閉塞位置(XFC)と開放位置(XFO)との間で移動させるようにした施錠操作管理手段XL3が挙げられる。なお、図8及び図9において、前記実施形態に対応する部材には前記実施形態と同様の符号を付すとともにその詳細な説明は省略するものとする。
第1振り子部材要素XF1は、両端部に回動端を有し、一方の回動端(上端)側に閉塞部XF11を形成するとともに、他方の回動端(下端)側に第2振り子部材要素XF2の一方の回動端が当接し得る第1当接部XF12を形成している。この第1振り子部材要素XF1は、その自重で図8において反時計回りに回動し得るように設定してある。
一方、第2振り子部材要素XF2は、両端部に回動端を有し、一方の回動端(上端)に、第1振り子部材要素XF1の第1当接部XF12と当接し得る第2当接部XF21を形成するとともに、他方の回動端(下端)に、第3引出しCの開放位置から閉止位置への移動に伴って第3引出しCの一部(図示例では鏡板C1)に押圧されてワゴン本体Hの前縁部HAに当接又は近接する位置まで移動し得る受圧部XF22を形成したものである。この第2振り子部材要素XF2は、その自重で図8において時計回りに回動し得るように設定してある。
このような第1振り子部材要素XF1及び第2振り子部材要素XF2からなる振り子部材XFは、第3引出しCが開放位置にある場合、第1振り子部材要素XF1の閉塞部XF11によって通過孔Haを閉塞する閉塞位置(XFC)に位置付けられる(図8参照)。この状態において、第1振り子部材要素XF1及び第2振り子部材要素XF2はそれぞれ自重で第1当接部XF12と第2当接部XF21とが相互に当接する位置まで回動し、且つ第2振り子部材要素XF2の受圧部XF22がワゴン本体Hの前縁部HAから前方に離間した位置に位置付けられる。一方、第3引出しCを開放位置から閉止位置に移動させた場合、この第3引出しCの移動に伴って、経時的に第3引出しCの鏡板C1(より具体的には鏡板C1の裏面を形成する裏板)が第2振り子部材要素XF2の受圧部XF22に当接し、この受圧部XF22がワゴン本体Hの前縁部HAに当接又は近接する位置まで押圧される。これにより、第2振り子部材要素XF2が第2振り子部材用軸受けXFbを支点に自重に抗して回動し、第2振り子部材要素XF2の第2当接部XF21が、第1振り子部材要素XF1の第1当接部XF12を押圧する。その結果、第1振り子部材要素XF1が第1振り子部材用軸受けXFaを支点に自重に抗して回動し、振り子部材XFが、通過孔Haを開放した開放位置(XFO)に位置付けられる(図9参照)。なお、第2振り子部材要素XF2は、レールHRを跨ぐように配設されるものであり、第2振り子部材要素XF2のうち、レールHRに重合し得る部位を他の部位よりも外側方に位置するように適宜折曲加工を施しており、当該レールHRに重合し得る部位を、内方突出部H11に形成した収容孔H11aに収容している。また、第2振り子部材要素XF2の所定部位を収容孔H11aの開口縁に当接させることにより第2振り子部材要素XF2の自重によるそれ以上の回動(図8における時計回りの回動)を直接規制するとともに、第2振り子部材要素XF2の第2当接部XF21に第1振り子部材要素XF1の第1当接部XF12を当接させることにより第1振り子部材要素XF1の自重によるそれ以上の回動(図8における反時計回りの回動)を間接的に規制している。
このように、複数の振り子部材要素を組み合わせてなる振り子部材を用いて施錠操作管理手段を構成してもよい。なお、引出しの段数やワゴン本体の形状等に対応させて3以上の振り子部材要素によって一の振り子部材を構成しても構わない。
また、施錠操作管理手段が、錠を設けていない第1引出し及び第3引出しの何れをも閉止位置に位置付けた場合にのみ施錠操作を許容するものであってもよい。すなわち、施錠操作管理手段を、錠を設けていない引出しの全部を閉止位置に位置付けた場合にのみ施錠操作を許容するものとしてもよい。この場合、施錠操作管理手段を構成する振り子部材の態様としては、例えば、第1引出しの開閉移動に連動する第1振り子部材と、第3引出しの開閉移動に連動する第2振り子部材とを用いて施錠操作管理手段を構成したものが挙げられる。なお、引出しの段数に応じて振り子部材の形状又は個数を適宜変更しても構わない。
また、前記実施形態及び変形例では、錠を第2引出しに設け、施錠操作管理手段が、錠を設けていない第1引出し又は第3引出しの開閉動作に伴って閉塞位置と開放位置との間で移動可能な振り子部材を用いたものである態様を示したが、これに限らず、錠を第1引出し又は第3引出しの何れか一方に錠を設け、施錠操作管理手段が、他方(第3引出し又は第1引出し)及び/又は第2引出しの開閉動作に伴って閉塞位置と開放位置との間で移動可能な単一又は複数の振り子部材を用いたものである態様を採用しても構わない。
また、振り子部材が、前記本体部と受圧部とを一体的に連結したものであってもよい。さらに、振り子部材の移動は、回転運動の他、直進運動のみ、又は回転運動と直進運動とを組み合わせたものであってもよい。この場合、これらの移動を実現できるように本体部の長孔の形状を適宜変更すればよい。
振り子部材の受圧部を押圧する「引出しの一部」は、鏡板の他、胴部(例えば胴部の外側面部に設けた押圧部等)であってもよい。
また、このような施錠装置を、ワゴンの他、例えば袖机の袖部等、収納庫本体に引出しを収納可能に構成した家具全般に適用しても構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る施錠装置を設けたワゴンの全体斜視図。 図1のx−x線断面を一部省略して示す図。 同実施形態に係る第1引出しを取り付ける前のワゴンの要部拡大図。 同実施形態に係る施錠装置の要部を模式的に示す平断面図。 同実施形態に施錠レバーの全体斜視図。 同実施形態に係る振り子部材の全体図。 作用説明図。 同実施形態に係る施錠操作管理手段の一変形例を図2に対応させて示す図。 同変形例に係る施錠操作管理手段を図7に対応させて示す図。
符号の説明
A…他の引出し(第1引出し)
B…一の引出し(第2引出し)
D…被係合部
F、XF…振り子部材
F1…本体部
F12、XF11…閉塞部
F13…長孔
F2、XF22…受圧部
(FC)、(XFC)…閉塞位置
(FO)、(XFO)…開放位置
H…収納庫本体(ワゴン本体)
H1…側板部
HA…前縁部
Ha…通過孔
Hr…移動案内部材(案内ローラ)
Hra…案内ローラ軸受け
L…施錠装置
L1…錠
L12…作動杆
L2…施錠レバー
L23…係合部(係合爪)
L3、XL3…施錠操作管理手段

Claims (5)

  1. 収納庫本体に閉止位置と開放位置との間で相対移動可能に設けた複数の引出しを閉止位置にロック可能な施錠装置であって、
    一の引出しに設けた錠に対する施錠操作を、当該一の引出し以外の他の引出しが開放位置にある場合に禁止し、且つ前記他の引出しが閉止位置にある場合に許容する施錠操作管理手段を具備してなり、前記収納庫本体の側板部に、厚み方向に回動し且つ一方の回動縁に前記各引出しの被係合部に係合可能な係合部を設けた施錠レバーを収容するとともに、前記係合部が被係合部に係合し得る方向に施錠レバーの他方の回動縁を押圧する前記錠の作動杆が通過可能な通過孔を形成し、
    前記施錠操作管理手段が、前記他の引出しが開放位置にある場合に前記作動杆の前記通過孔への通過を禁止し、且つ前記他の引出しが閉止位置にある場合に前記作動杆の前記通過孔への通過を許容するものであることを特徴とする施錠装置。
  2. 前記施錠操作管理手段が、前記通過孔を閉塞し得る閉塞位置と、前記通過孔を開放する開放位置との間で移動可能な振り子部材を用いてなり、前記他の引出しが開放位置にある場合に前記振り子部材をその自重で前記閉塞位置に位置付けるとともに、前記他の引出しの開放位置から閉止位置への移動に連動して前記振り子部材を前記閉塞位置から前記開放位置へ移動させるようにしたものである請求項1記載の施錠装置。
  3. 前記振り子部材が、前記通過孔を閉塞し得る閉塞部を有する本体部と、当該本体部の前縁部に設けられ、前記閉塞位置に位置付けられた場合に前記収納庫本体の前縁部よりも前方に位置し且つ前記他の引出しの開放位置から閉止位置への移動に伴って当該他の引出しの一部に押圧され前記収納庫本体の前縁部に当接又は近接する位置まで本体部と共に移動し得る受圧部とを備えたものである請求項2記載の施錠装置。
  4. 前記本体部に前記振り子部材の移動範囲を規制する長孔を形成し、当該長孔に、前記収納庫本体の側板部に設けた移動案内部材を軸支する軸受けを遊挿している請求項3記載の施錠装置。
  5. 前記一の引出しが、前記他の引出しよりも下段側に位置する引出しである請求項1、2、3又は4記載の施錠装置。
JP2005290034A 2005-10-03 2005-10-03 施錠装置 Expired - Fee Related JP4691679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005290034A JP4691679B2 (ja) 2005-10-03 2005-10-03 施錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005290034A JP4691679B2 (ja) 2005-10-03 2005-10-03 施錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007100347A JP2007100347A (ja) 2007-04-19
JP4691679B2 true JP4691679B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=38027553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005290034A Expired - Fee Related JP4691679B2 (ja) 2005-10-03 2005-10-03 施錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4691679B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2546055B2 (ja) * 1990-10-25 1996-10-23 コクヨ株式会社 家 具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007100347A (ja) 2007-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6573292B2 (ja) 開閉体のロック装置
JP6357211B2 (ja) 家具部のための駆動機構及び駆動方法
JP2011247053A (ja) 移動補助装置
JP6714358B2 (ja) 車両用ドアハンドル装置
US9422750B2 (en) Range limited latch
JP4536598B2 (ja) ゲーム機の施錠装置
JP2005034348A (ja) 引込み装置、引出し装置及び引き戸装置
JP4691679B2 (ja) 施錠装置
JP5147587B2 (ja) ロック装置
JP4695885B2 (ja) スライドレール
JP2013231332A (ja) 把手装置
JP2004276670A (ja) シートスライド装置
JP2542444Y2 (ja) スライドレール装置
JP2010156199A (ja) 摺動補助機構及び引込ユニット
JP2010106457A (ja) 折戸
JP6026153B2 (ja) 開き戸および該開き戸における錠装置
JP2013096055A (ja) ロック装置
JPH0752422Y2 (ja) スライドレール装置
JP6644252B2 (ja) 引戸の引手装置
JP4879721B2 (ja) 扉の施錠装置
JP4936471B2 (ja) 引込機構
JP3630154B2 (ja) 連動開閉式引き戸
JP3082910B2 (ja) 折戸用二軸蝶番
JP3686140B2 (ja) キャビネットにおける跳上げ扉の安全係止装置
JP4005566B2 (ja) 扉開閉機構

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080924

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4691679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees