JP2010106457A - 折戸 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数枚の戸板11,12を、折り畳み自在に連結した折戸10であって、隣接する戸板の連結部cpにおける一方の戸板の端部12cに内装され、該端部の端面12bから該戸板の幅方向に沿って出没自在とされた閉止規制部材21と、該閉止規制部材の没入を規制するロック部22と、該ロック部による規制を解除する操作部23とを備え、前記ロック部によって没入が規制されて前記閉止規制部材が突出した状態において、当該折戸の閉止がなされる際には、前記連結部における他方の戸板の端面11bに該閉止規制部材の先端部21aが当接し、当該折戸の閉止が規制される構造とされている。
【選択図】図1
Description
上記のような折戸は、閉止された状態では、複数枚の戸板が横並びに一直線に配置される。また、該折戸を開放する際には、把手(取っ手部)等をして、ガイドレール等に沿ってスライドさせることで、開状態への移行(開動)がなされ、ガイドレールに直交する方向に向けて隣接する戸板の連結部が突出されるようにして折り畳まれて開状態となる。
上記開状態とされた折戸を閉止する際には、把手等をして、ガイドレールに沿ってスライドさせることで閉状態への移行(閉動)がなされるが、連結された戸板間に形成される連結角(開き角)がある程度の状態(例えば、80°〜100°程度以上)では、折戸の上記のように突出された連結部近傍の手前側部位を、ガイドレール側(背面側)に向けて押すことによっても折戸の閉動、閉止が可能となる。
例えば、蝶番等で連結されていない部位の端面間に指詰めの生じない程の大きな隙間を形成したものが提案されていた(例えば、下記特許文献1)。
しかしながら、上述のように端面間に指詰めの生じない程度の大きな隙間を形成した場合には、各戸板間の隙間から背面側空間(収納空間等)やヒンジが見えてしまい、美観性が損なわれる。
そこで、下記特許文献2では、当該隙間を塞ぐためのカバー材を設けた折り畳み扉が提案されている。
これによれば、上記第一扉体と上記第二扉体との間に手指を挟むようなことがなく、また、当該折り畳み扉が閉じられた状態では、上記カバー材によって上記隙間が塞がれるので、連結部が美麗になる、と説明されている。
本発明に係る前記いずれかの折戸においては、前記操作部を、引張り操作がなされることにより前記ロック部による規制を解除する構造としてもよい。
上記構成とされた折戸においては、前記閉止規制部材を、前記端部に形成された凹部にスライド自在に内装し、前記ロック部を、前記一方の戸板の厚さ方向に沿って前記凹部に対して進退自在かつ、該凹部に向けて第2付勢部材により付勢されたものとし、前記閉止規制部材が前記第1付勢部材により付勢されて突出した際には、該ロック部が前記第2付勢部材により付勢されて該凹部に進入し、該閉止規制部材の没入を規制する構造としてもよい。
また、当該折戸を完全に閉止するためには、前記操作部によって前記ロック部による前記閉止規制部材の没入の規制を解除する必要があるので、当該折戸の連結部近傍の手前側部位を、背面側に向けて押すことのみでは閉止がなされず、安全面において優れたものとなる。
すなわち、前記ロック部による規制を解除して、当該折戸の閉止がなされる際に、前記一方の戸板の端面から突出する方向に向けて付勢された上記閉止規制部材が、上記第1付勢部材による付勢力に抗して没入されるので、ダンパーとして機能し、これにより、当該折戸の閉動が減衰され、安全面において、より優れたものとなる。
すなわち、当該折戸が閉止された状態から開動作がなされる際には、上記他方の戸板の端面による規制が解除され、上記閉止規制部材が上記第1付勢部材に付勢されて端面から外方に向けて突出し、上記ロック部が上記第2付勢部材に付勢されて凹部内に進入して、該閉止規制部材の没入を規制する。これにより、当該折戸が閉止された状態から開動作がなされる際に、上記ロック部による上記閉止規制部材の没入の規制が当該折戸の開動作に伴って自動的になされ、安全面において、より優れたものとなる。
図1は、第1実施形態に係る折戸を模式的に示す概略横断面図、及び一点鎖線内を拡大して示す概略横断面図である。
図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)は、いずれも同実施形態が備える指詰防止構造の一例を説明するための説明図であり、それぞれ戸板端部の一部分解概略背面図である。
図4(a)、(b)及び図5(a)、(b)は、いずれも同指詰防止構造を説明するための説明図であり、図4(a)は、図1におけるX部に対応させた概略拡大横断面図、図4(b)は、図4(a)に対応させた一部破断概略正面図、図5(a)は、図4(a)の状態から折戸の閉動がさらになされた状態を示す概略拡大横断面図、図5(b)は、図5(a)の状態から折戸の閉動がさらになされて同折戸が閉止された状態を示す概略拡大横断面図である。
また、以下の各実施形態で示す前後方向は、折戸が折り畳まれた際に隣接する戸板の連結部がガイドレールに直交する方向に向けて突出する空間側を手前側とし、その逆を背面側(後面側)として説明する。つまり、後記する各実施形態のように、当該折戸がクローゼット等の収納空間の開閉扉として施工された場合においては、室内空間(居住空間)側にて折戸に対面して該折戸の開閉をする使用者が存在する空間が手前側となり、収納空間側が背面側(後面側)となる。
上記折戸10は、本実施形態では、図1に示すように、建物の室内空間(居住空間)LSと、収納空間SSとの間を仕切る内壁1に開設された開口部opを、2組の折戸10,10によって閉塞或いは開放するクローゼット用の開閉扉を構成している。
上記2枚の戸板11,12のうち、縦枠3側にそれぞれ位置する戸板は、スライド不能とされた固定戸板11とされ、他方はスライド可能とされた可動戸板12とされている。すなわち、固定戸板11の支軸11aは、縦枠3の近傍において、スライド不能に、上枠及び下枠2に支持されており、可動戸板12の支軸12aは、上レール及び下レール2aに沿ってスライド可能に、上枠及び下枠2に支持されている。これら戸板をスライド可能とする構成は、公知のランナー(転動体、走行体等)やピボット等を採用するようにしてもよい。
尚、上記固定戸板11もスライド可能な構成としてもよい。
該蝶番13は、各戸板11,12の連結部cpにおける端部近傍の背面に、それぞれの取付ハネ13b,13bを木ねじ等によって止着させることで、固着されている。これら蝶番13は、連結部cpの上下方向に沿って適所に複数個、設けられている。
尚、連結部材13としては、図例のような蝶番13に限られず、当該折戸10の隣接する戸板11,12を折り畳み自在に連結するものであれば、どのようなものでもよい。例えば、蝶番の取付ハネを各戸板11,12の端部近傍背面に形成した凹部に埋め込むように配設する態様等としてもよい。
また、図1において右方に位置する二点鎖線で示した折戸10は、上記閉状態から開状態への移行(開動)の途中(或いは上記開状態から閉状態への移行(閉動)の途中)の状態と、閉状態とを示している。
上記折戸10の開動及び閉動は、後記する指詰防止手段20が備える取っ手部23をしてなされるが、上記閉動の際において、連結された各戸板11,12の背面のなす角θ(開き角θ)が、例えば、80°〜100°程度以上の状態では、折戸10の連結部cp近傍部位を、手前側(室内空間LS側)から背面側(収納空間SS側)に向けて押すことによっても折戸10の閉動(以下、押圧閉動と略す)が可能とされている。
このように折戸10の開閉に伴って拡縮される扇状の空間fsや、上記蝶番13によって連結した各戸板11,12間の隙間に、当該折戸10の閉動(特に押圧閉動)がなされる際に、手指等が存在すると、各戸板11,12の端面11b,12bによって手指が挟み込まれる恐れがあるが、本実施形態では、このような指の挟みこみを防止するために、指詰防止手段20を備えている。
また、該閉止規制部材21は、図3に示すように、上記一方の戸板12の端部12cに形成された第1スライド凹部16に、当該戸板12の幅方向に沿ってスライド自在に収容されている。
また、該閉止規制部材21は、後記するように当該折戸10の閉止がなされる際に、他方の戸板(図例では固定戸板)11の端面11bに当接した際に、該端面11bを傷付けないよう、その先端部21aの縁部には、面取り加工が施されている。
上記基端部スライド部位の端面側側壁16a,16aが上記閉止規制部材21の基端部21bの端部側面21c,21cを規制する規制面16a,16aとして機能する。
また、上記基端部スライド部位の上記端面側側壁に対面するスライド方向基端側(幅方向内方側)の側壁には、該戸板12の端面12bから突出する方向に向けて上記閉止規制部材21を付勢する第1付勢部材を構成する第1圧縮コイルバネ24,24が、該戸板12の幅方向に沿って伸縮自在に設けられている。これら第1圧縮コイルバネ24,24の先端部は、図3に示すように上記閉止規制部材21の基端部21bに連結されている。
この基端部スライド部位の幅方向に沿って上記閉止規制部材21の基端部21bがスライドすることで、その先端部21aの一部が、上記戸板12の端面12bから突出する構成とされている。
該第2スライド凹部15の底面(戸板12の前面側の面)には、該戸板12の前面から該第2スライド凹部15に貫通した挿通孔14が形成されている。
また、該取っ手部23は、後記するロック部22がロック状態では、上記第2圧縮コイルバネ25に付勢されて、把持部23aが戸板12の前面に当接し、その軸部23bが挿通孔14及び第2スライド凹部15内に収容された状態となる。
また、該ロック部22は、上記軸部23bに外装された第2圧縮コイルバネ25により上記第1スライド凹部16に向けて付勢されている。
すなわち、該ロック部22は、上記取っ手部23が無負荷の状態(引張り操作がなされていない状態)で、かつ上記閉止規制部材21の先端部21aの一部が上記端面12bから突出された状態では、図1に示すように、上記第2圧縮コイルバネ25に付勢され、上記第1スライド凹部16内にその一部が進入した状態とされ、これにより、上記閉止規制部材21の基端部21bの没入を規制する。
また、該ロック部22は、上記第2スライド凹部15にその全体が収容された状態において、上記閉止規制部材21の没入がなされた際には、図5に示すように、その先端部(第1スライド凹部16側の端部)が、該閉止規制部材21の基端部21bに規制され、上記第1スライド凹部16への進入が規制される。また、この状態では、取っ手部23は、引張り操作がなされた状態と略同様、すなわち、軸部23bの一部が戸板12の前面側に露出した状態となる。
上記第1スライド凹部16の周縁部には、段部17が形成されており、該段部17に、図2(b)に示すように、カバー体18が固着される。
また、これら閉止規制部材21、ロック部22等は、上記ロック状態が維持できる程度の剛性を有したものであれば、金属材、合成樹脂材、木質材等どのような材料からなるものとしてもよい。
さらに、上記指詰防止手段20の配設箇所、特に、取っ手部23及び閉止規制部材21の配設高さは、例えば、乳幼児等の手が届く範囲以上の高さとしてもよい。これによれば、より安全面において優れた折戸となる。
図1及び図3(a)に示すように、当該折戸10が開状態では、上記閉止規制部材21が上記第1圧縮コイルバネ24によって付勢され、上記戸板12の端面12bからその先端部21aの一部が突出した状態とされる。また、この状態において、上記取っ手部23の引張り操作がなされていなければ、上記第2圧縮コイルバネ25によって上記ロック部22が付勢されてその一部が上記第1スライド凹部16内に進入して、上記閉止規制部材21の基端部21bを規制し、該閉止規制部材21の没入を規制する(ロック状態)。
この閉動がなされる際には、上述のように、当該折戸10の連結部cpにおける各戸板11,12の端面11b,12b間の空間fsが、その閉動に伴って徐々に小さくなる。
さらに当該折戸10の閉動がなされ、図4に示すように、上記連結角θが120°〜150°程度とされた状態では、一方の戸板12の端面12bから突出した上記閉止規制部材21の先端部21aが、他方の戸板11の端面11bに当接し、当該折戸10の閉止が規制される。
当該折戸10の更なる閉動を伴い、完全に閉止された状態では、図3(b)及び図5(b)に示すように、上記閉止規制部材21が上記第1スライド凹部16内に収容された状態となる。
この折戸10の開動がなされる際には、その開動に伴って、上記各戸板11,12の端面11b,12b間が離反するように、その空間fsが広がるので、図5(a)に示すように、上記閉止規制部材21は、上記第1圧縮コイルバネ24によって付勢され、上記戸板12の端面12bから突出する。更なる開動を伴って、該閉止規制部材21が最大限突出した状態、すなわち、該閉止規制部材21の基端部21bの端面側面21c,21cが上記第1スライド凹部16の規制面16a,16aに規制された状態では、図3(a)及び図4(a)に示すように、上記ロック部22の先端部への閉止規制部材21の基端部21bによる規制が解除され、該ロック部22は、上記第2圧縮コイルバネ25に付勢されて、上記取っ手部23の把持部23aの戸板12の前面側への移動を伴い、上記第1スライド凹部16内に進入し、上記ロック状態とされる。
また、当該折戸10を完全に閉止するためには、上記取っ手部23によって上記ロック部22による上記閉止規制部材21の没入の規制を解除する必要があるので、当該折戸10の連結部cp近傍の手前側部位を、背面側に向けて押すことのみでは閉止がなされず、安全面において優れたものとなる。
さらにまた、本実施形態では、上記取っ手部23の引張り操作がなされることにより上記ロック部22による閉止規制部材21の没入の規制を解除する構造としているので、当該折戸10を閉止する際に、当該折戸10を閉止する方向、すなわち、手前側から背面側に向けて押す方向とは逆の方向に、取っ手部23を操作して、上記ロック部22の規制を解除する必要があるため、例えば、同方向(押方向)への操作によって解除がなされる構造とした場合と比べて、安全面において、より優れたものとなる。
さらに、本実施形態では、当該折戸10が閉止された状態から開動作がなされる際には、上記他方の戸板11の端面11bによる規制が解除され、上記閉止規制部材21が上記第1圧縮コイルバネ24に付勢されて上記戸板12の端面12bから外方に向けて突出し、上記ロック部22が上記第2圧縮コイルバネ25に付勢されて上記第1スライド凹部16内に進入して、該閉止規制部材21の没入を規制するようにしている。これにより、当該折戸10が閉止された状態から開動作がなされる際に、上記ロック部22による上記閉止規制部材21の没入の規制が当該折戸10の開動作に伴って自動的になされ、安全面において、より優れたものとなる。
図6(a)、(b)は、いずれも第2実施形態に係る折戸を示し、(a)は、図4(a)に対応させた図、(b)は、図5(b)に対応させた図である。
尚、上記第1実施形態との相違点は、主に指詰防止手段の構成であり、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略或いは簡略に説明する。
すなわち、上記第1実施形態では、上記取っ手部23とロック部22とが戸板12の厚さ方向に沿って連結された態様とされていたが、本実施形態では、取っ手部23Aの軸部23Abと、ロック部22Aとが戸板12Aの幅方向に沿って位置を異ならせて配設されており、連結アーム23cによって連結されている。
また、上記取っ手部23Aの構成に対応させて、上記戸板12Aには、第2スライド凹部15Aとは異なる位置に、該取っ手部23Aの軸部23Abが挿通される挿通孔14Aが設けられており、上記連結アーム23cが揺動自在に収容される凹部19が形成されている。
また、該凹部19には、上記連結アーム23cの略中央部を回動自在に枢支する枢軸19aが設けられている。
また、上記凹部19に対応させて、上記同様の段部17Aが形成されており、該段部17Aにカバー体18Aが固着されている。
さらに、上記ロック部22Aは、上記第1実施形態と同様、第2スライド凹部15Aに設けられた第2圧縮コイルバネ25Aによって第1スライド凹部16に向けて付勢されている。
この状態から当該折戸10Aを閉止する場合は、上記取っ手部23Aを、戸板12Aの前面に向けて押圧操作する。これにより、上記枢軸19aを支点として上記連結アーム23cが図示時計廻りに回転し、その他端部に連結されたロック部22Aが、第2圧縮コイルバネ25Aの付勢力に抗して、第2スライド凹部15Aに沿って戸板12Aの前面側に向けて移動し、第1スライド凹部16から退出し、ロック状態の解除がなされる。
ロック部22Aによる閉止規制部材21の没入の規制が解除されると、上記第1実施形態と同様、当該折戸10Aの閉止が可能となり、上記同様、閉止規制部材21の没入を伴って、図6(b)に示すように、折戸10Aの閉止がなされる。
この折戸10Aの開動がなされる際には、その開動に伴って、上記第1実施形態と同様、上記閉止規制部材21が上記第1圧縮コイルバネ24によって付勢されて、上記戸板12Aの端面12bから突出する。また、更なる開動を伴って、該閉止規制部材21が最大限突出した状態では、図6(a)に示すように、上記ロック部22Aの先端部への閉止規制部材21の基端部21bによる規制が解除され、該ロック部22Aは、上記第2圧縮コイルバネ25Aの付勢によって、上記連結アーム23cの枢軸19aを支点とする図示反時計回りの回転、及び上記取っ手部23Aの把持部23aの戸板12Aの前面側から離間する方向への移動を伴い、上記第1スライド凹部16内に進入し、上記ロック状態とされる。
また、本実施形態では、当該折戸10Aの押圧閉動がなされる際には、取っ手部23Aを押圧操作することで、ロック状態が解除されるとともに、閉動が可能となるので、ロック部22Aによるロック状態の解除と、当該折戸10Aの閉動とを一連の同じ操作で行うことができ、上記第1実施形態と比べて、利便である。このような態様では、特に、取っ手部23Aを幼児等の手の届かないような高さ位置に配設することが好ましい。
また、上記各実施形態では、上記ロック状態を解除するための操作部を、折戸の開閉の際に操作される取っ手部とした態様を例示しているが、例えば、ロック状態を解除するための操作部を、取っ手部とは別に設けるようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、上記各閉止規制部材を付勢する第1付勢部材及び上記各ロック部を付勢する第2付勢部材は、図例のような圧縮コイルバネに限られず、板バネ等、他の付勢部材によって構成するようにしてもよい。
さらにまた、上記各実施形態では、閉止規制部材の基端部の内方側端面に、ロック部の側面が当接して、閉止規制部材の没入の規制がなされる態様を例示しているが、このような態様に限られず、ロック部によって閉止規制部材の没入の規制が可能な態様とすればよい。例えば、閉止規制部材に、ロック部が嵌め込まれる開口部や凹溝を形成するような態様としてもよい。
さらに、上記各実施形態では、上記各ロック部が上記一方の戸板の厚さ方向に沿って上記第1スライド凹部に対して進退自在かつ、該第1スライド凹部に向けて第2付勢部材により付勢された態様とし、上記閉止規制部材が上記第1付勢部材により付勢されて突出した際には、ロック部が上記第2付勢部材により付勢されて該凹部に進入し、該閉止規制部材の没入を自動的に規制する態様を例示しているが、このような態様に限られない。
例えば、上記したような態様に代えて、上記閉止規制部材と、ロック部と、操作部とをリンク機構等で連結し、手動操作により、ロック部による閉止規制部材の没入の規制と、その解除とがなされるような態様としてもよい。
或いは、ロック部と操作部とを連結し、その操作により、閉止規制部材を突出させるような態様としてもよい。この場合は、閉止規制部材の没入は、他方の戸板の端面による規制を受けてなされるような態様としてもよい。
また、上記各実施形態では、戸板の背面側を掘削するようにして各凹部を形成し、カバー体によって該凹部を閉塞した態様を例示しているが、例えば、フラッシュパネル等のような表面材を張り合わせて構成される折戸の場合には、その内方空間を上記各部材の配設箇所として利用するようにしてもよい。
さらにまた、上記各実施形態では、折戸を構成する複数枚の戸板として、二枚からなるものを例示しているが、3枚以上の戸板からなるものとしてもよい。この場合は、上記した各指詰防止手段を、折戸の開閉の際に戸板のスライド方向とは直交する方向に突出される連結部に、少なくとも設けるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、各戸板の連結部側の端面に、面取り部を形成したものとし、該面取り部とは異なる位置、すなわち、戸板の背面側に近い位置に、上記閉止規制部材が突出される開口を形成した態様を例示しているが、面取り部が形成されていないものとしてもよい。この場合は、戸板の手前側に近い位置に、上記閉止規制部材が突出される開口等を形成するようにしてもよい。
11,12,12A 戸板
11b 固定戸板(他方の戸板)の端面
12b 可動戸板(一方の戸板)の端面
12c 可動戸板の端部
16 第1スライド凹部(凹部)
21 閉止規制部材
21a 閉止規制部材の先端部
22,22A ロック部
23,23A 取っ手部(操作部)
24 第1圧縮コイルバネ(第1付勢部材)
25,25A 第2圧縮コイルバネ(第2付勢部材)
cp 連結部
Claims (5)
- 複数枚の戸板を、折り畳み自在に連結した折戸であって、
隣接する戸板の連結部における一方の戸板の端部に内装され、該端部の端面から該戸板の幅方向に沿って出没自在とされた閉止規制部材と、該閉止規制部材の没入を規制するロック部と、該ロック部による規制を解除する操作部とを備え、
前記ロック部によって没入が規制されて前記閉止規制部材が突出した状態において、当該折戸の閉止がなされる際には、前記連結部における他方の戸板の端面に該閉止規制部材の先端部が当接し、当該折戸の閉止が規制される構造とされていることを特徴とする折戸。 - 請求項1において、
前記操作部は、前記一方の戸板の前面側に設けられるとともに、前記ロック部に連設された取っ手部であることを特徴とする折戸。 - 請求項1または2において、
前記操作部は、引張り操作がなされることにより前記ロック部による規制を解除する構造とされていることを特徴とする折戸。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記閉止規制部材は、前記一方の戸板の端面から突出する方向に向けて第1付勢部材により付勢されており、前記ロック部による規制が解除された状態において、当該折戸の閉止がなされる際には、前記連結部における他方の戸板の端面による規制を受けて該閉止規制部材の没入がなされる構造とされていることを特徴とする折戸。 - 請求項4において、
前記閉止規制部材は、前記端部に形成された凹部にスライド自在に内装されており、
前記ロック部は、前記一方の戸板の厚さ方向に沿って前記凹部に対して進退自在かつ、該凹部に向けて第2付勢部材により付勢されており、前記閉止規制部材が前記第1付勢部材により付勢されて突出した際には、該ロック部が前記第2付勢部材により付勢されて該凹部に進入し、該閉止規制部材の没入を規制する構造とされていることを特徴とする折戸。
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