JP4690048B2 - 4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン誘導体及びその医薬のための使用 - Google Patents

4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン誘導体及びその医薬のための使用 Download PDF

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Description

本発明は、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリン誘導体及びその医薬のための使用、特に抗炎症鎮痛剤の製造のための使用に関する。
非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)は、抗炎症鎮痛作用を有し、臨床上、各種炎症(例えば、骨関節炎、気道炎)及び腫瘍疼痛、閉塞性血栓血管炎、術後疼痛、生理痛、耳鼻咽喉科疾病、並びに外傷後疼痛、炎症及び発熱などの症状の治療に広く使用されており、特に関節炎の治療に最も一般的に使用されている。1970年代以降、プロスタグランジンの炎症の発症における役割、及びこれに関連するシクロオキシゲナーゼはプロスタグランジンの合成酵素であることが解明されてきた。勿論、プロスタグランジンの有益な働き、例えば胃腸粘膜細胞の保護作用、正常な腎機能の維持作用、及び血小板凝縮の促進作用なども証明されてきた。その後、シクロオキシゲナーゼ(COX)はCOX及びCOXの2種類に分類され、特に後者は主に炎症部位に存在するため、COX阻害剤は当該部位のプロスタグランジンの合成を抑制でき、抗炎症鎮痛作用を有する一方、副作用、例えば胃腸潰瘍や出血などを軽減できること、さらに、有害なスーパーオキシドや過酸化水素ラジカルを抑制し除去でき、並びに血小板活性化因子の合成、腫瘍壊死因子α(TNF−α)の放出、プロテインキナーゼ、及びヒスタミンの放出などを抑制でき、それらもまた抗炎症、鎮痛効果に有益であることも分かった。その抗炎症、鎮痛、解熱作用は、各種の実験モデルによって証明されている。したがって、COX阻害剤に属する非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)は臨床上において一般的に用いられている。そのうち、特に選択的COX阻害剤であるニメスリド(Nimesulide)は、その顕著な効果及び副作用の低さから広く使用されている。しかしながら、近年世界でニメスリド(Nimesulide)の使用による重篤な肝障害が多数報告された。したがって、よりよい治療効果、より低い副作用を有するCOX阻害剤の開発は依然と必要である。
本発明の目的は、よりよい治療効果、より低い副作用を有するCOX阻害剤を研究開発することである。
本発明者らは、研究を重ねた結果、驚くべきことに4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリン及びその誘導体が、既知のこの種の代表的な化合物であるニメスリドに比べて、優れた抗炎症鎮痛作用を示すことを見出した。
したがって、本発明の第1の態様は、式Iで表される4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリン、その薬学的に許容される塩、その溶媒和物、又はその水和物に関する。
Figure 0004690048

式中、Aは存在する又は存在せず、かつAは薬学的に許容される無機若しくは有機塩基、又は塩基性アミノ酸を表す。
本発明のもう一つの様態は、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンと、ポビドン、リン脂質又はシクロデキストリンとの混合物に関する。
本発明は、また、各種炎症、疼痛などを予防又は治療するための医薬組成物に関し、その組成物は、4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン、その薬学的に許容される塩、その溶媒和物、その水和物、又はそれとポビドン、リン脂質若しくはシクロデキストリンとの混合物、及び薬学的に許容される担体を含む。
本発明のもう一つの様態は、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリン、その薬学的に許容される塩、その溶媒和物、その水和物、又はそれとポビドン、リン脂質若しくはシクロデキストリンとの混合物の非ステロイド性抗炎症鎮痛剤を製造するための使用に関する。
本発明は、また、抗炎症鎮痛方法に関し、その方法は、抗炎症鎮痛を必要とする患者に4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリン、その薬学的に許容される塩、又はそれとポビドン、リン脂質若しくはシクロデキストリンとの混合物を投与することを含む。
本発明によれば、本発明の4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンの薬学的に許容される塩は、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンと薬学的に許容される無機若しくは有機塩基、又は塩基性アミノ酸とで形成した塩であり、例えば、トランス−4−メチル−シクロヘキシルアミン、トランス−4−t−ブチル−シクロヘキシルアミン、アルギニン又はリシンとで形成した塩である。
本発明によれば、本発明の4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンとポビドン、リン脂質若しくはシクロデキストリンとの混合物は、各種の形態の混合物であってよい。例えば、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンとポビドンとの混合物は、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンとポビドンとの水素結合による複合体であってよく、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンとリン脂質との混合物は、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンとリン脂質との複合体であってよく、また、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンとシクロデキストリンとの混合物は、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンとシクロデキストリンとの包接化合物であってよい。
本発明によれば、本発明に使用されるポビドンは、各種市販のポビドンであればよく、例えば、ポビドンK30、略してPVPK30、である。本発明に使用されるシクロデキストリンは、各種市販のシクロデキストリンであればよく、例えば、α、β、又はγ−シクロデキストリンである。
本発明によれば、本発明でいう薬学的に許容される担体とは、薬物中の活性成分に良くない影響を全く与えない物質をいい、例えば、該領域で既知な賦形剤、添加剤、崩壊剤又は結合剤などである。
本発明によれば、本発明でいう炎症疼痛は、骨関節炎、気道炎、腫瘍、閉塞性血栓血管炎、術後疼痛、生理痛、耳鼻咽喉の炎症、外傷後疼痛、発熱などを含むが、これらに限らない。
本発明によれば、本発明の4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンは、単独で使用してもよく医薬組成物の形態で使用してもよい。本発明の医薬組成物は、経口、非経口又は局所投与の経路によって投与してよい。投与する剤型は錠剤、カプセル、滴下剤、注射剤、坐剤、貼付剤、軟膏などの各種経口、注射又は外用製剤である。
本発明によれば、本発明の医薬組成物は本領域における既知の方法、例えば、式(I)の化合物を他の薬物と組み合わせる又は医薬担体と混合することにより製造することができる。
本発明によれば、本発明の4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンの混合物又は薬学的に許容される塩は、4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリン(S)をポビドン類化合物、リン脂質、シクロデキストリン、トランス−4−メチル−シクロヘキシルアミン、トランス−4−t−ブチル−シクロヘキシルアミン、又は塩基性アミノ酸と混合して製造することができる。
以下、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(製造例1 2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンの製造)
1. 2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−ニトロベンゼン(A)の製造
16g(0.129モル)のp−メトキシフェニル及び8g(0.143モル)の水酸化カリウムを秤り、マグネティックスターラーと、温度計と、冷却管とを備えた50mLの三つ口フラスコに加え、加熱し固体を溶解させた。少々冷却後、1g前後の活性銅及び15.8g(0.1モル)のo−クロルニトロベンゼンを加え、続けて1時間加熱還流し、内部温度を150℃前後になるように調節した。反応終了後、80℃で反応液を300mLの3%NaOHに移し、一晩放置し、黄色結晶が析出した。それを吸引ろ過し、蒸留水を用いて中性になるまで洗浄し、室温で乾燥させ、17.4gの粗生成物を得た。
17.4gの上記粗生成物を取り、200mLの無水エタノールに添加し、加熱して溶解させた。それに6gの活性炭を加え、5〜10分間還流し脱色した。熱いままにろ過し、ろ液を充分冷却させ、製品を析出させた。吸引ろ過し、乾燥後16.6gの淡黄色として固体(A)を得た(m.p:75〜77℃)。薄層クロマトグラフィーで分析した(展開溶媒:酢酸エチル:石油エーテルが1:5である)
2. 2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−アニリン(B)の製造
(A)を適量な酢酸エチルで溶解し、ラネーニッケルの存在下、40℃で10kgの圧力下、接触水素化を行った。反応終了後、水素化反応液中の触媒をろ過除去し、ろ液を減圧濃縮し、粘着物を得た。得た粘着物を10%HCl溶液で溶解し、pHを4〜5になるように調節し、ろ過し、ろ液を冷却撹拌しながら25%NaOH溶液を用いてpHが9〜10になるようにアルカリ化した。静置後、有機層を回収し、水層を酢酸エチルで二回抽出し、有機層を併せた。無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過し、ろ液を濃縮し、14gの粘着物(B)を得た。
3. 2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンの製造
10gの(B)を秤り、10mLの無水ピリジンとともに、スターラーと、温度計と、冷却管と、滴下漏斗とを備えた4つ口のフラスコに加えた。内部温度が75℃になるまで加熱し、ゆっくり6gの塩化メタンスルホニルを滴下し、内部温度を85〜90℃になるように調節し、続けて1時間反応させた。反応終了後、反応液を18%塩酸水溶液に移し、ろ過し、ろ液を酢酸エチルで3回抽出し、水で洗浄して中性にした。1晩無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過し、減圧蒸留によって酢酸エチルを除去した。冷却放置し、粗2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−アニリンを得た。
上記の粗生成物を135mLの95%エタノールに加え、4gの活性炭を添加し、5〜10分間還流し脱色した。熱いままにろ過し、ろ液を充分冷却させ、生成物を析出させた。吸引ろ過し、乾燥後9gの白色結晶として2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンを得た(m.p:81〜83℃)。薄層クロマトグラフィーで分析した(展開溶媒:酢酸エチル:石油エーテルが1:5である)
元素分析:C1415NOS、分子量:293.39

C(%) H(%) N(%)
計算値 57.32 5.15 4.77
実測値 57.13 5.04 4.7
(実施例1 4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン及びその誘導体の製造)
4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン(S )とPVP K30 との混合物又は水素結合による複合体(S K30−1、S K30−3、S K30−5)の製造
3.6g(0.01227モル)の2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリン、30mLの氷酢酸、及び12mLの無水酢酸を撹拌器と、温度計と、滴下漏斗とを備えた100mLの三つ口フラスコに加え、撹拌し、85〜90℃になるまで加熱し、ゆっくり3gの硝酸を滴下した後、90℃で4時間撹拌した。放置し冷却させ、黄色結晶を析出させた。この結晶をシリカゲルカラムに添加し、ジクロロメタンで溶出し、R=0.796のフラクションを回収した。併せた溶出液を減圧濃縮し、淡黄色固体を得た。この固体をエタノールで再結晶し、3.5gの淡黄色結晶(S)を得た(収率:84.3%、融点:130〜132℃)。
分子式:C1414S 分子量:338.33
元素分析: 理論値 C:49.70%、 H:4.70%、 N:8.28%
実測値 C:49.62%、 H:4.11%、 N:8.07%
100mgのSの無水エタノール溶液を、撹拌下、100mg、300mg、500mgのPVPK30のエタノール溶液にそれぞれ添加し、黄色の透明溶液を得た。その後、それぞれの溶液を60℃で減圧濃縮し、黄色の油状の物を得た。氷で冷却し、ジエチルエーテルで粉砕し、黄色の固体を得た。ろ過し、真空乾燥し、黄色粉末を得て、それぞれSK30−1、SK30−3、及びSK30−5と名付けた。
100mgのSの固体粉末を、100mg、300mg、500mgのPVPK30の固体粉末とそれぞれ混合し、粉砕し、均一な混合物を得た。それぞれをSPM1、SPM3、及びSPM5と名付けた。
示差走査熱量分析の結果(DSC曲線、図1):
DSC曲線から、Sは132.03℃においてシャープな吸熱ピーク(融点)を有することが分かった。PVPK30の吸熱ピークは86.55℃であることが分かった。SとPVPK30との物理的な混合物であるSPM1、SPM3、及びSPM5は、それぞれ127.84℃、127.1℃、及び129.15℃においてSの吸熱ピークを有することが分かった。これに対して、SK30−1及びSK30−3のDSC曲線中、Sの吸熱ピークはが依然と存在するが、それぞれ異なる程度の低温へのシフトがあり、また、SK30−5のDSC曲線中、Sの吸熱ピークが完全に消失していることがわかった。これは、S結晶は完全にPVPK30に抑制され、無定形物に形成していることを示唆している。
粉末X線回折法の測定結果(図2)から、Sは4.7°〜39.1°において一組の特徴的な回折ピークを有し、PVPK30は4.7°〜39.1°において特徴的なピークがないことが分かった。SPM1、SPM3、SPM5、SK30−1及びSK30−3には、S結晶の回折ピークが依然と存在するが、ピークの高さが大幅に減少していることが分かった。SK30−5の粉末X線回折パターンにのみ、S結晶の回折ピークが完全に消失していることが分かった。これは、DSC分析の結果と一致している。
以上の結果から、SはPVPK30と水素結合を介して新しい無定形物を形成することができることが判明した。
4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリンのトランス−4−メチル−シクロヘキシルアミン塩(S )の製造
6.8gの4−ニトロ−2−(4’−メトキシ−フェノキシ)−メタンスルホニルアニリンを40mLのジクロロメタンに溶解し、撹拌下、室温で3.2gのトランス−4−メチル−シクロヘキシルアミンを滴下し、1時間加熱還流し反応させ、黄色の針状結晶を析出させた。放置し、冷却させ、結晶をろ過し回収し、エタノールで3回洗浄した後、40℃で真空乾燥し、6.7gの4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリンのトランス−4−メチル−シクロヘキシルアミン塩を得た(融点:159〜161℃)。
分子式:C2129S 分子量:451.53
元素分析: 理論値 C:55.86%、 H:6.47%、 N:9.31%
実測値 C:55.88%、 H:6.40%、 N:9.12%
(実施例2 4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン誘導体の生物学的評価)
4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン誘導体(S 及びS )のマウスにおける抗炎症及び鎮痛作用
後述の生物学実験において、主に各化合物のマウスの酢酸による捻転反応及びカラゲニン足蹠浮腫に対する作用を観察した。ニメスリドをポジティブコントロールとして使用し、それぞれの治療効果を評価した。その結果を表1〜5に示す。
Figure 0004690048
Figure 0004690048
Figure 0004690048
Figure 0004690048
Figure 0004690048
マウスカラゲニン足蹠浮腫に対する抗炎症実験の結果から、S、S及びSK30−5の抗炎症作用はいずれもニメスリドに比べて明らかに強いことが分かった。そのうち、S(0.243mM/kg)の3時間の抗炎症作用はニメスリド(0.243mM/kg)の約2倍であり、S(0.243mM/kg)はニメスリド(0.243mM/kg)の約4倍であり、また、SK30−5(0.485mM/kg)の6時間での抗炎症作用はニメスリドの約2倍であることが分かった。
マウスの酢酸による捻転反応に対する鎮痛実験の結果から、S、S及びSK30−5の鎮痛作用はいずれもニメスリドに比べて明らかに強いことが分かった。そのうち、S、S(0.485mM/kg)の鎮痛作用はニメスリド(0.97mM/kg)の約2倍であり、また、SK30−5の6時間の鎮痛作用はニメスリドの約4乃至5倍であり、かつ作用時間が長いことが分かった。
4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン誘導体(S 、S K30−5及びS )のマウスにおける経口急性毒性結果(表6)
Figure 0004690048
、SK30−5及びSのマウスにおける経口急性毒性結果から、Sの毒性が最も低く(LD50:2355.5mg/kg)、その毒性はニメスリドに比べて約4倍低いことが分かった。また、S及びSK30−5の毒性はニメスリドに比べて約2倍低いことが分かった。さらに、生存した動物を解剖したところ、内臓器官に明らかな病理変化を認めなかった。
鎮痛及び抗炎症作用並びに毒性実験の結果から、4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン及びその誘導体の抗炎症、鎮痛効果がニメスリドに比べて明らかに優れており、かつ作用時間が長く、毒性が低いことが分かった。
本発明によれば、前記の化合物を既知の方法に従って経口又は非経口の薬物の製剤に製造することができる。例えば、錠剤、カプセル、顆粒剤、注射剤、坐剤、滴下剤、塗布剤、経口、外用及び注射剤などである。
以上の結果から、4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン(S)及びその誘導体(SK30−5及びS)の抗炎症、鎮痛効果がニメスリドに比べて明らかに優れており、かつ毒性がニメスリドに比べて明らかに低く、作用時間が長いことが分かった。
のX線回折パターンを示す。 PM1のX線回折パターンを示す。 PM3のX線回折パターンを示す。 PM5のX線回折パターンを示す。 K30−1のX線回折パターンを示す。 K30−3のX線回折パターンを示す。 K30−5のX線回折パターンを示す。 のDSCチャートを示す。 K30−1のDSCチャートを示す。 K30−3のDSCチャートを示す。 K30−5のDSCチャートを示す。 PM1のDSCチャートを示す。 PM3のDSCチャートを示す。 PM5のDSCチャートを示す。

Claims (3)

  1. 4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン、そのトランス−4−メチル−シクロヘキシルアミン塩、又はそれとポビドンとの混合物と、薬学的に許容される担体とを含む抗炎症鎮痛医薬組成物。
  2. 前記組成物は、経口製剤、注射剤、坐剤、滴下剤又は外用製剤の形態である、請求項に記載の医薬組成物。
  3. 4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン、そのトランス−4−メチル−シクロヘキシルアミン塩、又はそれとポビドンとの混合物の抗炎症鎮痛剤の製造のための使用。
JP2004562472A 2002-12-31 2003-12-30 4−ニトロ−2−[(4’−メトキシ)−フェノキシ]−メタンスルホニルアニリン誘導体及びその医薬のための使用 Expired - Fee Related JP4690048B2 (ja)

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