JP4689498B2 - 膨張機およびその制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば内燃機関の廃熱を加熱源とするランキンサイクルに適用して好適な膨張機およびその制御装置に関するものである。
従来のランキン機関として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。即ち、このランキン機関は、順次環状に接続される作動流体ポンプ、蒸気発生器、膨張機、凝縮器を有しており、膨張機に作動流体ポンプが直結されている。そして、作動流体ポンプの外部には入口側と出口側とを連通させるバイパス路が設けられ、このバイパス路にはバイパス側閉塞手段が設けられている。更に、蒸気発生器の入口側に逆止弁、膨張機の入口側に膨張機側閉塞手段、膨張機の入口および出口側に圧力検知手段が設けられている。
このランキン機関においては、起動時に膨張機側閉塞手段を開き、圧力検知手段によって得られる圧力差が設定値以上となると、バイパス側閉塞手段を閉じるようにしている。また、停止時にはバイパス側閉塞手段を開き、圧力検知手段によって得られる圧力差が設定値以下となると、膨張機側閉塞手段を閉じるようにしている。
これにより、バイパス路におけるバイパス側閉塞手段を開くことでランキン機関における高圧側と低圧側との均圧が可能となり、高圧側と低圧側との差圧の時間変化の割合を小さくすることができ、安全性の高い起動、停止動作を可能としている。
特開昭59−138707号公報
ところで、ランキン機関の起動時においては、蒸気発生器における作動流体は、充分加熱されていないために液相状態にあり、蒸気発生器から液相の作動流体が膨張機に流入することになる。通常、膨張機のような流体機械においては作動流体中に潤滑油を含有させて、この潤滑油を作動流体と共に循環させることで膨張機内摺動部の潤滑を図る場合がある。上記のように作動流体が液相状態であると潤滑油粘度が極端に低下するので、摺動部の潤滑性が充分に確保できなくなる。
そこで、ランキン機関の安全運転のための均圧化を可能とすると共に、上記潤滑の問題を解決するために、膨張機側にバイパス路を設けることが有効であると考えられる。しかしながら、引用文献1のようなバイパス路を設けると、バイパス路が膨張機の外部に配設されることになるので、限られたスペース内での搭載性が悪化すると共に、バイパス路を設定する分のコスト増加を伴う。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、バイパス手段によって必要に応じて作動流体をバイパス可能とすると共に、搭載性、コスト面で優れる膨張機およびその制御装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、加熱されて高圧となった蒸気作動流体が流入する高圧部(114)と、高圧部(114)からの蒸気作動流体の膨張によって駆動される駆動部(113)と、駆動部(113)で膨張した後に低圧となった作動流体を外部に流出させる低圧部(113e)とが、ハウジング(111)内に配設された膨張機において、ハウジング(111)内に設けられて、駆動部(113)を迂回して高圧部(114)と低圧部(113e)とを直接連通させる連通路(116)と、連通路(116)を開閉する開閉手段(117)とを備え
開閉手段(117)は、外部電気信号によって連通路(116)を開閉する電磁弁、あるいは電磁弁(117e)に連動して連通路(116)を開閉する弁体(117a)であり、
電磁弁あるいは弁体(117a)は、外部電気信号が供給される時に、連通路(116)を閉じ、外部電気信号が遮断された時に連通路(116)を開くことを特徴としている。
これにより、必要に応じて開閉手段(117)を開くことで、駆動部(113)を作動流体がバイパス可能となる膨張機(110)とすることができる。即ち、この膨張機(110)では、高圧部(114)と低圧部(113e)との間を容易に均圧させることができ、安全且つ確実に膨張機(110)を停止させることができる。ここで、連通路(116)および開閉手段(117)をハウジング(111)内に設けるようにしているので、従来技術で説明したような外部配管を不要として、搭載性、コスト面で優れる膨張機(110)とすることができる。
また、開閉手段(117)は、外部電気信号によって連通路(116)を開閉する電磁弁、あるいは電磁弁(117e)に連動して連通路(116)を開閉する弁体(117a)とすることで、容易に対応が可能となる。
また、例えば異常等が生じて、外部電気信号用の電源自体が停止された場合でも、外部電気信号遮断によって連通路(116)が開かれることになる。よって、作動流体を連通路(116)側に流すことができるので、駆動部(113)を安全かつ確実に停止させることができる。
請求項2に記載の発明では、高圧部(114)と駆動部(113)との間には、両者(114、113)間を仕切る仕切り部(112a)が設けられており、連通路(116)の少なくとも一部は、仕切り部(112a)を貫通する貫通穴(116)によって形成されたことを特徴としている。
これにより、容易に連通路(116)を形成することができる。
請求項に記載の発明では、低圧部(113e)側に配設されて、駆動部(113)と接続される発電機(120)を有し、低圧部(113e)は、発電機(120)内に連通していることを特徴としている。
これにより、開閉手段(117)を開いた時に作動流体は、高圧部(114)から低圧部(113e)を経て、電動機(120)内に流れるので、電動機(120)内の空間がアキュムレータとして作用して、開閉手段(117)の開閉に伴う作動流体の圧力脈動を低減することができ、圧力脈動による騒音を低減できる。
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項に記載の膨張機(110)が、ランキンサイクル(40)内に配設されて、膨張機(110)の作動を制御する制御手段(50)を備える膨張機制御装置において、ランキンサイクル(40)を停止させる時に、制御手段(40)は開閉手段(117)を開くことを特徴としている。
これにより、ランキンサイクル(40)内で使用される膨張機(110)を停止させる時に、高圧側と低圧側とを容易に均圧させることができるので、安全且つ確実に膨張機を停止させることができる。
請求項に記載の発明では、制御手段(40)は、開閉手段(117)を開いた後に、膨張機(110)を停止させることを特徴としている。
開閉手段(117)を開く前に膨張機(110)を停止させると、負荷の軽くなった膨張機(110)は作動流体によって一気に高回転側で作動してしまい、停止させられなくなる。よって、ランキンサイクル(40)の高圧側と低圧側とを均圧した後に、膨張機(110)を停止させることで、上記の高回転作動を防止して、安全且つ確実に膨張機(110)を停止させることができるようになる。
請求項に記載の発明では、ランキンサイクル(40)を起動させる時に、制御手段(40)は開閉手段(117)を開き、所定時間後に閉じることを特徴としている。
ランキンサイクル(40)の起動時においては、加熱器(42)の作動流体が液相状態の場合があり、液相状態の作動流体を膨張機(110)に流入させても、駆動部(113)における膨張仕事を取り出すことができない。よって、所定時間の間は開閉手段(117)を開くことで、加熱器(42)からの液相の作動流体を駆動部(113)に流入させないようにすることができる。そして、加熱器(42)で作動流体が充分に加熱されて過熱蒸気となり得るような所定時間後に開閉手段(117)を閉じることで、過熱蒸気を駆動部(113)に流入させることができるので、本来の膨張機(110)として作動をさせることができる。
また、作動流体に潤滑油を混入させる場合に、作動流体が温度の低い液相状態では、潤滑油の粘度が低く、本来の潤滑効果を得ることができない。よって、起動後に所定時間は、液相の作動流体を駆動部(113)に流入させないことで、潤滑不足による摺動部の磨耗不具合を防止できる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る膨張機を冷媒ポンプ一体型膨張発電機(以下、ポンプ膨張発電機)100として、このポンプ膨張発電機100を、車両用冷凍サイクル30の凝縮器32および気液分離器33が共用されるランキンサイクル40に使用したものとしている。ポンプ膨張発電機100は、膨張機110、電動機および発電機としてのモータジェネレータ(本発明における発電機に対応)120、冷媒ポンプ130が一体的に形成されたものである。以下、全体のシステム構成について図1を用いて説明する。
まず、冷凍サイクル30について簡単に説明すると、冷凍サイクル30は、低温側の熱を高温側に移動させて冷熱および温熱を空調に利用するもので、圧縮機31、凝縮器32、気液分離器33、減圧器34、蒸発器35が順次環状に接続されることで形成されている。
圧縮機31は、駆動ベルト12、プーリ31a、電磁クラッチ31bを介して車両のエンジン10の駆動力が伝達されて作動し、冷凍サイクル30内の冷媒を高温高圧に圧縮するものである。凝縮器32は、圧縮機31で高温高圧に圧縮された冷媒を冷却して、凝縮液化する熱交換器である。尚、ファン32aは、凝縮器32に冷却風(車室外空気)を送るものである。気液分離器33は、凝縮器32で凝縮された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して液相冷媒を流出させるレシーバである。
減圧器34は、気液分離器33で分離された液相冷媒を減圧膨脹させる膨張弁である。蒸発器35は、減圧器34にて減圧された冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮する熱交換器であり、空調ケース30a内に配設されている。そして、送風機35aによって空調ケース30a内に供給される空調空気(外気あるいは内気)を冷却する。
そして、ランキンサイクル40は、エンジン10で発生した廃熱からエネルギー(膨張機110にて発生される駆動力)を回収するものであり、上記冷凍サイクル30に対して、凝縮器32、気液分離器33が共用されて形成されている。即ち、凝縮器32と気液分離器33とをバイパスするバイパス流路41が設けられて、このバイパス流路41の気液分離器33側から冷媒ポンプ130、加熱器42、膨張機110が配設されて、凝縮器32に繋がることでランキンサイクル40が形成されている。
冷媒ポンプ130は、ランキンサイクル40内の冷媒(本発明における作動流体に対応し、冷凍サイクル30内の冷媒と同一)を後述する加熱器42側へ圧送して循環させるものであり、詳細についてはポンプ膨張発電機100として後述する。
加熱器42は、冷媒ポンプ130から圧送される冷媒と、エンジン10に設けられた温水回路20内を循環するエンジン冷却水(温水)との間で熱交換することにより、冷媒を加熱する(冷媒を過熱蒸気冷媒とする)熱交換器である。
尚、温水回路20には、エンジン冷却水を循環させる電動式の水ポンプ21、エンジン冷却水と外気との間で熱交換してエンジン冷却水を冷却するラジエータ22、およびエンジン冷却水(温水)を加熱源として空調空気を加熱するヒータコア23が設けられている。また、ラジエータ22には、ラジエータバイパス流路22aが設けられて、エンジン冷却水の温度に応じて弁部が開閉するサーモスタット22bによって、ラジエータ22を流通するエンジン冷却水流量が調節されるようになっている。尚、ヒータコア23は、蒸発器35と共に空調ケース30a内に配設されており、蒸発器35とヒータコア23とによって空調空気は、乗員が設定する設定温度に調整される。
膨張機110は、上記加熱器42から流出される過熱蒸気冷媒(本発明における蒸気作動流体に対応)の膨張により、駆動力を発生するものであり、詳細についてはポンプ膨張発電機100として後述する。
そして、上記冷凍サイクル30、ランキンサイクル40内の各種機器の作動を制御するための通電制御回路50が設けられている。通電制御回路50は、インバータ51と制御機器52とを有している。インバータ51と制御機器52の両者間においては、制御信号の授受が可能となっている。
インバータ51は、モータジェネレータ120の作動を制御するものであり、モータジェネレータ120を電動機として作動させる時に、車両用のバッテリ11からモータジェネレータ120に供給する電力を制御する。また、インバータ51は、バッテリ11における充電状態を把握しつつ、モータジェネレータ120が膨張機110の駆動力によって発電機として作動される時に、発電される電力をバッテリ11に充電する。
制御機器52は、上記インバータ51の作動を制御すると共に、冷凍サイクル30およびランキンサイクル40を作動させる際に電磁クラッチ31b、ファン32a、膨張機110内の均圧弁117等を併せて制御するものである。また、制御機器52には電源スイッチ(例えばイグニッションスイッチ)53が接続されており、電源スイッチ53がOFFされるとバッテリ11からの電力供給が停止され、制御機器52はもとより、インバータ51、冷凍サイクル30、ランキンサイクル40はその作動が停止される。
次に、ポンプ膨張発電機100の構成について図2を用いて説明する。ポンプ膨張発電機100は、膨張機110と、モータジェネレータ120と、冷媒ポンプ130とが同軸上で連結され、一体的に形成されている。
膨張機110は、周知のスクロール型圧縮機構と同一構造を有するもので、具体的には、膨張機ハウジング(本発明におけるハウジングに対応)111の内部に形成される高圧室114、流入ポート115、固定スクロール112、旋回スクロール113、低圧室113e、均圧弁117等を有している。
膨張機ハウジング111は、フロントハウジング111aと、後述する固定スクロール112の外周部と、シャフトハウジング111bとが順に並ぶように接続されて形成されている。
高圧室114は、本発明における高圧部に対応する空間部であり、フロントハウジング111aと後述する固定スクロール112の基板部112aとの間に形成されて、ここに流入する加熱器42からの高温、高圧の冷媒、つまり過熱蒸気冷媒の脈動を吸収するようになっている。尚、上記高圧室114には、加熱器42に接続される高圧ポート111cが設けられている。
流入ポート115は、後述する固定スクロール112の基板部112aの中心部に穿設されたポートである。流入ポート115は、上記高圧室114と、後述する固定スクロール112および旋回スクロール113によって形成される作動室Vのうち最小体積となる作動室Vとを連通させて高圧室114に導入された過熱蒸気冷媒を作動室Vに導くようになっている。
固定スクロール112は、板状の基板部112aおよび基板部112aから旋回スクロール113側に突出した渦巻状の歯部112bを有して構成されている。一方、旋回スクロール113は、本発明における駆動部に対応するものであって、上記歯部112bに接触して噛み合う渦巻状の歯部113b、およびこの歯部113bが形成された基板部113aを有して構成されている。両歯部112b、113bが接触した状態で旋回スクロール113が旋回することにより、両スクロール112、113により形成される作動室Vの体積が拡大縮小するようになっている。上記高圧室114と旋回スクロール113とは、固定スクロール112の基板部(本発明における仕切り部に対応)112aによって仕切られる形となっている。尚、旋回スクロール113とシャフトハウジング111bとの間には、旋回スクロール113の滑らかな旋回運動を助ける摺動プレート113cが介在されている。
旋回スクロール113にはシャフト118が連結されている。即ち、シャフト118は、シャフトハウジング111bに固定された軸受け118bによって回転可能に支持されており、一方の長手方向端部に回転中心軸に対して偏心したクランク部118aを有するクランクシャフトとして形成されている。そして、このクランク部118aが、ベアリング113dを介して旋回スクロール113に連結されている。
また、旋回スクロール113とシャフトハウジング111bとの間には自転防止機構119が設けられている。自転防止機構119は、シャフト118が1回転する間に旋回スクロール113がクランク部118a周りに1回転するようにするものである。このためシャフト118が回転すると、旋回スクロール113は、自転せずにシャフト118の回転中心軸周りを公転旋回する。そして、作動室Vは、例えばシャフト118の回転(モータジェネレータ120からの駆動力)に伴って、更には、加熱器42からの過熱蒸気冷媒の膨張によって、旋回スクロール113の中心側から外径側に変位するほど、その体積が拡大するように変化する。
旋回スクロール113の歯部113bの外周側と固定スクロール112の外周側との間の空間は、膨張されて低圧となった冷媒が流入する低圧室(本発明における低圧部に対応)113eとして形成されている。
そして、旋回スクロール113の基板部113bおよびシャフトハウジング111bには、これら部材113b、111b(摺動プレート113cを含む)を貫通して低圧室113eから後述するモータハウジング121内に繋がる吐出ガス通路111dが設けられている。即ち、低圧室113eとモータハウジング121内とは吐出ガス通路111dによって連通されている。モータハウジング121の冷媒ポンプ130側には、凝縮器32に接続される低圧ポート121aが設けられている。
均圧弁117は、高圧室114と低圧室113eとを繋ぐ連通路116を開閉する開閉手段として設けられている。連通路116は、ここでは固定スクロール112の基板部112aの外周側で貫通されて、作動室Vを迂回すると共に、高圧室114と低圧室113eとを直接連通させる貫通穴として形成されている。
そして、均圧弁117は、背圧室117b側にバネ117cが介在された弁体117aと、所定の通路抵抗を有して背圧室117bと高圧室114とを連通させる抵抗手段としての絞り117dと、背圧室117b側と連通して低圧室113e側を開閉することで背圧室117b内の圧力を調整する電磁弁117eとから成る。
電磁弁117eの開閉は、制御機器(外部)52からの電気信号(通電、通電遮断)によって制御される。ここでは、制御機器52から電磁弁117eへの通電が遮断されると、電磁弁117eは開状態となるようにしている。すると、背圧室117b(高圧室114側)と低圧室113eとが連通して、背圧室117bの圧力が低圧室113e側に抜けることで、背圧室117bの圧力が高圧室114より低下して、高圧室114側の圧力によって弁体117aがバネ117cを押し縮めながら図2中の右側に変位して、連通路116が開かれることになる。
逆に、制御機器52から電磁弁117eへの通電があると、電磁弁117eは閉状態となるようにしている。すると、背圧室117b(高圧室114側)と低圧室113eとが遮断されて、高圧室114の圧力が絞り117dを介して背圧室117bにかかり、バネ117cのバネ力によって弁体117aが図2中の左側に変位して、連通路116が閉じられることになる。
モータジェネレータ120は、ステータ122およびステータ122内で回転するロータ123等から成るもので、シャフトハウジング111bに固定されるモータハウジング121内に収容されている。ステータ122は、巻き線が巻かれたステータコイルであり、モータハウジング121の内周面に固定されている。ロータ123は、永久磁石が埋設されたマグネットロータであり、モータ軸124に固定されている。モータ軸124の一端側は、上記膨張機110のシャフト118に接続されており、また、他端側は、直径が細くなるように形成されて、後述する冷媒ポンプ130のポンプ軸132に接続されている。
そして、モータジェネレータ120は、ランキンサイクル40の起動時において、バッテリ11からインバータ51を介して、ステータ122に電力が供給されることで、ロータ123を回転させて、膨張機110、および後述する冷媒ポンプ130を駆動するモータ(電動機)として作動する。また、モータジェネレータ120は、膨張機110の膨張時に発生した駆動力によってロータ123を回転させるトルクが入力されると、冷媒ポンプ130を駆動すると共に、膨張機110での発生駆動力が冷媒ポンプ130用の駆動力を超えた時に、電力を発生させるジェネレータ(発電機)として作動する。そして、得られた電力は、インバータ51を介してバッテリ11に充電されるようになっている。
冷媒ポンプ130は、ローリングピストン型のポンプであって、モータジェネレータ120の反膨張機側に配設されて、モータハウジング121に固定されるポンプハウジング131内に収容されている。
冷媒ポンプ130は、ポンプハウジング131の内部に形成されるシリンダ133a、ロータ134等を有している。シリンダ133aは、シリンダブロック133の中心部で断面円形に穿設されて形成されている。
ポンプ軸132は、上記モータ軸124と接続されており、シリンダブロック133を挟み込む端板137に固定された軸受け132b、132cによって回転可能に支持されている。ポンプ軸132には、このポンプ軸132に対して偏心した円形のカム部132aが形成されており、このカム部132aの外周側には扁平円筒状のロータ134が装着されている。ロータ134の外径は、シリンダ133aの内径より小さく設定されてシリンダ133a内に挿入されており、ロータ134はカム部132aによってシリンダ133a内を公転する。また、ロータ134の外周部にはロータ134の半径方向に摺動可能として、中心側に押圧されてロータ134に当接するベーン135が設けられている。そして、シリンダ133a内において、ロータ134およびベーン135によって囲まれる空間がポンプ作動室Pとして形成されている。
シリンダブロック133には、ベーン135に近接して、このベーン135を挟むようにシリンダ133a内に連通する冷媒流入部133b、および冷媒流出部(図示省略)が設けられている。冷媒流入部133bはポンプハウジング131を貫通する吸入ポート131aに接続されており、また、冷媒流出部は吐出弁133cを介して、ポンプハウジング131とシリンダブロック133(端板137)との間に形成される高圧室136に連通している。そして、高圧室136はポンプハウジング131のモータジェネレータ120側となる側壁に形成された吐出ポート131bに繋がっている。
この冷媒ポンプ130においては、冷媒はロータ134の公転作動によって、吸入ポート131a、冷媒流入部133bからポンプ作動室Pに流入され、冷媒流出部、吐出弁133c、高圧室136を経て吐出ポート131bから吐出される。
次に、本実施形態におけるポンプ膨張発電機100の作動(制御)について、図3に示す制御フローチャートを加えて説明する。
まず、制御機器52は、ステップS100で発電の要求があるか否かを判定する。ここでは発電の要求はインバータ51が把握するバッテリ11の充電状態から判定するようにしており、現在の充電量が所定充電量以下であると、発電の要求ありと判定する。ステップS100で発電の要求ありと判定すると、ステップS110で、電磁弁117eへの通電を遮断して、電磁弁117eを開くことで弁体117aを背圧室117b側に摺動させて、連通路116を開く。そして、モータジェネレータ120を電動機として作動させる。モータジェネレータ120によって冷媒ポンプ130、膨張機110が作動し、ランキンサイクル40が起動される。
この時、冷媒ポンプ130によって気液分離器33から冷媒が吸引され、加熱器42に圧送され、加熱器42から流出される冷媒が膨張機110に流入される。ここでは、連通路116を開いた状態としているので、冷媒は作動室Vを迂回して高圧室114から直接低圧室113eに流入して、モータハウジング121内を通り、低圧ポート121aから流出される。以下、凝縮器32を経て気液分離器33に至る。
上記ステップS110の後に、予め定めた所定時間を経過すると(ステップS120でYES判定すると)、ステップS130で電磁弁117eへ通電して、電磁弁117eを閉じることで弁体117aを基板部112a側に摺動させて、連通路116を閉じる。尚、上記所定時間は、エンジン冷却水の温度が低い場合でも、加熱器42で冷媒が充分に加熱されて過熱蒸気となり得る時間として予め設定した時間である。
上記連通路116を閉じることで、膨張機110に流入される冷媒は、本来の高圧室114→流入ポート115→作動室V→低圧室113eの順に流れることになる。
そして、ステップS140でランキンサイクル40の通常発電運転を行う。即ち、加熱器42によって加熱された高温高圧の過熱蒸気冷媒が、膨張機110の作動室Vに導入されて膨脹する。過熱蒸気冷媒の膨脹により旋回スクロール113が旋回されると、旋回スクロール113に接続されたモータジェネレータ120、冷媒ポンプ130が作動される。ここで、膨張機110の駆動力が冷媒ポンプ130駆動のための駆動力を超えると、モータジェネレータ120は発電機として作動されることになり、制御機器52はモータジェネレータ120によって発電される電力をインバータ51を介してバッテリ11に充電する。膨張機110で膨脹を終えて圧力が低下した冷媒は、凝縮器32→気液分離器33→バイパス流路41→冷媒ポンプ130→加熱器42→膨脹機110の順に循環することになる(ランキンサイクル40を循環)。
上記ステップS140による通常発電運転において、制御機器52はステップS150で異常発生の有無を判定する。異常というのは、例えば、インバータ51によるモータジェネレータ120の位置検出不能時の回転数異常、インバータ51自身の故障によるモータジェネレータ120の制御不能等の場合である。
ステップS150にて異常なしと判定すれば、通常発電運転を継続しつつ、ステップS160で発電停止要求の有無を判定する。即ち、通常発電運転によりバッテリ11の充電量がFULLとなれば、発電運転は不要でありランキンサイクル40を停止させる必要があるとしてステップS170に進む。尚、バッテリ11の充電量が充分でなければ、ステップS140へ戻る。
ステップS170ではランキンンサイクル40を停止させるために、モータジェネレータ120の回転数を低下させていき、ステップS180で電磁弁117eへの通電を遮断して、電磁弁117eを開くことで弁体117aを背圧室117b側に摺動させて、連通路116を開く。この時、膨張機110に流入する冷媒は連通路116を流通して、作動室Vでの膨張作動が回避される。そして、ステップS190でモータジェネレータ120を完全に停止させる。そして、ステップS100へ戻る。
一方、ステップS150で異常ありと判定すると、ステップS200〜S230で緊急的にランキンサイクル40を停止させるための運転(緊急停止運転)を行う。
即ち、ステップS200で電磁弁117eへの通電を遮断して、電磁弁117eを開くことで弁体117aを背圧室117b側に摺動させて、連通路116を開く。この時、膨張機110に流入する冷媒は連通路116を流通して、作動室Vでの膨張作動が回避される。
そして、ステップS210でインバータ51を停止させることで、モータジェネレータ120(膨張機110、冷媒ポンプ130)を停止させ、ステップS220でインバータ51の回路チェックを行う。ステップS230で回路チェックの結果OKであればステップS110に戻り起動時の制御から再スタートする。
尚、制御機器52は、乗員の空調要求がある場合は、電磁クラッチ31bによってプーリ31aと圧縮機31とを接続して、エンジン10の駆動力によって圧縮機31を作動させて、冷凍サイクル30による空調を行う。また、凝縮器32の凝縮能力調整のために、ファン32aの作動回転数を制御する。
以上のように、本実施形態においては、膨張機110内に高圧室114および低圧室113eを直接連通させる連通路116と、この連通路116を開閉する開閉手段としての均圧弁117とを設けるようにしているので、必要に応じて均圧弁117を開くことで、作動室Vに対して冷媒がバイパス可能となる膨張機110とすることができる。ここでは、連通路116および均圧弁117を膨張機ハウジング111内に設けるようにしているので、従来技術で説明したような外部配管を不要として、搭載性、コスト面で優れる膨張機110とすることができる。
上記連通路116と均圧弁117との設定により、ランキンサイクル40の作動中において、膨張機110を定常的に、あるいは緊急的に停止させたい時に、連通路116を開くことで高圧側と低圧側とを容易に均圧させることができ、冷媒による作動室Vでの膨張作動を回避することができるので、安全且つ確実に膨張機110を停止させることができる。
ここで、均圧弁117を開く前に膨張機110を停止させると、負荷の軽くなった膨張機110は冷媒によって一気に高回転側で作動してしまい、逆に膨張機110を停止させられなくなる。しかし、本実施形態では、均圧弁117を開いてランキンサイクル40の高圧側と低圧側とを均圧した後に、膨張機110を停止させるようにしているので、上記の高回転作動を防止して、安全且つ確実に膨張機110を停止させることができるようになる。
また、ランキンサイクル40の起動時において、均圧弁117を開き、所定時間経過後にこの均圧弁117を閉じるようにしている。ランキンサイクル40の起動時においては、加熱器42の冷媒が液相状態の場合があり(特に車両走行後、始めてのランキンサイクル40の起動時等)、液相状態の冷媒を膨張機110に流入させても、作動室Vにおける膨張仕事を取り出すことができない。よって、所定時間の間は均圧弁117を開くことで、加熱器42からの液相の冷媒を作動室Vに流入させないようにすることができる。そして、加熱器42で冷媒が充分に加熱されて過熱蒸気となり得るような所定時間後に均圧弁117を閉じることで、過熱蒸気を作動室113に流入させることができるので、本来の膨張機110として作動をさせることができる。
また、冷媒に潤滑油を混入させる場合、冷媒が温度の低い液相状態では、潤滑油の粘度が低く、本来の潤滑効果を得ることができない。よって、起動後に所定時間は、液相の冷媒を作動室Vに流入させないことで、潤滑不足による摺動部の磨耗不具合を防止できる。
尚、ランキンサイクル40の起動時において、加熱器42の加熱能力(例えばエンジン冷却水の温度)を把握して、加熱能力が所定能力よりも低い場合に、均圧弁117の開閉制御(ステップS110〜ステップS130)を行うようにすれば、更に効果的な発電運転が可能になる。
また、連通路116の形成にあたっては、高圧室114と作動室V(低圧室113e)とを仕切る基板部112aに貫通穴を設けるようにしているので、容易にその対応が可能となる。
また、均圧弁117の形成にあたっては、弁体117a、背圧室117b、バネ117c、絞り117d、電磁弁117e等を用いて構成しているので、容易に開閉手段として形成できる。
また、均圧弁117(電磁弁117e)は、通電が遮断された時に開くようにしているので、異常等によって電源供給が停止された場合でも、膨張機110を安全且つ確実に停止させることができる。即ち、図4に示すように、ランキンサイクル40の運転中に何らかの異常や、乗員の意思によって電源スイッチ(イグニッションスイッチ)53が切られたことにより、電源供給が停止された場合には(図4(a))、モータジェネレータ120は停止され、また電磁弁117eへの通電遮断に伴い電磁弁117eが開かれ(図4(b))、連通路116がタイムラグをもって開かれることになる(図4(c))。モータジェネレータ120の停止に伴って、膨張機110の負荷は急激に軽くなり、作動回転数が一瞬高回転側に移行するが(図4(d))、連通路116が開かれることにより、作動室Vにおける冷媒の膨張作動が回避され、膨張機110を安全且つ確実に減速停止させることができる。
また、低圧部113eとモータジェネレータ120内(モータハウジング121内)とを吐出ガス通路111dによって連通させるようにしているので、均圧弁117を開いた時に冷媒は、高圧室114から低圧室113eを経て、モータジェネレータ120内に流れる。よって、モータジェネレータ120内の空間がアキュムレータとして作用して、均圧弁117の開閉に伴う冷媒の圧力脈動を低減することができ、圧力脈動による騒音を低減できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、均圧弁117を電磁弁117eの開閉に連動して連通路116を開閉する弁体117aとして形成したが、これに限らず、連通路116を直接開閉する電磁弁としても良い。
また、膨張機110で回収した駆動力でモータジェネレータ120を作動させて、電気エネルギーとしてバッテリ11に蓄えるようにしたが、フライホイールによる運動エネルギー、またはバネによる弾性エネルギー等の機械的エネルギーとして蓄えても良い。
また、膨張機110に冷媒ポンプ130が接続されるものとして説明したが、両者間を切断して専用の電動機によって駆動される冷媒ポンプとしても良い。
また、膨張機110をスクロール型、冷媒ポンプ130をローリングピストン型としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ギヤポンプ型、トロコイド型等その他の形式のものを適用することができる。
また、ランキンサイクル40に冷凍サイクル30を備えるものとして説明したが、ランキンサイクル40のみを備えるものとしても良い。
また、加熱器42に廃熱を与えるものとしては、エンジン(内燃機関)10に限らず、例えば、外燃機関、燃料電池車両の燃料電池スタック、各種モータ、インバータ等のように作動時に発熱を伴い、温度制御のためにその熱の一部を捨てるもの(廃熱が発生するもの)であれば、広く適用することができる。その場合、加熱器42に対する加熱源は、各種廃熱機器の冷却用の流体となる。
本発明の第1実施形態におけるシステム全体を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における冷媒ポンプ一体型膨張発電機を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における制御機器が行うランキンサイクルの運転制御を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における電源供給停止時の電磁弁およびモータジェネレータの作動を示すタイムチャートである。
符号の説明
40 ランキンサイクル
50 通電制御回路(制御手段)
100 冷媒ポンプ一体型膨張発電機
110 膨張機
111 膨張機ハウジング(ハウジング)
112a 基板部(仕切り部)
113 旋回スクロール(駆動部)
113e 低圧室(低圧部)
114 高圧室(高圧部)
116 連通路(貫通穴)
117 均圧弁(開閉手段)
117a 弁体
117b 電磁弁
120 モータジェネレータ(発電機)

Claims (6)

  1. 加熱されて高圧となった蒸気作動流体が流入する高圧部(114)と、
    前記高圧部(114)からの前記蒸気作動流体の膨張によって駆動される駆動部(113)と、
    前記駆動部(113)で膨張した後に低圧となった作動流体を外部に流出させる低圧部(113e)とが、
    ハウジング(111)内に配設された膨張機において、
    前記ハウジング(111)内に設けられて、前記駆動部(113)を迂回して前記高圧部(114)と前記低圧部(113e)とを直接連通させる連通路(116)と、
    前記連通路(116)を開閉する開閉手段(117)とを備え
    前記開閉手段(117)は、外部電気信号によって前記連通路(116)を開閉する電磁弁、あるいは電磁弁(117e)に連動して前記連通路(116)を開閉する弁体(117a)であり、
    前記電磁弁あるいは前記弁体(117a)は、前記外部電気信号が供給される時に、前記連通路(116)を閉じ、前記外部電気信号が遮断された時に前記連通路(116)を開くことを特徴とする膨張機。
  2. 前記高圧部(114)と前記駆動部(113)との間には、両者(114、113)間を仕切る仕切り部(112a)が設けられており、
    前記連通路(116)の少なくとも一部は、前記仕切り部(112a)を貫通する貫通穴(116)によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の膨張機。
  3. 前記低圧部(113e)側に配設されて、前記駆動部(113)と接続される発電機(120)を有し、
    前記低圧部(113e)は、前記発電機(120)内に連通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の膨張機。
  4. 請求項1〜請求項に記載の膨張機(110)が、ランキンサイクル(40)内に配設されて、
    前記膨張機(110)の作動を制御する制御手段(50)を備える膨張機制御装置において、
    前記ランキンサイクル(40)を停止させる時に、前記制御手段(40)は前記開閉手段(117)を開くことを特徴とする膨張機制御装置。
  5. 前記制御手段(40)は、前記開閉手段(117)を開いた後に、前記膨張機(110)を停止させることを特徴とする請求項に記載の膨張機制御装置。
  6. 前記ランキンサイクル(40)を起動させる時に、前記制御手段(40)は前記開閉手段(117)を開き、所定時間後に閉じることを特徴とする請求項または請求項に記載の膨張機制御装置。
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