JP4687900B2 - 画像処理装置、及びプログラム。 - Google Patents
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Description
また、特許文献2は、入力画像にフィルタリングを行って、フィルタリング後の画像を可逆符号化する方法を開示する。
また、特許文献3は、3×3の画素が複数のマスクパターンのいずれかと一致する場合に、この3×3の画素をノイズとして除去する方法を開示する。
また、特許文献4は、黒画素の連結数を計測し、計測された連結数が一定数以下である場合に、これらの黒画素をノイズとして除去する方法を開示する。
また、特許文献5は、注目画素の上下にある孤立領域と同じ長さの横画素領域と、注目画素の左右にある孤立領域と同じ長さの縦画素領域とを作成し、これら横画素領域と縦画素領域とによって孤立領域を検出する方法を開示する。
上記目的を達成するために、本発明にかかる画像処理装置は、入力された画像データに既定サイズの探索領域を設定する領域設定手段と、前記領域設定手段により設定された探索領域において、既定の画素値を有する画素を探索する探索手段と、前記探索手段により探索された画素が列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続しているか否かに基づいて、前記探索領域に含まれる画素の属性を判定する属性判定手段と、前記属性判定手段により判定された属性を、前記探索領域内において列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続している画素群に付与する属性付与手段とを有する。
また、本発明にかかるプログラムは、入力された画像データに既定サイズの探索領域を設定するステップと、設定された探索領域において、既定の画素値を有する画素を探索するステップと、探索された画素が列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続しているか否かに基づいて、前記探索領域に含まれる画素の属性を判定するステップと、判定された属性を、前記探索領域内において列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続している画素群に付与するステップとをコンピュータに実行させる。
例えば、特許文献1には、非可逆符号化処理に適した画像部分(絵柄部分、あるいは、写真部分など)と、可逆符号化処理に適した画像部分(文字部分、あるいは、線画部分)とを分離して、それぞれに適した符号化処理を施すことが開示されている。
このような画像の分離は、入力ビットマップ画像を既定サイズのブロックに分割し、同じ画素値(同じ色)のピクセル(画素)が連続する頻度の高いブロックを文字線画部分と判別し、隣接するピクセル(画素)の色が異なる頻度の高いブロックを絵柄写真部分と判別する。
このように、特許文献1の方法では、既定サイズのブロック単位で文字線画部分であるか絵柄写真部分であるかを判定するため、同一のブロック内に文字線画と絵柄写真とが混在している場合には、不都合が生じる。例えば、混在ブロックの画質を高めようとする場合には、文字線画を非可逆符号化処理で劣化させたくないため、ブロックを可逆符号化する必要がある。この場合、混在ブロックの圧縮率を高めることができない。逆に、混在ブロックの圧縮率を高めようとする場合には、文字線画部分の画質が劣化してしまう。このように、混在ブロックに対しては、適切な画像処理を行うことが困難である。
図1は、注目画素が3×3サイズ以上の画素群に含まれる場合に文字線画部分の画素であると判定する方法を説明する図である。なお、以下の説明では、入力画像が白黒の2値画像である場合(白が背景)を具体例として説明するが、高階調画像でも同様である。
図1(A)に例示するように、注目画素が3×3の黒画素群の左上隅に存在する場合に、この注目画素が3×3の黒画素群に含まれていることを判別するためには、注目画素を起点として、少なくとも紙面右方向に2画素、紙面下方向に2画素までの範囲を参照して、注目画素と同一の画素値で塗り潰されているかを判定する必要がある。
同様に、注目画素が3×3の黒画素群の右上隅に存在する場合には、注目画素を起点として、少なくとも紙面左方向に2画素、紙面下方向に2画素の範囲を参照する必要があり、注目画素が3×3の黒画素群の右下隅に存在する場合には、注目画素を起点として、少なくとも紙面右方向に2画素、紙面上方向に2画素の範囲を参照する必要があり、注目画素が3×3の黒画素群の左下隅に存在する場合には、注目画素を起点として、少なくとも紙面左方向に2画素、紙面上方向に2画素の範囲を参照する必要がある。
したがって、注目画素が3×3の黒画素群のどこに位置するか不明である場合には、図1(B)に例示するように、注目画素を中心として5×5サイズの画像領域を参照する必要がある。
図2(A)は、図1と同様に注目画素毎に属性を判定し付与する場合を例示し、図2(B)は、画素群毎に属性を判定し付与する場合を例示する図である。
図2(A)に例示するように、注目画素が、連続する3つの黒画素(黒画素群)の一部であるか否かを判定し、注目画素が黒画素群の一部である場合に、この注目画素にその旨の属性値(例えば、出力値1)を付与し、注目画素が黒画素群の一部でない場合に、この注目画素にその旨の属性値(例えば、出力値0)を付与する場面を考える。
図2(A)に例示するように、注目画素の位置を走査方向に移動させながら、それぞれの注目画素について黒画素群の一部であるか否かを判定する場合には、注目画素を中心として5画素分の参照範囲(ウインドウ)が必要になる。なぜなら、注目画素が黒画素群の左端に存在する場合(図2(A)の最上段)には、注目画素の右側2画素を参照して黒画素であることを確認する必要があり、注目画素が黒画素群の右端に存在する場合(図2(A)の最下段)には、注目画素の左側2画素を参照して黒画素であることを確認する必要があるからである。これを一般化すると、注目画素がn画素の画素群に属するか否かを判定する場合には、(2n−1)画素のウインドウが必要になる。
このように、画素単位で属性判定及び属性付与を行うと、ウインドウサイズが大きくなり、ウインドウ内の画素値を保持するために要するメモリサイズが大きくなることが問題である。
このように、画素群単位で属性を付与することにより、画素群に含まれる各画素の属性を明らかにする必要がないため、必要最小限のウインドウサイズ(すなわち、画素群の少なくとも1つの画素で属性が判定できるウインドウサイズ)で足りる。具体的には、図2(B)に例示するように、ウインドウサイズを3画素分としても、注目画素が黒画素群の中心位置にきた場合には、この注目画素が黒画素群に含まれていることを判別でき、この判別結果(属性)を両隣の黒画素に付与(伝播)できる。
仮に、画素位置(−1,−1)を注目画素とした場合には、図3(B)に例示するように、斜め方向に配列された黒画素群を検出することができない。
同様に、画素位置(0,−1)を注目画素とした場合には、図3(C)に例示するように、斜め方向に配列された黒画素群を検出することができない。
そして、回転対称性から、ウインドウの中心位置(0,0)以外に注目画素を設定した場合には、検出不可能な黒画素群が存在することになる。
そこで、本画像処理装置2は、ウインドウの中心位置(0,0)を注目画素とすることにより、図3(D)に示す斜め方向の黒画素群を検出できる。
そこで、本画像処理装置2は、n行以上又はn列以上連続する黒画素群を検出する場合に、nが偶数のときには、(n+1)×(n+1)サイズのウインドウを用い、nが奇数のときには、n×nサイズのウインドウを用いる。なお、nが奇数の場合も偶数の場合も、ウインドウの中心位置に注目画素を設定することが望ましい。
次に、本実施形態における画像処理装置2のハードウェア構成を説明する。
図5は、本発明にかかる画像処理方法が適応される画像処理装置2のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。
図5に例示するように、画像処理装置2は、CPU202及びメモリ204などを含む制御装置20、通信装置22、HDD・CD装置などの記録装置24、並びに、LCD表示装置あるいはCRT表示装置及びキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)26から構成される。
画像処理装置2は、例えば、プリンタ装置10の内部に設けられており、通信装置22又は記録装置24などを介して画像データを取得し、取得された画像データをMRC方式で符号化する。
図6(A)に例示するように、入力画像の中には、光学的に読み取られた画像要素(写真画像など)と、コンピュータによって生成された画像要素(フォント画像、コンピュータグラフィックスなど)とが混在する場合がある。光学的に読み取られた画像要素(以下、自然画像)は、画素値の変化が連続的であるため、JPEGなどの非可逆符号化方式に適合する。一方、コンピュータによって生成された画像要素(以下、CG画像)は、画素値の変化が少ないため、LZなどの可逆符号化方式に適合する。
そこで、本画像処理装置2は、入力された画像データ(図6(A))を、図6(B)に例示するように、可逆符号化方式が適用されるCGレイヤに、CG画像の画像要素を割り当て、非可逆符号化方式が適用される自然画レイヤに、自然画像の画像要素を割り当てる。なお、マスクレイヤは、CGレイヤ又は自然画レイヤのいずれ画素値を出力すべきかを指示するマスクビット(「1」又は「0」)が配列された2値画像である。本例では、マスクビット「1」の画素位置では、CGレイヤの画素値が選択され、マスクビット「0」の画素位置では、自然画レイヤの画素値が選択され、選択された画素値が出力画像を構成する。
図7は、制御装置20(図5)により実行される画像処理プログラム5の機能構成を例示する図である。
図7に例示するように、画像処理プログラム5は、マスクレイヤ(図6)を生成するマスク生成部500と、入力画像をCGレイヤ及び自然画レイヤに分離する画像分離部550と、各レイヤの画像データを符号化する符号化部560とを有する。
また、マスク生成部500は、領域設定部510、画素群探索部520、属性判定部530、及び属性付与部540を含む。
より具体的には、領域設定部510は、n行以上又はn列以上連続する黒画素群を検出する場合に、nが偶数のときには、(n+1)×(n+1)サイズの参照範囲(ウインドウ)を設定し、nが奇数のときには、n×nサイズの参照範囲(ウインドウ)を設定する。
本例の領域設定部510は、3行以上又は3列以上連続する黒画素群を検出するために、図3(A)に例示するウインドウを設定する。
本例の画素群探索部520は、領域設定部510により設定されたウインドウの中心位置を注目画素に設定し、この注目画素の画素値と、このウインドウ内の他の画素の画素値とを比較して、注目画素と同一の画素値を有する画素を探索する。
本例の属性判定部530は、注目画素と同一の画素値を有する画素が、ウインドウにおいて3行以上又は3列以上連続するか否かを判断し、連続する場合に、この注目画素をCG画素(すなわち、CG画像の一部を構成する画素)であると判定する。属性判定は、例えば、ウインドウ内の各画素の一致不一致のパターンと、判定結果とを互いに対応付けたルックアップテーブルを用いてもよいし、これを論理演算で実現してもよい。ルックアップテーブルのエントリは、例えば、図3(D)に例示する場合には、一致パターン「(1,−1)=(一致),(−1,1)=(一致)」と「CG画素」とを互いに対応付けるものである。また、属性判定は、注目画素と画素値が一致した画素の数のみで行ってもよい。例えば、注目画素と画素値が一致する画素数が閾値以上である場合に、CG画素と判定し、一致する画素数が閾値未満である場合に、自然画像と判定してもよい。
本例の属性付与部540は、属性判定部530により注目画素がCG画素であると判定された場合に、この注目画素と、この注目画素から連続する同一画素値の画素とに、CG画素である旨の属性を付与する。本例では、CG画素の属性として、マスクビット「1」が付与され、他の画素には、マスクビット「0」が付与される。
なお、ウインドウサイズが3×3である場合には、注目画素と他の画素とが必ず隣り合うため、画素値が一致するか否かをのみに基づいて属性を付与すべきか否かを決定できるが、ウインドウサイズが4×4以上である場合には、注目画素と他の画素とが必ずしも隣り合わないため、注目画素値と同一の画素値を有する画素が連続しているか否かを加味して属性を付与するか否かを決定する必要がある。
本例では、属性付与部540により付与されるマスクビットがそのまま図6(B)のマスクレイヤとなり、このマスクレイヤと入力画像とのAND演算によりCGレイヤが生成され、入力画像からCGレイヤを減算することにより自然画レイヤが生成される。
本例の符号化部560は、CGレイヤ及びマスクレイヤを符号化する場合に、LZ又は連長符号化方式などの可逆符号化方式を用い、自然画レイヤを符号化する場合に、JPEGなどの非可逆符号化方式を用いる。
次に、画像処理装置2(画像処理プログラム5)の全体動作を説明する。
図8は、第1の画像処理プログラム5(図7)による画像処理(S10)のフローチャートである。なお、本図では、256階調の画像データが入力され、3行以上又は3列以上同一の画素値が連続する場合にこれらの画素群をCG画像の一部であると判定する形態を具体例とする。
図8に示すように、ステップ100(S100)において、領域設定部510(図7)は、入力された画像データに対して、走査順に、3×3サイズのウインドウ(図3(A))を設定する。
画素群探索部520(図7)は、領域設定部510により設定されたウインドウの中心位置に、注目画素(図3(A))を設定する。
画像処理プログラム5は、注目画素が非背景画素(画素値が1〜255のいずれか)である場合に、S110の処理に移行し、注目画素が背景画素(画素値が0)である場合に、S100の処理に戻って、ウインドウ及び注目画素の位置を走査方向に1画素分ずらす。
画像処理プログラム5は、注目画素と同じ画素値を有する画素がウインドウ内で3列以上又は3行以上連続する場合に、S120の処理に移行し、これ以外の場合に、S100の処理に戻って、ウインドウ及び注目画素の位置を走査方向に1画素分ずらす。
これにより、CG画像と自然画像とが混在するような場合でも、画素毎の判定によりCG画像と自然画像とを適切に分離し、さらに、画素群単位で属性(CG画素であること)を付与することにより、ウインドウのサイズを必要最小限にすることができる。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
上記実施形態では、注目画素を走査順に設定し、それぞれの注目画素について他の画素と比較しているが、対称性を考慮すると、既に注目画素として設定された画素は、走査方向後段の画素と既に比較されているため、これら後段の画素が注目画素となった場合には、比較処理の一部を省くことができる。
次に、第2の実施形態を説明する。
上記第1の実施形態では、CG画像であるか否かを属性として判定し、この判定結果に基づいて入力画像をCG画像と自然画像とに分解する形態を説明したが、第2の実施形態では、非孤立点であるか否かを属性として判定し、この判定結果に基づいて孤立点の除去を行う形態を説明する。なお、孤立点とは、入力画像において孤立した小さな点であり、ノイズとみなして除去される部分である。
図9に例示するように、画像処理プログラム6は、非孤立点を検出する非孤立点検出部600と、入力画像から孤立点を除去する孤立点除去部660とを有する。
また、非孤立点検出部600は、領域設定部610、画素群探索部620、属性判定部630、及び属性付与部640を含む。
本例の領域設定部610は、n行以上又はn列以上連続する非背景画素群を非孤立点として検出する場合(すなわち、n未満のサイズの画素群を孤立点として除去する場合)に、nが偶数のときには、(n+1)×(n+1)サイズの参照範囲(ウインドウ)を設定し、nが奇数のときには、n×nサイズの参照範囲(ウインドウ)を設定する。
本例では、2値画像(白黒画像)が入力される場合を具体例として説明するため、本例の画素群探索部620は、領域設定部610により設定されたウインドウの中心位置を注目画素に設定し、この注目画素の画素値が黒画素(非背景色)である場合に、この注目画素と、このウインドウ内の他の画素の画素値とを比較して、注目画素と同一の画素値を有する画素を探索する。
本例の属性判定部630は、注目画素と同一の画素値を有する画素(すなわち、黒画素)が、ウインドウにおいてn行以上又はn列以上連続するか否かを判断し、連続する場合に、この注目画素を非孤立点画素(すなわち、非孤立点の一部を構成する画素)であると判定する。なお、属性判定部630は、注目画素が黒画素(非背景色)であり、かつ、黒画素がn行以上又はn列以上連続しない場合に、この注目画素を孤立点画素(すなわち、孤立点の一部を構成する画素)であると判定してもよい。
本例の孤立点除去部660は、属性付与部640により非孤立点画素である旨の属性が付与される画素群を保護対象として、これらの画素群以外の画素について孤立点除去処理を行う。なお、孤立点除去部660は、属性付与部640により孤立点画素である旨の属性が付与される画素群を、入力画像から除去してもよい。
図10に示すように、S100において、領域設定部610(図9)は、入力された画像データに対して、走査順に、3×3サイズのウインドウを設定する。
画素群探索部620(図9)は、領域設定部610により設定されたウインドウの中心位置に、注目画素(図3(A))を設定する。
S105において、画素群探索部620は、注目画素が黒画素(非背景画素)であるか否かを判定する。画像処理プログラム6は、注目画素が黒画素である場合に、S110の処理に移行し、注目画素が白画素(背景画素)である場合に、S100の処理に戻って、ウインドウ及び注目画素の位置を走査方向に1画素分ずらす。
S110において、画素群探索部620は、注目画素の画素値と、このウインドウ内の他の画素の画素値とを比較し、注目画素と同一の画素値を有する画素をウインドウ内で探索する。
S120において、属性付与部640は、注目画素、及び、この注目画素から連続して同一の画素値を有する画素(ただし、同一のウインドウ内)に対して、非孤立点画素であることを示す属性フラグ1を付与する。
S125において、画像処理プログラム6は、全ての画素を注目画素として処理したか否かを判断し、全ての画素が処理された場合に、S230の処理に移行し、未処理の画素が存在する場合に、S100の処理に戻って、走査方向にウインドウ及び注目画素の位置を走査方向に1画素分ずらす。
これにより、非孤立点と孤立点とが混在するような場合でも、画素毎の判定により適切に分離することができる。さらに、画素群単位で属性(非孤立点であること)を付与することにより、ウインドウのサイズを必要最小限にすることができる。
5,6・・・画像処理プログラム
500・・・マスク生成部
510,610・・・領域設定部
520,620・・・画素群探索部
530,630・・・属性判定部
540,640・・・属性付与部
550・・・画像分離部
560・・・符号化部
600・・・非孤立点検出部
660・・・孤立点除去部
Claims (6)
- 入力された画像データに既定サイズの探索領域を設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段により設定された探索領域において、既定の画素値を有する画素を探索する探索手段と、
前記探索手段により探索された画素が列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続しているか否かに基づいて、前記探索領域に含まれる画素の属性を判定する属性判定手段と、
前記属性判定手段により判定された属性を、前記探索領域内において列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続している画素群に付与する属性付与手段と
を有する画像処理装置。 - 前記探索手段は、探索領域の既定位置にある注目画素の画素値と、同じ探索領域に含まれる他の画素の画素値とを比較し、
前記属性判定手段は、注目画素と同じ画素値を有する他の画素が列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続しているか否かに基づいて、この注目画素が光学的に読み取られた画像の一部であるか、コンピュータにより生成された画像の一部であるかを判定し、
前記属性付与手段は、注目画素がコンピュータにより生成された画像の一部であると判定された場合に、この注目画素と、探索領域内において当該注目画素と同じ画素値が既定数以上連続している画素群に対して、コンピュータにより生成された画像の一部であることを示す属性を付与し、
前記属性付与手段により付与された属性に基づいて、入力された画像データを複数の画像要素に分離する画像分離手段
をさらに有する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記探索手段は、探索領域の既定位置にある注目画素の画素値と、同じ探索領域に含まれる他の画素の画素値とを比較し、
前記属性判定手段は、前記探索手段による探索結果において、注目画素と同じ画素値を有する画素が列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続していると判断される場合に、前記探索領域に含まれる画素群を非孤立点であると判定し、
前記属性付与手段は、前記属性判定手段により前記探索領域内の画素群が非孤立点であると判定された場合に、その画素群に非孤立点であることを示す属性を付与し、
前記属性付与手段により付与された属性に基づいて、入力された画像データから孤立点を除去する孤立点除去手段
をさらに有する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記領域設定手段は、列方向および行方向の画素数がそれぞれ前記既定数分となるサイズである基準サイズと同じサイズの探索領域、又は、前記基準サイズよりも1画素分だけ大きい探索領域を設定する
請求項2または3に記載の画像処理装置。 - 前記領域設定手段は、列方向及び行方向にそれぞれ奇数個の画素が配列された探索領域を設定し、
前記探索手段は、設定された探索領域の中心にある画素を前記注目画素とする
請求項2または3に記載の画像処理装置。 - 入力された画像データに既定サイズの探索領域を設定するステップと、
設定された探索領域において、既定の画素値を有する画素を探索するステップと、
探索された画素が列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続しているか否かに基づいて、前記探索領域に含まれる画素の属性を判定するステップと、
判定された属性を、前記探索領域内において列方向、行方向、斜め方向のいずれかに既定数以上連続している画素群に付与するステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
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