JP2011061473A - 画像判別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる画像判別装置を提供する。
【解決手段】画像の種別を示す画像属性を判別する画像判別装置であって、画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向の算出を行うエッジ算出部と、当該処理単位ごとに、算出されたエッジ方向に基づいて、周辺の処理単位とのエッジ方向の揃い度合いを示す局所連結性の強度を算出する局所連結性算出部と、画像の所定数の処理単位からなる属性判別領域ごとに、属性判別領域内の処理単位の局所連結性の強度を用いて、画像属性を判別する画像属性判別部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像の属性を判別する画像判別装置に関する。
近年、省スペース化を指向して、コピー機能、ファクシミリ通信機能、及びネットワーク通信機能を一台で兼ね備えたネットワーク複合機の普及が進んでいる。
ネットワーク複合機のいくつかの機種は、原稿をスキャナ等により読み取ることによって得られる画像データの画像属性を判別し、文字領域などを抽出する画像判別装置を備えている。
従来、この画像判別装置が画像属性を判別する方法として、文字情報データを用いたパターンマッチングなどにより、文字領域を抽出する方法が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2001−61061号公報 特開2007−243442号公報
しかしながら、従来の画像判別装置では、大きな容量のメモリを必要とするとともに多くの演算量を必要とするという問題がある。
つまり、従来の画像判別装置では、画像に含まれる可能性のある活字などを網羅した文字情報データが必要であるため、この大きな容量の文字情報データを記憶可能なメモリが必要である。また、従来の画像判別装置では、文字情報データを用いたパターンマッチングには、正規化を含めて、相当量の演算が必要である。
このため、従来の画像判別装置では、大きな容量のメモリを必要とするとともに、多くの演算量を必要とするため、文字領域の抽出に処理時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる画像判別装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像判別装置は、画像の種別を示す画像属性を判別する画像判別装置であって、画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向の算出を行うエッジ算出部と、前記処理単位ごとに、算出された前記エッジ方向に基づいて、周辺の処理単位とのエッジ方向の揃い度合いを示す局所連結性の強度を算出する局所連結性算出部と、前記画像の所定数の処理単位からなる属性判別領域ごとに、前記属性判別領域内の処理単位の局所連結性の強度を用いて、前記画像属性を判別する画像属性判別部とを備える。
これによれば、画像の属性判別領域ごとに、局所連結性の強度を用いて画像属性を判別する。ここで、この局所連結性の強度の算出には、大きな容量のメモリを必要とせず、ま
た、多くの演算を必要としない。このため、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、好ましくは、前記エッジ算出部は、前記画像の前記処理単位ごとに、さらに、エッジ強度の算出を行い、前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、さらに、前記属性判別領域内の処理単位のエッジ強度を用いて、前記画像属性を判別する。
これによれば、画像の属性判別領域ごとに、さらに、エッジ強度を用いて画像属性を判別する。ここで、このエッジ強度の算出には、大きな容量のメモリを必要とせず、また、多くの演算を必要としない。このため、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、好ましくは、前記エッジ算出部は、前記画像の前記処理単位ごとに、テンプレート型1次微分フィルタを適用して、前記算出を行う。
これによれば、テンプレート型1次微分フィルタを適用して、エッジ方向又はエッジ強度の算出を行う。ここで、このテンプレート型1次微分フィルタを適用した算出には、大きな容量のメモリを必要とせず、また、多くの演算を必要としない。このため、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、好ましくは、前記局所連結性算出部は、前記局所連結性を算出する対象の処理単位である対象処理単位のエッジ方向に垂直方向に隣接する両側の処理単位を前記周辺の処理単位として、前記対象処理単位のエッジ方向と前記周辺の処理単位のエッジ方向との揃い度合いを、前記対象処理単位の局所連結性の強度として算出する。
これによれば、対象処理単位のエッジ方向と周辺の処理単位のエッジ方向との揃い度合いを、対象処理単位の局所連結性の強度として算出する。このため、簡易に、局所連結性の強度を算出することができ、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、好ましくは、前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記局所連結性の強度が高い処理単位の数と前記局所連結性の強度が低い処理単位の数との比率を用いて、前記画像属性を判別する。
これによれば、局所連結性の強度が高い処理単位の数と局所連結性の強度が低い処理単位の数との比率を用いて、画像属性を判別する。このため、比率を算出するという単純な計算により画像属性を判別することができるため、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、好ましくは、前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記局所連結性の強度が高い処理単位の数を前記局所連結性の強度が低い処理単位の数で除した値である局所連結性比率が、所定の第一閾値以上である場合、前記画像属性を文字領域であると判別する。また、前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記局所連結性比率が前記第一閾値未満である場合、前記画像属性を、地色を伴う文字若しくは図画領域、又は写真領域であると判別する。
これによれば、局所連結性比率が所定の第一閾値以上である場合、画像属性を文字領域であると判別する。また、局所連結性比率が第一閾値未満である場合、画像属性を、地色を伴う文字若しくは図画領域、又は写真領域であると判別する。このため、簡易な判断で文字領域と、地色を伴う文字若しくは図画領域又は写真領域との判別ができるため、画像
属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、好ましくは、前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記属性判別領域内の処理単位のうち、前記局所連結性の強度が高い処理単位のエッジ強度の平均値であるエッジ強度平均値を用いて、前記画像属性を判別する。
これによれば、局所連結性の強度が高い処理単位のエッジ強度の平均値であるエッジ強度平均値を用いて、画像属性を判別する。このため、エッジ強度の平均値を算出するという単純な計算により画像属性を判別することができるため、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、好ましくは、前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記局所連結性の強度が高い処理単位の数を前記局所連結性の強度が低い処理単位の数で除した値である局所連結性比率が、所定の第一閾値以上であり、かつ、前記エッジ強度平均値が所定の第二閾値以上である場合、前記画像属性を活字領域であると判別し、前記局所連結性比率が前記第一閾値以上であり、かつ、前記エッジ強度平均値が前記第二閾値未満である場合、前記画像属性を手書き領域であると判別する。
これによれば、局所連結性比率が第一閾値以上であり、かつ、エッジ強度平均値が第二閾値以上である場合、画像属性を活字領域であると判別する。また、局所連結性比率が第一閾値以上であり、かつ、エッジ強度平均値が第二閾値未満である場合、画像属性を手書き領域であると判別する。このため、文字情報データを用いたパターンマッチングをする必要がなく、簡易な判断で活字領域と手書き領域との判別ができるため、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、好ましくは、前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記局所連結性の強度が高い処理単位の数を前記局所連結性の強度が低い処理単位の数で除した値である局所連結性比率が、所定の第一閾値未満であり、かつ、前記エッジ強度平均値が所定の第三閾値以上である場合、前記画像属性を、地色を伴う文字又は図画領域であると判別し、前記局所連結性比率が前記第一閾値未満であり、かつ、前記エッジ強度平均値が前記第三閾値未満である場合、前記画像属性を写真領域であると判別する。
これによれば、局所連結性比率が第一閾値未満であり、かつ、エッジ強度平均値が第三閾値以上である場合、画像属性を、地色を伴う文字又は図画領域であると判別する。また、局所連結性比率が第一閾値未満であり、かつ、エッジ強度平均値が第三閾値未満である場合、画像属性を写真領域であると判別する。このため、簡易な判断で、地色を伴う文字又は図画領域と写真領域との判別ができるため、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る画像判別装置は、画像の種別を示す画像属性を判別する画像判別装置であって、画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向とエッジ強度との算出を行うエッジ算出部と、前記処理単位ごとに、算出された前記エッジ方向に基づいて、周辺の処理単位とのエッジ方向の揃い度合いを示す局所連結性の強度を算出する局所連結性算出部と、前記画像の所定数の処理単位からなる属性判別領域ごとに、前記属性判別領域内の処理単位の局所連結性の強度から算出されるエッジ強度を用いて、前記画像属性を判別する画像属性判別部とを備えていてもよい。
これによれば、画像の属性判別領域ごとに、局所連結性の強度から算出されるエッジ強度を用いて、画像属性を判別する。ここで、この局所連結性の強度及びエッジ強度の算出には、大きな容量のメモリを必要とせず、また、多くの演算を必要としない。このため、
画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
なお、本発明は、このような画像判別装置として実現できるだけでなく、このような画像判別装置を内蔵するネットワーク複合機として実現することもできる。
また、本発明は、画像判別装置が備える特徴的な処理部のそれぞれの動作をステップとする方法として実現することもでき、また、本発明は、各処理部の処理を行う集積回路として実現することもできる。
さらに、本発明は、コンピュータに上記各ステップを実行させるためのプログラムとして実現することもできる。そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体又はインターネット等の伝送媒体を介して配信することもできる。
本発明に係る画像判別装置によれば、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる。
本実施の形態におけるネットワーク複合機を含む通信システムの構成の一例を示す図である。 本実施の形態におけるネットワーク複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態における画像判別装置を備える画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態におけるエッジデータの一例を示す図である。 本実施の形態における局所連結性データの一例を示す図である。 本実施の形態における画像判別装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるエッジ算出部がエッジ方向及びエッジ強度を算出する処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるエッジ算出部が、各画素のエッジ方向とエッジ強度とを算出することを説明する図である。 本実施の形態における局所連結性算出部が局所連結性の強度を算出する処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における局所連結性算出部が、局所連結性の強度を算出することを説明する図である。 本実施の形態における局所連結性算出部が、局所連結性の強度を算出することを説明する図である。 本実施の形態における画像属性判別部が画像属性を判別する処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における画像属性判別部が画像属性を判別する処理を説明する図である。 本実施の形態における画像属性判別部が画像属性を判別する処理を説明する図である。 本実施の形態における画像属性判別部が画像属性を判別する処理を説明する図である。 本実施の形態における画像属性判別部が画像属性を判別する処理を説明する図である。 第一閾値、第二閾値及び第三閾値の一例について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、図1及び図2を用いて、本発明の実施の形態における画像判別装置を備えるネットワーク複合機の構成の概要について説明する。
図1は、本実施の形態におけるネットワーク複合機を含む通信システムの構成の一例を示す図である。
同図に示すように、この通信システムは、ネットワーク複合機1及び2、端末装置3及び4、PSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆電話交換回線網)5、並びにLAN(Local Area Network)6を備えている。
ここで、ネットワーク複合機1は、本実施の形態の画像判別装置を備えるネットワーク複合機の一例である。ネットワーク複合機1は、PSTN5を介してネットワーク複合機2と接続され、またLAN6を介して端末装置3及び4と接続される。
ネットワーク複合機1は、スキャナで読み取った原稿を、例えば、PSTN5を介してネットワーク複合機2へファクシミリ送信すること、及び、LAN6を介して端末装置3及び4へ送信することができる。また、内蔵されるプリンタでプリントアウトすることができる。
図2は、本実施の形態におけるネットワーク複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。
同図に示すように、ネットワーク複合機1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、モデム13、NCU(Network Control Unit)14、操作パネル15、ディスプレイ16、スキャナ17、プリンタ18、及びLANI/F(LANインターフェース)19を備えている。
CPU10は、ROM11に格納された制御プログラム20を実行することにより、ネットワーク複合機1の全体を制御する。
CPU10は、特徴的な処理として、スキャナ17に読み取られた原稿の画像データの画像属性を判別する。この画像データの画像属性の判別についての具体的な処理内容は、後述する。
ROM11は、CPU10が実行する制御プログラム20を保持する読み出し専用メモリである。
RAM12は、CPU10が制御プログラム20を実行する際に用いられるワークデータ、及びスキャナ17から得られた画像データ等を保持する読み書き可能なメモリである。
モデム13は、RAM12に保持された画像データ等をファクシミリ信号に変調して送信し、また外部から受信されたファクシミリ信号をラインデータに復調する。モデム13
は、例えばG3規格に準拠したファックスモデムである。
NCU14は、モデム13とPSTN5との接続を制御する網制御装置である。
操作パネル15は、利用者からの操作を受け付けるタッチパネルである。
ディスプレイ16は、利用者への操作ガイド、又はネットワーク複合機1の動作状態を表示する表示装置であり、例えばLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)である。
スキャナ17は、画像読み取り装置であり、CPU10の制御下で、CCDを用いて原稿を光学的に読み取ることによって画像データを生成する。
プリンタ18は、印刷装置であり、CPU10の制御下で、例えばRAM12に保持された画像データによって表される画像イメージを印刷出力する。
LANI/F19は、ネットワーク複合機1とLAN6とを接続する通信アダプタであり、CPU10の制御下で、例えばRAM12に保持された画像データを端末装置3等へ送信する。
次に、本実施の形態におけるネットワーク複合機1が備える画像判別装置について、説明する。
図3は、本実施の形態における画像判別装置120を備える画像処理装置100の機能構成を示すブロック図である。つまり、同図は、図2に示されたハードウェア構成によって発揮されるネットワーク複合機1の機能のうち、主に本実施の形態の画像判別装置120を備える画像処理装置100に関わる機能の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、画像処理装置100は、原稿記憶部110、画像判別装置120及び画像処理部130を備えている。
原稿記憶部110は、画像データ111を記憶する記憶手段であり、具体的にはRAM12により実現される。この画像データ111は、スキャナ17が原稿を読み取ることで生成した画像データである。
画像判別装置120は、画像の種別を示す画像属性を判別する装置である。ここで、画像属性を判別するとは、活字領域であるか、手書き領域であるか、地色を伴う文字又は図画領域であるか、写真領域であるかを判別することをいう。
また、画像判別装置120は、同図に示すように、エッジ算出部121、局所連結性算出部122、画像属性判別部123及びデータ記憶部124を備えている。なお、以下に述べるエッジ算出部121、局所連結性算出部122及び画像属性判別部123による各種の処理は、具体的には制御プログラム20を実行するCPU10等によって実現される。
エッジ算出部121は、画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向及びエッジ強度の算出を行う。具体的には、エッジ算出部121は、原稿記憶部110に記憶されている画像データ111について、処理単位ごとに、テンプレート型1次微分フィルタを適用して、エッジ方向及びエッジ強度の算出を行う。
ここで、エッジ方向とは、処理単位の画素の画素特性値(濃淡)が変化する方向である。また、エッジ強度とは、処理単位の画素の画素特性値の変化(濃淡変化)の大きさである。詳細については、後述する。
局所連結性算出部122は、処理単位ごとに、エッジ算出部121が算出したエッジ方向に基づいて、周辺の処理単位とのエッジ方向の揃い度合いを示す局所連結性の強度を算出する。
具体的には、局所連結性算出部122は、局所連結性を算出する対象の処理単位である対象処理単位のエッジ方向に垂直方向に隣接する両側の処理単位を周辺の処理単位として、対象処理単位のエッジ方向と周辺の処理単位のエッジ方向との揃い度合いを、対象処理単位の局所連結性の強度として算出する。
画像属性判別部123は、画像の所定数の処理単位からなる属性判別領域ごとに、属性判別領域内の処理単位の局所連結性の強度及びエッジ強度を用いて、画像属性を判別する。属性判別領域とは、例えば、画像を複数に分割したブロックである。
具体的には、画像属性判別部123は、画像の属性判別領域ごとに、局所連結性の強度が高い処理単位の数と局所連結性の強度が低い処理単位の数との比率を用いて、画像属性を判別する。また、画像属性判別部123は、画像の属性判別領域ごとに、属性判別領域内の処理単位のうち、局所連結性の強度が高い処理単位のエッジ強度の平均値であるエッジ強度平均値を用いて、画像属性を判別する。画像属性判別部123が行う画像属性の判別処理の詳細については、後述する。
データ記憶部124は、画像属性を判別するためのデータを記憶する記憶手段であり、具体的にはRAM12により実現される。同図に示すように、データ記憶部124は、エッジデータ125及び局所連結性データ126を備えている。
図4は、本実施の形態におけるエッジデータ125の一例を示す図である。
同図に示すように、エッジデータ125は、エッジ算出部121が算出した、処理単位ごとのエッジ方向及びエッジ強度を示すデータの集まりである。
つまり、エッジ算出部121は、処理単位ごとのエッジ方向及びエッジ強度を算出し、算出したエッジ方向及びエッジ強度をデータ記憶部124に記憶させることで、エッジデータ125を更新する。
図5は、本実施の形態における局所連結性データ126の一例を示す図である。
同図に示すように、局所連結性データ126は、局所連結性算出部122が算出した、処理単位ごとの局所連結性の強度を示すデータの集まりである。
つまり、局所連結性データ126は、エッジデータ125のエッジ方向を用いて、処理単位ごとの局所連結性の強度を算出し、算出した局所連結性の強度をデータ記憶部124に記憶させることで、局所連結性データ126を更新する。
また、画像属性判別部123は、データ記憶部124に記憶されたエッジデータ125のエッジ強度と局所連結性データ126の局所連結性の強度とを用いて、画像属性を判別する。
図3に戻り、画像処理部130は、画像判別装置120が判別した画像属性に基づいて、画像データ111に修正を加える。例えば、画像処理部130は、手書き領域と判別された部分が改竄された部分であると判断し、手書き領域を除去するように、画像データ111に修正を加えるなどの修正を加える。なお、画像処理部130は、具体的には制御プログラム20を実行するCPU10等によって実現される。
次に、画像判別装置120の動作について説明する。
図6は、本実施の形態における画像判別装置120の動作の一例を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず、エッジ算出部121は、画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向及びエッジ強度の算出を行う(S102)。ここでは、処理単位は1画素とし、エッジ算出部121は、画素ごとに、エッジ方向及びエッジ強度の算出を行う。なお、このエッジ算出部121がエッジ方向及びエッジ強度を算出する処理の詳細は、後述する。
次に、局所連結性算出部122は、画素ごとに、エッジ算出部121が算出したエッジ方向に基づいて、局所連結性の強度を算出する(S104)。なお、この局所連結性算出部122が局所連結性の強度を算出する処理の詳細は、後述する。
そして、画像属性判別部123は、所定の画素数のブロックごとに、ブロック内の画素ごとの局所連結性の強度及びエッジ強度を用いて、画像属性を判別する(S104)。なお、この画像属性判別部123が画像属性を判別する処理の詳細は、後述する。
次に、エッジ算出部121がエッジ方向及びエッジ強度を算出する処理(図6のS102)の詳細について、説明する。
図7は、本実施の形態におけるエッジ算出部121がエッジ方向及びエッジ強度を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず、エッジ算出部121に、原稿記憶部110に記憶されている画像データ111が入力される(S202)。ここでは、カラーの画像を有する画像データ111が入力されることとする。
そして、エッジ算出部121は、画像データ111をグレースケールの画像データに変換する(S204)。
次に、エッジ算出部121は、変換された画像データ111の全ての画素について、以下の処理(S208〜S214)を、繰り返し行う(ループ1:S206〜S216)。
まず、エッジ算出部121は、テンプレート型1次微分フィルタを適用して、各画素のエッジ方向とエッジ強度とを算出する(S208)。
図8は、本実施の形態におけるエッジ算出部121が、各画素のエッジ方向とエッジ強度とを算出することを説明する図である。
具体的には、同図は、エッジ方向とエッジ強度とを算出する対象の画素である注目画素Aに対する、Prewittオペレータのテンプレート型1次微分フィルタ適用結果を示している。
同図に示すように、エッジ算出部121は、各方向の出力値のうち最も出力値の大きい方向をエッジ方向として算出し、そのエッジ方向における出力値をエッジ強度として算出する。
具体的には、エッジ算出部121は、注目画素Aとその周辺画素の画素値に、同図に示す係数を乗じ累積して得られた数値である出力値を算出する。そして、エッジ算出部121は、当該出力値が最大になる方向をエッジ方向として算出する。また、エッジ算出部121は、その最大の出力値をエッジ強度として算出する。
同図では、エッジ算出部121は、出力値が「+400」で最大になる「右下」方向をエッジ方向として算出し、「+400」をエッジ強度として算出する。なお、同図では、各画素の画素値は、0〜255の値をとるとして、算出している。
なお、テンプレート型1次微分フィルタには、Prewittの他に、Roberts、Robinson、Kirsch等のオペレータがあり、エッジ算出部121は、演算量と精度を考慮して、最適なオペレータを選択し、出力値は最適に正規化することとする。
図7に戻り、エッジ算出部121は、算出したエッジ強度が所定の閾値未満か否かを判断する(S210)。
エッジ算出部121は、算出したエッジ強度が所定の閾値未満と判断した場合は(S210でYES)、注目画素については、エッジとは見なせないノイズの可能性が高いので、エッジ方向なしと決定し、エッジ強度もゼロと決定する(S212)。例えば、エッジ算出部121は、エッジ強度の絶対値が50未満であれば、当該画素のエッジ方向をなし、エッジ強度をゼロと決定する。
そして、エッジ算出部121は、決定したエッジ方向及びエッジ強度を、データ記憶部124に記憶させることで、エッジデータ125を更新する(S214)。
また、エッジ算出部121は、算出したエッジ強度が所定の閾値未満でないと判断した場合は(S210でNO)、算出したエッジ方向及びエッジ強度を、データ記憶部124に記憶させることで、エッジデータ125を更新する(S214)。
以上の処理(S208〜S214)を、画像データ111の全ての画素について繰り返し行う(ループ1:S206〜S216)ことで、エッジ算出部121がエッジ方向及びエッジ強度を算出する処理(図6のS102)は終了する。
次に、局所連結性算出部122が局所連結性の強度を算出する処理(図6のS104)の詳細について、説明する。
図9は、本実施の形態における局所連結性算出部122が局所連結性の強度を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
同図に示すように、局所連結性算出部122は、画像データ111の全ての画素について、以下の処理(S304〜S308)を、繰り返し行う(ループ2:S302〜S310)。
まず、局所連結性算出部122は、局所連結性の強度を算出する対象の注目画素が、エ
ッジ方向なしか否かを判断する(S304)。具体的には、局所連結性算出部122は、データ記憶部124に記憶されているエッジデータ125のエッジ方向を参照し、注目画素が、エッジ方向なしか否かを判断する。
局所連結性算出部122は、注目画素が、エッジ方向なしであると判断した場合は(S304でYES)、次の画素の局所連結性の強度を算出する。つまり、エッジ方向なしと決定された画素については、無関心な空白領域と見なせるため、局所連結性の強度の算出を行わない。
局所連結性算出部122は、注目画素が、エッジ方向なしではないと判断した場合は(S304でNO)、局所連結性の強度を算出する(S306)。
図10及び図11は、本実施の形態における局所連結性算出部122が、局所連結性の強度を算出することを説明する図である。
図10に示すように、局所連結性算出部122は、注目画素のエッジ方向と、そのエッジ方向に垂直方向に隣接する両側2画素のエッジ方向とを比較して、局所連結性の強度を算出する。
局所連結性の強度の算出により、エッジ方向が一定方向に連続しているか、不揃いであるかが分かる。局所連結性算出部122は、注目画素のエッジ方向とそのエッジ方向に垂直方向に隣接する両側2画素のエッジ方向との角度差によって、局所連結性の強度を算出する。この角度差は、8方向の場合、0度、45度、90度、135度、及び180度のうちのいずれかとなる。
具体的には、局所連結性算出部122は、データ記憶部124に記憶されているエッジデータ125から、注目画素と隣接する両側2画素の計3画素分のエッジ方向を参照し、注目画素と隣接する片側1画素との角度差、及び注目画素と隣接する他方の片側1画素との角度差を算出する。
なお、注目画素がエッジ方向なしと決定された画素と隣接する場合は、隣接する画素との角度差が不明なので、局所連結性算出部122は、角度差を中間値の90度として、局所連結性の強度を算出する。
なお、局所連結性算出部122は、注目画素と隣接する両側2画素のうち、少なくとも1画素がエッジ方向なしと決定された画素である場合は、当該注目画素については、角度差を用いて局所連結性の強度を算出せず、後述の局所連結性の強度の強弱に関する分類において、局所連結性の強度が低い画素と分類してもよい。なぜなら、注目画素と隣接する両側2画素のうち、少なくとも1画素がエッジ方向なしと決定された画素である場合は、当該注目画素がエッジの終端となり、エッジが途切れていると見なせるからである。
ここで、注目画素と隣接2画素との角度差がともに0度であれば、エッジ方向が一定方向に連続している度合いが最も大きく、局所連結性の強度が高いと言える。これに対して、注目画素と隣接2画素との角度差が大きくなればなるほど、エッジ方向が不揃いになり、局所連結性の強度が低いということになる。
これらを考慮すると、図11に示すように、局所連結性の強度の強弱について、例えば、局所連結性の強度が高い順に下記のように分類できる。
(a)隣接する両側2画素との角度差がともに0度である。
(b)隣接する片側1画素との角度差が0度であり、他方の片側1画素との角度差が45度である。
(c)隣接する両側2画素との角度差がともに45度である。
(d)隣接する片側1画素との角度差が0度であり、他方の片側1画素との角度差が90度以上である。
(e)隣接する片側1画素との角度差が45度であり、他方の片側1画素との角度差が90度以上である。
(f)隣接する両側2画素との角度差がともに90度以上である。
局所連結性の強度の強弱の基準については、明確な定義はなく、一般的には(f)に該当する画素は、ノイズであると言われている。ここでは、(a)に該当する画素を局所連結性の強度が高い画素(以降、局所連結性Hi画素と呼ぶ)とし、(b)、(c)、(d)、(e)、及び(f)に該当する画素を局所連結性の強度が低い画素(以降、局所連結性Low画素と呼ぶ)と分類する。
つまり、局所連結性算出部122は、(a)に該当する画素(局所連結性Hi画素)の局所連結性の強度を「Hi」と算出し、(b)〜(f)に該当する画素(局所連結性Low画素)の局所連結性の強度を「Low」と算出する。
なお、分類方法は、上記のような局所連結性Hi画素と局所連結性Low画素とを分類する方法に限られず、局所連結性算出部122は、判別する画像属性によって、適当な分類方法を決定することとする。
そして、局所連結性算出部122は、算出した局所連結性の強度を、データ記憶部124に記憶させることで、局所連結性データ126を更新する(S308)。
以上の処理(S304〜S308)を、画像データ111の全ての画素について繰り返し行う(ループ2:S302〜S310)ことで、局所連結性算出部122が局所連結性の強度を算出する処理(図6のS104)は終了する。
次に、画像属性判別部123が画像属性を判別する処理(図6のS106)の詳細について、説明する。
図12は、本実施の形態における画像属性判別部123が画像属性を判別する処理の一例を示すフローチャートである。
図13A〜図13Dは、本実施の形態における画像属性判別部123が画像属性を判別する処理を説明する図である。
画像属性判別部123は、複数の画素からなるブロックごとに、ブロック内の各画素の局所連結性の強度及びエッジ強度を用いて、画像属性を判別する。
具体的には、図12に示すように、画像属性判別部123は、画像データ111を複数のブロックに分割し、全てのブロックについて、以下の処理(S404〜S426)を、繰り返し行う(ループ3:S402〜S428)。ここでは、各ブロックは、8×8画素からなることとする。なお、画像属性判別部123は、当該ブロックのサイズを、読み取った原稿のサイズ、解像度、検出精度等に応じて決定することとする。
まず、画像属性判別部123は、局所連結性データ126から各画素の局所連結性の強度を取得し、エッジデータ125から各画素のエッジ強度を取得する(S404)。
そして、画像属性判別部123は、取得した各画素の局所連結性の強度から、局所連結性の強度が「Hi」の画素(局所連結性Hi画素)と、局所連結性の強度が「Low」の画素(局所連結性Low画素)との画素数の比率(以下、局所連結性比率という)を算出する(S406)。つまり、局所連結性比率は、局所連結性Hi画素の画素数を局所連結性Low画素の画素数で除した値である。
また、画像属性判別部123は、取得した各画素のエッジ強度から、局所連結性Hi画素のエッジ強度の平均値であるエッジ強度平均値を算出する(S408)。
次に、画像属性判別部123は、ブロック中の局所連結性Hi画素及び局所連結性Low画素の画素数の合計が、所定の画素数以上か否かを判断する(S410)。
画像属性判別部123は、ブロック中の当該画素数の合計が所定の画素数以上でないと判断した場合(S410でNO)、当該ブロックは「空白領域」であると判定する(S412)。所定の画素数とは、例えば、ブロック内の画素数の50%に相当する画素数である。
つまり、画像属性判別部123は、当該ブロック中に局所連結性Hi画素、または局所連結性Low画素が存在しない、あるいはブロックサイズに比べて、それらの画素数が極端に少ない場合、すなわち、エッジ方向なしと定義された画素が大半を占める場合、当該ブロックは無関心な空白領域と見なして、画像属性の判別は行わない。
また、画像属性判別部123は、ブロック中の当該画素数の合計が所定の画素数以上であると判断した場合(S410でYES)、局所連結性比率が第一閾値以上であるか否かを判断する(S414)。
画像属性判別部123は、局所連結性比率が第一閾値以上であると判断した場合(S414でYES)、該当ブロックの画像属性を、無背景色の文字領域であると判別する。理由としては、図13A及び図13Bに示すように、無背景色の文字領域の特徴として、文字オブジェクトの輪郭部分はエッジ方向が一定方向に連続し、頻繁にまた急激にエッジ方向が変化する画素は相対的に少ないと考えられるからである。
そして、画像属性判別部123は、さらに、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値が第二閾値以上であるか否かを判断する(S416)。
画像属性判別部123は、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値が第二閾値以上であると判断した場合(S416でYES)、該当ブロックの画像属性を活字領域であると判別する(S418)。理由としては、図13A及び図13Bに示すように、活字の特徴として、手書きと比べて、隣接画素間の濃度変化が大きく、エッジが急峻になる画素が相対的に多いと考えられるからである。
なお、全画素のエッジ強度平均値ではなく、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値で判別しているのは、エッジ強度の差が出現しやすいのは文字オブジェクトの輪郭部分であり、この部分はエッジ方向が一定方向に連続している局所連結性Hi画素に該当するからである。
また、画像属性判別部123は、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値が第二閾値未満であると判断した場合(S416でNO)、該当ブロックの画像属性を手書き領域であると判別する(S420)。理由としては、図13A及び図13Bに示すように、手書き
の特徴として、活字と比べて、隣接画素間の濃度変化が小さく、エッジが緩やかになる画素が相対的に多いと考えられるからである。なお、全画素のエッジ強度平均値ではなく、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値で判別しているのは、活字の場合と同じ理由である。
また、画像属性判別部123は、局所連結性比率が第一閾値未満であると判断した場合は(S414でNO)、該当ブロックの画像属性を、地色を伴う文字若しくは図画領域、又は写真領域と判別する。理由としては、上述の無背景色の文字領域の特徴が表れていないからである。
つまり、図13C及び図13Dに示すように、地色を伴う文字若しくは図画領域又は写真領域が、無背景色の文字領域の特徴に合致しないのは、文字又は図画オブジェクトの輪郭部分が、中間階調の濃淡値を持つ地色部分と隣接し、無背景色の文字領域と比べてエッジ方向が一定方向に連続している画素が少なくなるためだと考えられる。
そして、画像属性判別部123は、さらに、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値が第三閾値以上であるか否かを判断する(S422)。
画像属性判別部123は、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値が第三閾値以上であると判断した場合(S422でYES)、該当ブロックの画像属性を、地色を伴う文字又は図画領域であると判別する(S424)。理由としては、図13C及び図13Dに示すように、地色を伴う文字又は図画領域の局所連結性Hi画素に該当する文字又は図画オブジェクトの輪郭部分は、写真領域の局所連結性Hi画素に該当する写真の輪郭部分と比べて、隣接画素間の濃度変化が大きく、エッジが急峻になる画素が相対的に多いと考えられるからである。
画像属性判別部123は、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値が第三閾値未満であると判断した場合(S422でNO)、該当ブロックの画像属性を写真領域であると判別する(S426)。理由としては、図13C及び図13Dに示すように、写真領域の局所連結性Hi画素に該当する写真の輪郭部分は、地色を伴う文字又は図画領域の局所連結性Hi画素に該当する文字又は図画オブジェクトの輪郭部分と比べて、隣接画素間の濃度変化が小さく、エッジが緩やかになる画素が相対的に多いと考えられるからである。
以上の処理(S404〜S426)を、画像データ111の全てのブロックについて繰り返し行う(ループ3:S402〜S428)ことで、画像属性判別部123が画像属性を判別する処理(図6のS106)は終了する。
このようにして、画像属性判別部123は、ブロック単位に活字領域、手書き領域、地色を伴う文字又は図画領域、及び写真領域の4種類の画像属性を判別することができる。なお、画像属性を判別する単位はブロック単位には限られず、画像属性判別部123は、画像全体における画像属性を判別するために、画像全体に対して画像属性の判別を行ってもよい。
次に、第一閾値、第二閾値及び第三閾値の一例について説明する。
図14は、第一閾値、第二閾値及び第三閾値の一例について説明する図である。
同図に示すように、文字領域か否かを判別するための、局所連結性比率αの閾値である第一閾値は、0.5である。
また、第二閾値と第三閾値とは、同一の値であってもよいが、無背景色の文字領域のエッジ強度と比較して、地色を伴う文字若しくは図画領域又は写真領域のエッジ強度は、絶対的に低い値となる可能性が高いことから、第三閾値は、第二閾値より低い値を用いたほうが有効だと考えられる。
このため、活字領域か手書き領域か否かを判別するための、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値βの閾値である第二閾値は、192である。また、地色を伴う文字又は図画領域か写真領域か否かを判別するための、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値βの閾値である第三閾値は、128である。なお、ここでの第二閾値及び第三閾値は、エッジ強度を8ビットに正規化した場合の数値である。
以上のように、本発明に係る画像判別装置120によれば、画像の属性判別領域ごとに、局所連結性の強度及びエッジ強度を用いて画像属性を判別する。ここで、この局所連結性の強度の算出及びエッジ強度の算出には、大きな容量のメモリを必要とせず、また、多くの演算を必要としない。
また、テンプレート型1次微分フィルタを適用して、エッジ方向又はエッジ強度の算出を行う。ここで、このテンプレート型1次微分フィルタを適用した算出には、大きな容量のメモリを必要とせず、また、多くの演算を必要としない。
また、対象処理単位のエッジ方向と周辺の処理単位のエッジ方向との揃い度合いを、対象処理単位の局所連結性の強度として算出する。このため、簡易に、局所連結性の強度を算出することができる。
また、局所連結性の強度が高い処理単位の数と局所連結性の強度が低い処理単位の数との比率を用いて、画像属性を判別する。このため、比率を算出するという単純な計算により画像属性を判別することができる。
また、局所連結性比率が所定の第一閾値以上である場合、画像属性を文字領域であると判別する。また、局所連結性比率が第一閾値未満である場合、画像属性を、地色を伴う文字若しくは図画領域、又は写真領域であると判別する。このため、簡易な判断で文字領域と、地色を伴う文字若しくは図画領域又は写真領域との判別ができる。
また、局所連結性の強度が高い処理単位のエッジ強度の平均値であるエッジ強度平均値を用いて、画像属性を判別する。このため、エッジ強度の平均値を算出するという単純な計算により画像属性を判別することができる。
また、局所連結性比率が第一閾値以上であり、かつ、エッジ強度平均値が第二閾値以上である場合、画像属性を活字領域であると判別する。また、局所連結性比率が第一閾値以上であり、かつ、エッジ強度平均値が第二閾値未満である場合、画像属性を手書き領域であると判別する。このため、文字情報データを用いたパターンマッチングをする必要がなく、簡易な判断で活字領域と手書き領域との判別ができる。
また、局所連結性比率が第一閾値未満であり、かつ、エッジ強度平均値が第三閾値以上である場合、画像属性を、地色を伴う文字又は図画領域であると判別する。また、局所連結性比率が第一閾値未満であり、かつ、エッジ強度平均値が第三閾値未満である場合、画像属性を写真領域であると判別する。このため、簡易な判断で、地色を伴う文字又は図画領域と写真領域との判別ができる。
以上のように、本発明によれば、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、か
つ、演算量を低減することができる画像判別装置を構成することができる。また、メモリの容量を低減することにより、コストを低減することができる。
以上、本発明に係る画像判別装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
たとえば、本実施の形態では、画像属性判別部123は、活字領域、手書き領域、地色を伴う文字又は図画領域、及び写真領域の4種類の画像属性を判別することとした。しかし、文字領域か否かの判別のみを行いたい場合は、画像属性判別部123は、局所連結性比率のみを用いて、活字領域又は手書き領域か、地色を伴う文字若しくは図画領域又は写真領域かの2種類の画像属性を判別することにしてもよい。
また、本実施の形態では、画像属性判別部123は、活字領域、手書き領域、地色を伴う文字又は図画領域、及び写真領域の4種類の画像属性を判別することとした。しかし、判別する画像が文字領域のみであると判明している場合は、画像属性判別部123は、活字領域及び手書き領域の2種類の画像属性のみを判別することにしてもよい。同様に、判別する画像が文字領域でないと判明している場合は、画像属性判別部123は、地色を伴う文字又は図画領域、及び写真領域の2種類の画像属性のみを判別することにしてもよい。
また、本実施の形態では、画像属性判別部123は、局所連結性Hi画素のエッジ強度平均値を算出(図12のS404〜S408)した後に、局所連結性Hi画素及び局所連結性Low画素の画素数の合計が所定の画素数以上か否かを判断(図12のS410)することとした。しかし、画像属性判別部123は、当該エッジ強度平均値を算出(図12のS408)するよりも前、例えば、局所連結性の強度及びエッジ強度を取得(図12のS404)するよりも前に、当該画素数の合計が所定の画素数以上か否かを判断(図12のS410)することにしてもよい。
本発明は、画像判別装置として、特に、画像属性を判別するのに、メモリの容量を低減し、かつ、演算量を低減することができる画像判別装置として、利用することができる。
1、2 ネットワーク複合機
3、4 端末装置
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 モデム
14 NCU
15 操作パネル
16 ディスプレイ
17 スキャナ
18 プリンタ
19 LANI/F
100 画像処理装置
110 原稿記憶部
111 画像データ
120 画像判別装置
121 エッジ算出部
122 局所連結性算出部
123 画像属性判別部
124 データ記憶部
125 エッジデータ
126 局所連結性データ
130 画像処理部

Claims (14)

  1. 画像の種別を示す画像属性を判別する画像判別装置であって、
    画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向の算出を行うエッジ算出部と、
    前記処理単位ごとに、算出された前記エッジ方向に基づいて、周辺の処理単位とのエッジ方向の揃い度合いを示す局所連結性の強度を算出する局所連結性算出部と、
    前記画像の所定数の処理単位からなる属性判別領域ごとに、前記属性判別領域内の処理単位の局所連結性の強度を用いて、前記画像属性を判別する画像属性判別部と
    を備える画像判別装置。
  2. 前記エッジ算出部は、前記画像の前記処理単位ごとに、さらに、エッジ強度の算出を行い、
    前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、さらに、前記属性判別領域内の処理単位のエッジ強度を用いて、前記画像属性を判別する
    請求項1に記載の画像判別装置。
  3. 前記エッジ算出部は、前記画像の前記処理単位ごとに、テンプレート型1次微分フィルタを適用して、前記算出を行う
    請求項1又は2に記載の画像判別装置。
  4. 前記局所連結性算出部は、前記局所連結性を算出する対象の処理単位である対象処理単位のエッジ方向に垂直方向に隣接する両側の処理単位を前記周辺の処理単位として、前記対象処理単位のエッジ方向と前記周辺の処理単位のエッジ方向との揃い度合いを、前記対象処理単位の局所連結性の強度として算出する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像判別装置。
  5. 前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記局所連結性の強度が高い処理単位の数と前記局所連結性の強度が低い処理単位の数との比率を用いて、前記画像属性を判別する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像判別装置。
  6. 前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記局所連結性の強度が高い処理単位の数を前記局所連結性の強度が低い処理単位の数で除した値である局所連結性比率が、所定の第一閾値以上である場合、前記画像属性を文字領域であると判別する
    請求項5に記載の画像判別装置。
  7. 前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記局所連結性比率が前記第一閾値未満である場合、前記画像属性を、地色を伴う文字若しくは図画領域、又は写真領域であると判別する
    請求項6に記載の画像判別装置。
  8. 前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、前記属性判別領域内の処理単位のうち、前記局所連結性の強度が高い処理単位のエッジ強度の平均値であるエッジ強度平均値を用いて、前記画像属性を判別する
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像判別装置。
  9. 前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、
    前記局所連結性の強度が高い処理単位の数を前記局所連結性の強度が低い処理単位の数で除した値である局所連結性比率が、所定の第一閾値以上であり、かつ、前記エッジ強度
    平均値が所定の第二閾値以上である場合、前記画像属性を活字領域であると判別し、
    前記局所連結性比率が前記第一閾値以上であり、かつ、前記エッジ強度平均値が前記第二閾値未満である場合、前記画像属性を手書き領域であると判別する
    請求項8に記載の画像判別装置。
  10. 前記画像属性判別部は、前記画像の前記属性判別領域ごとに、
    前記局所連結性の強度が高い処理単位の数を前記局所連結性の強度が低い処理単位の数で除した値である局所連結性比率が、所定の第一閾値未満であり、かつ、前記エッジ強度平均値が所定の第三閾値以上である場合、前記画像属性を、地色を伴う文字又は図画領域であると判別し、
    前記局所連結性比率が前記第一閾値未満であり、かつ、前記エッジ強度平均値が前記第三閾値未満である場合、前記画像属性を写真領域であると判別する
    請求項8に記載の画像判別装置。
  11. 画像の種別を示す画像属性を判別する画像判別装置であって、
    画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向とエッジ強度との算出を行うエッジ算出部と、
    前記処理単位ごとに、算出された前記エッジ方向に基づいて、周辺の処理単位とのエッジ方向の揃い度合いを示す局所連結性の強度を算出する局所連結性算出部と、
    前記画像の所定数の処理単位からなる属性判別領域ごとに、前記属性判別領域内の処理単位の局所連結性の強度から算出されるエッジ強度を用いて、前記画像属性を判別する画像属性判別部と
    を備える画像判別装置。
  12. 前記画像属性判別部は、前記画像を複数に分割したブロックを前記属性判別領域として、前記属性判別領域ごとに、前記画像属性を判別する
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像判別装置。
  13. 画像の種別を示す画像属性を画像判別装置が判別する方法であって、
    画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向の算出を行うエッジ算出ステップと、
    前記処理単位ごとに、算出された前記エッジ方向に基づいて、周辺の処理単位とのエッジ方向の揃い度合いを示す局所連結性の強度を算出する局所連結性算出ステップと、
    前記画像の所定数の処理単位からなる属性判別領域ごとに、前記属性判別領域内の処理単位の局所連結性の強度を用いて、前記画像属性を判別する画像属性判別ステップと
    を含む画像判別方法。
  14. 画像の種別を示す画像属性を判別するためのプログラムであって、
    画像の所定数の画素からなる処理単位ごとに、エッジ方向の算出を行うエッジ算出ステップと、
    前記処理単位ごとに、算出された前記エッジ方向に基づいて、周辺の処理単位とのエッジ方向の揃い度合いを示す局所連結性の強度を算出する局所連結性算出ステップと、
    前記画像の所定数の処理単位からなる属性判別領域ごとに、前記属性判別領域内の処理単位の局所連結性の強度を用いて、前記画像属性を判別する画像属性判別ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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