JP2010074342A - 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010074342A
JP2010074342A JP2008237524A JP2008237524A JP2010074342A JP 2010074342 A JP2010074342 A JP 2010074342A JP 2008237524 A JP2008237524 A JP 2008237524A JP 2008237524 A JP2008237524 A JP 2008237524A JP 2010074342 A JP2010074342 A JP 2010074342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
specific
area
specific image
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008237524A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ito
篤 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2008237524A priority Critical patent/JP2010074342A/ja
Priority to US12/357,802 priority patent/US8477988B2/en
Priority to CN2009101264913A priority patent/CN101677351B/zh
Priority to KR1020090024329A priority patent/KR101224936B1/ko
Priority to AU2009202451A priority patent/AU2009202451B2/en
Priority to EP09163391A priority patent/EP2166741A1/en
Publication of JP2010074342A publication Critical patent/JP2010074342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/0084Determining the necessity for prevention
    • H04N1/00843Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote
    • H04N1/00846Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote based on detection of a dedicated indication, e.g. marks or the like
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/00856Preventive measures
    • H04N1/00875Inhibiting reproduction, e.g. by disabling reading or reproduction apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/203Simultaneous scanning of two or more separate pictures, e.g. two sides of the same sheet
    • H04N1/2032Simultaneous scanning of two or more separate pictures, e.g. two sides of the same sheet of two pictures corresponding to two sides of a single medium
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/70Arrangements for image or video recognition or understanding using pattern recognition or machine learning
    • G06V10/74Image or video pattern matching; Proximity measures in feature spaces
    • G06V10/75Organisation of the matching processes, e.g. simultaneous or sequential comparisons of image or video features; Coarse-fine approaches, e.g. multi-scale approaches; using context analysis; Selection of dictionaries
    • G06V10/751Comparing pixel values or logical combinations thereof, or feature values having positional relevance, e.g. template matching

Abstract

【課題】原稿の他方の面に裏写りが起こる特定画像領域を抽出する場合において、他方の面に裏写り以外の画像と特定画像領域とが重畳しているときでも、原稿から特定画像領域を抽出することができる。
【解決手段】原稿の表面及び裏面を読み取って得られた読取画像データを取得し、該読取画像データの表面と裏面との相対する位置に存在する局所領域の各々における色相、明度、及び彩度の少なくとも1つの表面と裏面との相違量が、予め定められた範囲内にある局所領域の各々を特定画像領域として抽出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
下記特許文献1には、表面に存在する特定画像を判定して出力制御する画像処理装置が開示されている。この画像処理装置は、まず、原稿の表面、裏面の各々の画像を読み取り、裏面に地肌色以外の画像が存在するか否かを粗判定し、地肌色以外の画像が存在した場合に、その画像が表面に存在するスタンプ等の特定画像が写り込んだ画像であるか否かを判断する。この判断は、その画像が概ね円形の画像であるか否かを判断すること等により行われる。更に、この画像処理装置は、裏面に写り込み画像があると判断した場合には、裏面の写り込み画像の背面側位置における表面の画像と登録画像とを比較し、一致すれば該特定の画像の出力を制限するようにしている。
特開2006−140762号公報
本発明は、表裏両面に、原稿の他方の面に裏写りが起こる特定画像領域を抽出する場合において、他方の面に裏写り以外の画像と特定画像領域とが重畳しているときでも、原稿から特定画像領域を抽出することができる画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1の発明の画像処理装置は、原稿の表面及び裏面を読み取って得られた読取画像データを取得する読取画像取得手段と、前記読取画像データの前記表面と裏面との相対する位置に存在する局所領域の各々における色相、明度、及び彩度の少なくとも1つの表面と裏面との相違量が、予め定められた範囲内にある局所領域の各々を特定画像領域として抽出する特定画像領域抽出手段と、を備えている。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、前記表面及び裏面の前記特定画像領域の各々の明度、前記表面及び裏面の前記特定画像領域の各々の彩度、及び前記表面及び裏面の前記特定画像領域の各々を前景色を有する前景色領域と背景色を有する背景色領域とに分割したときの前景色領域及び背景色領域の少なくとも一方の面積、の少なくとも1つに基づいて、裏写りを発生させた画像が存在する面を判定する判定手段を更に備えている。
請求項3の発明は、請求項2記載の画像処理装置において、前記判定手段で判定された面から抽出された前記特定画像領域の画像を、予め定められた画像と照合する照合手段を更に備えている。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2記載の画像処理装置において、前記特定画像領域の画像を、予め定められた第1画像、及び前記第1画像の左右が反転した第2画像の少なくとも一方と照合する照合手段を更に備えている。
請求項5の発明は、請求項3または請求項4記載の画像処理装置において、前記照合手段は、前記特定画像領域のデータを二値化又は特定の色に限定して限定色化したデータの画像を、前記第1画像及び第2画像の少なくとも一方と照合する。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記特定画像領域抽出手段は、前記読取画像データが表す画像の特徴を示す特徴情報に応じて色相、明度、及び彩度の3つの属性から少なくとも1つの属性を選択し、前記読取画像データの表面と裏面との相対する位置に存在する局所領域の各々における前記選択した属性の表面と裏面との相違量が、予め定められた範囲内にある局所領域の各々を特定画像領域として抽出する。
請求項7の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記特定画像領域抽出手段は、前記読取画像データから背景色及び前記原稿の地色の少なくとも一方のデータを除いたデータに基づいて前記特定画像領域を抽出する。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記読取画像データに含まれる背景色のデータに基づいて、前記読取画像データに含まれる前景色のデータの補正を行う色補正手段を更に備え、前記特定画像領域抽出手段は、前記色補正手段で色補正された後の読取画像データに基づいて前記特定画像領域を抽出する。
請求項9の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記特定画像抽出手段で抽出された特定画像領域に対して、予め定められた面積以下の領域を除き、かつ該予め定められた面積を超える領域を残す画像処理を行うことにより前記特定画像領域を補正する領域補正手段を更に備えている。
請求項10の発明は、請求項9記載の画像処理装置において、前記領域補正手段は、前記画像処理として、前記特定画像領域のデータを平滑化する平滑化処理を行い、該平滑化処理後のデータを二値化する二値化処理を行い、該二値のうち一方の値で表された部分を膨張させた後に収縮させる膨張収縮処理を行う。
請求項11の発明は、請求項9記載の画像処理装置において、前記領域補正手段は、前記画像処理として、前記特定画像領域のデータを平滑化効果のある縮小方法により縮小する縮小処理を行い、該縮小処理後のデータを二値化する二値化処理を行い、該二値のうち一方の値で表された部分を拡大する拡大処理を行う。
請求項12の発明は、請求項9記載の画像処理装置において、前記領域補正手段は、前記画像処理として、前記特定画像領域のデータを複数の画素が連結した連結成分毎に分割する分割処理を行い、該連結成分から、連結成分を構成する画素数、寸法、及び連結成分に外接する外接矩形の面積の少なくとも1つが予め定められた閾値以上の連結成分のデータを抽出する抽出処理を行い、該抽出された連結成分のデータを膨張させた後に収縮させる膨張収縮処理を行う。
請求項13の発明の画像形成装置は、請求項3〜請求項5のいずれか1項記載の画像処理装置と、前記読取画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記画像形成手段の画像形成を制御する制御手段と、を備えている。
請求項14の発明は、コンピュータを、原稿の表面及び裏面を読み取って得られた読取画像データを取得する読取画像取得手段、及び前記読取画像データの表面と裏面との相対する位置に存在する局所領域の各々における色相、明度、及び彩度の少なくとも1つの表面と裏面との相違量が、予め定められた範囲内にある場合には、前記局所領域の各々を特定画像領域として抽出する特定画像領域抽出手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、原稿の他方の面に裏写りが起こる特定画像領域を抽出する場合において、他方の面に裏写り以外の画像と特定画像領域とが重畳しているときでも、原稿から特定画像領域を抽出することができる。
請求項2の発明によれば、裏写りを発生させた画像が存在する面を判定できる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、照合処理を高速に行うことができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、照合処理を高速に行うことができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、照合処理を高速に行うことができる。
請求項6の発明によれば、読取画像の特徴情報に応じた属性を用いて特徴画像領域の抽出を行うことができる。
請求項7の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、特徴画像領域の抽出精度が上がる。
請求項8の発明によれば、特定画像の背景が有色である場合に、特徴画像領域の抽出を行うことができる。
請求項9の発明によれば、小さな面積の領域を除き、大きな面積の領域を含む領域を特定画像領域として抽出できる。
請求項10の発明によれば、小さな面積の領域を除き、大きな面積の領域を含む領域を特定画像領域として抽出できる。
請求項11の発明によれば、小さな面積の領域を除き、大きな面積の領域を含む領域を特定画像領域として抽出できる。
請求項12の発明によれば、小さな面積の領域を除き、大きな面積の領域を含む領域を特定画像領域として抽出できる。
請求項13の発明によれば、原稿の他方の面に裏写りが起こる特定画像領域を抽出する場合において、他方の面に裏写り以外の画像と特定画像領域とが重畳しているときでも、原稿から特定画像領域を抽出することができる。
請求項14の発明によれば、原稿の他方の面に裏写りが起こる特定画像領域を抽出する場合において、他方の面に裏写り以外の画像と特定画像領域とが重畳しているときでも、原稿から特定画像領域を抽出することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置10の概略構成を示すブロック図である。画像処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)12、RAM(Random Access Memory)14、ROM(Read Only Memory)16、I/O(入出力)インタフェース18、通信インタフェース20を備え、それらはバス22を介して相互に接続されている。
I/Oインタフェース18には、CD−ROMドライブ24、FD(フレキシブルディスク)ドライブ28、及びHDD(ハードディスクドライブ)32が接続されている。CD−ROMドライブ24は、可搬型記録媒体であるCD−ROM26からデータを読み出す。FDドライブ28は、可搬型記録媒体であるFD30に対してデータを読み書きする。またHDD32は、内蔵されたハードディスクに対してデータを読み書きする。
また、I/Oインタフェース18には、利用者の操作により様々な情報を入力するためのキーボード34、CPU12からの指示により画像等の情報を表示するディスプレイ38に表示された画像上の任意の位置を利用者が指定することにより指示入力するポインティングデバイス36が接続されている。なお、ここでは、入力デバイスとしてキーボード34やポインティングデバイス36を設けた構成としたが、ディスプレイ38がタッチパネルディスプレイであれば、ディスプレイ38を入力デバイスとして用いるようにしてもよく、特に入力デバイスをキーボード34やポインティングデバイス36に限定するものではない。
また、I/Oインタフェース18には、原稿の画像を読み取るスキャナ40が接続されている。CPU60は、I/Oインタフェース18を介してスキャナ40に原稿の画像を読み取る動作を指示したり、スキャナ40で読み取られた画像データを取得してRAM14に記憶したりする。
また、通信インタフェース20は、通信回線やLAN等のネットワークに接続されている。画像処理装置10は、通信インタフェース20を介して、該ネットワークに接続された他の端末と相互に情報をやりとりする。
CPU12は、ROM16やHDD32等に記憶されたプログラム(後述する特定画像判定処理プログラムを含む)を実行する。RAM14は、通信インタフェース20を介して他の端末から入力された画像データ、スキャナ40等から入力された画像データ、新たに生成した画像データ等々、様々な画像データを一時記憶するためのフレームメモリとして利用される他、プログラム実行時のワークメモリとしても利用される。
なお、CPU12が実行するプログラムが記憶される記録媒体は、上記ROM16やHDD32等に限定されず、CD−ROMドライブ24やFDドライブ28であってもよいし、例えば、図示は省略するが、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの可搬型記録媒体や画像処理装置10の外部に備えられたHDD等の記憶装置等であってもよく、さらにまたネットワークを介して接続されたデータベース、或いは他のコンピュータシステム並びにそのデータベースや、更に電気通信回線上の搬送波のような伝送媒体であってもよい。
本実施の形態の画像処理装置10は、原稿を読み取って得られた画像から特定画像領域を抽出する処理を含む特定画像判定処理を行う。
原稿の一方の面に例えば捺印やスタンプ、ペン等により画像を記録した場合に、他方の面に該一方の面に記録した画像の写り込み(裏写り)が発生する。本実施の形態では、一方の面に記録され他方の面に裏写りを発生させた画像(以下、特定元画像と呼称)と、その裏写り画像とを総称して特定画像と呼称する。従って、特定画像には、例えば原稿に印刷した印刷画像のように裏写りしない画像は含まれない。特定画像領域を抽出する処理では、表裏両面から特定画像領域が抽出される。抽出処理の詳細は後述する。
なお、本実施の形態において、特定元画像は、原稿の表面、裏面に関わりなく、一方の面に記録され他方の面に裏写りを発生させた画像をいい、原稿の表面に記録された画像であってもよいし、裏面に記録された画像であってもよい。また、裏写り画像も、原稿の表面、裏面に関わりなく、一方の面に記録された特定元画像が他方の面に写り込んだ画像であって、原稿の表面に裏写りした画像であってもよいし、裏面に裏写りした画像であってもよい。
また、特定画像領域を抽出する原稿としては、例えば、表裏両面に、特定画像以外の画像(例えば、印刷画像)が存在する原稿であって、一方の面に特定元画像が存在し、他方の面に裏写り画像が存在する原稿であってもよい。また、一方の面に特定画像以外の画像及び特定元画像が存在し、他方の面に裏写り画像が存在する原稿であってもよいし、一方の面に特定元画像が存在し、他方の面に特定画像以外の画像及び裏写り画像が存在する原稿であってもよい。また、表裏両面に特定画像以外の画像が存在しない原稿であって、一方の面に特定元画像が存在し、他方の面に裏写り画像が存在する原稿であってもよい。
以下、本実施の形態に係る画像処理装置10で行われる特定画像判定処理について説明する。
図2は、CPU12が実行する特定画像判定処理プログラムのメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、CPU12は、処理対象の原稿の表裏両面を読み取って得られた画像(以下、読取画像と呼称)の各々の画像データを取得する。この読取画像の画像データは、画像処理装置10に装備されたスキャナ40で原稿の表裏を読み取って得られた画像データであってもよいし、通信インタフェース20を介して外部端末から入力された画像データであってもよいし、CD−ROM26やFD30等の記憶媒体に格納された画像データであってもよい。CPU12は、取得した画像データをRAM14やHDD32に記憶する。なお、以下では、該取得した読取画像の画像データを読取画像データと呼称する。
図4(A)に、読取画像の一例を示す。同図に示されるように、表面及び裏面のそれぞれに文字情報が印刷されており、表面には捺印がなされ(「印」を○で囲んだ画像)、裏面には表面の捺印(特定元画像)の印影(裏写り画像)がある。
ステップ120では、CPU12は、表面及び裏面の各々の読取画像データに基づいて特定画像領域抽出処理を行う。より具体的には、CPU12は、表面及び裏面の各読取画像を複数の局所領域に分割し、表面及び裏面の相対する位置に存在する局所領域の画像を比較し、色相、明度、及び彩度の表面と裏面との相違量が、予め定められた範囲内にある局所領域を特定画像領域として抽出する。なお、局所領域は、予め定められた小さな領域をいい、例えば、縦横の画素数が予め定められた画素数以下の矩形領域であってもよいし、面積が予め定められた画素数以下の領域であってもよいし、1画素の領域であってもよい。
局所領域が1画素ではなく複数画素を有する場合には、色相、明度、及び彩度の各々の代表値(平均値や中央値、最頻値など)を求め、この代表値の表裏間の相違量から判定する。なお、相違量は、差であってもよいし、比であってもよい。
また、本実施の形態では、原稿が印刷される前のもともとの用紙の色(地色)を白として設定しており、白については特定画像領域から除外するものとする。
CPU12は、表面及び裏面の読取画像全体について各局所領域毎に上記処理を行い、特定画像領域と、それ以外の非特定画像領域とを区別して表した表裏両面の画像の画像データを、領域画像データとしてRAM14に記憶する。
例えば、読取画像における特定画像領域の画素を特定の色に置き換え、非特定画像領域の画素を該特定の色とは異なる色の画素に置き換えた画像の画像データを、領域画像データとしてRAM14に記憶するようにしてもよい。以下では、特定画像領域の画素を黒色の画素に置き換え、非特定画像領域の画素を白色の画素に置き換えた画像の画像データを領域画像データとする場合を例に挙げて説明する。
図4(B)に、特定画像抽出結果の一例を示す。黒色で示した部分が特定画像領域である。なお、表面及び裏面の相対する位置に、色相、明度、及び彩度の表面と裏面との相違量が予め定められた範囲内にある画像が印刷されていると(図4(A)も参照。)、特定画像抽出処理において捺印部分等の特定画像以外にこの印刷部分も特定画像領域として抽出されてしまう。図中、捺印部分の周囲に点在する小さな特定画像領域が、印刷情報部分から抽出された特定画像領域である。
次に、ステップ140で、CPU12は、領域補正処理を行う。領域補正処理は、上記抽出した特定画像領域を補正する処理をいう。
図3(A)は、CPU12が実行する領域補正処理の具体例を示すフローチャートである。
ステップ200で、CPU12は、RAM14に記憶された表面及び裏面各々の領域画像データが示す特定画像領域に対して、平滑化処理を施す。これにより、図4(C)に示すように、画像の濃度変化が滑らかになり、ぼやけた画像になる。また、特定画像領域のうち、特に面積の小さな特定画像領域は全体的に薄くぼやけた状態となる。
ステップ202では、CPU12は、上記平滑化処理を施した表面及び裏面各々の画像データに対して、閾値を用いた二値化処理を施す。図4(D)に、二値化処理結果を示す。
同図に示すように、平滑化処理前における面積の小さな特定画像領域は除去され、面積の大きな特定画像領域は残存する。平滑化の程度を決定する平滑化パラメータ、及び二値化で使用する閾値の大きさにより、除去される特定画像領域の面積及び残存させる特定画像領域の面積が定められる。この平滑化パラメータや閾値は予め設定しておいてもよいし、原稿に印刷された印刷情報や想定される特定画像の種類、原稿を読み取って得られた読取画像の特徴等に応じて決定してもよい。
以下では、二値の一方で表される濃度の高い部分を黒部分、二値の他方で表される濃度の低い部分を白部分と呼称するが、本発明は、二値を特に黒白に限定するものではない。
ステップ204では、CPU12は、二値化処理後の表面及び裏面各々の画像データに対して、二値の一方の値を有する部分を膨張及び収縮させる膨張縮小処理を行う。本実施の形態では、特定画像領域の画素を黒色の画素に置き換え、非特定画像領域の画素を白色の画素に置き換えた画像の画像データを領域画像データとして用いているため、濃度が高い黒部分を膨張及び収縮させるように予め設定されている。
具体的には、まず、CPU12は、二値化処理した画像データが示す画像の黒部分を予め定められた画素数分だけ膨張させる膨張処理を行う。次に、CPU12は、膨張処理後の画像データに対して、上記膨張させた画素数分だけ黒部分を収縮させる収縮処理を施す。膨張収縮処理結果の一例を図4(E)に示す。隙間があいて離間していた黒部分が膨張によって互いに連結された場合には、収縮させてもその連結部分は消滅しない。図4(E)に示す例では、離間していた黒部分が膨張によって連結され、膨張収縮前に存在した黒部分の隙間(細かい白部分)が埋まった状態となっている。なお、膨張処理で膨張させる画素数と収縮処理で収縮させる画素数をここでは同一としたが、本発明はこれに限定されず、略同一であれば多少異なっても良い。
ステップ206では、CPU12は、膨張収縮処理後の表面及び裏面各々の画像データが示す黒部分を、補正後の特定画像領域とし、該補正後の表面及び裏面各々の特定画像領域を示す情報を、RAM14に記憶する。
図4(F)は、補正前の特定画像領域と補正後の特定画像領域とを重畳して図示したものである。黒部分は補正前の特定画像領域を示し、破線内部の網点で示された部分は補正後の特定画像領域を示している。
なお、図3(A)に示す領域補正処理に代えて、図3(B)や図3(C)に示す領域補正処理を行うようにしてもよい。
ここで、図3(B)に示す領域補正処理について説明する。
ステップ220では、CPU12は、RAM14に記憶された表面及び裏面各々の領域画像データに対して、特定画像領域を縮小する縮小処理を施す。ここでは、平滑効果のある縮小処理が施される。平滑効果のある縮小処理は、例えば、投影法や4点補間法や16点補間法等の縮小処理をいう。この縮小処理により、特定画像領域及び非特定画像領域の双方の細かい小さな部分が消滅する。
ステップ222では、CPU12は、上記縮小処理を施した表面及び裏面各々の画像データに対して、閾値を用いた二値化処理を施す。ここでも、二値化処理の結果、二値のいずれか一方で表される濃度の高い部分を黒部分、二値の他方で表される濃度の低い部分を白部分と呼称するが、本発明では、二値を特に黒白に限定するものではない。
ステップ224では、CPU12は、二値化処理した表面及び裏面各々の画像データに対して、黒部分が元の大きさに戻るように黒部分を拡大する拡大処理を施す。
ステップ226では、CPU12は、拡大処理後の黒部分を補正後の特定画像領域とし、該補正後の表面及び裏面各々の特定画像領域を示す情報を、RAM14に記憶する。
次に、図3(C)に示す領域補正処理について説明する。
ステップ240では、CPU12は、RAM14に記憶された表面及び裏面各々の領域画像データが示す画像を、連結成分毎に領域分割する。ここで、連結成分とは、特定画像領域の画素が連なった部分をいう。図4(B)に示す特定画像領域の場合、○部分、○部分の中にある漢字「印」の左側部分、右側部分、及び○部分の周囲に配置された小さなノイズ部分5箇所で、合計8つの連結成分に分割される。
ステップ242では、CPU12は、複数の連結成分のうち、連結画素数(連結成分を構成している画素数)、寸法(縦寸法、横寸法、及び縦横寸法のいずれか)、及び外接矩形の面積の少なくとも1つが予め定められた閾値以上の連結成分を抽出する。
ステップ244では、CPU12は、抽出した連結成分以外の連結成分の画素を非特定画像領域を示す画素に置き換えた画像の画像データに対して、該抽出した連結成分を膨張させる膨張処理を施した後、該抽出した連結成分を収縮させる収縮処理を施す。
ステップ246では、CPU12は、上記処理の結果、特定画像領域として残存する部分を補正後の特定画像領域とし、該補正後の表面及び裏面各々の特定画像領域を示す情報を、RAM14に記憶する。
領域補正処理終了後、ステップ160では、CPU12は、特定画像領域の抽出結果に基づいて、特定画像領域における特定画像の有無を出力する。具体的には、特定画像領域が予め定められた閾値以上の寸法(縦寸法、横寸法、縦横寸法のいずれか)、或いは予め定められた閾値以上の面積、或いは予め定められた閾値以上の画素数を有していれば、処理対象の原稿に捺印などの特定画像が存在する、という旨の通知を、予め定められた閾値未満であれば、特定画像は存在しない、という旨の通知を出力する。出力方法は特に限定されず、例えば、ディスプレイ38に表示してもよいし、通信インタフェースを介して他の処理装置に送信してもよいし、不図示のプリンタ等で印刷してもよい。即座に該通知が使用されない場合には、HDD32等の記憶装置に出力して記憶しておくようにしてもよい。
なお、特定画像有りの通知を出力する場合に、更に、上記抽出された特定画像領域を示す情報も出力するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、特定画像の有無を判定してその判定結果を出力する場合を例に挙げて説明したが、特定画像領域の抽出結果をそのまま出力するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ステップ120で抽出した特定画像領域を補正する補正処理をステップ140で行う場合を例に挙げて説明したが、ステップ140での補正処理を省略してもよい。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、特定画像の有無を通知するだけでなく、特定画像が有ると判定した場合に、更に特定画像のうち特定元画像が表面及び裏面の何れに存在するのかを判定して通知する画像処理装置について説明する。
本実施の形態の画像処理装置は、第1の実施の形態の画像処理装置10と同じ構成であるため、説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係る特定画像判定処理プログラムのメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。ここで、図2と同一の符号を付したステップは、図2と同一の処理を行うものとして説明を省略する。
ステップ100〜ステップ140までの処理の後、CPU12は、ステップ170で、特定画像領域の抽出結果に基づいて、特定画像の有無を判断する。判断方法は、第1の実施の形態のステップ160と同様に行う。CPU12は、処理対象の原稿に捺印などの特定画像が存在すると判断した場合には(ステップ170、Y)、ステップ172に移行する。
ステップ172では、CPU12は、ステップ140で求められた特定画像領域を対象として、表面及び裏面の相対する位置に存在する局所領域を比較し、特定元画像が存在する特定元画像存在面を判定する。
例えば、表面及び裏面の相対する位置に存在する局所領域の各々について、明度を比較し、相対的に明度が高い局所領域が多く存在する面を特定元画像存在面と判定するようにしてもよい。
また、表面及び裏面の相対する位置に存在する局所領域の各々について、彩度を比較し、相対的に彩度が高い局所領域が多く存在する面を特定元画像存在面と判定するようにしてもよい。
さらにまた、表面及び裏面の相対する位置に存在する局所領域の各々について、明度及び彩度の双方を比較し、相対的に明度及び彩度が高い局所領域が多く存在する面を特定元画像存在面と判定するようにしてもよい。
さらにまた、各画素の明度及び彩度の少なくとも一方の代表値(平均値や中央値)を表面及び裏面毎に求め、この代表値を比較して、値の高い方の面を特定元画像存在面と判定するようにしてもよい。
また、表面及び裏面の特定画像領域の画像データの各々を、浮動二値化法により二値化して、濃度の高い部分を前景領域とし、濃度の低い部分を背景領域として分割し、前景領域の面積の大きい方(または背景領域の面積の小さい方)を特定元画像存在面と判定するようにしてもよい。また、例えば、原稿の地色が既知の場合には(或いは地色を検出して)、該地色を含む予め定められた範囲内の色を有する領域を背景領域とし、それ以外の領域を前景領域として面積を比較してもよい。
特定元画像存在面は、明度、彩度、及び前景領域の面積の少なくとも1つを比較して判定すればよく、全てを比較して判定してもよいし、このうち2つを比較して判定してもよいし、特に限定されない。
ステップ174では、CPU12は、ステップ172で判定した特定元画像存在面を示す情報を出力する。出力方法は特に限定されず、例えば、ディスプレイ38に表示してもよいし、通信インタフェースを介して他の処理装置に送信してもよいし、不図示のプリンタ等で印刷してもよい。即座に該情報が使用されない場合には、HDD32等の記憶装置に出力して記憶しておくようにしてもよい。
なお、特定元画像存在面と共に、上記抽出された特定画像領域を示す情報についても出力するようにしてもよい。
一方、ステップ170で、特定画像は存在しないと判断した場合には(ステップ170、N)、ステップ176に移行する。
ステップ176では、CPU12は、特定画像無しの通知を出力する。出力方法は、ステップ174と同様、特に限定されず、例えば、ディスプレイ38に表示してもよいし、通信インタフェースを介して他の処理装置に送信してもよいし、不図示のプリンタ等で印刷してもよい。即座に該通知が使用されない場合には、HDD32等の記憶装置に出力して記憶しておくようにしてもよい。
なお、本実施の形態においても、ステップ120で抽出した特定画像領域を補正する補正処理(ステップ140)を省略してもよい。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、特定画像の有無、特定元画像存在面、及び特定画像の種類を判定する画像処理装置について説明する。
本実施の形態の画像処理装置は、第1の実施の形態の画像処理装置10と同じ構成であるため、説明を省略する。ただし、本実施の形態のHDD32やROM16には、予め定められた複数種類の特定画像の画像データが記憶されている。なお、本実施の形態では、特定画像のうち特定元画像の画像データが登録されているものとする。以下、登録されている特定画像を登録特定画像と呼称する。また、原稿に実際に記録されている特定元画像の画像データと区別するため、登録されている特定元画像の画像データを、登録画像データと呼称する。
図6は、本実施の形態に係る特定画像判定処理プログラムのメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。ここで、図2と同一の符号を付したステップは、図2と同一の処理を行うものとして説明を省略する。
ステップ100〜ステップ140までの処理により、図7(A)に示す表裏両面の読取画像データから、表裏各々について、図7(B)に示すように、特定画像領域が抽出される。
ステップ170で、CPU12は、特定画像領域の抽出処理結果に基づいて、特定画像の有無を判断する。判断方法は、第1の実施の形態のステップ160と同様に行う。CPU12は、処理対象の原稿に捺印などの特定画像が存在すると判断した場合には(ステップ170、Y)、ステップ180に移行する。
ステップ180では、CPU12は、表面及び裏面の読取画像データの各々を、二値化または限定色化する(図7(C)も参照。)。
なお、限定色化は、予め2以上の特定の色を限定色として設定しておき、処理対象の画素の色を、予め定められた色空間上で処理対象の画素の色に最も近い限定色に変換することをいう。例えば、特定の色を、白、黒、赤の3色とした場合には、読取画像は白、黒、赤の色のみの画像に変換される。
個人の捺印や、スタンプなどの特定画像は、通常、赤や何らかの有彩色であることが多い。従って、読取画像データを限定色化する場合には、登録特定画像が持つ色を限定色として予め設定しておくとよい。
なお、以下では、表面及び裏面の読取画像データの各々を二値化して処理する場合について説明する。
ステップ182では、CPU12は、登録画像データを読み出し、表面及び裏面各々の読取画像データのうちステップ140で求められた特定画像領域を対象にして、登録画像データとのパターンマッチング(照合処理)を行う(図7(C)及び(D)も参照。)。このパターンマッチング処理により各登録特定画像毎に類似度が求められる。なお、パターンマッチング処理は周知技術であるため、詳細な説明は省略する。
ステップ184では、CPU12は、パターンマッチングの結果から、原稿に存在する特定画像の種類及び特定元画像存在面を判定する。
例えば、CPU12は、最も高い類似度が求められたパターンマッチング処理でマッチング画像として用いられた登録特定画像の種類を、原稿に存在する特定画像の種類と判定する。また、CPU12は、最も高い類似度が、表面の特定画像領域に存在する画像とのパターンマッチング処理で求められた類似度である場合には、特定元画像存在面が「表面」であると判定する。また、CPU12は、最も高い類似度が、裏面の特定画像領域に存在する画像とのパターンマッチング処理で求められた類似度である場合には、特定元画像存在面が「裏面」であると判定する。
なお、CPU12は、類似度の全てが予め定められた値以下であった場合には、上記判定はせずに、原稿に何らかの特定画像は存在するが、予め登録された登録特定画像ではないと判定する。或いは原稿に特定画像は存在しないと判定してもよい。
CPU12は、上記判定結果をRAM14に記憶しておく。
ステップ186では、CPU12は、ステップ182でRAM14に記憶した判定結果(特定元画像存在面及び特定画像の種類)を出力する。出力方法は特に限定されず、例えば、ディスプレイ38に表示してもよいし、通信インタフェースを介して他の処理装置に送信してもよいし、不図示のプリンタ等で印刷してもよい。即座に該判定結果が使用されない場合には、HDD32等の記憶装置に出力して記憶しておくようにしてもよい。
なお、上記判定結果と共に、上記特定画像領域抽出処理において抽出された特定画像領域を示す情報についても出力するようにしてもよい。
一方、ステップ170で、特定画像は存在しないと判断した場合には(ステップ170、N)、ステップ188に移行する。
ステップ188では、CPU12は、特定画像無しの通知を出力する。出力方法は、ステップ186と同様、特に限定されず、例えば、ディスプレイ38に表示してもよいし、通信インタフェースを介して他の処理装置に送信してもよいし、不図示のプリンタ等で印刷してもよい。即座に該通知が使用されない場合には、HDD32等の記憶装置に出力して記憶しておくようにしてもよい。
なお、本実施の形態では二値化処理した後に、表面及び裏面の各々の特定画像領域を対象としてパターンマッチングを行う例について説明したが、二値化処理せずにパターンマッチングを行ってもよい。
また、本実施の形態では、複数種類の特定画像を登録しておく例について説明したが、1種類であってもよい。登録特定画像が1種類の場合には、特定画像の種類を判定するのではなく、登録特定画像が原稿に存在するか否かを判定するようにしてもよい。
また、ステップ180の二値化処理や限定色化処理は、ステップ182のパターンマッチング処理より前であれば、どの時点で行ってもよい。また、特定画像領域の抽出処理や補正処理と同時並行して行ってもよい。
また、本実施の形態では、ステップ180の二値化或いは限定色化処理を読取画像全体について行ったが、特定画像領域のみについて行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、表面及び裏面の双方の読取画像の特定画像領域を対象としてパターンマッチングを行う場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、表面のみを対象としてパターンマッチングを行うようにしてもよい。以下、このようにパターンマッチングを行う場合について説明する。
この場合には、HDD32やROM16等の記憶手段に、特定元画像の画像データだけでなく、裏写り画像に対応する画像データ(該特定元画像を左右反転させた鏡像画像の画像データ)も登録しておく(図7(E)も参照。)。なお、ここでも、原稿に実際に記録されている特定画像の画像データと区別するため、登録されている特定元画像の画像データを、登録特定元画像データと呼称し、登録されている裏写り画像の画像データを登録裏写り画像データと呼称する。
また、CPU12は、ステップ180の処理に代えて、表面の読取画像データのみ、二値化または限定色化する。
また、CPU12は、ステップ182の処理に代えて、登録特定画像の画像データ(ここでは、登録特定元画像データ及び登録裏写り画像データ)を読み出し、表面の読取画像データのうちステップ140で求められた特定画像領域を対象に、各登録特定画像の各画像データとパターンマッチングを行う。
ステップ184の判定処理では、次のように判定する。CPU12は、最も高い類似度が求められたマッチング処理が、登録特定元画像データとのマッチング処理であった場合には、特定元画像存在面が「表面」であると判定すると共に、該登録特定元画像データに対応する登録特定画像の種類が、原稿に存在する特定画像の種類であると判定する。
また、CPU12は、最も高い類似度が求められたマッチング処理が、登録裏写り画像データとのマッチング処理であった場合には、特定元画像存在面が「裏面」であると判定すると共に、該登録裏写り画像データに対応する登録特定画像の種類が、原稿に存在する特定画像の種類であると判定する。
なお、CPU12は、類似度の全てが予め定められた値以下であった場合には、上記判定はせずに、原稿に何らかの特定画像は存在するが、予め登録された特定画像ではないと判定する。或いは原稿に特定画像は存在しないと判定してもよい。
CPU12は、上記判定結果をRAM14に記憶しておく。
ステップ186の処理は上記実施の形態と同様である。
なお、ここでは、表面のみを対象としてパターンマッチングを行う例について説明したが、裏面のみを対象としてパターンマッチングを行う場合も、上記と同様に行う。
また、特定元画像存在面に押印等された特定元画像ににじみやかすれ等が発生し、マッチングがうまくいかない場合等を考慮して、表裏両面の各々の特定画像領域を対象として、パターンマッチングを行ってもよい。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、特定元画像存在面を判定した後に、該判定した特定元画像存在面に対して登録特定画像とのパターンマッチングを行う画像処理装置について説明する。
本実施の形態の画像処理装置は、第1の実施の形態の画像処理装置10と同じ構成であるため、説明を省略する。
また、本実施の形態の画像処理装置も、第3の実施の形態と同様に、HDD32やROM16には、予め、複数種類の特定画像の画像データ(本実施の形態では、特定元画像の画像データ)が登録されているものとする。なお、登録特定画像の種類は1種類であってもよいが、本実施の形態では複数種類とする。また、原稿に実際に記録されている特定元画像の画像データと区別するため、登録されている特定元画像の画像データを、登録画像データと呼称する。
図8は、本実施の形態に係る特定画像判定処理プログラムのメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。ここで、図2と同一の符号を付したステップは、図2と同一の処理を行うものとして説明を省略する。
ステップ100〜ステップ140までの処理の後、CPU12は、ステップ170で、特定画像領域の抽出結果に基づいて、特定画像の有無を判断する。判断方法は、第1の実施の形態のステップ160と同様に行う。CPU12は、処理対象の原稿に捺印などの特定画像が存在すると判断した場合には(ステップ170、Y)、ステップ172に移行する。
ステップ172では、CPU12は、ステップ140で求められた特定画像領域を対象として、表面及び裏面の相対する位置に存在する局所領域を比較し、特定元画像存在面を判定する。この判定方法は、第2の実施の形態で説明した通りであるため、説明を省略する。
次にステップ190では、CPU12は、ステップ172で特定元画像存在面として判定された面の読取画像データを二値化或いは限定色化する。
ステップ192では、CPU12は、登録画像データを読み出し、特定元画像存在面の読取画像データのうちステップ140で求められた特定画像領域を対象に、登録画像データとのパターンマッチングを行う。
ステップ194では、CPU12は、最も高い類似度が求められたパターンマッチング処理でマッチング画像として用いられた登録特定画像の種類が、原稿に存在する特定画像の種類である判定する。
また、CPU12は、類似度の全てが予め定められた値以下の場合には、上記判定はせずに、原稿に何らかの特定画像は存在するが、予め登録された特定画像ではないと判定する。或いは原稿に特定画像は存在しないと判定してもよい。
CPU12は、上記判定結果をRAM14に記憶しておく。
ステップ196では、CPU12は、ステップ140で判定された特定元画像存在面の判定結果、及びステップ194で判定された特定画像の種類の判定結果を示す情報をRAM14から読み出して出力する。出力方法は特に限定されず、例えば、ディスプレイ38に表示してもよいし、通信インタフェースを介して他の処理装置に送信してもよいし、不図示のプリンタ等で印刷してもよい。即座に該情報が使用されない場合には、HDD32等の記憶装置に出力して記憶しておくようにしてもよい。
なお、特定元画像存在面と共に、上記特定画像領域を示す情報についても出力するようにしてもよい。
一方、ステップ170で、特定画像は存在しないと判断した場合には(ステップ170、N)、ステップ198に移行する。
ステップ198では、CPU12は、特定画像無しの通知を出力する。出力方法は、ステップ196と同様、特に限定されず、例えば、ディスプレイ38に表示してもよいし、通信インタフェースを介して他の処理装置に送信してもよいし、不図示のプリンタ等で印刷してもよい。即座に該通知が使用されない場合には、HDD32等の記憶装置に出力して記憶しておくようにしてもよい。
なお、本実施の形態の変形例として、例えば、特定元画像の画像データだけでなく裏写り画像の画像データについても予め登録しておき、特定元画像存在面に対する特定元画像の画像データとのパターンマッチング処理で求めた類似度が、いずれも予め定められた値以下となってしまった場合に、今度は、特定元画像存在面と反対の面の特定画像領域に存在する画像と、上記予め登録しておいた裏写り画像の画像データとのマッチング処理を行うようにしてもよい。この裏写り画像の画像データとのマッチング処理で、予め定められた値を超える類似度が求められた場合には、その類似度のうち最も高い類似度が求められたマッチング処理のマッチング画像に対応する登録特定画像の種類を、原稿に存在する特定画像の種類として判定する。
[その他変形例]
なお、本発明は上記説明した第1〜第4の実施の形態に限定されない。例えば、上記第1〜4の実施の形態では、常に色相、明度、及び彩度の全てを比較して特定画像領域抽出を行う画像処理装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、読取画像の特徴情報に応じて、色相、明度、及び彩度の少なくとも1つを比較し、特定画像領域抽出を行う画像処理装置であってもよい。
具体的には、例えば、第1〜第4の実施の形態において説明した図2、図5、図6、及び図8のフローチャートに示すステップ120の処理に代えて、図9に示す処理が行われるようにプログラムを設計してもよい。
CPU12は、図2、図5、図6、及び図8のステップ100で、読取画像データを取得後、図9のステップ130で、読取画像データが示す読取画像の特徴情報を取得する。
読取画像の特徴情報は、例えば、読取画像の明度、彩度、色相の少なくとも1つの分布としてもよいし、読取画像が示す原稿の種類(例えば、帳票や請求書などの内容を示す種類、或いはフォーマットなどを示す種類)であってもよい。また、読取画像の特徴情報は、CPU12が読取画像データを解析して取得してもよいし、読取画像データを他の装置で解析させて取得してもよい。また、処理対象の原稿が(特定画像を除いて)白黒印刷のみである場合には、原稿が白黒印刷である旨の特徴情報を予めユーザが登録しておき、これをCPU12が取得してもよい。
ステップ132では、CPU12は、読取画像の特徴情報に応じて、色相、明度、及び彩度の3つの属性から特定画像領域の抽出に用いる属性を選択する。
ステップ134では、CPU12は、表面及び裏面の相対する位置に存在する局所領域の、上記選択した属性の相違量に基づいて特定画像領域抽出処理を行う。
例えば、読取画像の色相分布に基づいて求められた読取画像の有彩色数が1色である場合には、彩度のみを用い、各局所領域における彩度の表面と裏面との相違量が予め定められた範囲内にあるか否かを判定して特定画像領域抽出処理を行うようにしてもよい。
また、例えば、原稿が白黒原稿であること、且つ特定画像の色が特定の有彩色である場合には、彩度のみを用いて上記と同様に特定画像領域抽出処理を行うようにしてもよい。また、この場合、通常、有彩色は黒色より明度値が高いので、明度のみを用いて同様に特定画像領域抽出処理を行うようにしてもよい。
また、例えば、特定画像の色が既知の場合には、色相のみを用いて特定画像領域抽出処理を行うようにしてもよい。また、この場合、色相に明度や彩度を組み合わせて(3つの属性を用いて)上記実施の形態と同様に特定画像領域抽出処理してもよい。
また、例えば、上記いずれの場合にも該当しない場合には、色相のみを用いて判定するようにしてもよいし、3つの属性を用いて上記実施の形態と同様に特定画像領域抽出処理してもよい。
また、ここでは、読取画像の特徴情報に応じて、色相、明度、及び彩度の少なくとも1つを比較して特定画像領域抽出処理を行う例について説明したが、色相、明度、及び彩度の何れを用いて特定画像領域抽出処理を行うかを事前にユーザに設定させるための設定手段を設けても良い。この場合には、CPU12は、該設定手段の設定に応じて、特定画像領域抽出処理を行う。
ステップ134の処理後は、図2、図5、図6、及び図8のステップ140に移行し、上記実施の形態で説明した特定画像領域抽出処理を行う。
また、他の変形例として、図2、図5、図6、及び図8のフローチャートに示すステップ100とステップ120との間に(すなわち、特定画像領域抽出処理の前に)、図10に示す処理を挿入してもよい。
CPU12は、図2、図5、図6、及び図8のステップ100で、読取画像データを取得後、図10のステップ102で、CPU12は、読取画像データに含まれる背景色及び原稿の地色の少なくとも一方を検出する。
具体的には、原稿の地色が既知の場合には、予め定められた色空間において該既知の地色を含む予め定められた範囲内の色を背景色として検出するようにしてもよい。
また、原稿の色分布を解析することによって地色を検出するようにしてもよい。地色の検出は、例えば、読取画像に含まれる色のヒストグラムを生成し、高頻度の色を地色として抽出するようにする。
また、浮動二値化(移動平均法)により、濃度の高い部分を前景領域とし、濃度の低い部分を背景領域として、該背景領域の色を背景色として検出するようにしてもよい。
ステップ104では、CPU12は、上記検出した色を特定画像領域抽出の対象から除外するように設定する。
その後、ステップ120で、CPU12は、上記設定に応じて、上記検出した色を除いて特定画像領域抽出を行う。
また、他の変形例として、図2、図5、図6、及び図8のフローチャートに示すステップ100とステップ120との間に(すなわち、特定画像領域抽出の前に)、図11に示す処理を挿入してもよい。
CPU12は、図2、図5、図6、及び図8のステップ100で、読取画像データを取得後(図12(A)も参照。)、図11のステップ110で、読取画像データに含まれる背景領域の背景色を検出する。ここでは、浮動二値化(移動平均法)により、濃度の高い部分を前景領域として抽出し、前景領域の周辺の背景領域の色を背景色として検出する。
具体的には、CPU12は、上記前景領域に隣接する周辺背景領域から背景色を判定する。例えば、浮動二値化により抽出された前景領域の画素各々について、該画素を中心とする予め定められた範囲内の領域(例えば、図12(C)に示す小ウィンドウの領域。以下、この領域を近傍領域と呼称する)の色を検出するようにしてもよい。また、前景領域を構成する複数の画素が連結した連結成分毎に近傍領域の背景色を検出してもよい。
ステップ112では、CPU12は、背景色に基づいて前景色の色補正を行う。具体的には、上記求めた背景色の白色からの差分を前景領域の色に足しこむ。図12(A)に示すように、背景色が位置によって異なる場合には色補正の補正量も位置に応じて異なってくる。
その後、ステップ120で、CPU12は、上記補正後の読取画像データに対して、同色系判定を行う。
なお、特定画像領域抽出の前に、上記図10と図11の双方の処理を行うようにしてもよい。この場合に、図10の処理と図11の処理のいずれを先に行ってもよく、その処理順は特に問わない。
また、上記第1〜第4の実施の形態及び変形例では、画像処理装置の各機能をソフトウェアにより実現する例について説明したが、ハードウェアにより実現してもよい。
さらにまた、本発明を印刷機能を備えた画像形成装置に適用してもよい。図13は、画像形成装置の概略構成の一例を示すブロック図である。この画像形成装置50は、図1に示した画像処理装置10に、印刷を行うプリンタ52を設けた装置である。プリンタ52は、I/Oインタフェース18に接続され、CPU12からの制御信号に応じて印刷を行う。なお、プリンタ52以外の構成は図1と同様であるため、ここでのこれ以上の説明を省略する。
この画像形成装置10の動作の一例を、図14のフローチャートに示す。
図14に示すフローチャートの各ステップのうち、ステップ100〜ステップ182までの処理は、第3の実施の形態で説明した図6のフローチャートのステップ100〜ステップ182までの処理と同じであるため、説明を省略する。
ステップ200では、CPU12は、パターンマッチングの結果から、原稿に存在する特定画像の種類を判定する。例えば、CPU12は、最も高い類似度が求められたパターンマッチング処理でマッチング画像として用いられた登録特定画像の種類を、原稿に存在する特定画像の種類と判定する。
なお、CPU12は、類似度の全てが予め定められた値以下であった場合には、上記判定はせずに、原稿に何らかの特定画像は存在するが、予め登録された登録特定画像ではないと判定する。或いは原稿に特定画像は存在しないと判定してもよい。
ステップ202で、CPU12は、上記判定した特定画像の種類が、印刷禁止を示す特定画像であるか否かを判断する。印刷禁止を示す特定画像の種類は、予めHDD32等に記憶することにより設定しておく。
ステップ202で、CPU12が、上記判定した特定画像の種類が、印刷禁止を示す特定画像でないと判断した場合、及びステップ170で特定画像が存在しないと判断した場合には、ステップ206で、読取画像データに基づいて画像が形成(印刷)されるように、制御信号及び読取画像データをプリンタ52に出力する。プリンタ52は、制御信号に従い、読取画像データに基づいて印刷処理する。
一方、ステップ202で、CPU12が、上記判定した特定画像の種類が、印刷禁止を示す特定画像であると判断した場合には、原稿に存在する特定画像が印刷されないように読取画像データを補正し、該補正した読取画像データに基づいて印刷されるように制御信号及び補正後の読取画像データをプリンタ52に出力する。プリンタ52は、制御信号に従い、補正後の読取画像データに基づいて印刷処理する。
なお、このような制御だけでなく、例えば、第4の実施の形態で説明したように特定画像の種類を判定して、印刷の制御を行うように画像形成装置50を構成してもよい。また、印刷禁止を示す特定画像であると判定された場合に、特定画像だけでなく読取画像全体が印刷されないように制御し、それ以外の場合には、読取画像データに基づいた印刷が行われるように制御してもよい。
第1〜第4の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 CPUが実行する特定画像判定処理プログラムのメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。 (A)〜(C)の各々は、CPUが実行する特定画像領域抽出処理の具体例を示すフローチャートである。 (A)は、読取画像の一例であり、(B)は、特定画像領域抽出結果の一例であり、(C)〜(F)は、特定画像領域の補正処理の一例を説明する説明図である。 第2の実施の形態に係る特定画像判定処理プログラムのメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る特定画像判定処理プログラムのメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る特定画像判定処理の内容を模式的に説明する説明図である。 第4の実施の形態に係る特定画像判定処理プログラムのメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。 特定画像領域抽出処理の変形例を示す図である。 背景色及び原稿の地色の少なくとも一方を特定画像領域抽出の対象から除外する場合に追加するステップを示した図である。 前景色を背景色で色補正した後に特定画像領域を抽出する場合に追加するステップを示した図である。 背景色を抽出する処理を説明する説明図である。 変形例における画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 変形例における画像形成装置のCPUが実行する印刷制御処理プログラムの流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像処理装置
12 CPU
14 RAM
16 ROM
18 I/Oインタフェース
20 通信インタフェース
22 バス
24 CD−ROMドライブ
28 FDドライブ
34 キーボード
36 ポインティングデバイス
38 ディスプレイ
40 スキャナ
50 画像形成装置
52 プリンタ

Claims (14)

  1. 原稿の表面及び裏面を読み取って得られた読取画像データを取得する読取画像取得手段と、
    前記読取画像データの前記表面と裏面との相対する位置に存在する局所領域の各々における色相、明度、及び彩度の少なくとも1つの表面と裏面との相違量が、予め定められた範囲内にある局所領域の各々を特定画像領域として抽出する特定画像領域抽出手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記表面及び裏面の前記特定画像領域の各々の明度、前記表面及び裏面の前記特定画像領域の各々の彩度、及び前記表面及び裏面の前記特定画像領域の各々を前景色を有する前景色領域と背景色を有する背景色領域とに分割したときの前景色領域及び背景色領域の少なくとも一方の面積、の少なくとも1つに基づいて、裏写りを発生させた画像が存在する面を判定する判定手段
    を更に備えた請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段で判定された面から抽出された前記特定画像領域の画像を、予め定められた画像と照合する照合手段
    を更に備えた請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記特定画像領域の画像を、予め定められた第1画像、及び前記第1画像の左右が反転した第2画像の少なくとも一方と照合する照合手段
    を更に備えた請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  5. 前記照合手段は、前記特定画像領域のデータを二値化又は特定の色に限定して限定色化したデータの画像を、前記第1画像及び第2画像の少なくとも一方と照合する
    請求項3または請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記特定画像領域抽出手段は、前記読取画像データが表す画像の特徴を示す特徴情報に応じて色相、明度、及び彩度の3つの属性から少なくとも1つの属性を選択し、前記読取画像データの表面と裏面との相対する位置に存在する局所領域の各々における前記選択した属性の表面と裏面との相違量が、予め定められた範囲内にある局所領域の各々を特定画像領域として抽出する
    請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の画像処理装置。
  7. 前記特定画像領域抽出手段は、前記読取画像データから背景色及び前記原稿の地色の少なくとも一方のデータを除いたデータに基づいて前記特定画像領域を抽出する
    請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の画像処理装置。
  8. 前記読取画像データに含まれる背景色のデータに基づいて、前記読取画像データに含まれる前景色のデータの補正を行う色補正手段を更に備え、
    前記特定画像領域抽出手段は、前記色補正手段で色補正された後の読取画像データに基づいて前記特定画像領域を抽出する
    請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の画像処理装置。
  9. 前記特定画像抽出手段で抽出された特定画像領域に対して、予め定められた面積以下の領域を除き、かつ該予め定められた面積を超える領域を残す画像処理を行うことにより前記特定画像領域を補正する領域補正手段
    を更に備えた請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の画像処理装置。
  10. 前記領域補正手段は、前記画像処理として、前記特定画像領域のデータを平滑化する平滑化処理を行い、該平滑化処理後のデータを二値化する二値化処理を行い、該二値のうち一方の値で表された部分を膨張させた後に収縮させる膨張収縮処理を行う
    請求項9記載の画像処理装置。
  11. 前記領域補正手段は、前記画像処理として、前記特定画像領域のデータを平滑化効果のある縮小方法により縮小する縮小処理を行い、該縮小処理後のデータを二値化する二値化処理を行い、該二値のうち一方の値で表された部分を拡大する拡大処理を行う
    請求項9記載の画像処理装置。
  12. 前記領域補正手段は、前記画像処理として、前記特定画像領域のデータを複数の画素が連結した連結成分毎に分割する分割処理を行い、該連結成分から、連結成分を構成する画素数、寸法、及び連結成分に外接する外接矩形の面積の少なくとも1つが予め定められた閾値以上の連結成分のデータを抽出する抽出処理を行い、該抽出された連結成分のデータを膨張させた後に収縮させる膨張収縮処理を行う
    請求項9記載の画像処理装置。
  13. 請求項3〜請求項5のいずれか1項記載の画像処理装置と、
    前記読取画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    前記照合手段の照合結果に基づいて前記画像形成手段の画像形成を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  14. コンピュータを、
    原稿の表面及び裏面を読み取って得られた読取画像データを取得する読取画像取得手段、及び
    前記読取画像データの表面と裏面との相対する位置に存在する局所領域の各々における色相、明度、及び彩度の少なくとも1つの表面と裏面との相違量が、予め定められた範囲内にある場合には、前記局所領域の各々を特定画像領域として抽出する特定画像領域抽出手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2008237524A 2008-09-17 2008-09-17 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム Pending JP2010074342A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008237524A JP2010074342A (ja) 2008-09-17 2008-09-17 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム
US12/357,802 US8477988B2 (en) 2008-09-17 2009-01-22 Image processing apparatus, image forming apparatus and computer readable medium
CN2009101264913A CN101677351B (zh) 2008-09-17 2009-03-11 图像处理装置、图像形成装置和图像处理方法
KR1020090024329A KR101224936B1 (ko) 2008-09-17 2009-03-23 화상 처리 장치, 화상 형성 장치, 및 컴퓨터 판독 가능한 매체
AU2009202451A AU2009202451B2 (en) 2008-09-17 2009-06-19 Image processing apparatus, image forming apparatus and program
EP09163391A EP2166741A1 (en) 2008-09-17 2009-06-22 Image processing apparatus, image forming apparatus and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008237524A JP2010074342A (ja) 2008-09-17 2008-09-17 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010074342A true JP2010074342A (ja) 2010-04-02

Family

ID=41382122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008237524A Pending JP2010074342A (ja) 2008-09-17 2008-09-17 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8477988B2 (ja)
EP (1) EP2166741A1 (ja)
JP (1) JP2010074342A (ja)
KR (1) KR101224936B1 (ja)
CN (1) CN101677351B (ja)
AU (1) AU2009202451B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8824791B2 (en) * 2011-04-29 2014-09-02 International Business Machine Corporation Color correction for static cameras
JP5682523B2 (ja) * 2011-09-20 2015-03-11 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
KR20170040997A (ko) 2015-10-06 2017-04-14 에스프린팅솔루션 주식회사 화상 획득 장치, 화상 획득 방법 및 화상 형성 장치
CN108492246B (zh) * 2018-03-12 2023-01-24 维沃移动通信有限公司 一种图像处理方法、装置及移动终端
CN110533049B (zh) * 2018-05-23 2023-05-02 富士通株式会社 提取印章图像的方法和装置
WO2023053102A1 (en) * 2021-10-03 2023-04-06 Imageprovision Technology Private Limited Method and system for automated proofreading of digitized visual imageries

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11266352A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JPH11298665A (ja) * 1998-04-10 1999-10-29 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JPH11344317A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd パターン検査装置、パターン検査方法および2値化処理プログラムを記録した記録媒体
JP2006140762A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Sharp Corp 画像処理装置,画像処理方法,画像処理プログラム及びそれが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006270306A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Kyocera Mita Corp 画像検出装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60197062A (ja) 1984-03-21 1985-10-05 Nec Corp フアクシミリ装置
US5751854A (en) * 1992-08-03 1998-05-12 Ricoh Company, Ltd. Original-discrimination system for discriminating special document, and image forming apparatus, image processing apparatus and duplicator using the original-discrimination system
US5481375A (en) * 1992-10-08 1996-01-02 Sharp Kabushiki Kaisha Joint-portion processing device for image data in an image-forming apparatus
JPH07147634A (ja) 1993-11-22 1995-06-06 Canon Inc 画像形成装置及び画像読取装置
US5649026A (en) * 1994-11-21 1997-07-15 Opex Corporation Apparatus for detecting marks on documents
US6104036A (en) * 1998-02-12 2000-08-15 Global Payment Technologies Apparatus and method for detecting a security feature in a currency note
EP1100257B1 (en) * 1998-06-23 2011-12-07 Sharp Kabushiki Kaisha Image processor, image processing method, and medium on which image processing program is recorded
US7201320B2 (en) * 2000-02-11 2007-04-10 Cummins-Allison Corp. System and method for processing currency bills and documents bearing barcodes in a document processing device
JP2001313830A (ja) 2000-04-27 2001-11-09 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2002111977A (ja) * 2000-10-03 2002-04-12 Nisca Corp 画像読取装置及び画像読み取り方法
US6915011B2 (en) * 2001-03-28 2005-07-05 Eastman Kodak Company Event clustering of images using foreground/background segmentation
US6766045B2 (en) * 2002-03-11 2004-07-20 Digital Verification Ltd. Currency verification
JP2004328679A (ja) 2003-04-28 2004-11-18 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JP4046016B2 (ja) * 2003-06-04 2008-02-13 セイコーエプソン株式会社 画像データ処理装置及び画像データの処理方法
JP2006303713A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Sharp Corp 画像形成装置および画像形成制御方法
JP4712659B2 (ja) * 2006-09-22 2011-06-29 富士フイルム株式会社 画像評価装置およびそのプログラム
JP4948291B2 (ja) * 2007-06-29 2012-06-06 キヤノン株式会社 原稿読取装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11266352A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JPH11298665A (ja) * 1998-04-10 1999-10-29 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JPH11344317A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd パターン検査装置、パターン検査方法および2値化処理プログラムを記録した記録媒体
JP2006140762A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Sharp Corp 画像処理装置,画像処理方法,画像処理プログラム及びそれが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006270306A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Kyocera Mita Corp 画像検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101677351B (zh) 2013-02-27
KR101224936B1 (ko) 2013-01-22
US8477988B2 (en) 2013-07-02
EP2166741A1 (en) 2010-03-24
KR20100032279A (ko) 2010-03-25
US20100067785A1 (en) 2010-03-18
AU2009202451A1 (en) 2010-04-01
AU2009202451B2 (en) 2010-09-16
CN101677351A (zh) 2010-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6865290B2 (en) Method and apparatus for recognizing document image by use of color information
JP3904840B2 (ja) 多値画像から罫線を抽出する罫線抽出装置
JP5274495B2 (ja) 文書画像サイズ変更方法
JP2002135592A (ja) 画像処理装置及び記録媒体
KR102090973B1 (ko) 정보 처리장치, 정보 처리방법, 및 기억매체
JP5042917B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム
JP2010074342A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム
JP4582204B2 (ja) 画像処理装置、画像変換方法、およびコンピュータプログラム
CN108965646B (zh) 图像处理装置、图像处理方法
JP5049922B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4582200B2 (ja) 画像処理装置、画像変換方法、およびコンピュータプログラム
JP5335581B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4441300B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびこのプログラムを記憶した記録媒体
JP2006319422A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
US20110187721A1 (en) Line drawing processing apparatus, storage medium storing a computer-readable program, and line drawing processing method
US8260057B2 (en) Image processing apparatus that obtains a ruled line from a multi-value image
US20120194883A1 (en) Character detection apparatus, character detection method, and computer-readable storage medium
US9098768B2 (en) Character detection apparatus, character detection method, and computer-readable storage medium
JP5146199B2 (ja) 差分抽出装置及び差分抽出プログラム
JP2004048130A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理プログラム
JP3756660B2 (ja) 画像認識方法、装置および記録媒体
JP2011070327A (ja) 画像属性判定装置、画像属性判定方法および画像属性判定プログラム
JP2021056721A (ja) 画像の意味的領域分割装置、領域検知感度向上方法、及びプログラム
JP2004240500A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体
JP2007288690A (ja) 画像の領域分離装置及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110705