JP3535552B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP3535552B2 JP33044293A JP33044293A JP3535552B2 JP 3535552 B2 JP3535552 B2 JP 3535552B2 JP 33044293 A JP33044293 A JP 33044293A JP 33044293 A JP33044293 A JP 33044293A JP 3535552 B2 JP3535552 B2 JP 3535552B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えば特定原稿の検出機能を設けた画像処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】近年、複写機やプリンタ等の画像形成装置
の高画質化・カラー化にともない、紙幣・有価証券等、
本来複写されるべきでない原稿(以下、「 特定原稿」 と
記述する。)についての偽造の危惧が生じている。さら
に、複写機等の画像処理装置における「 特定原稿」 の認
識において、予め複数種類の特定原稿の特徴データを装
置内部に保持し、原稿読み取り部より入力された画像信
号の特徴と比較し、複数種類の特定原稿のうち少なくと
もひとつが存在するか否を判定し、これらの複写動作を
未然に防ぐ装置として、特願平4−282528号,特
願平4−282529号等の方式が提案されている。
【0003】このような従来例においては、読取画像信
号を間引き、間引かれた画像信号において、原稿の線画
部分および平坦部分を検出し、検出された線画部分及び
平坦部分の色味と、予め登録された紙幣等の特定原稿の
線画部及び平坦部の色味を比較することで特定原稿の有
無を判定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例では紙幣等の特定原稿の判定能力が不十分であり、特
定原稿以外の通常原稿を特定原稿と誤認識してしまうこ
とがあった。特に線画検出能力が不十分であることによ
るものが大きく、一般の原稿に頻度多くある網点や文字
エッジを線画成分に誤検知してしまうことがあった。
【0005】更には、大面積かつ種々の色味をもった一
般原稿についても、誤検知が発生しやすいことがある。
また、世界中には様々な図柄の紙幣等の特定原稿が存在
し、その中には、線画部分及び平坦部そのものが存在し
ない、もしくは存在しても線画部分及び平坦部のみを用
いた判定では一般の原稿と区別が難しい紙幣が存在する
という問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、画像
信号を電気的に処理する画像信号処理手段と、前記画像
信号処理手段による画像信号の処理において前記画像信
号の特徴と予め登録された複数の特定原稿の有無を判定
する判定手段とを備え、前記判定手段は、第1の解像度
で前記画像信号の特徴を抽出する第1の処理手段と、前
記第1の処理手段で用いる画像信号と同じ画像信号を前
記第1の解像度よりも低い第2の解像度に間引いた後に
得られた画像信号を用いて画像の色味を判定する第2の
処理手段とを含むことを特徴とする画像処理装置を備え
る。
【0007】また、上記構成を備えた画像処理装置の画
像処理方法として、以下のような工程からなる画像処理
方法を備える。即ち、画像信号を電気的に処理する画像
信号処理工程と、前記画像信号処理工程の画像信号の処
理において前記画像信号の特徴と予め登録された複数の
特定原稿の有無を判定する判定工程とを備え、前記判定
工程は、第1の解像度で前記画像信号の特徴を抽出する
第1の処理工程と、前記第1の処理工程で用いる画像信
号と同じ画像信号を前記第1の解像度よりも低い第2の
解像度に間引いた後に得られた画像信号を用いて画像の
色味を判定する第2の処理工程とを含むことを特徴とす
る画像処理方法を備える。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】以上の構成において、比較的低解像度の信号で
の処理でも充分な色味の判定は間引いた後の画像信号で
行うことで判定精度の向上を図ることができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。以下の説明は本発明の適用例として
複写機の例が示されるが、これに限るものではなく、他
の種々の装置に適用できることはもちろんである。
【0020】
【第1の実施例】 [装置概観]図1に本発明に係る一実施例装置概観図を
示す。図1において、201は原稿を読み取り、ディジ
タル信号処理を行うイメージスキャナ部、202はイメ
ージスキャナ201によって読み取られた原稿画像に対
応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力するプリ
ンタ部である。
【0021】イメージスキャナ201において、200
は鏡面圧板である。原稿台ガラス(以下「プラテン」と
称す。)203上の原稿204は、ランプ205で照射
され、ミラー206、207、208に導かれ、レンズ
209によって3ラインの個体撮像素子センサ(以下
「CCD」と称す。)210上に像を結び、フルカラー
情報としてのレッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)の3つの画像信号が信号処理部211に送られ
る。
【0022】なお、ランプ205、ミラー206は速度
vで、ミラー207,208は速度(1/2 )vでライン
センサの配設方向(主走査方向)に対して垂直方向に機
械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)す
る。ここで、原稿204は、主走査および副走査ともに
400dpi(dots/inch) の解像度で読み取られる。211は
信号処理部であり、信号処理部211はCCD210に
よって読み取られた画像信号を電気的に処理し、マゼン
タ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(B
k)の各成分に分解し、プリンタ部202に送る。ま
た、イメージスキャナ201における一回の原稿走査に
つき、M、C、Y、Bkのうちひとつの成分がプリンタ
部202に送られ、計4回の原稿走査によって、一回の
プリントアウトが完成する。
【0023】イメージスキャナ部201より送られてく
るM、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ2
12に送られる。レーザドライバ212は、送られてき
た画像信号に応じて半導体レーザ213を変調駆動す
る。半導体レーザ213よりのレーザ光は、ポリゴンミ
ラー214、f−θレンズ215、ミラー216を介
し、感光ドラム217上を走査する。ここで、読み取り
と同様に主走査および副走査ともに400dpi(dots/inch)
の解像度で書込まれる。
【0024】218は回転現像器であり、マゼンタ現像
部219、シアン現像部220、イエロ現像部221、
ブラック現像部222より構成され、4つの現像部が交
互に感光ドラム217に接し、感光ドラム上に形成され
た静電現像をトナーで現像する。223は転写ドラムで
あり、用紙カセット224または用紙カセット225よ
り供給される用紙をこの転写ドラム223に巻き付け、
感光ドラム上に現像された像を用紙に転写する。
【0025】この様にして、M、C、Y、Bkの4色が
順次転写された用紙は、定着ユニット226を通過して
トナーが用紙に定着された後に排紙される。また、22
7はICカードであり、イメージスキャナ201に組み
込まれているカードリーダ228に挿入することによ
り、ICカード227に保持されている情報を装置に転
送することができる。
【0026】[イメージスキャナ]図2は、イメージス
キャナ201における画像処理の流れを示すブロック図
である。図2において、210−1,210−2,21
0−3はそれぞれ、レッド(R)、グリーン(G)、ブ
ルー(B)の分光感度特性をもつCCD(個体撮像素
子)センサであり、A/D変換された後にそれぞれ8ビ
ット出力(0〜255)の信号が出力される。
【0027】本実施例において用いられるCCDセンサ
210−1,210−2,210−3は、一定の距離を
隔てて配置されている為、ディレイ素子301および3
02においてその空間的ずれが補正され、R、G、Bの
各画像信号が出力される。303,304,305はl
og変換器であり、ルックアップテーブルROMまたは
RAMにより構成され、輝度信号が濃度信号に変換され
る。306は公知のマスキング及びUCR(下色除去)
回路であり、詳しい説明は省略するが、入力された3信
号により、出力のためのマゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロ(Y)、ブラック(Bk)の各信号各読
み取り動作の度に面順次に所定のビット長、例えば8ビ
ットで出力される。
【0028】ここで、CNO信号は、2ビットの面順次
信号であり、4回の読み取り動作の順番を第1表の如く
に示す制御信号であり、マスキング/UCR回路306
の動作条件を切り替える。
【0029】
【表1】 307は公知の空間フィルタ回路であり、出力信号の空
間周波数の補正を行う。308は濃度変換回路であり、
プリンタ部202のもつ濃度特性を補正するものであ
り、303〜305のlog変換器と同様なROMまた
はRAMで構成される。
【0030】一方、309は特定原稿の判定手段であ
り、32種類の判定条件に基づいて特定原稿の判定を行
い、判定結果を32ビットのHIT信号として出力す
る。即ち、32種類の判定条件それぞれに対して、もし
条件に合致すれば“1”を、条件に合致しなければ
“0”をHIT信号として発生する。311は本実施例
装置の全体制御を司るマイクロプロセッサ(以下「CP
U」と称す。)である。CPU309は、判定回路30
9を制御し、複数の判定条件に基づく判定結果であるH
IT信号に基づき予め登録された複数の特定原稿のうち
すくなくともひとつ以上の特定原稿が存在すると判定さ
れた場合、複写禁止信号INHIBITを出力する。さ
らにCPU311は、判定回路309にある読み出し専
用メモリ(ROM)に付加されている固有の認識符号
(ID)を認識することができ、その際の制御信号がR
ID信号であり、読み込まれるIDがROM1−ID信
号およびROM2−ID信号である。
【0031】310は複写禁止手段であり、複数の特定
原稿が複写されるのを未然に防ぐためのORゲート回路
であり、濃度変換手段308の8ビット出力Vに対し、
CPU311よりの出力INHIBIT信号と論理OR
がとられ、V’を出力する。結果として、INHIBI
T=“1”のとき、すなわち、特定原稿を読み取ってい
ると判定された場合には、入力信号Vの値にかかわらず
に出力は V’=FF/Hex(255/DEC)となり、判定
信号INHIBIT=0のとき、即ち、特定原稿を読み
取っていないと判定された場合には、入力信号Vの値が
そのまま出力信号V’として出力される。
【0032】[同期信号タイミングチャート]図3に本
実施例装置における同期信号のタイミングチャートを示
す。401は主走査のタイミングを示すタイミングチャ
ート、402は短区間の副走査のタイミングを示すタイ
ミングチャート、403は長区間の副走査のタイミング
を示すタイミングチャートである。以下詳細に説明す
る。
【0033】先ず主走査のタイミングを示す401にお
いて、CLK信号は本実施例における基本クロック信号
であり、CLK信号の立ち上がりに同期して1画素単位
の画像処理が行われる。HSYNC信号は主走査同期信
号であり、HSYNC信号の立ち上がりで主走査の開始
の同期をとる。CLK4信号はCLK信号を4分周した
信号であり、CLK信号とともに図2に示す判定回路3
09の基本動作の同期をとる信号である。XPHS信号
は主走査の位相信号であり、CLK4信号に対応して、
0〜3を繰り返す信号である。
【0034】XD0は、XPHS信号が“0”である場
合に“0”となり、XPHS信号が“0”以外である場
合に“1”となる信号である。XD1は、XPHS信号
が“1”である場合に“0となり”、XPHS信号が
“1”以外である場合に“1”となる信号である。ま
た、XD2は、XPHS信号が“2”である場合に
“0”となり、XPHS信号が“2”以外である場合に
“1”となる信号である。XD3は、XPHS信号が
“3”である場合に“0”となり、XPHS信号が
“3”以外である場合に“1”となる信号である。
【0035】図3の402において、YPHS信号は副
走査の位相信号であり、HSYNC信号の立ち上がりに
同期して0〜3の値を繰り返し出力する。HS4信号は
HSYNC信号を4分周して、CLK4信号1周期幅分
だけ“1”となる様にした信号である。YD0は、YP
HS信号が“0”である場合に“0”となり、YPHS
信号が“0”以外である場合に“1”となる信号であ
る。YD1は、YPHS信号が“1”である場合に
“0”となり、YPHS信号が“1”以外である場合に
“1”となる信号である。YD2は、YPHS信号が
“2”である場合に“0”となり、YPHS信号が
“2”以外である場合に“1”となる信号である。YD
3は、YPHS信号が“3”である場合に“0”とな
り、YPHS信号が“3”以外である場合に“1”であ
る信号である。
【0036】図3の403において、VS信号は副走査
イネーブル信号であり、“1”の区間でマゼンタ
(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(B
k)の順に像形成が行われる。CNO信号は、前述の面
順次信号であり、VS信号の立ち上がりに同期して0,
1.2,3の値をとる。 [判定の単位]図2に示す判定回路309における判定
処理は、4×4の画素ブロック単位で行われる。図4に
4×4画素ブロックを示す。図4の501に示す様な4
×4画素ブロックにおいて判定処理がなされ、4×4画
素ブロックに同期して、主走査方向には前述のXPHS
信号が0,1.2,3の値を繰り返し、副走査方向には
前述のYPHS信号が0,1.2,3の値を繰り返す。
【0037】本実施例にいては、YPHS信号が
“0”、“1”、“2”、“3”の場合に、それぞれ異
なる8種類ずつの判定条件について時分割して判定がお
こなわれ、合計して32種類の判定条件についての判定
が行われる。 「判定回路309」図5に本実施例の判定回路309の
詳細ブロック構成図を示す。図5において、ディジタル
カラー画像信号であるR、G、B信号が、CLK信号、
HSYNC信号に同期して入力され、判定結果がHIT
信号としてCPU311に送られる。
【0038】101は係数設定回路であり、判定回路3
09を動作させるにあたり、諸々の設定係数が保持され
る。102は係数ROM(以下「ROM1」と称す。)
であり、係数設定回路101に設定すべき係数が予め保
持されており、カウンタ回路144による発生したアド
レスでROM1(102)をアドレスし、設定されるべ
き係数が順次係数レジスタ148に設定される。
【0039】103はCLK信号およびHSYNC信号
を分周する分周回路、104は読み取り原稿中の画像特
徴を検出する画像特徴抽出回路、105は読み取り画像
信号を平滑化するスムージング回路、106は400dp
i(dots/inch)で入力された読み取り画像信号を100dp
i に間引く間引き回路である。110は総合判定回路で
あり、画像特徴抽出回路104の検出結果、スムージン
グ回路105および間引き回路106の出力により、特
定原稿の有無を総合的に判定する。
【0040】(分周回路103)図5に示す分周回路3
03の詳細構成を図6に示す。図6において、601は
インバータ、602は2ビットのカウンタであり、カウ
ンタ602の出力が上述したXPHSであり、HSYN
C信号が“1”即ち主走査の基準位置で“0”に初期化
され、CLK信号の立ち上がりに同期して“0”、
“1”、“2”、“3”の値を繰り返す。603は2入
力4出力のデコーダであり603- 1に論理を示す。デ
コーダ603には、XPHS信号の下位ビット(bit
0)と上位ビット(bit1)が入力され、XD0、X
D1、XD2、XD3の各信号が出力される。更に、6
04はインバータであり、XPHS信号の下位ビット
(bit0)を反転してCLK4信号を得る。
【0041】以上の構成を備えることにより、図3の4
01に示す各制御信号が得られる。また、605は2ビ
ットカウンタであり、カウンタ605の出力が上述した
YPH信号であり、HSYNC信号の立ち上がりに同期
して、“0”、“1”、“2”、“3”の値を繰り返
す。606はノア(NOR)ゲートであり、YPHS信
号の下位ビット(bit0)と上位ビット(bit1)
が入力され、その出力はYPHS信号が“0”である場
合のみ、“1”となる。607,608はフリップフロ
ップであり、CLK4信号で同期がかけられる。
【0042】ANDゲート609には、フリップフロッ
プ607の正論理出力とフリップフロップ608の負論
理出力が入力されており、ANDゲート609の出力に
は、ノアゲート606の出力の立ち上がりのタイミング
でCLK4の1クロック分のぱるす信号が出力され、こ
れがHS4信号となる。デコーダ610はデコーダ60
3と同様の2to4のデコーダであり論理も603- 1に
示す様にデコーダ603と同様である。デコーダ610
には、YPHS信号の下位ビット(bit0)と上位ビ
ット(bit1)が入力され、YD0、YD1、YD
2、YD3の各信号が出力される。
【0043】以上の構成を備えることにより、図3の4
02に示す制御信号が得られる。 (画像特徴抽出回路104)図5に示す画像特徴抽出回
路104の詳細ブロック構成を図7に示す。図7におい
て、701はND回路であり、R、G、Bの3原色信号か
ら白黒の明度信号であるND信号を得る。(詳細構成を
図8に示す。)702は読み取り原稿中の網点成分を除
去する網点除去回路、703は読み取り原稿中の線画成
分を強調する線画強調回路、704は特徴抽出部であ
り、読み取り原稿中の4種類の各特徴(平坦成分、谷間
成分、線画成分、エッジ成分)を抽出する。
【0044】705は特徴抽出部704によって抽出さ
れた特徴信号のノイズ除去を行う後処理回路、706は
検出された前記4種類の各特徴(平坦成分、谷間成分、
線画成分、エッジ成分)から必要な信号を選択する選択
回路であり、選択回路706の選択の基準としては、判
定すべき特定原稿の種類に応じてその特定原稿の特徴を
最もよく特定できる様に選定する。
【0045】(ND回路701)図8に図7に示すND
回路701の詳細ブロック図を示す。図8に示す様にN
D回路701は、R,G,Bの3原色信号から白黒の明
度信号であるND信号を得るものである。801,80
2,803はそれぞれA,Bの2入力に対し(A×B/1
6)を算出する乗算器、804はA,B,Cの3入力に
対し(A+B+C )を出力する加算器、805はCLK信号
で同期をとためのフリップフロップである。一方、Gr,
Gg,Gb はそれぞれ予め設定された値であり計数決定回
路101によって設定され、結果として、入力信号R,
G, Bに対しで、次に示す第(1)式で表されるような
式で、白黒の明暗を表すND信号が生成される。
【0046】ND = R×Gr/16 + G×Gg/16 + B×
Gb/16・・・(1) (網点除去回路702)図9及び図10に図7に示す網
点除去回路702の詳細ブロック構成図を示す。網点除
去回路702の目的は、原稿中の網点成分のみを除去
し、詳細を後述する後段の線画判定の精度を向上させる
ことにある。
【0047】図9において、901はインバータ、90
2および903は1ライン遅延のためのFIFO(First
In First Out)メモリ(例えば、三菱電機製M66251等で
構成することができる。)である。ここでHSYNC信
号はインバータ901により論理反転されてFIFOメ
モリ902,903のリセット端子に入力され、FIF
Oメモリ902,903を1ラインごとに初期化(リセ
ット)する。
【0048】ND信号入力はFIFOメモリ902に入
力され、FIFOメモリ902で1ラインの遅延の後に
ND1信号として出力される。ND1信号はFIFOメ
モリ903により1ラインの遅延の後にND2信号とし
て出力される。更に、ND信号はフリップフロップ90
4,905,906により1画素づつ遅延されてE1
1,E12,E13信号となり、ND1信号はフリップ
フロップ907,908,909により1画素づつ遅延
されてE21,E22,E23信号となり、ND2信号
はフリップフロップ910,911,912により1画
素づつ遅延されてE31,E32,E33信号となる。
これら9つの信号で、図11に示す様な3×3画素のウ
ィンドウを形成する。
【0049】即ち、注目画素(Xi,j )および周辺画素
(Xi-1,j-1 )、(Xi-1,j )、(Xi-1,j+1 )、(X
i,j-1 )、(Xi,j+1 )、(Xi+1,j-1 )、(Xi+1,j
)、(Xi+1,j+1 )より構成されるウィンドウであ
る。図9よりのこれら9つの信号は、図10に示す演算
器913,914,915,916へ送られる。演算器
913〜916は、それぞれA、B、Cの3つの入力に
対して(A+C)/2および|A+C- 2C|/2を演
算して出力する。従って演算器913は、 Y0=(E11+E33)/2及びe0=|E11+E
33- 2E22|/2 を出力する。ここでY0は上述した図11に示す3×3
画素のウィンドウ上で左上右下方向に強くスムージング
処理をしたもの、e0は左上右下方向の2次微分量の絶
対値であり、同方向のエッジの強さを表す。
【0050】演算器914は、 Y1=(E12+E32)/2及びe1=|E12+E
32- 2E22|/2 を出力する。ここでY1は上述した図11に示す3×3
画素のウィンドウ上で上下方向に強くスムージング処理
をしたもの、e1は上下方向の2次微分量の絶対値であ
り、同方向のエッジの強さを表す。
【0051】演算器915は、 Y2=(E13+E31)/2及びe2=|E13+E
31- 2E22|/2 を出力する。ここでY2は上述した図11に示す3×3
画素のウィンドウ上で左下右上方向に強くスムージング
処理をしたもの、e2は左下右上方向の2次微分量の絶
対値であり、同方向のエッジの強さを表す。
【0052】演算器915は、 Y3=(E21+E23)/2及びe3=|E21+E
23- 2E22|/2 を出力する。ここでY3は上述した図11に示す3×3
画素のウィンドウ上で左右方向に強くスムージング処理
をしたもの、e3は左右方向の2次微分量の絶対値であ
り、同方向のエッジの強さを表す。
【0053】917,918,920は比較器、919
は2入力1出力のセレクタでありセレクタ919の論理
を919- 1に示す。ここで、セレクタ919の出力s
0および比較器920の出力s1は、e0,e1,e
2,e3の大小関係により、結果的に次の値となる。即
ち、e0がe0,e1,e2,e3の最小値となる場合
には、s0=0,s1=0となり、e1がe0,e1,
e2,e3の最小値となる場合には、s0=1,s1=
0となり、e2がe0,e1,e2,e3の最小値とな
る場合には、s0=0,s1=1となり、e3がe0,
e1,e2,e3の最小値となる場合には、s0=1,
s1=1となる。
【0054】921は2入力4出力のデコーダ回路であ
り、デコーダ回路921の論理を921- 1に示す。9
22は4入力1出力のマルチプレクサである。デコーダ
921には上述したセレクタ919,920よりのs
0、s1が入力され、マルチプレクサ922にはデコー
ダ921よりの4出力及び演算器913〜916よりの
Y0、Y1、Y2、Y3信号が図10の様に入力され
る。
【0055】結果として、e0がe0,e1,e2,e
3の最小値となる場合にはマルチプレクサ922よりY
0が出力される。e1がe0,e1,e2,e3の最小
値となる場合にはマルチプレクサ922よりY1が出力
される。e2がe0,e1,e2,e3の最小値となる
場合にはマルチプレクサ922よりY2が出力され、e
3がe0,e1,e2,e3の最小値となる場合には、
マルチプレクサ922よりY3が出力される。
【0056】即ち、注目画素Xi,j を中心に8方向の2
次微分を算出し、それら4つの2次微分量の最小の方向
に強いスムージングを行ない、フリップフロップ923
によりCLK信号の立上りに同期してNE信号として出
力される。これらの処理の効果を図12に示す。例えば
図12の1101に示す様な線画パターンにおいては、
4方向の2次微分量の中では上下方向の2次微分量(図
10のe1)が最小値をとり、上下方向の強いスムージ
ング処理(図10のY1)がなされるものの、1102
に示す様に線画は保存される。同様に他の方向(左右、
左上右下、左下右上)の線画についても同様に保存され
る。一方、1103に示される網点のパターンについて
は1104に示す様に除去される。この様に、線画成分
を損なうことなく網点成分を除去することができる。
【0057】(線画強調回路703)図7に示す線画強
調回路703は上述した網点除去回路702の出力NE
信号をうけて線画成分を強調する回路であり、その詳細
を図13及び図14に示す。まず図13において、12
01はインバータ、1202および1203は1ライン
遅延のためのFIFOメモリである。ここでHSYNC
信号はインバータ1201により論理反転され、FIF
Oメモリ1202,1203のリセット端子に入力さ
れ、FIFOメモリ1202,1203を1ラインごと
に初期化(リセット)する。NE信号入力はFIFOメ
モリ1202に入力され1ラインの遅延の後にNE1信
号として出力される。NE1信号はFIFOメモリ12
03により1ラインの遅延の後にNE2信号として出力
される。
【0058】NE信号は、フリップフロップ1204,
1205,1206によりそれぞれ1画素づつ遅延さ
れ、AE11,AE12,AE13信号となる。またN
E1信号は、フリップフロップ1207,1208,1
209により1画素づつ遅延され、AE21,AE2
2,AE23信号となる。更にNE2信号は、フリップ
フロップ1210,1211,1212により1画素づ
つ遅延され、AE31,AE32,AE33信号とな
る。これら9つの信号で、上述した図11に示す様な3
×3画素のウィンドウを形成する。
【0059】図13に示す上述したこれら9つの信号の
内、図11に示す注目画素(Xi,j)を取り囲む8つの
画素(Xi-1,j-1 )、(Xi-1,j )、(Xi-1,j+1 )、
(Xi,j-1 )、(Xi,j+1 )、(Xi+1,j-1 )、(Xi+
1,j )、(Xi+1,j+1 )に相当する信号AE11,AE
12,AE13,AE21,AE23,AE31,AE
32,AE33は、図14に示す最大値/ 最小値検出器
1213,1214,1215,1216へ送られる。
【0060】最大値/ 最小値検出器1213,121
4,1215,1216はそれぞれA,Bの2入力に対
して最大値maxおよび最小値minを出力する。また
1217,1219,1221はそれぞれ最大値検出器
であり、A,Bの2入力に対して最大値maxを出力す
る。1218,1220,1222はそれぞれ最小値検
出器であり、A,Bの2入力に対して最小値minを出
力する。従って、最大値検出器1221の出力MX信号
には、8つの周辺画素に対応する信号AE11,AE1
2,AE13,AE21,AE23,AE31,AE3
2,AE33の最大値が選択出力され、最小値検出器1
222の出力MN信号には、8つの周辺画素に対応する
信号AE11,AE12,AE13,AE21,AE2
3,AE31,AE32,AE33の最小値が選択出力
される。
【0061】更に、1223はMX信号とMN信号を加
算する加算器であり、MX信号とMN信号の平均値(M
X+MN)/2が出力される。1224は加算器122
3よりの(MX+MN)/2の値と注目画素(Xi,j )
に対応するAE22の値を比較する比較器、1225は
2入力1出力のセレクタであり、その動作論理を122
5- 1に示す。
【0062】結果的にセレクタ1225の出力には、A
E22>(MX+MN)/2の場合(即ち、AE22-
MN>MX- AE22の場合)にはMXが出力される。
またAE22≦(MX+MN)/2の場合(即ち、AE
22- MN≦MX- AE22の場合)にはMNが出力さ
れる。このセレクタ1225の出力はフリップフロップ
1226をへてNF信号として出力される。
【0063】以上の構成を備えることにより、注目画素
AE22での値が、周辺画素群の最大値であるMXと周
辺画素群の最小値であるMNの二つの値の内どちらか近
い方(差が小さい方)の値に注目画素を置き換えること
ができる。以上の動作の効果を図15に示す。即ち、図
15の1301に示す様なパターン(破線の断面グラフ
を1302に示す)の場合、濃度の変化点が周辺画素の
最大値または最小値の近い方に置き換えられるため、1
303に示す様なパターン(破線の断面グラフを130
4に示す)に変換される。従って、読み取り素子の特性
による信号の鈍りが排除され、結果的に線画のパターン
が強調される。
【0064】(特徴抽出回路704)次に、図16乃至
図21を参照して図7に示す特徴抽出回路704の詳細
構成を説明する。図16乃至図21は特徴抽出部704
の詳細構成を示すブロック図である。特徴抽出部704
は線画強調回路703の出力NF信号を受け、読み取り
画像信号より注目画素の4種類の特徴(線画部、平坦
部、エッジ部、谷間部)を抽出する。
【0065】図16において、1401はインバータ、
1402,1403,1404および1405はそれぞ
れ1ライン遅延のためのFIFOメモリである。ここで
HSYNC信号はインバータ1401により論理反転さ
れ、FIFOメモリ1402〜1405のリセット端子
に入力され、FIFOメモリ1402〜1405を1ラ
インごとに初期化(リセット)する。
【0066】NF信号入力はFIFOメモリ1402に
入力され、1ライン分遅延された後にNF1信号として
出力される。NF1信号はFIFOメモリ1403によ
り1ライン分遅延された後にNF2信号として出力され
る。同様にNF2信号はFIFOメモリ1404により
1ライン分遅延された後にNF3信号として出力され
る。更にNF3信号はFIFOメモリ1405により1
ライン分遅延された後にNF4信号として出力される。
【0067】更にNE信号は、フリップフロップ140
6,1407,1408,1409,1410により順
次1画素づつ遅延され、BE11,BE12,BE1
3,BE14,BE15信号となる。NE1信号はフリ
ップフロップ1411,1412,1413,141
4,1415により順次1画素づつ遅延され、BE2
1,BE22,BE23,BE24,BE25信号とな
る。NE2信号はフリップフロップ1416,141
7,1418,1419,1420により順次1画素づ
つ遅延され、BE31,BE32,BE33,BE3
4,BE35信号となる。NE3信号はフリップフロッ
プ1421,1422,1423,1424,1425
により順次1画素づつ遅延され、BE41,BE42,
BE43,BE44,BE45信号となる。更に、NE
4信号はフリップフロップ1426,1427,142
8,1429,1430により順次1画素づつ遅延さ
れ、BE51,BE52,BE53,BE54,BE5
5信号となる。
【0068】これらの合計25の信号で図22に示す様
な5×5画素のウィンドウを形成する。即ち、注目画素
(Xi,j )および周辺画素を中心とし上下左右に±2画
素の範囲を含む5×5画素の計25画素より構成される
ウィンドウである。以下、特徴量のひとつである平坦判
定回路について説明する。図17において、1431は
最大値/ 最小値検出器であり、5つの入力A,B,C,
D,Eに対し、最大値max( A, B, C, D, E) お
よび最小値min( A, B, C, D, E) を出力する。
最大値/ 最小値検出器1431に対し同一主走査位置で
1ラインずつ遅延された画素に相当するBE11,BE
21,BE31,BE41,BE51が入力され、それ
らの最大値および最小値が出力される。言い替えると、
図22において(Xi-2,j-2 )、(Xi-1,j-2 )、(X
i,j-2 )、(Xi+1,j-2 )、(Xi+2,j-2 )に示される
画素における値の最大値および最小値が算出される。
【0069】更に検出された最大値はフリップフロップ
1432,1433,1434,1425により順次画
素単位で遅延され、M1,M2,M3,M4,M5とし
て出力される。同じく検出された最小値は、フリップフ
ロップ1437,1438,1439,1440,14
41により順次画素単位で遅延され、N1,N2,N
3,N4,N5として出力される。
【0070】更に、M1,M2,M3,M4,M5は、
図18に示す最大値検出器1442に入力され、M1〜
M5の最大値を算出しMM信号として出力する。一方、
N1,N2,N3,N4,N5は図18に示す最大値検
出器1443に入力され、N1〜N5の最小値を算出
し、NN信号として出力する。結果として、MM信号は
図22に示される5×5の画素のウィンドウ内での最大
値を示し、NN信号は図22に示される5×5の画素の
ウィンドウ内での最小値を示す。図22に示す1444
は減算器であり、MM−NNの値を出力する。そして、
フリップフロップ1445によってCLK信号と同期を
とられてYB信号として出力される。
【0071】1446は比較器であり、図5に示す係数
設定回路101によって予め設定されている値THとフ
リップフロップ1445よりのYB信号の大小比較が行
われる。比較器1446の比較結果はフリップフロップ
1446をへてH信号として出力される。即ち、YB<
THであれば、H=1となり、YB≧THであればH=
0となる。
【0072】以上の構成に係る動作を説明すると以下の
様になる。図22において、注目画素(Xi,j )近傍が
平坦であれば5×5のウィンドウ内の画素の値は皆近い
値を示し、ウィンドウ内の最大値MMと最小値NNとの
差は小さくなり、結果的としてH=1となる。一方、注
目画素(Xi,j )の近傍が平坦でない場合には5×5の
ウィンドウ内の画素の値には大小のばらつきが生じるた
め、最大値MMと最小値NNとに差が生じ、結果として
H=0となる。即ち、注目画素(Xi,j )の近傍が平坦
である場合にはH=1となり、注目画素(Xi,j )の近
傍が平坦でない場合にはH=0となる。これより、フリ
ップフロップ1446よりのH信号は平坦判定信号とい
うことができる。
【0073】次に、図19乃至図21を参照して、特徴
抽出回路704の以上に説明した加来信号を用いたエッ
ジ判定回路、線画判定回路、谷間判定回路について説明
する。図19がエッジ判定回路、図20が線画判定回
路、図21が谷間判定回路を示している。エッジ判定回
路は、図19に示す演算器1501,1502,150
3,1504、最大値検出回路1505、比較器150
6、フリップフロップ1507より構成される。
【0074】演算器1501,1502,1503,1
504はそれぞれ3つの入力A,B,Cに対し、max
(A,C)−Bを出力する。演算器1501には図16
よりのEB11,EB33,EB55、即ち、図22の
(Xi+2,j+2 )、(Xi,j )、(Xi-2,j-2 )に相当す
る3つの画素(左斜め上方向のひとつおき3画素)の値
が入力され、EBY1=max(EB11,EB55)
−EB33が出力される。演算器1502には、図16
よりのEB13,EB33,EB53、即ち、図22の
(Xi,j+2 )、(Xi,j )、(Xi,j-2 )に相当する3
つの画素(縦方向のひとつおき3画素)の値が入力さ
れ、EBY2=max(EB13,EB53)−EB3
3が出力される。
【0075】演算器1503には図16よりのEB1
5,EB33,EB51、即ち図22の(Xi+2,j-2
)、(Xi,j )、(Xi-2,j+2 )に相当する3つの画
素(右斜め上方向のひとつおき3画素)の値が入力さ
れ、EBY3=max(EB15,EB51)−EB3
3が出力される。演算器1504には図16よりのEB
31,EB33,EB35、即ち図22の(Xi+2,j
)、(Xi,j )、(Xi-2,j )に相当する3つの画素
(横方向のひとつおき3画素)の値が入力され、EBY
4=max(EB31,EB35)−EB33が出力さ
れる。
【0076】以上の構成におけるエッジ検出の原理を、
図23を用いて以下に説明する。図23において、17
01に示す様なパターンがあった場合、鎖線で示す断面
での値を1702に示し、EBY4の値を1703に示
す。詳しい説明は省略するが、1703に示される様
に、横方向に濃度の変化するエッジ部分でEBY4の値
は大きくなる。
【0077】同様にして、縦方向に濃度の変化するエッ
ジ部分ではEBY2の値が大きくなり、左斜め上方向に
濃度の変化するエッジ部分ではEBY1の値が大きくな
り、右斜め上方向に濃度の変化するエッジ部分ではEB
Y3の値が大きくなる。また、最大値検出回路でこれら
4つのうちの最大値max(EBY1,EBY2,EB
Y3,EBY4)が出力される。これらの出力は、前記
の4つの方向の(横方向、縦方向、左斜め上方向、右斜
め上方向)のうちいずれかにエッジ成分が存在する場合
に大きな値となり、図19に示す比較器1506によっ
て、係数設定回路101によって予め定められた値TE
と比較され、その比較結果は、フリップフロップ150
7をへてE信号として出力される。
【0078】即ち、max(EBY1,EBY2,EB
Y3,EBY4)>TEの場合にはE=1となり、ma
x(EBY1,EBY2,EBY3,EBY4)≦TE
の場合にはE=0となる。言い換えると、図22におい
て注目画素(Xi,j )がエッジの部分である場合にはE
=1となり、図22において注目画素(Xi,j )がエッ
ジの部分でない場合にはE=0となる。これよりE信号
はエッジ判定信号ということができる。
【0079】次に、線画判定回路および谷間部検出回路
について説明する。線画判定部を示す図20において、
1508,1509,1510,1511,1512,
1513,1514,1515はそれぞれ演算器であ
り、A,B,Cの3入力に対し、min(A,C)−B
−|A−C|、及びB−max(A,C)−|A−C|
の演算を施し出力する。1516は最大値検出器、15
17は最小値検出器、1518は減算器、1519およ
び1520は比較器、1521はANDゲート、152
2はフリップフロップであり、1522は最大値検出
器、1523は最小値検出器、1524は減算器、15
25は比較器、1526はフリップフロップである。
【0080】演算器1508には、図16よりのEB1
1,EB33,EB44、即ち、図22の(Xi+2,j+2
)、(Xi,j )、(Xi-1,j-1 )に相当する3つの画
素(左斜め上方向の3画素)の値が入力され、 Y11=min(EB11,EB44)−EB33−|
EB11−EB44| Y21=EB33−max(EB11,EB44)−|
EB11−EB44| の値を出力する。
【0081】演算器1509には、図16よりのEB1
3,EB33,EB43、即ち、図22の8Xi,j+2
)、(Xi,j )、(Xi,j-1 )に相当する3つの画素
(縦方向の3画素)の値が入力され、 Y12=min(EB13,EB43)−EB33−|
EB13−EB43| Y22=EB33−max(EB13,EB43)−|
EB13−EB43| の値を出力する。
【0082】演算器1510には、図16よりのEB1
5,EB33,EB42、即ち、図22の(Xi+2,j-2
)、(Xi,j )、(Xi-1,j+1 )に相当する3つの画
素(右斜め上方向の3画素)の値が入力され、 Y13=min(EB15,EB42)−EB33−|
EB15−EB42| Y23=EB33−max(EB15,EB42)−|
EB15−EB42| の値を出力する。
【0083】演算器15011には、図16よりのEB
31,EB33,EB34、即ち、図22の(Xi,j+2
)、(Xi,j )、(Xi,j-1 )に相当する3つの画素
(横方向の3画素)の値が入力され、 Y14=min(EB31,EB34)−EB33−|
EB31−EB34| Y24=EB33−max(EB31,EB34)−|
EB31−EB34| の値を出力する。
【0084】演算器1512には、図16よりのEB2
2,EB33,EB55、即ち、図22の(Xi+1,j+1
)、(Xi,j )、(Xi-2,j-2 )に相当する3つの画
素(左斜め上方向の3画素)の値が入力され、 Y15=min(EB22,EB55)−EB33−|
EB22−EB55| Y25=EB33−max(EB22,EB55)−|
EB22−EB55| の値を出力する。
【0085】演算器1513には、図16よりのEB2
3,EB33,EB53、即ち、図22の(Xi,j+1
)、(Xi,j )、(Xi,j-2 )に相当する3つの画素
(縦方向の3画素)の値が入力され、 Y16=min(EB23,EB53)−EB33−|
EB23−EB53| Y26=EB33−max(EB23,EB53)−|
EB23−EB53| の値を出力する。
【0086】演算器1514には、図16よりのEB2
4,EB33,EB51、即ち、図22の(Xi+1,j-1
)、(Xi,j )、(Xi-2,j+2 )に相当する3つの画
素(右斜め上方向の3画素)の値が入力され、 Y17=min(EB24,EB51)−EB33−|
EB24−EB51| Y27=EB33−max(EB24,EB51)−|
EB24−EB51| の値を出力する。
【0087】演算器15015には、図16よりのEB
32,EB33,EB35、即ち、図22の(Xi,j+1
)、(Xi,j )、(Xi,j-2 )に相当する3つの画素
(横方向の3画素)の値が入力され、 Y18=min(EB32,EB35)−EB33−|
EB32−EB35| Y28=EB33−max(EB32,EB35)−|
EB32−EB35| の値を出力する。
【0088】図24に、以上の構成による線画パターン
の検出原理について示す。例えば図24の1801に示
す様な縦の線画パターンの場合、鎖線で示す断面の画像
信号は例えば1802の様になる。これに対し、図20
に示すY14の値を1803に、Y18の値を1804
に示す。また、Y14とY18の最大値max(Y1
4, Y18)の値を1085に示す。図24に示される
様に、max(Y14,18)の値は縦の線画部分で大
きくなる。
【0089】ここで特徴的なこととして、図25に示す
ような線幅3画素以上の線画パターンや、図23に示す
様な単純なエッジにおいては、Y14やY18は大きな
値を取らないということである。従って、本実施例の上
述した演算式によれば、主要国紙幣および有価証券の多
くにある細い線画を的確にとらえることができる。ま
た、この縦方向の線画パターンの場合には、不図示では
あるがY12およびY16の値はいずれも小さいものと
なる。縦方向以外の線画パターンにおいては、他の演算
器いずれかの出力によって検出される。
【0090】以上の点を考慮して本実施例では、図21
に示す減算器1518で最大値検出回路1516よりの
最大値と最小値検出回路1517よりの最小値との差を
求め、比較器1519,1520により図5に示す係数
設定回路101によって予め設定されている値TS1,
TS2と比較し、比較結果をフリップフロップ1522
を介して出力可能に構成している。
【0091】以上の構成を備えることにより本実施例に
おいては、図21に示す最大値検出回路1516の出力
は大きく、いずれかの演算器の出力は小さくなり、最小
値検出回路1517の出力は小さいものとなる。このた
め、この最大値より最小値を減算する減算器1518の
出力ES信号の値が大きくなる。一方、図26の200
1に示す様な網点のパターンの場合においては、演算器
の出力min(A,C)−B−|A−C|の値は大きく
なることがあるが、方向性がなく、前記の4つの方向の
(横方向、縦方向、左斜め上方向、右斜め上方向)のい
ずれの場合にも大きな値を出力する。このため、図21
に示す最大値検出回路1518と最小値検出回路151
7の出力にはさほど差がないことになる。この結果、減
算器1518の出力ES信号の値は小さくなる。
【0092】以上の結果、線画パターンの場合には減算
器1518の出力ES信号の値は大きくなる。即ち、比
較器1519および比較器1520においては、図5に
示す係数設定回路101によって予め設定されている値
TS1およびTS2(TS1>TS2)と比較される。
結果的に、TS2<ES<TS1の場合にはS=1とな
り、ES≦TS2またはTS2≦ESの場合にはS=0
となる。
【0093】主要国紙幣および有価証券の多くの線画の
みを検出するために、予め多くの主要紙幣及び有価証券
の線画におけるES信号の値の分布を調べておき、ある
一定値の間(TS1とTS2の間)にあることを判定す
ることで判定精度を向上でき、注目画素(Xi,j )が線
画であればS=1となり、注目画素(Xi,j )が線画で
なければS=0となる。
【0094】次に、谷間部分検出の説明をする。図21
に示す減算器1524で最大値検出回路1522よりの
最大値と最小値検出回路1523よりの最小値との差を
求め、比較器1525により図5に示す係数設定回路1
01によって予め設定されている値TTと比較し、比較
結果をフリップフロップ1526を介して出力可能に構
成している。
【0095】図24において、1801のパターンにお
いて、Y24およびY28の出力結果を1806および
1807に、Y24とY28の最大値max(Y24,
Y28)の演算結果を1808に示す。ここで判る様Y
24およびY28は縦方向の谷間部において大きくなる
信号である。また、この縦方向の谷間部パターンの場合
には、不図示ではあるが、Y22およびY26の値はい
ずれも小さいものとなる。
【0096】さらに、縦方向以外の谷間部パターンにお
いては、他の演算器いずれかの出力によって検出される
ため、図21に示す最大値検出回路1522の出力は大
きく、いずれかの演算器の出力は小さくなり、最小値検
出回路1523の出力は小さいものとなる。このため、
減算器1524の出力ET信号の値が大きくなる。更に
比較器1525において、予め係数設定回路101によ
って設定されている値TTと比較することで、比較結果
Tには注目画素(Xi,j )が谷間部であるか否かの判定
結果が出力される。即ち、注目画素(Xi,j )が谷間部
であればT=1となり、注目画素(Xi,j )が谷間部で
なければS=0となる。
【0097】(後処理回路705)図27に、図7に示
す後処理部705の詳細ブロック構成図を示す。後処理
回路705は線画部信号Sおよびエッジ部信号Eの後処
理をし、信号に含まれるノイズを除去する。図27にお
いて、4201はインバータであり、4202は図9に
示すFIFOメモリ902と同等の1ライン遅延のため
のFIFOメモリである。ここでHSYNC信号はイン
バータ4201により論理反転されてFIFOメモリ4
202のリセット端子に入力され、FIFOメモリ42
02を1ラインごとに初期化(リセット)する。平坦部
信号Hおよび谷間部信号Tは、FIFOメモリ4202
により1ラインの遅延を与えられ、H1およびT1信号
として出力される。
【0098】また、4203は線画部信号後処理回路、
4204はエッジ部信号後処理回路である。線画部信号
後処理回路4203にはSS1,SS2,SS3の3信
号が入力されている。SS1信号はS信号と同一の信
号、SS2信号はSS1信号(即ちS信号)を1ライン
遅延した信号、SS3信号はSS2信号を1ライン遅延
した信号である。線画部信号後処理回路4203におい
ては、これらの入力信号より演算によって出力信号S1
を得る。
【0099】エッジ部信号後処理回路4204にはEE
1,EE2,EE3の3信号が入力されている。EE1
信号はE信号と同一の信号、EE2信号はEE1信号
(即ちE信号)を1ライン遅延した信号、EE3信号は
EE2信号を1ライン遅延した信号である。エッジ部信
号後処理回路4204においては、これらの入力信号よ
り演算によって出力信号E1を得る。
【0100】(線画不信号後処理回路4203)図27
に示す線画部信号後処理回路4203の詳細ブロック構
成図を図28乃至図31に示す。図28に示す4301
〜4309はそれぞれフリップフロップであり、1画素
単位の遅延を与える。そして、SS1信号はフリップフ
ロップ4301,4302,4303により1画素づつ
遅延されてED11,ED12,ED13信号となり、
SS2信号はフリップフロップ4304,4305,4
306により1画素づつ遅延されてED21,ED2
2,ED23信号となり、SS3信号はフリップフロッ
プ4307,4308,4309により1画素づつ遅延
されてED31,ED32,ED33信号となる。これ
ら9つの信号で図11に示す様な3×3画素のウィンド
ウを形成する。即ち、注目画素(Xi,j )および周辺画
素(Xi-1,j-1 )、(Xi-1,j )、(Xi-1,j+1 )、
(Xi,j-1 )、(Xi,j+1 )、(Xi+1,j-1 )、(Xi+
1,j )、(Xi+1,j+1 )より構成されるウィンドウであ
る。
【0101】これらの9つの信号が入力される図29に
示す4320,4321,4322,4323,432
4,4326,4327はそれぞれ2入力1出力のNA
NDゲート、4328,4329,4330,4331
はそれぞれ4入力1出力のNANDゲート、4332,
4333,4334,4335,4346,4347,
4348,4349はそれぞれ2入力1出力のNAND
ゲート、4340,4341,4342,4343はそ
れぞれ2入力1出力のNANDゲートである。
【0102】ここで、NANDゲート4333の出力が
“1”になる場合を考えると、NANDゲート432
0,4321,4322,4323のいずれかの出力が
“1”になりかつ、ED22の値が“1”となる場合で
ある。これを図11に示した3×3の画素ウィンドウの
イメージで示すと、4346- 1,4346- 2,43
46- 3,4346- 4に示すパターンでNANDゲー
ト4333の出力は“1”になる。
【0103】図29におい、て■印は“1”を示し、□
印は“1”でも“0”でもよいことを示す。また、NA
NDゲート4332の出力は4346- 5に示すパター
ンで“1”の値をとり、合わせてNANDゲート434
0の出力、即ちY0信号は4346(4346- 1,4
346- 2,4346- 3,4346- 4,4346-
5)に示す5つのパターンで“1”となり、それ以外で
“0”となる。ここで、これら5つのパターンによれば
左右方向の線画部で“1”となる。即ち、左右一直線の
3画素(Xi+1,j ,Xi+1,j+1 ,Xi+1,j+2 )に連続し
た線画や注目画素がかすれた線画は、4346- 5で検
出され、左右一直線からやや屈曲した線画は4346-
1,4346- 2,4346- 3,4346- 4で検出
される。即ち、Y0信号は左右方向の線画部判定信号で
あるといえる。
【0104】同様にして、Y1信号は4347に示す5
つのパターンで“1”となり、左下右上方向の線画部判
定信号となる。Y2信号は4348に示す5つのパター
ンで“1”となり、上下方向の線画部判定信号となる。
Y3信号は4349に示す5つのパターンで“1”とな
り、左上右下方向の線画部判定信号となる。更に、Y
0,Y1,Y2,Y3の信号は、フリップフロップ43
44でCLK信号の立上りで同期をとられ、SF信号と
して出力される。またSF信号はFIFOメモリ(例え
ばTEXAS INSTRUMENTS 社のTMS4C1060 )4345に入力
される。
【0105】一方、FIFOメモリ4345は、図中の
FRST信号でリセットされる。(前記TEXAS INSTRUME
NTS 社のTMS4C1060 のリセット入力は正論理である。)
FRST信号は図32に示される様に、HSYNC周期
の15倍の周期で繰返し発生されるパルスであるため、
FIFOメモリ4345は15ライン分の遅延を与える
ことになる。従って、FIFOメモリ4345により出
力されるSD信号は前記SF信号が15ライン分遅延さ
れたものである。
【0106】次に、前述のSF信号の各ビット毎に
“1”である画素を31×15画素のウィンドウで計数
する回路構成を図30及び図31に示す。先ず図30に
示す回路において、副走査方向の加算を行ない、図33
に4601で示す様に1×15の副走査1列の画素にお
ける計数をする。図31に示す回路では、さらに図30
よりの計数結果を受けて主走査方向に加算し、図33に
4602で示す様な31×15画素ウィンドウでの加算
を行なう。
【0107】図30において、4401はフリップフロ
ップ、4402,4403,4404,4405は減算
器、4405,4406,4407,4408,440
9は加算器、4410,4411,4412,4413
はANDゲート、4414,4415,4416,44
17,4418はフリップフロップ、4419はFIF
Oメモリ(例えば、三菱電機社のM66251 )、4420
はインバータ、4421,4422はフリップフロップ
である。
【0108】以上の構成を備える図30において、前述
のSF信号は4ビット構成であり、4方向(左右方向、
左下右上方向、上下方向、左上右下方向)線画判定信号
を示し、SD信号はSF信号が15ライン遅延した信号
を示している。ここで、一般的に、数列X(i)[i=1,2,
3,.....] に対し、配列X(i)のN項の移動和Y(i)を Y(i) = X(i)+X(i+1)+X(i+2)+.......+X(i+N-1) ・・・(2) の様に定義すれば、 Y(i+i ) = X(i+1)+X(i+2)+.......+X(i+N-1)+X(i+N) ・・・(3) であり、 Y(i+1) = Y(i) + {X(i+N)-X(i)} ・・・(4) となる。
【0109】一方、X(i)の初期値として、X(1)=X(2)=X
(3)=....=X(N)=0 とするときには、Y(1) = 0と確定され
るため、 Y(2) = Y(1) + {X(1+N)-X(1)} ・・・(5) Y(3) = Y(2) + {X(2+N)-X(2)} ・・・(6) : Y(i+1) = Y(i) + {Y(i+N)-Y(i)} ・・・(7) として順次Y(i)は順次算出される。
【0110】同様にして、2次元の配列X(i,j)[i=1,2,
3,,...... j=1,2,3,........]に対し、 Y(i,j) = X(i,j)+X(i+1,j)+X(i+2,j)+.....+X(i+M-1,j) ・・・(8) の様に定義すれば Y(i+1,j) = X(i+1,j)+X(i+2,j)+.....+X(i+M-1,j)+X(i+M,j) ・・・(9) であり、 Y(i+1,j) = Y(i,j) + {X(i+M,j)-X(i,j)} ・・・(10) となる。
【0111】一方、X(i,j)の初期値として、X(1,j)=X
(2,j)=X(3,j)=....=X(M,j)=0 とするとき、Y(1,j) = 0
と確定されるため、 Y(2,j) = Y(1,j) + {X(1+M,j)-X(1,j)} ・・・(11) Y(3,j) = Y(2,j) + {X(2+M,j)-X(2,j)} ・・・(12) : Y(i+1,j) = Y(i,j) + {Y(i+M,j)-Y(i,j)} ・・・(13) として順次Y(i,j)は順次算出される。
【0112】更に、 Z(i,j) = X(i,j )+X(i+1,j )+X(i+2,j )+.....+X(i+M,j ) +X(i,j+1 )+X(i+1,j+1 )+X(i+2,j+1 )+.....+X(i+M,j+1 ) +X(i,j+2 )+X(i+1,j+2 )+X(i+2,j+2 )+.....+X(i+M,j+2 ) : +X(i,j+N-1)+X(i+1,j+N-1)+X(i+2,j+N-1)+.....+X(i+M,j+N-1) ・・・(14) とすれば、 Z(i,j ) = Y(i,j)+Y(i,j+1)+Y(i,j+2)+.....+Y(i,j+N-1) ・・・(15) と表され、 Z(i,j+1) = Y(i,j+1)+Y(i,j+2)+.....+Y(i,j+N-1)+Y(i,j+N) ・・・(16) であり、 Z(i,j+1) = Z(i,j) + {Y(i,j+N)-Y(i,j)} ・・・(17) となる。
【0113】一方、Z(i,j)の初期値として、Z(i,1)=Z
(i,2)=Z(i,3)=....=Z(i,N)=0とするとき、Z(i,1) = 0と
確定されるため、 Z(i,2) = Z(i,1) + {Y(i,1+N)-Y(i,1)} ・・・(18) Z(i,3) = Z(i,2) + {Y(i,2+N)-Y(i,2)} ・・・(19) : Z(i+1,j) = Z(i,j) + {Y(i,j+N)-Y(i,j)} ・・・(20) として順次Z(i,j)は順次算出される。
【0114】以上の点を踏まえて31×15のウィンド
ウ内の計数に応用すれば、先ず、図33の4601に示
す様に副走査方向15ラインの加算をし、その加算結果
を主走査31画素の加算をし、4602に示す様な31
×15のウィンドウ内の加算を行なう。図30におい
て、i を副走査位置、j を主走査位置、M=15とすれ
ば、SF信号の各ビットは前記X(i+M,j)に相当し、SD
信号の各ビットは前記X(i,j)に相当する。ここで、SF
信号およびSD信号はフリップフロップ4401を経
て、各ビットに分けられ、減算器4402,4403,
4404,4405においてそれぞれ減算が行われる。
また、各減算器の演算結果は、加算器4406,440
7,4408,4409のB入力に入力され、減算器お
よび加算器により前記(13)式に相当する演算が行われ
る。加算器のA入力については後述する。
【0115】ここで4410,4411,4412,4
413はANDゲート、4414,4415,441
6,4417,4418はフリップフロップ、441
9,4420はFIFOメモリ(例えば三菱電機社M662
51)であり、4420はインバータ、4421,442
2はフリップフロップである。HSYNC信号はインバ
ータ4420で論理が反転され、FIFOメモリ441
9,4420の読み出しリセット端子RSTRに入力される
とともに、フリップフロップ4421および4422に
て2画素分の遅延の後に書き込みリセット端子RSTW信号
に入力される。従って、FIFOメモリ4419および
4420では「1ライン−2画素」の画素遅延が与えら
れる。
【0116】これをふまえて、加算器4406(または
4407,4408,4409)の出力は、フリップフ
ロップ4415(または4415,4416,441
7)で1画素遅延し、FIFOメモリ4419(または
4420)で(1ライン−2画素)遅延し、フリップフ
ロップ4401で1画素遅延して加算器4406(また
は4407,4408,4409)のA入力に入力され
る。従ってこれらの遅延を併せて前記加算器のA入力
は、同一の加算器の出力を1ライン遅延させたものであ
る。
【0117】この加算器のA入力を前記(13)式のY(i,j)
とすれば、出力はY(i+1,j)とおける。また一方、SF信
号の各ビットはX(i+M,j),SD信号の各ビットはX(i,j)
とおけることより、加算器4406(または加算器44
07,4408,4409)では、前記(13)式を演算し
ていることになる。また、副走査の開始以前には、VS
YNC信号は“0”となるため、ANDゲート4410
によってX(i,j)の初期値として、 X(i,j)=X(i+1,j)=X(i+2)=.....=X(i+M)=0 (但しM=15) が保証されるため、前述の(13)式で示されたアルゴリズ
ムに基づき、図32の4601に相当する1×15の画
素ウィンドウにおける総和が算出される。図30におけ
るFO出力は16ビット信号であるが、FO信号のビッ
ト0〜ビット3はSF信号のビット0について前記1×
15のウィンドウ内の和となり、FO信号のビット4〜
ビット7はSF信号のビット1について前記1×15の
ウィンドウ内の和となり、FO信号のビット8〜ビット
11はSF信号のbit2について前記1×15のウィンド
ウ内の和となり、FO信号のビット12〜ビット15は
SF信号のビット3について前記1×15のウィンドウ
内の和となる。またSF2信号はSF信号が2画素分だ
け遅延されFO信号と同期をとられたものである。
【0118】図31に示す回路は、前記(14)〜(20)式に
基づき、図33の4602に示す総和を求める回路であ
る。図31において、4501は31個のフリップフロ
ップ群であり、4502,4503,4504,450
5は減算器、4506,4507,4508,4509
は加算器、4510,4511,4512,4513は
フリップフロップである。
【0119】図31において、FO信号はフリップフロ
ップ群4501により31画素分の遅延を与えられ、F
OD信号となる。従って、FOD信号を前述のY(i,j+N)
とすればFOD信号は同じくY(i,j)となり、減算器45
02(または減算器4503,4504,4505,4
506)の演算結果が加算器4506(または加算器4
507,4508,4509,4520)の出力をZ(i,
j+1)とおけば、フリップフロップ4510(またはフリ
ップフロップ4511,4512,4513)によって
1画素分遅延し、Z(i,j)として前記加算器のA入力に入
力される。
【0120】従って、前記(20)式に相当する演算がなさ
れ、また、インバータ4514によって論理反転された
HSYNC信号によりフリップフロップ群4501の保
持内容は“0”に初期化される。このため、前記(20)式
に基づくアルゴリズムにおいて、図33の4602に示
す16×31のウィンドウ内における総和が算出され
る。
【0121】即ち、SU0信号は、SF信号のビット0
即ち左右方向の線画部判定信号であるY0信号を前記1
6×31のウィンドウ内で加算したものであり、SU1
信号は、SF信号のビット1即ち左下右上方向の線画部
判定信号であるY1信号を前記16×31のウィンドウ
内で加算したものであり、SU2信号は、SF信号のbi
t2即ち上下方向の線画部判定信号であるY2信号を前記
16×31のウィンドウ内で加算したものであり、SU
3信号は、SF信号のビット3即ち左上右下方向の線画
部判定信号であるY3信号を前記16×31のウィンド
ウ内で加算したものである。
【0122】なお、以上に説明した本実施例のアルゴリ
ズムを用いない方式では、従来図34に示される回路を
採用することが一般的であった。詳しい説明は省略する
が、ここで用いられるFIFOメモリおよび加算器の数
が上述した本実施例に比較し膨大となっている。例え
ば、減算器を含む加算器の数では、上述した本実施例の
回路が16個で済んでいるのに対し、図34の方式では
464(=31×15-1) 個の加算器が必要であった。
【0123】従って、この回路部分をLSI化した場合
には、上述した本実施例の場合には図34に示す従来例
に比較し、回路規模の大きが小さくなるばかりか、FI
FOメモリとLSIとの入出力の数が少なくなり、(本
実施例では40、従来例では64)LSI化をする上で
極めて有効である。次に、図31において、4515,
4516,4517,1518は8ビットリミッタであ
り、算出されたSU0,SU1,SU2,SU3の各信
号の値が8ビットの最大値即ち255を越える場合には
255を出力し、そうでない場合には入力値をそのまま
出力する。4519,4520,4521,4522は
それぞれ比較器である。ここで、TAは係数設定回路1
01により予め設定されている値であり、4519にお
いては、リミッタ4515を経て出力されるSU0信号
の値とTAの値が比較され、SU0>TAであれば
“1”をSU0≦TAであれば“0”を出力する。
【0124】また、4523はANDゲートであり、S
F2信号が16画素遅延されたSF3信号のビット0と
論理積がとられる。SF3信号は、SF信号に対し、図
30および図31の回路の演算遅延分を加えたものであ
り、図33の4603を注目画素とした場合のSF信号
そのものである。従って、ANDゲート4523の出力
は、左右方向の線画部判定信号であるY0信号におい
て、図32の4602に示す31×15のウィンドウ内
での“1”の個数がTAより大きく、かつ、注目画素4
603におけるY0信号が“1”である場合に“1”と
なり、それ以外では“0”となる。言い方をかえれば、
注目画素自身が左右方向の線画部でありかつ、注目画素
周辺にも同方向の線画部が一定数以上存在する場合に
“1”となる信号である。
【0125】同様にして、ANDゲート4524の出力
は、左下右上方向の線画部判定信号であるY1信号にお
いて、図32の4602に示す31×15のウィンドウ
内での“1”の個数がTAより大きく、かつ、注目画素
4603におけるY1信号が“1”である場合に“1”
となり、それ以外では“0”となる。言い方をかえれ
ば、注目画素自身が左上右下方向の線画部であり、か
つ、注目画素周辺にも同方向の線画部が一定数以上存在
する場合に“1”となる。
【0126】ANDゲート4525の出力は、上下方向
の線画部判定信号であるY2信号において、図32の4
602に示す31×15のウィンドウ内での“1”の個
数がTAより大きく、かつ、注目画素4603における
Y2信号が“1”である場合に“1”となりそれ以外で
は“0”となる。言い方をかえれば、注目画素自身が上
下方向の線画部でありかつ、注目画素周辺にも同方向の
線画部が一定数以上存在する場合に“1”となる。
【0127】ANDゲート4526の出力は、左下右上
方向の線画部判定信号であるY3信号において、図32
の4602に示す31×15のウィンドウ内での“1”
の個数がTAより大きく、かつ、注目画素4603にお
けるY3信号が“1”である場合に“1”となりそれ以
外では“0”となる。言い方をかえれば、注目画素自身
が左下右上方向の線画部でありかつ、注目画素周辺にも
同方向の線画部が一定数以上存在する場合に“1”とな
る。
【0128】更に、4527はOR回路であり、AND
ゲート4523,4524,4525,4526の各出
力の論理和をとり、その出力はフリップフロップ452
8を経てS1信号として出力される。従ってS1信号
は、図32の4602に示す31×15のウィンドウ内
で、注目画素4603自身がいずれかの方向の線画部で
ありかつ、注目画素周辺にも同方向の線画部が一定数以
上存在する場合に“1”となり、それ以外では“0”と
なる信号である。
【0129】(エッジ部信号後処理回路4204)図3
5に図27に示すエッジ部信号後処理回路4204の詳
細を示す。図35において、4801,4802,48
03,4804,4805,4806,4807,48
08,4809はフリップフロップであり、EC11,
EC12,EC13,EC21,EC22,EC23,
EC31,EC32,EC33はエッジ部判定信号につ
いて図11に示す3×3のウィンドウに配列したもので
ある。
【0130】さらに、4810,4811,4812,
4813,3814,4815,4816,4817,
4818,4819,4820,4821はそれぞれ2
入力1出力のNANDゲート、4822は12入力1出
力のNANDゲート、4823は2入力1出力のAND
ゲートであり、詳しい説明は省略するが、結果としてA
NDゲート4823の出力E00信号は、エッジ部信号
が図36に示す12通りのパターンを示した場合、即
ち、注目画素を含み注目画素周辺にエッジ部が連続して
存在する場合に“1”となり、それ以外で“0”とな
る。
【0131】さらにE00信号は、フリップフロップ4
824をへてE1信号として出力される。 (選択回路706)図37〜図39に図7に示す選択回
路706の詳細な回路図を示し、図40にそのタイミン
グチャートを示す。
【0132】図37において、S1,H1,T1,E1
信号は、それぞれ後処理回路706によって後処理をさ
れた線画部信号、平坦部信号、谷間部信号、エッジ部信
号である。4901,4902,4903,4904は
フリップフロップ、4905は2入力1出力のセレクタ
(論理は4905- 1に示される。)、4906はフリ
ップフロップ、4907はエンコーダ(論理は4908
に示す)、4909は2入力1出力のセレクタ(論理は
4905- 1に示す)、4910はフリップフロップで
ある。
【0133】ここで、エンコーダ4907には、連続す
る4画素におけるS1,H1,T1,E1の各信号が図
に示される様に配列されて入力される。即ち、16ビッ
トのX入力の内、ビット15 〜12には連続する4画素に
ついての線画部を示すS1信号、ビット11〜8 には連
続する4画素についての平坦部を示すH1信号、ビット
7〜4 には連続する4画素についての谷間部を示すT1
信号、ビット3〜0 には連続する4画素についてのエッ
ジ部を示すE1信号が入力され、EC信号がエンコード
され出力される。
【0134】ここで、エンコーダ4907の論理は49
08に示されるが、この論理によれば、先ず連続する4
画素中にS1信号が“1”となることがあれば、はじめ
て“1”となった座標(0〜3)の値を出力し、連続す
る4画素中のS1信号がすべて“0”の場合には、連続
する4画素中でH1信号が“1”となることがあれば、
はじめて“1”となった座標(0〜3)の値を出力し、
連続する4画素中のS1およびH1信号がすべて“0”
の場合には、連続する4画素中でT1信号が“1”とな
ることがあれば、はじめて“1”となった座標(0〜
3)の値を出力し、連続する4画素中のS1,H1,T
1信号がすべて“0”の場合には、連続する4画素中で
E1信号が“1”となることがあれば、はじめて“1”
となった座標(0〜3)の値を出力し、連続する4画素
中のS1,H1,T1,E1信号がすべて“0”の場合
には、“0”を出力する。
【0135】更に、エンコーダ4907の出力であるE
C信号は2入力1出力のセレクタ4909のA入力に入
力される。セレクタ4909の論理を図中の4905-
1に示す。セレクタ4907の出力Yは、フリップフロ
ップ4910をへてEC4信号としてセレクタ4909
のB入力にフィードバックされ、またセレクタ4909
の制御入力SにはXD1信号(4画素周期のXPHS信
号が“1”の場合のみに“0”となる信号であり、第4
図に示される)が入力される。このため、EC4は、X
D1信号が“0”のときのECの値が4画素間隔の間フ
リップフロップ4910にラッチされる。
【0136】4911は4入力1出力のセレクタ(論理
は4911- 1に示す)であり、制御入力Sには前述の
EC4信号が入力され、A,B,C,Dの各入力にはX
D2,XD3,XD0,XD1信号がそれぞれ入力され
る。一方、フリップフロップ4904の出力はセレクタ
4905のA入力に入力され、セレクタ4911の出力
はセレクタ4905の制御入力Sに入力され、セレクタ
4905のY出力はフリップフロップ4906を経てセ
レクタ4905のB入力にSH8信号としてフィードバ
ックされ、結果として、エンコーダ4907の出力する
0〜3の座標値に相当するSH4信号が4画素間隔の間
フリップフロップ4906にラッチされる。
【0137】さらに、4912は2入力1出力のセレク
タ(論理は4905- 1)、4913はフリップフロッ
プ、4914は2入力1出力のセレクタ(論理は490
5-1)、4915,4916,4917,4918,
4919,4920,4921はフリップフロップ、4
922はORゲートである。以上の構成をとることで、
選択回路706においては、連続する4画素における解
像度400dpiのS1,H1,T1,E1信号を1/4のレ
ートでサンプリングして解像度100dpiのS0,H0,T
0,E0信号を得ることが可能となる。しかもこの時、
単純な間引きを行なうのではなく、入力信号が“1”と
なるような座標を選んでサンプリングを行なうことがで
きる。
【0138】またS0,H0,T0,E0の各信号に同
期して、どのポイントでサンプリングしたかをしめすF
WE信号が、YD3信号が“0”の場合に出力される。
以上の各タイミングチャートを図40に示す。更に、出
力されたS0,H0,T0,E0は図38及び図39に
示す回路に入力される。まず図38において、500
1,5002,5003,5004,5005,500
6,5007,5008は2入力1出力のセレクタであ
り、図中に示されるとおりANDゲート、NORゲート
およびインバータで構成される。FZSEL0およびFZSEL1
は、係数設定回路101により予め設定される値であ
る。
【0139】同様に図39の5009,5010,50
11,5012,5013,5014,5015,50
16は2入力1出力セレクタである。SZSEL は、係数設
定回路101により予め設定される値である。後述する
様に本実施例においては、同時に複数種類の特定原稿に
ついてその存在の有無を判定する。さらに、それら複数
種類の特定原稿ごとに必要な特徴量を選択的に抽出す
る。即ち、特定原稿の種類によって最適な特徴量を選択
するわけである。
【0140】その選択の制御を図38及び図39に図示
した回路で行なう。図38及び図39におけるFZSEL0,
FZSEL1,SZSEL によってその選択が制御される。判定に
使用される特徴信号として、第1の特徴部信号FZと第
2の特徴部信号SZが送られる。FZ信号は、(1) 平坦
部(2) 谷間部(3) 平坦部もしくは谷間部の3種類の選択
が考えられ、SZ信号は、(1) 線画部信号(2) エッジ部
信号の2種類の選択が考えられる。FZ信号とSZ信号
はそれぞれ8ビットの信号であり、各ビットは同時に判
定処理される8種類の判定条件に基づく判定に使われ
る。
【0141】[間引き回路106]図41に図5に示す
間引き回路106の詳細回路図を、図42にそのタイミ
ングチャートを示す。図41において、5201はイン
バータ、5202,5203はFIFOメモリ(例えば
三菱電機社M66251)である。間引き回路106は、400d
piのR, G, B信号( 各上位5 ビットづつ) をサンプリ
ングし、100dpiに間引く回路である。図42に示す様
に、副走査方向に、1ライン毎に“0”,“1”,
“2”,“3”を繰り返すYPHS信号の値が“3”である
場合(即ちYD3信号が“0”である場合)に、R,
G, B信号がFIFOメモリ5202および5203に
書込まれる。即ち、4ラインに1回の割合で書込まれ
る。
【0142】また、前述のFWE信号が“0”になった
場合のみR, G, B信号の値が書込まれる。また、書込
まれるデータは、1/4の割合で間引かれているため、
FIFOメモリ5202,5203よりの読出しのクロ
ック信号はCLK4信号を用いる。以上の回路構成をと
ることで、前述の様に単純な間引きではなく、特徴のあ
る画素を優先したサンプリングをすることができる。
【0143】[スムージング回路105]図43に図5
に示すスムージング回路105の回路図を、図44およ
び図45にそのタイミングチャートを示す。スムージン
グ回路105は、400dpiのR, G, B信号を上述した図
4の501に示す4×4のブロック単位で加算平均を
し、スムージングをおこなう。
【0144】図43において、5401,5402,5
403はANDゲート、5404,5405,5406
は加算器、5407,5408,5409はフリップフ
ロップ、5410,5411,5412は2入力1出力
のセレクタ(論理は図中の5410- 1に示す)、54
13,5414,5415はフリップフロップ、541
6,5417,5418はインバータ、5419は3入
力1出力のマルチプレクサ、5420はフリップフロッ
プである。
【0145】また、5421,5422はFIFOメモ
リ( 例えば三菱電機社M66251)、5423はフリップフ
ロップ、5424はANDゲート、5425は加算器、
5426はフリップフロップ、5427はインバータ、
5428,5429,5430,5431,5432は
フリップフロップ、5433はORゲート、5434,
5435はFIFOメモリ( 例えば三菱電機社M66251)
である。
【0146】図44のタイミングチャートに示す様に、
フリップフロップ5407の出力X1の値は順次入力R
信号が加算器5404によって累積加算される。また、
加算器5407のB入力は、4画素に1度(XD1=
“0”の場合即ちXPHS信号が“1”の場合)に
“0”となるため、4画素ごとの累積加算がなされる。
即ち、XPHS信号が“0”の場合のR信号の入力値を
“r0”,XPHS信号が“1”の場合のR信号の入力
値を“r1”,XPHS信号が“2”の場合のR信号の
入力値を“r2”,XPHS信号が“3”の場合のR信
号の入力値を“r3”とすれば、これらより1CLK信
号分遅れて、XPHS信号が“1”の場合には、X1信
号は“r0”となり、XPHS信号が“2”の場合に
は、X1信号は“r0+r1”となり、XPHS信号が
“3”の場合には、X1信号は“r0+r1+r2”と
なり、XPHS信号が“0”の場合には、X1信号は
“r0+r1+r2+r3”となる。
【0147】更に、この値(図44中のrsm=r0+
r1+r2+r3)が、X2信号としてフリップフロッ
プ5413の出力に4CLK信号分ラッチされる。ここ
で、rsm=r0+r1+r2+r3の値は、主走査方
向に連続する4画素に相当するR信号の和である。全く
同様にして、フリップフロップ5414の出力Y2信号
には、主走査方向に連続する4画素に相当するG信号の
和gsm=g0+g1+g2+g3の値が4CLK信号
分ラッチされ、フリップフロップ5415の出力Z2信
号には主走査方向に連続する4画素に相当するB信号の
和bsm=b0+b1+b2+b3の値が4CLK信号
分ラッチされる。
【0148】更に、3入力1出力のマルチプレクサ54
19を経てフリップフロップ5420の出力SS信号
は、図44に示す様にrsm,gsm,bsmの値が時
分割に出力される。SS信号は加算器5425のA入力
に入力される。加算器5425の出力はフリップフロッ
プ5426、FIFOメモリ5421,5422、フリ
ップフロップ5423、ANDゲート5425を経て加
算器5425のB入力に入力される。ここで、FIFO
メモリ5421および5422では、(1ライン- 2画
素)分の遅延が実現されるため、フリップフロップ54
23およびフリップフロップ5426をあわせて1ライ
ンの遅延となり加算器5425では累積加算が行なわれ
る。
【0149】また、4ラインに中の1ラインの割合YD
0信号が“0”になるとき(即ちYPHS信号が“0”
の場合)にANDゲート5424の出力は“0”とな
る。従って、加算器5424では4ラインごとの累積加
算値が算出されることになる。また前述の様に、SS信
号は主走査4画素における入力信号であるR,G,B信
号の和であるため、図43に示すSFSUM信号(加算
器5425の出力)およびFI信号(フリップフロップ
5426の出力)には、主走査および副走査4画素の4
×4の画素ブロックにおける和が出力される。
【0150】更に、SFIの上位5ビットは、フリップ
フロップ5430,5431,5432でCLK信号と
の同期をとられてそれぞれSFS1,SFS2,SFS
3信号となる。また、SS信号はR、 G、 B信号につい
ての和が順次時分割に出力されていることから、SF
I,SFS1,SFS2,SFS3,の各信号について
もR、 G、 B信号についての和が順次時分割に出力され
る。
【0151】ここで、図44に示す様に、XPHS信号
が“2”の場合には、SFS1信号にはB入力の和であ
るbsm’が、SFS2信号にはG入力の和であるgs
m’が、SFS3信号にはR入力の和であるrsm’が
それぞれ保持される。ここで、XPHS信号が“2”の
タイミングでこれらの値をFIFOメモリ5434およ
び5435に書込み保持する。即ち、XD2信号が
“2”である場合でかつYD3信号が“0”である場合
にSFWE信号は“0”となり、FIFOメモリ543
4および5435への書込みが許可される。
【0152】これを図45を用いて説明する。図45に
示す様に、4ラインに1ラインの割合でYPHS信号は
“3”となり、YD3信号は“0”となる。更に、4画
素に1画素の割合でXD2信号は“0”となり、YD3
信号とXD2信号の両方が“0”となる場合のみにSF
WE信号は“0”となり、それ以外では”1”となる。
SFWE信号が“0”の場合においては、SFS1,S
FS2,SFS3信号がFIFOメモリ5434および
5435に書込まれる。また、読出しは、CLK信号に
対し4倍の周期のCLK4信号に同期して読出され、さ
らに4ラインの間同じ値が繰返し出力される。
【0153】結果として、RS,GS,BS信号は、図
4に示す4×4の画素ブロック中のR,G,B信号を加
算平均し平滑化した信号となる。 [総合判定回路110]図46に図5に示す総合判定回
路110の詳細なブロック図を示す。図46において、
108は色味マッチングROM(以下「ROM2」と称
す。)であり、容量は256K×16ビットのROM
(例えば三菱電機M5M27C402K)により実現でき、読み取
り信号の色味が特定原稿の色味に近いか否かの判定を行
う。109は平滑化色味マッチングROM(以下「RO
M3」と称す。)であり、容量は256K×8ビットの
ROM(例えば三菱電機M5M27C201K)により実現でき、
読み取り信号の平滑化された色味が特定原稿の色味に近
いか否かの判定を行う。
【0154】図47にある特定原稿における線画部にお
ける色味のRGB空間上の分布の例を示し、図48にあ
る特定原稿における平坦部における色味のRGB空間上
の分布の例を示す。このように線画部及び平坦部でそれ
ぞれ特徴的な分布を示す。同様に、特定原稿のエッジ
部、谷間部等においても、図示はしないが、特徴的な分
布を示す。これらは特定原稿固有の色分布を示すが、R
OM2(108)には予じめ32種類の判定条件に基づ
き前述の第1の特徴部および第2の特徴部の特の色味情
報が保持され、入力画像がこれらの色味成分を持ってい
るか否かを判定する。同様にROM3(109)は32
種類の判定条件に基づく特定原稿をスムージングした場
合の色味のRGB空間上の分布が保持される。
【0155】図5に示す間引き回路106よりのRS,
GS,BS信号は、セレクタ117及びトライステート
ゲート119を経て、ROM2(108)の下位アドレ
ス15ビットに入力される。ROM2(108)のデー
タ出力は16ビット構成になっており、下位8ビット
(D0〜D7)には前述の第1の特徴部の色味と読み取
り画像信号とが一致しているか否かの判定信号がFC0
信号として出力され、上位8ビット(D8〜D15)に
は前述の第2の特徴部の色味と読み取り画像信号とが一
致しているか否かの判定信号がSC0信号として出力さ
れる。
【0156】更に図5のスムージング回路105よりの
RS、 GS、 BS信号は、トライステートゲート114
を経て、ROM3(109)の下位アドレス15ビット
に入力される。ROM3(109)の出力SMC信号
は、ある8種類の判定条件に基づく特定原稿のスムージ
ングされた色味と、読み取り画像信号のスムージングさ
れた色味が一致しているか否かを示す信号である。
【0157】さらに、ANDゲート112- 1からはS
MC信号とFC0信号の論理積FC信号が出力される。
即ち、FC信号は、ある8種類の判定条件に基づく特定
原稿の前述の第1の特徴部の色味と読み取り画像信号と
が一致していて、かつ特定原稿のスムージングされた色
味と読み取り画像信号のスムージングされた色味が一致
している場合に“1”となる信号である。
【0158】また、ANDゲート112- 2からはSM
C信号とSC0信号の論理積FC信号が出力される。即
ち、SC信号は、ある8種類の判定条件に基づく特定原
稿の前述の第2の特徴部の色味と読み取り画像信号とが
一致していて、かつ特定原稿のスムージングされた色味
と読み取り画像信号のスムージングされた色味が一致し
ている場合に“1”となる信号である。この様に、スム
ージングされた色味の一致を条件に加えることで、特定
原稿を検出する精度を向上させることができる。
【0159】117は2入力1出力のセレクタであり、
図中の117−1に動作論理を示す。通常の判定動作の
場合には、セレクタ117の制御信号CCLは“1”と
なる。カウンタ116及びCCL信号を“0”にする場
合については、RAMクリア制御の項で後述する。ま
た、通常の判定動作の場合には、トライステートゲート
119の制御信号RIDは“0”となるが、RID信号
が“1”である場合は、ID読み取りモードの項で説明
する。
【0160】118はバンク切り換え手段であり、3ビ
ットのPSEL信号をROM2およびROM3の上位3
ビットのアドレス信号としてを供給する。バンク切り換
え手段の詳細ブロック図を図49に、そのタイミングチ
ャートを図50に示す。図49において、2101はN
ANDゲートでありYPHS信号2ビットが入力され
る。2102はANDゲートであり、前述の2ビットの
面順次信号CNO信号の下位1ビットCNO(0)と、
NANDゲート2101の出力が入力され、その出力は
PSEL信号の上位1ビットとなる。また、YPHS信
号がPSEL信号の下位2ビットとして出力される。
【0161】従って、CNO(0)信号が“0”である
場合には、PSEL信号はHSYNC信号の立ち上がり
に同期して“0”,“1”,“2”,“3”を繰り返
し、CNO(0)信号が“1”である場合には、PSE
L信号は、HSYNC信号の立ち上がりに同期して、
“4”,“5”,“6”,“3”を繰り返す。図49に
おいて、先ず、CNO(0)信号は、M,C,Y,Bk
の各現像色に対しそれぞれ“0”,“1”,“0”,
“1”になる。従って、現像色がMおよびYの場合に
は、PSEL信号はHSYNC信号の立ち上がりに同期
して“0”,“1”,“2”,“3”を繰り返し、現像
色がCおよびBkの場合には、PSEL信号はHSYN
C信号の立ち上がりに同期して“4”,“5”,
“6”,“3”を繰り返す。
【0162】即ち、画像処理モードにおいては、第2表
に示す様にROM2の00000 番地より37FFF 番地のアド
レスをアクセスし、その内訳は、現像色がMおよびYの
場合には00000 番地から1FFFF 番地をアクセスし、現像
色がCおよびBkの場合には18000 番地から37FFF 番地
をアクセスする。なお、通常の画像処理モードの際に
は、同時に8種類の判定条件に基づく特定原稿(後述す
るが、そのうちの1種類は試験用の原稿に基づく色味)
についての判定をし、各PSEL信号の値に応じて判定
される8種類が変わる。4主走査ライン 単位で順次切り替
わり、合計32種類の判定条件に基づいて複数の特定原
稿についての判定がなされる。
【0163】更に、現像される現像色に応じてもPSE
L信号が切り替わり、一部重複(18000番地から1FFFF 番
地) するが、合計で56種類の判定条件に基づき複数の
特定原稿について判定をすることができる。なお、第2
表中の画像処理モードとID読み取りモード及びRID
信号については後述する。ここで、本実施例において
は、これら56種類の判定条件の割当に際し、特定原稿
の重要度(どれが最もコピーされるべきでないか)によ
ってその割当をかえる。
【0164】先ず、18000 番地から1FFFF 番地に保持さ
れている8種類の判定条件については、他の48種類と
異なりM,C,Y,Bkのすべての像形成時において判定される
ため、最も確実に判定される。従って、この8種類の判
定条件は、最も重要と思われる特定原稿を判定するもの
を割り当てる。次に、00000 番地から17FFF 番地に保持
されている24種類の判定条件についは、第1回目の走
査時に行われるMの像形成時、および、第3回目の走査
時に行われるYの像形成時に判定がおこなわれる。
【0165】一方、20000 番地から37FFF 番地に保持さ
れている24種類の判定条件についは、第2回目の走査
時に行われるCの像形成時および、第4回目の走査時に
行われるBkの像形成時に判定がおこなわれる。この両
者を比較すると、後者(20000番地から37FFF 番地) の場
合、以下の欠点がある。即ち、4回目の像形成であるB
kの像形成時においては、特定原稿の存在を認識した時
点では既に特定原稿の一部がコピーされてしまっている
可能性がある。これに比較し、前者(00000番地から17FF
F 番地) の場合には、MおよびYのいずれの像形成時に
おいて特定原稿の存在が検知された場合においても、そ
のあとの像形成であるBkの像形成時に出力画像を真っ
黒に塗りつぶすことができるため、前者における不具合
はない。
【0166】従って、この両者を比較すると、前者(000
00番地から17FFF 番地) の方が確実にコピー防止が可能
であるといえる。従って、00000 番地から17FFF 番地に
保持すべき24種類の判定条件には、次に重要と思われ
る特定原稿を割り当てる。さらに、それ以外の24種類
の判定条件を20000 番地から37FFF 番地に割り当てる。
【0167】
【表2】 (積分回路1)前述のFC信号とFZ信号は、図46の
積分回路1(122)に送られる。積分回路1(12
2)は、2次元(XY方向)のIIRディジタルフィル
タにより、8種類の判定条件に基づく特定原稿について
の第1の特徴部を示すFC信号の雑音(ノイズ)を除去
する。積分回路1(122)には、FZ信号,ROM2
(108)より、特定原稿の第1の特徴部の色味と読み
取り画像信号との一致を示すFC信号、FIFO140
及びFIFO141の入力に接続されるFOA信号、F
IFO140及びFIFO141信号の出力であるFI
A信号に接続されている。
【0168】この積分回路1(122)の詳細構成ブロ
ック図を図51に示す。図51において、2401,2
402はシリアルパラレル変換器、2403−1,24
03−2,・・・,2403−8は積分器であるIIR
フィルタ、2404,2405はパラレルシリアル変換
器である。シリアルパラレル変換器2401及び204
2は、FIFO140及び141の出力FIA信号をシ
リアルパラレル変換する。
【0169】シリアルパラレル変換器2401,240
2のブロック図を図52に、タイミングチャートを図5
3に示す。図52において、2501,2502,25
03,2504はフリップフロップであり、入力信号を
CLK4信号の立ち上がりでラッチする。2505は2
入力1出力のセレクタであり、2512に動作論理を示
す。2506,2507はフリップフロップであり、C
LK4信号の立ち上がりでラッチする。一方、2508
はインバータ、2509は3ビットのカウンタ、251
0は2入力4出力のデコーダでありその動作論理を25
11に示す。
【0170】ここで、入力信号であるX信号は、CLK
4信号の立ち上がりに同期して入力される。フリップフ
ロップ2501,2502,2503,2504で順次
遅延された入力信号は、セレクタ2505に送られる。
一方、カウンタ2509によって出力されるX4PHS
信号は、CCLK4信号の立ち上がりに同期して
“0”,“1”,“2”,“3”,“4”,“5”,
“6”,“7”の値を繰り返し出力するが、その下位2
ビットX4PHS(1−0)は、“0”,“1”,
“2”,“3”の値を繰り返し出力し、デコーダ251
0より出力されるX4D1信号はX4PHS(1−0)
信号が“1”である場合のみ“0”となり、他は“1”
となる。
【0171】従って、図53に示す様に、X信号に
“a”,“b”,“c”,“d”が順次入力されたもの
が、フリップフロップ2506の出力であるA0,B
0,C0,D0に並列に出力され、フリップフロップ2
507よりはこの各信号がCLK4信号の1周期分だけ
遅延されて出力される。図51において、2403−
1,2403−2,・・・・,2403−8はIIRフ
ィルタであり、各IIRフィルタは同一の構造をとり、
それぞれ1種類ずつの判定条件における処理を行い、同
時に8個のIIRフィルタで処理することで8種類の判
定条件の処理をおこなう。
【0172】図54に上述したIIRフィルタの詳細ブ
ロック構成図を示す。図54において、2701,27
02,2703はそれぞれ3入力1出力のセレクタであ
り、その動作論理を2704に示す。2705,270
6はそれぞれ乗算器であり、A,Bの入力に対して積A
×B/32を出力する。2707は加算器であり、A,
B,Cの入力に対し和A+B+Cを出力する。2708
はフリップフロップであり、CLK4信号の立ち上がり
で入力信号をラッチし出力する。ここで、加算器270
7の出力信号をyi,j (iを間引き後の副走査位置,j
を間引き後の主走査位置)信号とするとき、フリップフ
ロップ2708の出力はyi,j-1 である。また、FIF
O104よりシリアルパラレル変換器2401,240
2を介して送られて来るFI信号は、yi,j 信号を副走
査方向にFIFOを利用して遅延させたものであり、y
i-1,j と表現できる。
【0173】ここで、yi,j は、(21)式で表され
る。 yi,j =( α/ 32) yi-1,j +( β/32) yi,j-1 +γ ・・・・(21) また、α1,α2,α3,β1,β2,β3,γ1,γ
2,γ3はそれぞれ前述の係数レジスタによって予めセ
ットされた値であり、これらを適切に設定することで、
FC信号を積分し、ノイズ除去を行うことができる。
【0174】図55、図56および図57にIIRフィ
ルタでの処理結果例を示す(jは主走査位置を示
す。)。図55はFC信号(読み取り信号の色味が特定
原稿の第1の特徴部の色味と一致しているかどうかの判
定信号で、1;一致 0;不一致)の例を示す図であ
る。図56はFZ信号(読み取り信号が特定原稿の第1
の特徴部であるかどうかの判定信号で、1;第1の特徴
部 0;非第1の特徴部)の例を示す図である。
【0175】図55及び図56も示す様に、前述のα
1,α2,α3,β1,β2,β3,γ1,γ2,γ3
の値を適切にとることによって、yi,j は図57に示す
様な波形をとる。即ち、yi,j には、32101や32
102に示される様な雑音(ノイズ)成分が平滑化(積
分効果)された波形が出力される。εなるしきい値で2
値化することで、32101や32102に示されるノ
イズ成分を除去することができる。
【0176】また、図54において2710は比較器で
あり、フリップフロップ2708の出力と図57に示し
たεを比較し、その比較結果をFL信号として出力す
る。FL信号は、読み取り画像信号が特定原稿の第1の
特徴部と類似性が高いかどうかを判定する信号である。
2709は平均値回路であり、フリップフロップ270
8の出力で連続する4つのデータを平均化する。
【0177】図54に示すこの平均値回路2709の詳
細ブロック図を図58に、その動作タイミングチャート
を図59に示す。図58において、2801はANDゲ
ート,2802は加算器、2803はフリップフロッ
プ、2804は2入力1出力のセレクタでありその動作
論理は2808に示される。2805はフリップフロッ
プ、2806は2入力1出力のセレクタであり、その動
作論理は2804と同様に2808に示される。280
7はフリップフロップである。
【0178】ここでX4D0信号およびX4D3信号は
図52のデコーダ2510より出力される信号であり、
X4D0信号はX4PHS(1−0)信号が“0”であ
る場合のみ“0”で他は“1”となる信号、X4D3信
号はX4PHS(1−0)信号が“3”である場合のみ
“0”で他は“1”となる信号である。そこで、図59
に示す様に、X4PHS(1−0)信号が“0”,
“1”,“2”,“3”と変化するのに対応して、入力
信号Xが順に“a”,“b”,“c”,“d”の値をと
った場合、結果的にはこの連続する4つの値“a”,
“b”,“c”,“d”の平均値(a+b+c+d)/
4がYより出力される。
【0179】本積分器の出力は、FIFOメモリを介し
てフィードバックされるが、このように連続する4つの
データを平均してそれをFIFOに保持することで、F
IFOメモリの容量を1/4に削減することができる。
また、図57に示す様に、本積分器の出力は、高周波数
成分を持たないため、連続する4つのデータ平均値で置
き換えてもほとんど影響はない。
【0180】図51において、IIR2403−1,2
403−2,・・・,2403−8より出力されたFO
信号は、パラレルシリアル変換器2404および240
5を経て、FOA信号としてFIFO140,141に
送られ、再びFIAとしてパラレルシリアル変換器24
01,2402を経て、IIR2403−1,2403
−2,・・・,2403−8にフィードバックされる。
【0181】図60に図51に示すパラレルシリアル変
換器の詳細ブロック構成図を、図61にその動作タイミ
ングチャートを示す。図60において、3001は4入
力1出力のセレクタであり、その動作論理を3006に
示す。3002,3003,3004,3005はそれ
ぞれフリップフロップである。図61に示す様に、結果
としてA,B,C,Dに並列に入力された値“a”,
“b”,“c”,“d”が、順次Yよりシリアル出力さ
れる。
【0182】ここで、図51において、パラレルシリア
ル変換器によってFIFOへの出力をシリアルに出力
し、さらにFIFOからの信号をシリアルパラレル変換
することで、FIFOメモリの個数の削減およびLSI
の入出力ピンの数を削減することができ、コストダウン
及びLSIを含む回路の信頼性を向上することもでき
る。
【0183】図51において、8つのIIR回路より出
力されたFL信号(読み取り画像信号が、特定原稿の第
1の特徴部と類似性が高いかどうかを判定する信号)
は、8ビットのFLSG信号として積分回路2(12
3)に出力される。更に、図46において、FIFO1
40,141の書き込みおよび読み出しを制御するFR
E信号とFWE信号は、FIFO制御回路114より発
生され、積分回路1(122)において前記(21)式
が成り立つように、積分回路1(122)の遅延を考慮
して、制御される。
【0184】(積分回路2)図46において、前述のS
Z信号は積分回路2(123)に送られる。積分回路2
(123)は、積分回路1(122)と同様の2次元
(XY方向)のIIRディジタルフィルタにより、8種
類の判定条件に基づき特定原稿についての第2の特徴部
を示すSC信号の雑音(ノイズ)を除去する。積分回路
2(123)には、前述のSZ信号と共に、ROM2
(108)よりの特定原稿の第2の特徴部を示すSC信
号、積分回路1(122)より出力されるFLSG信
号、FIFO142及びFIFO143の入力が接続さ
れるFOB信号、FIFO142及びFIFO143信
号の出力であるFOB信号に接続されている。
【0185】この積分回路2(123)の詳細ブロック
構成図を図62に示す。図62において、3301,3
302は、図51に示すシリアルパラレル変換器240
1,2402と同等のシリアルパラレル変換器、330
3−1,3303−2,・・・,3303−8は積分器
であるIIRフィルタ、3304,3305は図51の
2404,2405と同等のパラレルシリアル変換器で
ある。
【0186】積分回路2(123)におけるIIRフィ
ルタ3303−1,3303−2,・・・,3303−
8の詳細ブロック構成図を図63に示す。図63におい
て、3401,3402,3403はそれぞれ5入力1
出力のセレクタであり、その動作論理は3404に示さ
れる。3405,3406は乗算器であり、A,Bの入
力に対して積A×B/32を出力する。3407は加算
器であり、A,B,Cの入力に対して和A+B+Cを出
力する。3408はフリップフロップであり、CLK4
信号の立ち上がりで入力信号をラッチし出力する。ここ
で、加算器3407の出力信号をy'i,j(iを間引き後
の副走査位置,jを間引き後の主走査位置)信号とする
とき、フリップフロップ3408の出力はy'i,j-1であ
り、また、FIFOよりのFI信号はy'i,j信号を副走
査方向にFIFOを利用して遅延させたものであり、
y'i-1,jと表現できる。
【0187】ここで、y'i,jは、以下に示す(22)式
で表される。 y'i,j=( α'/32) y'i-1,j+( β' /32) y'i,j-1+γ' ・・・・(22) また、α1' ,α2' ,α3' ,α4' ,α5' ,β
1' ,β2' ,β3' ,β4' ,β5' ,γ1' ,γ
2' ,γ3' γ4' ,γ5' はそれぞれ前述の係数レジ
スタによって予めセットされた値であり、これらを適切
に設定することで、SC信号を積分し、ノイズ除去を行
うことができる。
【0188】図64にその処理結果例を示す(jは主走
査位置を示す。)。図64において最上段にSC信号
(読み取り信号の色味が特定原稿の第2の特徴部の色味
と一致しているかどうかの判定信号で、1;一致 0;
不一致)の例を、次にSZ信号(読み取り信号が特定原
稿の第2の特徴部であるかどうかの判定信号で、1;第
2の特徴部である 0;第2の特徴部でない)の例を、
3段目にFL信号(読み取り画像信号が、特定原稿の第
1の特徴部と類似性が高いかどうかを判定する信号で、
1;第1の特徴部である 0;第1の特徴部でない)の
例を示す。
【0189】この時に、前述のα1' ,α2' ,α3'
,α4' ,α5' ,β1' ,β2',β3' ,β4' ,
β5' ,γ1' ,γ2' ,γ3' γ4' ,γ5' の値を
適切にとることによって、y'i,jは最下段に示す様な波
形をとる。即ち、y'i,jには、35101や35102
に示される様な雑音(ノイズ)成分が平滑化(積分効
果)された波形が出力される。ε' なるしきい値で2値
化することで、35101や35102に示されるノイ
ズ成分を除去することができる。
【0190】一方、図63において、3410は比較器
であり、フリップフロップ3408の出力と図64の最
下段に示すしきい値ε’を比較し、その比較結果を出力
する。3411はフリップフロップ、3412はAND
ゲート、3413はフリップフロップ、3414はAN
Dゲートであり、比較器3410の出力はSC信号およ
びSZ信号との論理積をとられてCN信号として出力さ
れる。このCN信号は、読み取り画像が特定原稿の第2
の特徴部の一部である可能性が高い場合に“1”とな
る。
【0191】一方、3409は、図54に示す2709
と同等な平均値回路であり、積分回路1(122)の場
合と同様の理由でフリップフロップ3408の出力で連
続する4つのデータを平均化する。図62において、I
IR3303−1,3303−2,・・・,3303−
8より出力されたFO信号は、パラレルシリアル変換器
3304および3305を経て、FOB信号としてFI
FO142,143に送られ、再びFIBとしてパラレ
ルシリアル変換器3301,3302を経て、IIR3
303−1,3303−2,・・・,3303−8にフ
ィードバックされる。
【0192】図62において、8つのIIR回路より出
力された、CN信号(読み取り画像信号が、特定原稿の
第2の特徴部の一部である可能性が高い高いかどうかを
判定する信号)は、8ビットのCEN信号として体積率
判定回路128に出力される。更に、図46において、
FIFO140,141の書き込み及び読み出しをを制
御するFRE信号とFWE信号は、FIFO制御回路1
14より発生され、積分回路2(123)において前記
(21)式が成り立つように積分回路2(123)の遅
延を考慮して、制御される。
【0193】(体積率判定及び最終判定)図46におい
て、前述の積分回路2(123)より出力されたCEN
信号は、体積率判定回路128に送られる。体積率判定
回路128には、積分回路2(123)よりCEN信号
の各ビットが“1”である画素群が、図47に示される
特定原稿の第2の特徴部の色味分布範囲(RGB3次元
の体積)のうちどれだけを占めるかを示す体積率及び体
積率が一定値以上になった条件下で、CEN信号の各ビ
ットが“1”である画素の総数であるヒット画素数をカ
ウントし、特定原稿の有無の最終判定が成される。
【0194】体積率判定回路128には、双方向バッフ
ァ130を経てスタティックRAM( 以下「SRAM」
と称す。) 136,137,138,139のデータバ
スが接続される。一方、ROM2(108)のアドレス
に入力された18ビットの内下位17ビットの信号は、
遅延回路124で積分回路1(121)および積分回路
2(122)の遅延分の同期合わせがなされ、トライス
テートバッファ125を経て下位15ビット(即ちRG
B各5ビットずつ)のSRA信号は前記SRAM13
6,137,138,139の各アドレスへ、上位2ビ
ット(即ちYPHS信号)は2入力4出力のデコーダ1
31(動作論理は149)に入力される。デコーダ13
1の4つの出力Y0,Y1,Y2,Y3は、ANDゲー
ト132,133,134,135でCCL信号との論
理積がとられ、4つのSRAM136,137,13
8,139の各チップセレクト端子(CS)に入力され
る。
【0195】従って、SRAM136はYPHS信号が
“0”の場合にアクセスされ、SRAM137はYPH
S信号が“1”の場合にアクセスされ、SRAM138
はYPHS信号が“2”の場合にアクセスされ、SRA
M139はYPHS信号が“3”の場合にアクセスされ
る。さらに、各SRAMにおいては、初期化(ゼロクリ
ア)された後に各アドレスにROM2(108)のアド
レス下位15ビットをアクセスしたRGB信号の各5ビ
ットずつ計15ビットが送られ、CEN信号のいずれか
のビットが“1”になった場合にそれに対応するRGB
の値を示すアドレスに“1”が書き込まれる。なお、S
RAMの初期化につては後述する。
【0196】また、8ビットのデータの各ビットに対
し、異なる8種類の判定条件に基づいた特定原稿につい
ての処理がなされる。129はSRAM制御回路であ
り、4つのSRAM136,137,138,139の
書き込みイネーブル端子(WE)を制御するRWE信
号、4つのSRAMの出力イネーブル端子(OE)を制
御するROE信号、双方向バッファ130の制御端子を
制御するRID信号を発生する。
【0197】ここで126はインバータ、127はトラ
イステートバッファであり、ふたつのトライステートバ
ッファ125および127は制御信号CCLの値によっ
てどちらか一方がアクティブとなる。しかし、通常の動
作時にはCCL信号は“1”であるためトライステート
回路125の方がアクティブとなる。図65に体積率判
定回路128の詳細ブロック構成を、その動作タイミン
グを図66の402および403に示す。図66におい
て、RID信号は双方向バッファ130の方向を制御す
る制御信号、RWE信号は4つのSRAMの書き込みイ
ネーブル制御信号、ROE信号は4つのSRAMの出力
イネーブル制御信号であり、これらの信号はSRAM制
御回路129により発生される。
【0198】図66の402のタイミング及び403の
表に示される様に、XPHS信号が“0”及び“1”の
場合には、RID信号が“1”となるため、双方向バッ
ファの方向は“SRAMからLSI101の方向”にな
るとともに、RWE信号が“1”、ROE信号が“0”
となるため、SRAMは読み出し状態になる。更に、X
PHS信号が“2”の場合には、RID信号が“0”と
なるため、双方向バッファの方向は“LSI101から
SRAMの方向”になるとともに、RWE信号が
“0”、ROE信号が“1”となるため、SRAMは書
き込み状態になる。
【0199】XPHS信号が“3”の場合には、RID
信号が“0”となるため、双方向バッファの方向は“L
SI101からSRAMの方向”になり、RWE信号、
ROE信号がともに“1”となるため、SRAMは読み
出し状態でも書き込み状態でもない状態にある。また、
SRAMのアドレスであるSRA信号は、CLK4信号
の立ち上がりに同期して変化するため、XPHS信号が
“0”から“3”までの一周期分は変わらない。このた
め、SRAMにおいてはいわゆるリード/ モディファイ
/ ライト(読み出し/ 修正/ 書き込み)動作がおこなわ
れる。
【0200】次に、図65において、3601は2入力
1出力のセレクタ(動作論理を3602に示す)、36
03,3605はフリップフロップ、3604はインバ
ータ、3606,3608はANDゲート、3607は
オアゲート、3609−1,3609−2,・・・,3
609−8はそれぞれカウンタ回路である。ここで,R
O信号はSRAMより読み出された信号であるが、RO
E信号が“0”である時点でセレクタ3601を通過
し、フリップフロップ3603でCLK信号の立ち上が
りでラッチされ、RO1信号となる。
【0201】一方、フリップフロップ3605でCLK
4信号の立ち上がりで同期をとられたCEN信号は、C
EN1信号となる。インバータ3604及びANDゲー
ト3606によって演算されたTEN信号は、通常では
CCL信号は“1”であることからRO1信号が“0”
であり、CEN信号が“1”である場合のみに“1”と
なる演算が8ビットの各ビットについてなされたもので
ある。
【0202】また、画像読み取り時に“VS”信号が
“1”であることから、オアゲート3607及びAND
ゲート3608によって演算されたRI信号は、RO1
信号とCEN信号の論理和が8ビットの各ビットについ
て演算されたものである。従って、SRAMにおいて
は、初期化後にCEN信号とその時点でのRGB信号に
相当するSRAMのアドレスに格納されているデータと
論理和がなされて、同じアドレスに書き込まれる。さら
に、SRAMのデータの8ビット中のいずれかのビット
が“0”から“1”に遷移した場合、TEN信号におけ
る相当するビットが“1”となる。即ち、TEN信号の
各ビットについて“1”を出力する回数を計数すること
で“体積率”を計数することができる。
【0203】3601−1,3601−2,・・・,3
601−8はカウンタ回路であり、前述のTEN信号の
各ビット別に“1”の発生する個数を計数するものであ
る。カウンタ回路3601−1,3601−2,・・
・,3601−8の詳細ブロック構成を図67に示す。
図67において、3701は2入力4出力のデコーダ
(動作論理を3702に示す。)であり、3703,3
704,3705,3706はANDゲート、370
7,3708,3709,3710はカウンタ、371
2は4入力1出力のセレクタ(動作論理を3713に示
す。)である。
【0204】このように4個の独立したカウンタ370
7,3708,3709,3710を有し、YPHS信
号が“0”の場合にはカウンタ3707でカウントし、
カウンタ3707の出力がQ出力として出力される。一
方、YPHS信号が“1”の場合には、カウンタ370
8でカウントし、カウンタ3708の出力がQ出力とし
て出力される。YPHS信号が“2”の場合にはカウン
タ3709でカウントし、カウンタ3709の出力がQ
出力として出力される。YPHS信号が“3”の場合に
はカウンタ3710でカウントし、カウンタ3710の
出力がQ出力として出力される。即ち、YPHS信号で
時分割処理をし、それぞれ異なる8種類の特定原稿につ
いての判定がなされる。
【0205】図65において、3610は8入力1出力
のセレクタ(動作論理を3625に示す。)、3611
及び3612は16入力1出力のセレクタ(動作論理を
3626に示す。)、3613及び3614は比較器で
ある。また、MS00,MS01,・・・,MS31、
及びM00,M01,・・・,M15は、前述の計数レ
ジスタ148に予めセットされている値であり、それぞ
れ判定すべき32種類の特定原稿固有の値を持つ。MS
00〜MS31は後述するヒット画素数カウントの不感
帯の設定値、M00〜M15は後述するヒット画素数カ
ウント結果のマスク信号である。
【0206】セレクタ3610及び3611,3612
により、比較器3613,3614による処理がX4P
HSに対応して時分割に成され、その結果は、シリアル
パラレル変換器3615及び3616に送られる。シリ
アルパラレル変換器3615及び3616の詳細ブロッ
ク構成を図68に、その動作タイミングチャートを図6
9に示す。即ち、図68において、3801,380
2,3803,3804,3805,3806,380
7,3808,3812,3813はフリップフロッ
プ、3809はオアゲート、3810は2入力1出力の
セレクタ(動作論理を3811に示す。)である。
【0207】以上の構成を備えることにより結果的に
は、Xに順次(シリアルに)入力された値が、8ビット
のY出力の各ビットに対応して同時(パラレルに)出力
される。従って、図65のMK信号及びMASK信号
は、多少の遅延はあるものの同時に8種類の特定原稿に
ついての処理がなされたのものが出力される。図65に
おいて、3618−1,3618−2,・・・,361
8−8はそれぞれヒット画素数カウント回路であり、同
一の構造をとる。3619はANDゲート、3620は
カウンタ群、3621は比較器である。またGS00,
GS01,・・・,GS31は予め計数レジスタ148
にセットされている値であり、3626−1,3626
−2,・・・,3626−8は4入力1出力のセレクタ
(動作論理を3627に示す。)である。
【0208】カウンタ群3620は4個のカウンタより
構成され手いる。図70にカウンタ群3620の詳細ブ
ロック構成を示す。図70において、5701,570
2,5703,5704はANDゲート、5705,5
706,5707,5708はカウンタ、5709は最
大値回路である。即ち、カウンタ5705はGENA信
号が“1”でかつEN信号が“1”である場合にカウン
トアップする。言いかえると、GENA信号が“1”で
ある区間でEN信号が“1”である場合をカウントす
る。同様に、カウンタ5706はGENB信号が“1”
である区間でEN信号が“1”である場合をカウント
し、カウンタ5707はGENC信号が“1”である区
間でEN信号が“1”である場合をカウントし、カウン
タ5708はGEND信号が“1”である区間でEN信
号が“1”である場合をカウントする。さらに、最大値
回路5709により、4つのカウンタ5705,570
6,5707,5708のカウント値の最大値がQとし
て出力される。
【0209】一方、GENA,GENB,GENC,G
ENDは、図71に示される様な信号であり、主走査を
分割している。その原理につては、後述する。図65に
おいて、TEN信号の各ビットについて独立に“1”で
ある回数をカウンタ回路3609−1〜3609−8で
計数し、その計数結果が所定の値MS00〜MS31
(YPHS信号が“0”の場合にはMS00〜MS0
7、YPHS信号が“1”の場合にはMS08〜MS1
5、YPHS信号が“2”の場合にはMS16〜MS2
3、YPHS信号が“3”の場合にはMS24〜MS3
1)の値よりも大きい場合にはMASK信号の相当する
ビットが“1”となり、カウンタ3620群はCEN信
号の相当するビットが“1”である個数を計数開始す
る。
【0210】更に、CEN信号の計数結果が、対応する
GS00〜GS31(YPHS信号が“0”の場合には
GS00〜GS07、YPHS信号が“1”の場合には
GS08〜GS15、YPHS信号が“2”の場合には
GS16〜GS23、YPHS信号が“3”の場合には
GS24〜GS31)の値よりも大きくなった場合でか
つCEN信号の計数結果(即ち体積率)が対応するM0
0〜M31(YPHS信号が“0”の場合にはM00〜
M07、YPHS信号が“1”の場合にはM08〜M1
5、YPHS信号が“2”の場合にはM16〜M23、
YPHS信号が“3”の場合にはM24〜M31)の値
よりも大ききなった場合に限り、ANDゲート3622
−1,3622−2,... ,3622−8の出力は
“1”となる。そして、係るANDゲート3622−
1,3622−2,... ,3622−8の出力で各特定
原稿が存在すると判定される。
【0211】また、3623はOR回路であり、その出
力は複数の特定原稿の内少なくとも1種類の特定原稿が
存在すると判定された場合に“1”となり、JKフリッ
プフロップ3624においてHIT信号が“1”にセツ
トされる。 (特定原稿存在の場合の判断及びその場合の処理)以上
のプロセスにより複数の特定原稿の内の1種類以上の存
在が判定された場合には、図46及び図2において、体
積率判定回路128よりのHIT信号が“1”としてC
PU311に送られる。図2に示すCPU311は、H
IT信号が“1”になった以降はINHIBIT信号を
“1”にし、OR回路310を用いてそれ以降の画像を
“べた画像”にしてしまう。
【0212】[SRAM及び各カウンタの初期化]体積
率及びヒット画素数の計数のためには、SRAM136
〜139及び各カウンタ(3707〜3610,362
00)を初期化(ゼロクリア)しなければならない。こ
れらSRAM及びカウンタの初期化は、図46に示すC
CL発生回路149より発生されるCCL信号によって
成される。また、最終判定結果であるHIT信号の初期
化として、VSTR信号もCCL発生回路149にて発
生させられる。そのタイミングチャートを図66の40
1に示す。
【0213】図66において、VS信号は、像形成区間
で“1”となる信号であるが、VS信号の立ち上がり
に、VSTR信号は“0”となり、それ以外は“1”と
なりHIT信号を初期化する。また、CCL信号は、V
S信号の立ち上がり時からt1区間“0”、t2区間
“1”を繰り返す。CCL信号が“0”であるt1区間
では、図46のカウンタ116は、0000/HEX〜3F
FF/HEXまでのカウントを行う。一方、CCL信号が
“0”であるために、カウンタ116のカウント出力は
セレクタ117、トライステートゲート127を経て、
SRAM136〜139のアドレスへ供給される。ま
た、ANDゲート132〜135の入力のCCL信号が
“0”であるため、4つのSRAMのCS端子はすべて
“0”となり、4つのSRAMが同時にアクセスされ
る。また、図65のANDゲート3608にもCCL信
号は供給されており、SRAMへの出力RI信号はすべ
て“0”となる。一方、SRAM制御回路129は図6
6の401に示す様にRWE信号を発生するため、4つ
のSRAMの各アドレスにはすべて“0”が書き込ま
れ、初期化が成される。
【0214】SRAMの初期化が終了するとCCL信号
は“1”となり、前述の通常の判定動作に移り、t2区
間経過後に再び初期化がなされ、これを繰り返す。 (主走査及び副走査の分割)一方、前述の図65に示す
カウンタ群3620は、図71に示される制御信号GE
NA,GENB,GENC,GENDによって制御され
るが、前述のCCL信号との関連を図72にて説明す
る。
【0215】図72において、カウンタ群3620は、
主走査を5901,5902,5903,5904に示
す区間に分割して、前記CEN信号を独立にカウント
し、その4つのカウント結果の最大値を出力する。尚、
203はプラテンガラス、204は原稿である。一方、
副走査方向にはCCL信号で分割され、たとえば590
5,5906,5907,5908の様に分割され、各
々でカウントし、それらの最大値がラッチされるわけで
ある。例えば、主走査が5902、副走査が5906で
示される区間は5909に示される領域であり、この様
な領域毎のCEN信号のカウントが行なわれる。この様
に、画像読み取り信号を主走査及び副走査(縦方向及び
横方向)に分割し、それぞれ独立に判定することで大面
積の一般原稿における誤検知を防止することができる。
【0216】[画像処理モードとID読み取りモード]
本実施例における装置は、画像処理モードとID読み取
りモードの2つのモードを有する。画像処理モードは装
置が通常の画像処理を行い、ROM1(101)、RO
M2(108)及びROM3(109)は、特定原稿の
有無を判定するためのテーブルとして用いられる。ID
読み取りモードにおいては、ROM1(101)、RO
M2(108)及びROM3(109)の最上位アドレ
スに予め保持されているそれぞれのIDを読み出す。各
モードにおけるROMの制御は、RID信号、PSEL
信号によっておこなわれる。
【0217】上述した表2にROM2(108)及びR
OM3(109)の各アドレスに保持されている保持内
容と、そのアクセスされる条件を示す。先ず、画像処理
モードにおいては、CPU311によってRID信号
は”0”にセットされ、ROM2(108)及びROM
3(109)の上位アドレス2ビットには、バンク切り
換え手段118によるPSEL信号が入力され、下位ア
ドレス15ビットには及びシリアルパラレル変換回路よ
りの出力R''、G''、B''信号が入力される。
【0218】一方、ID読み取りモードの場合には、図
46において、CPU311はRID信号を“1”にす
る。この時、トライステートゲート119及び145の
出力はハイインピーダンスとなり、プルアップ抵抗12
0及び146によってROM3(109)、ROM2
(108)及びROM1(101)のアドレスは全て
“1”となる。
【0219】この時、ROM2(108)及びROM3
(109)のデータ出力は、最上位アドレスである3FFF
F 番地に保持されている内容を出力する。この最上位ア
ドレスのデータ下位8ビットには、ROMのIDが予め
保持されており、ROM2−ID及びROM3- IDと
してCPU311に読み込まれる。また、ROM1(1
01)のデータ出力は、最上位アドレスであるFF番地に
保持されている内容を出力する。この最上位アドレスの
データ8ビットには、ROMのIDが予め保持されてお
り、ROM1−IDとしてCPU311に読み込まれ
る。
【0220】ここで、IDは8ビットのコードである
が、“00/HEX”及び“FF/HEX”以外のコードを用い
る。その理由は、ROM1(101)、ROM2(10
8)及びROM3(109)を意図的に取り外された場
合、あるいはROM1(101)、ROM2(108)
及びROM3(109)が故障している場合、あるいは
ROM1(101)、ROM2(108)及びROM3
(109)が適でないROMに交換された場合等には、
8ビットすべてが“0”である“00/HEX”や8ビット
がすべて“1”である“FF/HEX”の値が読まれる可能
性が非常に高いからである。
【0221】ここで特的なこととしては、画像処理モー
ドの場合の場合にはROM2(108)及びROM3
(109)の00000番地から37FFF番地がアク
セスされ、ROMのID読み取りモードにおいては3F
FFF番地がアクセスされ、重複のない制御が行われて
いることである。 [ID読み取り動作]図73に本実施例のID読み取り
モードにおける制御フローチャートを示す。
【0222】先ず4101においてRIDに“1”をセ
ットする。これにより、前述の様にROM1(101)
及びROM2(108)のアドレスは最上位アドレスに
セットされ、そのアドレスに予め保持してあるID(以
下ROM−ID)を読み込むことができる。続く410
2においてROM1−IDを読み込む。そして4103
においてもしROM1−IDが“00/H”であればR
OM1(101)もしくはその周辺回路の未実装か故障
あるいは悪意の改造と判断し、装置の動作を停止する。
同様に、4104においてもしROM1−IDが“FF
/H”である場合も、同様の装置の動作を停止する。
【0223】更に4105において、ROM2−IDを
読み込む。そして4106において、もしROM2−I
Dが“00/H”であればROM2(108)もしくは
その周辺回路の未実装か故障あるいは悪意の改造と判断
し、装置の動作を停止する。同様に、4107において
もしROM2−IDが“FF/H”である場合も、同様
の装置の動作を停止する。
【0224】更に4108においてROM3−IDを読
み込み、4109においてもしROM3−IDが“00
/H”であれば、ROM3(109)もしくはその周辺
回路の未実装か故障あるいは悪意の改造と判断し、装置
の動作を停止する。同様に、4110においてもしRO
M3−IDが“FF/H”である場合も、同様の装置の
動作を停止する。
【0225】さらに、4111においてROM1- ID
とROM2- IDROM3- IDが3つとも同一のもの
でなければ、ROM1、ROM2及びROM3もしくは
その周辺回路の未実装か故障あるいは悪意の改造と判断
し、装置の動作を停止する。なお、以上に示す各フリッ
プフロップ匂いて、特に指示の無いフリップフロップに
ついてはクロック入力としてCLK信号を入力する。
【0226】以上説明した様に本実施例によれば、原稿
中の線画部分および平坦部分の色味での判定に加え、読
取画像信号を平滑化した平滑画像信号での判定を加える
ことにより、特定原稿の読み取りか否かを精度よく判定
することが可能となる。これは、以下の理由による。一
般的な紙幣が平坦部分上に線画で描かれるものの、人間
の視覚では線画の細かい部分までの分解能力はなく、人
間によって感知される色味は線画部分の色味及び平坦部
分の色味の混色された色味である。従って、この混色さ
れた色味を検知するべく読取画像信号を平滑化すること
で混色された色味を作り出して平滑化された色味での判
定を行うことで、判定精度を向上させるものである。
【0227】また本実施例によれば、比較的高解像度の
信号での処理が必要な線画検出を間引く前の画像信号で
行い、比較的低解像度の信号での処理でも充分な色味の
判定においては間引いた後の画像信号で行うことで速や
かに精度のよい判定が可能となる。更に、画像読取信号
を主走査および副走査(縦方向および横方向)に分割
し、それぞれ独立に判定することで大面積の一般原稿に
おける誤検知を防止する。
【0228】また、多種多様な特徴をもった紙幣等の特
定原稿に対しては、判定すべき特定原稿によって、判定
すべき特徴量を切り替えることにより精度よく対応でき
る。具体的には、特定原稿の特徴量として線画部分及び
平坦部分に加えてエッジ成分と谷間成分をも検出し、判
定すべき特定原稿の種類に応じてこれらの特徴量を選択
することにより、多種多様な特徴をもった紙幣等の特定
原稿の判定精度の向上を図ることが可能となる。
【0229】更にまた、特徴量の内、特に重要な線画部
分の検出精度の向上のために、前処理として一般原稿に
頻度多く存在する網点成分を線画と誤判定することを防
ぐ為に原稿画像中の濃度勾配方向を検出し、検出された
濃度勾配方向に直交する方向に平滑化することで網点成
分の除去を行ない、次に注目画素の周辺画素群の最大値
および最小値検出し、注目画素を前記最大値もしくは最
小値に置き換えることで線画成分の強調を行う。次に、
注目画素周辺の濃度変化を検出して線画成分を検出す
る。更に後処理として線画と判定された画素に対し、孤
立点除去を行い、更に密度判定によってノイズの除去を
行うという一連の制御を行うことにより、非常に精度の
高い特殊原稿の抽出が可能となる。
【0230】[第2実施例]上述した第1の実施例にお
いては、図72に示す様に主走査及び副走査を分割して
判定をしていた。しかし、本発明は図72の例に限定さ
れるものではない。図74及び図75を用いて本発明に
係る第2実施例を説明する。第2の実施例においては、
図74に示す様にGENA,GENB,GENC,GE
NDの各信号をオーバーラップさせる。この場合、図7
5に示す様に主走査を6101〜6104に示す区間に
分割して、前記CEN信号を独立にカウントし、その4
つのカウント結果の最大値を出力する。なお図75にお
いて、203はプラテンガラス、204は原稿である。
【0231】一方、副走査方向にはCCL信号で例えば
6105〜6108に示す様に分割する。そしておのお
のの領域毎にカウントし、各領域のカウント値の最大値
をラッチする。例えば、主走査が6102、副走査が6
106で示される区間は、6109で示される領域であ
り、このような領域毎のCEN信号のカウントが行われ
るが、第2実施例では分割された各領域が主走査方向に
オーバーラップされていることが特徴であり、特定原稿
が領域の境界に置かれた場合の認識精度を上げることが
できる。
【0232】また、副走査方向に分割する方法であって
も同様の作用効果が得られる。更に、分割数も以上の例
に限定されるものでは無く、4以上であってもよい。第
2実施例において、以上の構成以外は全て上述した第1
の実施例と同様で足りる。以上説明した様に第2実施例
によれば、特定原稿が分割領域の境界部分にあっても、
確実な認識が可能となる。
【0233】[第3実施例]以上の各実施例において
は、複写機単体に本発明を適用した場合を例に説明した
が、本発明は以上のような単体の装置に限定されるもの
ではなく、各構成が別個の筺体であり、互いの筺体間を
信号線で接続したようなものであってもよい。更に、図
76に示すようなシステム構成を備えたものであっても
よい。以下、本発明を図76に示す様にシステム状に構
成した第3実施例を説明する。
【0234】図76において、6201はホストコンピ
ュータ、6202はインタフェースユニット、6203
はイメージスキャナ及びプリンタである。以上の構成を
備える第3実施例のシステムにおいては、ホストコンピ
ュータ6201とイメージスキャナ及びプリンタ620
3をインタフェースユニット6202で接続している。
また、ホストコンピュータ6201は、ネットワークを
介して外部に接続されている。
【0235】このため、コンピュータ6201で作成し
た画像や、ネットワークを経由して受信した画像は、イ
メージスキャナ及びプリンタ6203で出力したり、ま
た、イメージスキャナ及びプリンタ6203で読み込ま
れた画像をコンピュータ6201に送ることができる。
ここで、上述下実施例における特定原稿検出手段を、イ
ンタフェースユニット6202に組み込むことで、複写
できない、もしくは外部に伝送すべきでない画像を排除
することができる。
【0236】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
【0237】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、比
較的低解像度の信号での処理でも充分な色味の判定は間
引いた後の画像信号で行うことで判定処理の容易且つ精
度の高い特定原稿の読み取りを判定できるという効果が
ある。
【0238】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の装置概観図である。
【図2】図1に示すイメージスキャナの画像処理部の構
成を示すブロック図である。
【図3】本実施例における同期信号のタイミングを示す
タイミングチャートである。
【図4】4×4の画素ブロックを説明するための図であ
る。
【図5】図2に示す判定回路の詳細構成を示すブロック
図である。
【図6】図5に示す分周回路の詳細構成を示すブロック
図である。
【図7】図5に示す画像特徴抽出回路の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図8】図7に示すND回路の詳細構成を示すブロック
図である。
【図9】図7に示す網点除去回路の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図10】図7に示す網点除去回路の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図11】図7に示す網点除去回路で用いられる画素位
置の関係を示す図である。
【図12】図7に示す網点除去回路の動作原理を説明す
るための図である。
【図13】図7に示す線画強調回路の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図14】図7に示す線画強調回路の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図15】図7に示す線画強調回路の動作原理を説明す
るための図である。
【図16】図7に示す特徴抽出部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図17】図7に示す特徴抽出部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図18】図7に示す特徴抽出部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図19】図7に示す特徴抽出部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図20】図7に示す特徴抽出部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図21】図7に示す特徴抽出部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図22】図7に示す特徴抽出部で用いられる画素位置
の関係を示す図である。
【図23】図7に示す特徴抽出部の動作原理を説明する
ための図である。
【図24】図7に示す特徴抽出部の動作原理を説明する
ための図である。
【図25】図7に示す特徴抽出部の動作原理を説明する
ための図である。
【図26】図7に示す特徴抽出部の動作原理を説明する
ための図である。
【図27】図7に示す後処理部の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図28】図27に示す線画部信号後処理回路の詳細構
成を示すブロック図である。
【図29】図27に示す線画部信号後処理回路の詳細構
成を示すブロック図である。
【図30】図27に示す線画部信号後処理回路の詳細構
成を示すブロック図である。
【図31】図27に示す線画部信号後処理回路の詳細構
成を示すブロック図である。
【図32】図27に示す線画部信号後処理回路のFRS
T信号を説明する図である。
【図33】図27に示す線画部信号後処理回路の動作を
説明するための図である。
【図34】従来の線画部判定回路の例を示す図である。
【図35】図27に示すエッジ部信号後処理回路の詳細
構成を示すブロック図である。
【図36】図27に示すエッジ部信号後処理回路のエッ
ジ部信号パターンの例を示す図である。
【図37】図7に示す選択回路の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図38】図7に示す選択回路の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図39】図7に示す選択回路の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図40】図37〜図39に示す選択回路の動作タイミ
ングチャートである。
【図41】図5に示す間引き回路の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図42】図41に示す間引き回路の動作タイミングチ
ャートである。
【図43】図5に示すスムージング回路の詳細構成を示
すブロック図である。
【図44】図43に示すスムージング回路の動作タイミ
ングチャートである。
【図45】図43に示すスムージング回路の動作タイミ
ングチャートである。
【図46】図5に示す総合判定回路の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図47】特定原稿の色味分布例を示す図である。
【図48】特定原稿の色味分布例を示す図である。
【図49】図46に示すバンク切り換え手段の詳細構成
を示すブロック図である。
【図50】図49に示すバンク切り換え手段の動作タイ
ミングチャートである。
【図51】図46に示す積分回路1の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図52】図51に示すシリアルパラレル変換器の詳細
構成を示すブロック図である。
【図53】図52に示すシリアルパラレル変換器のタイ
ミングチャートである。
【図54】図51に示すIIRの詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図55】図54に示すIIRによる処理結果例を示す
図である。
【図56】図54に示すIIRによる処理結果例を示す
図である。
【図57】図54に示すIIRによる処理結果例を示す
図である。
【図58】図54に示す平均値回路の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図59】図58に示す平均値回路の動作タイミングチ
ャートである。
【図60】図51に示すパラレルシリアル変換器の詳細
構成を示すブロック図である。
【図61】図60に示すパラレルシリアル変換器の動作
タイミングチャートである。
【図62】図46に示す積分回路2の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図63】図62に示すIIRの詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図64】図63に示すIIRの動作タイミングチャー
トである。
【図65】図46に示す体積率判定回路の詳細構成を示
すブロック図である。
【図66】SRAM制御のタイミングチャートである。
【図67】図65に示すカウンタ回路の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図68】図65に示すシリアルパラレル変換器の詳細
構成を示すブロック図である。
【図69】図68に示すシリアルパラレル変換器の動作
タイミングチャートである。
【図70】図65に示すカウンタ群3620の詳細構成を示
すブロック図である。
【図71】図70に示すカウンタ群3620の制御タイミン
グチャートである。
【図72】本実施例における主走査及び副走査の分割を
示す図である。
【図73】本実施例におけるROMのIDチェックのフ
ローチャートである。
【図74】本発明に係る第2実施例を説明するための図
である。
【図75】第2実施例における処理範囲の分割を示す図
である。
【図76】本発明に係る第3実施例の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
104 画像特徴検出回路 105 スムージング回路 106 間引き回路 110 総合判定回路 118 バンク切り換え手段 101,107,108, ROM 136,137,138,139 SRAM 122,123 積分回路 148 計数レジスタ 201 イメージスキャナー 202 プリンター 210 CCD 309 判定回路 310 複写禁止手段 311 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前島 克 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宝木 洋一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−68169(JP,A) 特開 平5−83548(JP,A) 特開 平4−207467(JP,A) 特開 平5−344315(JP,A) 特開 平7−143335(JP,A) 特開 平6−251128(JP,A) 特開 平7−131636(JP,A) 特開 平6−70158(JP,A) 特開 平6−62241(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 - 1/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を電気的に処理する画像信号処
    理手段と、 前記画像信号処理手段による画像信号の処理において前
    記画像信号の特徴と予め登録された複数の特定原稿の有
    無を判定する判定手段とを備え、 前記判定手段は、 第1の解像度で前記画像信号の特徴を抽出する第1の処
    理手段と、前記第1の処理手段で用いる画像信号と同じ画像信号を
    前記第1の解像度よりも低い 第2の解像度に間引いた後
    に得られた画像信号を用いて画像の色味を判定する第2
    の処理手段とを含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像信号を電気的に処理する画像信号処
    理工程と、 前記画像信号処理工程の画像信号の処理において前記画
    像信号の特徴と予め登録された複数の特定原稿の有無を
    判定する判定工程とを備え、 前記判定工程は、 第1の解像度で前記画像信号の特徴を抽出する第1の処
    理工程と、 前記第1の処理工程で用いる画像信号と同じ画像信号を
    前記第1の解像度よりも低い第2の解像度に間引いた後
    に得られた画像信号を用いて画像の色味を判定する第2
    の処理工程とを含むことを特徴とする画像処理方法。
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