JP3245154B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3245154B2 JP33089090A JP33089090A JP3245154B2 JP 3245154 B2 JP3245154 B2 JP 3245154B2 JP 33089090 A JP33089090 A JP 33089090A JP 33089090 A JP33089090 A JP 33089090A JP 3245154 B2 JP3245154 B2 JP 3245154B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像処理装置に関する。
[従来の技術] 近年、複写機の高画質化、カラー化伴い、特に商品券
や有価証券等の特定原稿についての偽造の危惧が生じて
いる。一方、複写機において偽造を防止すべき特定原稿
の認識方法としては、パターンマツチング等の様々な方
式が提案されている。例えばパターンマツチングにおい
ては、原稿台上に載置された原稿画像の傾きを修正した
後に、予め登録されている特定画像パターンとのマツチ
ングが行われる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、十分な判定精度を上げるためには,そ
れなりの判定時間が必要となる。更に、特定原稿として
紙幣を考えた場合.紙幣の数は複数種類ある。この複数
種類の紙幣に対して十分な判定精度を実現しようとした
場合、その処理時間は莫大なものとなる。
また、複数の特定原稿を判定する際に、その構成を簡
略化することはもちろん重要である。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、複数の
特定画像判定において、高い判定精度及び効率化を両立
した画像処理装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記問題を達成するために、本発明の画像処理装置
は、入力されたカラー画像信号に応じたカラー画像が複
数の特定画像の何れかであるか否かに応じて、該カラー
画像信号に応じた画像形成を行う画像形成装置に対し
て、前記カラー画像信号に応じた忠実な画像形成を防止
すべく制御信号を出力する画像処理装置であって、入力
されたカラー画像信号が予め登録された特定画像に含ま
れる色と一致していることを示す一致信号を特定画像の
種類毎に画素単位で出力する第1の判定手段と、前記第
1の判定手段から出力される一致信号の空間的な連続性
があることを特定画像の種類毎に画素単位で検出する連
続性検出手段と、前記連続性検出手段により検出された
連続性が所定量以上であることを示す信号を特定画像の
種類毎に画素単位で出力する出力手段と、前記出力手段
からの信号に基づいて、前記カラー画像信号のうち前記
特定画像に含まれる色と同じ色の画素の数を特定画像の
種類毎にカウントするカウント手段と、特定画像の種類
毎に、前記出力手段から連続性が所定量以上であること
を示す信号が出力されているときに前記入力されたカラ
ー画像信号の色成分に応じた記憶領域に所定のデータが
書き込まれるメモリと、前記メモリに書き込まれた所定
のデータの個数を特定画像の種類毎に検出する個数検出
手段と、前記カウント手段によりカウントされた画素数
及び前記個数検出手段により検出された個数とに基づい
て前記カラー画像信号が特定画像であるか否かを判定す
る第2の判定手段と、前記第2の判定手段により前記カ
ラー画像信号が前記特定画像であると判定された場合
に、前記画像形成装置に対して前記制御信号を出力する
出力手段と、を有することを特徴とする。
[実施例] 以下、添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施
例を詳細に説明する。
以下の実施例では本発明の適用例として複写装置が示
されるが、本発明はこれに限るものではなくプリンタ
等、他の種々の装置に適用出来ることは持ち論である。
また以下の説明では、紙幣,商品券,有価証券等を特定
原稿とする。
<第1の実施例> 第1図に本発明の第1の実施例の装置の外観図を示
す。同図において、201はイメージスキヤナ部であり、
原稿を読取り、デイジタル信号処理を行う部分である。
また、202はプリンタ部であり、イメージスキヤナ部201
に読取られた原稿画像に対応した画像を用紙にフルカラ
ーでプリント出力する部分である。イメージスキヤナ部
201において、200は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以
下プラテン)203上の原稿204は、ランプ205で照射さ
れ、ミラー206,207,208に導かれ、レンズ209により3ラ
インセンサ(以下CCD)210上に像を結び、フルカラー情
報レツド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分と
して信号処理部211に送られる。尚、206,206は速度v
で、207,208は1/2vでラインセンサの電気的走査方向に
対して垂直方向に機械的に動くことによつて原稿全面を
走査する。信号処理部211では読取られた信号を電気的
に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),ブラツク(Bk)の各成分に分解し、プリンタ部
202に送る。また、イメージスキヤナ部201における一回
の原稿走査(スキヤナ)につき、M,C,Y,Bkのうちひとつ
の成分がプリンタ部202に送られ、計4回の原稿走査に
より一枚のフルカラープリントが完成する。
イメージスキヤナ部201より送られてくるM,C,Yまたは
Bkの画信号は、レーザドライバ212に送られる。レーザ
ドライバ212は画信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆
動する。レーザ光はポリゴンミラー214,f−θレンズ21
5,ミラー216を介し、感光ドラム217上を走査する。218
は回転現像器であり、マゼンタ現像部219,シアン現像部
220,イエロー現像部221,ブラツク現像部222より構成さ
れ、4つの現像器が交互に感光ドラム217に接し、感光
ドラム217上に形成された静電潜像をトナーで現像す
る。223は転写ドラムで、用紙カセツト224又は225より
給紙されてきた用紙をこの転写ドラム223に巻きつけ、
感光ドラム217上に現像された像を用紙に転写する。
このようにして、M,C,Y,Bkの4色が順次転写された後
に、用紙は定着ユニツト226を通過して排紙される。
第2図は第1図に示した信号処理部(画像処理ユニツ
ト)211の構成を説明するブロツク図であり、第1図と
同一のユニツトには同じ符号を付してある。
第2図において、CLKは画素を転送するクロツク信号
であり、HSYNCは水平同期信号であり、主走査開始の同
期信号である。401は制御部であつて、本装置全体の制
御を行うためのCPU,動作プログラムを記憶したROM,プロ
グラムのワークエリアを有したRAM,CLK(画素を転送す
るクロツク信号)及びHSYNC(主走査開始の同期信号)
を発生する回路とから構成される。402は色信号処理部
であり、入力R,G,B信号よりプリント信号を生成し、プ
リンタ部202に送出する。403は特定原稿判定部であり、
後述の第5B図に示す回路で構成され、イメージスキヤナ
部201での原稿読取りにより得た色信号R,G,Bに基づいて
登録された特定原稿が含まれているか否かの判定を行
い、色信号処理部402にその判定結果を知らせる。
INH404は特定原稿判定部403により判定された判定信
号であり、原稿読み取り開始時に0(low)に設定さ
れ、特定原稿と判定されたら1(high)に設定される。
202はプリンタ部であり、INH404信号が0の場合は、通
常の複写動作を行い、1の場合にはそれ以後の画像形成
動作を中断し、コピー用紙を排出する。
第3図はCCD(R)301,CCD(G)302,CCD(B)303の
光の波長に応じた相対感度を示した図である。
第4図は、第1図に示したイメージスキヤナ部201の
構成を説明するブロツク図であり、101はカウンタであ
り、上記3ラインセンサ210を構成するラインセンサ301
〜303に対する主走査位置を指定する主走査アドレス102
を出力する。すなわち、水平同期信号HSYNCが「1」の
ときに、図示されないCPUより所定値にセツトされ、画
素のクロツク信号CLKによつてインクリメントされる。
3ラインセンサ210上に結像された画像は、3つのラ
インセンサ301〜303において光電変換され、それぞれR
成分,G成分,B成分の読取り信号として、増幅器304〜30
6,サンプルホールド回路307〜309およびA/D変換器310〜
312に通じて各色8ビツトのデジタル画信号313(Rに対
応する),デジタル画信号314(Gに対応する),デジ
タル画信号315(Bに対応する)として出力される。
第5A図は第1の実施例による色信号処理部402の構成
を示すブロツク図である。同図において、101はイメー
ジスキヤナ部201よりの色信号R,G,Bを入力し、この入力
信号に対して読取り時の光学的な修正(マスキング)を
行う入力マスキング回路、102はマスキングされた色信
号である輝度信号R,G,Bから対応する濃度信号C,M,Yに変
換するLOG変換器、103は濃度信号C(シアン),M(マゼ
ンタ),Y(イエロー)から黒成分を抽出し、濃度信号
C1,M1,Y1,K1(ブラツク)を生成する黒抽出・UCR回路、
104は濃度信号C1,M1,Y1,K1をそれぞれ色修正し、濃度信
号C2,M2,Y2,K2の面順次信号を出力する4×4マスキン
グ回路、そして105は下色除去された面順次の濃度信号C
2,M2,Y2,K2に対して後述のINH404信号によりスムージン
グ処理を行うスムージング回路である。
上記構成によれば、イメージスキヤナ部201で入力さ
れたR,G,B入力信号は、入力マスキング回路101によるマ
スキングを終えた後、LOG変換器102により濃度信号Y,M,
Cに変換される。そのY,M,C信号より黒抽出・UCR回路103
の黒抽出・UCRが行われ、4×4マスキング回路104の色
修正が行われる。その後、出力C,M,Y,K信号が面順次に
プリンタ部202へと送られる。
第5B図は第2図で示した特定原稿判定部403の構成を
示すブロツク図、第8図は第1の実施例による特定原稿
の判定方法を説明する図、第9A図,第9B図は特定原稿と
色空間との関係を説明する図、第10図は特定原稿の色空
間データと判定ROM501のデータとの関係を示した図そし
て第11図は特定原稿と認識領域との位置関係を示した図
である。
第5B図において、判定ROM501は出力データ幅8ビッ
ト、入力アドレス幅15ビットのリードオンリメモリで構
成されており、それぞれ5ビットのR,G,B信号の値を入
力アドレスとして、入力カラー信号で表わされる色が使
用されているか否かを示すデータが8種類の特定原稿毎
に出力されるように、8種類の特定原稿に対応するデー
タが格納されている。
イメージスキヤナ部201で入力したR,G,Bカラー画像信
号は、判定ROM501のアドレス信号として入力される。特
定ROM501は、カラー画像をR,G,Bの各色成分で表わした
場合に、R,G,Bの各値を入力アドレスとした複数の格納
位置に分かれており、特定原稿で使用されている色を表
わすR,G,Bの各値のアドレスに1が格納されている。そ
して判定ROM501には、8種類の特定原稿毎にデータが格
納されており、8ビット出力のそれぞれのビットが8種
類の特定原稿の1つに対応している。第9A図、第9B図は
判定ROM501に格納されているデータを、特定原稿A,Bで
使用されている色の分布としてR,G,Bの3次元的に概略
表示したものである。第10図は、判定ROM501において、
特定原稿で使用されている色を表す位置に1が、使用さ
れていない色を表す位置に0が格納されている様子を示
している。その結果、入力カラー信号が画素単位で判定
ROM501に入力されると、特定原稿の種類毎に、特定原稿
で使用されている色と一致する場合1が出力され、一致
しない場合は0が出力される。
判定ROM501から出力された上記判定情報は、ラツチ回
路502を経て、積分器5011〜積分器5018に入力される。
積分器5011〜5018は、同一の構成なので、積分器5011
を例として説明する。
第6図は、積分器5011を説明するブロツク図である。
第6図において、601,602は乗算器、603は加算器、60
4はタイミング調整のためのラツチ回路である。乗算器6
02においては、入力されるi番目の信号xi(0又は1)
に対して、所定の重み付け係数βを用いて、xi×255
(1−β)という乗算が行われ、加算器603のB側に入
力される。一方、ラツチ回路604から出力される(i−
1)番目の出力信号yi-1に対して乗算器601においてy
i-1×βという乗算が行われ、加算器603のA側に入力さ
れる。加算器603においては、xi×255(1−β)+yi-1
×βなる加算が行われ、その演算結果がyiとして出力さ
れる。即ち、積分器5011は、次式(0)の様に、 yi=xi×255(1−β)+yi-1×β …(0) という積分を全入力データに対して行う回路である。
上述の演算を実行することにより、第7B図に示す様
に、積分器5011への入力値1が連続する場合は、第7A図
に示す様に積分器5011からの出力値が255に接近し、入
力値0が連続する場合は出力値が0に近接する。
比較演算器5001〜5008は同一の構成なので、比較演算
器5001を例として説明すると、積分器5001からの出力値
Aとレジスタ5021にストアされた所定の定数値Bとの大
小判定を行ない、Cで示される判定信号を出力する。即
ち、(1)式によれば、 C1=1:A1>B1 C1=0:A1≦B1 …(1) となり、上記処理により、入力カラー信号で表わされる
色が、特定原稿で使用されている色と連続して一致する
場合、比較演算器5001からの出力C1は1となる。なお、
比較演算器5002〜5008、レジスタ5022〜5028も同様に機
能する。
カウンタ521は比較演算器5001からの出力C1が1であ
る間カウントアップするカウンタである。即ち、入力カ
ラー信号のうち特定原稿で使用されている色が所定画素
数連続したあと引き続き特定原稿で使用されている色の
画素があれば、その画素の数がカウンタ521により計数
される。積分器5011により積分を行って色の一致の連続
を検出しているため、第11図に示すように、特定原稿で
使用されている色と一致する画素の領域が特定原稿の大
きさよりも若干小さく検出されるが、カウンタ521のカ
ウント値は特定原稿で使用されている色と一致する画素
の領域の面積に比較している。なお、カウンタ522〜528
も同様の構成である。
OR書き込み回路511は、比較演算器5001〜5008の出力
信号C1〜C8をRAM512にOR書き込みする回路である。また
RAM512は判定ROM501と同じサイズのビツト幅8ビツト,
アドレス幅16ビツトのRAMである。
第5C図は、OR書き込み回路511の構成を示すブロツク
図である。5111は32KのSRAMでアドレスバスとして、A0
〜A14にR,G,Bの各5ビツトの信号が入力され、データと
してD0〜D7に後述のOR演算後のデータが入力される。51
12は第5D図に示すタイミング信号を発生するタイミング
発生回路である。
斜線内のOR演算部では、A0〜A14で指定されるアドレ
スに関し、CLK′のタイミングでリードイネーブルOEに
応じて格納されているデータがD0〜D7から読み出され、
各ラツチ回路にラツチされる。これに対して、入力され
たC1〜C8の信号と、ラツチされたメモリデータとが各OR
回路でOR演算され、Rioのインバータタイミングでバツ
フアから出力される。
このようにして、R,G,B各5ビツトで規定される各ア
ドレスに対して、C1〜C8によつて順次入力されるデータ
のうち、少なくとも1つ1であればSRAM5111にそのデー
タが格納される。
D0〜D7は各々独立したアドレスに格納されるので、8
種類の特定原稿に対してパラレルに判定処理を行うこと
ができる。
RAM512の記憶領域のうち1が記憶されたビット(領
域)の数を求めることにより、第8図の観測データであ
る斜線部のR,G,B空間での体積(vol)、即ち、特定原稿
で使用されている色と一致する色の数が算出される。
515は特定原稿判定部403全体の制御を行うCPUを示
し、515aはCPU515を動作させる第12図のフローチヤート
に従うプログラム等を記憶したROMを示し、515bは各種
プログラムのワークエリアとして用いるRAMを示してい
る。CPU515は主としてカウンタ521〜528及びRAM512のデ
ータを読み取り、入力原稿に対象原稿が存在しているか
否かを判定する。
第6図の積分器の入力はXi、出力はYiで示される(1
≦i≦8)。処理として、下式(2)に従う演算が行わ
れる。
Yi+1=β・Y1+255(1−β)Xi …(2) 上記(2)式において、βは積分器の積分効果を制御
する定数である。また0<β<1の範囲では以下の関係
が成り立つ。
すなわち、積分値変化曲線は、第7B図に示すβの設定
値が1に近づく程ゆるやかに変化し、βの設定値が0に
近づくとその逆で急激に変化する。第1の実施例では、
β=31/32である。
認識対象の紙幣程度の大きさの原稿を想定している
が、より小さな原稿画像、例えば切手などを認識対象と
する場合、βはより小さな値、例えば、β=7/8といつ
た値が適切である。このβの値は、認識対象に応じて、
不図示の操作部によつて任意の設定できるようにしても
よい。
第12図は第1実施例のCPUによる動作を説明するフロ
ーチヤートである。
まず、原稿読み取り開始の情報を検知すると、S1201
において、原稿読み取り開始時INH404信号を0に設定す
る。この後に、S1202において、原稿読み取りが指示さ
れる。S1202において、変数nに1を設定する。即ち、
n番目のカウンタのカウンタ値を順にRAM515bに格納す
る。S1204において、第5B図のカウンタ、この場合、n
=1のためカウンタ521の値を読み取り、その値はRAM51
2上に設定された変数areaに格納される。
S1205において、第5B図のRAM512に格納された1の総
数を算出し、この値が変数volに設定される。
ここで、変数volは、第8図の斜線部の体積を示す値
であり、即ち、vol=Tjdである。
S1206において、変数areaの値が所定の定数Kを越え
ているか否かを判定する。
変数areaの値は、第11図の斜線部に示す認識領域の画
素数に対応する。従つて、変数areaの値を定数Kと大小
比較判定することにより、紙幣原稿である可能性の有/
無が判定される。即ち、変数area>Kの場合に紙幣原稿
である可能性があると判定する。
S1027において、S1205で設定した変数volの値、次式
(3)で示す色空間での観測画像データそして特定原稿
の画像データの類似度rを算出し、定数βと比較判定す
る。
第8図において、TORGは予め登録した特定原稿の画像
データ(以下に特定画像データという)であり、R,G,B
空間で表示した斜線部に対応し、R,G,B座標間での体積
を示している。また、Tjdは読み取られた原稿の画像デ
ータ(以下に観測画像データという)であり、比較判定
器5001〜5008の出力信号が1となる観測画像データをR,
G,B空間で表示した斜線部に対応し、R,G,B座標空間での
体積を示している。このときの類似度rを下式(3)で
示すと、 となる。類似度rの値が1に近づく程観測画像データと
特定画像データとの類似度が高いことを意味する。
ここで、Vol=Tjdにより、 (ガンマ、即ち、γは実験により定められる定数で、色
空間におけるマツチング率を示す。:γ=0.7とす
る。)を判定し、真であれば、観測画像データと特定画
像データとの類似度が高く、複製を禁止すべきと判定さ
れる。
上記構成の特定原稿判定回路403は、入力信号R,G,B信
号より入力画像信号に登録された特定原稿の画像データ
が含まれているか否かを判定する。INH404は特定原稿判
定部403により判定された判定信号であり、原稿読取開
始時に0に設定され、特定原稿と判定されたら1、それ
以外は0に設定される。なお、例えば上記式(4)の閾
値を複数設けることにより、入力画像が特定原稿の可能
性がある場合も判定し、可能性ありと判定された場合に
は2を設定するようにしてもよい。
INH404信号が0の場合は、通常の出力信号をプリンタ
部202へ送り、プリンタ部202においても通常のコピー動
作を行う。INH404信号が1の場合は、出力信号と共に、
INH404信号がプリンタ部202へ送られ、それ以降の画像
形成動作を中断し、コピー用紙を排紙する。また、上述
の様に可能性をも考慮して、INH404信号が2となつた場
合は、出力Y,M,C,K信号に対し、適当なスムージングを
かけ、原稿とコピーとの差異が明らかにかわる程度にぼ
かすデータとしてプリンタ部202へ送るようにしてもよ
い。
ここで、第5E図のスムージング回路105は公知のスム
ージングフイルタにより構成することができる。同図に
おいて、601a〜601cはマトリクスサイズの異なるスムー
ジングフイルタであり、602はセレクタである。
マスキング回路104から送られた面順次のビデオ信号
は、複数のスムージングフイルタ601でスムージングさ
れ、それぞれの信号がセレクタ602へ送られる。セレク
タ602では、特定原稿判定部403から判定結果INH404信号
が送られ、この信号により複数のスムージングされた信
号からINH404信号に応じたものが選択され、その信号を
プリンタ部202へ送る。それを受けたプリンタ部202で
は、通常のコピー動作を行い、ぼけた画像を出力する。
即ち、特定原稿が含まれている可能性がある場合、その
類似度によりn種(2〜n)のINH404信号を発生し、色
信号処理部402に送り、INH404信号に応じ、特定原稿が
ある可能性が高い程、ぼかし量を多くするようにするこ
ともできる。
また、特定原稿があきらかに存在する場合は、真黒の
ベタ画像を出力してもよい。
以上の様に、本実施例によれば、複数の特定原稿を判
定するので、高速判定が可能であり、例えばプリスキヤ
ンにおいて、リアルタイムに判定することができる。
また、本実施例によれば、判定度合による多値の判定
結果に基づいて処理を変更するとにより、疑わしい原稿
がオリジナル画像として入力された場合の誤判定をなく
す効果を得ることもできる。
<第2の実施例> 第1の実施例におけるINH404信号が2〜nの場合、特
定原稿の存在する可能性により、4×4マスキング回路
104のマスキング係数を自動的に特定原稿の存在確立に
応じて変化させ、出力の色味を変化させる。その差異、
特定原稿とコピー画像の差異が明らかにわかる程度に色
味を変え、特定原稿の複写目的をたっせられない程度の
画像を出力する。例えばINH404信号が1の場合には、ベ
タ画像(R or G or B等)を出力する。
<第3の実施例> 第1の実施例におけるINH404信号が1及び2〜nの場
合、色信号処理部402内のLOG変換102において、γを自
動的にINH404信号に応じて変化させ、それ以降通常の処
理を行う。それにより、特定原稿と明らかに異なる画像
を出力することができる。
<第4の実施例> 第13図及び第14図は本発明の第4の実施例を説明する
図である。
第1の実施例においては、特定原稿と判定できる原稿
の種類流は1回の読み取り走査で判定できる数に限られ
ている。
一方、第1図に示すカラーレーザー複写機の場合、M
(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー),K(ブラツ
ク)のそれぞれの像形成のため、原稿は4回読み取り走
査される。
本実施例においては、1回の読み取り走査毎に、特定
原稿判定のためのパラメータを切り換えることにより、
第1の実施例に比べ、より多くの種類の特定原稿判別を
行なうことができるようしたものである。
(第4の実施例の判定回路ブロツク図) 第13図は本実施例における特定原稿判定部403の構成
を示すブロツク図である。第13図において、面順次信号
1301は、第15図に示す様に、例えばM(マゼンタ)形成
時の原稿読み取り走査時は0に設定され、C(シアン)
形成時の原稿読み取り走査時は1に設定される。面順次
信号1301は判定ROM1302のアドレスラインに接続され
る。これにより、面順次信号1301が判定ROM1302のアド
レスを切り変えることにより、特定原稿判定のためのデ
ータが格納されている判定ROM1302の特定原稿データを
切り変えることができる。
判定ROM1302はデータ幅8ビツト、アドレス幅17ビツ
トのリードオンリメモリで構成されており、32(4×
8)種類の特定原稿に対応するデータが格納される。従
つて、1つの原稿の複写に際し、計32種類の特定原稿と
の照合を行うことができる。
(第4の実施例の処理の流れ図) 第14図は本発明の第4の実施例に関するマイクロプロ
セツサ515の処理流れを説明するフローチヤートであ
る。
ステツプS1401において、INH404信号を0に設定す
る。
ステツプS1402において、RAM512をクリアし、すべて
のデータを0にする。
ステツプS1403において、面順次信号1301に0を設定
する。
ステツプS1404において、M(マゼンタ)像形成のた
めの画像走査を行なう。
ステツプS1405において、前記第1の実施例と同等の
処理により、特定原稿の画像データが読み取り画像デー
タの中に存在するか否かを判定する。
ステツプS1406〜S1417において、順次C(シアン),Y
(イエロー),K(ブラツク)について、面順次信号1301
を切り変えながら、特定原稿の判別処理を行なう。
特定原稿の画像データが読み取り画像データに存在す
ると、判定された場合、ステツプS1418の処理が行なわ
れる。
ステツプS1418において、INH404信号を1に設定す
る。
前記第1の実施例においては、INH404信号を1にする
事により、プリンタ部202では像形成を中止する処理を
行なうが、本実施例では、INH404信号が1に設定される
と、プリンタ部202では、全画面、ブラツクトナーを載
せる処理を行なう。
前記処理により、4回原稿スキヤンが終了し、像形成
された時点でも、コピー原稿が定着走査される前にブラ
ツクトナーをコピー原稿に載せる事により、特定原稿の
複写を妨げることができる。
<第5の実施例> 第16図は第5の実施例を説明する図である。
前述した第1、第2の実施例では、特定原稿の判定は
R,G,B信号で行なつている例が説明されている。
本実施例は、プリント信号のC(シアン)163,M(マ
ゼンタ)1604,Y(イエロー)1605信号により、判定を行
なうものである。
第16図に示す様に、コンピユータ1601で色信号処理を
行ない、プリンタ1602に出力する場合、確実な偽造防止
法はプリンタ信号(C1603,M1604,Y1605)で特定原稿判
定を行なう事である。
先に示した判定ROM501のデータをCMY信号に対応して
作成することにより、プリント信号で特定原稿を判定す
ることが可能となる。
以上説明した様に、上述の実施例によれば、予め登録
された色空間での特定原稿のデータと、入力原稿の画像
データと比較照合する手段を設ける事により、原稿台上
の任意の位置に置かれた特定原稿を高速に検出すること
ができる。
又、複数種類の特定原稿データの比較照合を並列に行
なう手段を持ち、又登録された特定原稿データを切り変
える手段を持つことにより、多種類の特定原稿を高速に
検出する事ができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、入力カラー画像
の色味に基づいて特定画像か否かの判定を行う場合に、
高精度の判定を行うことができる。
また、特定画像の種類毎に、特定画像に含まれる色と
一致する色の画素数カウント及びメモリに書き込まれた
所定データの個数の検出を行うことにより、複数種類の
特定画像の判定を高速に行うことができる。
従って、複数の特定画像判定において、高い判定精度
及び効率化を両立した画像処理装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の装置の外観図、 第2図は第1図に示した信号処理部(画像処理ユニツ
ト)211の構成を説明するブロツク図、 第3図はCCD210の光の波長に応じた相対感度を示すブロ
ツク図、 第4図は第1の実施例によるイメージスキヤナ部201の
構成を示すブロツク図、 第5A図は第1の実施例による色信号処理部402の構成を
示すブロツク図、 第5B図は第1の実施例による特定原稿判定部403の構成
等を示すブロツク図、 第5C図はOR書き込み回路511の構成を示すブロツク図、 第5D図はタイミング信号を発生するタイミング発生回路
のタイミングチヤート、 第5E図はスムージング回路105の構成を示すブロツク
図、 第6図は積分機5011〜5018を説明するブロツク図、 第7A図、第7B図は積分効果を説明する図、 第8図は特定原稿の判定方法を色空間を用いて説明する
図、 第9A図,第9B図は特定原稿を色空間上で説明する図、 第10図は特定原稿の色空間データと判定ROM501のデータ
との関係を示した図、 第11図は特定原稿と認識領域との位置関係を示す図、 第12図は第1の実施例のCPUによる動作を説明するフロ
ーチヤート、 第13図は第4実施例に信号処理部の構成を示すブロツク
図、 第14図は第4実施例の処理の流れを説明するフローチヤ
ート、 第15図は面順次信号と像形成色との関係を示す図、 第16図は第5実施例を示す図である。 図中、101……入力マスキング回路、102……log変換
器、103……黒抽出回路、104……4×4マスキング回
路、105……スムージング回路、201……イメージスキヤ
ナ部、202……プリンタ部、203……プラテン、204……
原稿、205……ランプ、206,207,208……ミラー、209…
…レンズ、210……3ラインセンサ、211……信号処理
部、212……レーザドライバ、213……半導体レーザ、21
4……ポリゴンミラー、215……f−θレンズ、216……
ミラー、217……感光ドラム、218……回転現像器、219
……マゼンタ現像部、220……シアン現像部、221……イ
エロー現像部、222……ブラツク現像部、223……転写ド
ラム、224,225……用紙カセツト、226……定着ユニツ
ト、401……制御部、402……色信号処理部、403……特
定原稿判定部、406……コピー出力、501……判定ROM、5
11……OR書き込み回路、512,515b……RAM、515……CP
U、521〜528……カウンタ、601a,601b,601c……スムー
ジングフイルタ、602……セレクタ、5001〜5008……セ
レクタ、5011〜5018……積分器、5021〜5028……レジス
タである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 英二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 船田 正広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−316782(JP,A) 特開 平2−284189(JP,A) 特開 平2−210591(JP,A) 特開 平2−98280(JP,A) 特開 昭60−229572(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたカラー画像信号に応じたカラー
    画像が複数の特定画像の何れかであるか否かに応じて、
    該カラー画像信号に応じた画像形成を行う画像形成装置
    に対して、前記カラー画像信号に応じた忠実な画像形成
    を防止すべく制御信号を出力する画像処理装置であっ
    て、 入力されたカラー画像信号が予め登録された特定画像に
    含まれる色と一致していることを示す一致信号を特定画
    像の種類毎に画素単位で出力する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段から出力される一致信号の空間的な
    連続性があることを特定画像の種類毎に画素単位で検出
    する連続性検出手段と、 前記連続性検出手段により検出された連続性が所定量以
    上であることを示す信号を特定画像の種類毎に画素単位
    で出力する出力手段と、 前記出力手段からの信号に基づいて、前記カラー画像信
    号のうち前記特定画像に含まれる色と同じ色の画素の数
    を特定画像の種類毎にカウントするカウント手段と、 特定画像の種類毎に、前記出力手段から連続性が所定量
    以上であることを示す信号が出力されているときに前記
    入力されたカラー画像信号の色成分に応じた記憶領域に
    所定のデータが書き込まれるメモリと、 前記メモリに書き込まれた所定のデータの個数を特定画
    像の種類毎に検出する個数検出手段と、 前記カウント手段によりカウントされた画素数及び前記
    個数検出手段により検出された個数とに基づいて前記カ
    ラー画像信号が特定画像であるか否かを判定する第2の
    判定手段と、 前記第2の判定手段により前記カラー画像信号が前記特
    定画像であると判定された場合に、前記画像形成装置に
    対して前記制御信号を出力する出力手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
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