JP3268645B2 - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法

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JP3268645B2 JP33088090A JP33088090A JP3268645B2 JP 3268645 B2 JP3268645 B2 JP 3268645B2 JP 33088090 A JP33088090 A JP 33088090A JP 33088090 A JP33088090 A JP 33088090A JP 3268645 B2 JP3268645 B2 JP 3268645B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー画像処理装置に関する。
[従来の技術] 近年、複写機の高画質化、カラー化に伴い、特に商品
券や有価証券等の特定原稿についての偽造の危惧が生じ
ている。一方、複写機においての特定原稿を認識する方
法として、入力画像の色データの分布を検出し、これと
特定原稿の色データの分布と比較する方法が本出願人に
より提案されている。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、いずれもカラー原稿
をRGBのCCDセンサにより3色に分解したR,G,B信号での
み判別を行つているため、例えば画像出力装置がホスト
コンピユータ等に接続され、該コンピユータにて画像処
理が行われ、画像出力装置にY,M,C,Bkの信号が送られた
際に、目的としている特定原稿の検知が行えないという
欠点があつた。即ち、入力される色成分データと検出に
用いる色成分データが異なる色空間の場合に検知が行え
なかつた。
本発明は、上述した課題を解決する画像処理装置およ
び方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の課題を解決するために、例えば本発明の画像処
理装置は、 入力されたカラー画像信号に応じたカラー画像が特定
画像であるか否かを判定した結果に応じて、前記カラー
画像信号に応じた画像形成を行う画像形成装置に対し
て、前記カラー画像信号に応じた忠実な画像形成を防止
すべく制御信号を出力する画像処理装置であって、 判定用のカラー画像信号とは形態が異なる第1の色空
間のカラー画像信号を入力する第1の入力手段と、 前記第1の色空間とは異なる第2の色空間のカラー画
像信号を入力する第2の入力手段と、 前記第1の色空間のカラー画像信号を保持する保持手
段と、 前記第2の色空間のカラー画像信号を判定用の色空間
のカラー画像信号に変換する、又は前記保持手段を用い
て前記第1の色空間のカラー画像信号を判定用の色空間
のカラー画像信号に変換する変換手段と、 前記変換されたカラー画像信号が予め登録された特定
画像に含まれる色と一致していることを示す一致信号を
画素単位で出力する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段から出力される一致信号の空間的
な所定の連続性があることを画素単位で検出する連続性
検出手段と、 前記連続性検出手段からの検出信号に基づいて、前記
カラー画像信号のうち前記特定画像に含まれる色と同じ
色の画素の数をカウントするカウント手段と、 前記カラー画像信号と前記連続性検出手段からの検出
信号とに基づいて、前記特定画像に含まれる色のうち前
記カラー画像信号が使用している色数に相当する色空間
上の体積を検出する体積検出手段と、 前記カウント手段によりカウントされた画素数と、前
記体積検出手段により検出された体積の前記特定画像の
色空間上における体積に対する割合とに基づいて、前記
カラー画像信号が特定画像か否かを判定する第2の判定
手段と、 前記第2の判定手段により前記特定画像であると判定
された場合に、前記画像形成装置に対して前記制御信号
を出力する出力手段と、 を有することを特徴とする。
[実施例] 以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。以下の実施例では、本発明の適用例と
して複写機が示されているが、これに限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で他の装置への
適応も可能である。また特定原稿としては、公序良俗に
反するものから特定の用途に至るまでのすべてを含むも
のとする。
<第1の実施例> 第1図は本発明に係る画像処理装置を適用した複写機
の第1の実施例を示すブロツク図である。同図におい
て、101,101'はスキヤナであつて、原稿画像を光学的に
読み取つて、R,G,B信号への変換を行う。102は画像処理
ユニツトであつて、対応するスキヤナ101よりR,G,B信号
を入力し、輝度信号より濃度信号への変換を行い、Y,M,
C,Bk信号を出力する。103はホストコンピユータであつ
て、対応するスキヤナ101'よりR,G,B信号を入力し、輝
度信号より表色系への変換を行い、L信号を
出力する。104はスチールビデオ(以下「SV」という)
を示し、105はビデオテープレコーダ(以下「VTR」とい
う)を示している。100は信号処理部であつて、IPU102,
ホストコンピユータ103,SV104,VTR105並びに他の入力機
器と接続し、各入力機器で扱う色空間の形態で画像信号
を入力し、プリント信号に変換する。112はプリンタ等
の画像出力装置を示している。
上記信号処理部100において、106はメモリを有した演
算回路、107は変換回路、108は色処理回路、109は特定
原稿識別回路、110は墨入れ回路、INH404は特定原稿識
別回路109の識別結果を示している。
上記信号処理部100の動作として、カラー原稿がイメ
ージスキヤナ101によりR,G,B3色に分解して、デジタル
的に読み取られ、該R,G,B信号がIPU102及びホストコン
ピユータ103のような画像処理機能を備えた装置へと送
られる。IPU102やホストコンピユータ103では、対数変
換,マスキング演算,UCRといつた通常のデジタルカラー
複写装置の画像処理部で行われるような演算処理によ
り、入力R,G,B信号がY,M,C,Bk信号へと変換されたり、
また、IPU102やホストコンピユータ103に入力したR,G,B
信号は、XYZ表色系のXYZ座標に変換されたり、またXYZ
に変換された画像信号がL表色系のL
に変換されたりというように入力R,G,B信号が様々
な色空間に変換される。
R,G,BからXYZ表色系の3刺激値X,Y,Zへ、また3刺激
値X,Y,ZからLに変換される際、R,G,B信号が
NTSC方式に準ずる時、変換式は下式(1),(2)のよ
うに表わされる。
以上のようにIPU102,ホストコンピユータ103等によ
り、様々な色空間信号に変換された画像信号が信号処理
部100へと出力される。
また、一方でSV104やVTR105といつた機器からR,G,B信
号が信号処理部100へ出力される。
IPU102,ホストコンピユータ103,SV104,VTR105のよう
な様々な機器から出力された画像信号が面順次のY,M,C,
Bk信号であつた場合、該信号は2つの系統に分かれ、一
方は墨入れ回路110へ、もう一方は演算回路106へと入力
する。また、画像処理装置111への入力が、面順次のY,
M,C,Bk信号以外の信号である場合、該入力信号は演算回
路106へと送られる。演算回路106はメモリを備えてお
り、入力信号が点順次の画像信号である場合スルーとな
り、入力信号が面順次の信号ある場合は、そのメモリに
貯えられ、点順次の信号へと変換される。演算回路106
から出力される信号は、RGB,YMCBk,L,XYZ等
様々で、該信号は変換回路107へ送られる。変換回路107
では入力された画像信号をある共通色空間の画像信号
(本実施例ではRGB信号)に変換する。共通色空間の画
像信号に変換された変換回路107からの信号は、2つに
わかれ、色処理回路108,特定原稿識別回路109へと、そ
れぞれ送られる。
第2図は第1の実施例による変換回路107の構成を示
すブロツク図であり、第8図は第1の実施例に各種色空
間と共通色空間との関係を説明する図である。ここで
は、入力信号Y,M,C,BkをRGB信号に変化する場合を例に
挙げて説明する。同図において、201,202,203は加算器
であつて、それぞれCとBk、MとBk、YとBkの信号を加
算する。204,207,210は乗算器であつて、それぞれ加算
器201の加算結果に所定の定数a11、a21、a31が掛け合わ
される。205,208,211は乗算器であつて、それぞれ加算
器202の加算結果に所定の定数a12、a22、a32が掛け合わ
される。206,209,212は乗算器であつて、それぞれ加算
器203の加算結果に所定の定数a13、a23、a33が掛け合わ
される。213,214,215は加算器であつて、それぞれ乗算
器204,205,206の出力の加算、乗算器207,208,209の出力
の加算、乗算器210,211,212の出力の加算を行う。加算
器213,214,215はそれぞれR,G,B信号を出力する。
動作として、演算回路106から出力されたC,M,Y信号
は、それぞれ加算器201,202,203へと送られる。Bk信号
は3つに分かれ、201,202,203へ別途入力する。加算器2
01,202,203では、入力信号に基づき、それぞれC′=C
+Bk,M′=M+Bk,Y′=Y+Bという計算が行われ、
C′,M′,Y′が乗算器204〜212へと出力される。乗算器
204〜212の出力は、それぞれ図示したように、加算器21
3〜215へ出力され、それぞれR,G,Bとして出力される。
これを式で示すと、(3)式のように表させる。
ここで、マトリクス 従来の色処理で行われているマスキング処理の再の係数
のマトリクスの逆行列である。
すなわち、第8図に示すように異つた色空間での画像
信号、また同一色空間の画像信号であつても、原稿読取
りの際の分光特性の影響等により、軸にゆがみが生じて
いる場合、信号変換、または正規化を行い、予め決めら
れた共通色空間の画像信号に変換する。
色処理回路108では、変換回路107からのRGB信号を受
け、対数変換,マスキング、UCR処理を行い、面順次の
Y,M,C,Bk信号を出力する。一方、特定原稿識別回路109
へ送られた信号は、後述する方法により、入力画像信号
中にある特定原稿の存在の有無を判定する。特定原稿が
存在する場合には、そのアドレスデータが墨入れ回路11
0へと送られ、このアドレスデータに基づき、黒のヘツ
ダ画像が出力される。入力画像信号中に特定原稿が存在
しない場合には、その旨信号が送られ、墨入れ回路110
はスルーとなり、色処理回路108からの出力信号が画像
出力装置112へと出力され、画像出力装置112でPWM,熱転
写,インクジエツト等、それぞれの方式に応じてハード
コピーとして出力される。
次に、特定原稿識別回路109について説明する。
第3A図,第3B図は特定原稿と色空間との関係を説明す
る図、第4図は第1の実施例による特定原稿の判定方法
を説明する図、第5図は第1図で示した特定原稿識別回
路109の構成を示すブロツク図、第6図は特定原稿の色
空間データと判定ROM501のデータとの関係を示した図そ
して第7図は特定原稿と認識領域との位置関係を示した
図である。
第5A図において、判定ROM501は、出力データ幅8ビッ
ト、入力アドレス幅15ビットのリードオンリメモリで構
成され、各5ビットのR、GおよびB信号313,314,315
の値を入力アドレスとして、入力カラー信号が示す色が
特定原稿で使用されているか否かを表す信号を、8種類
の特定原稿ごとに出力するように、8種類の特定原稿に
対応するデータが格納されている。
入力されるR、GおよびBカラー画像信号は、判定RO
M501へアドレス信号として入力される。判定ROM501は、
カラー画像をR、GおよびBの各色成分で表す場合に、
RGB値を入力アドレスとする複数の格納位置に分かれて
いて、特定原稿に使用されている色を表わすRGB値をア
ドレスとする位置には1が格納されていて、そして判定
ROM501には、8種類の特定原稿ごとにデータが格納され
ている。8ビット出力の各ビットが8種類の特定原稿の
一つに対応する。第3A図および第3B図は、判定ROM501に
格納されているデータを、特定原稿AおよびBに使用さ
れている色の分布としてR、GおよびBの三次元空間で
概略表示するものである。また、第6図は、特定原稿に
使用されている色に対応する判定ROM501の位置に1が、
使用されていない色に対応する判定ROM501の位置に0が
格納される様子を示している。その結果、入力カラー信
号が判定ROM501に入力されると、特定原稿の種類ごと
に、特定原稿に使用されている色と一致する画素に対し
ては1が出力され、一致しない画素に対しては0が出力
される。判定ROM501から出力された上記判定情報は、ラ
ツチ回路502を経て、積分器5011〜5018に入力される。
積分器5011〜5018は、第12B図に示す様に、入力値1
が連続する場合、第12A図に示す様に、積分器5011から
の出力値が255に接近し、入力値0が連続する場合、出
力値が0に接近する。
比較演算器5001〜5008はそれぞれ積分器5011〜5018か
らの出力値A1〜A8と、レジスタ5021〜5028の定数値B1
B8との大小判定を行ない、C1〜C8で示される判定信号を
出力する。判定信号Ci(1≦i≦8)は、下式(4)で
表すと、 となり、上記処理により、入力カラー信号が表す色が、
特定原稿に使用されている色と連続して一致する場合、
比較演算器5001からの出力C1は1になる。なお、比較演
算器5002〜5008、レジスタ5022〜5028も同様に機能す
る。
カウンタ521は、比較演算器5001からの出力C1が1で
ある間、カウントアップするカウンタである。つまり、
入力カラー信号において、特定原稿に使用されている色
の画素が所定数連続した後、引き続き特定原稿に使用さ
れている色の画素があれば、その画素の数がカウンタ52
1により計数される。積分器5011により積分を行い、色
の一致の連続を検出しているため、第7図に示すよう
に、特定原稿に使用されている色に一致する画素の領域
が、特定原稿の大きさよりも若干小さく検出されること
になるが、カウンタ521のカウント値は特定原稿に使用
されている色と一致する画素の領域の面積に比例する。
なお、カウンタ522〜528も同様の構成である。
OR書き込み回路511は、比較演算器5001〜5008の出力
信号C1〜C8をRAM521にOR書き込みする回路である。また
RAM512は判定ROM501と同じサイズのビツト幅8ビツト,
アドレス幅16ビツトのRAMである。
第5B図は、OR書き込み回路511の構成を示すブロツク
図である。5111は32KのSRAMでアドレスバスとして、A0
〜A14にR,G,Bの各5ビツトの信号が入力され、データと
してD0〜D7に後述のOR演算後のデータ5021〜5028が入力
される。5112は第5C図に示すタイミング信号を発生する
タイミング発生回路である。
斜線内のOR演算部では、A0〜A14で指定されるアドレ
スに関し、CLK′のタイミングでリードイネーブルOEに
応じて格納されているデータがD0〜D7から読み出され、
各ラツチ回路にラッチされる。これに対して、入力され
た5021〜5028の信号と、ラツチされたメモリデータとが
各OR回路でOR演算され、Rioのインバータタイミングで
バツフアから出力される。
このようにして、R,G,B各5ビツトで規定される各ア
ドレスに対して、5021〜5028によつて順次入力されるデ
ータのうち、少なくとも1つ1であればSRAM5111にその
データが格納される。
D0〜D7は各々独立したアドレスに格納されるので、8
種類の特定原稿に対してパラレルに判定処理を行うこと
ができる。
RAM512の記憶領域のうち1が記憶されたビット(領
域)の数を計数することにより、第4図に斜線部で示す
RGB空間上の観測画像データの体積TORG、つまり特定原
稿に使用されている色に一致する色の数が算出される。
515は特定原稿判定部403全体の制御を行うCPUを示
し、515aはCPU515を動作させる第9図のフローチヤート
に従うプログラム等を記憶したROMを示し、515bは各種
プログラムのワークエリアとして用いるRAMを示してい
る。CPU515は主としてカウンタ521〜528及びRAM512のデ
ータを読み取り、入力原稿に対象原稿が存在しているか
否かを判定する。
第11図の積分器の入力はXi、出力はYiで示される(1
≦i≦8)。処理として、下式(5)に従う演算が行わ
れる。
Yi+1=β・Y1+255(1−β)Xi …(5) 上記(5)式において、βは積分器の積分効果を制御
する定数である。また0<β1<の範囲では以下の関係
が成り立つ。
すなわち、積分値変化曲線は、第12図に示すβの設定
値が1に近づく程ゆるやかに変化し、βの設定値が0に
近づくとその逆で急激に変化する。第1の実施例では、
β=31/32である。認識対象を紙幣程度の大きさの原稿
を想定しているが、より小さな原稿画像、例えば切手な
どを認識対象とする場合、βはより小さな値、例えば、
β=7/8といつた値が適切である。このβの値は、認識
対象に応じて、不図示の走査部によつて任意の設定でき
るようにしてもよい。
第9図は第1実施例のCPUによる動作を説明するフロ
ーチヤートである。
まず、原稿読み取り開始の情報を検知すると、S1201
において、原稿読み取り開始時INH404信号を0に設定す
る。この後に、S1202において、原稿読み取りが指示さ
れる。S1202において、変数nに1を設定する。即ち、
n番目のカウンタのカウント値を順にRAM515bに格納す
る。S1204において、第5A図のカウンタ、この場合、n
=1のためのカウンタ521の値を読み取り、その値はRAM
515b上に設定された変数areaに格納される。
S1205において、第5A図のRAM512の変数areaに格納さ
れた1の総数を算出し、この値がRAM515b上に設定され
た変数volに格納される。
ここで、変数volは、第4図の斜線部の体積を示す値
であり、即ち、vol=Tjdである。
S1206において、変数areaの値が所定の定数Kを越え
ているか否かを判定する。
変数areaの値は、第7図の斜線部に示す認識領域の画
素数に対応する。従つて、変数areaの値を定数Kと大小
比較判定することにより、紙幣原稿である可能性の有/
無が判定される。即ち、変数area>Kの場合に紙幣原稿
である可能性があると判定する。
S1207において、変数volの値から、式(6)により、
特定原稿の画像データとの類似度rを算出し、定数βと
比較判定する。
第4図に斜線部で示すTORGは、予め登録された特定原
稿の画像データ(以下、特定画像データという)の色数
に相当するRGB空間上の体積を示す。また、第4図に斜
線部で示すTjdは、原稿から読み取られ、間引きされた
画像データ(以下、観測画像データという)のうち、比
較演算器5001〜5008の出力信号が1になった画像データ
の色数に相当するRGB空間上の体積を示している。この
ときの類似度rは式(6)によって表される。
r=Tjd/TORG …(6) つまり、類似度rの値が1に近付くほど観測画像デー
タと特定画像データとの類似度が高いことを意味する。
ここで、vol=Tjdにより、式(6)は式(7)のように
書き換えられる。
r=vol/TORG>β …(7) 式(7)のβは実験により定められる定数で、色空間
におけるマッチング率を示す(β=0.7とする)。従っ
て、式(7)に示す判定が真を示せば、観測画像データ
と特定画像データとの類似度が高く、複製を禁止すべき
と判定される。
以上説明した様に、第1の実施例によれば、種々の入
力信号を1度共通色空間信号に変換してから、特定原稿
の識別を行うことにより、いかなるシステムにおいても
特定原稿の識別が行える効果がある。また、あらかじめ
格納する特定原稿のデータも共通色空間のデータのみで
良いので、メモリの縮小が可能となる。
また、複数種の外部機器と接続した場合、それぞれの
外部機器の画像読み取り装置の分光特性が行なう場合で
も、誤判定することなく特定原稿の識別を行うことが可
能となる。
<第2の実施例> 第10図は本発明の画像処理装置を適応した複写機の第
2の実施例を示す外観図である。
第10図において、1201はイメージスキヤナ部であり、
原稿を読み取り、デイジタル信号処理を行う部分であ
る。また、1202はプリンタ部であり、イメージスキヤナ
部1201に読取られた原稿画像に対応した画像を用紙にフ
ルカラーでプリント出力する部分である。
イメージスキヤナ部1201において、1200は鏡面圧板で
あり、原稿台ガラス(以下プラテン)1203上の原稿1204
は、ランプ1205で照射され、ミラー1206,1207,1208に導
かれ、レンズ1209により3ラインセンサー(以下CCD)1
210上に像を結び、フルカラー情報レツド(R),グリ
ーン(G),ブルー(B)成分として信号処理部1211に
送られる。尚、1205,1206は速度vで、1207,1208は1/2v
でラインセンサーの電気的走査方向に対して垂直方向に
機械的に動くことによつて原稿全面を走査する。信号処
理部1211では読取られた信号を電気的に処理し、マゼン
タ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラツク
(Bk)の各成分に分解し、プリンタ部1202に送る。ま
た、イメージスキヤナ部1201における一回の原稿走査
(スキヤナ)につき、M,C,Y,Bkのうちひとつの成分がプ
リンタ部1202に送られ、計4回の原稿走査により一回の
プリントアウトが完成する。
イメージスキヤナ部1201より送られてくるM,C,Yまた
はBkの画信号は、レーザドライバ1212に送られる。レー
ザドライバ1212は画信号に応じ、半導体レーザ1213を変
調駆動する。レーザ光はポリゴンミラー1214,f−θレン
ズ1215,ミラー1216を介し、感光ドラム1217上を走査す
る。
1218は回転現像器であり、マゼンタ現像部1219,シア
ン現像部1220,イエロー現像部1221,ブラツク現像部1222
より構成され、4つの現像器が交互に感光ドラム1217に
接し、感光ドラム1217上に形成された静電潜像をトナー
で現像する。
1223は転写ドラムで、用紙カセツト1224又は1225より
給紙されてきた用紙をこの転写ドラム1223に巻きつけ、
感光ドラム1217上に現像された像を用紙に転写する。
この様にしてM,C,Y,Bkの4色が順次転写された後に、
用紙は定着ユニツト1226を通過して排紙される。
以上のような、通常のカラー画像用の複写機におい
て、レーザドライバ1212の前に、特定原稿判別回路1226
を設ける。特定原稿判別回路1226の構成は、第1の実施
例で示したものと同様である。これにより、複写される
のを好まない特定原稿の複写を防止することが可能とな
る。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、識別用のカラー画像信
号と形態が異なる第1の色空間のカラー画像信号を入力
する第1の入力手段と、前記第1の色空間とは異なる第
2の色空間のカラー画像信号を入力する第2の入力手段
と、前記第1の色空間のカラー画像信号を保持する保持
手段と、前記第2の色空間のカラー画像信号を識別用の
色空間のカラー画像信号に変換する、又は前記保持手段
を用いて前記第1の色空間のカラー画像信号を識別用の
色空間のカラー画像信号に変換する変換手段と、前記変
換されたカラー画像信号が特定の画像に応じたカラー画
像信号であるかを否かを識別する識別手段と、を有する
ので、複数の色空間それぞれに対して、特定の画像に応
じたカラー画像信号を用意することなく、該特定の画像
に応じたカラー画像信号を記憶するための記憶容量を削
減して、様々な色空間のカラー画像信号が特定の画像に
応じたものであるかを否かを識別することが可能とな
る。
更には、複数の色空間のカラー画像信号が入力される
場合に、所定の色空間のカラー画像信号(例えば、YMCK
信号)によっては、識別用のカラー画像信号とは異なる
形態で入力される場合が考えられるが、入力したカラー
画像信号が識別用のカラー画像信号と形態が異なる場合
でも、特定の画像に応じたカラー画像信号を用意するこ
となく、該特定の画像に応じたカラー画像信号を記憶す
るための記憶容量を削減して、入力されたカラー画像信
号が特定の画像に応じたものであるか否かを識別するこ
とができる。
また、更に、入力カラー画像信号のうち、特定画像に
含まれる色と一致することを示す信号が画素単位で連続
していることを検出し、その検出信号に基づいて特定画
像に含まれる色と一致する色の画素の数を求め、更に、
特定画像で使用されている色と一致する色の数を求め、
これらの求めた数に基づいて入力カラー画像信号が特定
画像であるか否かを判定して、像形成装置に制御信号を
出力しているので、入力カラー画像の色味に基づいて特
定画像か否かの判定を行う場合に、精度良く判定を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像処理装置を適応した複写機の
第1の実施例を示すブロツク図、 第2図は第1の実施例による変換回路107の構成を示す
ブロツク図であり、 第3A図,第3B図は特定原稿と色空間との関係を説明する
図、 第4図は第1の実施例による特定原稿の判定方法を説明
する図、 第5A図は第1図で示した特定原稿識別回路109の構成を
示すブロツク図、 第5B図はOR書き込み回路の構成を示すブロツク図、 第5C図はタイミング発生回路のタイミングチヤート、 第6図は特定原稿の色空間データと判定ROM501のデータ
との関係を示した図、 第7図は特定原稿と認識領域との位置関係を示した図、 第8図は第1の実施例に各種色空間と共通色空間との関
係を説明する図、 第9図は第1の実施例のCPUによる動作を説明するフロ
ーチヤート、 第10図は本発明の画像処理装置を適応した複写機の第2
の実施例を示す外観図、 第11図は積分器を示すブロツク図、 第12A図及び第12B図は積分効果を説明する図である。 図中、100……信号処理部、101,101'……スキヤナ、102
……IPU、103……ホストコンピユータ、104……SV、105
……VTR、106……演算回路、107……変換回路、108……
色処理回路、109……特定原稿識別回路、110……墨入れ
回路、112……画像出力装置、201〜203,213〜215……加
算器、204〜212……乗算器、501……判定ROM、502,513,
514……フリツプフロツプ、511……OR書き込み回路、51
2……RAM、515……CPU、515a……ROM、515b……RAM、52
1〜528……カウンタ、1201……イメージスキヤナ部、12
02……プリンタ部、1203……プラテン、1204……原稿、
1205……ランプ、1206,1207,1208……ミラー、1209……
レンズ、1210……3ラインセンサ、1211……信号処理
部、1212……レーザドライバ、1213……半導体レーザ、
1214……ポリゴンミラー、1215……f−θレンズ、1216
……ミラー、1217……感光ドラム、1218……回転現像
器、1219……マゼンダ現像部、1220……シアン現像部、
1221……イエロー現像部、1222……ブラツク現像部、12
23……転写ドラム、1224,1225……用紙カセツト、1226
……定着ユニツト、1306……LUT、1307……カウンタ、1
308……コンパレータ、4001,4008……セレクタ、4011,4
018……積分器、4021,4028……レジスタ、5001〜5008…
…比較演算回路、5011〜5018……積分器、5021〜5028…
…レジスタである。
フロントページの続き (72)発明者 船田 正広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宇田川 豊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宝木 洋一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−238937(JP,A) 特開 昭62−154970(JP,A) 特開 平2−284189(JP,A) 特開 平2−156380(JP,A) 特開 昭59−99438(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたカラー画像信号に応じたカラー
    画像が特定画像であるか否かを判定した結果に応じて、
    前記カラー画像信号に応じた画像形成を行う画像形成装
    置に対して、前記カラー画像信号に応じた忠実な画像形
    成を防止すべく制御信号を出力する画像処理装置であっ
    て、 判定用のカラー画像信号とは形態が異なる第1の色空間
    のカラー画像信号を入力する第1の入力手段と、 前記第1の色空間とは異なる第2の色空間のカラー画像
    信号を入力する第2の入力手段と、 前記第1の色空間のカラー画像信号を保持する保持手段
    と、 前記第2の色空間のカラー画像信号を判定用の色空間の
    カラー画像信号に変換する、又は前記保持手段を用いて
    前記第1の色空間のカラー画像信号を判定用の色空間の
    カラー画像信号に変換する変換手段と、 前記変換されたカラー画像信号が予め登録された特定画
    像に含まれる色と一致していることを示す一致信号を画
    素単位で出力する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段から出力される一致信号の空間的な
    所定の連続性があることを画素単位で検出する連続性検
    出手段と、 前記連続性検出手段からの検出信号に基づいて、前記カ
    ラー画像信号のうち前記特定画像に含まれる色と同じ色
    の画素の数をカウントするカウント手段と、 前記カラー画像信号と前記連続性検出手段からの検出信
    号とに基づいて、前記特定画像に含まれる色のうち前記
    カラー画像信号が使用している色数に相当する色空間上
    の体積を検出する体積検出手段と、 前記カウント手段によりカウントされた画素数と、前記
    体積検出手段により検出された体積の前記特定画像の色
    空間上における体積に対する割合とに基づいて、前記カ
    ラー画像信号が特定画像か否かを判定する第2の判定手
    段と、 前記第2の判定手段により前記特定画像であると判定さ
    れた場合に、前記画像形成装置に対して前記制御信号を
    出力する出力手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】入力されたカラー画像信号に応じたカラー
    画像が特定画像であるか否かを判定した結果に応じて、
    前記カラー画像信号に応じた画像形成を行う画像形成装
    置に対して、前記カラー画像信号に応じた忠実な画像形
    成を防止すべく制御信号を出力する画像処理方法であっ
    て、 判定用のカラー画像信号とは形態が異なる第1の色空間
    のカラー画像信号を入力する第1の入力ステップと、 前記第1の色空間とは異なる第2の色空間のカラー画像
    信号を入力する第2の入力ステップと、 前記第1の色空間のカラー画像信号を保持手段に保持す
    る保持ステップと、 前記第2の色空間のカラー画像信号を判定用の色空間の
    カラー画像信号に変換する、又は前記保持手段を用いて
    前記第1の色空間のカラー画像信号を判定用の色空間の
    カラー画像信号に変換する変換ステップと、 前記変換されたカラー画像信号が予め登録された特定画
    像に含まれる色と一致していることを示す一致信号を画
    素単位で出力する第1の判定ステップと、 前記第1の判定ステップから出力される一致信号の空間
    的な所定の連続性があることを画素単位で検出する連続
    性検出ステップと、 前記連続性検出ステップで検出された検出信号に基づい
    て、前記カラー画像信号のうち前記特定画像に含まれる
    色と同じ色の画素の数をカウントするカウントステップ
    と、 前記カラー画像信号と前記連続性検出ステップで検出さ
    れた検出信号とに基づいて、前記特定画像に含まれる色
    のうち前記カラー画像信号が使用している色数に相当す
    る色空間上の体積を検出する体積検出ステップと、 前記カウントステップによりカウントされた画素数と、
    前記体積検出ステップにより検出された体積の前記特定
    画像の色空間上における体積に対する割合とに基づい
    て、前記カラー画像信号が特定画像か否かを判定する第
    2の判定ステップと、 前記第2の判定ステップにより前記特定画像であると判
    定された場合に、前記画像形成装置に対して前記制御信
    号を出力する出力ステップと、 を有することを特徴とする画像処理方法。
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